JP3238482B2 - 車両のアンチスキッドブレーキ装置 - Google Patents

車両のアンチスキッドブレーキ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、車両のアンチスキッ
ドブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の急制動時に車輪がロッ
クして車輪の路面に対するスリップが過大となって車両
の減速性あるいは車両安定性が阻害される所謂スキッド
状態の発生を防止するための一手段として、車輪に対す
るブレーキ力を制御することでこれに対処するようにし
たアンチスキッドブレーキ装置が提案されている。この
アンチスキッドブレーキ装置の基本思想は、図4に示す
ように、車輪がロック状態に近付いてその路面に対する
スリップ量が所定値以上となった場合(即ち、車体速と
車輪速との差が所定以上となった場合)に、該車輪に付
設された液圧ブレーキのブレーキ油圧を減圧してそのブ
レーキ力を低下させる操作を周期的に行って車両を減速
させるものである。
【0003】一方、このようなブレーキ制御は、左右各
車輪側における路面の摩擦係数がほぼ同等である通常路
の場合には左右の液圧ブレーキが同様に作動するので車
両が不安定な状態になることはほとんどないが、左右各
車輪における路面の摩擦係数が大きく異なる所謂スプリ
ット路においては、低摩擦係数(以下、低μという)側に
おいては車輪のスリップが発生し易いため先ず最初にブ
レーキ制御が開始されブレーキ油圧の減圧操作によりそ
のブレーキ力が低下されるが、高摩擦係数(以下、高μ
という)側においては車輪のスリップが少ないことから
ブレーキ制御が行なわれず比較的高いブレーキ力が保持
され、この結果、車両が高μ側の車輪を中心にして回転
する傾向が強くなる。
【0004】このようなブレーキ制御時におけるスピン
の発生を防止する方法として、例えば特開平2−254
051号公報には、スプリット路と判定された場合に
は、通常の減圧と増圧とを周期的に繰り返すブレーキ制
御とは別に、高μ路面に対応する側のブレーキ油圧を減
圧してそのブレーキ力を下げることでスピンの発生を抑
制する技術が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、スピンは上
述のように左右両車輪側の路面のμ値に差のあるスプリ
ット路において生じるものであるが、その発生度合は一
律ではなく、例えば車速とかスプリット路の度合(即
ち、左右両輪のブレーキ油圧の減圧差)等によって変動
するものであるため、上掲公知例の如くスプリット路と
判定された場合に一律に高μ側のブレーキ油圧を減圧さ
せる方法ではスピンの抑制に自ずと限界があるものであ
る。
【0006】そこで本願発明は、スプリット路における
スピン発生をより確実に防止して車両の方向安定性を確
保し得るようにした車両のアンチスキッドブレーキ装置
を提供せんとしてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として、請求項1記載の発
明では、左右各車輪の回転速度をそれぞれ検出する車輪
速検出手段と、各車輪にそれぞれ設けられたブレーキ手
段と、該各ブレーキ手段におけるブレーキ油圧を増減さ
せることでブレーキ力を調整する油圧調整手段と、上記
車輪速検出手段によって検出された各車輪速に基づいて
ブレーキ油圧が周期的に増減するように上記油圧調整手
段を作動させる制御手段と、左右両車輪のブレーキ油圧
に基づいてスプリット路の判定を行うスプリット路判定
手段とが備えられた車両のアンチスキッドブレーキ装置
において、上記スプリット路判定手段によりスプリット
路と判定された場合に、高μ路面側の車輪に対応するブ
レーキ手段のブレーキ油圧を減圧させるとともに、該高
μ側減圧量を、車速が大きいほど且つ左右各車輪側のブ
レーキ油圧の減圧量の差が大きいほど大きくなるように
設定する一方、初回の減圧制御における上記高μ側減圧
量の初回値を大きくするとともに初回以後は高μ側減圧
量を該初回値よりも小さな値とするように構成された
とを特徴としている
【0008】求項記載の発明では、請求項1記載の
車両のアンチスキッドブレーキ装置において、スプリッ
ト路と判定された場合における高μ側ブレーキ油圧の減
圧制御を、車両の旋回動作中においてはこれを禁止する
ことを特徴としている。
【0009】
【作用】本願各発明ではかかる構成とすることによって
それぞれ次のような作用が得られる。
【0010】1 請求項1記載の発明では、スプリット
路と判定され、高μ路面側のブレーキ油圧を減圧してス
ピンの発生を抑制する場合、該高μ側減圧量を、車速が
大きいほど、且つ左右各車輪側のブレーキ油圧の減圧量
の差が大きいほど、即ち、スピンの発生確率が高いほど
大きくなるように設定しているので、現在の車両の走行
状態に対応したスピン抑制作用が期待できるものであ
。このことに加えて、スプリット路における高μ側減
圧量を、減圧制御の初回値を大きくするとともに、以後
は該初回値よりも小さな値で減圧させるようにしている
ので、最もスピン抑制に効果のある初回の減圧制御にお
いて高μ側のブレーキ力が素早く所要ブレーキ力まで弱
められ、効率的なスピン抑制作用が達成されるものであ
る。
【0011】 請求項記載の発明では、上記記載
の作用が得られるのに加えて、車両の旋回時においては
各車輪の接地荷重が直進走行時に比べて種々変化するた
め路面のμ値に対応したブレーキ制御が困難であるが、
かかる場合にスプリット路判定に伴う高μ側車輪のブレ
ーキ油圧の減圧制御が停止されることで、スプリット路
の誤判定に基づく誤ったスピン抑制制御が未然に防止さ
れるものである。
【0012】
【発明の効果】従って、本願各発明の車両のアンチスキ
ッドブレーキ装置によればそれぞれ次のような効果が得
られる。
【0013】(イ) 請求項1記載の車両のアンチスキッ
ドブレーキ装置によれば、車速と左右両車輪側における
ブレーキ油圧の減圧量の差(即ち、スプリット路の度合)
に応じて高μ側減圧量を設定することで、実際の車両状
況に対応したスピン制御が可能となり、スプリット路に
おける車両の方向安定性がより一層高められることとな
るものである。さらに、減圧制御の初回に効果的な減圧
が実行されることにより、より早い段階から効果的なス
ピン抑制作用が開始されることとなり、それだけスピン
抑制効果がより一層高められるものである。
【0014】() 請求項記載の車両のアンチスキッ
ドブレーキ装置によれば、上記(イ)記載の効果に加え
て、正確なスプリット路判定が困難な条件下においては
高μ側車輪のブレーキ油圧の減圧によるスピン抑制制御
を行わないようにすることにより、ブレーキ制御の信頼
性が高められるという効果が奏せられるものである。
【0015】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいて本願
発明の車両のアンチスキッドブレーキ装置を具体的に説
明すると、図1には、本願発明の実施例に係る車両のア
ンチスキッドブレーキ装置を示しており、同図において
符号1FLは左前輪、1FRは右前輪、1RLは左後
輪、1RRは右後輪である。車体前部にはエンジン2が
横置きに搭載され、該エンジン2での発生トルクは、ク
ラッチ3、変速機4、差動ギヤ5に伝達された後、左ド
ライブシャフト6Lを介して左前輪1FLに、また右ド
ライブシャフト6Rを介して右前輪1FRに各々伝達さ
れる。このように、本実施例における車両は、前輪1F
L,1FRが駆動輪とされ、後輪1RL,1RRが従動輪
とされた前輪駆動車となっている。尚、図1において、
符号S1〜S4は各車輪に付設された車輪速センサであ
り、該車輪速センサによって各車輪の車輪速が検出され
る。
【0016】各車輪に装備されたブレーキ7FR〜7R
Rは、油圧式のディスクブレーキとされている。また、
ブレーキ油圧発生源としてのマスタシリンダ8は、2つ
の吐出口8a,8bを有するタンデム型とされている。こ
のマスタシリンダ8の一方の吐出口8aから伸びるブレ
ーキ配管13は、途中で2本に分岐されて、その一方の
分岐配管13Fが左前輪用ブレーキ7FL(のキャリバ
内に装備されたホイールシリンダ)に接続され、さらに
他の分岐配管13Rが右後輪用ブレーキ7RRに接続さ
れている。また、マスタシリンダ8の他方の吐出口8b
から延びるブレーキ配管14も同じく途中から2本に分
岐されて、その一方の分岐配管14Fが右前輪用ブレー
キ7FRに接続され、他方の分岐配管14Rが左後輪用
ブレーキ7RLに各々接続されている。
【0017】前輪用すなわち駆動輪用の分岐配管13
F,14Fには、電磁式の油圧調整弁15Lあるいは1
5Rが接続され、後輪用の分岐配管13R,14Rに
は、電磁式の開閉弁16Lあるいは16Rが接続されて
いる。この油圧調整弁15L,15Rは、ブレーキ7F
L,7FRへのマスタシリンダ8からのブレーキ油圧の
供給と、ブレーキ7FL,7FRのブレーキ油圧を配管
21L,21Rを介してリザーバタンク22L,22Rへ
開放する態様とを切換える。リザーバタンク22Lのブ
レーキ液は、ポンプ23Lによって、逆止弁24Lが接
続された配管25Lを介して配管13に戻され、同様
に、リザーバタンク22Rのブレーキ液は、ポンプ23
Rによって、逆止弁24Rが接続された配管25Rを介
して配管14に戻される。
【0018】ブレーキペダル12に対する踏込み力は、
倍力装置すなわちブレーキブースタ11を介してマスタ
シリンダ8に伝達される。このブースタ11は、車体お
よびマスタシリンダ8に固定されたケース31を有し、
該ケース31内が、ダイアフラム32とこれに固定され
たバルブボディ33とによって、第1室34と第2室3
5とに画成されている。第1室34には常に負圧(例え
ばエンジン2の吸気負圧)が供給されており、ブレーキ
ペダルが踏込み操作されていないときは第2室35が第
1室34と連通されて、ブースタ11の作動が停止され
た状態とされる。そして、ブレーキペダル12を踏込み
操作すると、第2室35に大気圧が供給され、これによ
りダイアフラム32がバルブボディ33と共に前方へ変
位して倍力作用が行われる。
【0019】このようなブレーキ装置を使用してアンチ
スキッドブレーキ制御(以下、ABS制御という)が行な
われる。このABS制御は、車両の制動時に車輪の路面
に対するスリップが過大となり該車輪がロック状態とな
って制動性能が低下するとともに車両の方向安定性が損
なわれるのを防止するための制御であって、図3に示す
ように、制動時において車輪のスリップが所定以上にな
ると(即ち、車体速と車輪速との差が所定以上になる
と)、一旦ブレーキ油圧を減圧してブレーキ力を弱めて
車輪のロックを防ぐとともに、車輪速の回復とともに再
びブレーキ油圧を増圧してブレーキ力を高めるというよ
うな油圧制御を周期的に繰り返して行うものであって、
その制御自身は公知であるためここでの説明は省略す
る。
【0020】また、走行路面がスプリット路であるか否
かの判定は、左右両車輪側におけるブレーキ油圧の減圧
量によって行なわれる(即ち、減圧量に差がある時には
スプリット路と判定し、且つ減圧量が大きい側が低μ路
面と判定する)が、この判定制御も公知であるためここ
での説明は省略する。
【0021】従って、ここでは、本願発明の要旨であ
る、ABS制御時において路面がスプリット路であると
判定された時以後におけるスピン抑制のためのブレーキ
制御について、図2のフロ−チャ−トを参照して説明す
ることとする。
【0022】フロ−チャ−トにおいて、先ず最初に現在
ABS制御が行なわれているか否かを判断し(ステップ
S1)、ABS制御が行なわれていない場合にはなんら
ブレーキ制御は行わないが、ABS制御が行なわれてい
る場合には、次に現在旋回中か否かを判定し(ステップ
S2)、旋回中である場合には、スピン抑制のためのブ
レーキ制御は行わず、通常のブレーキ制御を行うととも
に、ABS制御フラグFを0に設定する(ステップS1
0,11)。また、旋回中でなくても、スプリット路を走
行中でない場合には、同様に通常のブレーキ制御が行な
われる(ステップS2,3,10,11)。
【0023】これは、旋回中においては各車輪の接地荷
重等が通常時(即ち、直進走行時)に比べて不確定に変化
するので、このような条件下においてスプリット路判定
及びスプリット路と判定された場合におけるスピン抑制
制御を行っても精度の良い制御を確保できないからであ
る。
【0024】一方、旋回中でなく、且つ現在はスプリッ
ト路を走行中であると判定された場合(ステップS2,
3)には、ステップS4においてABS制御フラグFが
1であるか否か、即ち、初回の制御が既に実行されてい
るかどうか(換言すれば、2回目以降の制御であるのか
どうか)を判定する。
【0025】初回の制御の場合には、次にステップS5
において、先ず現在の車速(V)が設定車速(Vt)より大
きいか否かを判定し、(V<Vt)である場合には、スピ
ンの発生確率は低いと考えられるため、スピン抑制のた
めの高μ側車輪のブレーキ油圧の減圧を時間(t5)だけ
行った(ステップS7)後、ABS制御フラグFを1にセ
ットする(ステップS8,9)。一方、車速(V)が設定車
速(Vt)を越えている場合には、上記の場合よりもスピ
ン発生確率が高く、且つこのスピン発生確率はスプリッ
ト路の度合が大きい程(即ち、左右両車輪の減圧時間の
差が大きいほど)さらに高くなるため、高μ側車輪のブ
レーキ油圧の減圧時間を車速の大きさとスプリット路の
度合とに応じて適宜変更設定する。
【0026】即ち、この実施例においては、左右両車輪
側のブレーキ油圧の減圧時間の差(Δt)が第1設定減圧
時間(t1)を越えている場合には高μ側車輪のブレーキ
油圧の減圧時間を時間(t3)に設定し(ステップS6,1
3)、また上記減圧時間の差(Δt)が第1設定減圧時間
(t1)を越えて第2設定減圧時間(t2)より小さい範囲
(t1<Δt<t2)にあるある場合には高μ側車輪のブレ
ーキ油圧の減圧時間を時間(t4)に設定し(ステップS
7,14)、さらに上記減圧時間の差(Δt)が第1設定減
圧時間(t2)より小さい範囲(Δt<t2)である場合には
高μ側車輪のブレーキ油圧の減圧時間を時間(t5)に設
定する(ステップS7,8)。
【0027】一方、ステップS4での判定の結果、AB
S制御フラグF=1である場合(即ち、2回目以降の制
御である場合)には、高μ側車輪のブレーキ油圧の減圧
時間を時間(t6)に設定する(ステップS12)。
【0028】尚、上記各設定減圧時間(t1,t2)は(t1
>t2)なる如く相対的に設定され、また上記各減圧時間
(t3〜t6)は(t3>t4>t5>t6)なる如く相対的に設
定されている。従って、この実施例においては、スプリ
ット路と判定された場合のスピン抑制制御における高μ
側車輪のブレーキ油圧の減圧量が、車速が大きいときほ
ど、及びスプリット路の度合が高いほど、換言すれば、
スピン発生の確率が高いほど、大きな値(時間)に設定さ
れるとともに、特にスピン抑制効果の最も大きい制御の
初回における減圧量が2回目以降の減圧量よりも大きく
設定されるものである。かかる減圧量設定方法とするこ
とにより、スピン発生確率に対応して且つ最も効果的に
高μ側車輪におけるブレーキ油圧の減圧制御が行なわ
れ、スピンが確実に防止され車両の方向安定性が良好に
確保されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例にかかる車両のアンチスキッ
ドブレーキ装置のシステム図である。
【図2】図1のアンチスキッドブレーキ装置における制
御フロ−チャ−トである。
【図3】ブレーキ制御の特性図である。
【符号の説明】
1FL及び1FRは前輪、1RL及び1RRは後輪、2
はエンジン、7FR〜7RRはブレーキ(ブレーキ手段
52)、8はマスタシリンダ、15R及び15Lは油圧
調整弁、S1〜S4は車輪速センサである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早渕 賢介 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 和泉 知示 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−166763(JP,A) 特開 平2−254051(JP,A) 特開 昭61−232952(JP,A) 特開 平3−70666(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 8/58

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右各車輪の回転速度をそれぞれ検出す
    る車輪速検出手段と、 各車輪にそれぞれ設けられたブレーキ手段と、上記 各ブレーキ手段におけるブレーキ油圧を増減させる
    ことでブレーキ力を調整する油圧調整手段と、 上記車輪速検出手段によって検出された各車輪速に基づ
    いてブレーキ油圧が周期的に増減するように上記油圧調
    整手段を作動させる制御手段と、 左右両車輪のブレーキ油圧に基づいてスプリット路の判
    定を行うスプリット路判定手段とを備えた車両のアンチ
    スキッドブレーキ装置であって、 上記スプリット路判定手段によりスプリット路と判定さ
    れた場合に、高μ路面側の車輪に対応するブレーキ手段
    のブレーキ油圧を減圧させるとともに、該高μ側減圧量
    を、車速が大きいほど且つ左右各車輪側のブレーキ油圧
    の減圧量の差が大きいほど大きくなるように設定する一
    方、初回の減圧制御における上記高μ側減圧量の初回値
    を大きくするとともに初回以後は高μ側減圧量を該初回
    値よりも小さな値とするように構成されたことを特徴と
    する車両のアンチスキッドブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、スプリット路と判定
    された場合における高μ側ブレーキ油圧の減圧制御は、
    車両の旋回動作中においてはこれを禁止することを特徴
    とする車両のアンチスキッドブレーキ装置。
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