JP3156690U - マスク - Google Patents

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Abstract

【課題】装着者の顔の動きに対応して伸縮可能であり、装着者の顔に沿って配置させることが可能なマスクを提供すること。【解決手段】このマスク1は、横方向に折り畳まれた上向きプリーツ7及び下向きプリーツ8が形成され、上向きプリーツ7は、中央折畳み部9の上側に設けられ、下向きプリーツ8は、中央折畳み部9の下側に設けられており、下向きプリーツ8は、上向きプリーツ7よりも多く形成されており、中央折畳み部9の縦方向における中心C3は、マスク全体の縦方向における中心C1よりも上方に配置されている。【選択図】 図1

Description

本考案は、鼻口部を覆うように装着されるマスクに関する。
近年、花粉やウイルス等からの保護や衛生上の観点よりマスクが多用されており、その種類は多様化している。例えば、特許文献1には、横方向にプリーツ加工が施された略四角形状のマスク本体と、このマスク本体の両側に備えた耳掛け部と、からなるマスクが記載されている。
特許文献1に記載のマスクは、所定幅で折り返されて横方向にプリーツ加工が施されており、横方向に沿った複数のプリーツが形成されている。このプリーツは、マスク本体の上半分と下半分とで逆方向に折り返されるように構成されており、マスクの縦方向における中心(中心高さ位置)よりも上半分に上向きプリーツが形成され、マスクの縦方向における中心よりも下半分に下向きプリーツが形成されている。
実用新案登録第3117500号公報
一般的に鼻口部を覆うマスクは、鼻の付け根から顎までを覆うように装着されるように構成されており、マスクの縦方向における中心は、装着者の鼻の下辺りや口元に位置することが多い。装着されたマスクの上半分と下半分とを比較すると、上半分に位置する顔の可動範囲は比較的小さいが、下半分には口や顎等が配置され、その可動範囲は比較的大きくなる。
しかしながら、特許文献1に記載のマスクは、マスクの縦方向における中心よりも上半分方と下半分とで逆向きのプリーツが形成され、そのプリーツの形状は上下対称となっているため、マスクの上半分における伸縮態様と下半分における伸縮態様とは、略同じ態様になる。
マスクの上半分と下半分とにおいて伸縮可能範囲が略同じであるため、上半分ではプリーツによって形成された伸縮範囲が十分に活用されなかったり、下半分ではプリーツによって形成された伸縮範囲が不足したりするおそれがあり、装着者の顔の動きに対応させてマスクを配置させ難いおそれがあった。
本考案は、上記の事情に鑑みて為されたもので、装着者の顔の動きに対応して伸縮可能であり、装着者の顔に沿って配置させることが可能なマスクを提供することを例示的課題とする。
本考案の例示的な側面としてのマスクは、横方向に折り畳まれた上向きプリーツ及び下向きプリーツが形成されたマスクであって、上向きプリーツは、横方向に延びて配置される中央折畳み部の上側に設けられ、下向きプリーツは、中央折畳み部の下側に設けられており、下向きプリーツは、上向きプリーツよりも多く形成されており、中央折畳み部の縦方向における中心は、マスク全体の縦方向における中心よりも上方に配置されている。
マスクの中央折畳み部よりも上側には上向きプリーツが形成されており、中央折畳み部よりも下側には下向きプリーツが形成されている。したがって、中央折畳み部を境にして上側と下側とで逆方向に開くプリーツが形成される。上向きプリーツは、マスクを正面から見て上方に突出した折り目を有し、マスクの上端部が上側に引っ張られることにより、上方に延出するように構成される。一方、下向きプリーツは、マスクを正面から見て下方に突出した折り目を有し、マスクの下端部が下側に引っ張られることにより、下方に延出するように構成される。
このように、中央折畳み部を境にして上向きプリーツと下向きプリーツとを設けることにより、マスクの中央折畳み部を装着者の顔の一部にフィットさせて、その上側と下側とをそれぞれ伸縮させることができ、装着者の口の開け閉め等上下方向に伸縮する動きに対応してマスクを伸縮させることが可能となる。
また、中央折畳み部の縦方向における中心を、マスク全体の縦方向における中心よりも上方に配置することにより、中央折畳み部を装着者の鼻辺りに配置して、その上側と下側とをそれぞれ上方と下方とに延出させることができる。マスクが装着された状態における上側と下側の顔の可動範囲を比較すると、上側には鼻の付け根等が配置されており、その可動範囲は比較的小さい。これに対して、下側には口や顎等が配置されており、その可動範囲は比較的大きくなる。
中央折畳み部よりも下側に配置される下向きプリーツを中央折畳み部よりも上側に配置される上向きプリーツよりも多く設けることにより、中央折畳み部よりも下側の伸縮範囲を大きく形成することが可能となり、装着者の顔の動きに対応して伸縮させて、装着者の顔に沿って配置させることが可能となる。なお、ここで「横方向に折り畳まれる」とは、折れ線が横方向となるような折畳み状態を言う。
上向きプリーツは、横方向に折り畳まれた第1折畳み部によって形成されており、下向きプリーツは、横方向に折り畳まれた第2折畳み部及び第3折畳み部によって形成されており、中央折畳み部は、第1折畳み部と第2折畳み部との間に位置しており、中央折畳み部の上側には、中央折畳み部に連設され、中央折畳み部よりも上方に向かって延設する上側部が設けられ、中央折畳み部の下側には、中央折畳み部に連設され、中央折畳み部よりも下方に向かって延設する下側部が設けられ、第1折畳み部は、中央折畳み部と上側部とに跨るように配置され、第2折畳み部は、中央折畳み部と下側部とに跨るように配置され、第3折畳み部は、第2折畳み部の下方に位置する下側部に配置されるように構成されていてもよい。
中央折畳み部よりも上方に向かって延設する上側部と、中央折畳み部よりも下方に向かって延設する下側部と、を設け、中央折畳み部と上側部とに跨って第1折畳み部を設けると共に、中央折畳み部と下側部とに跨って第2折畳み部を設けることにより、中央折畳み部を挟んで上下逆方向に伸縮するプリーツを形成することができる。また、中央折畳み部よりも下方に位置する下側部に下向きプリーツを構成する第3折畳み部を設けることにより、上向きプリーツよりも下向きプリーツを多く形成し、口や顎の動きに対応して伸縮させて、装着者の顔にフィットさせることが可能となる。
なお、第1折畳み部、第2折畳み部、及び第3折畳み部によって構成される複数のプリーツは、下向きプリーツが上向きプリーツよりも多く形成されていればよく、例えば、第1折畳み部の上方に更に上向きプリーツを形成すると共に、第3折畳み部の下方に更に下向きプリーツを形成して、2つの上向きプリーツと3つの下向きプリーツとを設けてもよい。
中央折畳み部と第3折畳み部とを含む領域の縦方向における中心は、マスク全体の縦方向における中心と略重なる位置であってもよい。中央折畳み部と上側部とに跨って第1折畳み部が設けられ、かつ中央折畳み部と下側部とに跨って第2折畳み部が設けられているため、中央折畳み部と第3折畳み部とを含む領域には、第3折畳み部と、第1折畳み部及び第2折畳み部の一部と、が含まれている。この中央折畳み部と第3折畳み部とを含む領域の縦方向における中心がマスク全体の縦方向における中心と重なるように配置されているため、中央折畳み部と第3折畳み部とを含む領域はマスク全体の中心に配置される。
したがって、マスク全体の中心を含む一定領域に1つの上向きプリーツと2つの下向きプリーツとを配置して、この一定領域において上方の伸縮範囲よりも下方の伸縮範囲を十分に確保することができ、中央折畳み部が配される鼻周辺の動きに対応して伸縮させることが可能となる。
また、第1折畳み部の上方と第3折畳み部の下方とにプリーツを形成しないことにより、マスクの上端と下端を同じ幅分平滑面として装着者にフィットさせると共に、その内側部分を伸縮させることができ、装着者の顔にフィットさせつつ、顔の動きに対応させて空間を確保することが可能となる。
第1折畳み部は、中央折畳み部の上端縁に配置され、かつ上側に突出した山折り部と、上側部に配置され、かつ下側に突出した谷折り部と、を有しており、マスクの上端縁から谷折り部までの距離は、40mm以上45mm以下であることが望ましい。
中央折畳み部の上端縁に山折り部を設けると共に、中央折畳み部よりも上方に延出された上側部に谷折り部を設けることによって、山折り部が上方に突出した上向きプリーツを形成することができる。また、一般的に鼻口部を覆うマスクは、装着者の鼻の付け根から顎までを覆うように装着されるが、マスクの上端縁から40mm以上45mm以下の範囲に鼻頭が位置していることが多い。鼻頭は、マスクが装着される顔の部位の中で最も突出した部位である。
マスクの上端縁から谷折り部までの距離を40mm以上45mm以下にすることにより、装着者の鼻頭に谷折り部を配置させることができる。谷折り部の下方には山折り部が設けられており、山折り部は谷折り部よりも装着者から離間して(浮いて)配置される。最も突出した鼻頭に谷折り部を配置させることにより、谷折り部よりも山折り部を浮かせて配置して、鼻頭の周囲の空間を確保することが可能となる。したがって、鼻頭の下部にある鼻の穴や口にマスクを密着させず、鼻の穴や口の前方に空間を設けて、装着者の付け心地を向上させることができる。
谷折り部とマスクの上端縁との間には、マスクの上端縁を装着者の鼻に沿って配置させるための芯材が設けられていることが望ましい。谷折り部とマスクの上端縁との間に芯材を設けることにより、マスクの上端縁を鼻の付け根に沿って配置させて、マスクの上端縁の位置が鼻の付け根からずれることを防止することができる。マスクの上端縁の位置ずれを防止することにより、鼻頭に谷折り部を適切に配置して、鼻頭の下方の空間を適切に確保することが可能となる。
マスクの右端部と左端部とには、上向きプリーツ及び下向きプリーツの広がりを押さえる溶着部が設けられており、溶着部は、縦方向における中心よりも上端部及び下端部が内側に向かって延びた円弧形状であることが望ましい。
マスクの右端部と左端部とに溶着部を設けることにより、左端部及び右端部のプリーツの広がりを押さえて平滑面とすることができ、この平滑面である溶着部を装着者の頬に沿わせて配置させることができる。一方、溶着部に挟まれた内側部分は、装着時にプリーツを広げて空間を確保することができる。更に、溶着部は、縦方向における中心よりも上端部及び下端部が内側に向かって延びる円弧形状であるため、マスクの左端部及び右端部を頬の膨らみに沿って配することができ、装着時のマスクのずれを防止して付け心地を向上させることができる。
また、溶着部は、超音波による複数のスポット溶着によって構成されていることが望ましい。マスクは、不織布等の樹脂から構成されることが多く、熱や超音波で溶着することによって樹脂を接合して、折り重ねられたマスクを形成することができる。また、マスクを構成する樹脂として不織布が多用されており、複数毎の不織布を重ね合わせることにより、マスクの生地が構成される。
このように不織布からなる生地を熱や超音波によって溶着することにより、複数毎の不織布を接合して一体化し、一枚のマスクを形成することができる。また、不織布は、繊維を織らずに絡み合わされて形成されており、その表面に繊維の毛羽立ちが生じることがある。このような毛羽立ちが装着者の顔に繰り返し擦れると、装着者が不快に感じるおそれがある。
しかし、溶着部を超音波による複数のスポット溶着によって構成することにより、複数箇所で不織布同士を接合することができ、溶着部分によって繊維の毛羽立ちを押さえることが可能となる。特に溶着部は、装着者の頬に沿って配置される箇所であり、この箇所の毛羽立ちを押さえることにより、頬に対する摩擦を低減して、装着感を向上させることが可能となる。
本考案に係るマスクは、中央折畳み部を境にして上下逆方向に伸縮する上向きプリーツと下向きプリーツとを備えているため、マスクの中央折畳み部を装着者の顔の一部にフィットさせて、その上側と下側とをそれぞれ伸縮させることができ、装着者の口の開け閉め等上下方向に伸縮する動きに対応してマスクを伸縮させることが可能となる。また、中央折畳み部の縦方向における中心を、マスク全体の縦方向における中心よりも上方に配置して、下向きプリーツを上向きプリーツよりも多く設けることにより、中央折畳み部よりも下側の伸縮範囲を大きく形成することが可能となり、装着者の顔の動きに対応して伸縮させて、装着者の顔に沿って配置させることが可能となる。
本考案に係るマスクの正面図である。 図1に示すマスクの背面図である。 図1に示すA−A断面図である。 マスクが装着された状態を模式的に示した側面図である。 マスクが装着された状態を模式的に示した斜視図である。
以下、本考案の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本考案に係るマスクの正面図であり、図2は、図1に示すマスクの背面図である。図3は、図1に示すA−A断面図である。なお、以下の説明における上下方向及び左右方向は、マスク1を正面から視認した状態における方向であり、適宜図面にて図示する。
本考案に係るマスク1は鼻口部を覆うように装着され、花粉、ウイルス及び塵等を遮るために使用されるマスクである。マスク1は、鼻口部を覆う略横長矩形のマスク本体2と、マスク本体2の左端部2a及び右端部2bに接続された耳かけ紐部3と、を有する。マスク本体2は、3枚の不織布を重ね合わされて3層で構成されている。3枚の不織布が重ね合わされた状態で熱及び超音波によって溶着されて、1枚の生地が構成されている。溶着部分は、マスク本体2の上端部2c及び下端部2dにおいて横方向に沿って配置された第1溶着部分4と、マスク本体2の左端部2a及び右端部2bにおいて設けられた第2溶着部分5と、を有する。
第1溶着部分4は、マスク本体2の上端部2cに2列設けられ、下端部2dに2列設けられている。上端部2cに設けられた2列の第1溶着部分4の間には、マスク本体2の上端部2cを鼻の付け根に沿って配置させるための芯材6が設けられている。また、第2溶着部分5は、マスク本体2の横方向における中心C2を軸として左右対称の形状で設けられている。第2溶着部分5は、マスク本体2の縦方向における中心C1よりも上端部2c及び下端部2dが内側に向かって延びた円弧形状である。
第1溶着部分4及び第2溶着部分5は、複数のスポット溶着によって構成されている。複数のスポット溶着によって構成することにより、複数箇所で不織布同士を接合して繊維の毛羽立ちを押さえることが可能となる。毛羽立ちを押さえることにより、装着者の肌に対する摩擦を低減して、マスク1の付け心地を向上させることが可能となる。
マスク本体2は、横方向に折り畳まれた複数のプリーツが形成されている。プリーツは、正面から視認して上向きに突出した上向きプリーツ7と、下向きに突出した下向きプリーツ8と、を有する。上向きプリーツ7は、上方に突出した折り目を有し、マスク本体2の上端部2cが上側に引っ張られることにより、上方に延出するように構成される。下向きプリーツ8は、下方に突出した折り目を有し、マスク本体2の下端部2dが下側に引っ張られることにより、下方に延出するように構成される。
マスク本体2の縦方向における中心C1よりも上方には、上向きプリーツ7が設けられ、中心C1よりも下方には、下向きプリーツ8が形成されている。上向きプリーツ7と下向きプリーツ8との間には、横方向に延びて配置される中央折畳み部9が設けられている。中央折畳み部9の上側には、中央折畳み部9に連設され、中央折畳み部9よりも上方に向かって延設する上側部10が設けられ、中央折畳み部9の下側には、中央折畳み部9に連設され、中央折畳み部9よりも下方に向かって延設する下側部11が設けられている。
中央折畳み部9と上側部10とに跨るように第1折畳み部12が設けられている。第1折畳み部12は、上方に向かって突出した山折り部12aと、下方に向かって突出した谷折り部12bと、を有している。山折り部12aは、中央折畳み部9の上端縁となる。正面視にて第1折畳み部12の山折り部12aが視認可能に配置されており、第1折畳み部12が上向きプリーツ7を構成する。
また、中央折畳み部9と下側部11とに跨るように第2折畳み部13が設けられている。第2折畳み部13は、下方に向かって突出した山折り部13aと、上方に向かって突出した谷折り部13bと、を有している。山折り部13aは、中央折畳み部9の下端縁となる。正面視にて第2折畳み部13の山折り部13aが視認可能に配置されており、第2折畳み部13が下向きプリーツ8を構成する。更に、第2折畳み部13の下方に位置する下側部11には、下方に向かって突出した山折り部14aと、上方に向かって突出した谷折り部14bと、を有する第3折畳み部14が設けられている。
第1折畳み部12によって1つの上向きプリーツ7が形成され、第2折畳み部13及び第3折畳み部14によって2つの下向きプリーツ8が形成される。したがって、上向きプリーツ7よりも下向きプリーツ8が多く形成されており、マスク本体2の下半分の伸縮範囲を十分に確保することが可能となる。
また、中央折畳み部9の縦方向における中心C3は、マスク本体2の縦方向における中心C1よりも上方に配置されている。中央折畳み部9の縦方向における中心C3を、マスク本体2の縦方向における中心C1よりも上方に配置することにより、中央折畳み部9を装着者の鼻辺りに接するようにして、上側部10と下側部11とをそれぞれ上方と下方とに延出させることができる。
図4及び図5は、マスク1が装着された状態を模式的に示した図であり、図4は側面図であり、図5は斜視図である。鼻口部を覆うマスク1は、一般的に鼻の付け根から顎までを覆うように装着される。マスク1が装着された状態における上側と下側の顔の可動範囲を比較すると、上側には鼻の付け根等が配置されており、その可動範囲は比較的小さい。これに対して、下側には口や顎等が配置されており、その可動範囲は比較的大きくなる。
中央折畳み部9をマスク本体2の縦方向における中心C1よりも上方に配置することにより、中央折畳み部9の下側に設けられた2つの下向きプリーツ8を鼻の下部や口元に配置して、口の開け閉めに伴って伸縮させることができる。よって、口の開け閉め等が為された場合であっても、マスクを対応させて伸縮させて、マスクを顔に沿って配置することが可能となる。
また、中央折畳み部9と上側部10とに跨って配置された第1折畳み部12の谷折り部12bは、マスク本体2の上端縁2eから40mmの位置に設けられており、装着者の顔の部位の中で最も高い鼻頭に接するように構成されている。また、第1折畳み部12の山折り部12aは、折り畳まれた状態では谷折り部12bよりも上方に突出しているが、谷折り部12bが鼻頭と接して上方に突出することにより、谷折り部12bよりも下方に延びて配置される。
第1折畳み部12の谷折り部12bを鼻頭に接するように構成すると、この谷折り部12bを頂点として山折り部12aが鼻周辺の前方及び下方に空間を持たせつつ配置される。鼻下部の前面や口周辺の前面にマスク1が密着すると、呼吸や会話の際にマスク本体2の内面が口等に当たり、装着者が不快に感じるおそれがある。しかし、谷折り部12bを鼻頭近傍と接するよう構成することにより、鼻下部や口周辺とマスク本体2の内面との間に空間を設けることができ、マスク1による圧迫感を減少させることができる。
更に、マスク本体2の左端部2a及び右端部2bには、第2溶着部分5が設けられており、この第2溶着部分5によってマスク本体2の左端部2a及び右端部2bのプリーツの広がりを抑えることができる。マスク本体2は、上向きプリーツ7及び下向きプリーツ8の上下方向の広がりによって顔の動きに対応して伸縮することができる。しかし、マスク本体2の左端部2a及び右端部2bのプリーツが広がると、マスク全体が上下方向に伸縮し、マスク本体2を装着者に十分フィットさせることができないおそれがある。
しかし、第2溶着部分5を設けることにより、マスク本体2の左端部2a及び右端部2bを平滑面として装着者の顔にフィットさせることができる。一方、左右の第2溶着部分5に挟まれた内側部分は、装着時にプリーツを広げて空間を確保することができる。また、第2溶着部分5は、マスク本体2の縦方向における中心C1よりも上側及び下側に向かって内側に延びる円弧形状であるため、マスク本体2の左端部2a及び右端部2bを頬の膨らみに沿って配することができ、装着時のマスク1のずれを防止して装着感を向上させることができる。
このようにマスク本体2の左端部2a及び右端部2bに耳掛け紐部3と第2溶着部分5を設けることにより、マスク本体2の左側と右側を装着者の頬にフィットさせて装着させることができ、位置ずれを低減して、マスクの位置ずれによる肌への摩擦を低減することができる。
更に、マスク本体2の上端部2cには、マスク本体2を鼻の付け根に沿わせて配置するための芯材6が設けられている。芯材6は、金属性の長尺部材であり、その形状を容易に変化させることができるように構成されている。芯材6を設けることにより、マスク本体2の上端部2cを鼻に付け根に沿わせて配置し、その位置ずれを防止することができる。
以上のように本考案に係るマスク1によれば、マスク本体2の下側の伸縮範囲を上側の伸縮範囲よりも確保することができ、マスク本体2の下側と接する口周辺の動きに対応してマスクを伸縮させることができる。また、鼻の下部や口周辺の前方に空間を設けてマスク1を配置することができるため、マスク1による圧迫感を低減し、付け心地を向上させることができる。更に、マスク本体2の左端部2a及び右端部2bに円弧形状の第2溶着部分5を備えているため、マスク本体2の左右端部を装着者の頬にフィットさせることができる。
C1:マスク本体の縦方向における中心
C2:マスク本体の横方向における中心
C3:中央折畳み部の縦方向における中心
1:マスク
2:マスク本体
2a:左端部
2b:右端部
2c:上端部
2d:下端部
2e:上端縁
3:耳掛け紐部
4:第1溶着部分
5:第2溶着部分
6:芯材
7:上向きプリーツ
8:下向きプリーツ
9:中央折畳み部
10:上側部
11:下側部
12:第1折畳み部
12a:山折り部
12b:谷折り部
13:第2折畳み部
13a:山折り部
13b:谷折り部
14:第3折畳み部
14a:山折り部
14b:谷折り部

Claims (7)

  1. 横方向に折り畳まれた上向きプリーツ及び下向きプリーツが形成されたマスクであって、
    上向きプリーツは、横方向に延びて配置される中央折畳み部の上側に設けられ、
    下向きプリーツは、該中央折畳み部の下側に設けられており、
    該下向きプリーツは、該上向きプリーツよりも多く形成されており、
    前記中央折畳み部の縦方向における中心は、マスク全体の縦方向における中心よりも上方に配置されている、マスク。
  2. 前記上向きプリーツは、横方向に折り畳まれた第1折畳み部によって形成されており、
    前記下向きプリーツは、横方向に折り畳まれた第2折畳み部及び第3折畳み部によって形成されており、
    前記中央折畳み部は、該第1折畳み部と該第2折畳み部との間に位置しており、
    該中央折畳み部の上側には、該中央折畳み部に連設され、該中央折畳み部よりも上方に向かって延設する上側部が設けられ、
    該中央折畳み部の下側には、該中央折畳み部に連設され、該中央折畳み部よりも下方に向かって延設する下側部が設けられ、
    前記第1折畳み部は、前記中央折畳み部と前記上側部とに跨るように配置され、
    前記第2折畳み部は、前記中央折畳み部と前記下側部とに跨るように配置され、
    前記第3折畳み部は、前記第2折畳み部の下方に位置する下側部に配置されている、請求項1に記載のマスク。
  3. 前記中央折畳み部と前記第3折畳み部とを含む領域の縦方向における中心は、マスク全体の縦方向における中心と略重なる位置である、請求項2に記載のマスク。
  4. 前記第1折畳み部は、前記中央折畳み部の上端縁に配置され、かつ上側に突出した山折り部と、前記上側部に配置され、かつ下側に突出した谷折り部と、を有しており、
    マスクの上端縁から前記谷折り部までの距離は、40mm以上45mm以下である、請求項2又は請求項3に記載のマスク。
  5. 前記谷折り部と前記マスクの上端縁との間には、該マスクの上端縁を装着者の鼻に沿って配置させるための芯材が設けられている、請求項4に記載のマスク。
  6. 前記マスクの右端部と左端部とには、前記上向きプリーツ及び前記下向きプリーツの広がりを押さえる溶着部が設けられており、
    該溶着部は、縦方向における中心よりも上端部及び下端部が内側に向かって延びた円弧形状である、請求項1から請求項5のいずれかに記載のマスク。
  7. 前記溶着部は、超音波による複数のスポット溶着によって構成されている、請求項6に記載のマスク。
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