JP3216529U - マスク - Google Patents

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Abstract

【課題】装着者の顔の動きに対応して良好に伸縮可能であり、装着者の顔に沿って配置させることが可能なマスクを提供すること。【解決手段】このマスク1は、マスク本体2と耳かけ紐部3とを有し、マスク本体2には横方向に折り畳まれた上向きプリーツ7及び下向きプリーツ8が形成されている。マスク本体2は、上向きプリーツ7及び下向きプリーツ8の広がりを抑えるための複数の溶着部が形性された溶着領域Wと、溶着部が形成されない非溶着領域Pとを有する。非溶着領域Pはマスク本体2の中央寄りに配置され、溶着領域Wは非溶着領域Pの周縁に配置される。溶着領域Wは、マスク本体2の上下方向の中央近傍よりも上縁近傍及び下縁近傍において、左右方向に長く延びた領域を呈している。上向きプリーツ7の上端縁から下向きプリーツ8の下端縁までの縦方向の長さが、マスク本体2の縦方向の長さの0.3倍以上0.6倍以下である。【選択図】図1

Description

本考案は、鼻口部を覆うように装着されるマスクに関する。
近年、花粉やウイルス等からの保護や衛生上の観点よりマスクが多用されており、その種類は多様化している。例えば、特許文献1には、横方向にプリーツ加工が施された略四角形状のマスク本体と、このマスク本体の両側に備えた耳かけ部と、からなるマスクが記載されている。
特許文献1に記載のマスクは、所定幅で折り返されて横方向にプリーツ加工が施されており、横方向に沿った複数のプリーツが形成されている。このプリーツは、マスク本体の上半分と下半分とで逆方向に折り返されるように構成されており、マスクの縦方向における中心(中心高さ位置)よりも上半分に上向きプリーツが形成され、マスクの縦方向における中心よりも下半分に下向きプリーツが形成されている。また、特許文献1には、プリーツの広がりを抑える溶着部13についても記載されている。
実用新案登録第3117500号公報
一般的に鼻口部を覆うマスクは、鼻の付け根から顎までを覆うように装着されるように構成されており、マスクの縦方向における中心は、装着者の鼻の下辺りや口元に位置することが多い。装着されたマスクの上半分と下半分とを比較すると、上半分に位置する顔の可動範囲は比較的小さいが、下半分には口や顎等が配置され、その可動範囲は比較的大きくなる。
しかしながら、特許文献1に記載のマスクは、マスクの縦方向における中心よりも上半分方と下半分とで逆向きのプリーツが形成され、そのプリーツの形状は上下対称となっているため、マスクの上半分における伸縮態様と下半分における伸縮態様とは、略同じ態様になる。
マスクの上半分と下半分とにおいて伸縮可能範囲が略同じであるため、上半分ではプリーツによって形成された伸縮範囲が十分に活用されなかったり、下半分ではプリーツによって形成された伸縮範囲が不足したりするおそれがあり、装着者の顔の動きに対応させてマスクを配置させ難いおそれがあった。
また、特許文献1では、溶着部13が第二プリーツ押え線11,12として曲線を構成する旨が開示されているが、どのような曲線がマスクとして適切であるかの思想にまで至っていない。マスク本体の外側へ凸となるように延びるとの記載があるが、円弧形状であるのか、楕円形状であるのか、放物線形状であるのかについて、また、縦長であるのか横長であるのかについての考察が為されていない。
本考案は、上記の事情に鑑みて為されたもので、装着者の顔の動きに対応して良好に伸縮可能であり、装着者の顔に沿って配置させることが可能なマスクを提供することを例示的課題とする。
上記の課題を解決するために、本考案の例示的側面としてのマスクは、以下の構成を有する。
マスク本体と耳かけ部とを有し、該マスク本体には横方向に折り畳まれた上向きプリーツ及び下向きプリーツが形成されたマスクであって、上向きプリーツは、横方向に延びて配置される中央折畳み帯の上側に設けられ、下向きプリーツは、該中央折畳み帯の下側に設けられており、前記マスク本体は、前記上向きプリーツ及び前記下向きプリーツの広がりを抑えるための複数の溶着部が配列して形成された溶着領域と、前記溶着部が配列して形成されずに前記上向きプリーツ及び前記下向きプリーツが広がることが可能な非溶着領域とを有し、前記非溶着領域は前記マスク本体の中央寄りに配置されると共に、前記溶着領域は前記非溶着領域の周縁に配置されており、前記溶着領域は、前記マスク本体の上下方向の中央近傍よりも上縁近傍及び下縁近傍において、左右方向に長く延びた領域を呈しており、前記上向きプリーツの上端縁から前記下向きプリーツの下端縁までの縦方向の長さが、前記マスク本体の縦方向の長さの0.3倍以上0.6倍以下である、マスク。
本考案の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
本考案に係るマスクは、中央折畳み帯を境にして上下逆方向に伸縮する上向きプリーツと下向きプリーツとを備えているため、マスクの中央折畳み帯を装着者の顔の一部にフィットさせて、その上側と下側とをそれぞれ伸縮させることができ、装着者の口の開け閉め等上下方向に伸縮する動きに対応してマスクを伸縮させることが可能となる。
マスク本体の左右端近傍に横に長い楕円状の溶着部を配置しているので、溶着部の作用によって広げられた横に長い空間が、装着者の***辺りの形状にフィットする。したがって、装着時のマスクのずれを防止して付け心地を向上させることができる。
上向きプリーツの上端縁から下向きプリーツの下端縁までの縦方向の長さが、マスク本体の縦方向の長さの0.3倍以上0.6倍以下であるため、各プリーツが横切る溶着部がマスク本体の右端部近傍及び左端部近傍の極一部に限られる。これにより、各プリーツの広がりが溶着部によって必要以上に制限されず、良好に広がることができる。
また、中央折畳み帯の縦方向における中心を、マスク全体の縦方向における中心よりも上方に配置して、下向きプリーツを上向きプリーツよりも多く設けることにより、中央折畳み帯よりも下側の伸縮範囲を大きく形成することが可能となり、装着者の顔の動きに対応して伸縮させて、装着者の顔に沿って配置させることが可能となる。
本考案の実施の形態1に係るマスクの正面図である。 図1に示すマスクの背面図である。 図1に示すA−A断面図である。 マスクが装着された状態を模式的に示した側面図である。 マスクが装着された状態を模式的に示した斜視図である。 本考案の変形例に係るマスクの正面図である。 本考案の実施の形態2に係るマスクの正面図である。 図7に示すマスクの背面図である。 図7に示すB−B断面図である。
[実施の形態1]
以下、本考案の実施の形態1について図面を用いて説明する。図1は、本考案の実施の形態1に係るマスクの正面図であり、図2は、図1に示すマスクの背面図である。図3は、図1に示すA−A断面図である。なお、以下の説明における上下方向及び左右方向は、マスク1を正面から視認した状態における方向であり、適宜図面にて図示する。
この実施の形態1に係るマスク1は鼻口部を覆うように装着され、花粉、ウイルス及び塵等を遮るために使用されるマスクである。マスク1は、鼻口部を覆う略横長矩形のマスク本体2と、マスク本体2の左端部2a及び右端部2bに接続された耳かけ紐部(耳かけ部)3と、を有する。マスク本体2は、3枚の不織布を重ね合わされて3層で構成されている。3枚の不織布が重ね合わされた状態で熱及び超音波によって溶着されて、1枚の生地が構成されている。溶着部分は、マスク本体2の上端部2cにおいて横方向に沿って配置された第1溶着部分4と、マスク本体2の左端部2a及び右端部2bにおいて設けられた第2溶着部分5と、を有する。マスク本体2は、第1溶着部分4又は第2溶着部分5が配置される溶着領域Wと、溶着部分が配置されずに、プリーツが広がることができるよう構成された非溶着領域Pと、を有する。非溶着領域Pは、マスク本体2の中央寄りに配置されると共に、溶着領域Wは、非溶着領域Pの周縁に配置されている。
第1溶着部分4は、マスク本体2の上端部2cに2列設けられている。上端部2cに設けられた2列の第1溶着部分4の間には、マスク本体2の上端部2cを鼻の付け根に沿って配置させるための芯材6が設けられている。また、第2溶着部分5は、マスク本体2の横方向における中心C2を軸として左右対称の形状で設けられている。第2溶着部分5は、マスク本体2の上下方向の中央近傍よりも、上縁近傍及び下縁近傍において、左右方向に長く延びた領域を呈している。第2溶着部分5は、マスク本体2の形状に合わせて縦よりも横に長い楕円形状(オーバル形状)に形成されている。また、第2溶着部分5の外周には、複数列の周囲溶着部分5aが同心状に、楕円形状や、楕円弧形状等の略楕円形状に形成され、いわゆる多重オーバルライン形状を形成している。
第1溶着部分4及び第2溶着部分5は、複数のスポット溶着によって構成されている。複数のスポット溶着によって構成することにより、複数箇所で不織布同士を接合して繊維の毛羽立ちを抑えることが可能となる。毛羽立ちを抑えることにより、装着者の肌に対する摩擦を低減して、マスク1の付け心地を向上させることが可能となる。
マスク本体2は、横方向に折り畳まれた複数のプリーツが形成されている。プリーツは、正面から視認して上向きに突出した上向きプリーツ7と、下向きに突出した下向きプリーツ8と、を有する。上向きプリーツ7は、上方に突出した折り目を有し、マスク本体2の上端部2cが上側に引っ張られることにより、上方に延出するように構成される。下向きプリーツ8は、下方に突出した折り目を有し、マスク本体2の下端部2dが下側に引っ張られることにより、下方に延出するように構成される。
マスク本体2の縦方向における中心C1よりも上方には、上向きプリーツ7が設けられ、中心C1よりも下方には、下向きプリーツ8が形成されている。上向きプリーツ7と下向きプリーツ8との間には、横方向に延びて配置される中央折畳み帯9が設けられている。中央折畳み帯9の上側には、中央折畳み帯9に連設され、中央折畳み帯9よりも上方に向かって延設する上側部10が設けられ、中央折畳み帯9の下側には、中央折畳み帯9に連設され、中央折畳み帯9よりも下方に向かって延設する下側部11が設けられている。
中央折畳み帯9と上側部10とに跨るように第1折畳み帯12が設けられている。第1折畳み帯12は、上方に向かって突出した山折り部12aと、下方に向かって突出した谷折り部12bと、を有している。山折り部12aは、中央折畳み帯9の上端縁となる。正面視にて第1折畳み帯12の山折り部12aが視認可能に配置されており、第1折畳み帯12が上向きプリーツ7を構成する。
また、中央折畳み帯9と下側部11とに跨るように第2折畳み帯13が設けられている。第2折畳み帯13は、下方に向かって突出した山折り部13aと、上方に向かって突出した谷折り部13bと、を有している。山折り部13aは、中央折畳み帯9の下端縁となる。正面視にて第2折畳み帯13の山折り部13aが視認可能に配置されており、第2折畳み帯13が下向きプリーツ8を構成する。さらに、第2折畳み帯13の下方に位置する下側部11には、下方に向かって突出した山折り部14aと、上方に向かって突出した谷折り部14bと、を有する第3折畳み帯14が設けられている。
第1折畳み帯12によって1つの上向きプリーツ7が形成され、第2折畳み帯13及び第3折畳み帯14によって2つの下向きプリーツ8が形成される。したがって、上向きプリーツ7よりも下向きプリーツ8が多く形成されており、マスク本体2の下半分の伸縮範囲を十分に確保することが可能となる。
図1に示すマスク1において、上向きプリーツ7の上端縁から下向きプリーツ8の下端縁までの縦方向の長さXは、マスク本体2の縦方向の長さLの約0.42倍である。
また、中央折畳み帯9の縦方向における中心C3は、マスク本体2の縦方向における中心C1よりも上方に配置されている。中央折畳み帯9の縦方向における中心C3を、マスク本体2の縦方向における中心C1よりも上方に配置することにより、中央折畳み帯9を装着者の鼻辺りに接するようにして、上側部10と下側部11とをそれぞれ上方と下方とに延出させることができる。なお、中央折畳み帯9と下側部11とを合わせた領域の縦方向における中心は、マスク本体2の縦方向における中心C1と略一致するように形成されている。装着時に中央折畳み帯9と下側部11とで全体として構成する空間がマスク本体2全体の上下方向における略中央位置となるので、空間の形状維持(空間が上下に寄った位置となると、装着時に空間が潰れ易くなる。)やフィット感の向上(通常、装着者は最も空間を確保したい位置にマスク本体2の中央を持ってくる。)に寄与する。
図4及び図5は、マスク1が装着された状態を模式的に示した図であり、図4は側面図であり、図5は斜視図である。鼻口部を覆うマスク1は、一般的に鼻の付け根から顎までを覆うように装着される。マスク1が装着された状態における上側と下側の顔の可動範囲を比較すると、上側には鼻の付け根等が配置されており、その可動範囲は比較的小さい。これに対して、下側には口や顎等が配置されており、その可動範囲は比較的大きくなる。
中央折畳み帯9をマスク本体2の縦方向における中心C1よりも上方に配置することにより、中央折畳み帯9の下側に設けられた2つの下向きプリーツ8を鼻の下部や口元に配置して、口の開け閉めに伴って伸縮させることができる。よって、口の開け閉め等が為された場合であっても、マスク1を対応させて伸縮させて、マスク1を顔に沿って配置することが可能となる。
また、中央折畳み帯9と上側部10とに跨って配置された第1折畳み帯12の谷折り部12bは、マスク本体2の上端縁2eから40mmの位置に設けられており、装着者の顔の部位の中で最も高い鼻頭に接するように構成されている。また、第1折畳み帯12の山折り部12aは、折り畳まれた状態では谷折り部12bよりも上方に突出しているが、谷折り部12bが鼻頭と接して上方に突出することにより、谷折り部12bよりも下方に延びて配置される。
第1折畳み帯12の谷折り部12bを鼻頭に接するように構成すると、この谷折り部12bを頂点として山折り部12aが鼻周辺の前方及び下方に空間を持たせつつ配置される。鼻下部の前面や口周辺の前面にマスク1が密着すると、呼吸や会話の際にマスク本体2の内面が口等に当たり、装着者が不快に感じるおそれがある。しかし、谷折り部12bを鼻頭近傍と接するよう構成することにより、鼻下部や口周辺とマスク本体2の内面との間に空間を設けることができ、マスク1による圧迫感を減少させることができる。
さらに、マスク本体2の左端部2a及び右端部2bには、第2溶着部分5が設けられており、この第2溶着部分5によってマスク本体2の左端部2a及び右端部2bのプリーツの広がりを抑えることができる。マスク本体2は、非溶着領域Pにおける上向きプリーツ7及び下向きプリーツ8の上下方向の広がりによって顔の動きに対応して伸縮することができる。しかし、マスク本体2の左端部2a及び右端部2bのプリーツが広がると、マスク全体が上下方向に伸縮し、マスク本体2を装着者に十分フィットさせることができないおそれがある。
しかし、第2溶着部分5を設けることにより、マスク本体2の左端部2a及び右端部2bを平滑面として装着者の顔にフィットさせることができる。一方、左右の第2溶着部分5に挟まれた内側部分は、装着時にプリーツを広げて空間を確保することができる。また、第2溶着部分5は、マスク本体2の形状に合わせて横に長い楕円形状であるため、マスク本体2の左端部2a及び右端部2bを頬の膨らみに沿って配することができ、装着時のマスク1のずれを防止して装着感を向上させることができる。
このようにマスク本体2の左端部2a及び右端部2bに耳かけ紐部3と第2溶着部分5を設けることにより、マスク本体2の左側と右側を装着者の頬にフィットさせて装着させることができ、位置ずれを低減して、マスクの位置ずれによる肌への摩擦を低減することができる。
さらに、マスク本体2の上端部2cには、マスク本体2を鼻の付け根に沿わせて配置するための芯材6が設けられている。芯材6は、金属性の長尺部材であり、その形状を容易に変化させることができるように構成されている。芯材6を設けることにより、マスク本体2の上端部2cを鼻に付け根に沿わせて配置し、その位置ずれを防止することができる。
以上のように実施の形態1に係るマスク1によれば、マスク本体2の下側の伸縮範囲を上側の伸縮範囲よりも確保することができ、マスク本体2の下側と接する口周辺の動きに対応してマスク1を伸縮させることができる。また、鼻の下部や口周辺の前方に空間を設けてマスク1を配置することができるため、マスク1による圧迫感を低減し、付け心地を向上させることができる。さらに、マスク本体2の左端部2a及び右端部2bに円弧形状の第2溶着部分5を備えているため、マスク本体2の左右端部を装着者の頬にフィットさせることができる。
[変形例]
図6は、本考案の変形例に係るマスク101の正面図である。このマスク101においては、マスク本体102に、中央折畳み帯109が形成されている。中央折畳み帯109の縦方向における中心C103とマスク本体102の縦方向における中心C101とが縦方向(上下)にずれている。鼻周囲に空間を確保したい装着者は、中心C103が中心C101よりも上になるように使用し、口周囲に空間を確保したい装着者は、中心C103が中心C101よりも下になるように上下逆転して使用することができる。
このマスク101においては、第3折畳み帯が形成されておらず、上向きプリーツ107も下向きプリーツ108も1つずつとされている。例えば、子供用のマスク等、マスク本体102の大きさを小さく形成する必要がある場合には、プリーツ107,108を各々1つずつとしてマスク本体102に対する中央折畳み帯109の面積比率を大きくする。小さい面積のマスクに本考案を適用して考案の効果を有効に得る場合に、好適である。
以上、本考案の好ましい実施の形態を説明したが、本考案はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。例えば、第2溶着部分5を楕円形状としているが、横に長い曲線形状であれば、いずれの曲線でも本考案の効果を奏し得る。例えば、放物線を横倒しにしたような横長の曲線形状であってもよい。また、以下に説明する実施の形態2も本考案の要旨に包含される。
[実施の形態2]
図7は、本考案の実施の形態2に係るマスクの正面図であり、図8は、図2に示すマスクの背面図である。図9は、図7に示すB−B断面図である。なお、以下の説明における上下方向及び左右方向は、マスク21を正面から視認した状態における方向である。また、本実施の形態2において、実施の形態1と同様の構成については同様の符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態2に係るマスク21は鼻口部を覆うように装着され、花粉、ウイルス及び塵等を遮るために使用されるマスクである。マスク21は、鼻口部を覆う略横長矩形のマスク本体22と、マスク本体22の左端部2a及び右端部2bに接続された耳かけ紐部3と、を有する。マスク本体22は、3枚の不織布を重ね合わされて3層で構成されている。3枚の不織布が重ね合わされた状態で熱及び超音波によって溶着されて、1枚の生地が構成されている。溶着部分は、マスク本体2の上端部2c及び下端部2dにおいて横方向に沿って配置された第1溶着部分24と、マスク本体22の左端部2a及び右端部2bにおいて設けられた第2溶着部分25と、を有する。マスク本体2は、第1溶着部分24又は第2溶着部分25が配置される溶着領域Wと、溶着部分が配置されずに、プリーツが広がることができるよう構成された非溶着領域Pと、を有する。非溶着領域Pは、マスク本体2の中央寄りに配置されると共に、溶着領域Wは、非溶着領域Pの周縁に配置されている。
第1溶着部分24は、マスク本体22の上端部2cに2列設けられ、下端部2dに2列設けられている。上端部2cに設けられた2列の第1溶着部分24の間には、マスク本体22の上端部2cを鼻の付け根に沿って配置させるための芯材6が設けられている。また、第2溶着部分25は、マスク本体22の横方向における中心C2を軸として左右対称の形状で設けられている。第2溶着部分25は、マスク本体2の上下方向の中央近傍よりも、上縁近傍及び下縁近傍において、左右方向に長く延びた領域を呈している。第2溶着部分25は、マスク本体22の縦方向における中心C1よりも上端部2c及び下端部2dが内側に向かって延びた円弧形状である。
第1溶着部分24及び第2溶着部分25は、複数のスポット溶着によって構成されている。複数のスポット溶着によって構成することにより、複数箇所で不織布同士を接合して繊維の毛羽立ちを抑えることが可能となる。毛羽立ちを抑えることにより、装着者の肌に対する摩擦を低減して、マスク1の付け心地を向上させることが可能となる。
また、中央折畳み帯9の縦方向における中心C3は、マスク本体2の縦方向における中心C1よりも上方に配置されている。中央折畳み帯9の縦方向における中心C3を、マスク本体2の縦方向における中心C1よりも上方に配置することにより、中央折畳み帯9を装着者の鼻辺りに接するようにして、上側部10と下側部11とをそれぞれ上方と下方とに延出させることができる。
マスク本体22は、上向きプリーツ7及び下向きプリーツ8の上下方向の広がりによって顔の動きに対応して伸縮することができる。第2溶着部分25を設けることにより、マスク本体22の左端部2a及び右端部2bのプリーツの広がりを防止しつつ、マスク本体22の左端部2a及び右端部2bを平滑面として装着者の顔にフィットさせることができる。そして、左右の第2溶着部分25に挟まれた内側部分は、装着時にプリーツを広げて空間を確保することができる。
図7に示すマスク1において、上向きプリーツ7の上端縁から下向きプリーツ8の下端縁までの縦方向の長さXは、マスク本体2の縦方向の長さLの約0.44倍である。
また、第2溶着部分25は、マスク本体22の縦方向における中心C1よりも上側及び下側に向かって内側に延びる円弧形状であるため、マスク本体2の左端部2a及び右端部2bを頬の膨らみに沿って配することができ、装着時のマスク1のずれを防止して装着感を向上させることができる。
以上、本考案の好ましい実施の形態を説明したが、本考案はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。例えば、本考案は以下の趣旨を含むものとする。
マスクの中央折畳み帯の上側には上向きプリーツが形成されており、中央折畳み帯の下側には下向きプリーツが形成されている。したがって、中央折畳み帯を境にして上側と下側とで逆方向に開くプリーツが形成される。上向きプリーツは、マスクを正面から見て上方に突出した折り目を有し、マスクの上端部が上側に引っ張られることにより、上方に延出するように構成される。一方、下向きプリーツは、マスクを正面から見て下方に突出した折り目を有し、マスクの下端部が下側に引っ張られることにより、下方に延出するように構成される。
このように、中央折畳み帯を境にして上向きプリーツと下向きプリーツとを設けることにより、マスクの中央折畳み帯を装着者の顔の一部にフィットさせて、その上側と下側とをそれぞれ伸縮させることができ、装着者の口の開け閉め等上下方向に伸縮する動きに対応してマスクを伸縮させることが可能となる。
上向きプリーツの上端縁から下向きプリーツの下端縁までの縦方向の長さが、マスク本体の縦方向の長さの0.3倍以上0.6倍以下であり、0.4倍以上0.5倍以下であることがより好ましい。なお、下向きプリーツ又は上向きプリーツが複数設けられている場合、上向きプリーツの上端縁は最も上側に設けられた上向きプリーツの上端縁であり、下向きプリーツの下端縁は最も下側に設けられた下向きプリーツの下端縁である。上向きプリーツ及び下向きプリーツが中央近傍の所定範囲に位置することにより、各プリーツが横切る溶着部がマスク本体の右端部近傍及び左端部近傍の極一部に限られるため、効率的に各プリーツが広がることができる。
一方、マスク本体の右端部近傍及び左端部近傍の溶着領域には複数の溶着部が設けられており、この溶着部が上向きプリーツ及び下向きプリーツの広がりを抑えている。マスク本体の右端部近傍及び左端部近傍においては、マスク装着時においても平滑面を維持することができ、その平滑面である溶着部を装着者の頬に沿わせて配置させることができる。一方、溶着部に挟まれた内側部分である非溶着領域は、マスク装着時にプリーツを広げて空間を確保することができる。溶着領域は、マスク本体の上下方向の中央近傍よりも上縁近傍及び下縁近傍において、左右方向に長く延びた領域を呈している。
マスク本体の右端部及び左端部のうちの一方の端部の近傍に位置する溶着部のうち、一方の端部から最も離れた溶着部と一方の端部との間の横方向における距離が、縦方向における中心に向けて短くなると共に、他方の端部の近傍に位置する溶着部のうち、他方の端部から最も離れた溶着部と他方の端部との間の横方向における距離が、縦方向における中心に向けて短くなるよう、溶着部が配置されている。すなわち、マスク本体の右端部近傍に位置する溶着部のうち右端部から最も離れた溶着部と右端部との間の横方向における距離が、縦方向における中心に向けて短くなるように、溶着部が配置されている。また、マスク本体の左端部近傍に位置する溶着部のうち、左端部から最も離れた溶着部と左端部との間の横方向における距離が、縦方向における中心に向けて短くなるように、溶着部が配置されている。マスク本体は、マスク本体の縦方向及び横方向の中央近傍に溶着部が形成されない領域を有している。
図1において、複数の溶着部は、マスク本体の縦方向における中心よりも上端部及び下端部が内側に向かって延びた略円弧状に並んで形成されている。また、複数の溶着部は、マスクの右端部及び左端部において縦方向における中心に向けて形成数が少なくなると共に、縦方向における中心近傍において溶着部の形成数が最も少なくなっている。さらに、溶着部は、マスク本体に対して左右対称であって、溶着部が形成されない領域を囲むように横に長い略楕円形状又は楕円形状(オーバル形状)に沿って配置されていることが好ましい。装着者の***形状は一般に顔の左右中心に位置して横長であるため、横に長い楕円形状の溶着部の作用によって広げられた横に長い空間が、装着者の***辺りの形状にフィットする。したがって、装着時のマスクのずれを防止して付け心地を向上させることができる。
なお、楕円形状の溶着部の周囲にも溶着部(周囲溶着部)が形成されていてもよい。周囲溶着部が形成されることにより、平滑面の維持やフィット感の向上等の溶着部が発揮する効果が一層高く発揮される。
特に、周囲溶着部が楕円形状の溶着部の外周に同心状に複数列で形成されており、周囲溶着部の形状が楕円形状、又は楕円の一部が欠損した楕円弧形状を呈する場合(このような溶着部及び周囲溶着部により形成される複数列の同心状的楕円態様の溶着部形状を、『多重オーバルライン形状』と言うこととする。)には、平滑面の維持やフィット感の向上等の効果が更に一層高く発揮される。なお、ここで「横方向に折り畳まれる」とは、折れ線が横方向となるような折畳み状態を言う。
マスク本体の縦方向における中心位置と、中央折畳み帯の縦方向における中心位置とが縦方向にずれていてもよい。マスク本体の縦方向における中心位置と中央折畳み帯の縦方向における中心位置とがずれていれば、装着者のフィット感に合わせて、マスク本体を上下逆転して使用することができる。中央折畳み帯がやや上に位置する方が快適に感じる装着者や、やや下に位置する方が快適に感じる装着者に応じて、マスク本体を適宜上下逆にして使用することにより、より一層多くの装着者の快適性に寄与する。
例えば、マスク本体の縦方向における中心位置よりも上方に中央折畳み帯を配置することにより、中央折畳み帯を装着者の鼻辺りに配置して、その上側と下側とをそれぞれ上方と下方とに延出させることができる。装着者の顔の中で最も前方に突出する鼻周囲に中央折畳み帯を位置させることにより、鼻周囲に空間を確保することができて、装着者の鼻呼吸を楽にすることができる。
一方、マスク本体の縦方向における中心位置よりも下方に中央折畳み帯を配置することにより、中央折畳み帯を装着者の口辺りに配置することができる。マスクが装着された状態における上側と下側の顔の可動範囲を比較すると、上側には鼻の付け根等が配置されており、その可動範囲は比較的小さい。これに対して、下側には口や顎等が配置されており、その可動範囲は比較的大きくなる。可動範囲の大きい口辺りに空間を確保することができるので、口呼吸や会話を楽にすることができる。
また、中央折畳み帯の縦方向における中心を、マスク全体の縦方向における中心よりも上方に配置することにより、中央折畳み帯を装着者の鼻辺りに配置して、その上側と下側とをそれぞれ上方と下方とに延出させることができる。マスクが装着された状態における上側と下側の顔の可動範囲を比較すると、上側には鼻の付け根等が配置されており、その可動範囲は比較的小さい。これに対して、下側には口や顎等が配置されており、その可動範囲は比較的大きくなる。
中央折畳み帯よりも下側に配置される下向きプリーツを中央折畳み帯よりも上側に配置される上向きプリーツよりも多く設けることにより、中央折畳み帯よりも下側の伸縮範囲を大きく形成することが可能となり、装着者の顔の動きに対応して伸縮させて、装着者の顔に沿って配置させることが可能となる。なお、ここで「横方向に折り畳まれる」とは、折れ線が横方向となるような折畳み状態を言う。
マスクの右端部と左端部とには、上向きプリーツ及び下向きプリーツの広がりを抑える溶着部が設けられており、溶着部は、縦方向における中心よりも上端部及び下端部が内側に向かって延びた円弧形状であることが望ましい。
マスクの右端部と左端部とに溶着部を設けることにより、左端部及び右端部のプリーツの広がりを抑えて平滑面とすることができ、この平滑面である溶着部を装着者の頬に沿わせて配置させることができる。一方、溶着部に挟まれた内側部分は、装着時にプリーツを広げて空間を確保することができる。さらに、溶着部は、縦方向における中心よりも上端部及び下端部が内側に向かって延びる円弧形状であるため、マスクの左端部及び右端部を頬の膨らみに沿って配することができ、装着時のマスクのずれを防止して付け心地を向上させることができる。
上向きプリーツは、横方向に折り畳まれた第1折畳み帯によって形成されており、下向きプリーツは、横方向に折り畳まれた第2折畳み帯及び第3折畳み帯によって形成されており、中央折畳み帯は、第1折畳み帯と第2折畳み帯との間に位置しており、中央折畳み帯の上側には、中央折畳み帯に連設され、中央折畳み帯よりも上方に向かって延設する上側部が設けられ、中央折畳み帯の下側には、中央折畳み帯に連設され、中央折畳み帯よりも下方に向かって延設する下側部が設けられ、第1折畳み帯は、中央折畳み帯と上側部とに跨るように配置され、第2折畳み帯は、中央折畳み帯と下側部とに跨るように配置され、第3折畳み帯は、第2折畳み帯の下方に位置する下側部に配置されていてもよい。
中央折畳み帯よりも上方に向かって延設する上側部と、中央折畳み帯よりも下方に向かって延設する下側部と、を設け、中央折畳み帯と上側部とに跨って第1折畳み帯を設けると共に、中央折畳み帯と下側部とに跨って第2折畳み帯を設けることにより、中央折畳み帯を挟んで上下逆方向に伸縮するプリーツを形成することができる。また、中央折畳み帯よりも下方に位置する下側部に下向きプリーツを構成する第3折畳み帯を設けることにより、上向きプリーツよりも下向きプリーツを多く形成し、口や顎の動きに対応して伸縮させて、装着者の顔にフィットさせることが可能となる。
中央折畳み帯よりも下側に配置される下向きプリーツを中央折畳み帯よりも上側に配置される上向きプリーツよりも多く設けることにより、中央折畳み帯よりも下側の伸縮範囲を大きく形成することが可能となり、装着者の顔の動きに対応して伸縮させて、装着者の顔に沿って配置させることが可能となる。
なお、第1折畳み帯、第2折畳み帯、及び第3折畳み帯によって構成される複数のプリーツは、下向きプリーツが上向きプリーツよりも多く形成されていればよく、例えば、第1折畳み帯の上方に更に上向きプリーツを形成すると共に、第3折畳み帯の下方に更に下向きプリーツを形成して、2つの上向きプリーツと3つの下向きプリーツとを設けてもよい。
溶着部は、超音波による複数のスポット溶着によって構成されていてもよい。
マスクは、不織布等の樹脂から構成されることが多く、熱や超音波で溶着することによって樹脂を接合して、折り重ねられたマスクを形成することができる。また、マスクを構成する樹脂として不織布が多用されており、複数枚の不織布を重ね合わせることにより、マスクの生地が構成される。
このように不織布からなる生地を熱や超音波によって溶着することにより、複数枚の不織布を接合して一体化し、一枚のマスクを形成することができる。また、不織布は、繊維を織らずに絡み合わされて形成されており、その表面に繊維の毛羽立ちが生じることがある。このような毛羽立ちが装着者の顔に繰り返し擦れると、装着者が不快に感じるおそれがある。
しかし、溶着部を超音波による複数のスポット溶着によって構成することにより、複数箇所で不織布同士を接合することができ、溶着部分によって繊維の毛羽立ちを抑えることが可能となる。特に溶着部は、装着者の頬に沿って配置される箇所であり、この箇所の毛羽立ちを抑えることにより、頬に対する摩擦を低減して、装着感を向上させることが可能となる。
マスク本体の上端縁近傍に、マスク本体の上端縁を装着者の鼻に沿って配置させるための芯材が左右方向に沿って設けられていてもよい。
マスクの上端縁近傍に芯材を設けることにより、マスクの上端縁を鼻の付け根に沿って配置させて、マスクの上端縁の位置が鼻の付け根からずれることを防止することができる。マスクの上端縁の位置ずれを防止することにより、鼻頭にマスク上端縁を適切に配置して、鼻頭の下方の空間を適切に確保することが可能となる。
中央折畳み帯と第3折畳み帯とを含む領域の縦方向における中心位置は、マスク本体の縦方向における中心位置と略一致してもよい。
中央折畳み帯と上側部とに跨って第1折畳み帯が設けられ、かつ中央折畳み帯と下側部とに跨って第2折畳み帯が設けられているため、中央折畳み帯と第3折畳み帯とを含む領域には、第3折畳み帯と、第1折畳み帯及び第2折畳み帯の一部と、が含まれている。この中央折畳み帯と第3折畳み帯とを含む領域の縦方向における中心がマスク全体の縦方向における中心と重なるように配置されているため、中央折畳み帯と第3折畳み帯とを含む領域はマスク全体の中心に配置される。
したがって、マスク全体の中心を含む一定領域に1つの上向きプリーツと2つの下向きプリーツとを配置して、この一定領域において上方の伸縮範囲よりも下方の伸縮範囲を十分に確保することができ、中央折畳み帯が配される鼻周辺の動きに対応して伸縮させることが可能となる。
また、第1折畳み帯の上方と第3折畳み帯の下方とにプリーツを形成しないことにより、マスクの上端と下端を同じ幅分平滑面として装着者にフィットさせると共に、その内側部分を伸縮させることができ、装着者の顔にフィットさせつつ、顔の動きに対応させて空間を確保することが可能となる。
第1折畳み帯は、中央折畳み帯の上端縁に配置され、かつ上側に突出した山折り部と、上側部に配置され、かつ下側に突出した谷折り部と、を有しており、マスクの上端縁から谷折り部までの距離は、40mm以上45mm以下であってもよい。
中央折畳み帯の上端縁に山折り部を設けると共に、中央折畳み帯よりも上方に延出された上側部に谷折り部を設けることによって、山折り部が上方に突出した上向きプリーツを形成することができる。また、一般的に鼻口部を覆うマスクは、装着者の鼻の付け根から顎までを覆うように装着されるが、マスクの上端縁から40mm以上45mm以下の範囲に鼻頭が位置していることが多い。鼻頭は、マスクが装着される顔の部位の中で最も突出した部位である。
マスクの上端縁から谷折り部までの距離を40mm以上45mm以下にすることにより、装着者の鼻頭に谷折り部を配置させることができる。谷折り部の下方には山折り部が設けられており、山折り部は谷折り部よりも装着者から離間して(浮いて)配置される。最も突出した鼻頭に谷折り部を配置させることにより、谷折り部よりも山折り部を浮かせて配置して、鼻頭の周囲の空間を確保することが可能となる。したがって、鼻頭の下部にある鼻の穴や口にマスクを密着させず、鼻の穴や口の前方に空間を設けて、装着者の付け心地を向上させることができる。
C1,C101:マスク本体の縦方向における中心
C2:マスク本体の横方向における中心
C3,103:中央折畳み帯の縦方向における中心
W:溶着領域 P:非溶着領域
1,21,101:マスク 2,22,102:マスク本体
2a:左端部 2b:右端部
2c:上端部 2d:下端部
2e:上端縁 3:耳かけ紐部(耳かけ部)
4,24:第1溶着部分 5,25:第2溶着部分
5a:周囲溶着部分 6:芯材
7,107:上向きプリーツ 8,108:下向きプリーツ
9,109:中央折畳み帯 10:上側部
11:下側部 12:第1折畳み帯
12a:山折り部 12b:谷折り部
13:第2折畳み帯 13a:山折り部
13b:谷折り部 14:第3折畳み帯
14a:山折り部 14b:谷折り部

Claims (8)

  1. マスク本体と耳かけ部とを有し、該マスク本体には横方向に折り畳まれた上向きプリーツ及び下向きプリーツが形成されたマスクであって、
    上向きプリーツは、横方向に延びて配置される中央折畳み帯の上側に設けられ、
    下向きプリーツは、該中央折畳み帯の下側に設けられており、
    前記マスク本体は、前記上向きプリーツ及び前記下向きプリーツの広がりを抑えるための複数の溶着部が配列して形成された溶着領域と、前記溶着部が配列して形成されずに前記上向きプリーツ及び前記下向きプリーツが広がることが可能な非溶着領域とを有し、
    前記非溶着領域は前記マスク本体の中央寄りに配置されると共に、前記溶着領域は前記非溶着領域の周縁に配置されており、
    前記溶着領域は、前記マスク本体の上下方向の中央近傍よりも上縁近傍及び下縁近傍において、左右方向に長く延びた領域を呈しており、
    前記上向きプリーツの上端縁から前記下向きプリーツの下端縁までの縦方向の長さが、前記マスク本体の縦方向の長さの0.3倍以上0.6倍以下である、マスク。
  2. 前記非溶着領域は、横に長い略楕円形状を呈しており、
    前記複数の溶着部が、前記非溶着領域を囲む横に長い略楕円形状に沿って配置されている、請求項1に記載のマスク。
  3. 前記マスク本体の縦方向における中心位置と、前記中央折畳み帯の縦方向における中心位置とが縦方向にずれている、請求項1又は請求項2に記載のマスク。
  4. 前記上向きプリーツは、横方向に折り畳まれた第1折畳み帯によって形成されており、
    前記下向きプリーツは、横方向に折り畳まれた第2折畳み帯及び第3折畳み帯によって形成されており、
    前記中央折畳み帯は、該第1折畳み帯と該第2折畳み帯との間に位置しており、
    該中央折畳み帯の上側には、該中央折畳み帯に連設され、該中央折畳み帯よりも上方に向かって延設する上側部が設けられ、
    該中央折畳み帯の下側には、該中央折畳み帯に連設され、該中央折畳み帯よりも下方に向かって延設する下側部が設けられ、
    前記第1折畳み帯は、前記中央折畳み帯と前記上側部とに跨るように配置され、
    前記第2折畳み帯は、前記中央折畳み帯と前記下側部とに跨るように配置され、
    前記第3折畳み帯は、前記第2折畳み帯の下方に位置する下側部に配置されている、請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載のマスク。
  5. 前記中央折畳み帯と前記第3折畳み帯とを含む領域の縦方向における中心位置は、前記マスク本体の縦方向における中心位置と略一致する、請求項5に記載のマスク。
  6. 前記溶着部は、超音波による複数のスポット溶着によって構成されている、請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載のマスク。
  7. 前記マスク本体の上端縁近傍に、該マスク本体の上端縁を装着者の鼻に沿って配置させるための芯材が左右方向に沿って設けられている、請求項1から請求項6のうちいずれか1項に記載のマスク。
  8. 前記第1折畳み帯は、前記中央折畳み帯の上端縁に配置され、かつ上側に突出した山折り部と、前記上側部に配置され、かつ下側に突出した谷折り部と、を有しており、
    マスクの上端縁から前記谷折り部までの距離は、40mm以上45mm以下である、請求項1から請求項7のうちいずれか1項に記載のマスク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112450523A (zh) * 2020-12-04 2021-03-09 安徽荣达医疗器械有限公司 一种适用于聋哑人的一次性口罩的制备方法及口罩

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