JP3102199U - 新聞紙用のクリップ - Google Patents
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Abstract
【課題】複数枚の新聞紙を重ねた状態で確実に挟持する。小型軽量であり、持ち運び携帯を容易とし、クリップを簡易迅速に用いる。挿入作業が容易で女性の指を痛める虞れがなく、新聞紙のリサイクル再生利用を容易とする。構成が簡易で経済性を向上させる。
【解決手段】クリップを内側部材3と、この内側部材3の外側に一体に設けられた外側部材5とから形成する。内側部材3に内側止め部7と、つかみ部9及び差し込み部11とを形成する。外側部材5を内側止め部7の外側を覆うように二つ折りにされる外側止め部13と、上方に突出するつかみ部15とから形成する。内側部材3と外側部材5とをつかみ部9,15で少なくとも一体に形成する。外側止め部13と内側止め部7により複数枚の新聞紙の折り畳み部を挟持する。
【選択図】図1
【解決手段】クリップを内側部材3と、この内側部材3の外側に一体に設けられた外側部材5とから形成する。内側部材3に内側止め部7と、つかみ部9及び差し込み部11とを形成する。外側部材5を内側止め部7の外側を覆うように二つ折りにされる外側止め部13と、上方に突出するつかみ部15とから形成する。内側部材3と外側部材5とをつかみ部9,15で少なくとも一体に形成する。外側止め部13と内側止め部7により複数枚の新聞紙の折り畳み部を挟持する。
【選択図】図1
Description
本考案は、新聞紙用のクリップに関し、更に詳細に説明すると、複数枚の新聞紙の中央等の折り畳み部の上端を挟み込むことができる新聞紙用のクリップに関する。
一般に、新聞は複数枚の新聞紙から形成され、これらの複数枚の新聞紙は重ねられ、且つ新聞紙の中央の折り畳み部で折り畳まれている。これらの複数枚の新聞紙がページをめくる度に上下左右方向にずれ、バラバラにならないように、新聞紙を挟み込むクリップが種々提案されている。
従来の新聞紙を挟み込むクリップとして簡易なものは、ホッチキス針によるホッチキス止めがあり、また構成が複雑なものとしては、新聞紙バインダー及び新聞紙ホルダーを用いて、新聞紙の上下両端側を挟持し、新聞紙ホルダー等を新聞架台に載置することができるようになされている(例えば、特許文献1参照)。また近時、新聞紙を簡易に挟み込む簡易型のばね線中とじクリップが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許公開2000−118183号公報(第1頁、図1及び図3)
登録実用新案第3096158号公報(第1頁、図3及び図4)
しかしながら、上記従来のホッチキス針によるホッチキス止めの場合には、ホッチキス針を取り除いて廃棄しなければならず、ホッチキス針が残ったまま新聞紙を再生する場合には、リサイクル再生利用が困難となる欠点を有していた。新聞紙の再生時にホッチキス針を取り除かない場合には不良品が再生される虞れを有するので、再生時にホッチキス針を取り除く煩雑な作業が必要となる等の欠点を有していた。
また、特許文献1に示される、新聞架台に載置する構成の新聞紙バインダー及び新聞紙ホルダーでは、構成が複雑で高価となり、また重量も重く、かさばり持ち運びが困難であり、電車内等で利用することができないものであった。更に、特許文献2に示される、簡易型のばね線中とじクリップにおいても、金属製のばねを用い、且つ挿入作業と、ばね線を強く折り曲げながらU字かぎ部分を折り目の裏側に回して、新聞紙越しに直線脚に引っ掛ける作業とが必要で、作業が煩雑となり、また女性の指や爪を傷つける虞れを有していた。
そこで、本考案は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、複数枚の新聞紙を確実に挟持することができ、小型軽量であり、持ち運び携帯が容易でクリップを簡易迅速に用いることができ、挿入作業が容易で女性の指を痛める虞れがなく、新聞紙のリサイクル再生利用が容易となり、且つ構成が簡易で経済性に優れた新聞紙用のクリップを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本考案の請求項1に係る新聞紙用のクリップは、複数枚の新聞紙の折り畳み部の上端を挟み込むことができる新聞紙用のクリップにおいて、前記クリップは内側部材と、この内側部材の外側に一体に設けられた外側部材とから形成され、前記内側部材は内側止め部と、該内側止め部の先端に形成された差し込み部とを有し、前記外側部材は前記内側止め部の外側を覆うように二つ折りに形成された外側止め部と、該外側止め部の上部に形成され前記新聞紙の折り畳み部の上端より上方に突出するつかみ部とを有し、前記内側部材と外側部材とはつかみ部で少なくとも一体に形成され、前記内側止め部の先端の差し込み部を複数枚の新聞紙の折り畳み部の内側に挿入することにより、前記外側止め部と内側止め部により複数枚の新聞紙の折り畳み部が挟持されることを特徴とする。
また、本考案の請求項2に係る新聞紙用のクリップは、複数枚の新聞紙の折り畳み部の上端を挟み込むことができる新聞紙用のクリップにおいて、前記クリップは内側部材と、この内側部材の外側に一体に設けられた外側部材とから形成され、前記内側部材は内側止め部と、該内側止め部の先端に形成された差し込み部とを有し、前記外側部材は前記内側止め部の外側を覆うように二つ折りに形成された外側止め部と、該外側止め部の上部に形成され前記新聞紙の折り畳み部の上端より上方に突出するつかみ部とを有し、前記内側部材と外側部材とは一枚の紙材を折り込み形成され、前記二つ折りに形成される外側止め部の外側に下端からのスリットを介して設けられた左右一対の内側止め部が前記つかみ部で連結されて形成され、前記外側の左右一対の内側止め部を外側止め部側に夫々折り返し、更に外側止め部を左右一対の内側止め部が夫々対向するように二つ折りにされ、前記左右一対の内側止め部の対向面同士が接合されて形成され、前記スリットにより形成された内側止め部の先端の差し込み部を複数枚の新聞紙の折り畳み部の内側に挿入することにより、前記外側止め部と内側止め部により複数枚の新聞紙の折り畳み部が挟持されることを特徴とする。
また、本考案の請求項3に係る新聞紙用のクリップは、前記内側止め部の先端に形成された差し込み部が下端に向かって細く形成され、且つ下端側の外側に弯曲部が形成されていることを特徴とする。
また、本考案の請求項4に係る新聞紙用のクリップは、前記外側部材の外側に広告面が形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る考案によれば、内側部材と、この内側部材の外側に一体に設けられた外側部材とから形成された新聞紙用のクリップにより複数枚の新聞紙を確実に挟持することができ、小型軽量であり、持ち運び携帯が容易でクリップを簡易迅速に用いることができ、内側止め部の先端に形成された差し込み部の挿入作業が容易で女性の指や爪を傷める虞れがなく、新聞紙のリサイクル再生利用が容易となり、且つ構成が簡易で経済性に優れた新聞紙用のクリップを得ることができる。
また、請求項2に係る考案によれば、内側部材と外側部材とは一枚の紙材を折り込み形成され、小型軽量であり、持ち運び携帯が容易でクリップを簡易迅速に用いることができ、内側止め部の先端に形成された差し込み部の挿入作業が容易で女性の指や爪を傷める虞れがなく、新聞紙のリサイクル再生利用が容易となり、且つ構成が簡易で製造が容易で経済性に優れた新聞紙用のクリップを得ることができる。
また、請求項3に係る考案によれば、内側止め部の先端に形成された差し込み部が下端に向かって細く形成され、且つ下端側の外側に弯曲部が形成されているので、抵抗が少なく、より挿入作業が容易となる効果が得られる。
更にまた、請求項4に係る考案によれば、外側部材の外側に広告面が形成されているので、広告効果を増大させ、経済効果を増大させることができる効果が得られる。
以下、本考案に係わる新聞紙用のクリップの実施の形態を図面について説明する。
図1乃至図8は本考案の一実施形態を示すもので、図1は一枚の紙材を折り込みクリップを形成する場合のクリップの展開状態の正面図、図2は図1の状態より内側部材を内側に折り返した状態の正面図、図3は図2の裏面図、図4は外側部材の外側止め部を二つ折りにし、左右一対の内側止め部の対向面同士を接合したクリップの完成状態の正面図、図5は複数枚の新聞紙の中央の折り畳み部の上端に内側止め部の先端の差し込み部を挿入する状態を示す斜視図、図6は外側止め部と内側止め部により複数枚の新聞紙の中央の折り畳み部を挟持した状態の正面図、図7は図6の一部断面説明図、図8は新聞紙用のクリップの使用状態を示す斜視図である。
図1乃至図4に示す如く、新聞紙用のクリップ1は上下方向に長い帯状の内側部材3と、この内側部材3の外側に一体に設けられた上下方向に長い帯状の外側部材5とから形成されている。尚、本実施の形態では、一枚の所定の形状に裁断された紙材Pを折り込み形成されているが、内側部材3と外側部材5とを夫々別体に形成し、これらを接合してクリップ1を形成してもよい。また内側部材3と外側部材5の長さは本実施の形態では略同一に形成したが、長さが異なるものでもよい。前記紙材Pは板紙等から形成され、例えば葉書や名刺用紙と同程度の厚さと硬さを有すればよく、またはこれらより硬質のものであってもよい。
前記内側部材3は内側止め部7と、この内側止め部7の上部に形成されたつかみ部9と、内側止め部7の下端側である先端に形成された差し込み部11とを有し、前記外側部材5は前記内側止め部7の外側を覆うように二つ折りに形成された左右略対称な外側止め部13と、この外側止め部13の上部に形成されたつかみ部15とを夫々有し、前記内側部材3のつかみ部9と外側部材5のつかみ部15とは、本実施の形態では一連に形成されている。またつかみ部9と、つかみ部15の上端は夫々円弧面9a,15aに形成され、ぶつかっても安全性を保持し得るように形成されている。
図5及び図6に示す如く、前記内側部材3のつかみ部9と外側部材5のつかみ部15とは新聞紙NPの折り畳み部NP1の上端より上方に突出し、内側止め部7の先端の差し込み部11を複数枚の新聞紙NPの折り畳み部NP1を揃えた状態で、折り畳み部NP1の内側に挿入することにより、前記二つ折りに形成された左右略対称な外側止め部13と内側止め部7により複数枚の新聞紙NPの折り畳み部NP1が挟持される。また内側部材3のつかみ部9と外側部材5のつかみ部15とを持って、図6に示す使用状態よりクリップ1を上方に引き抜くことにより、新聞紙NPより簡易迅速に取り外すことができる。
次に、図1に示す如く、一枚の紙材Pを折り込み新聞紙用のクリップ1を形成する場合につき、更に詳細に述べる。前記二つ折りに形成される外側止め部13の外側に下端から上方に延び、つかみ部9,15の下端までスリット21を設ける。このスリット21を介して設けられた左右一対の内側止め部7が前記つかみ部9,15で連結された状態で形成される。外側部材5の中央には近接した状態で上下方向に延びる2本の折れ線23が形成されている。この2本の折れ線23の位置に二つ折り部25が形成される。
前記内側部材3を形成する外側の左右一対の内側止め部7を、図2及び図3に示す如く、外側止め部13側に夫々折り返す。この際内側止め部7の外側端7a同士はオーバーラップせず適宜の間隔L1が形成されている。この間隔L1は2本の折れ線23の間隔と略等しく形成されている。尚、内側止め部7の下端と差し込み部11の上端との間は弯曲部7bに形成され、差し込み部11は下端に向かって細く形成されている。また外側止め部13の下端13bは逆台形状に形成されている。
次に、図4に示す如く、外側止め部13を左右一対の内側止め部7が夫々対向するように、前記2本の折れ線23の位置で二つ折りにし、二つ折り部25を形成する。前記左右一対の内側止め部7の対向面同士を接着剤,両面接着テープ等により接合すれば、新聞紙用のクリップ1が形成される。この外側部材5の外側を広告面に形成することができでき、この広告面が人の目につき易く、広告効果を増大させ、経済効果を増大させることができる。
図5に示す如く、前記スリット21により外側部材5の外側止め部13と分割状態で形成された内側止め部7の先端の差し込み部11を複数枚の新聞紙NPの折り畳み部NP1の内側に挿入する。この差し込み部11の挿入時に新聞紙NPの折り畳み部NP1を内側に軽く押圧すると折り畳み部NP1が少し開き、差し込み部11の挿入を容易に行うことができる。
図7に示す如く、前記差し込み部11を十分に差し込むことにより外側止め部13と内側止め部7により複数枚の新聞紙NPの折り畳み部NP1が確実に挟持され、図8に示す使用状態の如く、新聞紙NPを縦折りにすることもでき、新聞紙NPがずれてバラバラとなるのを防止することができ、安心して新聞紙NPを読むことができる。
1 新聞紙用のクリップ
3 内側部材
5 外側部材
7 内側止め部
7a 外側端
7b 弯曲部
9 つかみ部
9a 円弧面
11 差し込み部
13 外側止め部
13b 下端
15 つかみ部
15a 円弧面
21 スリット
23 折れ線
25 二つ折り部
P 紙材
NP 新聞紙
NP1 折り畳み部
3 内側部材
5 外側部材
7 内側止め部
7a 外側端
7b 弯曲部
9 つかみ部
9a 円弧面
11 差し込み部
13 外側止め部
13b 下端
15 つかみ部
15a 円弧面
21 スリット
23 折れ線
25 二つ折り部
P 紙材
NP 新聞紙
NP1 折り畳み部
Claims (4)
- 複数枚の新聞紙の折り畳み部の上端を挟み込むことができる新聞紙用のクリップにおいて、前記クリップは内側部材と、この内側部材の外側に一体に設けられた外側部材とから形成され、前記内側部材は内側止め部と、該内側止め部の先端に形成された差し込み部とを有し、前記外側部材は前記内側止め部の外側を覆うように二つ折りに形成された外側止め部と、該外側止め部の上部に形成され前記新聞紙の折り畳み部の上端より上方に突出するつかみ部とを有し、前記内側部材と外側部材とはつかみ部で少なくとも一体に形成され、前記内側止め部の先端の差し込み部を複数枚の新聞紙の折り畳み部の内側に挿入することにより、前記外側止め部と内側止め部により複数枚の新聞紙の折り畳み部が挟持されることを特徴とする新聞紙用のクリップ。
- 複数枚の新聞紙の折り畳み部の上端を挟み込むことができる新聞紙用のクリップにおいて、前記クリップは内側部材と、この内側部材の外側に一体に設けられた外側部材とから形成され、前記内側部材は内側止め部と、該内側止め部の先端に形成された差し込み部とを有し、前記外側部材は前記内側止め部の外側を覆うように二つ折りに形成された外側止め部と、該外側止め部の上部に形成され前記新聞紙の折り畳み部の上端より上方に突出するつかみ部とを有し、前記内側部材と外側部材とは一枚の紙材を折り込み形成され、前記二つ折りに形成される外側止め部の外側に下端からのスリットを介して設けられた左右一対の内側止め部が前記つかみ部で連結されて形成され、前記外側の左右一対の内側止め部を外側止め部側に夫々折り返し、更に外側止め部を左右一対の内側止め部が夫々対向するように二つ折りにされ、前記左右一対の内側止め部の対向面同士が接合されて形成され、前記スリットにより形成された内側止め部の先端の差し込み部を複数枚の新聞紙の折り畳み部の内側に挿入することにより、前記外側止め部と内側止め部により複数枚の新聞紙の折り畳み部が挟持されることを特徴とする新聞紙用のクリップ。
- 前記内側止め部の先端に形成された差し込み部が下端に向かって細く形成され、且つ下端側の外側に弯曲部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の新聞紙用のクリップ。
- 前記外側部材の外側に広告面が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の新聞紙用のクリップ。
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JP2003273028U JP3102199U (ja) | 2003-12-10 | 2003-12-10 | 新聞紙用のクリップ |
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JP (1) | JP3102199U (ja) |
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2003
- 2003-12-10 JP JP2003273028U patent/JP3102199U/ja not_active Expired - Fee Related
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