JP3080345U - 浴槽用背凭れ具 - Google Patents

浴槽用背凭れ具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴槽内周面と接触している状態の背中から体
温が奪われることに起因する湯冷め感をなくすることが
できる浴槽用背凭れ具を提供する。 【解決手段】 浴槽内周面に沿って弾性的に撓み変形可
能で、かつ、表裏方向に貫通する複数の流路孔1を形成
してある背凭れ本体2に、該背凭れ本体2と浴槽内周面
との対向面間に水が流動可能な隙間を現出する脚部4を
形成するとともに、前記背凭れ本体2に、浴槽内周面に
対する装着手段5を設けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、浴槽内周面に装着して用いられる浴槽用背凭れ具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、家庭用の浴槽は、湯船形態が升状のものが多く使用され、入浴状態で は、浴槽底面に尻を置き背中を浴槽内周面に沿わせて座る姿勢となる。 また、この種の浴槽は、浴槽本体に熱伝導率が低いステンレスや合成樹脂など が用いられているとともに、この浴槽本体を保温材で被覆する等して、浴槽の最 適化が図られている。 そのため、浴槽内の湯が直に冷めない構造になっているが、湯表面及び浴槽自 体から放熱や対流によって湯熱が外部に逃がされて、徐々に湯の温度が下がって 行くので、このような状態にあるときには、熱湯を補充するとか、追い炊きする とか湯の温度を上げて適正湯温の維持を図って、入浴に適する温度管理が行われ ることになる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、実際の入浴において、湯船に入った状態では、背中やお尻等の部分 が直接に浴槽本体と接触状態になっているので、接触を受けた浴槽本体部分は湯 との接触が断たれるとともに、この接触している体部分から外部に熱が奪われて 行くことになるため、接触している部分に湯冷め感をよく経験することがある。 特に、寒さが厳しい冬場などでは、体温の奪われかたも大きい問題がある。 また、背中部分は、入浴中の背凭れ時に浴槽内周面との接触面積が大きいため 、湯冷め感も大きい傾向がある。
【0004】 本考案は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、浴 槽内周面と接触している状態の背中から体温が奪われることに起因する湯冷め感 をなくすることができる浴槽用背凭れ具を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1による浴槽用背凭れ具の特徴構成は、浴槽内周面に装着して 用いられる合成樹脂製の浴槽用背凭れ具であって、浴槽内周面に沿って弾性的に 撓み変形可能で、かつ、表裏方向に貫通する複数の流路孔を形成してある背凭れ 本体に、該背凭れ本体と浴槽内周面との対向面間に水が流動可能な隙間を現出す る脚部を形成するとともに、前記背凭れ本体に、浴槽内周面に対する装着手段を 設けてある点にある。 上記特徴構成によれば、浴槽内の内側周面に背凭れ具を装着することにより、 入浴時の背中が浴槽内周面に直接接触することがないことはもとより、背凭れ本 体と浴槽内の内側周面との対向面間に形成された隙間及び流路孔を介して湯が流 動可能となるとともに、背凭れ本体が、脚部を介して浴槽内の内側周面と接触す るから、例えば、背凭れ本体の脊面側全面が浴槽内の内側周面に直に接触する場 合に比べて、背凭れ本体の熱が浴槽内周面に直接に奪われないため、背中から体 温が奪われることによる湯冷め感をなくすることができる。 また、浴槽内周面が、曲面に形成されていても、背凭れ本体に背中を背凭れさ せると、体重で背凭れ本体が浴槽内の内側周面に沿う姿勢に弾性的に撓み変形す るから、背凭れ状態を良好に維持することができるとともに、背凭れ本体が脚部 を介して浴槽内の内側周面に安定的に接当することができるので、浴槽内周面が 曲面形状をなすような場合であっても、その曲面に沿って背凭れすることが可能 である。
【0006】 本考案の請求項2による浴槽用背凭れ具の特徴構成は、前記背凭れ本体の外周 縁及び各流路孔の周縁の各々には、裏面方向に向かって突出する補強リブが一体 形成されている点にある。 上記特徴構成によれば、背凭れ本体の肉厚さを薄く保ちながらも背凭れ本体の 強度の維持を図ることにより、極力、浮力の小さなものを製作することができる ので、浴槽湯内での取扱い性がよい。
【0007】 本考案の請求項3による浴槽用背凭れ具の特徴構成は、前記脚部が、背凭れ本 体に対して分散配置された複数の脚板から構成され、各脚板は、背凭れ本体、背 凭れ本体の周縁、流路孔の周縁、流路孔を横断する部分の何れかに設けられてい る点にある。 上記特徴構成によれば、浴槽に当該背凭れ具を装着した状態では、背凭れ本体 と浴槽内周面とが、分散配置された複数の脚板を介して対向するため、両者の間 には常に隙間が存在することになるため、湯の流動を確実に形成することができ る。 本考案の請求項4による浴槽用背凭れ具の特徴構成は、前記装着手段が浴槽内 の内側周面に吸着可能な吸盤から構成されている点にある。 上記特徴構成によれば、浴槽内の湯の有無に関係なく、誰でもが簡単に背凭れ 本体を浴槽内周面に吸着固定することができるとともに、浴槽からの取外しも簡 単に行えることができる利点がある。 本考案の請求項5による浴槽用背凭れ具の特徴構成は、前記吸盤の一部が背凭 れ本体の外周縁から外方に突出する状態で設けられている点にある。 上記特徴構成によれば、浴槽内の内側周面に吸着する吸盤のうち、背凭れ本体 の外周縁から外方に突出する吸盤の一部に爪等を引っかけて持上げることにより 、浴槽内周面との吸着状態を簡単に解除して、浴槽から浴槽用背凭れ具を取外す ることができ、取扱い性の向上を図ることができる。
【0008】
【考案の実施の形態】
〔第1実施形態〕 図1〜図5は、浴槽B内の内側周面B1に取付けて用いられる本考案の合成樹 脂製の浴槽用背凭れ具Aの一実施形態を示し、浴槽Bの浴槽内周面B1に沿って 弾性的に撓み変形可能で、かつ、表裏方向に貫通する複数の流路孔1を形成して ある正面視でほぼ隅丸長方形状の背凭れ本体2に、該背凭れ本体2と浴槽B内の 内側周面B1との対向面間に水(湯)Wが流動可能な隙間3を現出する脚部4を 形成するとともに、背凭れ本体2の脊面(裏面)側に、浴槽B内の内側周面B1 に対する装着手段の一例としての、浴槽内周面B1に吸着可能な合成ゴム製の吸 盤5を左右に夫々取付けて構成されている。 前記背凭れ本体2は、ポリエチレン等を合成樹脂材から形成されている。
【0009】 図1、図2に示すように、前記背凭れ本体2の外周縁には、裏面方向に向かっ て補強リブ(以下、周縁補強リブと記載)6が突出形成されているとともに、背 凭れ本体2の裏面中央部には、十字状の中央補強リブ7が突出形成されいる。背 凭れ本体2の裏面は、この中央補強リブ7によって上下左右方向にほぼ均等に4 分割されている。
【0010】 図1に示すように、前記中央補強リブ7によって4分割された背凭れ本体2の 各領域Sには、その領域S毎に、背凭れ本体2の外周縁の内側脇から中央補強リ ブ7に亘って、その領域Sを通る背凭れ本体2の対角線にほぼ沿い、かつ、表裏 方向に貫通する平行な複数(当該実施形態では9つ)の長孔形態の流路孔1が形 成されている。
【0011】 前記各流路孔1の周縁には、前記中央補強リブ7の一部を兼用する状態で、裏 面方向に向かって突出する補強リブ(以下、孔補強リブと記載)8が一体形成さ れている。
【0012】 前記補強リブ6の突出先端部は、中央補強リブ7の突出先端部及び孔補強リブ 8の突出先端部よりも突出している。
【0013】 図1に示すように、前記背凭れ本体2の裏面側には、周縁補強リブ6の突出先 端部よりも大きく突出する複数の舌片状の脚板9が一体形成されていて、これら 複数の脚板9から前記脚部4が構成されている。
【0014】 図1に示すように、前記複数の脚板9の内の一部の脚板(以下、第1脚板と記 載)9aは、前記背凭れ本体2の各領域S毎に、それの上下方向の中央部で且つ 水平方向沿って直列状に配列されているとともに、これら各脚板9aは、図6、 図7に示すように、その配列線上に位置する流路孔1毎に、その流路孔1を横断 する状態で孔補強リブ8から突出形成されている。
【0015】 また、前記脚部4を構成する残りの脚板9のうちの更に一部の脚板9b(以下 、第2脚板と記載)は、前記本体2の各領域S毎に、前記第1脚板9a列から上 位置と下位置に所定間隔を隔てた流路孔1位置に、水平方向に直列状に配列する 孔補強リブ8の線上に位置して突出形成されている。
【0016】 更に、図1に示すように残りの脚板9cは、背凭れ本体2の全周縁に形成され ている周縁補強リブ6に、その周方向に沿って複数を突出体形成している。
【0017】 図1、図3に示すように、前記各吸盤5は、背凭れ本体2のうち、中央補強リ ブ7の水平辺部の左右先端部と周縁補強リブ6との間の各々に表裏方向に貫通す る係止孔(図示せず)に吸盤基部が係合保持されている。また、左側の吸盤5の 左部、右側の吸盤5の右部が、正面視で背凭れ本体2の外周縁から外方に突出す る状態で設けられている。
【0018】 このような構成の浴槽用背凭れ具Aであれば、吸盤5側を浴槽B内の内側周面 B1に向けて表面方向から押し付け操作すると、脚部4を構成する複数の脚板9 が内側周面B1にほぼ接当する状態で吸着固定することができる。 この取付状態では、周縁補強リブ6の突出先端部と浴槽内周面B1との対向間 及び流路孔1を通して、湯( 水) Wの流動が可能となる。 また、浴槽Bから浴槽背凭れ具Aを取外す場合、背凭れ本体2の外周縁から外 方に突出する吸盤5の一部5aに指の爪等を引っかけて、この吸盤5の一部5a を捲り上げ、浴槽内周面B1と吸盤5との吸着状態を解除することによって、浴 槽B内から浴槽用背凭れ具Aを取外すことができる。
【0019】 〔第2実施形態〕 図10、図11は本考案の第2実施形態を示し、背凭れ本体2の裏面側のうち 、周縁補強リブ6に一体形成された、全数或は所定数の脚板9cの先端部に、浴 槽内周面B1に対する緩衝体としての合成ゴム製のカバー体10がそれぞれ取付 けた構成のものであってもよい。このようなカバー体10の取付け位置は、上記 に限らず、第1脚板9aや、第2脚板9bの先端部に設けてもよい。 この場合、背凭れ時の背凭れ本体2が、背凭れよる押圧力を受けて勝手に動き 出すようなことを確実に阻止することができる。 また、この実施形態に限らず、前記脚部4を構成する脚板9のうちの第1脚板 9a及び第2脚板9bの先端部に設けて実施してもよい。 その他の構成は前記第1実施形態と同一であり、第1実施形態で記載した構成 部分と同一構成又は同一機能を有する構成部分には同一番号を付記してそれの説 明を省略する。
【0020】 〔その他の実施形態〕 (1) 前記実施形態では流路孔1を長孔から構成したが、これに限定される ものではなく、例えば円孔等であってもよい。 (2) 前記複数の流路孔1の配列は、前記実施形態で説明した配列に限定さ れるものではなく適宜変更してもよい。例えば、全ての流路孔1が一方向に平行 に配列されたものであってもよい。 (3) 前記実施形態では脚部4を複数の脚板9(9a,9b,9c)から構 成したが、これに限定されるものではなく、例えば脚部4を複数の脚柱から構成 してもよい。 (4) 前記第1実施形態において、前記装着手段5としての前記吸盤5の取 付け数や、配備位置は適宜選択することができ、例えば、複数を取付けても、背 凭れ本体2の裏面の各4隅コ−ナ部分に配備してあるものであってもよい。 (5) 上記実施形態では、背凭れ本体2に設けた2つの吸盤5が左右位置と なるよに当該浴槽用背凭れ具Aを浴槽内周面に装着使用する例を説明したが、本 考案はこれに限らず、背凭れ本体2に設けた2つの吸盤5が上下位置となるよに 当該浴槽用背凭れ具Aを浴槽内周面に装着使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の浴槽用背凭れ具の第1実施形態を示す
裏面図
【図2】(イ)は図1のI ―I 端面図、(ロ)は図1の
II―II端面図、(ハ)は図1のIII −III 端面図
【図3】本考案の浴槽用背凭れ具の正面図
【図4】使用状態の要部を示す平断面図
【図5】使用状態の要部を示す側断面図
【図6】第1脚板部分の拡大裏面図
【図7】図6のIV−IV断面図
【図8】第2脚板部分の拡大裏面図
【図9】図8のV−V断面図
【図10】第2実施形態の要部を示す断面図
【図11】第2実施形態の要部を示す裏面図
【符号の説明】
A 浴槽用背凭れ具 B 浴槽 B1 浴槽内周面 1 流路孔 2 背凭れ本体 3 間隙 4 脚部 5 装着手段(吸盤) 6 補強リブ(周縁補強リブ) 8 補強リブ( 孔補強リブ) 9 脚板

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽内周面に装着して用いられる合成樹
    脂製の浴槽用背凭れ具であって、浴槽内周面に沿って弾
    性的に撓み変形可能で、かつ、表裏方向に貫通する複数
    の流路孔を形成してある背凭れ本体に、該背凭れ本体と
    浴槽内周面との対向面間に水が流動可能な隙間を現出す
    る脚部を形成するとともに、前記背凭れ本体に、浴槽内
    周面に対する装着手段を設けてある浴槽用背凭れ具。
  2. 【請求項2】 前記背凭れ本体の外周縁及び各流路孔の
    周縁の各々には、裏面方向に向かって突出する補強リブ
    が一体形成されている請求項1記載の浴槽用背凭れ具。
  3. 【請求項3】 前記脚部が、背凭れ本体に対して分散配
    置された複数の脚板から構成され、各脚板は、背凭れ本
    体、背凭れ本体の周縁、流路孔の周縁、流路孔を横断す
    る部分の何れかに設けられている請求項2記載の浴槽用
    背凭れ具。
  4. 【請求項4】 前記装着手段が浴槽内周面に吸着可能な
    吸盤から構成されている請求項1、2又は3記載の浴槽
    用背凭れ具。
  5. 【請求項5】 前記吸盤の一部が背凭れ本体の外周縁か
    ら外方に突出する状態で設けられている請求項4記載の
    浴槽用背凭れ具。
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