JP3906811B2 - バスボード - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴槽の対向する内側面間に着脱自在に設置されるバスボードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、浴槽の対向する内面に形成された肘掛部間に架設され浴槽内の椅子として使用されるバスボードがあった(例えば、特許文献1参照。)。また、浴室内に各種の器具を設置して椅子として使用される場合、該椅子と浴室床面との間が滑りやすく、この滑りを防止するために、該椅子に滑り止め部材を装着したものがあった(例えば、特許文献2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−191522号公報(第1頁、図2)
【特許文献2】
特開平11−332772号公報(第1頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1のバスボードは肘掛部間に架設されて使用されるものであるから、入浴者の体重を支えるには十分であるが該バスボードが水平方向前後にあるいは上方に滑り移動するという問題があった。そこで特許文献2に示されているような滑り止め部材を該バスボードの端縁部に突出させて設け、浴槽の内側面とバスボードとの間の滑りを防止することが考えられる。しかし、バスボードの端縁部に滑り止め部材を装着したとき、該バスボードを浴室内で或いは浴槽内で取り扱うとき、過って、該突出した滑り止め部材を浴室の床面や浴槽の内側面にぶつけて該滑り止め部材を破損させたり該滑り止め部材を係止している爪部を折る等の問題があった。また、該バスボードを浴室の床面に載置したとき入浴者が過って該バスボードに乗って該滑り止め部材を壊したり、或いは、該滑り止め部材が直接浴室床面に接触するので、該滑り止め部材が汚れ易く該滑り止め部材はゴム等の軟質弾性体で構成されるのが普通であるから、該汚れた滑り止め部材を清掃しにくいという問題があった。本発明は、バスボードと浴槽の内側面との間が滑りにくく、しかも、バスボードの端縁部に設けた滑り止め体或いは該滑り止め体を係止した爪部が破損しにくく、かつ、滑り止め体が浴室内の汚水に直接接触しないようにしバスボードの清掃を容易にしたバスボードを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、次のような技術的手段を講じている。すなわち、本発明の請求項1記載のバスボードは、浴槽の対向する内側面間に着脱自在に設置されるバスボードにおいて、該内側面とバスボードとの間の摩擦力を増大させる滑り止め体を該バスボードの両端縁部に装着するとともに、該滑り止め体の水平方向突出部を該端縁部から突出させ且つ該滑り止め体の上方方向突出部をバスボードの表面から上方に突出させ、更に、該バスボードの表面上であって、該滑り止め体の近傍に該滑り止め体の上方方向突出部より高い突起を形成したことを特徴とする。このような構成によって、バスボードの端縁部に装着した滑り止め体は該滑り止め体の近傍の周縁部の形成した突起によって保護され、バスボードの端縁部を浴室の床面、壁面或いは浴槽の内側面等に過ってぶつけても、滑り止め体が直接それらにぶつかることが少なくなり、該滑り止め体が破損しにくいのである。また、該バスボードの滑り止め体側を下側にして浴室に平置きして載置収納した場合でも、該滑り止め体が該突起に保護されるので直接該床面に当接せず、その結果、該滑り止め体が破損しにくいとともに、浴室内の汚水によって汚れにくく、該滑り止め体の清掃を簡単容易に行えるのである。また、滑り止め体とバスボードとの一体感がありデザイン的にも優れているのである。
【0006】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のバスボードにおいて、滑り止め体をバスボードの端縁部に着脱自在に装着したものである。このような構成により、滑り止め体が万一破損した場合でも新しい滑り止め体と交換することが容易となり、長期間にわたってバスボードを使用できる。
【0007】
又、請求項3記載の発明は、請求項1記載のバスボードにおいて、バスボードの端縁部に切欠を形成し、該切欠内に形成した爪部に滑り止め体を陥入したものである。このような構成により、滑り止め体のバスボードへの装着作業が容易となり、滑り止め体の交換作業も簡単容易になるのである。
【0008】
更に、請求項4記載の発明は、請求項1記載のバスボードにおいて、突起を滑り止め体の周縁部に形成したものである。このような構成によって、滑り止め体の保護の程度が強化されるのである。
【0009】
更に又、請求項5記載の発明は、請求項4記載のバスボードにおいて、突起を連続した突条で形成したものである。このような構成によって、該バスボードを浴室の床面に載置して身体を洗うとき、該突起が堰の役目をして身体を洗ったときの汚水が滑り止め体に行きにくいのであり、また、該突条の突起が障害となって入浴者の手足の指等が滑り止め体とバスボードとの間に挟まれにくいのである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照してより詳細に説明する。図1は本発明に係るバスボード3の一実施例を示す平面図であり、該バスボード3の4隅近傍で長手方向において対向する端縁部31、31に、滑り止め体4が合計4個装着されている、図2は該バスボード3を浴槽1内の対向する内側面2、2に形成した肘掛部21、21に、着脱自在に載置架設した状態を示す断面図であり、このときバスボード3の対向する端縁部31、31に装着されたそれぞれの滑り止め体4、4が浴槽1の内側面2、2に弾性的に圧接してバスボード3が内側面2に対して容易に滑らないようになっている。
【0011】
図3はバスボード3の滑り止め体4の装着部における部分拡大斜視図、図4は該装着部の部分拡大分解斜視図である。滑り止め体4はゴムやオレフィン系の熱可塑性エラストマ等からなる。実施例においては滑り止め体4は平板状で取付端面に挿入穴43が形成されている。バスボード3の切欠34は切欠34の奥壁36から爪部35が片持ち式に平板状で水平方向に突出している。滑り止め体4の挿入穴43に該爪部35を圧入することにより滑り止め体4をバスボード3の切欠34に着脱自在に装着する。滑り止め体4を切欠34に装着した状態では、滑り止め体4の水平方向突出部41はバスボード3の端縁部31から突出した状態となっており、且つ、滑り止め体4の上方方向突出部42はバスボード3の表面32よりも上方に突出している。33はコ字型の突起であり該突起33は突条をしており、該バスボード3の表面32上であって、該滑り止め体4の3辺を囲むように、形成されており、該滑り止め体4の上方方向突出部42より高くしている。該突起33は突条で平面視コ字型をしているが、当該形状に限定されるものではなく、即ち突条でなくても良く、独立した複数個の突起33をコ字型に立設形成してもよい。
【0012】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、浴槽1の対向する内側面2、2間に着脱自在に設置されるバスボード3において、該内側面2、2とバスボード3との間の摩擦力を増大させる滑り止め体4を該バスボード3の両端縁部31に装着するとともに、該滑り止め体4の水平方向突出部41を該端縁部31から突出させ且つ該滑り止め体4の上方方向突出部42をバスボード3の表面32から上方に突出させ、更に、該バスボード3の表面32上であって、該滑り止め体4の近傍に、該滑り止め体4の上方方向突出部42より高い突起33を形成したことを特徴とするバスボードであるから、バスボード3の端縁部31に装着した滑り止め体4は該滑り止め体4の近傍の周縁部の形成した突起33によって保護され、バスボード3の端縁部31を浴室の床面、壁面或いは浴槽1の内側面2等に過ってぶつけても、滑り止め体4が直接それらにぶつかることが少なくなり、該滑り止め体4が破損しにくいのである。また、該バスボード3の滑り止め体4側を下側にして浴室に平置きに載置収納した場合でも、該滑り止め体4が該突起33に保護されるので直接該床面に当接せず、その結果、該滑り止め体4が破損しにくいとともに、浴室内の汚水によって汚れにくく、該滑り止め体4の清掃を簡単容易に行えるのである。また、滑り止め体4とバスボード3との一体感がありデザイン的にも優れているのである。
【0013】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のバスボードにおいて、滑り止め体4をバスボード3の端縁部31に着脱自在に装着したから、滑り止め体4が万一破損した場合でも新しい滑り止め体4と交換することが容易となり、長期間にわたってバスボードを使用できる。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項1記載のバスボードにおいて、バスボード3の端縁部31に切欠43を形成し、該切欠43内に形成した爪部35に滑り止め体4を陥入したから、滑り止め体4のバスボード3への装着作業が容易となり、滑り止め体4の交換作業も簡単容易になるのである。
【0015】
又、請求項4記載の発明は、請求項1記載のバスボードにおいて、突起33を滑り止め体4の周縁部に形成したから、滑り止め体4の保護の程度が強化されるのである。
【0016】
更に、請求項5記載の発明は、請求項4記載のバスボードにおいて、突起33を連続した突条で形成したから、該バスボード3を浴室の床面に載置して身体を洗うとき、該突起33が堰の役目をして身体を洗ったときの汚水が滑り止め体4に行きにくいのであり、また、該突条の突起33が障害となって入浴者の手足の指等が滑り止め体4とバスボード4との間に挟まれにくいのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバスボードの一実施例を示す平面図。
【図2】上記実施例におけるバスボードを浴槽内に設置した場合の断面図。
【図3】上記実施例におけるバスボードの部分拡大斜視図。
【図4】上記実施例におけるバスボードの部分拡大分解斜視図。
【符号の説明】
1 浴槽
2 浴槽の内側面
21 浴槽の内側面に形成した肘掛部
3 バスボード
31 バスボードの端縁部
32 バスボードの表面
33 バスボードの突起
34 バスボードの切欠
35 バスボードの爪部
36 切欠の奥壁
4 滑り止め体
41 滑り止め体の水平方向突出部
42 滑り止め体の上方方向突出部
43 挿入穴
Claims (5)
- 浴槽の対向する内側面間に着脱自在に設置されるバスボードにおいて、該内側面とバスボードとの間の摩擦力を増大させる滑り止め体を該バスボードの両端縁部に装着するとともに、該滑り止め体の水平方向突出部を該端縁部から突出させ且つ該滑り止め体の上方方向突出部をバスボードの表面から上方に突出させ、更に、該バスボードの表面上であって、該滑り止め体の近傍に、該滑り止め体の上方方向突出部より高い突起を形成したことを特徴とするバスボード。
- 上記滑り止め体をバスボードの端縁部に着脱自在に装着した請求項1記載のバスボード。
- 上記バスボードの端縁部に切欠を形成し、該切欠内に形成した爪部に滑り止め体を陥入した請求項1記載のバスボード。
- 上記突起を滑り止め体の周縁部に形成した請求項1記載のバスボード。
- 上記突起を連続した突条で形成した請求項4記載のバスボード。
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2003
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