JP2958130B2 - 感熱転写記録材料およびそれを用いた感熱転写記録方法 - Google Patents
感熱転写記録材料およびそれを用いた感熱転写記録方法Info
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Description
びそれを用いた感熱転写記録方法に関し、さらに詳しく
は熱拡散性と耐熱性とを備え、かつキレート化反応性に
優れた色素から高濃度で安定性に富むイエロー色素画像
の得られる新規な感熱転写記録材料、およびこの感熱転
写記録材料を用いて効率的に画像記録することのできる
感熱転写記録方法に関する。
ら、カラーハードコピーを得る方法として、インクジェ
ット、電子写真、感熱転写等によるカラー記録技術が検
討されている。
や保守が容易であること、装置の小型化、低コスト化が
可能なこと、さらにはランニングコストが安いことなど
の利点を有している。
インキ層を設けてなる転写シート(感熱転写記録材料)
を感熱ヘッドにより感熱して、インキを被転写シート
(受像材料)上に溶融転写する方式と、支持体上に熱拡
散性色素(昇華性色素)を含有するインキ層を有する転
写シートを感熱ヘッドにより加熱して、被転写シートに
前記熱拡散性色素を転写する熱拡散転写方式(昇華転写
方式)の2種類があるが、後者の熱拡散転写方式の方が
感熱ヘッドの熱的エネルギーの変化に応じて色素の転写
量を変化させ、画像の階調をコントロールすることがで
きるので、フルカラー記録に有利である。
においては、感熱転写記録材料に用いられる色素が重要
であり、従来のものでは得られた画像の安定性、即ち耐
光性や定着性がよくないという欠点を有している。
8893号、同59−109394号、同60−239
8号の各公報には、キレート化可能な熱拡散性色素を用
い、受像材料上にキレート化された色素によって画像を
形成する画像形成方法が開示されている。
を改良する方法として優れた方法であるが、これらの公
報に開示されたイエロー色素は、モル吸光係数(ε)が
小さいので、高濃度の画像を得る為には色素の添加量を
多くする必要があり、インクシートの保存性(色素の析
出)についての問題点を有していた。
性が得られないという問題点も有していた。
適性が劣る)という問題点も有していた。
たものである。
(ε)の高い色素画像を形成することができ、キレート
反応性が高く、しかもインク化適性に優れた色素を用い
ることにより定着性にすぐれた高濃度のイエロー画像の
得られる感熱転写記録材料、およびこの感熱転写記録材
料を用いて効率的に記録することのできる感熱転写記録
方法を提供することにある。
ための請求項1に記載の本発明は、下記式[I]で表わ
される色素を含有する層を支持体上に有することを特徴
とする感熱転写記録材料である。
アルキル基、アリール基を表わし、R3 はシアノ基、−
CONHR4 、−COCH3 、−COOR4 を表わす
(ただし、R4 は、水素原子、アルキル基およびアリー
ル基を表わす。)。Xは−O−、−N(−R5 )−、−
C(−R6)=を表わす(ただし、R5 は、水素原子、
アルキル基、アリール基を表わす。R6 は水素原子ハロ
ゲン原子および一価の置換基を表わす。)。Zは窒素原
子、Xおよびアゾ基に結合した炭素原子とともに5〜6
員の芳香族複素環を形成するのに必要な原子群を表わ
す。] また、請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の式
[I]で表わされる色素を含む層を支持体上に有する感
熱転写記録材料の前記層に受像材料を重ね、前記感熱転
写記録材料を画像情報に応じて加熱し、前記色素と金属
イオンを供給する化合物(以下において、メタルソース
と称することがある。)との反応により形成されるキレ
ート色素によって画像を受像材料上に形成することを特
徴とする感熱転写記録方法である。
て詳述する。
しては、炭素数1〜10のアルキル基が好ましく、さら
には炭素数2〜8のアルキル基がさらに好ましい。具体
的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プ
ロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、n−ヘキシル
基、2−エチルヘキシル基等を挙げることができる。R
1 およびR2で表わされるアリール基としてはフェニル
基、ナフチル基等が挙げられ、好ましくはフェニル基が
挙げられる。
アリール基としてはR1 およびR2で挙げたものと同じ
基を挙げることができる。
ルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ
基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アミノ基、アシ
ルアミノ基、カルバモイル基、アルキルスルホニル基、
アリールスルホニル基、アルコキシカルボニル基、アリ
ールオキシカルボニル基、ウレイド基、ヒドロキシル
基、シアノ基、ニトロ基等が挙げられる。
た炭素原子とともに5〜6員の芳香族複素環を形成する
のに必要な原子群を表わす。この芳香族複素環としては
ピリジン、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、ピラゾ
ール、イミダゾール、トリアゾール、オキサゾール、イ
ソキサゾール、オキサジアゾールおよびそれらのベンゼ
ローグ類を挙げることができる。その中でもピラゾー
ル、イミダゾール、トリアゾールが好ましい。
より構成される環はさらに置換されていても良く、該置
換基としてはハロゲン原子およびR6 で表わされる一価
の置換基と同じ基を挙げることができる。
性、耐熱性の良好な色素であり、しかも溶剤溶解性に富
むものである。そして重要なことにこれらの色素は画像
形成時にはメタルソースと反応して十分にキレート化す
ることができる。
1、表2および表3に示す。
キームに示すように6−ヒドロキシ−2(1H)−ピリ
ドン系化合物と芳香族複素環一級アミンとのジアゾカッ
プリング反応により容易に製造することができる。具体
的には、「ケミカルレビューズ」1975,75巻,N
o.2,第241〜257頁に記載された合成方法に準
じて製造することができる。
ある6−ヒドロキシ−2(1H)−ピリドン系化合物
は、「ジャーナル オブ ケミカル ソサイエティー」
25巻,560頁(1960)および「アンナーレン
デア ヒェミー」1979年,769頁に記載の合成法
に準じて、下記反応スキームに示すように容易に製造す
ることができる。
中の化合物(1)は以下のようにして合成することがで
きる。すなわち、化合物(1)11.3gおよび化合物
(2)12.9gの混合物を130℃で1時間加熱して
生成するエタノールを留去する。室温まで冷却した後、
メタノール100ml、KOH8.4g、化合物(4)
17.2gを加えて、得られる混合物を加熱還流を8時
間行なう。溶媒を減圧下にて留去し、得られる残渣を酢
酸エチルで洗浄し、固体を濾取する。その固体を10%
濃度の塩酸200mlに加え、次いで酢酸エチル300
mlで抽出する。溶媒を留去することにより、化合物
(5)26.5g(収率90%)を得ることができる。
2gを酢酸50mlに溶解し、これに、亜硝酸ソーダ
3.7gおよび(CH3 )2 SO4 30mlから調製
したニトロシル硫酸溶液を内温20℃以下で加えること
により、ジアゾニウム塩溶液を調製する。化合物(5)
14.6gおよびトリエチルアミン75gをメタノール
300mlに溶解して得られる溶液に前記ジアゾニウム
塩溶液を内温20℃以下で加える。添加終了後、純水1
リットルを加え、酢酸ナトリウムで中和し、これによっ
て析出する結晶を濾取し、水洗し、乾燥する。これをメ
タノールから再結晶し、例示化合物(Y−2)15.0
g(収率75%)を得ることができる。
って、本発明においては、式[I]で表される化合物を
合成するのに、前記合成例における使用化合物および反
応のための使用量、反応手順等に限定されるものではな
い。
前記式[I]で表わされる色素を含有する層(以下、感
熱層と称することがある。)を支持体上に有する。
体1m2 当り0.1g〜10gが好ましい。
以上をバインダーとともに溶媒中に溶解することによっ
て、あるいは溶媒中に微粒子状に分散させることによっ
て、またはホットメルト法により感熱層形成用塗料を調
製し、該塗料を支持体上に塗布し、適宜に乾燥すること
にとり、形成することができる。
μmが好ましい。
ポリアクリル酸系、ポリビニルアルコール系、ポリビニ
ルピロリドン系等の水溶性ポリマー、アクリル樹脂、メ
タクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリ
スルホン、ポリエーテルスルホン、ポリビニルブチラー
ル、ポリビニルアセタール、ニトロセルロース、エチル
セルロース等を挙げることができる。
上を有機溶媒に溶解して用いるだけでなく、ラテックス
分散の形で使用してもよい。
2 当り0.1g〜50gが好ましい。
えばエタノール、プロパノール)、セロソルブ類(例え
ば酢酸エチル)、芳香族類(例えばトルエン、キシレ
ン、クロルベンゼン)、ケトン類(例えばアセトン、メ
チルエチルケトン)、エーテル類(例えばテトラヒドロ
フラン、ジオキサン)、塩素系溶剤(例えばクロロホル
ム、トリクロルエチレン)等が挙げられる。
記録の際に感熱ヘッドの熱に耐えうるものであれば特に
制限はないが、コンデンサー紙、グラシン紙等の薄葉
紙、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリカ
ーボネート等の耐熱性のプラスチックフィルム等が好ま
しく用いられる。
く、また支持体にはバインダーとの接着性の改良や色素
の支持体側への転写、染着を防止する目的で下引層を設
けてもよい。
は、サーマルヘッドが支持体に粘着するのを防止するた
めのスリッピング層を設けてもよい。
特開昭59−106997号公報に記載されているよう
な熱溶融性化合物を含有する熱溶融性層を設けてもよ
い。
0℃の融点を有する無色もしくは白色の化合物が好まし
く用いられる。熱溶融性化合物として、たとえばカルナ
バロウ、密ロウ、カンデリワックス等のワックス類、ス
テアリン酸、ベヘン酸等の高級脂肪酸、キシリトール等
のアルコール類、アセトアミド、ベンゾアミド等のアミ
ド類、フェニルウレア、ジエチルウレア等の尿素類等を
挙げることができる。なお、これらの熱溶融性層には、
色素の保持性を高めるために、たとえばポリビニルピロ
リドン、ポリビニルブチラール、飽和ポリエステル等の
ポリマーが含有されていても良い。
らイエロー色素画像を得ることができるが、フルカラー
画像記録に適用する場合には、シアン色素を含有するシ
アン感熱層、マゼンタ色素を含有するマゼンタ感熱層お
よび本発明に係るイエロー色素を含有するイエロー感熱
層の少なくとも3層が支持体の同一表面上に順次に繰り
返して塗設されていることが好ましい。
むイエロー感熱層、マゼンタ感熱層、シアン感熱層の他
に黒色画像形成物質を含む感熱層を支持体の同一表面上
に順次に繰り返し設けてもよい。
写記録材料の感熱層と受贈材料とを重ね合わせ、画像情
報に応じた熱を感熱転写記録材料に与え、メタルソース
と感熱層中の色素との反応により形成されるキレート色
素によって、画像が受像材料上に形成される。
[I]で表わされる色素を用いるので、高濃度で安定性
に富む画像を効率的に得ることができる。
ても良いし、感熱層の表面に設けた熱溶融性層中に存在
させても良い。
する。図1において、支持体1と受像層2からなる受像
材料3の受像層2中にメタルソースを存在させたとき、
支持体4と感熱層5とからなる感熱転写記録材料6の感
熱層5中の前記色素は、たとえばサーマルヘッド7の発
熱抵抗体8からの熱によって受像材料3に拡散移行し、
その受像層2において前記メタルソースと反応してキレ
ート色素を形成する。また、図2において、感熱層5の
表面に設けた熱溶融性層9中にメタルソースを存在させ
たとき、支持体4と感熱層5と熱溶融性層9とからなる
感熱転写記録材料10の感熱層5中の前記色素は、たと
えばサーマルヘッド7の発熱抵抗体8からの熱によって
熱溶融性層9に拡散移行し、そこで前記メタルソースと
反応してキレート色素を形成し、このキレート色素を含
む熱溶融性物質9aが凝集破壊もしくは界面剥離によっ
て受像材料11に移行するか、又は熱溶融性層が受像材
料11へ移行した後に感熱層中の色素が該熱溶融性層へ
拡散移行し、そこで前記メタルソースと反応してキレー
ト色素を形成する。
加熱が一般的であるが、通電加熱やレーザーを用いた加
熱でも良い。
しては、周期律表の第I〜第VIII族に属する2価および
多価の金属イオンが挙げられるが、中でもAl、Co、
Cr、Cu、Fe、Mg、Mn、Mo、Ni、Sn、T
iおよびZnのイオンが好ましく、特にNi、Cu、C
r、CoおよびZnのイオンが好ましい。
なわち、メタルソース)としては、該金属の無機または
有機の塩および該金属の錯体が挙げられ、中でも有機酸
の塩および錯体が好ましい。
2+、Co2+およびZn2+と酢酸等との低級脂肪酸の塩、
ステアリン酸のような高級脂肪酸の塩、あるいは安息香
酸、サリチル酸などの芳香族カルボン酸の塩などが挙げ
られる。
用いることができる。 [M(Q1 )k (Q2 )m (Q3 )n ]p+(Y- )p ただし、上記式中、Mは金属イオンを表わし、好ましく
はNi2+、Cu2+、Cr2+、Co2+、Zn2+等を表わ
す。
る金属イオンと配位結合可能な配位化合物を表わし、互
いに同じであっても異なっていてもよい。
レート化学(5)(南江堂)に記載されている配位化合
物等が挙げられる。
トラフェニルホウ素アニオンやアルキルベンゼンスルホ
ン酸アニオン等を挙げることができる。
または0を表わし、nは1または0を表わすが、これら
は前記式で表わされる錯体が4座配位か、6座配位かに
よって決定され、あるいはQ1 、Q2 、Q3 の配位子の
数により決定される。
である。pが2である場合は、Q1、Q2 、Q3 で表わ
される配位化合物の配位基はアニオン化されていること
はない。
または熱溶融性層に対し、0.2〜20g/m2 が好ま
しく、1〜10g/m2 がより好ましい。
般に紙、プラスチックフィルム、または紙−プラスチッ
クフィルム複合体からなる支持体上に受像層としてポリ
エステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニールと他
のモノマー(例えば酢酸ビニル等)との共重合体樹脂、
ポリビニルブチラール、ポリビニルピロリドン、ポリカ
ーボネート等の一種または二種以上のポリマー層を形成
してなる。
ることもある。
説明するが、本発明はこれらにより限定されるものでは
ない。
よび溶媒とを有する均一な溶液状のインク液を得た。
ートフィルム上にワイヤーバーを用いて乾燥後の塗布量
が0.8g/m2 になるように塗布乾燥し、ポリエチレ
ンテレフタレートフィルム上に感熱層を形成してなる感
熱転写記録材料を作製した。
ィルムの裏面には、スリッピング層としてシリコン変性
ウレタン樹脂[SP−2105、大日精化(株)製]を
含むニトロセルロース層が設けられている。
ポリエチレン層[白色顔料(TiO2 )と青味剤とを含
む]の上に受像層として0.15g/m2 のシリコンオ
イルおよび下記メタルソース5g/m2を含む塩化ビニ
ル樹脂を付量10g/m2 になるように塗布し、受像材
料を得た。
料の感熱層表面と受像材料の受像面とが向き合うように
重ね、感熱ヘッドを感熱転写記録材料の裏面から当て
て、下記の記録条件で画像記録を行った。
得られた。
化反応性、および定着性について下記の要領で評価した
結果を表4に示す。また各色素のキレート形成時のアセ
トン溶液中でのモル吸光係数を表4に示す。
cの間で段階的に加熱時間を調整した。 キレート化反応性の評価: ○:ほぼ十分にキレート色素画像を形成 △:キレート色素の形成が不十分 ×:一部の色素のみキレート色素を形成 定着性の評価:得られた画像の受像層表面と画像を形成
していない上記受像材料の受像層表面とを重ね併せて1
40℃で2分間加熱し、画像を形成していない受像材料
の受像層表面への色素の転写の程度を目視にて観察し定
着性の評価を行なった。 ○:色素の転写が認められない。 △:色素の転写がわずかに認められる。 ×:色素の転写が顕著。
に示す色素に代えた以外は、実施例1に記載の感熱転写
記録材料2〜10を作製した。なお、これらの記録材料
に用いられた色素は記録材料−1で用いた色素(例示色
素−2)と同様にいずれも溶剤(メチルエチルケトン)
に対する溶解性に問題はなくインク化適性は良好であっ
た。
例1と同様の方法で画像記録および画像評価をおこなっ
た。
較色素、A、B、Cに変えた以外は感熱転写記録材料1
と同じ比較感熱転写記録材料1、2、3を作製した。た
だし比較色素−Cは溶剤に対する溶解性が低く、色素の
一部が不溶解なインク液となった。
た画像は最大濃度が高くキレート反応性、定着性に優れ
ていることが解った。また本発明の色素は比較色素A、
Bと比較して高いモル吸光係数(ε)を有することも解
った。
(ε)が低いために、最大濃度が本発明にくらべ低く、
キレート反応性、定着性も劣る、また比較例3では色素
の溶剤溶解性が低いために最大濃度が低くキレート反応
性、定着性も著しく悪いことが解った。
いたポリエチレンテレフタレートフィルム上に、本発明
に係る色素(例示化合物No.Y−2)を含む感熱層、
下記構造のシアン色素を含む感熱層、下記構造のマゼン
タ色素を含む感熱層を順次にに塗設して感熱転写記録材
料を作成した。
同じものを用いた。また、色素およびバインダーの付量
も実施例1と同じである。
1と同じ受像材料とを用いてビデオプリンター((株)
日立製作所製、VY−100)によりフルカラー画像を
作成したところ、良好な色再現性を示すフルカラー画像
が得られた。
は共に良好であった。
材料上に中間層としてP−トリアミドのボールミル分散
物5g、ポリビニルピロリドン7g、ゼラチン3gおよ
び下記硬膜剤0.3gを含む水溶液100mlをP−ト
ルアミドの付量が0.5g/m2 となるように塗設し
た。
と同様のメタルソース(付量1.0g/m2 )、下記紫
外線防止剤(付量0.1g/m2 )、下記酸化防止剤
(付量0.1g/m2 )およびエチレン−酢酸ビニル共
重合体(酢酸ビニルの含量20重量%、付量0.2g/
m2 )を含むカルナバロウ(付量2.0g/m2 )をホ
ットメルト塗布により塗設して、熱溶融性層を有する感
熱転写記録材料を得た。
施例10と同様にビデオプリンターによりフルカラーの
画像記録を行なった。
に良好であった。
り、耐熱性、耐光性はもちろんのこと、キレート性およ
び定着性が改良されたイエロー色素画像が得られる感熱
転写記録材料を用いて効率的に記録することのできる画
像形成方法を提供することができた。
法の説明図である。
法の説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記式[I]で表わされる色素を含有す
る層を支持体上に有することを特徴とする感熱転写記録
材料。 【化1】 [ただし、式中R1 及びR2 は水素原子、アルキル基、
アリール基を表わし、R3 はシアノ基、−CONH
R4、−COCH3 、−COOR4 を表わす(ただし、
R4 は、水素原子、アルキル基およびアリール基を表わ
す。)。Xは−O−、−N(−R5 )−、−C(−R
6 )=を表わす(ただし、R5 は、水素原子、アルキル
基、アリール基を表わす。R6 は水素原子ハロゲン原子
および一価の置換基を表わす。)。Zは窒素原子、Xお
よびアゾ基に結合した炭素原子とともに5〜6員の芳香
族複素環を形成するのに必要な原子群を表わす。] - 【請求項2】 請求項1に記載の式[I]で表わされる
色素を含む層を支持体上に有する感熱転写記録材料の前
記層に受像材料を重ね、前記感熱転写記録材料を画像情
報に応じて加熱し、前記色素と金属イオンを供給する化
合物との反応により形成されるキレート色素によって画
像を受像材料上に形成することを特徴とする感熱転写記
録方法。
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