JPH10151868A - 黒色画像形成用色素混合物及びそれを用いた感熱転写記録材料ならびに感熱転写記録方法 - Google Patents

黒色画像形成用色素混合物及びそれを用いた感熱転写記録材料ならびに感熱転写記録方法

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JPH10151868A
JPH10151868A JP8310628A JP31062896A JPH10151868A JP H10151868 A JPH10151868 A JP H10151868A JP 8310628 A JP8310628 A JP 8310628A JP 31062896 A JP31062896 A JP 31062896A JP H10151868 A JPH10151868 A JP H10151868A
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dye
group
forming
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black image
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JP8310628A
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Akira Onishi
明 大西
Tatsuo Tanaka
達夫 田中
Mari Honda
真理 本多
Yoriko Nakayama
依子 中山
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Konica Minolta Inc
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/0033Blends of pigments; Mixtured crystals; Solid solutions

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐光性等の画像保存性に優れた黒色画像を形
成するための色素混合物を提供する。又、高濃度で良好
な階調性を有し、定着性に優れた黒色画像を形成するた
めの感熱転写記録材料ならびに該記録材料を用いた感熱
転写記録方法を提供する。 【解決手段】 イエロー色素、マゼンタ色素及びシアン
色素を含有し、該色素の少なくとも1種が少なくとも2
座のキレート形成可能な基又は原子の集まりを有するメ
チン色素であることを特徴とする黒色画像形成用色素混
合物。尚、上記メチン色素を2種又は3種含有するこ
と、該色素が一般式(1)又は一般式(2)「化1」で
表されることはより好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な黒色画像形成
用色素混合物に関し、更に詳しくは、耐光性に優れ、か
つ十分高濃度な黒色画像を形成する黒色画像形成用色素
混合物及び該色素混合物を用いた感熱転写記録材料なら
びに感熱転写記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、カラーハードコピーを得る方
法として、インクジェット、電子写真、ハロゲン化銀感
光材料、感熱転写等を用いたカラー画像記録技術が検討
されている。これらの中でも、感熱転写記録方法は、操
作や保守の容易、装置の小型化、低コストが可能等の利
点を有している。
【0003】このような感熱転写記録材料を用いてフル
カラー画像を得るには、イエロー、マゼンタ及びシアン
の3色それぞれのインク層を有する感熱転写記録材料を
用いることにより達成できる。しかし、イエロー、マゼ
ンタ、シアンを使用して黒色を表現しようとする場合、
従来の感熱転写記録材料に使用するようなイエロー、マ
ゼンタ、シアン各色素は、その彩度が高いために、可視
光全域でフラットな吸収とはならず、イエロー、マゼン
タ、シアンそれぞれの最大吸収波長間には低光吸収部が
出現してしまう。
【0004】そのため、これら3色を混合しても、純粋
なブラックを表現し難いという問題がある。従って、イ
エロー、マゼンタ、シアン3色の他に黒色インク層を併
用し、4色とすることが一般的に知られている。
【0005】黒色インク層としては、特開平5−185
752号、同5−201147号に、2色の色素の混合
によりインク層を形成する方法が記載されている。従来
用いられている黒色インク層は、互いに最大吸収波長の
異なる数種類の色素を含有させることにより可視光全領
域をカバーして光吸収が行われるように設計されてい
る。しかし、印加エネルギーの変化による濃度階調変化
において、各色素の印加エネルギーによる熱移行性が異
なるため、低濃度部と高濃度部とで色調に差が生じた
り、又、光照射による色素の耐光性も異なるため、低濃
度部と高濃度部とで色調に差が生じ、安定したニュート
ラルグレイを得ることが困難であった。
【0006】更に、数種類の色素を用いた黒色画像形成
材料の場合、フラットな黒色を得るには高濃度で色素を
インク層に含有させる必要があるが、非常に高濃度で色
素を含有させた場合、記録材料の保存中あるいは輸送中
に色素が析出したり、ブロッキングが発生したりして、
保存性の劣化を引き起こすという問題があった。
【0007】勿論、一つの色素で可視光全領域をカバー
できれば上記の問題を解決できるが、吸収波形がフラッ
トにならない、溶解性、熱移行性が悪く感度が低い、色
素画像の保存安定性が低い等の欠点を有しているため実
用化には至っていない。
【0008】感熱転写記録方法においては、感熱転写材
料に用いられる色素が重要であり、従来の色素では、画
像の安定性、特に定着性や耐光性が悪いという欠点を有
している。
【0009】特開平5−185752号、同5−201
147号には、2色の色素の混合により黒色インク層を
形成する方法が記載されているが、通常の熱拡散性色素
を使用しているため、画像安定性(定着性、耐光性)に
劣るという問題があった。又、インクとして用いるに
は、色素の合成が容易であること、溶剤に対する溶解性
が良好であることも重要であり、これらの改良が望まれ
ていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情を
改良するために為されたものである。即ち、本発明の目
的は、耐光性等の画像保存性に優れた黒色画像を形成す
るための色素混合物を提供することにある。別の目的
は、高濃度で良好な階調性を有し、定着性に優れた黒色
画像を形成するための感熱転写記録材料ならびに該記録
材料を用いた感熱転写記録方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の構成により達成される。
【0012】(1)イエロー色素、マゼンタ色素及びシ
アン色素を含有し、該色素の少なくとも1種が少なくと
も2座のキレート形成可能な基又は原子の集まりを有す
るメチン色素である黒色画像形成用色素混合物。
【0013】(2)少なくとも2座のキレート形成可能
な基又は原子の集まりを有するメチン色素を2種含有す
る(1)に記載の黒色画像形成用色素混合物。
【0014】(3)少なくとも2座のキレート形成可能
な基又は原子の集まりを有するメチン色素を3種含有す
る(1)に記載の黒色画像形成用色素混合物。
【0015】(4)少なくとも2座のキレート形成可能
な基又は原子の集まりを有するメチン色素が下記一般式
(1)又は一般式(2)で表される(1)、(2)又は
(3)に記載の黒色画像形成用色素混合物。
【0016】
【化3】
【0017】式中、X1及びX2は各々、少なくとも2座
のキレート形成可能な基又は原子の集まりを有する含窒
素複素環基を表し、Y1及びY2は各々、炭素環基又は複
素環基を表し、L1、L2、L3、L4及びL5は各々、置
換又は非置換のメチン基を表し、n1及びn2は各々、
0、1又は2を表す。
【0018】(5)前記一般式(1)又は一般式(2)
のX1、X2が、下記一般式(3)で表される(4)に記
載の黒色画像形成用色素混合物。
【0019】
【化4】
【0020】式中、Zはキレート化可能な窒素原子を含
む基を有する含窒素複素環を形成する原子の集まりを表
し、R1は水素原子又は1価の置換基を表す。
【0021】(6)支持体上に(1)、(2)又は
(3)に記載の色素混合物を含有するインク層を有する
色素供与材料。
【0022】(7)インク層に(1)、(2)又は
(3)に記載の黒色画像形成用色素混合物を含有して成
る色素供与材料と、受像層に金属イオン含有化合物を含
有して成る受像材料を有する感熱転写記録材料。
【0023】(8)インク層に(1)、(2)又は
(3)に記載の黒色画像形成用色素混合物を含有して成
る色素供与材料に、受像層に金属イオン含有化合物を含
有して成る受像材料を重ね、該色素供与材料側より画像
情報に応じて加熱し、該色素と金属イオン含有化合物と
の反応により形成されるキレート色素により黒色画像を
形成する感熱転写記録方法。
【0024】以下、本発明をより詳細に説明する。
【0025】本発明は、イエロー色素、マゼンタ色素及
びシアン色素を含有する黒色画像形成用色素混合物に少
なくとも2座のキレート色素を形成することができるメ
チン色素(以下、本発明の色素と記す)を少なくとも1
種用いることを特徴とする。本発明の色素を2種用いる
ことがより好ましく、本発明の色素を3種用いることが
特に好ましい。又、イエロー色素、マゼンタ色素及びシ
アン色素を、それぞれ独立に2種以上混合して使用して
もよく、更にイエロー色素、マゼンタ色素及びシアン色
素に加えて他の中間色の色素を使用してもよい。
【0026】又、本発明の目的をより効果的に作用させ
るためには、前記一般式(1)又は(2)で表されるメ
チン色素が好ましい。更に、前記一般式(1)又は
(2)のX1及びX2が一般式(3)であり、少なくとも
2座のキレート結合を形成する原子が共に窒素原子であ
るメチン色素が好ましい。
【0027】一般式(1)又は(2)のX1、X2で表さ
れる、金属イオンと少なくとも2座のキレート形成可能
な基又は原子の集まりを含有する含窒素複素環基として
は、例えば5−ピラゾロン、イミダゾール、ピラゾロピ
ロール、ピラゾロイミダゾール、ピラゾロトリアゾー
ル、ピラゾロテトラゾール、バルビツール酸、チオバル
ビツール酸、ローダニン、ヒダントイン、チオヒダント
イン、オキサゾロン、イソオキサゾロン、インダンジオ
ン、ピラゾリジンジオン、オキサゾリジンジオン、ヒド
ロキシピリドン、ピラゾロピリドン、ピラゾロベンズイ
ミダゾール等の残基が挙げられる。
【0028】更に好ましいX1、X2は一般式(3)で表
される窒素複素環基であり、例えば5−ピラゾロン、イ
ミダゾール、ピラゾロピロール、ピラゾロイミダゾー
ル、ピラゾロトリアゾール、ピラゾロテトラゾール、イ
ソオキサゾロン、ピラゾロベンズイミダゾール等の残基
が挙げられる。
【0029】特に、好ましいX1、X2としては、下記一
般式(4)〜一般式(11)で表される窒素複素環基が
挙げられる。
【0030】
【化5】
【0031】式中、Lは炭素原子又は窒素原子を表し、
QはLと共に含窒素複素環を形成する原子の集まりを表
し、R4〜R6は各々、水素原子又は1価の置換基を表
す。
【0032】QがLと共に形成することの出来る含窒素
複素環としては、ピロール、ピロリジン、ピラゾール、
イミダゾール、オキサゾール、チアゾール、トリアゾー
ル、チアジアゾール、ピリジン、キノリン、ピリダジ
ン、ピリミジン、ピラジン、トリアジン、インドール、
ベンゾチアゾール、ベンズイミダゾール等の各環が好ま
しい。
【0033】一般式(3)におけるR1及び一般式
(4)〜(11)におけるR4〜R6が表す1価の置換基
としては、ハロゲン原子(塩素、臭素等)、アルキル基
(メチル、エチル、i−プロピル、ヒドロキシエチル、
メトキシメチル、トリフルオロメチル、t−ブチル
等)、シクロアルキル基(シクロペンチル、シクロヘキ
シル等)、アラルキル基(ベンジル、2−フェネチル
等)、アリール基(フェニル、ナフチル、p−トリル、
p−クロロフェニル等)、アルコキシ基(メトキシ、エ
トキシ、i−プロポキシ、ブトキシ等)、アリールオキ
シ基(フェノキシ等)、アシルアミノ基(アセチルアミ
ノ、プロピオニルアミノ等)、アルキルチオ基(メチル
チオ、エチルチオ、ブチルチオ等)、アリールチオ基
(フェニルチオ等)、スルホニルアミノ基(メタンスル
ホニルアミノ、ベンゼンスルホニルアミノ等)、ウレイ
ド基(3−メチルウレイド、3,3− ジメチルウレイ
ド、1,3−ジメチルウレイド等)、スルファモイルア
ミノ基(ジメチルスルファモイルアミノ等)、カルバモ
イル基(メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、ジ
メチルカルバモイル等)、スルファモイル基(エチルス
ルファモイル、ジメチルスルファモイル等)、アルコキ
シカルボニル基(メトキシカルボニル、エトキシカルボ
ニル等)、アリールオキシカルボニル基(フェノキシカ
ルボニル等)、スルホニル基(メタンスルホニル、ブタ
ンスルホニル、フェニルスルホニル等)、アシル基(ア
セチル、プロパノイル、ブチロイル等)、アミノ基(メ
チルアミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ等)、シア
ノ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、ニトロソ基、アミン
オキシド基(ピリジン−オキシド等)、イミド基(フタ
ルイミド等)、複素環基(ピリジル、ベンズイミダゾリ
ル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル等)等が挙
げられる。
【0034】Y1及びY2が表す炭素環基又は複素環基
は、好ましくは6員の炭素環基、5又は6員の複素環基
であり、該環上には更に置換基を有してもよく、又、縮
合環を有してもよい。
【0035】炭素環としては芳香族炭素環が好ましく、
例えばベンゼン、ナフタレン環が挙げられる。複素環と
しては、ピロール、オキサゾール、オキサゾリン、イミ
ダゾール、イミダゾリン、チアゾール、チアゾリン、チ
オフェン、フラン、ピロリジン、インドール、インドレ
ニン、ピリジン、4H−ピリジン、ピラゾール、トリア
ゾール、チアジアゾール、ピリダジン、ピリミジン、ピ
ラジン等の各環が挙げられる。これらの環は、更に他の
炭素環(ベンゼン等)や複素環(ピリジン、チオフェ
ン、チアゾール等)と縮合環を形成してもよい。
【0036】環上に有してもよい置換基としては、前記
一般式(3)におけるR1及び一般式(4)〜(11)
におけるR4〜R6で説明した置換基が挙げられる。
【0037】L1、L2、L3、L4及びL5は置換又は非
置換のメチン基を表すが、該置換基としてはハロゲン原
子(塩素、臭素等)、アルキル基(メチル、エチル、i
−プロピル、ヒドロキシエチル、メトキシメチル、トリ
フルオロメチル、t−ブチル等)、シクロアルキル基
(シクロペンチル、シクロヘキシル等)、アリール基
(フェニル、ナフチル、p−トリル、p−クロロフェニ
ル等)、アルコキシ基(メトキシ、エトキシ、i−プロ
ポキシ、ブトキシ等)、アリールオキシ基(フェノキシ
等)、アルキルチオ基(メチルチオ、エチルチオ、ブチ
ルチオ等)、アリールチオ基(フェニルチオ等)、アル
コキシカルボニル基(メトキシカルボニル、エトキシカ
ルボニル等)、アリールオキシカルボニル基(フェノキ
シカルボニル等)、アシル基(アセチル、プロパノイ
ル、ブチロイル等)、アミノ基(メチルアミノ、エチル
アミノ、ジメチルアミノ等)、カルバモイル基(メチル
カルバモイル、エチルカルバモイル、ジメチルカルバモ
イル等)、シアノ基、複素環基(ピリジル等)が挙げら
れる。
【0038】以下に、本発明の一般式(1)又は一般式
(2)で表されるメチン色素の具体例を示すが、本発明
はこれらに限定されるものではない。
【0039】
【化6】
【0040】
【化7】
【0041】
【化8】
【0042】
【化9】
【0043】
【化10】
【0044】
【化11】
【0045】
【化12】
【0046】
【化13】
【0047】
【化14】
【0048】上記メチン色素は従来公知の方法で合成で
きる。以下に合成例を示す。
【0049】合成例1(例示色素D−34の合成) エタノール50ml中に2−(2−アセトアニリドビニ
ル)−3−プロピルベンゾオキサゾリウムアイオダイド
5.0g、3−ペンチル−1−(2−ピリジル)−5−
ピラゾロン2.8g、更にトリエチルアミン2.0ml
を加えて30分間加熱・還流した。室温まで冷却後、水
50mlを加えて析出結晶を濾取した。アセトニトリル
から再結晶して3.0gの黄橙色結晶を得た。NMRス
ペクトル及びmassスペクトルにより目的物であるこ
とを確認した。この色素のアセトン中での吸収極大は4
55nmであった。
【0050】合成例2(例示色素D−20の合成) トルエン120ml中に6−t−ブチル−3−(2−ピ
ラジル)ピラゾロ[3,2−c][1,2,4]トリア
ゾール8.0g、4−(N−ブチル−N−エチルアミ
ノ)−2−メチルベンズアルデヒド8.5g、更にピペ
リジン3.2mlを加えて5時間加熱・還流した。室温
まで冷却後、反応液をイオン交換水及び飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を溜去した。
残留物を酢酸エチル200mlから再結晶し9.3gの
赤色結晶を得た。この赤色結晶を更にメタノール200
mlから再結晶して7.8gの目的物を得た。NMRス
ペクトル及びmassスペクトルにより目的物であるこ
とを確認した。この色素のアセトン中での吸収極大は5
22nmであった。
【0051】合成例3(例示色素D−27の合成) 酢酸80ml中に6−t−ブチル−3−(2−ピラジ
ル)ピラゾロ[3,2−c][1,2,4]トリアゾー
ル8.0g、4−(N−ブチル−N−エチルアミノ)−
2−メチル桂皮アルデヒド9.5g、更に酢酸カリウム
3.5gを加えて3時間加熱・還流した。室温まで冷却
後、酢酸エチルを加え、イオン交換水及び飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を溜去し
た。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製して
5.8gの結晶を得た。NMRスペクトル及びmass
スペクトルにより目的物であることを確認した。この色
素のアセトン中での吸収極大は563nmであった。
【0052】本発明の色素供与材料は、本発明のメチン
色素の少なくとも1種を含有するインク層を支持体上に
設けて成る。
【0053】一般式(1)又は(2)で表されるメチン
色素は、インク調製の際、良好な溶剤溶解性を有し、高
濃度でインク層中に含有させることができる。又、高い
転写感度を有し、良好な黒色画像を得ることができる。
【0054】本発明の色素混合物は、少なくとも1種が
少なくとも2座のキレート形成可能な基又は原子の集ま
りを有するメチン色素でればよく、他の色素としは従来
公知の色素から適宜選択して用いることができる。例え
ば特開平4−158092号、同5−301470号、
同5−177958号等に記載のアゾ色素、特開平4−
89287号、同1−63194号等に記載のアゾメチ
ン色素、更に特開昭60−27594号、同61−12
394号等に記載のアゾ色素、特開昭60−53565
号、同63−189289号等に記載のキノフタロン色
素、特開昭60−253595号、同60−13129
4号、同63−144089号等に記載のアントラキノ
ン系色素、特開昭60−239289号、同61−57
651号等に記載のインドアニリン色素等が挙げられ
る。
【0055】本発明に係るイエロー色素、マゼンタ色素
及びシアン色素は、通常フルカラー画像用として使用さ
れる色素ばかりでなく、それぞれイエロー色、マゼンタ
色及びシアン色であればよく、混合して黒色が得られれ
ば使用することができる。混合する割合としては、イン
ク層中の色素の総重量に対して、それぞれ10〜50重
量%を混合して使用することが好ましい。
【0056】インク層における色素の含有量は、支持体
1m2当たり0.05〜10gが好ましい。インク層
は、前記色素混合物をバインダーと共に溶媒中に溶解す
ることによって、又は溶媒中に微粒子状に分散させるこ
とによって感熱転写層形成用インク液を調製し、該イン
ク液を支持体上に塗布し適宜に乾燥することにより形成
することができる。
【0057】インクには、必要に応じ、有機、無機の非
昇華性微粒子、分散剤、帯電防止剤、消泡剤、酸化防止
剤、粘度調製剤等を加えることができる。感熱転写層の
厚さは乾燥膜厚で0.1〜10μmが好ましい。
【0058】前記バインダーとしては、アクリル樹脂、
メタクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポ
リスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエステル、ポ
リビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ニトロセ
ルロース、エチルセルロース等の溶剤可溶性ポリマーが
好ましい。これらのバインダーは、1種又は2種以上を
有機溶媒に溶解して用いるだけでなく、ラテックス分散
の形で使用してもよい。バインダーの使用量は、支持体
1m2当たり0.1〜20gが好ましい。
【0059】上記有機溶媒としては、アルコール類(エ
タノール、プロパノール等)、セロソルブ類(メチルセ
ロソルブ、エチルセロソルブ等)、芳香族類(トルエ
ン、キシレン等)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチ
ル等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン
等)、エーテル類(テトラヒドロフラン、ジオキサン
等)等が挙げられる。
【0060】感熱転写記録材料の支持体としては、寸法
安定性が良く、記録の際に感熱ヘッド等の加熱に耐える
ものであれば特に制限はないが、コンデンサー紙、グラ
シン紙等の薄葉紙、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
アミド、ポリカーボネート等の耐熱性のプラスチックフ
ィルム等が好ましく用いられる。支持体の厚さは、2〜
30μmが好ましく、又、支持体に、はバインダーとの
接着性の改良や色素の支持体側への転写、染着を防止す
る目的で下引層を設けてもよい。
【0061】更に、支持体の裏面(感熱転写層と反対
側)には、感熱ヘッドが支持体に粘着するのを防止する
目的でスリッピング層を有してもよい。
【0062】本発明の色素供与材料を用いた記録方法と
しては、色素供与材料のインク層と受像材料とを重ね合
わせ、色素供与材料背面から感熱ヘッド等により画像情
報に応じて熱を与え、色素と受像材料に含まれる金属イ
オン含有化合物との反応により形成されるキレート色素
による画像を形成させて、高濃度で画像安定性に富む画
像を効率良く得ることができる。
【0063】金属イオン含有化合物は受像材料中に存在
させてもよいし、インク層上に設けた熱溶融性層中に存
在させてもよい。
【0064】金属イオン含有化合物としては金属イオン
の無機又は有機の塩及び金属錯体が挙げられ、中でも有
機酸の塩及び錯体が好ましい。金属としては、周期律表
の第I〜VIII族に属する1価及び多価の金属が挙げられ
るが、中でもAl、Co、Cr、Cu、Fe、Mg、M
n、Mo、Ni、Sn、Ti及びZnが好ましく、特に
Ni、Cu、Cr、Co及びZnが好ましい。
【0065】金属イオン含有化合物の具体例としては、
Ni2+、Cu2+、Cr2+、Co2+及びZn2+と酢酸やス
テアリン酸等の脂肪族酸の塩、あるいは安息香酸、サル
チル酸等の芳香族カルボン酸の塩等が挙げられる。又、
下記一般式(M)で表される錯体は特に好ましく用いる
ことができる。
【0066】一般式(M) [M(Q1a(Q2b(Q
3cp+(Y-p 式中、Mは金属イオン、好ましくはNi2+、Cu2+、C
2+、Co2+、Zn2+を表す。Q1、Q2、Q3は各々、
Mで表される金属イオンと配位結合可能な配位化合物を
表し、互いに同じでも異なっていてもよい。
【0067】これらの配位化合物としては、例えばキレ
ート科学(5)(南江堂)に記載されている配位化合物
から選択することができる。Y-は有機アニオン基を表
し、具体的にはテトラフェニル硼素アニオンやヘキサフ
ルオロ燐酸アニオン、アリールスルホン酸アニオン(ア
ルキルベンゼンスルホン酸など)、アルキルカルボン酸
アニオン(ステアリン酸、2−エチルペンタン酸な
ど)、アリールカルボン酸アニオン(p−ドデシル安息
香酸など)を挙げることができる。
【0068】a、b、cは、各々0〜3の整数を表す
が、これらは一般式(M)で表される錯体が、4座配位
か6座配位かによって決定されるか、あるいはQ1
2、Q3の配位子の数によって決定される。pは1又は
2を表す。
【0069】一般式(M)で表される錯体の内、下記一
般式(M−1)(a=b=c=0の場合)が更に好まし
い。
【0070】
【化15】
【0071】式中、M2+は2価の遷移金属イオンを表
し、Gはアルキル基、アリール基、アリールオキシカル
ボニル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、ハ
ロゲン原子又は水素原子を表す。R及びR′は各々、ア
ルキル基又はアリール基を表し、それぞれ同じでも異な
っていてもよく、RとG又はR′とGが互いに結合して
環を形成してもよい。
【0072】金属イオン含有化合物の添加量は、通常、
受像材料又は熱溶融性層に対し0.5〜20g/m2
好ましく、1〜15g/m2がより好ましい。
【0073】なお、本発明で用いられる受像材料は、一
般に紙、プラスチックフィルム、又は紙−プラスチック
フィルム複合体を支持体とし、その上に受像層としてポ
リエステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニルと他
のモノマー(酢酸ビニル等)との共重合樹脂、ポリビニ
ルブチラール、ポリビニルピロリドン、ポリカーボネー
ト等の1種又は2種以上から成るポリマー層を形成した
ものである。
【0074】受像材料は、必要に応じ、受像層中に酸化
防止剤、離型剤等を含有してもよく又、受像層の上層に
保護層を設けてもよく、更に支持体と受像層の間に接着
や断熱あるいはクッション効果等を目的として中間層を
設けてもよい。更に、支持体の裏面(受像層と反対側)
には、帯電防止層、ブロッキング防止を目的として、無
機又は有機の非昇華性微粒子を含む背面層を設けていて
もよい。又、支持体両面に受像層を設けていてもよい。
又、上記支持体そのものを受像材料にすることもある。
【0075】本発明の感熱転写記録方法に用いる感熱転
写記録材料は、前述の受像材料に普通紙の如く受像層を
特に設けていないものを用いる目的で、感熱転写層上に
特開昭59−106997号に記載されるような熱溶融
性化合物を含有する熱溶融性層を有してもよい。
【0076】この熱溶融性化合物としては、65〜15
0℃の温度で溶融する無色又は白色の化合物が好ましく
用いられ、例えばカルナバ蝋、蜜蝋、カンデリンワック
ス等のワックス類が挙げられる。なお、これらの熱溶融
性層には、ポリビニルピロリドン、ポリビニルブチラー
ル、ポリエステル、酢酸ビニル等のポリマーが含有され
てもよい。
【0077】加熱方法としては感熱ヘッドによる加熱が
一般的であるが、通電加熱やレーザーを用いた加熱でも
よい。
【0078】
【実施例】次に、実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。
【0079】実施例1 (インクの調製)下記の原料を混合して、本発明の色素
混合物を含有する均一な溶液のインク塗布液を得た。色
素の溶解性は良好であり、インク化適性も良好であっ
た。
【0080】 Y色素(D−17) 表1記載量 M色素(D−23) 表1記載量 C色素(D−28) 表1記載量 ポリビニルアセタール樹脂(KY−24:電気化学工業製) 2.5g メチルエチルケトン 55g トルエン 22g シリコン変性ウレタン樹脂(SP−2105:大日精化製) 1.8g (色素供与材料の作成)上記インクを、厚さ6μmのポ
リエチレンテレフタレート(PET)ベース上にワイヤ
ーバーを用いて乾燥後の塗布量が2.0g/m2になる
ように塗布・乾燥し、PETフィルム上にインク層を形
成して成る色素供与材料−1を得た。乾燥はドライヤー
で仮乾燥後、温度70℃のオーブン中で15分行った。
【0081】なお、上記PET支持体の裏面には、ステ
ィッキング防止層としてシリコン変性ウレタン樹脂(S
P−2105:前出)を含むニトロセルロース層が設け
られている。
【0082】(受像材料の作成)150μmの厚さを有
する合成紙(製品名,ユポFPG−150:王子油化
製)の上に、受像層としてエステル変性シリコン(X−
24−8300:信越化学工業製、付量0.3g/
2)及び下記金属イオン含有化合物(付量2g/m2
を含むポリビニルブチラール樹脂(S−LEC BX−
1:積水化学工業製、付量6g/m2)になるように塗
布・乾燥し、受像材料−1を得た。乾燥はドライヤーで
仮乾燥後、温度100℃のオーブン中で15分行った。
【0083】
【化16】
【0084】(感熱転写記録方法)前記色素供与材料−
1と受像材料−1とを重ね合わせ、感熱ヘッドを色素供
与材料の裏面から当てて、下記記録条件で画像記録を行
ったところ、階調性の優れたニュートラルグレイの画像
−1が得られた。
【0085】(記録条件) 主走査、副走査の記録密度:8ドット/mm 記録電力:0.6W/ドット 加熱時間:20〜0.2msecの間で段階的に加熱時
間を調整 更に、前記色素を表1に示す色素に変えた以外は色素供
与材料−1と同様にして色素供与材料−2〜10を作成
し、同様の記録条件で画像記録を行い、画像−2〜10
を得た。受像材料は受像材料−1を用いた。
【0086】
【表1】
【0087】
【化17】
【0088】(比較色素供与材料の作成)下記の原料を
混合して本発明外の色素を含有する均一な溶液のインク
を得た。 Y色素(H−1) 0.65g M色素(H−2) 0.45g C色素(H−3) 0.48g ポリビニルアセタール樹脂(KY−24:前出) 2.3g メチルエチルケトン 53g トルエン 22g シリコン変性ウレタン樹脂(SP−2105:前出) 1.8g 色素供与材料−1の色素を上記の3種に変えた以外は色
素供与材料−1と同様にして比較の色素供与材料−11
を作成し、実施例1と同様の記録条件で画像記録を行い
画像−11を得た。受像材料は前記受像材料−1を用い
た。
【0089】画像−1〜11について、以下のように画
像濃度(Dmax)及び耐光性を評価した。結果を併せて
表2に示す。
【0090】<耐光性評価>得られたグレー転写画像に
キセノンフェードメーターで5日間光照射を行い、各画
像の色素残存率で耐光性を評価した。尚、色素残存率
(%)は、光照射前の濃度をD0、光照射後の濃度をD
として、D/D0×100で表す。
【0091】
【表2】
【0092】表2に示すように、本発明の色素を用いた
色素供与材料は、比較材料−11に較べて高い画像濃度
が得られ、又、耐光性にも優れている。又、本発明の色
素を組み合わせて用いることにより、更に高濃度の画像
が得られることが判る。
【0093】実施例2(インクの調製)下記の原料を混
合して本発明の色素混合物を含有する均一な溶液のイン
ク塗布液を得た。色素の溶解性は良好であり、インク化
適性も良好であった。
【0094】 Y色素(D−17) 表3記載量 M色素(D−23) 表3記載量 C色素(D−27) 表3記載量 ポリビニルアセタール樹脂(KY−24:前出) 2.5g メチルエチルケトン 55g トルエン 22g シリコン変性ウレタン樹脂(SP−2105:前出) 1.8g (色素供与材料の作成) 上記インクを、厚さ4.5μmのPETベース上にワイ
ヤ ーバーを用いて乾燥後の塗布量が2.8g/m2にな
るように塗布・乾燥し、PETフィルム上にインク層を
形成して成る色素供与材料−12を得た。
【0095】尚、上記PETベースの裏面には、スティ
ッキング防止層としてシリコン変性ウレタン樹脂(SP
−2105:前出)を含むニトロセルロース層が設けら
れている。
【0096】実施例1と同様にして、表3に示す本発明
の色素及び比較色素を用いた色素供与材料−13〜18
を作成した。
【0097】(受像材料の作成)有色透明支持体(アン
トラキノン系染料で濃度0.170に青色着色した厚さ
175μmのPET)上に、実施例1と同様にして乾燥
後の塗布量が7.2g/m2になるように塗布・乾燥
し、受像材料−2を作成した。
【0098】
【表3】
【0099】
【化18】
【0100】(感熱転写記録方法)実施例1と全く同様
にして色素供与材料−12〜18と受像材料−2を重ね
合わせ、感熱ヘッドを感熱転写記録材料の裏面から当て
て、サーマルプリンターで画像記録を行い、階調性の優
れた本発明の画像−12〜17及び比較の画像−18を
得た。記録後、画像の最大濃度及び耐光性について、実
施例1記載の方法と同様にして評価した。結果を表4に
示す。
【0101】
【表4】
【0102】表4に示すように、本発明の色素を用いた
色素供与材料は、比較材料−18に較べて高い画像濃度
が得られ、又、耐光性にも優れている。
【0103】更に、各色素供与材料を50℃で100時
間保存後のインク層に受像材料を擦り合わせ、色素の移
行を評価した。その結果、比較の色素供与材料−18で
は色素が移行して汚染が見られたが、本発明の色素を用
いた色素供与材料−12〜17は汚染が殆ど見られず、
色素供与材料の経時保存性も良好であった。
【0104】
【発明の効果】以上の実施例が示す通り、本発明の色素
混合物は溶解性に優れ高濃度のインキを調整でき、又、
熱移行性に優れているため高い転写濃度が得られ、更
に、受像材料に存在する金属イオン含有化合物とキレー
ト反応により定着し、耐光性にも優れている。従って、
本発明の色素混合物は、感熱転写材料を初めとする画像
形成材料に用いた場合に優れた特性を示すことができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 依子 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イエロー色素、マゼンタ色素及びシアン
    色素を含有し、該色素の少なくとも1種が少なくとも2
    座のキレート形成可能な基又は原子の集まりを有するメ
    チン色素であることを特徴とする黒色画像形成用色素混
    合物。
  2. 【請求項2】 少なくとも2座のキレート形成可能な基
    又は原子の集まりを有するメチン色素を2種含有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の黒色画像形成用色素混合
    物。
  3. 【請求項3】 少なくとも2座のキレート形成可能な基
    又は原子の集まりを有するメチン色素を3種含有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の黒色画像形成用色素混合
    物。
  4. 【請求項4】 少なくとも2座のキレート形成可能な基
    又は原子の集まりを有するメチン色素が下記一般式
    (1)又は一般式(2)で表されることを特徴とする請
    求項1、2又は3記載の黒色画像形成用色素混合物。 【化1】 〔式中、X1及びX2は各々、少なくとも2座のキレート
    形成可能な基又は原子の集まりを有する含窒素複素環基
    を表し、Y1及びY2は各々、炭素環基又は複素環基を表
    し、L1、L2、L3、L4及びL5は各々、置換又は非置
    換のメチン基を表し、n1及びn2は各々、0、1又は2
    を表す。〕
  5. 【請求項5】 前記一般式(1)又は一般式(2)のX
    1、X2が、下記一般式(3)で表されることを特徴とす
    る請求項4記載の黒色画像形成用色素混合物。 【化2】 〔式中、Zはキレート化可能な窒素原子を含む基を有す
    る含窒素複素環を形成する原子の集まりを表し、R1
    水素原子又は1価の置換基を表す。〕
  6. 【請求項6】 支持体上に請求項1、2又は3記載の色
    素混合物を含有するインク層を有することを特徴とする
    色素供与材料。
  7. 【請求項7】 インク層に請求項1、2又は3記載の黒
    色画像形成用色素混合物を含有して成る色素供与材料
    と、受像層に金属イオン含有化合物を含有して成る受像
    材料を有することを特徴とする感熱転写記録材料。
  8. 【請求項8】 インク層に請求項1、2又は3記載の黒
    色画像形成用色素混合物を含有して成る色素供与材料
    に、受像層に金属イオン含有化合物を含有して成る受像
    材料を重ね、該色素供与材料側より画像情報に応じて加
    熱し、該色素と金属イオン含有化合物との反応により形
    成されるキレート色素により黒色画像を形成することを
    特徴とする感熱転写記録方法。
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