JP2938448B1 - 戸の振れ止め装置 - Google Patents

戸の振れ止め装置

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Abstract

【要約】 【課題】 閉じ限位置にある戸が、当該戸によって開閉
される開口部の内側へ振れるのを防止する振れ止め装置
を提供すること。 【解決手段】 戸23側の入り隅状の被係合部25と、
閉じた戸23の前記被係合部25に対向する床側に倒伏
姿勢と先端が前記被係合部25に係合する傾斜姿勢との
間で上下揺動可能に一端部が支承された係合部材12
と、戸23側に設けられた磁石26とから成り、当該磁
石26は、係合部材12との間の磁気吸着力により当該
係合部材12を倒伏姿勢から傾斜姿勢へ引き上げて、そ
の先端を閉じた戸の前記被係合部25に係合させ、当該
戸23が閉じ限位置から内側へ移動するのを阻止するよ
うにした戸の振れ止め装置であって、前記被係合部25
と係合部材12の先端とが係合する状態において、戸2
3の強制開動により互いに離脱可能な状態で略上下方向
に互いに嵌合し合う凹部30と突起31とを、戸23側
と係合部材12側とに設けた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開き戸、折れ戸、
引き戸などの各種戸で、閉じ限位置にあるときに戸の遊
端下部が内外方向にフリーな戸に使用する振れ止め装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】閉じ限位置にあるときに戸の遊端下部が
内外方向においてフリーになる戸、即ち、一般的な開き
戸や、床面側のガイドレールによって戸の遊端下部がガ
イドされない折れ戸や引き戸などにおいて、これら戸が
閉じ限位置にあるとき、当該戸の遊端下部が内方へ振れ
るのを防止するためには、床面や開口部枠の側面から戸
の遊端下部の裏面側に当接する突起を突設させておけば
良いが、戸を開いたときに当該突起が床面などから突出
した状態のまま残るので、安全な通行や物の出し入れの
邪魔になる。
【0003】このような問題点を解決するために、引き
戸の遊端下部底面に引き戸移動方向の被係合溝を設け、
当該引き戸が閉じ限位置にあるとき、前記被係合溝の真
下に位置するように床面側に昇降自在なピンを設け、当
該ピンの上端と被係合溝の天井面との内、少なくとも一
方に磁石を配設するとともに他方に被吸着面を設け、戸
が閉じ限位置に達したとき、前記ピンを前記磁石と被吸
着面との間の磁気吸着力により床面下から引き上げて戸
側の溝内に係合させるように構成した戸の振れ止め装置
が考えられた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の引
き戸用の振れ止め装置では、吸着前の磁石と被吸着面と
の間の上下間隔が、戸側の被係合溝の天井面と床面下に
埋没したピンの上端面との間の上下間隔(ピンの昇降ス
トローク)と等しくて大きいことと、ピンの全重量を引
き上げなければならないこととによって、比較的大型で
強力な磁石が必要になり、しかもピンの軽量化を図らな
ければならないので、ピンの強度、延いては戸の振れ止
め強度が弱くなる恐れがある。さらに、床面から戸側の
被係合溝の天井面との間の距離より十分に長い、比較的
長尺のピンを床面下に埋没させ得るように、床面下に比
較的深いピン収納孔を形成しなければならないなどの、
実用に供するには問題点が多くあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解消し得る戸の振れ止め装置を提供するこ
とを目的とするものであって、その手段を後述する実施
形態の参照符号を付して示すと、戸の遊端下部に設けら
れた入り隅状の被係合部25と、閉じた戸の前記被係合
部25に対向する床側に配設された係合部材12と、磁
石26とから成り、前記係合部材12は、倒伏姿勢と先
端が前記被係合部25に係合する傾斜姿勢との間で上下
揺動可能に一端部が支承され、前記磁石26は、戸側と
係合部材12との内、少なくとも一方(実施形態では戸
側)に併設されたもので、他方に併設された被吸着面
(実施形態では磁性板から成る係合部材12の表面)と
の間の磁気吸着力により前記係合部材12を倒伏姿勢か
ら傾斜姿勢へ引き上げて、その先端を閉じた戸の前記被
係合部25に係合させて、当該戸が閉じ限位置から内側
へ移動するのを阻止するようにした戸の振れ止め装置で
あって、前記被係合部25と係合部材12の先端とが係
合する状態において、戸の強制開動により互いに離脱可
能な状態で略上下方向に互いに嵌合し合う凹部(貫通円
形孔)30と突起31とを、戸側と係合部材12側とに
設けた構成となっている。
【0006】上記構成の本発明装置を実施するについ
て、前記突起31を円錐状の固定突起とすることができ
る。
【0007】また、前記突起31を、戸側に略上下方向
に一定範囲内で出退移動自在に設けられ且つスプリング
33により下向き突出方向に付勢された可動突起とし、
前記凹部30を係合部材12に設けることもできる。こ
の場合、前記可動突起31の下向き突出方向先端を受け
止めるストッパー35を設け、このストッパー35の上
側空間36内に前記係合部材12の凹部30を備えた先
端部が進入するように構成することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適実施形態を添
付図に基づいて説明すると、図1〜図5において、1は
基盤であって、床面2に刻設された円形凹部3に遊嵌す
る円形の本体部4に前記床面2上に当接する円形の張出
部5を同心状に連設したものであり、その表面側には、
平面形状が前後方向に長い長方形の凹部6が刻設されて
いる。この凹部6の底板部7には、その長さ方向の中間
位置に係合部材支持部8が突設されるとともに、前後2
つの取り付け用孔9,10が設けられている。前方側の
取り付け用孔9は前後方向に長い取り付け位置調整用の
ものであり、これら2つの取り付け用孔9,10を利用
して基盤1が2本の木ねじ11により床面2側の所定位
置に固定される。
【0009】12は、前記基盤1の凹部6に丁度遊嵌し
得る大きさの長方形の磁性板(鉄板など)から形成され
た係合部材であって、その長さ方向の一端部には、下側
へ円筒状に曲げ加工して形成された軸受部13が設けら
れ、他方の遊端部近傍に貫通円形孔から成る凹部30が
設けられている。この係合部材12は、前記軸受部13
を貫通する支軸15により、前記基盤1の凹部6内の後
端部に回動自在に支承されている。しかして、当該係合
部材12が支軸15の周りに下方へ回動して、図4に示
すように凹部6内の係合部材支持部8上に当接したと
き、当該係合部材12が、基盤1の表面と略面一の状態
で前記凹部6を閉塞するように構成されている。
【0010】前記基盤1の凹部6内には、前記係合部材
12の起立方向への回動を制限するストッパー16が設
けられている。このストッパー16は、前記凹部6の底
板部7の後端角部から支軸15に接近する方へ一体に突
設された突起状のもので、係合部材12の軸受部13に
は、前記ストッパー16が遊嵌する周方向の切り欠き部
17が形成され、前記係合部材12を上方へ回動させた
とき、垂直に起立する手前の一定角度(例えば60〜8
0度程度)で前記切り欠き部17の端部と前記ストッパ
ー16とが当接して、当該係合部材12が起立方向へ回
動するのを制限するように構成されている。
【0011】18は被係合部材であって、取り付け座1
9の左右両側それぞれに上下2段に取り付け用孔20,
21が設けられている。下側の取り付け用孔21は上下
方向に長い取り付け位置調整用のものであり、これら取
り付け用孔20,21を利用して被係合部材18が4本
の木ねじ22により戸23の遊端下部の裏面側の所定位
置に固定される。この戸23は、当該戸23によって開
閉される開口部の一側辺に蝶番により枢着された片開き
戸または両開き戸であって、閉じ限位置に達したとき、
当該開口部を構成する枠などに受け止められるものでは
ない。しかして前記被係合部材18は、平面形状におい
て前記係合部材12と略同程度の巾と長さを有するもの
で、その戸開閉方向に長い底面24は、先端側程下がる
ように傾斜して、その上端に入り隅状の被係合部25が
形成されるとともに、当該入り隅状の被係合部25から
少し下方に離れた位置の傾斜底面24から下向きに突出
する円錐状の突起31が突設され、さらに当該突起31
より少し下方に離れた位置の傾斜底面24に永久磁石2
6が埋設されている。
【0012】前記床面2側の基盤1は、その係合部材1
2の遊端が閉動して来る戸23に相対向する向きに取り
付けられる。そして前記被係合部材18の永久磁石26
は、図7に示すように戸23が閉じ限位置に達したと
き、真下に位置する床面2側の係合部材12(表面が被
吸着面)との間に作用する磁気吸着力により当該係合部
材12を支軸15の周りに上方へ引き上げて回動させ、
当該係合部材12の凹部30(貫通円形孔)を戸23側
の円錐状突起31に嵌合させるとともに、当該係合部材
12の先端を戸23側の入り隅状被係合部25に係合さ
せる。換言すれば、このような状態となるように、床面
2の所定位置に基盤1が前記の向きで前後方向に位置調
整されて固定されるとともに、戸23の所定位置に被係
合部材18が上下方向に位置調整されて固定される。
【0013】上記構成によれば、戸23が開いていると
きは、図1に示すように床面2側の係合部材12は重力
で水平に倒伏して、基盤1の凹部6内の係合部材支持部
8上に当接支持され、当該凹部6を閉塞した状態にあ
る。係る状態で、閉じられる戸23が閉じ限位置の直前
に達して、戸23側の永久磁石26が床面2側の係合部
材12の遊端部上方に位置すると、当該永久磁石26と
係合部材12(の被吸着面)との間に作用する磁気吸着
力により当該係合部材12が引き上げられて支軸15の
周りに上方へ回動し、戸23が閉じ限位置に達したと
き、図2に示すように、磁気吸着力で引き上げられて傾
斜姿勢となった係合部材12の凹部30(貫通円形孔)
が戸23側の円錐状突起31に嵌合するとともに、当該
係合部材12の先端が戸23側の入り隅状被係合部25
に係合することになる。
【0014】従って、閉じ限位置に達した戸23が閉じ
限位置を越えてさらに内側へ移動することは、床面2側
の傾斜姿勢の係合部材12の先端と戸23側の入り隅状
被係合部25との突っ張り合いにより阻止される。そし
てまた、戸23が開動方向に揺れ動くことは、床面2側
の傾斜姿勢の係合部材12の凹部30(貫通円形孔)と
戸23側の円錐状突起31との嵌合により与えられる抵
抗によって、防止される。当該凹部30(貫通円形孔)
と戸23側の円錐状突起31との嵌合による抵抗力より
も大きな操作力により戸23を強制開動させるときは、
係合部材12を円錐状突起31の側面で前記磁気吸着力
に抗して押し下げることにより、係合部材12の凹部3
0(貫通円形孔)と戸23側の円錐状突起31とが前記
磁気吸着力に抗して離脱するので、戸23を容易に開く
ことができる。
【0015】図6及び図7に示す第二実施形態では、前
記被係合部材13に設けられる円錐状突起31は、当該
被係合部材18の傾斜底面24に対し略直角方向に穿設
された貫通孔32内に略上下方向に移動自在に遊嵌され
且つスプリング33により下向き突出方向に付勢された
可動突起となっている。34は、貫通孔32の上端開口
を閉じるキャップであって、前記スプリング33の上端
を受け止める。そして、この可動突起31の下向き突出
方向先端を受け止めるストッパー35が、前記傾斜底面
24との間に前記係合部材12の凹部(貫通円形孔)3
0を備えた先端部が進入する空間36を形成するよう
に、取り付け座19の下端部から突設されている。
【0016】この実施形態によれば、図7に示すように
戸23が閉じ限位置に達したとき、永久磁石26により
引き上げられて上方に回動した床面2側の係合部材12
の先端部が、戸23側の可動突起31をスプリング33
の付勢力に抗して押し上げながら、被係合部材18の傾
斜底面24とストッパー35との間の空間36内に進入
し、先端が入り隅状被係合部25に係合したとき、スプ
リング33の付勢力で下降突出する可動突起31が係合
部材12側の凹部(貫通円形孔)30内に嵌入すること
になる。従って、閉じ限位置にある戸23が閉じ限位置
を越えて内側へ移動するのを傾斜姿勢の係合部材12に
より阻止する作用は、前の実施形態のものと同一である
が、戸23を開動させるときに当該戸23に作用する抵
抗力は、可動突起31をスプリング33の付勢力に抗し
て押し上げなければならないので、前の実施形態のもの
よりも大きくなる。換言すれば、閉じ限位置にある戸2
3が外側へ揺れ動くのを防止する機能が強化される。
【0017】なお、本発明装置は、上記実施形態に示し
たような開き戸(片開き戸や両開き戸など)だけでな
く、折れ戸や引き戸の振れ止め装置としても利用するこ
とができる。折れ戸や引き戸の場合は、閉じ限付近での
開閉移動方向が上記開き戸の閉じ限付近での開閉移動方
向とは略直交する向きとなるので、床面2側の係合部材
12の巾方向に戸側の被係合部材18が接近離間移動す
ることになる点で、開き戸の場合と異なるだけで、閉じ
限位置にあるこれら戸が内側へ揺れ動くのを係合部材1
2の突っ張りにより阻止し、外側へ揺れ動くのを、係合
部材12側の凹部30と被係合部材18側の突起31と
の略上下方向の嵌合により防止する点は同じである。
【0018】なお、永久磁石26は床面2側の係合部材
12に付設し、戸側の被係合部25に磁性板から成る吸
着面を併設(例えば被係合部材18の傾斜底面24に磁
性板を付設)することもできるし、両方に永久磁石を併
設して、両者間に作用する磁気吸着力を大きくすること
も可能である。さらに係合部材12には、これを倒伏姿
勢に復帰させる方向に作用する弱いスプリングを併設す
ることもできる。
【0019】また、突起31を係合部材12から上向き
に突設し、戸側の例えば被係合部材18の傾斜底面24
に前記上向き突起31が嵌合する凹部30を設けること
もできる。勿論、何れ側に設けられる場合でも、凹部3
0は、当該凹部が形成される部材を貫通する孔ではな
く、突起31が嵌合し得る深さの窪みであっても良い。
さらに、第二実施形態においては、可動突起31の先端
を受け止めるストッパー35に代えて、当該可動突起3
1の下降を一定範囲内に規制するストッパーを貫通孔3
2側に設けても良い。
【0020】さらに、戸の遊端下部に入り隅状の被係合
部、突起(または凹部)、及び磁石(または被吸着面)
を配設するために、当該戸の遊端下部の裏面側に被係合
部材18を付設したが、前記入り隅状の被係合部、突起
(または凹部)、及び磁石(または被吸着面)を戸の遊
端下部の底面に直接配設したり、当該戸の遊端下部の底
面に埋設される被係合部材に配設することも可能であ
る。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明の戸の振れ止め装置
は、戸が閉じ限位置に達したとき、床側の倒伏姿勢にあ
る係合部材を磁気吸着力で引き上げて傾斜姿勢まで回動
させ、その先端を戸側の入り隅状被係合部に係合させる
ことにより、閉じた戸が内側に揺れ動くのを前記傾斜姿
勢の係合部材の突っ張りにより阻止することができるも
のであって、ピン状の係合部材全体を垂直に引き上げる
従来の構成と比較して、係合部材の先端を所要ストロー
クだけ上昇させるのに必要な磁気吸着力が少なくて済
み、比較的小型の磁石を係合部材と被係合部との内の何
れか一方に併設させるだけでも、係合部(係合部材の先
端)を所要ストロークだけ確実強力に上昇させて戸側の
被係合部に係合させ、所期の戸遊端下部の振れ止め効果
が得られる。また、床面下に深い孔を加工する必要がな
くなり、実施容易である。
【0022】さらに本発明の構成によれば、戸側の入り
隅状被係合部と係合部材の先端とが係合する状態におい
て、戸の強制開動により互いに離脱可能な状態で略上下
方向に互いに嵌合し合う凹部と突起とを、戸側と係合部
材側とに設けたので、床側の係合部材の突っ張りにより
戸が閉じ限位置から内側に揺れ動くのを阻止し得るだけ
でなく、当該戸が容易に外側へ揺れ動くのも防止するこ
とができる。即ち、閉じた戸に対するキャッチ機能を有
する振れ止め装置として活用することができる。
【0023】なお、前記突起は、閉じた戸が外側へ揺れ
動くのを防止することができれば良いので、実施形態で
示したような円錐状突起に限定されるわけではないが、
請求項2に記載の構成によれば、戸の開閉に伴う前記突
起と凹部との相対接近離脱方向に制約を受けないので、
開き戸用と折れ戸または引き戸用とに1つの振れ止め装
置を兼用させることができる。また、戸側または係合部
材側に突起を一体形成することも可能になり、構造が簡
単で容易且つ安価に実施することができる。
【0024】また、請求項3に記載の構成によれば、係
合部材を引き上げる磁気吸着力を十分大きくして、当該
係合部材と戸側の入り隅状被係合部との係合を確実に行
わせるように構成した場合でも、戸側の入り隅状被係合
部に係合する係合部材によって可動突起を押し上げさ
せ、当該突起の真下に係合部材側の凹部が位置したとき
に可動突起の下降により両者を嵌合させることができ
る。この場合、請求項4に記載の構成によれば、可動突
起を組み込む貫通孔側に下降限を規制するストッパーを
組み込む場合と比較して構造が簡単になるばかりでな
く、突起と凹部との嵌合による戸の外側への揺れ動きを
止める作用が強力になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 戸が閉じ限位置に達する前の状態を示す一部
縦断側面図である。
【図2】 戸が閉じ限位置に達した状態を示す縦断側面
図である。
【図3】 戸が閉じ限位置に達する前の状態を示す一部
切り欠き背面図である。
【図4】 図1の床面側の構成を示す平面図である。
【図5】 図4の一部横断平面図である。
【図6】 第二実施形態における戸側の被係合部材の縦
断側面図である。
【図7】 同実施形態における振れ止め作用状態を示す
縦断側面図である。
【符号の説明】
1 基盤 6 凹部 12 磁性板から成り表面が被吸着面となる係合部材 13 軸受部 15 支軸 16 ストッパー 18 被係合部材 23 戸 24 傾斜底面 25 入り隅状被係合部 26 永久磁石 30 凹部(貫通円形孔) 31 突起 33 スプリング 35 ストッパー 36 係合部材の先端部が進入する空間

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】戸の遊端下部に設けられた入り隅状の被係
    合部と、閉じた戸の前記被係合部に対向する床側に配設
    された係合部材と、磁石とから成り、前記係合部材は、
    倒伏姿勢と先端が前記被係合部に係合する傾斜姿勢との
    間で上下揺動可能に一端部が支承され、前記磁石は、前
    記被係合部と係合部材との内、少なくとも一方に併設さ
    れたもので、他方に併設された被吸着面との間の磁気吸
    着力により前記係合部材を倒伏姿勢から傾斜姿勢へ引き
    上げて、その先端を閉じた戸の前記被係合部に係合させ
    て、当該戸が閉じ限位置から内側へ移動するのを阻止す
    るようにした戸の振れ止め装置であって、 前記被係合部と係合部材の先端とが係合する状態におい
    て、戸の強制開動により互いに離脱可能な状態で略上下
    方向に互いに嵌合し合う凹部と突起とを、戸側と係合部
    材側とに設けて成る、戸の振れ止め装置。
  2. 【請求項2】前記突起が円錐状の固定突起である、請求
    項1に記載の戸の振れ止め装置。
  3. 【請求項3】前記突起が、戸側に略上下方向に一定範囲
    内で出退移動自在に設けられ且つスプリングにより下向
    き突出方向に付勢された可動突起であり、前記凹部が係
    合部材に設けられた、請求項1または2に記載の戸の振
    れ止め装置。
  4. 【請求項4】前記可動突起の下向き突出方向先端を受け
    止めるストッパーが設けられ、このストッパーの上側空
    間内に前記係合部材の凹部を備えた先端部が進入するよ
    うに構成された、請求項3に記載の戸の振れ止め装置。
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