JP3017919U - 蝶 番 - Google Patents

蝶 番

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JP3017919U
JP3017919U JP1995003771U JP377195U JP3017919U JP 3017919 U JP3017919 U JP 3017919U JP 1995003771 U JP1995003771 U JP 1995003771U JP 377195 U JP377195 U JP 377195U JP 3017919 U JP3017919 U JP 3017919U
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JP
Japan
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hinge
fitting cylinder
hinge member
door
connecting shaft
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Expired - Lifetime
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JP1995003771U
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English (en)
Inventor
喜一 久保
孝治 佐藤
Original Assignee
有限会社ベスト青梅
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】堅牢で簡単容易に吊込むことができ、且つ安価
な蝶番を提供する。 【構成】嵌合筒22に移動可能な連結軸体6を組込んだ
羽根板21を有する一方の蝶番部材2と、連結軸体6を
嵌合する軸受部を嵌合筒22に組込んだ羽根板31を有
する他方の蝶番部材3とを結合する蝶番1において、一
方の蝶番部材の連結軸体を合成樹脂製スライド部61の
一端に金属軸62を突出するようにインサートして構成
し、スライド部61に誘導溝65を形成して、嵌合筒2
2にねじ込んだ止ねじ7を嵌入し、誘導溝65の金属軸
側の側壁面に止ねじ7を弾性係合する小突起を突設して
金属軸62の先端が嵌合筒22より突出しないように位
置させると共に、スライド部61を嵌合筒22より突出
させた仮係止状態に位置させ、スライド部61を押圧し
て金属軸62を嵌合筒22より突出させて他方の蝶番部
材の軸受部に嵌挿し両蝶番部材を結合するようにしたも
のである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、出入口、収納部等にドアを吊込むために取付ける蝶番に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
重量のあるドアを容易に吊込むことができるようにした蝶番の先行技術として 、実開平6−82346号公報には軸部材上端が下側羽根板の軸受筒部上端から 若干突出状態にあるので、扉を取付ける際、扉に取付けた上側羽根板が下側羽根 板の軸部材に衝突しないように扉を持上げて軸受筒部内に突出した軸部材の上端 を嵌合するように下降した後、軸部材を押上げて軸受筒部内の下側から軸部材を 挿入連結する蝶番が、また実開平7−10335号公報には上軸筒の上端部に形 成した抜け止め膨出部に軸芯に突設した廻り止め突起を嵌合すると共に、上軸筒 下端のワッシャーの微小突起で、軸芯の下端をワッシャーより突出した位置の停 止状態とし、扉を取付ける際、扉に取付けた上軸筒下端に突出している軸芯が下 軸筒に衝突しないように扉を持上げ、軸芯を下軸筒に嵌合するように下降した後 、上軸筒上端より突出している軸芯を押下げて下軸筒に軸芯を挿入連結する蝶番 が開示されている。 また、これとは別に、吊込んだドアが円滑に開閉できるように取付枠との間隙 を適切に微調整できるように、蝶番に調整機構を設けた偏心軸体を組込んだ蝶番 も知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記先行技術のものは、いずれも扉を取付ける際、扉側の蝶番 部材に軸部材が突出しているので、取付枠側の蝶番部材に衝突しないように扉を 持上げた後、下降させて連結させなければならず、重量のある扉を持上げ下降さ せながら嵌合位置を合せて吊込むことは容易でなく作業能率が悪い欠点がある。 そこで、この考案は、上記先行技術の問題点に鑑み、これを解決すべくなされ たものであって、重量のあるドアの吊込みに際して、重いドアを持上げ下降させ るような煩雑な作業を必要とせず簡単容易に能率良く吊込むことができる上、連 結軸部材を金属と合成樹脂とを巧みに結合して堅牢に構成し、連結軸部材を偏心 軸体として組込みドアと取付枠との間隙を適切に微調整でき、且つ部材の加工コ ストを低減し安価な蝶番を得ることを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
これを達成する手段として、この考案は、嵌合筒に移動可能な連結軸体を組込 んだ羽根板を有する一方の蝶番部材と、上記連結軸体を嵌合する軸受部を嵌合筒 に組込んだ羽根板を有する他方の蝶番部材とを結合する蝶番において、一方の蝶 番部材の連結軸体を合成樹脂製スライド部の一端に金属軸を突出するようにイン サートして構成し、該スライド部に誘導溝を形成して、嵌合筒にねじ込んだ止ね じを嵌入し、該誘導溝の金属軸側の側壁面に上記止ねじを弾性係合する小突起を 突設して金属軸の先端が嵌合筒より突出しないように位置させると共に、スライ ド部を嵌合筒より突出させた仮係止状態に位置させ、スライド部を押圧して金属 軸を嵌合筒より突出させて他方の蝶番部材の軸受部に嵌挿し両蝶番部材を結合す るようにしたものである。
【0005】
【実施例】
この考案の構成を図面に示す実施例について以下詳細に説明する。 蝶番1はドアAの上部側に組付けられ、取付枠Bに取付けられる下部蝶番部材 2とドアAに取付けられる上部蝶番部材3とよりなる一対の蝶番部材で構成され ている。 下部蝶番部材2は下部羽根板21の一端に中空状の嵌合筒22が形成され、該 嵌合筒22内に嵌合孔41を有する軸受体4を密嵌固定する。また嵌合筒22に はを有底円筒状の切割りを有するカバー体5が下方より弾接嵌合してカバーする 。 上部蝶番部材3は上部羽根板31の一端に中空状の嵌合筒32が形成され、該 嵌合筒32内に連結軸体6を上下に移動可能に嵌合する。この連結軸体6は合成 樹脂製のスライド部61の下端の中心に先端部63が截頭円錐形に形成された金 属軸62を突出するようにインサートして構成され、スライド部61の上端に大 径の摘み部64を有すると共に、該スライド部61に誘導溝65を長手方向に、 その上端に環状溝66を形成して、嵌合筒32にねじ込んだ止ねじ7を嵌入し、 該誘導溝65の下端側、即ち金属軸62側の両側壁面67、67に上記止ねじ7 を弾性係合する小突起68、68を突設して連結軸体6の金属軸62下端を嵌合 筒32より突出しないように位置させることによって、スライド部61を嵌合筒 32の上端より突出させる。 なお、8はドアAの下部側に組付けられる蝶番であって、取付枠Bに取付けら れる下部蝶番部材81とドアAに取付けられる上部蝶番部材82とよりなる一対 の蝶番部材で構成されている。
【0006】 このように構成されているので、取付枠BにドアAを吊込むには、予め止ねじ 7の先端が誘導溝64の下端に位置し、小突起67、67と弾性係合して連結軸 体6が下方に移動しないように係止し、連結軸体6の金属軸62下端を嵌合筒3 2より突出しないように位置させ、スライド部61を嵌合筒32の上端より突出 させた状態としておく、そしてまず、ドアAを持上げて下部側に組付けられる蝶 番8の上部蝶番部材82と取付枠B側の下部蝶番部材81とを連結軸によって吊 込む。この時ドアAは傾斜状態にあってもドアAの重量は該蝶番8によって支持 されるので、この支持状態から該螺番8部を支点としてドアAを垂直状態に引起 すように回動するが、その際ドアAの大部分の重量は蝶番8部分で支受され、ド アAを引起す力はドアAの重量の約4分の1の重量であるから、ドアAを軽快に 引起すことができ、ドアAの上部側に組付けられた上部蝶番部材3の下端を、取 付枠Bの下部蝶番部材2の上端に位置するように容易に移動させることができる 。またこの作動時、上部蝶番部材3の連結軸体6の金属軸62の下端が嵌合筒3 2より突出しないように位置しているので、装飾体が突出するように施されてい る取付枠BにドアAを吊込む場合であっても、ドアAは持上げずに回動するのみ で、上部蝶番部材3を取付枠B側の下部蝶番部材2と衝突することなくスムーズ に移動させることができる。そこで、上部蝶番部材3に組込まれている嵌合筒3 2の上端より突出しているスライド部61を押下げると、該スライド部61の誘 導溝65の下端に位置している止ねじ7は小突起68、68の弾性に抗してこれ を乗越えて誘導溝65の上方に移動するので、スライド部61は相対的に下方に 移動し、これと一体の金属軸62の下端は嵌合筒32より突出する。その際、該 金属軸62の先端部63が截頭円錐形に形成されているため、下部蝶番部材2の 軸受体4の嵌合孔41と多少位置がズレていてもこれに誘導されて確実に嵌合さ れる。一方止ねじ7はスライド部61の誘導溝65の上方から上端の環状溝66 に移動しているので、スライド部61の上端摘み部64を回動して誘導溝65に 止ねじ7が戻らないように位置に移動して止ねじ7をねじ込んで連結軸体6が移 動しないように固定する。これによって上部蝶番部材3は下部蝶番部材2と連結 されドアAを取付枠Bに吊込むことができる。
【0007】 図5は他の実施例であって、この実施例の場合、上部蝶番部材3の嵌合筒32 に嵌合する連結軸体6aのスライド部61aに形成される誘導溝65aは、止ね じ7が上下に移動し得るように間隔をおいて両側に弾性アーム65b、65bが 下方に向かって平行に設けられ、その下端に夫々係止突起65c、65cが互い に近接するように突設され、誘導溝65aの下端に止ねじ7が停止する嵌入部6 5dが設けられている。 このように構成されているので、金属軸62が嵌合筒32の下端より突出しな いように状態におる時、止ねじ7が嵌入部65dに嵌入されていると共に、弾性 アーム65b、65bの係止突起65c、65cが互いに近接した状態にあって 、止ねじ7の妄動を防止している。そして金属軸62を嵌合筒32の下端より突 出させるため、スライド部61aを押圧すると、止ねじ7は係止突起65c、6 5cを互いに離反するように弾性アーム65b、65bを左右に開披させるので 、止ねじ7は誘導溝65aを上方に移動することができ、相対的にスライド部6 1aを降下させることができるので、金属軸62は嵌合筒32の下端より突出す ることになる。
【0008】 上記両実施例における上部蝶番部材3と下部蝶番部材2を逆にして、上部蝶番 部材3に嵌合孔を有する軸受体を取付け、下部蝶番部材2に合成樹脂製スライド 部に金属軸を突出するようにインサートした連結軸体を組込むようにしても良い 。 またスライド部61の誘導溝65を円周方向に2箇所形成しても良い。 さらにスライド部61には誘導溝65のみで上端の環状溝66を設けなくとも 良い。 また連結軸体6には金属軸62をスライド部61に対して偏心位置にインサー トするように取付けても良い。
【0009】
【考案の効果】
以上、実施例について詳述したように、この考案の蝶番は、ドアの吊込みに際 して、連結軸体をスライド部の特殊な誘導溝と止ねじとによって上部蝶番部材よ り突出しないように保持したので、先行技術のように重いドアを持上げ下降させ るような煩雑な作業を必要とせず、ドアの下部側蝶番を吊込んだ後、該蝶番部を 支点としてドアを回動するのみで、軽快に上部蝶番部材を下部蝶番部材に衝突す ることなく位置させることができ、連結軸体のスライド部を押下げる操作で誘導 溝の止ねじは小突起の弾性に抗してこれを乗越えて移動するので、スライド部と 一体の金属軸を嵌合筒より突出させて下部蝶番部材の軸受体の嵌合孔に確実に嵌 合し、ドアを簡単単容易に能率良く吊込むことができる。また連結軸部材は金属 と合成樹脂とを巧みに結合し、吊込み後のドアの開閉作用を金属軸で受けるので 堅牢に構成され、一方スライド部は合成樹脂製であるから、特殊な誘導溝を簡単 に形成でき、部材の加工コストを低減し安価な蝶番を提供することがでる優れた 効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のドアを吊込む状態の正面図
【図2】この考案の縦断側面図
【図3】同じくこの考案の分解斜視図
【図4】同じくこの考案の連結軸体部分の拡大正面図
【図5】この考案の他の実施例の連結軸体部分の拡大斜
視図
【符号の説明】
1 蝶番 2 下部蝶番部材 21 下部羽根板 22 嵌合筒 3 上部蝶番部材 31 上部羽根板 32 嵌合筒 4 軸受体 5 カバー体 6 連結軸体 61 スライド部 62 金属軸 65 誘導溝 66 環状溝 67 側壁面 68 小突起 7 止ねじ A ドア B 取付枠

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 嵌合筒に移動可能な連結軸体を組込んだ
    羽根板を有する一方の蝶番部材と、上記連結軸体を嵌合
    する軸受部を嵌合筒に組込んだ羽根板を有する他方の蝶
    番部材とを結合する蝶番において、一方の蝶番部材の連
    結軸体を合成樹脂製スライド部の一端に金属軸を突出す
    るようにインサートして構成し、該スライド部に誘導溝
    を形成して、嵌合筒にねじ込んだ止ねじを嵌入し、該誘
    導溝の金属軸側の側壁面に上記止ねじを弾性係合する小
    突起を突設して金属軸の先端が嵌合筒より突出しないよ
    うに位置させると共に、スライド部を嵌合筒より突出さ
    せた仮係止状態に位置させ、スライド部を押圧して金属
    軸を嵌合筒より突出させて他方の蝶番部材の軸受部に嵌
    挿し両蝶番部材を結合することを特徴とする蝶番。
JP1995003771U 1995-03-20 1995-03-20 蝶 番 Expired - Lifetime JP3017919U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017201103A (ja) * 2016-05-06 2017-11-09 株式会社トーコー 蝶番

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017201103A (ja) * 2016-05-06 2017-11-09 株式会社トーコー 蝶番

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