JP4210628B2 - 吊下げ式引き戸のための振止め装置 - Google Patents

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Description

本発明は吊下げ式引き戸のための振止め装置に関する。さらに詳しくは、引き戸の揺れを効果的に防止することができ、かつ、引き戸を開放したときには床面が平坦になる吊下げ式引き戸のための振止め装置に関する。
大きな部屋の間仕切りや部屋の入口の開閉のために、種々の引き戸が用いられている。通常、床上を摺動する引き戸の場合、引き戸を所定の方向に沿って案内するために敷居が設けられたり、または床板などにレールまたは溝が設けられているが、これらのレールや溝は、人間や台車などの横断の通行の妨げになるおそれがあり、とくにバリアフリーの観点から好ましくない。
そこで、近年においては、部屋の鴨居や天井などに設けられたレールに引き戸を吊り下げ、引き戸を床からわずかに離間した状態で摺動させる吊り下げ式の引き戸が使用されている。
吊り下げ式引き戸では、引き戸の下端が拘束されていないため、引き戸が振れ動くのを防止する振れ止めが必要である。しかし、振止めが床から突き出したままであると、通行の障害になり、吊り下げ式の利点が損なわれる。そこで従来、床面側に沈めたガイドピンを吊戸側に設けた磁石により引き上げて、突出させて走行をガイドする吊戸の走行ガイドが提案されている。たとえば、特許文献1では、ガイドピンがシリンダ状の外部ケースの中にピストン状のガイドピンが上下に動く構造である。
特開2001−65228号公報
吊り下げ式の引き戸は、下端が拘束されておらず、しかも床上を摺動する引き戸と比較して一般的に軽量であるので、振れやすいという問題がある。そのため、使用者の身体などが引き戸に軽く当たるだけで容易に振れてしまうという問題がある。引き戸の振れを防止するために、引き戸に取り付けられたピンを床に形成された穴または溝に係止させることが考えられるが、この場合、床に穴または溝を形成する作業が必要になり、また、床に形成された穴または溝は、塵やほこりがたまりやすいという問題がある。
一方、床からピンや突起を突設させ、当該ピンや突起を引き戸の下端面に形成された溝に挿入させても引き戸の振れを防止することができるが、引き戸を開放したときに床面からピンや突起が突出しているので、人間などの通行の妨げになってしまう。
前記の特許文献1のように、床面側に沈めたガイドピンを吊戸側に設けた磁石により引き上げて、突出させて走行をガイドする吊戸の走行ガイドがあるが、吊戸がないときにピンが床から突出しないためには、床にピンの長さ以上の穴を形成しなければならない。
本発明はかかる問題を解消するためになされたものであり、引き戸の揺れを効果的に防止することができ、引き戸を開放したときには床面が平坦になり、かつ、床面への取付が容易な吊下げ式引き戸のための振止め装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載にかかわる吊下げ式引き戸のための振止め装置は、摺動自在に吊り下げられた少なくとも1枚の戸板を備えた引き戸の振れを防止するための振止め装置であって、
(a)床面に固着された薄いプレートからなる台座と、
(b)該台座に上下方向に揺動自在に取り付けられ、少なくとも一部が磁性体からなる揺動プレートであって、該揺動プレートの根元側端部が、回転軸に支持され、先端部に当該揺動プレートの長手方向と略垂直方向に延びる係合部が突設された揺動プレートと、
(c)前記戸板の下端縁に固着され、前記揺動プレートの係合部と係合するとともに該係合部を前記戸板の下端縁に沿って案内するレールと、
(d)前記戸板の下端縁で、かつ前記レールの少なくとも一方の端部に連結された、前記揺動プレートの係合部を前記レールに係合する位置へ案内する端部ガイドと、
(e)前記端部ガイドに近接した位置に配置され、前記揺動プレートを前記端部ガイドへ向かって吸引する磁石
とからなることを特徴とする。
前記揺動プレートの一部が磁石からなるのが好ましい。
また、前記端部ガイドが、前記磁石を端部ガイドにおける所定の固着位置に係止するための少なくとも1本の爪を有し、当該爪の先端には、所定の固着位置に係止される磁石と面接触することによって磁石の脱落を防止する接触面が形成されてなるのが好ましい。
本発明の請求項4記載にかかわる吊下げ式引き戸のための振止め装置は、摺動自在に吊り下げられた少なくとも1枚の戸板を備えた引き戸の振れを防止するための振止め装置であって、
(a)床面に固着された薄いプレートからなる台座と、
(b)該台座に上下方向に揺動自在に取り付けられ、少なくとも先端部付近が磁石からなる揺動プレートであって、該揺動プレートの根元側端部が、回転軸に支持され、先端部に当該揺動プレートの長手方向と略垂直方向に延びる係合部が突設された揺動プレートと、
(c)前記戸板の下端縁に固着され、前記揺動プレートの係合部と係合するとともに該係合部を前記戸板の下端縁に沿って案内するレールと、
(d)前記戸板の下端縁で、かつ前記レールの少なくとも一方の端部に連結された、前記揺動プレートの係合部を前記レールに係合する位置へ案内する端部ガイドと、
(e)前記端部ガイドに近接した位置に配置され、前記揺動プレートを前記端部ガイドへ向かって移動させる磁性体
とからなることを特徴とする。
前記端部ガイドが、前記磁性体を端部ガイドにおける所定の固着位置に係止するための少なくとも1本の爪を有し、当該爪の先端には、所定の固着位置に係止される磁性体と面接触することによって磁性体の脱落を防止する接触面が形成されてなるのが好ましい。
なお、前記レールの断面形状が、前記端部ガイドに突設された嵌合突起と嵌合し得る空間部を有してなるのが好ましい。
本発明によれば、戸板に設けられた磁石の吸引力によって床面から突出する可動部材を用いて、引き戸の揺れを効果的に防止することができる。
しかも、引き戸を開放したときには可動部材から磁石が遠ざかることによって可動部材は元の位置へ戻るため、床面が平坦になり、人間や台車の通行の妨げにならない。
また、可動部材が揺動して床面から突出するので、可動部材が台座に収容されているときには、床面からの厚さが小さく、通行などの妨げにならず、かつ、床面への取付が容易である。
実施の形態1
つぎに図面を参照しながら本発明の吊下げ式引き戸のための振止め装置を詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態1にかかわる振止め装置を備えた吊下げ式引き戸の一例を示す平面説明図、図2は図1の吊下げ式引き戸の正面図、図3は図1の引き戸の下端縁におけるレールに係合された可動部材を示す要部切欠斜視説明図、図4は図2の台座および可動部材を示す平面図、図5は図4のV−V線断面図、図6は図2の端部ガイドおよび磁石の平面図、図7は図2の端部ガイドの底面図、図8は図6のVIII−VIII線断面図、図9は図6のIX−IX線断面図、および図10は図2の振止め装置の動作説明図である。なお、図面においては、分かり易くするために、戸板間のすき間、および戸板と床面とのすき間を誇張して描いている。
図1〜2には、本発明の振止め装置が適用される吊り下げ式の引き戸の一例として、大きな部屋の間仕切りなどに用いられる、いわゆる4枚引きの引き戸が示されている。4枚引きの吊り下げ式引き戸では、4枚の戸板S1〜S4が部屋の天井または鴨居などに設けられたレールに対してローラなどを介して摺動自在に吊り下げられている。この4枚の戸板S1〜S4の下端面および床面において、本実施の形態の振れ止め装置が設けられている。
本実施の形態の振れ止め装置は、図3〜9に示されるように、床面に固着された台座1と、台座1に上下方向に揺動自在に取り付けられた磁性体からなる揺動プレート2と、戸板S1〜S4のそれぞれの下端縁に固着され、揺動プレート2の係合部6を戸板S1〜S4のそれぞれの下端縁に沿って案内するレール3と、戸板S1〜S4のそれぞれの下端縁で、かつレール3の両端部に連結された、揺動プレート2の係合部6をレール3に係合する位置へ案内する端部ガイド4と、端部ガイド4に固着され、揺動プレート2を端部ガイド4へ向かって吸引する磁石5とから構成されている。
台座1は、図4および図5に示されるように、床面から出っ張らない厚さ、たとえば厚さ3mm程度の薄い金属プレートからなり、しかも、周縁へ向かうにつれて厚さが薄くなる形状を呈しているため、床面に穴をあけることなく取り付けることができ、実質的に床面とともに滑らかな平坦面を形成している。それにより、人間や台車の通行の妨げにならない。
揺動プレート2は、鉄、スチールなどの磁性体で作製された薄板からなり、先端部には当該揺動プレート2の長手方向と略垂直方向に延びる一対の係合部6が突設されている。また、揺動プレート2の根元側端部には、同じく揺動プレート2の長手方向と略垂直方向に延びる一対の回転軸7が突設されている。揺動プレート2は台座1の略矩形のスリット8内部に下方から挿入され、回転軸7は台座1の下面側に形成された軸受凹部9に挿入されている。さらに、台座1の下面には押え板10が固着されており、回転軸7が軸受凹部9から脱落しないようになっている。かかる構成によって、揺動プレート2は台座1のスリット8内部で上下方向に揺動自在に支持される。図4〜5に示されるように、揺動プレート2が略水平方向に横たわっている状態では、台座1とともに滑らかな平坦面を形成しているため、前述のように通行の妨げにならない。
また、床面およびレール3との衝突時の衝撃を吸収するために、揺動プレート2の先端部の上面および下面には、たとえばゴムシートなどの緩衝体を設けるのが好ましい。
図1〜2に示されるように、台座1と揺動プレート2とからなる床側部分21〜28は、戸板S1〜S4を全開または全閉したときに、揺動プレート2がレール3に係合し得るように、柱P付近または入口の中央付近に配置されている。揺動プレート2の向きは、たとえば、図2に示されるように、先端部が柱Pまたは入口の中央へ向くように設定されている。
なお、図示されていないが、それぞれの戸板S1〜S4の振れをさらに解消するために、床側部分21と22とのあいだ、床側部分23と24とのあいだ、床側部分25と26とのあいだ、床側部分27と28とのあいだにも、同じ構成の床側部分を配設してもよい。
なお、本実施の形態では、可動部材として、台座に上下方向に揺動自在に取り付けられた揺動プレートを例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、台座に上下方向に移動自在に取り付けられ、少なくとも一部が磁性体からなり、かつ先端部には可動部材の長手方向と略垂直方向に延びる係合部が突設された可動部材であれば、種々の態様の可動部材を採用することができる。
たとえば、他の可動部材として、プレート状の部材の代わりに先端部を略L字状またはT字状に加工することにより係合部が形成された磁性体材料からなる線材または細い棒材であってもよい。さらに他の可動部材として、台座の一部を床に埋め込むことができる場合には、台座に上下方向に出没自在に取り付けられたシリンダの先端に磁性体からなる板状の係合部を固着してなる垂直移動式の可動部材なども本発明の可動部材として採用することができる。
また、揺動プレート2などの可動部材の一部が磁石で形成されていれば、端部ガイド4側の磁石5と可動部材側の磁石の双方の磁力の作用により、さらに強力に可動部材を端部ガイドへ向かって強く吸引することができる。その結果、可動部材を端部ガイドを介して確実にレールへ案内することができ、また、床と戸板の底面との隙間が広くなっても反応できる。なお、揺動プレート2の先端部付近に磁石を設けることにより、端部ガイド4側の磁石5に代えて磁性体を採用することもできる。
レール3は、図2〜3に示されるように、それぞれの戸板S1〜S4の下端縁に形成された溝Gに埋設されている。レール3は、下方に開放された長尺の中空体からなり、揺動プレート2の一対の係合部6に係合する水平方向に延びる一対の水平リブ11を有している。一対の水平リブ11先端同士の間隔は、ほぼ揺動プレート2の幅と等しくなっている。後述する端部ガイド4によってレール3内部に案内された揺動プレート2の係合部6は、レール3の水平リブ11に係合するとともに該レール3によって戸板S1〜S4の下端縁に沿って案内される。
レール3の断面形状は、図3に示されるように、端部ガイド4に突設された一対の嵌合突起12(図6〜7参照)と嵌合し得る空間部3aを有しているため、レール3を任意の長さで切断しても、常にレール3を端部ガイド4に連結することができる。それによって戸板の幅に合わせてレール3および端部ガイド4を取り付けることができる。たとえば、図2に示される戸板S1〜S4の場合、それぞれの戸板は2個の端部ガイド4およびレール3を有しているが、戸板の幅から2個の端部ガイド4の長さを差し引いた長さにレールを切断し、そののち、レール3の両端部に端部ガイド4を連結すれば、レール3と端部ガイド4の長さの合計を容易に戸板の幅に合わせることができる。なお、レール3および端部ガイド4は、戸板の下端縁の溝内部に接着または木ねじによる締結などの方法で固着される。
端部ガイド4は、図6〜9に示されるように、下方に開放された中空体からなり、上面側には磁石5が固着され、底面側には、揺動プレート2の一対の係合部6に係合する水平方向に延びる一対の案内リブ13を有している。案内リブ13は、レール3に接続される嵌合突起12の近傍(図7および図9参照)に部分的に形成され、反対側の端部へ向かうにつれて徐々に案内リブ13の幅が減り、嵌合突起12の中間部分では案内リブ13がなくなるように形成されている。それにより、磁石5の磁力によって、前記揺動プレート2の係合部6が端部ガイド4の底面14へ向かって引き寄せられたのち、案内リブ13の斜面13aによって案内されながら円滑に案内リブ13に係合し、そののちレール3へ案内される。
また、図6および図8に示されるように、端部ガイド4の上面側には、磁石5を端部ガイド4における所定の固着位置に係止するための少なくとも1本の爪、本実施の形態では4本の爪15が形成されている。そして、爪15の先端には、所定の固着位置に係止される磁石5と面接触することによって磁石の脱落を防止する接触面15a(図8参照)が形成されている。したがって、たとえば、図6における4本の爪15に囲まれる所定の固着位置へ磁石5をはめ込めば、接触面15aが磁石5に面接触して、いわゆる嵌め殺しの状態になり、2度と外れることがなくなる。
なお、端部ガイドとレールは、必ずしも別体にする必要はなく、戸板の寸法が予め固定されている場合には、かかる戸板の寸法に合うように、端部ガイドをレールと一体形成してもよい。
磁石5は、たとえば従来より市販されている矩形の永久磁石を採用することができるが、本発明において、磁石の寸法、性能などの諸条件についてはとくに限定されるものではない。
なお、本実施の形態では、磁石5を端部ガイド4に固着した例を示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、磁石が端部ガイドに近接した位置に配置されていれば、端部ガイド付近で可動部材を床面から突出させることができる。したがって、磁石を端部ガイドに固着させる代わりに、戸板の側端面付近に取り付けてもよい。
以上のように構成された本実施の形態の振止め装置では、戸板S1〜S4を全開または全閉したときに、磁石5の磁力を利用して自動的に揺動プレート2をレール3に係合させることができる。
たとえば、図10(a)に示される戸板S2が、入口中央付近に設けられた台座1と揺動プレート2とからなる床側部分22に向かって(すなわち閉方向へ)摺動しているとき、端部ガイド4と床側部分22との距離が遠いときは、揺動プレート2水平に横たわっているため、床面は平坦になっている。
そして、図10(b)に示されるように、戸板S2が進み、端部ガイド4が床側部分22のほぼ上方にまで移動したとき、端部ガイド4の前記磁石5が揺動プレート2を吸引して突出させる。
さらに、図10(c)に示されるように、戸板S2が進むと、端部ガイド4の前記案内リブ13(図7および図9参照)が、揺動プレート2の前記係合部6(図4〜5参照)をレール3内部へ案内し、戸板S2が入口中央の所定の全閉位置へきたときには、揺動プレート2の係合部6がレール3に係合して、戸板S2の振れを防止することができる(図1〜3参照)。
図10(c)に示される戸板S2は、揺動プレート2によって振れを禁止されているが、揺動プレート2がレール3内部で摺動可能であるため、前後両方に摺動することができる。したがって、図1〜2に示される4枚の戸板S1〜S4を入口中央を越えていずれか一方の柱Pの方へ寄せることも可能である。
揺動プレート2の係合部6とレール3との係合を解除する場合には、戸板S2を前方または後方のいずれかの方向に摺動を続けるだけで、係合部6をレール3および端部ガイド4から容易に抜き出すことができる。そのとき、磁石5による吸引力が弱くなった揺動プレート2は自重により再び水平に倒れ、床面はほぼ平坦になる。
実施の形態2
図11は、本発明の実施の形態2にかかわる振止め装置の部分断面斜視図である。
本実施の形態2では、前記台座の上面が床面と同一平面になるよう、前記台座および前記可動部材が床面に埋め込まれる。台座の上面が平坦であり、台座の上面に平行な任意の断面形状が、該上面外形の範囲に収まっている。そのような形状の台座を上面が床面と同一平面になるように、床面に埋め込んだ形態である。台座の上面が平坦であるため、台座の上面を床面と同一平面に埋め込んだとき、床面が平らになる。また、台座の上面に平行な任意の断面形状が、台座上面の範囲に収まっているので、台座を床面に埋め込む場合に、台座上面の大きさの穴を形成すればよく、台座まわりに穴があくことがない。そのため、通行する場合でも全く妨げにならず、また、一時的に床面にものを置く場合でも支障にならない。
本発明の実施の形態1にかかわる振止め装置を備えた吊下げ式引き戸の一例を示す平面説明図である。 図1の吊下げ式引き戸の正面図である。 図1の引き戸の下端縁におけるレールに係合された可動部材を示す要部切欠斜視説明図である。 図2の台座および可動部材を示す平面図である。 図4のV−V線断面図である。 図2の端部ガイドおよび磁石の平面図である。 図2の端部ガイドの底面図である。 図6のVIII−VIII線断面図である。 図6のIX−IX線断面図である。 図2の振止め装置の動作説明図である。 実施の形態2にかかわる振止め装置を備えた吊下げ式引き戸の例を示す、要部切欠斜視説明図である。
符号の説明
1 台座
2 揺動プレート
3 レール
4 端部ガイド
5 磁石

Claims (6)

  1. 摺動自在に吊り下げられた少なくとも1枚の戸板を備えた引き戸の振れを防止するための振止め装置であって、
    (a)床面に固着された薄いプレートからなる台座と、
    (b)該台座に上下方向に揺動自在に取り付けられ、少なくとも一部が磁性体からなる揺動プレートであって、該揺動プレートの根元側端部が、回転軸に支持され、先端部に当該揺動プレートの長手方向と略垂直方向に延びる係合部が突設された揺動プレートと、
    (c)前記戸板の下端縁に固着され、前記揺動プレートの係合部と係合するとともに該係合部を前記戸板の下端縁に沿って案内するレールと、
    (d)前記戸板の下端縁で、かつ前記レールの少なくとも一方の端部に連結された、前記揺動プレートの係合部を前記レールに係合する位置へ案内する端部ガイドと、
    (e)前記端部ガイドに近接した位置に配置され、前記揺動プレートを前記端部ガイドへ向かって吸引する磁石
    とからなる、吊下げ式引き戸のための振止め装置。
  2. 前記揺動プレートの一部が磁石からなる請求項1記載の振止め装置。
  3. 前記端部ガイドが、前記磁石を端部ガイドにおける所定の固着位置に係止するための少なくとも1本の爪を有し、当該爪の先端には、所定の固着位置に係止される磁石と面接触することによって磁石の脱落を防止する接触面が形成されてなる請求項1または2記載の振止め装置。
  4. 摺動自在に吊り下げられた少なくとも1枚の戸板を備えた引き戸の振れを防止するための振止め装置であって、
    (a)床面に固着された薄いプレートからなる台座と、
    (b)該台座に上下方向に揺動自在に取り付けられ、少なくとも先端部付近が磁石からなる揺動プレートであって、該揺動プレートの根元側端部が、回転軸に支持され、先端部に当該揺動プレートの長手方向と略垂直方向に延びる係合部が突設された揺動プレートと、
    (c)前記戸板の下端縁に固着され、前記揺動プレートの係合部と係合するとともに該係合部を前記戸板の下端縁に沿って案内するレールと、
    (d)前記戸板の下端縁で、かつ前記レールの少なくとも一方の端部に連結された、前記揺動プレートの係合部を前記レールに係合する位置へ案内する端部ガイドと、
    (e)前記端部ガイドに近接した位置に配置され、前記揺動プレートを前記端部ガイドへ向かって移動させる磁性体
    とからなる、吊下げ式引き戸のための振止め装置。
  5. 前記端部ガイドが、前記磁性体を端部ガイドにおける所定の固着位置に係止するための少なくとも1本の爪を有し、当該爪の先端には、所定の固着位置に係止される磁性体と面接触することによって磁性体の脱落を防止する接触面が形成されてなる請求項4記載の振止め装置。
  6. 前記レールの断面形状が、前記端部ガイドに突設された嵌合突起と嵌合し得る空間部を有してなる請求項1、2、3、4または記載の振止め装置。
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