JP2861103B2 - 4―メチルピラゾール類の製造方法 - Google Patents

4―メチルピラゾール類の製造方法

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JP2861103B2 JP1236173A JP23617389A JP2861103B2 JP 2861103 B2 JP2861103 B2 JP 2861103B2 JP 1236173 A JP1236173 A JP 1236173A JP 23617389 A JP23617389 A JP 23617389A JP 2861103 B2 JP2861103 B2 JP 2861103B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、医薬及び農薬等の中間体として有用な4−
メチルピラゾール類の製造方法に関するものである。
(ロ)従来の技術及び発明が解決しようとする問題点。
従来、ピラゾール類の製造方法としては以下に述べる
方法が知られている。
ケミシェ、ベリヒテ(Chemisch Berichte)、59巻、6
10頁には、1,4−ジメチル−5−ピラゾールカルボン酸
を脱炭酸することによる1,4−ジメチルピラゾールの製
造方法が開示されている。
しかし、この方法は1,4−ジメチル−5−ピラゾール
カルボン酸の合成が煩雑であるうえ、合成工程が長く、
工業的な製造方法とは言えない。
特開昭57−106620号公報には、2,3−ジブロモ−2−
メチルプロパナールとヒドラジンの反応が開示されてお
り、4−メチルピラゾールが収率22%で得られている。
この方法は、高価な2,3−ジブロモ−2−メチルプロ
パナールを使用するうえ、低収率である。
***特許公開3122261号公報には、当量以上の水酸化
ナトリウムの存在下、一般的には強アルカリ性の条件下
での2,3−ジクロロプロパナールとヒドラジン類の反応
が開示されており、例えば、ピラゾールウは収率75%、
1−メチルピラゾールは収率49%、1−フェニルピラゾ
ールは収率54%で得られている。
しかし、この方法は4位にメチル基のないピラゾール
類の製造方法に関するものであり、4−メチルピラゾー
ル類の製造にこの方法を適用しても好ましい結果は得ら
れない(比較例1参照)。
2,3−ジクロロプロパナールは高温あるいは塩基の存
在下において速やかに脱塩酸して2−クロロアクロレイ
ンになることが知られている〔ケミカルアブストラクト
(chemical Abstruct)、52巻、1208i、83巻42773y〕
が、水の存在下、強アルカリ条件下でもこの反応は同様
に起こることが本発明者等の検討によりわかった。(反
応スキームI) 生成した2−クロロアクロレインはヒドラジン類と反
応して反応してピラゾール環を形成することができる。
一方、本発明の原料である2,3−ジクロロ−2−メチ
ルプロパナールの場合は水の存在下、強アルカリの条件
においては容易に分解し、3−クロロ−2−メチルプロ
ペナールの生成は見られない(本発明者等の検討により
判明)。
一般にα位に水素のないアルデヒドは強アルカリ性水
溶液中ではカニッツァロ反応が優先することが知られて
いるように、本発明の2,3−ジクロロ−2−メチルプロ
パナールの場合も同様のことが起ることが容易に推測さ
れる。
以上のように、α位に水素のないアルデヒド2,3−ジ
クロロ−2−メチルプロパナールはα位に水素のあるア
ルデヒド2,3−ジクロロプロパナールとは反応性および
安定性が著しく異なるため、ヒドラジン類との反応にお
いてで開示されている反応条件をそのまま4−メチル
ピラゾール類の製造に適応することは無理がある。
ハ)問題を解決するための手段 本発明者等は、2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナ
ールとヒドラジン類との反応において反応中のPHをコン
トロールすることで2,3−ジクロロ−2−メチルプロパ
ナールの分解を極力抑えることができることを見出し、
さらに反応条件を鋭意検討した結果、4−メチルピラゾ
ール類を工業的に有利に得る方法、即ち本発明を完成す
るに至った。
即ち、本発明は2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナ
ールと 一般式〔I〕 RNHNH2 〔I〕 (式中、Rは水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、置
換されていてもよいフェニル基又は置換されていてもよ
いピリジル基を示す。) で表されるヒドラジン類を反応させることを特徴とする 一般式〔II〕 で表される4−メチルピラゾール類の製造方法に関する
ものである。
上記式〔II〕において、Rの炭素数1〜4のアルキル
基としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−
プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル
基等が挙げられる。
置換されていてもよいフェニル基としては、フェニル
基、2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、4
−メチルフェニル基、2−エチルフェニル基、3−エチ
ルフェニル基、4−エチルフェニル基、2−n−プロピ
ルフェニル基、2−i−プロピルフェニル基、3−n−
プロピルフェニル基、3−i−プロピルフェニル基、4
−n−プロピルフェニル基、4−i−プロピルフェニル
基、2−t−ブチルフェニル基、4−n−ブチルフェニ
ル基、4−i−ブチルフェニル基、4−t−ブチルフェ
ニル基、2,4−ジメチルフェニル基、2,6−ジメチルフェ
ニル基、2,4−ジエチルフェニル基、2,6−ジエチルフェ
ニル基、2−メトキシフェニル基、3−メトキシフェニ
ル基、4−メトキシフェニル基、2−エトキシフェニル
基、3−エトキシフェニル基、4−エトキシフェニル
基、2−n−プロポキシフェニル基、2−i−プロポキ
シフェニル基、3−n−プロポキシフェニル基、4−n
−プロポキシフェニル基、4−i−プロポキシフェニル
基、2−n−ブトキシフェニル基、4−n−ブトキシフ
ェニル基、4−i−ブトキシフェニル基、4−t−ブト
キシフェニル基、2−クロロフェニル基、3−クロロフ
ェニル基、4−クロロフェニル基、2−フルオロフェニ
ル基、3−フルオロフェニル基、4−フルオロフェニル
基、2,4−ジクロロフェニル基、2,4−ジフルオロフェニ
ル基、2,6−ジクロロフェニル基、2,6−ジフルオロフェ
ニル基、2−ニトロフェニル基、3−ニトロフェニル
基、4−ニトロフェニル基、2−ジフルオロメトキシフ
ェニル基、3−ジフルオロメトキシフェニル基、4−ジ
フルオロメトキシフェニル基、置換されていてもよいピ
リジル基としては2−ピリジル基、3−メチル−2−ピ
リジル基、4−メチル−2−ピリジル基、5−メチル−
2−ピリジル基、6−メチル−2−ピリジル基、3−ク
ロロ−2−ピリジル基、4−クロロ−2−ピリジル基、
5−クロロ−2−ピリジル基、6−クロロ−2−ピリジ
ル基、3,5−ジクロロ−2−ピリジル基、3−トリフル
オロメチル−2−ピリジル基、5−トリフルオロメチル
−2−ピリジル基、3−ピリジル基、2−メチル−3−
ピリジル基、4−メチル−3−ピリジル基、5−メチル
−3−ピリジル基、6−メチル−3−ピリジル基、2−
クロロ−3−ピリジル基、5−クロロ−3−ピリジル
基、6−クロロ−3−ピリジル基、4−ピリジル基、2
−メチル−4−ピリジル基、3−メチル−4−ピリジル
基、2−クロロ−4−ピリジル基、3−クロロ−4−ピ
リジル基等が挙げられる。
一般式〔II〕で表される4−メチルピラゾール類の具
体例としては、4−メチルピラゾール、1,4−ジメチル
ピラゾール、1−エチル−4−メチルピラゾール、1−
n−プロピル−4−メチルピラゾール、1−i−プロピ
ル−4−メチルピラゾール、1−n−ブチル−4−メチ
ルピラゾール、1−i−ブチル−4−メチルピラゾー
ル、1−t−ブチル−4−メチルピラゾール、1−フェ
ニル−4−メチルピラゾール、1−(2−ピリジル)−
4−メチルピラゾール、1−(3−ピリジル)−4−メ
チルピラゾール、1−(4−ピリジル)−4−メチルピ
ラゾール等が挙げられる。
(上記中、nはノルマル、iはイソ、tはターシャリ
ーを表す。) 2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナールは、メタア
クロレインと塩素との公知の反応により得ることができ
る。〔ジャーナル、オルガニック、ケミストリイ(Jour
nal of Organic Chemistry)、26巻、36頁、1961年、ケ
ミカルアブストラクト(Chemical Abstract)、83巻、4
2773y〕 一般式〔I〕で表されるヒドラジン類の具体例として
は、ヒドラジン、メチルヒドラジン、エチルヒドラジ
ン、n−プロピルヒドラジン、i−プロピルヒドラジ
ン、n−ブチルヒドラジン、i−ブチルヒドラジン、t
−ブチルヒドラジン、フェニルヒドラジン、2−メチル
フェニルヒドラジン、3−メチルフェニルヒドラジン、
4−メチルフェニルヒドラジン、2,6−ジメチルフェニ
ルヒドラジン、2−エチルフェニルヒドラジン、2−メ
トキシフェニルヒドラジン、3−メトキシフェニルヒド
ラジン、4−メトキシフェニルヒドラジン、2−クロロ
フェニルヒドラジン、3−クロロフェニルヒドラジン、
4−クロロフェニルヒドラジン、4−フルオロフェニル
ヒドラジン、2,4−ジクロロフェニルヒドラジン、2−
ニトロフェニルヒドラジン、3−ニトロフェニルヒドラ
ジン、4−ニトロフェニルヒドラジン、2−ピリジルヒ
ドラジン、3−メチル−2−ピリジルヒドラジン、6−
メチル−2−ピリジルヒドラジン、3−クロロ−2−ピ
リジルヒドラジン、6−クロロ−2−ピリジルヒドラジ
ン、3−ピリジルヒドラジン、4−ピリジルヒドラジン
等が挙げられる。
(上記中、nはノルマル、iはイソ、tはターシャリ
ーを表す。) 又、上記ヒドラジン類は塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、酢
酸塩等の塩としても使用することができる。
一般式〔I〕で表されるヒドラジン類は高純度である
必要はなく、市販の水溶液の状態でも使用することがで
きる。
一般式〔I〕で表されるヒドラジン類の使用量は、2,
3−ジクロロ−2−メチルプロパナール1モルに対し
て、通常0.7〜3.0モルの範囲、好ましくは1.0〜2.0モル
の範囲がよい。
反応温度は、通常−10〜160℃の範囲が採用される。
特に、Rが水素原子の場合、20〜150℃の範囲が好ま
しく、Rが炭素数1〜4のアルキル基、置換されていて
もよいフェニル基又は置換されていてもよいピリジル基
の場合、0〜90℃の範囲が好ましい。
本発明反応は無溶媒でも可能であるが、溶媒を使用す
ることもできる。
溶媒としては、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水
素類、塩化メチレン、ジクロロエタン、クロロホルム、
四塩化炭素、ジクロロエタン、テトラクロロエタン等の
ハロゲン化脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン、ジクロ
ロベンゼン等のハロゲン置換芳香族炭化水素類、メタノ
ール、エタノール等のアルコール類、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、
酢酸、プロピオン類、酪酸等の低級脂肪酸類、水及び塩
酸、硫酸等の水系溶媒等が挙げられる。
塩酸水溶液としては通常0.01〜50重量%、硫酸水溶液
としては通常0.01〜80重量%の濃度のものが使用され
る。
上記溶媒の2種以上を混合又は分散しても使用するこ
とができる。
溶媒としては、水、塩酸水溶液、ジクロロエタン等の
ハロゲン化脂肪族炭化水素溶媒、ジエチルエーテル等の
エーテル溶媒、オルソジクロロベンゼン等のハロゲン置
換芳香族炭化水素類、メタノール等のアルコール類、酢
酸等の低級脂肪酸類から選ばれる1種又は2種以上の溶
媒が特に好ましい。
溶媒の使用量は、2,3−ジクロロ−2−メチルプロパ
ナール1部に対して、通常0.1〜10部の範囲、好ましく
は0.3〜5部の範囲がよい。
本発明反応は脱塩酸剤を加えなくても可能であるが、
必要に応じて脱塩酸剤を使用することもできる。
脱塩酸剤としては通常使用しうる無機又は有機の塩基
を用いることができる。例えばトリメチルアミン、トリ
エチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、トリブチル
アミン、トリ−n−オクチルアミン、ジイソプロピルエ
チルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン等の脂肪族
アミン、N、N−ジメチルアニリン、N、N−ジエチル
アニリン等の芳香族アミン、ピリジン、ピコリン、エチ
ルメチルピリジン等のピリジン類、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸
水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の無機塩類が挙げ
られる。又、本発明の原料であるヒドラジン類を過剰に
使用して脱塩酸剤にすることも可能である。脱塩酸剤
は、二種以上を混合して用いることもできる。
2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナール、ヒドラジ
ン類および脱塩酸剤の比率は、2,3−ジクロロ−2−メ
チルプロパナール1モルに対してヒドラジン類を通常0.
7〜3モル、脱塩酸剤を0〜3モル使用する。必要に応
じて、ヒドラジン類を1〜2モル、脱塩酸剤を1〜2モ
ル使用するのがよい。
本発明反応は、含水系で行う場合PH11以下の酸性又は
アルカリ性の条件下において進行するが、好ましくは反
応中のPHを4〜9に調整することでさらに収率が向上す
る。
しかしながら、水の存在下、強アルカリ性の場合は前
述のように原料の2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナ
ールの分解がおこるため一般式〔II〕で表される本発明
化合物の収率は著しく低下する(比較例1参照)。
本発明反応は、均一系又は二層系のどちらでも可能で
あるが、有機塩基を触媒量使用し、同時に無機塩基の添
加で反応中のPHを11以下、好ましくは4〜9に調整する
ことでさらに収率が向上する。触媒の有機塩基として
は、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−
プロピルアミン、トリブチルアミン、トリ−n−オクチ
ルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジメチルシク
ロヘキシルアミン等の脂肪族アミン、N、N−ジメチル
アニリン、N、N−ジエチルアニリン等の芳香族アミ
ン、ピリジン、ピコリン、エチルメチルピリジン等のピ
リジン類が挙げられる。触媒の無機塩基としては、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム等が挙げられる。
また、二層系の場合、相間移動触媒を使用し、同時に
無機塩基の添加で反応中のPHを11以下、好ましくは4〜
9に調整することによっても収率が向上する。相間移動
触媒としてはテトラブチルアンモニウムブロマイド、ト
リエチルベンジルアンモニウムクロライド、テトラブチ
ルアンモニウムハイドロサルフェート、テトラオクチル
メチルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアン
モニウムブロマイド、テトラブチルホスホニウムクロラ
イド、テトラフェニールホスホニウムクロライド、18−
クラウン−6、PEG−1000が挙げられる。
2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナールと一般式
〔I〕で表されるヒドラジン類の反応操作方法としては
ヒドラジン類に2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナ
ールを滴下する方法、ヒドラジン類と脱塩酸剤の混合
物中に、2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナールを滴
下する方法、ヒドラジン類に2,3−ジクロロ−2−メ
チルプロパナールと脱塩酸剤を同時に滴下する方法、
2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナールにヒドラジン
類を滴下する方法、2,3−ジクロロ−2−メチルプロ
パナールにヒドラジン類と脱塩酸剤を同時に滴下する方
法、ヒドラジン類と2,3−ジクロロ−2−メチルプロ
パナールを同時に溶媒中に滴下する方法等が挙げられ
る。
上記操作法において、2,3−ジクロロ−2−メチルプ
ロパナール及びヒドラジン類は各々希釈しない状態、溶
液又は分散液の状態等の何れの方法でも反応を行うこと
ができる。
反応終了後の後処理操作としては、反応生成物を有機
溶媒で抽出後、蒸留等により一般式〔II〕で表される4
−メチルピラゾール類を得ることができる。
尚、一般式〔II」においてRがアルキル基である1−
アルキル−4−メチルピラゾール類はRが水素原子であ
る4−メチルピラゾールを、公知の方法によりアルキル
化することによって得ることができる。
(ニ)発明の効果 本発明により、安価な2,3−ジクロロ−2−メチルプ
ロパナールと一般式〔I〕で表されるヒドラジン類から
一般式〔II〕で表される4−メチルピラゾール類を容易
に高収率で得ることができる。
特に、本発明はトウモロコシ畑用除草剤(特開昭60−
208977号公報)の中間体として有用な1,4−ジメチルピ
ラゾールの製造方法として有効である。
(ホ)実施例 以下、本発明について実施例を挙げて説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
参考例1 光を遮蔽下、93%メタアクロレイン75.3g(1モル)
と1,2−ジクロロエタン75.3gの混合溶液に、反応温度を
10℃以下に保ち塩素ガス71gを攪拌しながら3時間で吹
込んだ。
反応終了後、0〜5℃で1時間攪拌し、更に窒素ガス
10分間を吹込み反応液中の溶存塩素ガスを追出し、2,3
−ジクロロ−2−メチルプロパナールを61.5重量%含有
する反応混合物217.7gを得た。収率95% 実施例1 35重量%のメチルヒドラジン水溶液34.5g(0.263モ
ル)と1,2−ジクロロエタン35gの混合物に、反応温度を
40〜48℃に保ち、参考例1で得られた2,3−ジクロロ−
2−メチルプロパナールを含有する反応混合物54.4gと
1,2−ジクロロエタン35gの混合溶液を攪拌しながら2時
間で滴下した。
滴下終了後、更に45〜48℃で3時間、50℃で2時間攪
拌し、室温に戻した。
反応終了後、反応液に25.7%炭酸カリウム水溶液148.
1gを加えた。
有機層を分離した後、水層を1,2−ジクロロエタン20g
で2回抽出した。この抽出液と上記有機層を合わせ、水
10gで洗浄後、乾燥し抽出液を得た。
この抽出液をガスクロマトグラフィで分析したとこ
ろ、1,4−ジメチルピラゾール17.5gが含まれていた。
メタアクロレイン基準の収率は73%であった。又、2,
3−ジクロロ−2−メチルプロパナール基準の収率は76.
8%であった。
この抽出液より溶媒を留去後、蒸留を行い沸点範囲14
6.5〜149℃で純度98.3%の1,4−ジメチルピラゾール17.
0gを得た。
実施例2 参考例1で得られた2,3−ジクロロ−2−メチルプロ
パナールを含有する反応混合物21.8gの溶媒を減圧留去
し得られた残留物に、35重量%の塩酸水溶液40gを加え
た。
この混合物に、反応温度を室温に保ち、35重量%のメ
チルヒドラジン水溶液13.8g(0.105モル)を攪拌しなが
ら2時間で滴下した。
滴下終了後、更に80〜82℃で4.5時間攪拌し、室温に
戻した。
反応終了後、実施例1と同様にして処理し、ガスクロ
マトグラフィで分析したところ、1,4−ジメチルピラゾ
ール6.3gが含まれていた。
メタアクロレイン基準の収率は65.6%であった。又、
2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナール基準の収率は6
9.0%であった。
実施例3 98重量%のメチルヒドラジン9.4g(0.2モル)とジエ
チルエーテル10gの混合物に、反応温度を室温に保ち、
2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナール14.1g(純度9
2.9%、0.093モル)を攪拌しながら2時間で滴下した。
滴下終了後、更に40℃で2時間攪拌し、室温に戻し
た。
反応終了後、水層の抽出溶媒をジエチルエーテルとし
た他は実施例1と同様にして処理し、ガスクロマトグラ
フィで分析したところ、1,4−ジメチルピラゾール7.4g
が含まれていた。
2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナール基準の収率
は83%であった。
実施例4 イソプロピルヒドラジン38.9g(0.525モル)、1,2−
ジクロロエタン70g及び水60gの混合物に、反応温度を40
〜45℃に保ち、2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナー
ルを65.8重量%含有する1,2−ジクロロエタン溶液107.1
g(0.5モル)と1,2−ジクロロエタン70gの混合溶液を攪
拌しながら3時間で滴下した。
滴下終了後、更に50〜55℃で4時間、70〜80℃で1時
間攪拌し、室温に戻した。
反応終了後、実施例1と同様にして処理し、抽出液よ
り溶媒を留去し、蒸留を行い沸点範囲61〜65℃/18mmHg
で1−イソプロピル−4−メチルピラゾール32.8gを得
た。
2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナール基準の収率
は53%であった。
実施例5 ヒドラジン1水和物10.5g(0.21モル)に、反応温度
を78〜80℃に保ち、2,3−ジクロロ−2−メチルプロパ
ナール28.6g(純度98.7%、0.2モル)を攪拌しながら4
時間で滴下した。
滴下終了後、更に78〜80℃で2時間攪拌、120〜125℃
で還流し、室温に戻した。
反応終了後、水層の抽出溶媒をクロロホルム20gとし
3回抽出した他は実施例1と同様にして処理し、ガスク
ロマトグラフィで分析したところ、4−メチルピラゾー
ル11.7gが含まれていた。
2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナール基準の収率
は71.3%であった。
実施例6 ヒドラジン1水和物3.0g(0.06モル)とオルソジクロ
ロベンゼン20gの混合物に、反応温度を100℃に保ち、2,
3−ジクロロ−2−メチルプロパナール4.4g(純度96.1
%、0.03モル)を攪拌しながら1.5時間で滴下した。
滴下終了後、更に100℃で1.5時間攪拌、143〜160℃で
4.5時間還流し、室温に戻した。
反応終了後、水層の抽出溶媒をクロロホルム20gとし
3回抽出した他は実施例1と同様にして処理し、液体ク
ロマトグラフィで分析したところ、4−メチルピラゾー
ル1.7gが含まれていた。
2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナール基準の収率
は69%であった。
実施例7 2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナール4.4g(純度9
6.1%、0.03モル)、酢酸15gの混合物に、反応温度を30
℃以下に保ち、ヒドラジン1水和物2.25g(0.045モル)
を攪拌しながら10分間で滴下した。
滴下終了後、更に30℃以下で5時間攪拌、118〜120℃
で2.5時間還流し、室温に戻した。
反応終了後、水層の抽出溶媒をクロロホルム20gとし
3回抽出した他は実施例1と同様にして処理し、液体ク
ロマトグラフィで分析したところ、4−メチルピラゾー
ル1.2gが含まれていた。
2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナール基準の収率
は49%であった。
実施例8 フェニルヒドラジン22.9g(0.212モル)、1,2−ジク
ロロエタン28g及び水18gの混合物に、反応温度を40〜48
℃に保ち2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナール30g
(純度94.7%、0.202モル)と1,2−ジクロロエタン43g
の混合溶液を攪拌しながら2時間で滴下した。
滴下終了後、更に45〜48℃で1.5時間、50℃で1時間
撹拌し、室温に戻した。
反応終了後、反応液に25.7%炭酸カリウム水溶液118.
6gを加えた。
有機層を分離した後、水層を1,2−ジクロロエタン20g
で2回抽出した。この抽出液と上記有機層を合わせ、乾
燥し抽出液を得た。
この抽出液をガスクロマトグラフィで分析したとこ
ろ、1−フェニル−4−メチルピラゾール16.6gが含ま
れていた。
2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナール基準の収率
は52%であった。
実施例9 35重量%のメチルヒドラジン34.5g(0.263モル)、1,
2−ジクロロエタン100gの混合物に、反応温度を50〜55
℃に保ち、91.3重量%の2,3−ジクロロ−2−メチルプ
ロパナール38.6g(0.25モル)を攪拌しながら1時間で
滴下した。同時に40%水酸化ナトリウム水溶液を滴下
し、PHが7〜8になるように調整した。滴下終了後、更
に反応温度50〜55℃でPHが7〜8で7.5時間、60℃でPH
が7〜8で8時間撹拌し、室温に戻した。析出した塩化
ナトリウムをろ過して除き、有機層を分離した後、水層
を1,2−ジクロロエタン10gで2回抽出した。この抽出液
と上記有機層を合わせて、ガスクロマトグラフィーで分
析したところ、1,4−ジメチルピラゾール18.3gが含まれ
ていた。2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナール基準
の収率は76%であった。
実施例10 98重量%のメチルヒドラジン12.32g(0.26モル)、ト
リエチルアミン55.55g(0.55モル)、1,2−ジクロロエ
タン120gの混合物に40℃で91.3重量%の2,3−ジクロロ
−2−メチルプロパナール38.61g(0.25モル)を撹拌し
ながら1時間で滴下した。この間発熱が見られ最高87℃
まで温度が上がった。滴下終了後更に40℃で2時間50℃
で3時間撹拌し室温に戻した。析出したトリエチルアミ
ンの塩酸塩をろ過して除き、ガスクロマトグラフィで分
析したところ、1,4−ジメチルピラゾール21.1gが含まれ
ていた。2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナール基準
の収率は88%であった。
実施例11 35重量%のメチルヒドラジン水溶液34.5g(0.263モ
ル)、トリエチルアミン2.53g(0.025モル)、1,2−ジ
クロロエタン75gの混合物に、反応温度を50〜55℃に保
ち、2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナールを56.6重
量%含有する1,2−ジクロロエタン溶液62.28g(0.25モ
ル)を撹拌しながら3時間で滴下した。同時に40%水酸
化ナトリウム水溶液を滴下し、PHが7〜8になるように
調整した。
滴下終了後、更に反応温度50℃でPHが7〜8で3時
間、50℃でPHが4〜5で3時間、50℃でPHが8〜9で2
時間撹拌し、室温に戻した。水30gと1,2−ジクロロエタ
ン15gを加え、有機層を分離した後、水層を1,2−ジクロ
ロエタン10gで2回抽出した。この抽出液と上記有機層
とを合わせて、ガスクロマトグラフィーで分析したとこ
ろ、1,4−ジメチルピラゾール20.4g含まれていた。2,3
−ジクロロ−2−メチルプロパナール基準の収率85%で
あった。
実施例12 98重量%のメチルヒドラジン2.5g(0.053モル)、ト
リエチルアミン10g(0.099モル)、メタノール50gの混
合物に反応温度を20℃に保ちながら2,3−ジクロロ−2
−メチルプロパナール7g(0.05モル)を撹拌しながら1
時間で滴下した。滴下終了後更に40℃で2時間撹拌し室
温に戻した。一夜放置後、アセトニトリルを加えてか
ら、液体クロマトグラフィーで分析したところ、1,4−
ジメチルピラゾール4.5gが含まれていた。2,3−ジクロ
ロ−2−メチルプロパナール基準の収率は94%であった 実施例13 35重量%のメチルヒドラジン水溶液34.5g(0.263モ
ル)、5−エチル−2−メチルピリジン3.03(0.025モ
ル)、1,2−ジクロロエタン75gの混合物に反応温度を50
〜55℃に保ち、92.0重量%の2,3−ジクロロ−2−メチ
ルプロパナール38.3g(0.25モル)を撹拌しながら3時
間で滴下した。同時に40%水酸化ナトリウム水溶液を滴
下し、PHが7〜8になるように調整した。滴下終了後、
更に反応温度50℃でPHが7〜8で3時間、50℃でPHが4
〜5で3時間、50℃でPHが8〜9で2時間撹拌し、室温
に戻した。水30gと1,2−ジクロロエタン50gを加え、実
施例10と同様に処理し、ガスクロマトグラフィーで分析
したところ、1,4−ジメチルピラゾール19.7gが含まれて
いた。2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナール基準の
収率は82%であった。
実施例14 35重量%のメチルヒドラジン水溶液34.5g(0.263モ
ル)、テトラブチルアンモニウムブロマイド4.0g(0.01
3g)、1,2−ジクロロエタン100gの混合物に、反応温度
を50〜55℃に保ち、2,3−ジクロロ−2−メチルプロパ
ナールを48.6重量%含有する1,2−ジクロロエタン溶液7
2.5g(0.25モル)を撹拌しながら2時間で滴下した。同
時に40%水酸化ナトリウム水溶液を滴下し、PHが7〜8
になるように調整した。滴下終了後、更に反応温度が50
℃でPHが7〜8で3時間、50℃でPHが4〜5で2時間、
50℃でPHが8〜9で6時間撹拌し、室温に戻した。水30
gと1,2−ジクロロエタン50gを加え、実施例10と同様に
処理し、ガスクロマトグラフィーで分析したところ、1,
4−ジメチルピラゾール19.8gが含まれていた。
2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナール基準の収率
は82%であった。
比較例1 35重量%のメチルヒドラジン水溶液34.5g(0.263モ
ル)に、反応温度を27〜32℃に保ち、2,3−ジクロロ−
2−メチルプロパナール35.7gと45重量%の水酸化ナト
リウム水溶液44.4gを攪拌しながら同時に1時間で滴下
した。
滴下終了後、更に27〜32℃で2時間、65〜70℃で1時
間攪拌し、室温に戻した。
固形物を濾過後、濾液を1,2−ジクロロエタン100mlで
1回、20mlで2回抽出した。
この抽出液を水10gで洗浄後、乾燥し抽出液を得た。
この抽出液を分析したところ、1,4−ジメチルピラゾ
ール0.6gが含まれていた。メタアクロレイン基準の収率
は2.5%であった。
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 文夫 千葉県船橋市坪井町722番地1 日産化 学工業株式会社中央研究所内 (72)発明者 橋場 功 山口県小野田市大字小野田6903―1 日 産化学工業株式会社小野田工場内 審査官 佐野 整博 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 231/12

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2,3−ジクロロ−2−メチルプロパナール
    と 一般式〔I〕 RNHNH2 〔I〕 (式中、Rは水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、置
    換されていてもよいフェニル基又は置換されていてもよ
    いピリジル基を示す。) で表されるヒドラジン類を反応させることを特徴とする 一般式〔II〕 で表される4−メチルピラゾール類の製造方法。
  2. 【請求項2】Rがメチル基である請求項(1)記載の4
    −メチルピラゾール類の製造方法。
  3. 【請求項3】Rが水素原子である請求項(1)記載の4
    −メチルピラゾール類の製造方法。
  4. 【請求項4】反応温度が−10〜160℃である請求項
    (1)記記載の4−メチルピラゾール類の製造方法。
  5. 【請求項5】無機および又は有機の脱塩酸剤を使用する
    ことを特徴とする請求項(1)記載の4−メチルピラゾ
    ール類の製造方法。
  6. 【請求項6】溶媒を使用することを特徴とする請求項
    (1)記載のピラゾール類の製造方法。
  7. 【請求項7】溶媒がヘキサン、ヘプタン、塩化メチレ
    ン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、テト
    ラクロロエタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロ
    ロベンゼン、ジクロロベンゼン、メタノール、エタノー
    ル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
    ン、酢酸、プロピオン酸、酪酸、水、塩酸水溶液及び硫
    酸水溶液の1種又は2種以上から選ばれる請求項(6)
    記載の4−メチルピラゾール類の製造方法。
  8. 【請求項8】溶媒が水、塩酸水溶液、酢酸、ジクロロエ
    タン、オルソジクロロベンゼン、ジエチルエーテルの1
    種又は2種以上から選ばれる請求項(7)記載の4−メ
    チルピラゾール類の製造方法
  9. 【請求項9】水または水を含む溶媒中で反応させること
    を特徴とする請求項(6)記載の4−メチルピラゾール
    類の製造方法
  10. 【請求項10】水および水に不溶の有機溶媒を使用し
    て、二層系で反応させることを特徴とする請求項(6)
    記載の4−メチルピラゾール類の製造方法。
  11. 【請求項11】反応液のPHを11以下にコントロールしな
    がら反応させることを特徴とする請求項(9)および
    (10)記載の4−メチルピラゾール類の製造方法。
  12. 【請求項12】反応液のPHを4〜9にコントロールしな
    がら反応させることを特徴とする請求項(11)記載の4
    −メチルピラゾール類の製造方法。
  13. 【請求項13】触媒として有機塩基を添加することを特
    徴とする請求項(11)および(12)記載の4−メチルピ
    ラゾール類の製造方法。
  14. 【請求項14】触媒がトリメチルアミン、トリエチルア
    ミン、トリ−n−プロピルアミン、トリブチルアミン、
    トリ−n−オクチルアミン、ジイソプロピルアミン、ジ
    メチルシクロヘキシルアミン、ジエチルシクロヘキシル
    アミン、ジメチルアニリン、ジエチルアニリン、ピリジ
    ン、ピコリン、エチルメチルピリジンの一種又は二種以
    上から選ばれる請求項(13)記載の4−メチルピラゾー
    ル類の製造方法。
  15. 【請求項15】相間移動触媒を添加することを特徴とす
    る請求項(10)記載の4−メチルピラゾール類の製造方
    法。
  16. 【請求項16】相間移動触媒がテトラブチルアンモニウ
    ムブロマイド、トリエチルベンジルアンモニウムクロラ
    イド、テトラブチルアンモニウムハイドロサルフェー
    ト、テトラオクチルメチルアンモニウムクロライド、セ
    チルトリメチルアンモニウムブロマイド、テトラブチル
    ホスホニウムクロライド、テトラフェニールホスホニウ
    ムクロライド、18−クラウン−6、PEG−1000の一種又
    は二種以上から選ばれる請求項(15)記載の4−メチル
    ピラゾール類の製造方法。
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