JP2826707B2 - 波面発生装置およびその制御方法 - Google Patents

波面発生装置およびその制御方法

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JP2826707B2
JP2826707B2 JP6267696A JP26769694A JP2826707B2 JP 2826707 B2 JP2826707 B2 JP 2826707B2 JP 6267696 A JP6267696 A JP 6267696A JP 26769694 A JP26769694 A JP 26769694A JP 2826707 B2 JP2826707 B2 JP 2826707B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、波面発生装置および
その制御方法に関し、より特定的には、流体の圧力を調
整することにより、外面に波面を発生することのできる
波面発生装置およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のゴルフ練習場に用いられて
いる集球装置の一例について、図を参照して説明する。
【0003】たとえば、図14に示す練習用グリーン上
に集まったゴルフボール4の集球は、まず、図15に示
すように、カップ7から集球用のポール5が伸出する。
次に、図16に示すように、ポール5が根元から約90
°屈折し、練習用グリーン2の表面に沿って回転を開始
する。これにより、練習用グリーン2のゴルフボール4
は、ポール5の回転によりはじき飛ばされる。その後、
このはじき飛ばされたゴルフボール4は、流水などを用
いて回収される。
【0004】また、練習用バンカーなどに入ったゴルフ
ボール4の集球は、練習用バンカーの表面は起伏がある
ために、上述のよなう集球装置を用いることができず、
すべて作業員により回収されている。
【0005】また一方、ゴルフ練習場全体の集球を目的
とした集球装置は、図17に示すように、練習場全体
に、ゴルフボールの径よりも小さい網目のネット32を
張りめぐらせ、打席30の反対側のネット32の端を巻
上げ装置33などを用いて、矢印A方向に持上げる。こ
れにより、ゴルフボール4は、打席30側に集球される
ことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たゴルフ練習場の集球において、図14〜図16に示し
た集球装置によれば、最終的なボールの集球は、作業員
が行なわなければならず、膨大な人件費が必要となる。
また、練習中にゴルフボールの集球が行なえないため
に、ゴルフボールが練習場一面に溜まり、見苦しいもの
となる。
【0007】一方、ネットを用いた集球装置によれば、
練習場全体にネットを張るため、そのネットの一方を持
上げるためには、かなり大きな駆動装置が必要となる。
また、ネットは非常に破損しやすく、このためのメンテ
ナンスが大変となる。
【0008】また、上述した2つの集球装置は、ともに
機械式構造を有するため、防水装置が必要となり、また
定期的なメンテナンスを行なう必要がある。さらに、上
述した集球装置のゴルフ練習場への施工も、長期間の工
期を必要とし、その間のゴルフ練習場の閉店に伴う利益
の損失および客離れが生じてしまう問題がある。
【0009】この発明は、上述したような問題点を解決
するためになされたもので、外面に波面を起こさせるこ
とにより、物体を所定方向に移動させることのできる波
面発生装置およびその制御装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】次に、この発明に基づい
た請求項1における波面発生装置は、柔軟材料で作られ
た外面と、上記外面の形状を規定するために、上記外面
に沿って所定の方向に順次配列され、柔軟材料で作られ
た第1、第2、第3および第4区画室と、上記第1区画
室および上記第3区画室に流体を導入するための第1導
入路と、上記第2区画室および上記第4区画室に流体を
導入するための第2導入路とを備えている。
【0012】次に、この発明に基づいた請求項2におけ
る波面発生装置は、請求項1に記載の波面発生装置であ
って、上記第1区画室および上記第3区画室から流体を
排出するための第1排出路と、上記第2区画室および上
記第4区画室から流体を排出するための第2排出路とを
さらに備えている。
【0013】次に、この発明に基づいた請求項3に記載
の波面発生装置の制御方法は、柔軟材料で作られた外面
と、上記外面の形状を規定するめたに、上記外面に沿っ
て所定の方向に順次配列され、柔軟材料で作られた第
1、第2、第3および第4区画室とを備えた波面発生装
置の制御方法であって、上記第1区画室と上記第3区画
室とに流体を導入する第1ステップと、上記第2区画室
と上記第4区画室とに流体を導入する第2ステップとを
交互に行なっている。
【0014】次に、この発明に基づいた請求項4に記載
の波面発生装置の制御方法は、請求項3に記載の波面発
生装置の制御方法であって、上記第1ステップは、上記
第2区画室と上記第4区画室とから流体を排出するステ
ップを含み、上記第2ステップは、上記第1区画室と上
記第3区画室とから流体を排出するステップを含んでい
る。
【0015】
【0016】
【0017】
【作用】次に、この発明に基づいた請求項1に係る波面
発生装置では、外面を規定するため、第1、第2、第3
および第4の区画室を有し、第1区画室および第3区画
室に流体を導入するための第1導入路と、第2区画室お
よび第4区画室に流体を導入すための第2導入路とを備
えている。
【0018】これにより、第1導入路および第2導入路
に順次流体を送り込むと、柔軟材料で作られた第1区画
室および第3区画室と、第2区画室および第4区画室が
順次膨張と収縮を繰り返す。したがって、この第1〜第
4区画室によって規定される外面に所定の波面を形成す
ることが可能となる。
【0019】次に、この発明に基づいた請求項2に係る
波面発生装置では、請求項1に記載の波面発生装置にお
いて、さらに、第1区画室および第3区画室から流体を
排出するための第1排出路と、第2区画室および第4区
画室から流体を排出するための第2排出路とをさらに備
えている。
【0020】これにより、第1導入路を用いて第1区画
室および第3区画室に流体を導入すると同時に、第2排
出路を用いて第2区画室と第4区画室内の流体を排出す
ることができ、また、第2導入路を用いて第2区画室お
よび第4区画室に流体を導入しているときに、第1排出
路を用いて第1区画室および第3区画室内の流体を排出
することができる。
【0021】その結果、第1区画室と第3区画室の膨張
と第2区画室と第4区画室との収縮による各区画室の大
きさの差が顕著になり、これに伴って、外面に形成され
る波の高低が明瞭になる。
【0022】次に、この発明に基づいた請求項3に係る
波面発生装置の制御方法では、第1区画室と第3区画室
とに流体を導入する第1ステップと、第3区画室と第4
区画室とに流体を導入する第2ステップとを交互に行な
っている。
【0023】これにより、第1区画室と第3区画室およ
び第2区画室と第4区画室とが交互に膨張と収縮を繰り
返す。したがって、この区画室によって規定される外面
に、所定の波面を形成することが可能となる。
【0024】次に、この発明に基づいた請求項4に係る
波面発生装置の制御方法では、請求項3に記載の波面発
生装置の制御方法において、さらに、第1ステップは、
第2区画室と第4区画室とから流体を排出するステップ
を含み、第2ステップは、第1区画室と第3区画室とか
ら流体を排出するステップを含んでいる。
【0025】これにより、第1区画室と第3区画室の膨
張と第2区画室と第4区画室の収縮による区画室の大き
さの差が顕著になり、これに伴って、外面に形成される
波の高低が明確になる。
【0026】
【実施例】以下、この発明に基づいた第1の実施例につ
いて図を参照して説明する。この第1の実施例は、本願
発明における波面発生装置をゴルフ練習場の集球装置と
して用いたものである。
【0027】まず、図1および図2を参照して説明す
る。図1に示すように、練習用グリーン2の下に、この
練習用グリーン2の表面に沿って、柔軟材料からなり、
それぞれ独立した区画室からなるエアバッグF11〜F
43が配列されている。
【0028】次に、図1中X−X線矢視の断面構造につ
いて、図2を参照して説明する。練習用グリーン2は、
柔軟材料から形成された人工芝生6により、その外面が
規定されている。人工芝生6の下には、上述したエアバ
ッグF11〜F43が水平方向に平行に配列されてい
る。
【0029】エアバッグF11,F21,F31,F4
1には、第1送風パイプ8Aに接続される第1送風補助
パイプ8a,8b,8c,8dが設けられている。エア
バッグF12,F22,F32,F42には、第2送風
パイプ9aに接続される第2送風補助パイプ9a,9
b,9cが設けられている。エアバッグF13,F2
3,F33,F43には、第3送風パイプ10aに接続
される第3送風補助パイプ10a,10b,10cが設
けられている。
【0030】また、第1送風パイプ8A、第2送風パイ
プ9A、第3送風パイプ10Aには、それぞれエアバッ
グF11〜F43内に流体として、たとえば空気を送風
するためのブロアB1 ,B2 ,B3 が取付けられてい
る。
【0031】次に、上記構造よりなる波面発生装置を用
いて、ゴルフボール4を所定の方向に転がす動作につい
て、図3〜図6を参照して説明する。
【0032】まず、図3に示すように、ブロアB1
“ON”状態にして、エアバッグF11,F21,F3
1,F41内に空気を送風する。これにより、エアバッ
グF11F21,F31,F41は膨張し、これに伴っ
て、対応する人工芝生6が盛り上がる。その結果、ゴル
フボール4は、図面右方向に転がり始める。
【0033】次に、図4に示すように、ブロアB1
“OFF”状態にし、ブロアB2 を“ON”状態にす
る。これにより、エアバッグF12,F22,F32,
F42内に空気が送風され膨張を開始する。その結果、
エアバッグF12,F22,F32,F42上の人工芝
生6が盛り上り、ゴルフボール4は引続き図面右方向に
転がる。
【0034】次に、図5に示すように、ブロアB2
“OFF”状態にし、ブロアB3 を“ON”状態にす
る。これにより、エアバッグF13,F23,F33,
F43内に空気が送風され膨張を開始する。その結果、
エアバッグF13,F23,F33,F43上の人工芝
生6が盛り上がり、ゴルフボール4はさらに図の右方向
に転がる。
【0035】さらに、図6に示すように、再びブロアB
1 を“ON”状態にし、エアバッグF11,F21,F
31,F41内に空気を送風する。これにより、エアバ
ッグF11,F21,F31,F41が膨張し、人工芝
生6が盛り上がりゴルフボール4が図面右方向に転がり
を継続する。
【0036】以上のようにしてブロアB1 〜B3 の“O
N”状態と“OFF”状態とを交互に繰り返すことによ
り、人工芝生6の外面に波面を形成し、この波面に従っ
て、ゴルフボール4を所定の方向に転がすことが可能と
なる。
【0037】ここで、図7を参照してブロアB1 〜B3
の“ON”状態の切換えについて説明する。図に示すよ
うに、ブロアB1 〜B3 を順次“ON”状態にすること
で、図3〜図6に示す動作を波面発生装置に起こさせる
ことができる。このとき、たとえばブロアB1 とブロア
2 との切換えのタイミングを、図7に示すように“O
N”状態が一部重なるようにしてもよいし、ちょうど切
換わるようにしてもよいし、時間差を設けて切換わるよ
うにしても構わない。つまり、このブロアB1〜B3
切換えのタイミングは、ブロアに取付けられたタイマス
イッチにより適宜調整可能であり、人工芝生6に発生さ
せる波面に応じて調整すればよい。
【0038】また、エアバッグF11〜F43の配列に
ついては、図1に示したように、所定の方向にそれぞれ
平行に配列してもよいし、図8に示すように、練習用グ
リーン7に設けられたカップを中心として、同心円状に
配列しても構わない。この場合、練習用グリーンに発生
する波面は、波紋状となる。
【0039】また、人工芝生6に発生する波面の高低差
をさらに大きくし、ゴルフボール6の転がりを確実にす
るためには、“OFF”状態になっている送風パイプか
ら、エアバッグ内の空気を引抜くようにすることで、エ
アバッグの膨張と収縮により、人工芝生6に発生する波
面の高低を明瞭なものにすることができる。
【0040】次に、この発明に基づいた第2の実施例に
ついて図を参照して説明する。この実施例は、第1の実
施例によって発生する波面よりもさらに滑らかな波面を
発生させてゴルフボール4が確実に転がるようにしたも
のである。
【0041】まず、図9を参照して、この実施例におけ
る波面発生装置の構造について説明する。なお、図9
は、図1中X−X断面に対応する図である。
【0042】第1の実施例と同様に、練習用グリーン2
は、柔軟材料から形成された人工芝生6により、その外
面が規定されている。人工芝生6の下には、柔軟材料か
らなるエアバッグF11〜F44が水平方向に平行配列
されている。
【0043】エアバッグF11,F21,F31,F4
1には、第1送風パイプ25Aに接続される第1送風補
助パイプ25a,25b,25c,25dと、第3排出
パイプ27Bに接続される第1排出補助パイプ27e,
27f,27g,27hとがそれぞれ設けられている。
【0044】エアバッグF12,F22,F32,F4
2には、第2送風パイプ26Aに接続される第2送風補
助パイプ26a,26b,26c,26dと、第4排出
パイプ28Bに接続される第4排出補助パイプ28e,
28f,28g,28hとがそれぞれ設けられている。
【0045】エアバッグF13,F23,F33,F4
3には、第3送風パイプ27Aに接続される第3送風補
助パイプ27a,27b,27c,27dと、第1排出
パイプ25Bに接続される第1排出補助パイプ25e,
25f,25g,25hとがそれぞれ設けられている。
【0046】エアバッグF14,F24,F34,F4
4には、第4送風パイプ28Aに接続される第4送風補
助パイプ28a,28b,28c,28dと、第2排出
パイプ26Bに接続される第2排出補助パイプ26e,
26f,26g,26hとがそれぞれ設けられている。
【0047】次に、上記構造よりなる波面発生装置を用
いて、ゴルフボール4を所定の方向に転がす動作につい
て、図9〜図12を参照して説明する。
【0048】まず、図9に示すようにブロアB1 を“O
N”状態にする。これにより、第1送風パイプ25Aに
空気が送風され、第1排出パイプ25Bから空気が排出
される。その結果、F11,F21,F31,F41は
膨張し、エアバッグF13,F23,F33,F43は
収縮して、人工芝生6に発生する波面の高低が最大とな
り、ゴルフボール4が右方向に転がりを開始する。
【0049】次に、図10に示すように、ブロアB1
“OFF”状態にし、ブロアB2 を“ON”状態にす
る。これにより、第2送風パイプ26Aに空気が送風さ
れ、第2排出パイプ26Bから空気が排出される。その
結果、エアバッグF13,F22,F32,F42は膨
張し、エアバッグF14,F24,F34,F44は収
縮して、人工芝生6に発生する波面が右方向に移動しつ
つ高低が最大となり、ゴルフボール4がさらに右方向に
転がり始める。
【0050】次に、図11に示すように、ブロアB2
“OFF”状態にし、ブロアB3 を“ON”状態にす
る。これにより、第3送風パイプ27Aに空気が送風さ
れ、第3排出パイプ27Bから空気が排出される。その
結果、エアバッグF13,F23,F33,F43は膨
張し、エアバッグF11,F21,F31,F41は収
縮して、人工芝生62に発生する波面は右方向に移動し
つつ、高低が最大となり、ゴルフボール4がさらに右方
向に転がり始める。
【0051】次に、図12に示すように、ブロアB3
“OFF”状態にし、ブロアB4 を“NO”状態にす
る。これにより、第4送風パイプ28Aに空気が送風さ
れ、第4排出パイプ28Bから空気が排出される。その
結果、エアバッグF14,F24,F34,F44は膨
張し、エアバッグF12,F22,F32,F42は収
縮して、人工芝生6に発生する波面はさらに右方向に移
動しながら高低が最大となり、ゴルフボール4はさらに
右方向に転がりを開始する。
【0052】以下、上述した動作を繰り返し行なうこと
により、人工芝生6に波面を発生させながらゴルフボー
ル4を右方向へ移動させることができる。
【0053】ここで、ブロアB1 〜ブロアB4 の切換動
作は、図13に示すように、それぞのブロアの切換時に
“ON”状態が重なるように切換えてもよいし、ちょう
ど切換わるように切換えてもよいし、少しの時間差を設
けて切換えるようにしても構わない。このブロアB1
4 の切換のタイミングを図ることにより、人工芝生6
に発生する波の速度を調整することができる。
【0054】なお、上述した第2の実施例において、送
風パイプと排出パイプとにそれぞれ共通のブロアを設け
るようにしたが、この構造に限ることなく、各送風パイ
プおよび各排出パイプそれぞれに専用のブロアを設ける
ようにしても構わない。また、それぞれのエアバッグF
11〜F44に送風補助パイプと排出補助パイプとを設
けているが、1本のパイプとしても構わない。
【0055】また、上記第1および第2の実施例におい
ては、エアバッグ内に空気を送るようにしたが、水素や
ヘリウムなどの気体、また、水等の液体を用いても同様
の作用効果を得ることができる。さらに、構造が非常に
簡単であるため、ゴルフ練習場への施工は数時間で行う
ことができ、ゴルフ練習場を閉店する必要がない。ま
た、練習中であっても常時ゴルフボールの集球を行なう
ことができる。
【0056】なお、この実施例においては、本発明の波
面発生装置をゴルフボールの集球装置として用いた場合
について説明したが、これに限られず、バッティングセ
ンターのボールの集球、鉛筆や木材などの略円筒形状を
有するものの搬送、その他回転しやすいものの搬送に用
いることができる。
【0057】
【0058】
【発明の効果】次に、この発明に基づいた請求項1に係
る波面発生装置では、第1導入路および第2導入路に順
次流体を送り込むと、柔軟材料で作られた第1区画室お
よび第3区画室と、第2区画室および第4区画室が順次
膨張と収縮を繰り返す。したがって、この第1〜第4区
画室によって規定される外面に所定の波面を形成するこ
とが可能となる。
【0059】その結果、たとえばこの波面を用いて、外
面上にある物体を所定の方向に転がすことができる。
【0060】次に、この発明に基づいた請求項2に係る
波面発生装置では、第1導入路を用いて第1区画室およ
び第3区画室に流体を導入すると同時に、第2排出路を
用いて第2区画室と第4区画室内の流体を排出すること
ができ、また、第2導入路を用いて第2区画室および第
4区画室に流体を導入しているときに、第1排出路を用
いて第1区画室および第3区画室内の流体を排出するこ
とができる。
【0061】その結果、第1区画室と第3区画室の膨張
と第2区画室と第4区画室との収縮による各区画室の大
きさの差が顕著になり、これに伴って、外面に形成され
る波の高低が明瞭になる。したがって、外面にある物体
を確実に所定の方向へ搬送することが可能となる。
【0062】次に、この発明に基づいた請求項3に係る
波面発生装置の制御方法では、第1区画室と第3区画室
および第2区画室と第4区画室とが交互に膨張と収縮を
繰り返す。したがって、この区画室によって規定される
外面に、所定の波面を形成することが可能となる。その
結果、たとえばこの波面を用いて、外面上にある物体を
所定の方向に転がすことができる。
【0063】次に、この発明に基づいた請求項4に係る
波面発生装置の制御方法では、第1区画室と第3区画室
の膨張と第2区画室と第4区画室の収縮による区画室の
大きさの差が顕著になり、これに伴って、外面に形成さ
れる波の高低が明確になる。その結果、たとえば、外面
にある物体を確実に所定の方向へ転がすことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に基づいた第1の実施例における波面
発生装置の構造を示す平面図である。
【図2】図1中X−X線矢視断面構造を示す模式図であ
る。
【図3】この発明に基づいた第1の実施例における波面
発生装置の動作を示す第1の図である。
【図4】この発明に基づいた第1の実施例における波面
発生装置の動作を示す第2の図である。
【図5】この発明に基づいた第1の実施例における波面
発生装置の動作を示す第3の図である。
【図6】この発明に基づいた第1の実施例における波面
発生装置の動作を示す第4の図である。
【図7】この発明に基づいた第1の実施例における波面
発生装置のブロアの切換動作を示す図である。
【図8】この発明に基づいた第1の実施例における波面
発生装置の他の構造を示す平面図である。
【図9】この発明に基づいた第2の実施例における波面
発生装置の動作を示す第1の図である。
【図10】この発明に基づいた第2の実施例における波
面発生装置の動作を示す第2の図である。
【図11】この発明に基づいた第2の実施例における波
面発生装置の動作を示す第3の図である。
【図12】この発明に基づいた第2の実施例における波
面発生装置の動作を示す第4の図である。
【図13】この発明に基づいた第2の実施例における波
面発生装置のブロアの切換動作を示す図である。
【図14】従来技術における練習用グリーンの集球装置
の動作を示す第1の図である。
【図15】従来技術における練習用グリーンの集球装置
の動作を示す第2の図である。
【図16】従来技術における練習用グリーンの集球装置
の動作を示す第3の図である。
【図17】従来技術におけるゴルフ練習場の集球装置の
構造を示す模式図である。
【符号の説明】
1 波面発生装置 2 練習用グリーン 4 ゴルフボール 7 カップ 8A,25A 第1送風パイプ 9A,26A 第2送風パイプ 10A,27A 第3送風パイプ 28A 第4送風パイプ 25B 第1排出パイプ 26B 第2排出パイプ 27B 第3排出パイプ 28B 第4排出パイプ 8a,8b,8c,8d,25a,25b,25c,2
5d 第1送風補助パイプ 9a,9b,9c,26a,26b,26c,26d
第2送風補助パイプ 10a,10b,10c,27a,27b,27c,2
7d 第3送風補助パイプ 28a,28b,28c,28d 第4送風補助パイプ 25e,25f,25g,25h 第1排出補助パイプ 26e,26f,26g,26h 第2排出補助パイプ 27e,27f,27g,27h 第3排出補助パイプ 28e,28f,28g,28h 第4排出補助パイプ F11,F12,F13,F14,F21,F22,F
23,F24,F31,F32,F33,F41,F4
2,F43,F44 エアバッグ B1 ,B2 ,B3 ,B4 ブロア なお、図中同一符号は、同一または相当部分を示す。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟材料で作られた外面と、 前記外面の形状を規定するために、前記外面に沿って所
    定の方向に順次配列され、柔軟材料で作られた第1、第
    2、第3および第4区画室と、 前記第1区画室および前記第3区画室に流体を導入する
    ための第1導入路と、 前記第2区画室および前記第4区画室に流体を導入する
    ための第2導入路と、を備えた波面発生装置。
  2. 【請求項2】 前記第1区画室および前記第3区画室か
    ら流体を排出するための第1排出路と、 前記第2区画室および前記第4区画室から流体を排出す
    るための第2排出路と、 をさらに備えた、請求項1に記載の波面発生装置。
  3. 【請求項3】 柔軟材料で作られた外面と、前記外面の
    形状を規定するために前記外面に沿って所定の方向に順
    次配列され、柔軟材料で作られた第1、第2、第3およ
    び第4区画室とを備えた波面発生装置の制御方法であっ
    て、 前記第1区画室と前記第3区画室とに流体を導入する第
    1ステップと、 前記第2区画室と前記第4区画室とに流体を導入する第
    2ステップと、 を交互に行なう、波面発生装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 前記第1ステップは、前記第2区画室と
    前記第4区画室とから流体を排出するステップを含み、 前記第2ステップは、前記第1区画室と前記第3区画室
    とから流体を排出するステップを含む、 請求項3に記載の波面発生装置の制御方法。
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