JP2794565B2 - 溝形キャパシタの製造方法 - Google Patents
溝形キャパシタの製造方法Info
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- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- H10B12/00—Dynamic random access memory [DRAM] devices
- H10B12/01—Manufacture or treatment
- H10B12/02—Manufacture or treatment for one transistor one-capacitor [1T-1C] memory cells
- H10B12/03—Making the capacitor or connections thereto
- H10B12/038—Making the capacitor or connections thereto the capacitor being in a trench in the substrate
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、MOS形集積回路の一要素である溝形キャパ
シタの製造方法に関するものである。 (従来の技術) 従来、溝形キャパシタの製造方法は第2図に示すよう
な工程で行なわれていた。 まず、第2図(A)に示したように、溝2を形成した
シリコン基板1上に、第2図(B)に示すように、酸化
シリコン膜3を成長させる。次に、第2図(C)のよう
に、この酸化シリコン膜3を除去することにより、溝形
成の際に溝2の内壁に生じた損傷部を除去する。その
後、第2図(D)に示したように、溝の内壁を含むシリ
コン基板1上にキャパシタ用の誘電体膜4を形成し、次
いでその誘電体膜4の上にキャパシタの一方の電極とな
る導電層5を形成する。以上の工程を経て溝形キャパシ
タが完成する。 (発明が解決しようとする問題点) 上記従来例の工程において、第2図(B)に示す酸化
シリコン膜3の形成は1000℃以下の低温で行なわれる
が、これは酸化温度を1100℃程度の高温にすると拡散領
域の不純物が再分布を起こすためである。しかし、溝の
内壁の損傷部を除去する工程を900℃〜1000℃程度の低
温で行なうと、溝の開口縁部2a付近の酸化シリコン膜中
にストレスが生ずるため、開口縁部2aが鋭角的に尖るホ
ーン現象が生じ、この部分のキャパシタ誘電体膜には電
界が集中してキャパシタの耐圧が劣化するという不都合
が生じる。さらに酸化膜形成方法として水蒸気酸化法を
用いると前記ホーン現象が顕著に現われるため、溝内壁
の損傷部を除去するための酸化工程には乾燥酸素による
酸化法が採用される。そこで所望の膜厚を得るために長
時間を要し、900℃〜1000℃の低温にもかかわらず拡散
領域の不純物の再分布が起こるという問題があった。 本発明は、不純物の再分布を最小限におさえながら溝
の開口縁部に丸みをもたせた微細なキャパシタを実現す
ることができる溝形キャパシタの製造方法を提供するこ
とを目的とするものである。 (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明は、溝を有するシ
リコン基板上に膜厚が400Å程度の薄い第1の酸化シリ
コン膜と窒化シリコン膜から成る積層膜を形成した後、
溝の内壁部以外の前記窒化シリコン膜と第1の酸化シリ
コン膜を選択的に除去する工程と、前記溝を含むシリコ
ン基板を温度1000℃以下の水蒸気雰囲気中で酸化して溝
の内壁部以外のシリコン基板上に膜厚が1000〜2000Å程
度の比較的厚い第2の酸化シリコン膜を形成する工程
と、前記窒化シリコン膜と前記第1及び第2の酸化シリ
コン膜を除去する工程と、前記溝の内壁を含むシリコン
基板上にキャパシタ用の誘電体膜を形成する工程と、前
記誘電体膜上にキャパシタ用の一方の電極となる導電層
を形成する工程とからなるものである。 (作 用) この製造方法によれば、第1の酸化シリコン膜を比較
的薄く、従って、短時間で形成し、かつ第2の酸化シリ
コン膜を1000℃以下の水蒸気雰囲気中で酸化して形成す
るので、拡散領域の不純物の再分布を最小限に抑えつ
つ、溝の開口縁部に丸みを持たせることができる。 (実施例) 以下、本発明の溝形キャパシタの製造方法の一実施例
を、第1図の工程順の断面図を参照して説明する。 まず、第1図(A)に示したように、深さ4μm,開口
部1×3μm2の溝を有するシリコン基板1の上に、第1
の酸化シリコン膜6を400Å、窒化シリコン膜7を800Å
順次成長させて積層膜を形成する。 次に、図示しないフォトレジストを1.5μmの厚さに
塗布した後、エッチバックを行ない平坦化を行なう。そ
の後溝内壁部以外の窒化シリコン膜7をドライエッチン
グ法により選択的に除去し、さらに酸化シリコン膜6を
緩衝弗素で除去した後、溝内部のレジストをプラズマ灰
化装置によ除去する{第1図(B)}。 次に前記積層膜をマスクとして950℃水蒸気雰囲気中
で選択酸化を行ない、膜厚1000〜2000Åの厚さの第2の
酸化シリコン膜8を形成する{第1図(C)}。このと
き、窒化シリコン膜7をマスクとして酸化しているた
め、溝の開口縁部付近の酸化膜は厚くなる。 この後、窒化シリコン膜7を熱リン酸で除去し、さら
に酸化シリコン膜6,8を緩衝弗酸で除去する{第1図
(D)}。この結果、溝の開口縁部2aは丸みをおびた形
状になる。 次に、溝2を含むシリコン基板1上に50〜150Åの厚
さの酸化シリコン膜を形成してキャパシタ用の誘電体膜
9とした後、キャパシタの一方の電極となる導電層10と
して多結晶シリコン膜を形成する{第1図(E)}。
尚、キャパシタの他方の電極はシリコン基板1である。 (発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、シリコン基板
に形成された溝の開口縁部に丸みをもたせることがで
き、その結果、微細でかつ高耐圧の溝形キャパシタを形
成することができる。
シタの製造方法に関するものである。 (従来の技術) 従来、溝形キャパシタの製造方法は第2図に示すよう
な工程で行なわれていた。 まず、第2図(A)に示したように、溝2を形成した
シリコン基板1上に、第2図(B)に示すように、酸化
シリコン膜3を成長させる。次に、第2図(C)のよう
に、この酸化シリコン膜3を除去することにより、溝形
成の際に溝2の内壁に生じた損傷部を除去する。その
後、第2図(D)に示したように、溝の内壁を含むシリ
コン基板1上にキャパシタ用の誘電体膜4を形成し、次
いでその誘電体膜4の上にキャパシタの一方の電極とな
る導電層5を形成する。以上の工程を経て溝形キャパシ
タが完成する。 (発明が解決しようとする問題点) 上記従来例の工程において、第2図(B)に示す酸化
シリコン膜3の形成は1000℃以下の低温で行なわれる
が、これは酸化温度を1100℃程度の高温にすると拡散領
域の不純物が再分布を起こすためである。しかし、溝の
内壁の損傷部を除去する工程を900℃〜1000℃程度の低
温で行なうと、溝の開口縁部2a付近の酸化シリコン膜中
にストレスが生ずるため、開口縁部2aが鋭角的に尖るホ
ーン現象が生じ、この部分のキャパシタ誘電体膜には電
界が集中してキャパシタの耐圧が劣化するという不都合
が生じる。さらに酸化膜形成方法として水蒸気酸化法を
用いると前記ホーン現象が顕著に現われるため、溝内壁
の損傷部を除去するための酸化工程には乾燥酸素による
酸化法が採用される。そこで所望の膜厚を得るために長
時間を要し、900℃〜1000℃の低温にもかかわらず拡散
領域の不純物の再分布が起こるという問題があった。 本発明は、不純物の再分布を最小限におさえながら溝
の開口縁部に丸みをもたせた微細なキャパシタを実現す
ることができる溝形キャパシタの製造方法を提供するこ
とを目的とするものである。 (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明は、溝を有するシ
リコン基板上に膜厚が400Å程度の薄い第1の酸化シリ
コン膜と窒化シリコン膜から成る積層膜を形成した後、
溝の内壁部以外の前記窒化シリコン膜と第1の酸化シリ
コン膜を選択的に除去する工程と、前記溝を含むシリコ
ン基板を温度1000℃以下の水蒸気雰囲気中で酸化して溝
の内壁部以外のシリコン基板上に膜厚が1000〜2000Å程
度の比較的厚い第2の酸化シリコン膜を形成する工程
と、前記窒化シリコン膜と前記第1及び第2の酸化シリ
コン膜を除去する工程と、前記溝の内壁を含むシリコン
基板上にキャパシタ用の誘電体膜を形成する工程と、前
記誘電体膜上にキャパシタ用の一方の電極となる導電層
を形成する工程とからなるものである。 (作 用) この製造方法によれば、第1の酸化シリコン膜を比較
的薄く、従って、短時間で形成し、かつ第2の酸化シリ
コン膜を1000℃以下の水蒸気雰囲気中で酸化して形成す
るので、拡散領域の不純物の再分布を最小限に抑えつ
つ、溝の開口縁部に丸みを持たせることができる。 (実施例) 以下、本発明の溝形キャパシタの製造方法の一実施例
を、第1図の工程順の断面図を参照して説明する。 まず、第1図(A)に示したように、深さ4μm,開口
部1×3μm2の溝を有するシリコン基板1の上に、第1
の酸化シリコン膜6を400Å、窒化シリコン膜7を800Å
順次成長させて積層膜を形成する。 次に、図示しないフォトレジストを1.5μmの厚さに
塗布した後、エッチバックを行ない平坦化を行なう。そ
の後溝内壁部以外の窒化シリコン膜7をドライエッチン
グ法により選択的に除去し、さらに酸化シリコン膜6を
緩衝弗素で除去した後、溝内部のレジストをプラズマ灰
化装置によ除去する{第1図(B)}。 次に前記積層膜をマスクとして950℃水蒸気雰囲気中
で選択酸化を行ない、膜厚1000〜2000Åの厚さの第2の
酸化シリコン膜8を形成する{第1図(C)}。このと
き、窒化シリコン膜7をマスクとして酸化しているた
め、溝の開口縁部付近の酸化膜は厚くなる。 この後、窒化シリコン膜7を熱リン酸で除去し、さら
に酸化シリコン膜6,8を緩衝弗酸で除去する{第1図
(D)}。この結果、溝の開口縁部2aは丸みをおびた形
状になる。 次に、溝2を含むシリコン基板1上に50〜150Åの厚
さの酸化シリコン膜を形成してキャパシタ用の誘電体膜
9とした後、キャパシタの一方の電極となる導電層10と
して多結晶シリコン膜を形成する{第1図(E)}。
尚、キャパシタの他方の電極はシリコン基板1である。 (発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、シリコン基板
に形成された溝の開口縁部に丸みをもたせることがで
き、その結果、微細でかつ高耐圧の溝形キャパシタを形
成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例による溝形キャパシタの製
造方法を示す工程順の断面図、第2図は、従来の溝形キ
ャパシタの製造方法を示す工程順断面図である。 1……シリコン基板、2……溝、2a……溝の開口縁部、
6,8……酸化シリコン膜、7……窒化シリコン膜、9…
…誘電体膜、10……導電層。
造方法を示す工程順の断面図、第2図は、従来の溝形キ
ャパシタの製造方法を示す工程順断面図である。 1……シリコン基板、2……溝、2a……溝の開口縁部、
6,8……酸化シリコン膜、7……窒化シリコン膜、9…
…誘電体膜、10……導電層。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.溝を有するシリコン基板上に膜厚が薄い第1の酸化
シリコン膜と窒化シリコン膜から成る積層膜を形成した
後、溝の内壁部以外の前記窒化シリコン膜と第1の酸化
シリコン膜を選択的に除去する工程と、前記溝を含むシ
リコン基板を水蒸気雰囲気中で酸化して溝の内壁部以外
のシリコン基板上に膜厚が比較的厚い第2の酸化シリコ
ン膜を形成する工程と、前記窒化シリコン膜と前記第1
及び第2の酸化シリコン膜を除去する工程と、前記溝の
内壁を含むシリコン基板上にキャパシタ用の誘電体膜を
形成する工程と、前記誘電体膜上にキャパシタ用の一方
の電極となる導電層を形成する工程とからなることを特
徴とする溝形キャパシタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62206740A JP2794565B2 (ja) | 1987-08-20 | 1987-08-20 | 溝形キャパシタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62206740A JP2794565B2 (ja) | 1987-08-20 | 1987-08-20 | 溝形キャパシタの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6449251A JPS6449251A (en) | 1989-02-23 |
JP2794565B2 true JP2794565B2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=16528317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62206740A Expired - Fee Related JP2794565B2 (ja) | 1987-08-20 | 1987-08-20 | 溝形キャパシタの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2794565B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6469345B2 (en) | 2000-01-14 | 2002-10-22 | Denso Corporation | Semiconductor device and method for manufacturing the same |
US6482701B1 (en) | 1999-08-04 | 2002-11-19 | Denso Corporation | Integrated gate bipolar transistor and method of manufacturing the same |
US6521538B2 (en) | 2000-02-28 | 2003-02-18 | Denso Corporation | Method of forming a trench with a rounded bottom in a semiconductor device |
US6864532B2 (en) | 2000-01-14 | 2005-03-08 | Denso Corporation | Semiconductor device and method for manufacturing the same |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007144199A (ja) * | 2006-12-18 | 2007-06-14 | Atsugi Color Genzosho:Kk | 就寝時のいびき防止器 |
-
1987
- 1987-08-20 JP JP62206740A patent/JP2794565B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6482701B1 (en) | 1999-08-04 | 2002-11-19 | Denso Corporation | Integrated gate bipolar transistor and method of manufacturing the same |
US6469345B2 (en) | 2000-01-14 | 2002-10-22 | Denso Corporation | Semiconductor device and method for manufacturing the same |
US6864532B2 (en) | 2000-01-14 | 2005-03-08 | Denso Corporation | Semiconductor device and method for manufacturing the same |
US7354829B2 (en) | 2000-01-14 | 2008-04-08 | Denso Corporation | Trench-gate transistor with ono gate dielectric and fabrication process therefor |
US6521538B2 (en) | 2000-02-28 | 2003-02-18 | Denso Corporation | Method of forming a trench with a rounded bottom in a semiconductor device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6449251A (en) | 1989-02-23 |
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Legal Events
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