JP2687825B2 - バケット脱着装置の制御回路 - Google Patents
バケット脱着装置の制御回路Info
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F3/00—Dredgers; Soil-shifting machines
- E02F3/04—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
- E02F3/28—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
- E02F3/36—Component parts
- E02F3/3604—Devices to connect tools to arms, booms or the like
- E02F3/3609—Devices to connect tools to arms, booms or the like of the quick acting type, e.g. controlled from the operator seat
- E02F3/3636—Devices to connect tools to arms, booms or the like of the quick acting type, e.g. controlled from the operator seat using two or four movable transversal pins
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
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- E02F3/04—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主として油圧ショベル
など建設機械に装備したバケット脱着装置の制御回路に
関する。
など建設機械に装備したバケット脱着装置の制御回路に
関する。
【０００２】
【従来の技術】図７は、油圧ショベルの側面図である。
図において、１は油圧ショベルのフロント部に装着され
ている作業アタッチメント、２は作業アタッチメント１
のブーム、３はアーム、４はバケット、５はバケットリ
ンク、６はアイドラリンク、７はバケット４の背面に立
設したブラケット、８及び９は連結用のピンである。図
８は、図７のＡーＡより見た断面図である。図におい
て、１０はアーム３のアーム先端ボス、１１はバケット
リンク５のバケットリンク先端ボス、１２はブラケット
７に開穿したアーム先端部取付用ピン穴、１３はバケッ
トリンク先端部取付用ピン穴、１４及び１５はピン８及
び９を枢着したときの係止部である。
図において、１は油圧ショベルのフロント部に装着され
ている作業アタッチメント、２は作業アタッチメント１
のブーム、３はアーム、４はバケット、５はバケットリ
ンク、６はアイドラリンク、７はバケット４の背面に立
設したブラケット、８及び９は連結用のピンである。図
８は、図７のＡーＡより見た断面図である。図におい
て、１０はアーム３のアーム先端ボス、１１はバケット
リンク５のバケットリンク先端ボス、１２はブラケット
７に開穿したアーム先端部取付用ピン穴、１３はバケッ
トリンク先端部取付用ピン穴、１４及び１５はピン８及
び９を枢着したときの係止部である。
【０００３】図７及び図８に示すように、従来技術のバ
ケット脱着装置ではバケット４の背面にブラケット７を
立設し、そのブラケット７にアーム先端部取付用ピン穴
１２とバケットリンク先端部取付用ピン穴１３を互いに
平行に開穿し、作業アタッチメント１のアーム３先端部
及びバケットリンク５先端部と、バケット４のブラケッ
ト７とをピン８及び９を介して脱着するようにしてい
る。
ケット脱着装置ではバケット４の背面にブラケット７を
立設し、そのブラケット７にアーム先端部取付用ピン穴
１２とバケットリンク先端部取付用ピン穴１３を互いに
平行に開穿し、作業アタッチメント１のアーム３先端部
及びバケットリンク５先端部と、バケット４のブラケッ
ト７とをピン８及び９を介して脱着するようにしてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】油圧ショベルでは、そ
の作業の種類，作業内容あるいは作業状況に対応して度
々バケットの取付け替えを行う。図７及び図８に示す従
来技術ではアーム及びバケットリンクのそれぞれ先端部
とバケットのブラケットにはピンが枢着されているの
で、運転者又は作業者が上記ピンを抜き外して、バケッ
トの取付け替えを行っていた。そのために上記バケット
の取付け替え作業に大なる労力と時間を要して、しかも
作業能率が低下していた。そこでバケットの取付け替え
操作を容易かつ短時間に行えるバケット脱着装置が種々
勘案されているが、本発明はバケット脱着装置の制御回
路を提供することを目的とする。
の作業の種類，作業内容あるいは作業状況に対応して度
々バケットの取付け替えを行う。図７及び図８に示す従
来技術ではアーム及びバケットリンクのそれぞれ先端部
とバケットのブラケットにはピンが枢着されているの
で、運転者又は作業者が上記ピンを抜き外して、バケッ
トの取付け替えを行っていた。そのために上記バケット
の取付け替え作業に大なる労力と時間を要して、しかも
作業能率が低下していた。そこでバケットの取付け替え
操作を容易かつ短時間に行えるバケット脱着装置が種々
勘案されているが、本発明はバケット脱着装置の制御回
路を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のバケット脱着装
置の制御回路では、バケットリンク先端ボス内部及びア
ーム先端ボス内部のそれぞればね室に通じる各管路を、
油圧源と油タンクに対して切換できる第１及び第２の電
磁切換弁をそれぞれ設け、またバケットリンク先端ボス
内部及びアーム先端ボス内部のそれぞれピストンピン用
油室を管路を介して連通し、その連通管路を、油圧源と
油タンクに対して切換できる第３の電磁切換弁を設け、
スイッチ操作により第１，第２，第３のすべての電磁切
換弁を通電せしめたときすべてのピストンピンの引込動
作を行い、また第１及び第３の電磁切換弁を通電としか
つ第２の電磁切換弁を非通電としたときバケットリンク
先端ボス内部のピストンピンが引込動作を行いかつアー
ム先端ボス内部のピストンピンが突出動作を行い、また
第１，第２，第３のすべての電磁切換弁を非通電とした
ときすべてのピストンピンが突出動作を行うように構成
した。
置の制御回路では、バケットリンク先端ボス内部及びア
ーム先端ボス内部のそれぞればね室に通じる各管路を、
油圧源と油タンクに対して切換できる第１及び第２の電
磁切換弁をそれぞれ設け、またバケットリンク先端ボス
内部及びアーム先端ボス内部のそれぞれピストンピン用
油室を管路を介して連通し、その連通管路を、油圧源と
油タンクに対して切換できる第３の電磁切換弁を設け、
スイッチ操作により第１，第２，第３のすべての電磁切
換弁を通電せしめたときすべてのピストンピンの引込動
作を行い、また第１及び第３の電磁切換弁を通電としか
つ第２の電磁切換弁を非通電としたときバケットリンク
先端ボス内部のピストンピンが引込動作を行いかつアー
ム先端ボス内部のピストンピンが突出動作を行い、また
第１，第２，第３のすべての電磁切換弁を非通電とした
ときすべてのピストンピンが突出動作を行うように構成
した。
【０００６】
【実施例】図１は、本発明のバケット脱着装置の断面と
そのバケット脱着装置を作動せしめる油圧回路を示す図
である。図において、従来技術と同一構成要素を使用す
るものに対しては同符号を付す。１６はバケット４のブ
ラケット７の相対する内面側に固設されているアーム先
端部取付用ピン穴１２用のボス部、１７はバケットリン
ク先端部取付用ピン穴１３用のボス部、１８はアーム先
端ボス、１９はバケットリンク先端ボス、２０はアーム
先端ボス１８及びバケットリンク先端ボス１９のそれぞ
れ左右両端部に嵌挿されているピストンピン、２１はブ
ッシュ、２２はシール部材、２３は０リング、２４はピ
ストンピン２０の基部外周に嵌着されているシール部
材、２５，２５’は上記両ボス１８，１９内部のそれぞ
ればね室、２６はばね、２７，２７’はそれぞれピスト
ンピン用油室、２８はピストンピン２０のストッパ部、
２９Ｌ及び２９Ｒはアーム先端ボス１８に開穿され左右
のピストンピン用油室２７に通じる油圧用のポート、３
０Ｌ及び３０Ｒはバケットリンク先端ボス１９に開穿さ
れ左右のピストンピン用油室２７’に通じる油圧用のポ
ート、３１，３１’はそれぞれ上記両ボス１８，１９の
ばね室２５，２５’に通じる油圧用のポート，３２は枠
体、３３Ｌ及び３３Ｒは枠体３２の左右のプレート、３
４は中央連結板、３５，３６，３７はそれぞれ第１，第
２，第３の電磁切換弁、３８，３９，４０は電磁切換弁
３５，３６，３７のそれぞれソレノイド、４１は油圧
源、４２は油タンクである。なおバケット４は掘削作業
とローディング作業に反転取付け替えして使用されるの
で、アーム先端部取付用ピン穴１２とバケットリンク先
端部取付用ピン穴１３の内径は同寸法φｄに設定されて
いる。したがってピストンピン２０の直径を上記両ピン
穴１２及び１３の径（φｄ）と同寸に設定し、上記両ボ
ス１８及び１９を枠体３２に連結して両ボス１８と１９
の軸心間距離をバケット４の上記両ピン穴１２と１３の
穴心間距離と同寸（図１に示す寸法ｐ）に設定してい
る。また図２及び図３は、図１におけるバケット脱着装
置のそれぞれ作動実施例を示す図である。
そのバケット脱着装置を作動せしめる油圧回路を示す図
である。図において、従来技術と同一構成要素を使用す
るものに対しては同符号を付す。１６はバケット４のブ
ラケット７の相対する内面側に固設されているアーム先
端部取付用ピン穴１２用のボス部、１７はバケットリン
ク先端部取付用ピン穴１３用のボス部、１８はアーム先
端ボス、１９はバケットリンク先端ボス、２０はアーム
先端ボス１８及びバケットリンク先端ボス１９のそれぞ
れ左右両端部に嵌挿されているピストンピン、２１はブ
ッシュ、２２はシール部材、２３は０リング、２４はピ
ストンピン２０の基部外周に嵌着されているシール部
材、２５，２５’は上記両ボス１８，１９内部のそれぞ
ればね室、２６はばね、２７，２７’はそれぞれピスト
ンピン用油室、２８はピストンピン２０のストッパ部、
２９Ｌ及び２９Ｒはアーム先端ボス１８に開穿され左右
のピストンピン用油室２７に通じる油圧用のポート、３
０Ｌ及び３０Ｒはバケットリンク先端ボス１９に開穿さ
れ左右のピストンピン用油室２７’に通じる油圧用のポ
ート、３１，３１’はそれぞれ上記両ボス１８，１９の
ばね室２５，２５’に通じる油圧用のポート，３２は枠
体、３３Ｌ及び３３Ｒは枠体３２の左右のプレート、３
４は中央連結板、３５，３６，３７はそれぞれ第１，第
２，第３の電磁切換弁、３８，３９，４０は電磁切換弁
３５，３６，３７のそれぞれソレノイド、４１は油圧
源、４２は油タンクである。なおバケット４は掘削作業
とローディング作業に反転取付け替えして使用されるの
で、アーム先端部取付用ピン穴１２とバケットリンク先
端部取付用ピン穴１３の内径は同寸法φｄに設定されて
いる。したがってピストンピン２０の直径を上記両ピン
穴１２及び１３の径（φｄ）と同寸に設定し、上記両ボ
ス１８及び１９を枠体３２に連結して両ボス１８と１９
の軸心間距離をバケット４の上記両ピン穴１２と１３の
穴心間距離と同寸（図１に示す寸法ｐ）に設定してい
る。また図２及び図３は、図１におけるバケット脱着装
置のそれぞれ作動実施例を示す図である。
【０００７】図４は、図１における電磁切換弁（３５，
３６，３７）切換用の電気回路図である。図において、
４３は切換スイッチ、４４は電源、４５はリレー、４
６，〜，４９はダイオード、５０はヒューズである。図
５は、本発明のバケット脱着装置の平面図である。図に
おいて、５１Ｌ及び５１Ｒはそれぞれ枠体３２の左右の
プレート３３Ｌ及び３３Ｒの外側面に固設した位置決め
ガイド板である。図６は、図５のＢより見た本発明のバ
ケット脱着装置の側面図である。
３６，３７）切換用の電気回路図である。図において、
４３は切換スイッチ、４４は電源、４５はリレー、４
６，〜，４９はダイオード、５０はヒューズである。図
５は、本発明のバケット脱着装置の平面図である。図に
おいて、５１Ｌ及び５１Ｒはそれぞれ枠体３２の左右の
プレート３３Ｌ及び３３Ｒの外側面に固設した位置決め
ガイド板である。図６は、図５のＢより見た本発明のバ
ケット脱着装置の側面図である。
【０００８】次に、本発明の制御回路の構成を図１〜図
４について述べる。本発明では、バケットリンク先端ボ
ス（１９）内部のばね室２５’，アーム先端ボス（１
８）内部のばね室２５に通じる各管路５２，５３を、油
圧源４１と油タンク４２に対して切換できる第１の電磁
切換弁３５，第２の電磁切換弁３６をそれぞれ設け、ま
たバケットリンク先端ボス（１９）内部のピストンピン
用油室２７’と、アーム先端ボス（１８）内部のピスト
ンピン用油室２７を管路を介して連通し、その連通管路
を、油圧源４１と油タンク４２に対して切換できる第３
の電磁切換弁３７を設け、スイッチ（４３）操作によ
り、ピストンピン２０の引込動作、突出動作を行うよう
に構成した。
４について述べる。本発明では、バケットリンク先端ボ
ス（１９）内部のばね室２５’，アーム先端ボス（１
８）内部のばね室２５に通じる各管路５２，５３を、油
圧源４１と油タンク４２に対して切換できる第１の電磁
切換弁３５，第２の電磁切換弁３６をそれぞれ設け、ま
たバケットリンク先端ボス（１９）内部のピストンピン
用油室２７’と、アーム先端ボス（１８）内部のピスト
ンピン用油室２７を管路を介して連通し、その連通管路
を、油圧源４１と油タンク４２に対して切換できる第３
の電磁切換弁３７を設け、スイッチ（４３）操作によ
り、ピストンピン２０の引込動作、突出動作を行うよう
に構成した。
【０００９】次に、本発明の制御回路の作用について述
べる。まず取外しているバケット（４）を作業アタッチ
メント先端部に取付けるときには、図４に示すようにロ
ータリ式のスイッチ４３を接点ａに操作する。電源４４
からの電流はスイッチ４３を介してソレノイド３９に流
れるとともに、ダイオード４６を通じてリレー４５に流
れる。リレー４５が作動して電流がソレノイド３８及び
４９にも流れるので、すべてのソレノイド３８，３９，
４０は通電する。したがって電磁切換弁３５，３６，３
７の切換位置は、図１に示すようにそれぞれロ位置，ハ
位置，ニ位置となる。この場合には、ばね室３１，３
１’がそれぞれ電磁切換弁３５，３６のタンク連通油路
位置ロ，ハを介して油タンク４２に通じている。そこで
油圧源４１からの圧油は、電磁切換弁３７の開通油路位
置ニ、管路５４、一方は管路５５、５６Ｌ，５６Ｒ、ポ
ート２９Ｌ，２９Ｒを経て、左右のピストンピン用油室
２７，２７に送油され、また管路５４で分岐して他方は
管路５７，５８Ｌ，５８Ｒ、ポート３０Ｌ，３０Ｒを経
て、左右のピストンピン用油室２７’，２７’に送油さ
れる。それにより、すべてのピストンピン２０はばね２
６ばね力に抗して内側へ引込作動する。そしてすべての
ピストンピン２０の先端が枠体３２の左右両外側面より
内側に引込まれるので、運転者は油圧ショベルの作業ア
タッチメントを操作して、バケット４のブラケット７の
相対するボス部１６及び１７のそれぞれ内面側に枠体３
２の外側面側を挿入してゆく。それとともに枠体３２の
左右に固設した位置決めガイド板５１Ｌ及び５１Ｒのそ
れぞれガイド面５９は、バケット４用ブラケット７のボ
ス部１６及び１７の上側外周面に当接する。この状態に
操作したとき両ボス１８及び１９のピストンピン２０の
軸心と、バケット４のブラケット７の両ピン穴１２及び
１３の穴心とを一致させることができる。
べる。まず取外しているバケット（４）を作業アタッチ
メント先端部に取付けるときには、図４に示すようにロ
ータリ式のスイッチ４３を接点ａに操作する。電源４４
からの電流はスイッチ４３を介してソレノイド３９に流
れるとともに、ダイオード４６を通じてリレー４５に流
れる。リレー４５が作動して電流がソレノイド３８及び
４９にも流れるので、すべてのソレノイド３８，３９，
４０は通電する。したがって電磁切換弁３５，３６，３
７の切換位置は、図１に示すようにそれぞれロ位置，ハ
位置，ニ位置となる。この場合には、ばね室３１，３
１’がそれぞれ電磁切換弁３５，３６のタンク連通油路
位置ロ，ハを介して油タンク４２に通じている。そこで
油圧源４１からの圧油は、電磁切換弁３７の開通油路位
置ニ、管路５４、一方は管路５５、５６Ｌ，５６Ｒ、ポ
ート２９Ｌ，２９Ｒを経て、左右のピストンピン用油室
２７，２７に送油され、また管路５４で分岐して他方は
管路５７，５８Ｌ，５８Ｒ、ポート３０Ｌ，３０Ｒを経
て、左右のピストンピン用油室２７’，２７’に送油さ
れる。それにより、すべてのピストンピン２０はばね２
６ばね力に抗して内側へ引込作動する。そしてすべての
ピストンピン２０の先端が枠体３２の左右両外側面より
内側に引込まれるので、運転者は油圧ショベルの作業ア
タッチメントを操作して、バケット４のブラケット７の
相対するボス部１６及び１７のそれぞれ内面側に枠体３
２の外側面側を挿入してゆく。それとともに枠体３２の
左右に固設した位置決めガイド板５１Ｌ及び５１Ｒのそ
れぞれガイド面５９は、バケット４用ブラケット７のボ
ス部１６及び１７の上側外周面に当接する。この状態に
操作したとき両ボス１８及び１９のピストンピン２０の
軸心と、バケット４のブラケット７の両ピン穴１２及び
１３の穴心とを一致させることができる。
【００１０】上記のようにしてすべてのピストンピン２
０を枠体３２の左右両外側面より内側に引込めてそのピ
ストンピン２０の軸心と、バケット４のブラケット７の
両ピン穴１２及び１３の穴心とを一致させた段階で、次
にスイツチ４３（図４に示す）を接点ｂに操作する。リ
レー４５が作動しており、ソレノイド３８及び４０は通
電するが、ソレノイド３９は非通電となる。この場合に
は、図２に示すように電磁切換弁３５，３７がそれぞれ
ロ位置，ニ位置のままであるが、電磁切換弁３６はタン
ク連通油路位置ホに切換わる。バケットリンク先端ボス
１９内部のばね室２５’は電磁切換弁３５のロ位置を介
して油タンク４２に通じており、かつピストンピン用油
室２７’は電磁切換弁３７のニ位置を介して油圧源４１
に通じているので、バケットリンク先端ボス１９内部の
ピストンピン２０は引込状態のままである。一方、アー
ム先端ボス１８内部のピストンピン用油室２７に対して
は電磁切換弁３７のニ位置を介して油圧源４１からの油
圧が作用しているが、同時に油圧源４１からの同じ油圧
が、電磁切換弁３６のホ位置、管路５３、ポート３１を
通じて、ばね室２５に作用する。したがってアーム先端
ボス内部１８内部のピストンピン２０はピストンピン受
圧面積差による圧力と、ばね力により外側に突出作動す
る。そしてそのピストンピン２０の突出した先端側を、
バケット４のピン穴１２に嵌挿することができる。
０を枠体３２の左右両外側面より内側に引込めてそのピ
ストンピン２０の軸心と、バケット４のブラケット７の
両ピン穴１２及び１３の穴心とを一致させた段階で、次
にスイツチ４３（図４に示す）を接点ｂに操作する。リ
レー４５が作動しており、ソレノイド３８及び４０は通
電するが、ソレノイド３９は非通電となる。この場合に
は、図２に示すように電磁切換弁３５，３７がそれぞれ
ロ位置，ニ位置のままであるが、電磁切換弁３６はタン
ク連通油路位置ホに切換わる。バケットリンク先端ボス
１９内部のばね室２５’は電磁切換弁３５のロ位置を介
して油タンク４２に通じており、かつピストンピン用油
室２７’は電磁切換弁３７のニ位置を介して油圧源４１
に通じているので、バケットリンク先端ボス１９内部の
ピストンピン２０は引込状態のままである。一方、アー
ム先端ボス１８内部のピストンピン用油室２７に対して
は電磁切換弁３７のニ位置を介して油圧源４１からの油
圧が作用しているが、同時に油圧源４１からの同じ油圧
が、電磁切換弁３６のホ位置、管路５３、ポート３１を
通じて、ばね室２５に作用する。したがってアーム先端
ボス内部１８内部のピストンピン２０はピストンピン受
圧面積差による圧力と、ばね力により外側に突出作動す
る。そしてそのピストンピン２０の突出した先端側を、
バケット４のピン穴１２に嵌挿することができる。
【００１１】上記のようにしてアーム先端ボス１８側の
ピストンピン２０をバケット４のピン穴１２に嵌挿させ
た段階で、次にスイッチ４３を接点Ｃに操作する。接点
Ｃには導通回路がないので、すべてのソレノイド３８，
３９，４０は非通電となる。したがって電磁切換弁３
５，３６，３７の切換位置は、図３に示すようにそれぞ
れヘ位置，ホ位置，ト位置となる。この場合には、すべ
てのピストンピン用油室２７，２７’は電磁切換弁３７
のト位置を介して油タンク４２に通じるが、アーム先端
ボス１８内部のばね室２５には電磁切換弁３６のホ位置
を介して油圧源４１からの油圧が作用しているので、ア
ーム先端ボス１８側のピストンピン２０はバケット４の
ピン穴１２に嵌挿したままの状態である。それと同時
に、油圧源４１からの圧油が、電磁切換弁３５のヘ位
置，管路５２、ポート３１’を通じてばね室２５’に作
用する。したがってバケットリンク先端ボス１９内部の
ピストンピン２０は外側に突出作動し、その先端側をバ
ケット４のピン穴１３に嵌挿することができる。それに
より、バケット４を作業アタッチメントに取付けること
ができる。
ピストンピン２０をバケット４のピン穴１２に嵌挿させ
た段階で、次にスイッチ４３を接点Ｃに操作する。接点
Ｃには導通回路がないので、すべてのソレノイド３８，
３９，４０は非通電となる。したがって電磁切換弁３
５，３６，３７の切換位置は、図３に示すようにそれぞ
れヘ位置，ホ位置，ト位置となる。この場合には、すべ
てのピストンピン用油室２７，２７’は電磁切換弁３７
のト位置を介して油タンク４２に通じるが、アーム先端
ボス１８内部のばね室２５には電磁切換弁３６のホ位置
を介して油圧源４１からの油圧が作用しているので、ア
ーム先端ボス１８側のピストンピン２０はバケット４の
ピン穴１２に嵌挿したままの状態である。それと同時
に、油圧源４１からの圧油が、電磁切換弁３５のヘ位
置，管路５２、ポート３１’を通じてばね室２５’に作
用する。したがってバケットリンク先端ボス１９内部の
ピストンピン２０は外側に突出作動し、その先端側をバ
ケット４のピン穴１３に嵌挿することができる。それに
より、バケット４を作業アタッチメントに取付けること
ができる。
【００１２】上記のようにスイッチ４３を順序正しく接
点ａ，ｂ，ｃの３段階に操作して、確実かつ容易にバケ
ット４を作業アタッチメント先端部に装着することがで
きる。なお取付けたバケット４を取外す場合には、上記
取付けの場合と逆の操作を行えばよい。
点ａ，ｂ，ｃの３段階に操作して、確実かつ容易にバケ
ット４を作業アタッチメント先端部に装着することがで
きる。なお取付けたバケット４を取外す場合には、上記
取付けの場合と逆の操作を行えばよい。
【００１３】
【発明の効果】本発明のバケット脱着装置の制御回路で
は、バケットリンク先端ボス内部及びアーム先端ボス内
部のそれぞればね室に通じる各管路を、油圧源と油タン
クに対して切換できる第１及び第２の電磁切換弁をそれ
ぞれ設け、またバケットリンク先端ボス内部とアーム先
端ボス内部のそれぞれピストンピン用油室を管路を介し
て連通し、その連通管路を、油圧源と油タンクに対して
切換できる第３の電磁切換弁を設け、上記３個の電磁切
換弁をスイッチ操作で切換えてバケットの脱着操作を行
うようにした。すなわち、第１段階のスイッチ操作とし
て第１，第２，第３のすべての電磁切換弁を通電せしめ
たときすべてのピストンピンの引込動作を行い、次に第
２段階のスイッチ操作として第１及び第３の電磁切換弁
を通電としかつ第２の電磁切換弁を非通電としたときバ
ケットリンク先端ボス内部のピストンピンが引込動作を
行いかつアーム先端ボス内部のピストンピンが突出動作
を行うようにし、次に第３段階のスイッチ操作として第
１，第２，第３のすべての電磁切換弁を非通電としたと
きすべてのピストンピンが突出動作を行うようにした。
したがって運転者が運転席にてスイッチ操作を行うこと
により確実、容易、かつ短時間にバケットの脱着が自動
的にできるので、その脱着作業の操作性及び作業性を向
上させることができる。
は、バケットリンク先端ボス内部及びアーム先端ボス内
部のそれぞればね室に通じる各管路を、油圧源と油タン
クに対して切換できる第１及び第２の電磁切換弁をそれ
ぞれ設け、またバケットリンク先端ボス内部とアーム先
端ボス内部のそれぞれピストンピン用油室を管路を介し
て連通し、その連通管路を、油圧源と油タンクに対して
切換できる第３の電磁切換弁を設け、上記３個の電磁切
換弁をスイッチ操作で切換えてバケットの脱着操作を行
うようにした。すなわち、第１段階のスイッチ操作とし
て第１，第２，第３のすべての電磁切換弁を通電せしめ
たときすべてのピストンピンの引込動作を行い、次に第
２段階のスイッチ操作として第１及び第３の電磁切換弁
を通電としかつ第２の電磁切換弁を非通電としたときバ
ケットリンク先端ボス内部のピストンピンが引込動作を
行いかつアーム先端ボス内部のピストンピンが突出動作
を行うようにし、次に第３段階のスイッチ操作として第
１，第２，第３のすべての電磁切換弁を非通電としたと
きすべてのピストンピンが突出動作を行うようにした。
したがって運転者が運転席にてスイッチ操作を行うこと
により確実、容易、かつ短時間にバケットの脱着が自動
的にできるので、その脱着作業の操作性及び作業性を向
上させることができる。
【図１】本発明のバケット脱着装置の断面とそのバケッ
ト脱着装置を作動せしめる油圧回路を示す図である。
ト脱着装置を作動せしめる油圧回路を示す図である。
【図２】図１におけるバケット脱着装置の作動実施例を
示す図である。
示す図である。
【図３】図１におけるバケット脱着装置の作動実施例を
示す図である。
示す図である。
【図４】図１における電磁切換弁切換用の電気回路図で
ある。
ある。
【図５】本発明のバケット脱着装置の平面図である。
【図６】図５のＢより見た側面図である。
【図７】油圧ショベルの側面図である。
【図８】図７のＡーＡより見た従来技術を示す断面図で
ある。
ある。
４ バケット ７ ブラケット １０，１８ アーム先端ボス １１，１９ バケットリンク先端ボス １２，１３ ピン穴 ２０ ピストンピン ２５，２５’ ばね室 ２６ ばね ２７，２７’ ピストンピン用油室 ３２ 枠体 ３５，３６，３７ 電磁切換弁 ３８，３９，４０ ソレノイド ４１ 油圧源 ４２ 油タンク ４３ スイッチ
Claims (1)
- 【請求項１】 バケット背面部のブラケットにアーム先
端部取付用ピン穴とバケットリンク先端部取付用ピン穴
を互いに平行に開穿し、またアーム先端部及びバケット
リンク先端部のそれぞれボス内部に左右に分離され、そ
のボスの軸心方向に移動できるピストンピンを設け、か
つその左右のピストンピン間のばね室にばねを配設して
ピストンピンをそれぞれ外側に付勢せしめ、また上記ボ
ス内部のピストンピン用油室に油圧を作用させることに
よりピストンピンを上記ばねのばね力に抗して内側に引
込移動するようにして、作業アタッチメントのアーム先
端部及びバケットリンク先端部と、バケットのブラケッ
トとを上記ピストンピンを介して脱着するようにしたバ
ケット脱着装置であって、バケットリンク先端ボス内部
及びアーム先端ボス内部のそれぞればね室に通じる各管
路を、油圧源と油タンクに対して切換できる第１及び第
２の電磁切換弁をそれぞれ設け、またバケットリンク先
端ボス内部とアーム先端ボス内部のそれぞれピストンピ
ン用油室を管路を介して連通し、その連通管路を、油圧
源と油タンクに対して切換できる第３の電磁切換弁を設
け、スイッチ操作により第１，第２，第３のすべての電
磁切換弁を通電せしめたときすべてのピストンピンの引
込動作を行い、また第１及び第３の電磁切換弁を通電と
しかつ第２の電磁切換弁を非通電としたときバケットリ
ンク先端ボス内部のピストンピンが引込動作を行いかつ
アーム先端ボス内部のピストンピンが突出動作を行い、
また第１，第２，第３のすべての電磁切換弁を非通電と
したときすべてのピストンピンを突出動作を行うように
したことを特徴とするバケット脱着装置の制御回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4275097A JP2687825B2 (ja) | 1992-09-19 | 1992-09-19 | バケット脱着装置の制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4275097A JP2687825B2 (ja) | 1992-09-19 | 1992-09-19 | バケット脱着装置の制御回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06101246A JPH06101246A (ja) | 1994-04-12 |
| JP2687825B2 true JP2687825B2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=17550735
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4275097A Expired - Fee Related JP2687825B2 (ja) | 1992-09-19 | 1992-09-19 | バケット脱着装置の制御回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2687825B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100479951B1 (ko) * | 1997-03-22 | 2005-07-18 | 볼보 컨스트럭션 이키프먼트 홀딩 스웨덴 에이비 | 중장비의어태치먼트착탈장치 |
| US7014385B2 (en) * | 2001-09-26 | 2006-03-21 | Hanwoo Tnc Corporation | Attachment coupling device for heavy machinery |
-
1992
- 1992-09-19 JP JP4275097A patent/JP2687825B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06101246A (ja) | 1994-04-12 |
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