JP3410365B2 - 破砕機等を使用可能な建設機械の油圧回路 - Google Patents

破砕機等を使用可能な建設機械の油圧回路

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JP3410365B2
JP3410365B2 JP15705898A JP15705898A JP3410365B2 JP 3410365 B2 JP3410365 B2 JP 3410365B2 JP 15705898 A JP15705898 A JP 15705898A JP 15705898 A JP15705898 A JP 15705898A JP 3410365 B2 JP3410365 B2 JP 3410365B2
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浩之 塚本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、破砕機等の予備
作業機を使用可能にした建設機械の油圧回路の技術分野
に属する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル等の建設機械においては、
土砂の掘削等の作業をするときはバケットを作業機アタ
ッチメントに装着して使用する。また、岩石等の破砕作
業をするときには作業機アタッチメントに破砕機を装着
して使用する。さらに、コンクリート壁に穴開け作業等
をするときはブレーカを装着して使用する。この様に作
業目的に合わせて作業機具を装着して使用する。これ等
の作業機具は何れも油圧駆動されるものであるが、作業
機具によって必要な駆動力が異なる。
【0003】例えば、破砕機は破砕時には動作を高速で
行うために大流量の圧油を必要とする。一方、ブレーカ
はそれほど大流量の圧油を必要としない。従って、作業
機具毎に油圧回路を設けることも可能であるが、作業機
具毎に油圧回路を設けると油圧回路が複雑になり、コス
ト高になる他に、油圧ポンプからの圧油の有効使用がで
きない。そこで、従来から、複数の油圧ポンプを使用し
て必要な場合は複数ポンプの圧油を合流させる合流回路
が使用されている。
【0004】図3は従来の油圧回路で、公開特許公報第
平8−199632号に開示されている回路である(以
下、従来回路1という)。図3において、第1油圧ポン
プ11のセンタ油路12に走行用油圧モータ13の方向
切換弁14、破砕機等を接続する予備方向切換弁15、
ブームシリンダ16の方向切換弁17、アームシリンダ
18の方向切換弁19、旋回用油圧モータ20の方向切
換弁21及び油タンクTを順次接続し、第2油圧ポンプ
23のセンタ油路24に走行用油圧モータ25の方向切
換弁26、バケットシリンダ27の方向切換弁28、ブ
ームシリンダ16の方向切換弁29、アームシリンダ1
8の合流用方向切換弁30、開閉弁17を順次接続しす
る。
【0005】また、センタ油路24の開閉弁31の上流
側から分岐油路32を設けて予備方向切換弁15の入力
油路に合流させている。リモコン弁33の出力側パイロ
ット油路34a、34bを予備方向切換弁15のパイロ
ットポートに接続し、パイロット油路34の一側34a
から分岐油路35を設け、パイロット流路開閉弁36を
介して開閉弁17のパイロットポートに接続する。流路
開閉弁36のパイロットポートに油路39が接続され、
油路39は電磁切換弁37を介して補助油圧ポンプ38
に接続されている。電磁切換弁37のソレノイドはスイ
ッチ40を介して電源に接続されている。
【0006】予備方向切換弁の出力ポートは油路41
a、41bにより止弁42、43に接続されている。油
路41bには切換弁44が挿入されており、切換弁44
のパイロットポートは油路39からの分岐油路45に接
続されている。止弁42、43の下流には図4に示す破
砕機50または図5に示すブレーカ55が接続される。
破砕機50は一対の破砕爪51、51を有し、破砕爪5
1は支軸52により回動可能に取付けられ、支軸52の
基端側に破砕機用油圧シリンダ53が連結されている。
破砕機用油圧シリンダ53により破砕爪51が駆動され
る。
【0007】ブレーカ55はブレーカ本体56にシリン
ダが形成され、シリンダ内にピストンロッド57が摺動
可能に設けられ、ピストンロッド57を往復運動させる
ことによって打撃を加えるように構成したものである。
【0008】この従来回路に破砕機50を装着して作動
させるときは以下のように機能する。破砕機50を装着
した場合はスイッチ48をオン(閉)にする。スイッチ
48をオンにするとソレノイド電流が流れ、電磁切換弁
37は状態(ロ)に切り換わり、補助油圧ポンプ38か
らのパイロット圧が流路開閉弁36のパイロットポート
及び切換弁44のパイロットポートにパイロット圧油が
流れる。この結果、油路34aと35が連通し、開閉弁
31が遮断状態に切り換わる。一方、切換弁44は状態
(ロ)に切り換わり、油路41bと止弁43が連通す
る。
【0009】リモコン弁33を破砕機の閉じ方向(図の
左側)に操作すると油路34aにパイロット圧油が流
れ、予備方向切換弁15が状態(ロ)に切り換わり、第
1油圧ポンプ11の圧油が油路41aに供給され、破砕
機50は閉じ方向に動作する。さらに、パイロット油圧
が油路35を通って開閉弁31のパイロットポートに流
れ、開閉弁を閉じ状態に切り換える。この結果、第2油
圧ポンプ23からの圧油はセンタ油路24を通って、開
閉弁31の上流から分岐油路32を通って予備切換制御
弁15の入力油路に合流し、第2油圧ポンプ23の圧油
も油路41aに供給される。従って、破砕機50の閉じ
方向速度が加速される。
【0010】リモコン弁33を破砕機の開き方向(図の
右側)に操作した場合は油路35にパイロット圧油が流
れないので、開閉弁31は連通状態に切り換わり、第2
油圧ポンプ23からの圧油はセンタ油路24を通って油
タンクTに流れ、破砕機50の開き方向の速度は第1油
圧ポンプ11の圧油のみで作動され、第2油圧ポンプ2
3の圧油によっては加速されない。また、ブレーカ55
を装着する場合はスイッチ48をオフ(開)にしておく
ので、第2油圧ポンプ23の圧油は予備方向切換弁15
に合流しない。
【0011】以上に述べたように、この従来回路1は破
砕機を閉じ方向に作動させたときに第1及び第2油圧ポ
ンプ11、23の圧油が破砕機用油圧シリンダ53に合
流して流れ込み、破砕機の閉じ速度を増加させ、破砕機
の機能が発揮できる。しかしながら、破砕機使用中にブ
ームシリンダ16またはアームシリンダ18を操作させ
ると速度増加が行われず、破砕機の操作が不安定になる
という問題があった。
【0012】図6は別の従来回路(以下、従来回路2と
いう)を示す。以下、従来回路2について説明する。図
6において、第2油圧ポンプ51のセンタ油路52に予
備切換制御弁53、アーム第1切換制御弁54が順次接
続されている。予備切換制御弁53の出力ポートは流路
切換回路55を介して破砕機又はブレーカを接続する止
弁56、57に接続されている。流路切換回路55はブ
レーカを使用する場合は外部から塵や異物等が侵入する
おそれがあり、排出ポートからの戻り油を予備切換制御
弁53を介さずにフィルタを介して直接作動油タンクに
戻すための回路である。また、アーム第1切換制御弁5
4の出力ポートにはアームシリンダ59が接続されてい
る。
【0013】第1油圧ポンプ61のセンタ油路62には
アーム第2切換制御弁63が接続されている。アーム第
2切換制御弁63は入出力ポート間の油路を遮断するこ
とにより入力側に設けられた分岐油路64を通ってアー
ム第1切換制御弁54の入力側に第1油圧ポンプ61の
圧油を合流させるものである。従って、アーム第2切換
制御弁63はパイロットポートにパイロット油圧が作用
したときはセンタ油路62及びそれから分岐している入
力油路を閉鎖するように入出力ポート間の油路が構成さ
れている。また、アーム第1切換制御弁54及びアーム
第2切換制御弁63のパイロットポートは1個のアーム
リモコン弁65に接続されており、アームリモコン弁6
5を操作することで、第1油圧ポンプ61の圧油は第2
油圧ポンプ51の圧油に合流されてアームシリンダ59
を作動する。
【0014】第1油圧ポンプ61のセンタ油路62上流
に分岐油路67が設けられており、この分岐油路67は
ロジック弁68を介して第2油圧ポンプ51のセンタ油
路52の上流に合流されている。ロジック弁68は油路
67を遮断又は連通する開閉弁で、制御弁69によって
制御されている。即ち、制御弁69のパイロットポート
にパイロット圧油が作用するとロジック弁68は連通
し、作用していないときは遮断する。パイロット圧油は
予備切換制御弁53の予備リモコン弁70からのパイロ
ット圧がシャトル弁73、電磁切換弁75を介して油路
81により供給される。
【0015】予備リモコン弁70の出力油路71、72
は予備切換制御弁53のパイロットポートに接続されて
いる。さらに、出力油路71、72間にシャトル弁73
を接続し、シャトル弁73の出力を圧力スイッチ74及
び電磁切換弁75の入力ポートに接続している。圧力ス
イッチ74はパイロット圧が作用したときにオン(閉)
になり、作用していないときはオフ(開)である常開ス
イッチである。圧力スイッチ74は電磁切換弁75のソ
レノイド、電源76、破砕機選択スイッチ77と直列に
接続され、電気閉回路78を形成している。電磁切換弁
75の出力ポートは油路79によりシャトル弁を介して
アーム第2切換弁の閉側パイロットポート63aに接続
されていると共に、油路81により制御弁69のパイロ
ットポートに接続されている。
【0016】従来装置2は上記した構成により以下のよ
うに機能する。即ち、破砕機を使用するときは止弁5
6、57に破砕機を接続し、破砕機選択スイッチ77を
オン(閉)にする。予備リモコン弁70を操作すると、
出力油路71又は72にパイロット圧油が現れ、シャト
ル弁73を介してパイロット油圧が圧力スイッチ74に
作用し、オンに切り換える。従って、電気閉回路78に
ソレノイド電流が流れ、電磁切換弁75連通側(図の下
側状態)に切り換わる。従って、シャトル弁73からの
パイロット圧油は同時に油路79を流れ、シャトル弁8
0を介してアーム第2切換制御弁63の閉側パイロット
ポート63aに流れ、状態イに切り換える。
【0017】また、油路81を流れるパイロット圧油は
制御弁69のパイロットポートに流れ、状態イに切り換
え、ロジック弁68を連通状態にする。従って、アーム
第2切換制御弁63で遮断されているので、第1油圧ポ
ンプ61の圧油(作動油)は分岐油路67に流れ込み、
ロジック弁68を介して第2油圧ポンプ51のセンタ油
路52上流に合流する。これによって破砕機には第1油
圧ポンプ61と第2油圧ポンプ51の作動油が同時に流
れ、作動速度が加速され、適正な操作をすることができ
る。
【0018】また、破砕機使用中にアームの開側操作を
すると、アームリモコン弁65のパイロット圧油が第2
アーム切換弁63のパイロットポート63bに流れる。
ところが、予備リモコン弁70からのパイロット圧油が
上記に説明したようにパイロットポート63aに流れて
いる。従って、第2アーム切換制御弁63は両方のパイ
ロットポートにパイロット圧油が作用するため、中立状
態となり、入出力ポートのセンタ油路が連通し、第1油
圧ポンプの圧油はセンタ油路62の下流に流れ、第2油
圧ポンプのセンタ油路52に合流しない。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明したよう
に、従来回路1では、破砕機使用中にアーム操作又はブ
ーム操作をすると破砕機に作用している圧油の増流が行
われず、破砕機操作が不安定になるという課題があっ
た。又、従来回路2では、破砕機使用中にアームの開動
作をすると第2アーム切換制御弁63の入出力ポートの
センタ油路が連通し第1ポンプからの圧油の合流が行わ
れず、破砕機の操作が不安定になるという課題があっ
た。この発明は、上述のような背景の下になされたもの
で、破砕機等の操作が安定に作動する建設機械の油圧回
路を提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の装置は、第1油圧ポンプのセンタ油
路にアーム第2切換弁と第2予備切換制御弁を並列に接
続し、第2油圧ポンプのセンタ油路に破砕機又はブレー
カ等の作業機の油圧シリンダを制御する第1呼び切換制
御弁及びアーム第1切換制御弁を直列に接続し、前記第
1油圧ポンプのセンタ油路の上流から分岐した分岐油路
にロジック弁を介して第1呼び切換制御弁の入力油路に
合流させ、該第1呼び切換制御弁に破砕機を接続し、前
記第2呼び切換制御弁に第2予備作業機を接続し、第2
リモコン弁の二次圧油路を第1シャトル弁の入力ポート
に接続し、該第2シャトル弁の出力ポートの一方に接続
し、該第2シャトル弁の他の入力ポートを前記電磁弁の
出力ポートに接続し、該第2シャトル弁の出力ポートを
アーム第2切替弁のパイロットポートに接続し、前記二
次圧検出装置が第2予備リモコン弁の二次圧を検出した
ときは前記電磁弁の出力ポートは油タンクに連通し、破
砕機を単独操作したときは前記アーム第2切換弁の入出
力ポート間の油路を遮断し、かつロジック弁の入出力間
の油路を連通させて第1油圧ポンプの圧油を第2油圧ポ
ンプの圧油に合流させ、第2予備作業機を単独又は第1
予備作業機と併用して操作したときは第1油圧ポンプの
圧油を第2予備切換制御弁に供給する制御回路を設けた
ことを特徴とする破砕機等を使用可能な建設機械の油圧
回路。
【0021】請求項2記載の装置は、前記油圧回路にお
いて、前記アーム第2切換制御弁は中立状態においてセ
ンタ油路を連通させ、他の状態では入出力ポート間油路
を遮断する切換弁で構成し、アームリモコン弁の1側出
力油路と前記制御回路の出力油路をシャトル弁の両入力
ポートに接続し、該シャトル弁の出力側油路前記アーム
第2切換弁の第1パイロットポートに接続し、前記アー
ムリモコン弁の他側出力油路を開閉弁を介して前記アー
ム第2切換制御弁の第2パイロットポートに接続し、前
記破砕機又は第2作業予備機を操作したときに該開閉弁
は油路を遮断するように構成したことを特徴とする請求
項1に記載の破砕機等を使用可能な建設機械の油圧回
路。
【0022】
【0023】
【発明の実施形態】以下、図面を参照してこの発明の実
施形態について説明する。 <実施形態 1>図1は本発明の実施形態1の回路構成
を示す図である。図1で、従来装置、特に従来装置2で
説明したと同じ構成要素については同じ番号を付して詳
細な説明を省略する。図1において、アームリモコン弁
65の開側出力パイロットポートからの油路85を開閉
弁86を介してアーム第1切換制御弁63の開側パイロ
ットポート63bに接続している。開閉弁86のパイロ
ットポートは電磁切換弁75の出力油路81から分岐油
路87を設けて接続し、開閉弁86はパイロット圧油が
パイロットポートに作用すると遮断し、作用しないとき
は連通するように構成している。
【0024】実施形態1は上記の構成であり、以下のよ
うに機能する。即ち、破砕機を使用していないときは開
閉弁86は連通状態にある。従って、アームリモコン弁
65を操作すればアーム第1切換制御弁54、アーム第
2切換制御弁63は、従来装置2と同じように作動し、
アームシリンダの動作速度を増加させる。また、破砕機
を使用中、即ち、破砕機選択スイッチ77がオンで予備
リモコン弁70が操作されてパイロット油圧が油路71
又は72に現れているときは開閉弁86は遮断状態にあ
る。従って、このときはアーム第2切換制御弁63は状
態イにあり、第1油圧ポンプからの圧油はセンタ油路6
2から分岐した油路67をを流れ、ロジック弁68を介
して第1予備切換弁53の入力ポートに合流する。
【0025】実施形態1の構成によれば、破砕機使用中
は第1油圧ポンプ61の圧油は常に第1予備切換弁53
の入力ポートに合流するので安定した破砕機の操作がで
きるという効果が得られる。
【0026】図2は本発明の実施形態2の回路構成を示
す図である。図2で、従来装置2又は実施形態1で説明
したと同じ構成要素については同じ番号を付して詳細な
説明を省略する。図2において、第2予備切換制御弁9
1が第1油圧ポンプ61のセンタ油路62に、アーム第
2切換制御弁63と並列に接続されている。第2予備切
換制御弁91のパイロットポートには第2予備リモコン
弁92の出力油路93、94が接続され、更にこれらの
油路93、94の間にシャトル弁95が接続されてい
る。シャトル弁95の出力油路96は第2圧力スイッチ
97に接続されている。第2圧力スイッチ97はパイロ
ット圧が作用したときにオフ(開)になる常閉スイッチ
で、圧力スイッチ74、電磁切換弁75のソレノイド、
電源76、破砕機選択スイッチ77と直列に接続され、
電気閉回路78を形成している。
【0027】シャトル弁95の出力油路96からの分岐
油路98は油路79上に設けられたシャトル弁99の一
方の入力側に接続され、シャトル弁99の出力側油路8
2はシャトル弁80の入力ポートに接続されている。ま
た、油路82から分岐した油路100が開閉弁86のパ
イロットポートに接続されている。なお、電磁切換弁7
5の出力油路79と開閉弁86のパイロットポートを接
続する油路87は途中で遮断されている。
【0028】実施形態2は以上の構成により、以下のよ
うに機能する。破砕機を単独操作する場合、即ち第2予
備リモコン弁92を同時に操作しない場合は、第2予備
切換制御弁91の出力油路93、94にはパイロット圧
油は現れず、第2圧力スイッチ97は閉じたままになっ
ている。従って、破砕機選択スイッチ77をオンにし、
予備リモコン弁70を操作すると圧力スイッチ74がオ
ンになり、電気回路78にはソレノイド電流は流れ、電
磁弁78は連通状態になる。
【0029】シャトル弁73からのパイロット油圧は電
磁弁75を介して油路81及び油路79に流れる。油路
79に流れた圧油はシャトル弁99、80を介してアー
ム第2切換制御弁63の閉じ側パイロットポート63a
に流れ、アーム第2切換制御弁63を状態イ、即ち遮断
状態にする。また、シャトル弁99からのパイロット圧
油は油路82、油路100を通って開閉弁86のパイロ
ットポートの流れ、開閉弁86を遮断状態にする。これ
により、アームリモコン弁65の出力油路85とアーム
第2切換制御弁63のパイロットポート63bとの油路
は遮断される。
【0030】一方、油路81に流れたパイロット圧油は
制御弁69のパイロットポートに流れ、制御弁69を連
通状態にし、これによりロジック弁68も連通状態にな
る。従って、第1油圧ポンプ61からの圧油は油路67
を通って、ロジック弁68を通り、第2油圧ポンプ51
のセンタ油路52に合流する。このとき、同時にアーム
リモコン弁65を操作してもアーム第2切換制御弁63
は状態イにあり、第1油圧ポンプ61からの合流は行わ
れるので、安定した破砕機操作が可能になる。
【0031】次に、第2予備リモコン弁を単独操作した
場合について説明する。圧力スイッチ74、破砕機選択
スイッチ77がオフになっているので、電磁弁75は遮
断状態にある。従って、油路81にパイロット圧油は現
れず、制御弁69、ロジック弁68は遮断状態となる。
第1油圧ポンプ62からの圧油は第1予備切換制御弁5
3の入力ポートに合流しない。しかし、第2予備リモコ
ン弁92の出力油路93、94の一方にパイロット圧油
が流れるので、その圧油はシャトル弁95、シャトル弁
99を介して油路82、分岐油路100に流れ、開閉弁
86のパイロットポートに流れ、開閉弁86を遮断状態
にする。
【0032】また、油路82に流れた圧油はシャトル弁
80を介してアーム第2切換制御弁63を状態イに切り
換える。従って、第1油圧ポンプ61の圧油は第2予備
切換制御弁91に流れ、第2予備機の単独使用が可能と
なる。この場合アームの操作をしてもアーム第2切換制
御弁63は状態イを保持し、第2予備機の安定した操作
が可能となる。
【0033】最後に、破砕機と第2予備機とを同時に使
用する場合について説明する。第2予備リモコン弁92
を操作するとパイロット圧油がシャトル弁95を介して
油路96に流れ、第2圧力スイッチ97をオフ(開)に
する。この結果、上記で説明したようにロジック弁68
は遮断状態になる。また、油路79にはパイロット圧油
は流れないが、油路98にパイロット圧油が流れるので
シャトル弁99、シャトル弁80を介してアーム第2切
換制御弁63のパイロットポート63aにパイロット圧
油が流れ、アーム第2切換制御弁63は状態イに切り換
わる。
【0034】また、油路82に流入したパイロット圧油
は油路100を通って開閉弁86のパイロットポートに
流れ、開閉弁86を遮断状態にする。従って、アームリ
モコン弁65の出力油路85とアーム第2切換制御弁6
3のパイロットポート63bとは遮断され、アームリモ
コン弁65を操作をしてもアーム第2切換制御弁の状態
イは変化しない。破砕機と第2予備機の安定した操作が
可能になる。
【0035】以上説明したように、実施形態2は破砕機
と第2予備機の同時使用及び単独使用が可能で、破砕機
の単独使用においては第1及び第2油圧ポンプの作動油
が合流されて高速の作業が可能となる。さらに、上記の
何れの使用においてもアームリモコン弁を操作しても圧
油流量の変化は生じないので安定した操作が可能であ
る。
【0036】以上、この発明の実施形態、実施例を図面
により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限
られるがものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範
囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、破砕機等の予備機の使用中にアーム操作等をし
ても油圧ポンプから送られる作動油の供給量は変化しな
いので破砕機等の安定した操作が可能になるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の回路構成を示す。
【図2】 本発明の実施形態2の回路構成を示す
【図3】 従来回路を示す。
【図4】 破砕機を示す。
【図5】 ブレーカを示す。
【図6】 別の従来回路を示す。
【符号の説明】
51 第2油圧ポンプ 52、62 センタ油路 53 予備切換制御弁(第1予備切換制御
弁) 54 アーム第1切換制御弁 61 第1油圧ポンプ 63 アーム第2切換制御弁 65 アームリモコン弁 68 ロジック弁 69 制御弁 70 予備リモコン弁 77 破砕機選択スイッチ 80 シャトル弁 91 第2予備切換制御弁 95、99 シャトル弁(第1、第2シャトル弁)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1油圧ポンプのセンタ油路にアーム第
    2切換弁と第2予備切換制御弁を並列に接続し、第2油
    圧ポンプのセンタ油路に破砕機又はブレーカ等の作業機
    の油圧シリンダを制御する第1予備切換制御弁及びアー
    ム第1切換制御弁を直列に接続し、前記第1油圧ポンプ
    のセンタ油路の上流から分岐した分岐油路にロジック弁
    を介して第1予備切換制御弁の入力油路に合流させ、該
    第1予備切換制御弁に破砕機を接続し、前記第2予備切
    換制御弁に第2予備作業機を接続し、第2リモコン弁の
    二次圧油路を第1シャトル弁の入力ポートに接続し、該
    第2シャトル弁の出力ポートの一方に接続し、該第2シ
    ャトル弁の他の入力ポートを前記電磁弁の出力ポートに
    接続し、該第2シャトル弁の出力ポートをアーム第2切
    替弁のパイロットポートに接続し、前記二次圧検出装置
    が第2予備リモコン弁の二次圧を検出したときは前記電
    磁弁の出力ポートは油タンクに連通し、破砕機を単独操
    作したときは前記アーム第2切換弁の入出力ポート間の
    油路を遮断し、かつロジック弁の入出力間の油路を連通
    させて第1油圧ポンプの圧油を第2油圧ポンプの圧油に
    合流させ、第2予備作業機を単独又は第1予備作業機と
    併用して操作したときは第1油圧ポンプの圧油を第2予
    備切換制御弁に供給する制御回路を設けたことを特徴と
    する破砕機等を使用可能な建設機械の油圧回路。
  2. 【請求項2】 前記油圧回路において、前記アーム第2
    切換制御弁は中立状態においてセンタ油路を連通させ、
    他の状態では入出力ポート間油路を遮断する切換弁で構
    成し、アームリモコン弁の1側出力油路と前記制御回路
    の出力油路をシャトル弁の両入力ポートに接続し、該シ
    ャトル弁の出力側油路前記アーム第2切換弁の第1パイ
    ロットポートに接続し、前記アームリモコン弁の他側出
    力油路を開閉弁を介して前記アーム第2切換制御弁の第
    2パイロットポートに接続し、前記破砕機又は第2作業
    予備機を操作したときに該開閉弁は油路を遮断するよう
    に構成したことを特徴とする請求項1に記載の破砕機等
    を使用可能な建設機械の油圧回路。
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