JP3271675B2 - バケット脱着装置 - Google Patents
バケット脱着装置Info
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-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F3/00—Dredgers; Soil-shifting machines
- E02F3/04—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
- E02F3/28—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
- E02F3/36—Component parts
- E02F3/3604—Devices to connect tools to arms, booms or the like
- E02F3/3609—Devices to connect tools to arms, booms or the like of the quick acting type, e.g. controlled from the operator seat
- E02F3/3636—Devices to connect tools to arms, booms or the like of the quick acting type, e.g. controlled from the operator seat using two or four movable transversal pins
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
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- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F3/00—Dredgers; Soil-shifting machines
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- E02F3/3663—Devices to connect tools to arms, booms or the like of the quick acting type, e.g. controlled from the operator seat hydraulically-operated
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Shovels (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主として油圧ショベル
など建設機械に装備しているバケット脱着装置によるバ
ケット脱着方法に関する。
など建設機械に装備しているバケット脱着装置によるバ
ケット脱着方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】図１０は、油圧ショベルの側面図であ
る。図において、１は油圧ショベルのフロント部に装着
されている作業アタッチメント、２は作業アタッチメン
ト１のブーム、３はアーム、４はバケット、５はバケッ
トリンク、６はアイドラリンク、７はバケット４の背面
に立設したブラケット、８及び９は連結用のピンであ
る。図１１は、図１０のＡ−Ａより見た断面図である。
図において、１０はアーム３のアーム先端ボス、１１は
バケットリンク５のバケットリンク先端ボス、１２はブ
ラケット７に開穿したアーム先端部取付用ピン穴、１３
はバケットリンク先端部取付用ピン穴、１４及び１５は
ピン８及び９を枢着したときの係止部である。
る。図において、１は油圧ショベルのフロント部に装着
されている作業アタッチメント、２は作業アタッチメン
ト１のブーム、３はアーム、４はバケット、５はバケッ
トリンク、６はアイドラリンク、７はバケット４の背面
に立設したブラケット、８及び９は連結用のピンであ
る。図１１は、図１０のＡ−Ａより見た断面図である。
図において、１０はアーム３のアーム先端ボス、１１は
バケットリンク５のバケットリンク先端ボス、１２はブ
ラケット７に開穿したアーム先端部取付用ピン穴、１３
はバケットリンク先端部取付用ピン穴、１４及び１５は
ピン８及び９を枢着したときの係止部である。
【０００３】図１０及び図１１に示すように、従来技術
のバケット脱着装置ではバケット４の背面にブラケット
７を立設し、そのブラケット７にアーム先端部取付用ピ
ン穴１２とバケットリンク先端部取付用ピン穴１３を互
いに平行に開穿し、作業アタッチメント１のアーム３先
端部及びバケットリンク５先端部と、バケット４のブラ
ケット７とをピン８及び９を介して脱着するようにして
いる。
のバケット脱着装置ではバケット４の背面にブラケット
７を立設し、そのブラケット７にアーム先端部取付用ピ
ン穴１２とバケットリンク先端部取付用ピン穴１３を互
いに平行に開穿し、作業アタッチメント１のアーム３先
端部及びバケットリンク５先端部と、バケット４のブラ
ケット７とをピン８及び９を介して脱着するようにして
いる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】油圧ショベルでは、そ
の作業の種類，作業内容あるいは作業状況に対応して度
々バケットの取付け替えを行う。図１０及び図１１に示
す従来技術ではアーム及びバケットリンクのそれぞれ先
端部とバケットのブラケットにはピンが枢着されている
ので、運転者又は作業者が上記ピンを抜き出して、バケ
ットの取付け替えを行っていた。そのために上記バケッ
トの取付け替え作業に大なる労力と時間を要し、しかも
作業能率が低下していた。そこでバケットの取付け替え
操作を容易かつ短時間に行えるバケット脱着装置が種々
勘案されているが、本発明はバケット脱着装置によるバ
ケット脱着方法を提供する。
の作業の種類，作業内容あるいは作業状況に対応して度
々バケットの取付け替えを行う。図１０及び図１１に示
す従来技術ではアーム及びバケットリンクのそれぞれ先
端部とバケットのブラケットにはピンが枢着されている
ので、運転者又は作業者が上記ピンを抜き出して、バケ
ットの取付け替えを行っていた。そのために上記バケッ
トの取付け替え作業に大なる労力と時間を要し、しかも
作業能率が低下していた。そこでバケットの取付け替え
操作を容易かつ短時間に行えるバケット脱着装置が種々
勘案されているが、本発明はバケット脱着装置によるバ
ケット脱着方法を提供する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】バケット背面部のブラケ
ットの相対する内面部に設けられ、その軸心にアーム先
端部取付用ピン穴とバケットリンク先端部取付用ピン穴
が穿設されたボス部と、アーム先端部及びバケットリン
ク先端部のそれぞれに設けられたボス内部に、左右に分
離され、前記それぞれのボス内部からボスの軸心方向に
突出、引込作動するように設けられたピストンピンと、
前記アーム先端部取付用ピン穴とバケットリンク先端部
取付用ピン穴との穴芯間距離と、前記アーム先端部とバ
ケットリンク先端部のボスの軸心間距離とを同寸とする
ように、前記アーム先端部のピストンピンの軸心周り
と、前記バケットリンク先端部のピストンピンの軸心周
りにそれぞれに対して揺動自在に枢着された枠体と、を
有し、前記枠体には、前記ボス部に当接することで、前
記ピストンピンの軸心と、前記アーム先端部取付用ピン
穴或いはバケットリンク先端部取付用ピン穴の軸心とを
略一致させるガイドが設け、また前記ガイドは、前記ボ
ス部の外周の半径と略同寸の半径の略半円の円弧形状を
有するものとした。また、前記枠体には、前記アーム先
端部及びバケットリンク先端部それぞれのピストンピン
が突出、引込移動可能なピストンピン穴が設けられてい
る。これにより、取外しているバケットを作業アタッチ
メントの先端部に装備した上記バケット脱着装置に取付
ける時、枠体の内側にすべてのピストンピンを引込め
て、枠体のアーム先端部側ボスだけをバケットのブラケ
ットの相対するアーム先端部取付用ピン穴側のボス部の
内面側に挿入し、枠体の円弧状のガイドを上記ボス部に
当接させた状態にして、アーム先端部のボス内部のピス
トンピンをバケットのアーム先端部取付用ピン穴に突出
嵌挿せしめ、次ぎに作業アタッチメントを操作してバケ
ットをつり上げ、地切りして垂下せしめ、その状態にお
いてバケットシリンダを伸長作動せしめて枠体を前方に
回動し、枠体のガイドがバケットのバケットリンク先端
部取付用ピン穴側ボス部に当接させる。この時点でバケ
ットリンク先端部のボス内部のピストンピンをバケット
のバケットリンク先端部取付用ピン穴に突出嵌挿するよ
うにした。
ットの相対する内面部に設けられ、その軸心にアーム先
端部取付用ピン穴とバケットリンク先端部取付用ピン穴
が穿設されたボス部と、アーム先端部及びバケットリン
ク先端部のそれぞれに設けられたボス内部に、左右に分
離され、前記それぞれのボス内部からボスの軸心方向に
突出、引込作動するように設けられたピストンピンと、
前記アーム先端部取付用ピン穴とバケットリンク先端部
取付用ピン穴との穴芯間距離と、前記アーム先端部とバ
ケットリンク先端部のボスの軸心間距離とを同寸とする
ように、前記アーム先端部のピストンピンの軸心周り
と、前記バケットリンク先端部のピストンピンの軸心周
りにそれぞれに対して揺動自在に枢着された枠体と、を
有し、前記枠体には、前記ボス部に当接することで、前
記ピストンピンの軸心と、前記アーム先端部取付用ピン
穴或いはバケットリンク先端部取付用ピン穴の軸心とを
略一致させるガイドが設け、また前記ガイドは、前記ボ
ス部の外周の半径と略同寸の半径の略半円の円弧形状を
有するものとした。また、前記枠体には、前記アーム先
端部及びバケットリンク先端部それぞれのピストンピン
が突出、引込移動可能なピストンピン穴が設けられてい
る。これにより、取外しているバケットを作業アタッチ
メントの先端部に装備した上記バケット脱着装置に取付
ける時、枠体の内側にすべてのピストンピンを引込め
て、枠体のアーム先端部側ボスだけをバケットのブラケ
ットの相対するアーム先端部取付用ピン穴側のボス部の
内面側に挿入し、枠体の円弧状のガイドを上記ボス部に
当接させた状態にして、アーム先端部のボス内部のピス
トンピンをバケットのアーム先端部取付用ピン穴に突出
嵌挿せしめ、次ぎに作業アタッチメントを操作してバケ
ットをつり上げ、地切りして垂下せしめ、その状態にお
いてバケットシリンダを伸長作動せしめて枠体を前方に
回動し、枠体のガイドがバケットのバケットリンク先端
部取付用ピン穴側ボス部に当接させる。この時点でバケ
ットリンク先端部のボス内部のピストンピンをバケット
のバケットリンク先端部取付用ピン穴に突出嵌挿するよ
うにした。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図１は、油圧ショベルの作業アタッチメン
ト１’先端部に装備した本発明のバケット脱着装置４１
を用いて、バケット４’の取付けを開始しようとする状
態を示す要部側面図である。図において、３’は作業ア
タッチメント１’のアーム、５’はバケットリンク、
６’はアイドラリンク、４２はバケットシリンダ、７’
はバケット４’の背面に立設したブラケット、１２’は
ブラケット７’に開穿したアーム先端部取付用ピン穴、
１６はアーム先端部取付用ピン穴１２’のボス部、１
３’はバケットリンク先端部取付用ピン穴、１７はバケ
ットリンク先端部取付用ピン穴１３’のボス部、３２は
バケット脱着装置４１の枠体、４４，４５はそれぞれ枠
体３２のピストンピン穴、４６は円弧状のガイド、ｒは
ガイド４６の円弧半径、ｒ’はボス部（１６）外周の半
径、寸法ｐは枠体３２のピストンピン穴４４−４５間の
距離であってそれはバケット４’のピン穴１２’−１
３’間の距離に等しい。
に説明する。図１は、油圧ショベルの作業アタッチメン
ト１’先端部に装備した本発明のバケット脱着装置４１
を用いて、バケット４’の取付けを開始しようとする状
態を示す要部側面図である。図において、３’は作業ア
タッチメント１’のアーム、５’はバケットリンク、
６’はアイドラリンク、４２はバケットシリンダ、７’
はバケット４’の背面に立設したブラケット、１２’は
ブラケット７’に開穿したアーム先端部取付用ピン穴、
１６はアーム先端部取付用ピン穴１２’のボス部、１
３’はバケットリンク先端部取付用ピン穴、１７はバケ
ットリンク先端部取付用ピン穴１３’のボス部、３２は
バケット脱着装置４１の枠体、４４，４５はそれぞれ枠
体３２のピストンピン穴、４６は円弧状のガイド、ｒは
ガイド４６の円弧半径、ｒ’はボス部（１６）外周の半
径、寸法ｐは枠体３２のピストンピン穴４４−４５間の
距離であってそれはバケット４’のピン穴１２’−１
３’間の距離に等しい。
【０００７】図２は、図１のＢより見た枠体３２の平面
図である。枠体３２はブラケット体４７と４８を組付け
て一体形の枠体（３２）に形成されている。３４及び４
９は連結板部、４０Ｌ，４０Ｒはバケット４’のボス１
７に対する左右の位置決めガイド板である。図３は、枠
体３２の組立構成を示す平面図である。図において、５
０は締付ボルト、５１は座金である。図４は、図２のＣ
より見た側面図である。図５は、図２のＤより見た側面
図である。
図である。枠体３２はブラケット体４７と４８を組付け
て一体形の枠体（３２）に形成されている。３４及び４
９は連結板部、４０Ｌ，４０Ｒはバケット４’のボス１
７に対する左右の位置決めガイド板である。図３は、枠
体３２の組立構成を示す平面図である。図において、５
０は締付ボルト、５１は座金である。図４は、図２のＣ
より見た側面図である。図５は、図２のＤより見た側面
図である。
【０００８】図６は、本発明のバケット脱着装置４１の
断面とそのバケット脱着装置４１を作動せしめる油圧回
路を示す図である。図において、１８はアーム先端ボ
ス、１９はバケットリンク先端ボス、２０はアーム先端
ボス１８及びバケットリンク先端ボス１９のそれぞれ左
右両端部に嵌挿されているピストンピン、２１はブッシ
ュ、２２はシール部材、２３はＯリング、２４はピスト
ンピン２０の基部外周に嵌着されているシール部材、２
５，２５’は上記両ボス１８，１９内部のそれぞればね
室、２６はばね、２７，２７’はそれぞれピストンピン
用油室、２８はピストンピン２０のストッパ部、２９Ｌ
及び２９Ｒはアーム先端ボス１８に開穿され左右のピス
トンピン用油室２７に通じる油圧用のポート、３０Ｌ及
び３０Ｒはバケットリンク先端ボス１９に開穿され左右
のピストンピン用油室２７’に通じる油圧用のポート、
３１，３１’はそれぞれ上記両ボス１８，１９のばね室
２５，２５’に通じる油圧用のポート、３２は枠体、３
３Ｌ及び３３Ｒは枠体３２の左右のプレート、３５，３
６，３７はそれぞれ電磁切換弁、３８は油圧源、３９は
油タンクである。なおバケット４’は掘削作業とローデ
ィング作業に反転取付け替えして使用されるので、アー
ム先端部取付用ピン穴１２’とバケットリンク先端部取
付用ピン穴１３’の内径は同寸法φＤに設定されてい
る。したがってピストンピン２０の直径を上記両ピン穴
１２’及び１３’の径（φｄ）と同寸に設定し、上記両
ボス１８及び１９を枠体３２にて連結して両ボス１８と
１９の軸心間距離ｐをバケット４’の上記両ピン穴１
２’と１３’の穴心間距離ｐと同寸に設定している。な
お、図７，図８，及び図９はバケット４’を取付けると
きのバケット脱着装置４１の操作状態を示す要部側面図
である。
断面とそのバケット脱着装置４１を作動せしめる油圧回
路を示す図である。図において、１８はアーム先端ボ
ス、１９はバケットリンク先端ボス、２０はアーム先端
ボス１８及びバケットリンク先端ボス１９のそれぞれ左
右両端部に嵌挿されているピストンピン、２１はブッシ
ュ、２２はシール部材、２３はＯリング、２４はピスト
ンピン２０の基部外周に嵌着されているシール部材、２
５，２５’は上記両ボス１８，１９内部のそれぞればね
室、２６はばね、２７，２７’はそれぞれピストンピン
用油室、２８はピストンピン２０のストッパ部、２９Ｌ
及び２９Ｒはアーム先端ボス１８に開穿され左右のピス
トンピン用油室２７に通じる油圧用のポート、３０Ｌ及
び３０Ｒはバケットリンク先端ボス１９に開穿され左右
のピストンピン用油室２７’に通じる油圧用のポート、
３１，３１’はそれぞれ上記両ボス１８，１９のばね室
２５，２５’に通じる油圧用のポート、３２は枠体、３
３Ｌ及び３３Ｒは枠体３２の左右のプレート、３５，３
６，３７はそれぞれ電磁切換弁、３８は油圧源、３９は
油タンクである。なおバケット４’は掘削作業とローデ
ィング作業に反転取付け替えして使用されるので、アー
ム先端部取付用ピン穴１２’とバケットリンク先端部取
付用ピン穴１３’の内径は同寸法φＤに設定されてい
る。したがってピストンピン２０の直径を上記両ピン穴
１２’及び１３’の径（φｄ）と同寸に設定し、上記両
ボス１８及び１９を枠体３２にて連結して両ボス１８と
１９の軸心間距離ｐをバケット４’の上記両ピン穴１
２’と１３’の穴心間距離ｐと同寸に設定している。な
お、図７，図８，及び図９はバケット４’を取付けると
きのバケット脱着装置４１の操作状態を示す要部側面図
である。
【０００９】次に、本発明のバケット脱着装置４１によ
るバケット脱着方法について説明する。図１に示す状態
の作業アタッチメント１’の先端部に、バケット４’を
取付ける場合について述べる。バケット脱着装置４１で
は、アーム先端ボス（１８）側における枠体３２のプレ
ート３３Ｌ（図２及び図５に示す），３３Ｒ（図２及び
図４に示す）のそれぞれ外側面部に、ピストンピン穴４
４の穴心０（図１，図４及び図５に示す）を中心とし
て、略半円にわたる円弧状のガイト４６を設け、そのガ
イド４６の円弧半径ｒを、バケット４’のブラケット
（７’）内面側のボス部（１６）外周の半径ｒ’と略同
寸に設定されている。ここでまず、スイッチ（図示しな
い）操作によりすべての電磁切換弁３５，３６，３７を
通電させる。電磁切換弁３５，３６，３７の切換位置
は、図６に示すようにそれぞれイ位置，ロ位置，ハ位置
となる。この場合には、ばね室３１，３１’がそれぞれ
電磁切換弁３５，３６のタンク連通油路位置イ，ロを介
して油タンク３９に通じている。そこで油圧源３８から
の圧油は、電磁切換弁３７の開通油路位置ハを介して、
すべてのピストンピン用油室２７，２７’に送油され
る。すべてのピストンピン２０はばね２６のばね力に抗
して内側へ引込作動し、そのピストンピン２０の先端が
枠体３２の左右のプレート３３Ｌ，３３Ｒのそれぞれ外
側面より内側に引込められる。
るバケット脱着方法について説明する。図１に示す状態
の作業アタッチメント１’の先端部に、バケット４’を
取付ける場合について述べる。バケット脱着装置４１で
は、アーム先端ボス（１８）側における枠体３２のプレ
ート３３Ｌ（図２及び図５に示す），３３Ｒ（図２及び
図４に示す）のそれぞれ外側面部に、ピストンピン穴４
４の穴心０（図１，図４及び図５に示す）を中心とし
て、略半円にわたる円弧状のガイト４６を設け、そのガ
イド４６の円弧半径ｒを、バケット４’のブラケット
（７’）内面側のボス部（１６）外周の半径ｒ’と略同
寸に設定されている。ここでまず、スイッチ（図示しな
い）操作によりすべての電磁切換弁３５，３６，３７を
通電させる。電磁切換弁３５，３６，３７の切換位置
は、図６に示すようにそれぞれイ位置，ロ位置，ハ位置
となる。この場合には、ばね室３１，３１’がそれぞれ
電磁切換弁３５，３６のタンク連通油路位置イ，ロを介
して油タンク３９に通じている。そこで油圧源３８から
の圧油は、電磁切換弁３７の開通油路位置ハを介して、
すべてのピストンピン用油室２７，２７’に送油され
る。すべてのピストンピン２０はばね２６のばね力に抗
して内側へ引込作動し、そのピストンピン２０の先端が
枠体３２の左右のプレート３３Ｌ，３３Ｒのそれぞれ外
側面より内側に引込められる。
【００１０】次に、バケット４’取付けの方法の第１段
階について述べる。運転者は、図１に示す作業アタッチ
メント１’を操作して、バケット４’のブラケット７’
の相対するボス部１６の内面側に、枠体３２のアーム先
端ボス（１８）側だけを挿入してゆく。この場合には、
枠体３２のバケットリンク先端ボス（１９）側は、バケ
ット４’のブラケット７’の内面側に挿入させない。こ
の操作により、枠体３２のガイド（４６） 内周面がバ
ケット４’のブラケット７’のボス部（１６）外周面の
半周にわたって図７のように面接触する。上記ガイド４
６の円弧半径ｒは、バケット４’のブラケット（７’）
内面側のボス部（１６）外周の半径ｒ’と同寸に設定し
ているので、枠体３２のピストンピン穴４４の穴心０
と、バケット４’のアーム先端部取付用ピン穴１２’の
穴心０’（図１に示す）は必然的に同心となる。そこで
電磁切換弁３６だけを、ロ位置よりニ位置に切換える。
この操作を行うと、バケットリンク先端ボス１９内部の
ピストンピン２０は引込状態のままであるが、アーム先
端ボス１８内部のピストンピン２０は突出作動し、その
突出した先端側をバケット４’のアーム先端ボス取付用
ピン穴１２’に確実に嵌挿することができる。
階について述べる。運転者は、図１に示す作業アタッチ
メント１’を操作して、バケット４’のブラケット７’
の相対するボス部１６の内面側に、枠体３２のアーム先
端ボス（１８）側だけを挿入してゆく。この場合には、
枠体３２のバケットリンク先端ボス（１９）側は、バケ
ット４’のブラケット７’の内面側に挿入させない。こ
の操作により、枠体３２のガイド（４６） 内周面がバ
ケット４’のブラケット７’のボス部（１６）外周面の
半周にわたって図７のように面接触する。上記ガイド４
６の円弧半径ｒは、バケット４’のブラケット（７’）
内面側のボス部（１６）外周の半径ｒ’と同寸に設定し
ているので、枠体３２のピストンピン穴４４の穴心０
と、バケット４’のアーム先端部取付用ピン穴１２’の
穴心０’（図１に示す）は必然的に同心となる。そこで
電磁切換弁３６だけを、ロ位置よりニ位置に切換える。
この操作を行うと、バケットリンク先端ボス１９内部の
ピストンピン２０は引込状態のままであるが、アーム先
端ボス１８内部のピストンピン２０は突出作動し、その
突出した先端側をバケット４’のアーム先端ボス取付用
ピン穴１２’に確実に嵌挿することができる。
【００１１】次に、バケット４’取付けの方法の第２段
階について述べる。アーム先端ボス１８と、バケット
４’のアーム先端部取付用ボス部１６とを連結した状態
で作業アタッチメント１’を操作して、バケット４’を
つり上げる。バケット４’は、図８のように地切りして
垂下される。そこでバケットシリンダ４２を伸長作動し
て枠体３２を前方に回動せしめ、枠体３２の位置決めガ
イド板４０Ｌ，４０Ｒの下面をバケット４’のバケット
リンク先端部取付用ボス部１７の外周面に当接させる。
この時点で、バケット４’のバケットリンク先端ボス取
付用ピン穴１３’の穴心と、枠体３２のピストンピン穴
４５の穴心は必然的に同心となる。そこで電磁切換弁３
５，３７をそれぞれホ位置，ヘ位置に切換えることによ
り、枠体３２のバケットリンク先端ボス１９内のピスト
ンピン２０は、バケット４’のバケットリンク先端ボス
取付用ピン穴１３’に対して突出嵌挿し、図９のように
バケット４’を取付けることとができる。上記のように
バケット（４’）取付けの方法を第１段階と第２段階に
わけて操作するので、バケット４’のピン穴１２’と１
３’に対して、バケット脱着装置４１のピストンピン２
０を容易かつ確実に嵌挿し、短時間にバケット４’を取
付けることができる。なお取付けているバケット４’を
取外すときには、上記取付けの方法の場合と逆の操作を
行えばよい。
階について述べる。アーム先端ボス１８と、バケット
４’のアーム先端部取付用ボス部１６とを連結した状態
で作業アタッチメント１’を操作して、バケット４’を
つり上げる。バケット４’は、図８のように地切りして
垂下される。そこでバケットシリンダ４２を伸長作動し
て枠体３２を前方に回動せしめ、枠体３２の位置決めガ
イド板４０Ｌ，４０Ｒの下面をバケット４’のバケット
リンク先端部取付用ボス部１７の外周面に当接させる。
この時点で、バケット４’のバケットリンク先端ボス取
付用ピン穴１３’の穴心と、枠体３２のピストンピン穴
４５の穴心は必然的に同心となる。そこで電磁切換弁３
５，３７をそれぞれホ位置，ヘ位置に切換えることによ
り、枠体３２のバケットリンク先端ボス１９内のピスト
ンピン２０は、バケット４’のバケットリンク先端ボス
取付用ピン穴１３’に対して突出嵌挿し、図９のように
バケット４’を取付けることとができる。上記のように
バケット（４’）取付けの方法を第１段階と第２段階に
わけて操作するので、バケット４’のピン穴１２’と１
３’に対して、バケット脱着装置４１のピストンピン２
０を容易かつ確実に嵌挿し、短時間にバケット４’を取
付けることができる。なお取付けているバケット４’を
取外すときには、上記取付けの方法の場合と逆の操作を
行えばよい。
【００１２】
【発明の効果】本発明のバケット脱着方法では、取外し
ているバケットを取付けるとき第１段階としてバケット
脱着装置の枠体のアーム先端ボス側と、バケットのアー
ム先端部取付用ボス部を連結し、第２段階として上記バ
ケットを地切りしてつり上げ、枠体を前方へ回動せしめ
て枠体のバケットリンク先端ボス側と、バケットのバケ
ットリンク先端部取付用ボス部を連結するようにした。
すなわち上記取付けの方法の第１段階として、バケット
脱着装置内のピストンピンを引込め、作業アタッチメン
トを操作して、枠体のアーム先端ボス側だけをバケット
のブラケットのアーム先端部取付用ボス部の内面側に挿
入させてゆく。この操作により、枠体のガイド内周面が
バケットのアーム先端部取付用ボス部の外周面の半周に
わたって面接触する。上記ガイドの円弧半径はアーム先
端部取付用ボス部外周の半径と同寸に設定しているの
で、枠体のピストンピン穴の穴心と、バケットのアーム
先端部取付用ピン穴の穴心は必然的に同心となる。そこ
でアーム先端ボス内のピストンピンを突出操作すること
により、バケットのアーム先端ボス取付用ピン穴に対し
てピストンピンを容易かつ確実に嵌挿させることができ
る。また第２段階としてまず作業アタッチメント先端部
を上方に操作してバケットをつり上げ、バケットリンク
先端ボス側のピストンピンが嵌合しやすいように垂下状
態にすることができる。そこで第２段階として、バケッ
トシリンダを伸長作動して枠体を前方に回動せしめ、バ
ケットのバケットリンク先端ボス取付用ピン穴に対し
て、バケットリンク先端ボス内のピストンピンを嵌挿さ
せることができる。したがって本発明のバケット脱着方
法では労力や微調整などを不要とし、バケットを作業ア
タッチメント先端部に対して容易かつ確実に脱着するこ
とができる。
ているバケットを取付けるとき第１段階としてバケット
脱着装置の枠体のアーム先端ボス側と、バケットのアー
ム先端部取付用ボス部を連結し、第２段階として上記バ
ケットを地切りしてつり上げ、枠体を前方へ回動せしめ
て枠体のバケットリンク先端ボス側と、バケットのバケ
ットリンク先端部取付用ボス部を連結するようにした。
すなわち上記取付けの方法の第１段階として、バケット
脱着装置内のピストンピンを引込め、作業アタッチメン
トを操作して、枠体のアーム先端ボス側だけをバケット
のブラケットのアーム先端部取付用ボス部の内面側に挿
入させてゆく。この操作により、枠体のガイド内周面が
バケットのアーム先端部取付用ボス部の外周面の半周に
わたって面接触する。上記ガイドの円弧半径はアーム先
端部取付用ボス部外周の半径と同寸に設定しているの
で、枠体のピストンピン穴の穴心と、バケットのアーム
先端部取付用ピン穴の穴心は必然的に同心となる。そこ
でアーム先端ボス内のピストンピンを突出操作すること
により、バケットのアーム先端ボス取付用ピン穴に対し
てピストンピンを容易かつ確実に嵌挿させることができ
る。また第２段階としてまず作業アタッチメント先端部
を上方に操作してバケットをつり上げ、バケットリンク
先端ボス側のピストンピンが嵌合しやすいように垂下状
態にすることができる。そこで第２段階として、バケッ
トシリンダを伸長作動して枠体を前方に回動せしめ、バ
ケットのバケットリンク先端ボス取付用ピン穴に対し
て、バケットリンク先端ボス内のピストンピンを嵌挿さ
せることができる。したがって本発明のバケット脱着方
法では労力や微調整などを不要とし、バケットを作業ア
タッチメント先端部に対して容易かつ確実に脱着するこ
とができる。
【図１】本発明のバケット脱着装置を用いてバケットの
取付けを開始しようとする状態を示す要部側面図であ
る。
取付けを開始しようとする状態を示す要部側面図であ
る。
【図２】図１のＢより見た枠体の平面図である。
【図３】本発明における枠体の組立構成を示す平面図で
ある。
ある。
【図４】図２のＣより見た側面図である。
【図５】図２のＤより見た側面図である。
【図６】本発明のバケット脱着装置の断面とそのバケッ
ト脱着装置を作動せしめる油圧回路を示す図である。
ト脱着装置を作動せしめる油圧回路を示す図である。
【図７】本発明のバケット脱着装置の操作状態を示す要
部側面図である。
部側面図である。
【図８】本発明のバケット脱着装置の操作状態を示す要
部側面図である。
部側面図である。
【図９】本発明のバケット脱着装置の操作状態を示す要
部側面図である。
部側面図である。
【図１０】油圧ショベルの側面図である。
【図１１】図７のＡ−Ａより見た従来技術を示す断面図
である。
である。
１，１’ 作業アタッチメント ３，３’ アーム ４，４’ バケット ５，５’ バケットリンク １１，１９ バケットリンク先端ボス １２，１２’，１３，１３’ ピン穴 １６，１７ ボス部 ２０ ピストンピン ３２ 枠体 ４０Ｌ，４０Ｒ 位置決めガイド板 ４６ ガイド
Claims (3)
- 【請求項１】 バケット背面部のブラケットの相対する
内面部に設けられ、その軸心にアーム先端部取付用ピン
穴とバケットリンク先端部取付用ピン穴が穿設されたボ
ス部と、 アーム先端部及びバケットリンク先端部のそれぞれに設
けられたボス内部に、左右に分離され、前記それぞれの
ボス内部からボスの軸心方向に突出、引込作動するよう
に設けられたピストンピンと、 前記アーム先端部取付用ピン穴とバケットリンク先端部
取付用ピン穴との穴芯間距離と、前記アーム先端部とバ
ケットリンク先端部のボスの軸心間距離とを同寸とする
ように、前記アーム先端部のピストンピンの軸心周り
と、前記バケットリンク先端部のピストンピンの軸心周
りにそれぞれに対して揺動自在に枢着された枠体と、を
有し、 前記枠体には、前記ボス部に当接することで、前記ピス
トンピンの軸心と、前記アーム先端部取付用ピン穴或い
はバケットリンク先端部取付用ピン穴の軸心とを略一致
させるガイドが設けられたことを特徴とするバケット脱
着装置。 - 【請求項２】 前記ガイドは、前記ボス部の外周の半径
と略同寸の半径の略半円の円弧形状を有することを特徴
とする請求項１記載のバケット脱着装置。 - 【請求項３】 前記枠体には、前記アーム先端部及びバ
ケットリンク先端部それぞれのピストンピンが突出、引
込移動可能なピストンピン穴が設けられたことを特徴と
する請求項１或いは２記載のバケット脱着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28375592A JP3271675B2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | バケット脱着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28375592A JP3271675B2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | バケット脱着装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06108489A JPH06108489A (ja) | 1994-04-19 |
| JP3271675B2 true JP3271675B2 (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=17669696
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28375592A Expired - Fee Related JP3271675B2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | バケット脱着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3271675B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000248580A (ja) * | 1999-03-01 | 2000-09-12 | Sumitomo Constr Mach Co Ltd | クラムシェルバケット等の作業具連結装置 |
| DE29909329U1 (de) * | 1999-05-28 | 1999-08-12 | Liebherr-Hydraulikbagger GmbH, 88457 Kirchdorf | Schnellkupplung für Baggerwerkzeuge |
| US8539699B2 (en) | 2006-01-13 | 2013-09-24 | John R. Ramun | Modular system for connecting attachments to a construction machine |
| CN110241875A (zh) * | 2019-07-04 | 2019-09-17 | 山重建机有限公司 | 一种挖掘机液压快换装置 |
-
1992
- 1992-09-28 JP JP28375592A patent/JP3271675B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06108489A (ja) | 1994-04-19 |
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