JP2598446Y2 - 灰溶融炉における出滓口堰レンガ - Google Patents

灰溶融炉における出滓口堰レンガ

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JP2598446Y2
JP2598446Y2 JP1993035639U JP3563993U JP2598446Y2 JP 2598446 Y2 JP2598446 Y2 JP 2598446Y2 JP 1993035639 U JP1993035639 U JP 1993035639U JP 3563993 U JP3563993 U JP 3563993U JP 2598446 Y2 JP2598446 Y2 JP 2598446Y2
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健一 松原
春雄 岡田
▲紘▼一郎 金藤
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Shinagawa Refractories Co Ltd
Daido Steel Co Ltd
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Shinagawa Refractories Co Ltd
Daido Steel Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は灰溶融炉における出滓口
堰レンガに関する。例えば都市ごみ焼却灰の処理に灰溶
融炉が利用されている。灰溶融炉では灰を加熱溶融し、
その溶融スラグを出滓口から排出した後、固化するが、
その出滓口には堰レンガが嵌め込まれている。本考案は
かかる出滓口堰レンガの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような出滓口堰レンガとし
て、中央部が両側部よりも低位に形成された断面略凹状
の一体成形物が使用されている。ところがかかる従来の
出滓口堰レンガには、形状的にこれをプレス成形するの
が難しく、したがって手打ちにより成形されているた
め、緻密性に劣り、溶融スラグによって浸食され易いと
いう欠点がある。なかでもその性質上、両側部よりも低
位に形成された中央部の浸食が激しい。また周囲の炉体
の熱膨張に起因して曲げモーメントが働くため、中央部
に亀裂が入り易いという欠点がある。この亀裂に溶融ス
ラグが入り込むと、短期間に損傷してしまう。更に亀裂
発生により迫り出し或は脱落の危険性もある。従来の出
滓口堰レンガでは、耐用寿命が短く、そのため厄介な一
括取替作業をしばしば強いられるのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する課題は、従来の出滓口堰レンガでは、耐用寿命が短
い点である。
【0004】
【課題を解決するための手段】しかして本考案は、中央
部が両側部よりも低位に形成された灰溶融炉における出
滓口堰レンガであって、中央部を構成する1個の低位部
レンガとこれに接合して両側部を構成する各1個の高位
部レンガとの合計3個のレンガで形成されており、該低
位部レンガが該高位部レンガよりも外側に突出して成る
ことを特徴とする灰溶融炉における出滓口堰レンガに係
る。
【0005】本考案に係る出滓口堰レンガは、中央部が
両側部よりも低位に形成されており、中央部を構成する
1個の低位部レンガとこれに接合して両側部を構成する
各1個の高位部レンガとの合計3個のレンガで形成され
ている。出滓口堰レンガは全体として断面略凹状に形成
されているのである。そして中央部を構成する低位部レ
ンガは両側部を構成する高位部レンガよりも外側に突出
されている。中央の低位部レンガは両側の高位部レンガ
よりも溶融スラグ排出方向に突出されているのである。
【0006】
【作用】出滓口堰レンガを構成する合計3個のレンガ
は、従来のようにこれらが一体の大型レンガを作製する
場合に比べて形状的にプレス成形し易く、したがって緻
密性に優れるため、従来の出滓口堰レンガに比べて溶融
スラグによる侵食を受け難い。またその構造上、両側の
高位部レンガに比べれば中央の低位部レンガは侵食を受
け易く、特に該低位部レンガの外側端部が侵食を受け易
いが、予めこれを見込んで、該低位部レンガは該高位部
レンガよりも外側に突出されている。しかも出滓口堰レ
ンガは3分割されており、周囲の炉体の熱膨張に起因す
る曲げモーメントや該出滓口堰レンガ内外の温度差によ
る熱応力が中央の低位部レンガに働き難くなるため、該
低位部レンガに亀裂が入ることもない。本考案の出滓口
堰レンガは、これらが相まって、耐用寿命が長いのであ
る。
【0007】その耐用寿命をより長くするためには、そ
の性質上、最も侵食を受け易い低位部レンガを保護又は
強化するのが有効であり、これを保護する意味で少なく
とも低位部レンガの下面に冷却可能な金属製ケースを設
置して低温保持するのが好ましく、また材質上から低位
部レンガを強化する意味でAl23−SiC−C系のレ
ンガを用いるのが好ましい。このレンガは緻密であり且
つ耐食性に優れるという特性を有する。
【0008】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示す正面図、図2
は図1と同じ一実施例を示す平面図である。出滓口堰レ
ンガ10は、中央部が両側部よりも低位に形成されてお
り、中央部を構成する1個の低位部レンガ11とこれに
接合して両側部を構成する各1個の高位部レンガ21,
31との合計3個のレンガで形成されている。平面台形
で直方体様の低位部レンガ11を挟み平面台形で直方体
様の高位部レンガ21,31が対照に配置されており、
低位部レンガ11の左側面11aに高位部レンガ21の
下部右側面21aが、また低位部レンガ11の右側面1
1bに高位部レンガ31の下部左側面31aがそれぞれ
接合されていて、高位部レンガ21の上部右側面21b
及び高位部レンガ31の上部左側面31bは低位部レン
ガ11に向かって下降する傾斜面に形成されている。出
滓口堰レンガ10は全体として断面略凹状に形成されて
いるのである。
【0009】そして中央部を構成する低位部レンガ11
は両側部を構成する高位部レンガ21,31よりも外側
に突出されている。図2において、上方は炉内側、また
下方は炉外側であり、したがって中央の低位部レンガ1
1は両側の高位部レンガ21,31よりも溶融スラグ排
出方向に突出されているのである。
【0010】図3は本考案の他の一実施例を示す縦断面
図である。中央部を構成する1個の低位部レンガ12と
これに接合して両側部を構成する各1個の高位部レンガ
22,32との相互関係は図1及び図2に示した出滓口
堰レンガ10の場合とほぼ同様になっているが、図3に
示した出滓口堰レンガ20では、中央部を構成する低位
部レンガ12の全下面及び両側部を構成する高位部レン
ガ22,32の一部下面に亘って内部を冷却する金属製
ケース41が設置されている。
【0011】図示を省略するが、出滓口堰レンガ10,
20は、これらを灰溶融炉の出滓口部に嵌め込んだ状態
において、炉体を形成するレンガ等の耐火材や補助レン
ガで保持される。
【0012】
【考案の効果】既に明らかなように、以上説明した本考
案には、耐用寿命が長い、具体的には従来の一体成形物
に比べて耐用寿命が3倍以上になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す正面図。
【図2】図1と同じ一実施例を示す平面図。
【図3】本考案の他の一実施例を示す縦断面図。
【符号の説明】
10,20・・・出滓口堰レンガ、11,12・・・低
位部レンガ、21,22,31,32・・・高位部レン
ガ、41・・・金属製ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−92125(JP,U) 実開 平5−27596(JP,U) 実開 平5−34422(JP,U) 実開 平1−61531(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23J 1/08 F27D 1/04

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部が両側部よりも低位に形成された
    灰溶融炉における出滓口堰レンガであって、中央部を構
    成する1個の低位部レンガとこれに接合して両側部を構
    成する各1個の高位部レンガとの合計3個のレンガで形
    成されており、該低位部レンガが該高位部レンガよりも
    外側に突出して成ることを特徴とする灰溶融炉における
    出滓口堰レンガ。
  2. 【請求項2】 少なくとも低位部レンガの下面に冷却可
    能な金属製ケースが設置された請求項1記載の灰溶融炉
    における出滓口堰レンガ。
  3. 【請求項3】 低位部レンガがAl23−SiC−C系
    のレンガである請求項1又は2記載の灰溶融炉における
    出滓口堰レンガ。
JP1993035639U 1993-06-03 1993-06-03 灰溶融炉における出滓口堰レンガ Expired - Fee Related JP2598446Y2 (ja)

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JPH0492125U (ja) * 1990-11-29 1992-08-11
JP2599145Y2 (ja) * 1991-09-19 1999-08-30 大同特殊鋼株式会社 廃棄物溶融処理炉
JPH0534422U (ja) * 1991-10-14 1993-05-07 日立造船株式会社 溶融炉の排滓口

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