JP2550410Y2 - スピニングリール - Google Patents

スピニングリール

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JP2550410Y2
JP2550410Y2 JP8941391U JP8941391U JP2550410Y2 JP 2550410 Y2 JP2550410 Y2 JP 2550410Y2 JP 8941391 U JP8941391 U JP 8941391U JP 8941391 U JP8941391 U JP 8941391U JP 2550410 Y2 JP2550410 Y2 JP 2550410Y2
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順一 戸田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スプール、ロータ、ハ
ンドル夫々を備えたリール本体の上部に、上方に向かう
姿勢のアーム部を介して該リール本体を釣り竿に装着す
る脚部を備えて成るスピニングリールに関し、詳しく
は、リール本体に備えられる銘版等の外装材の取り付け
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スピニングリールにおける外装材
として銘版を挙げると、現在市販されているものでは、
この銘版をアルミニューム合金等の金属で製作し、リー
ル本体の後面にビス等で取り付けることにより、オシレ
ーティング機構の螺軸の軸受け部のカバーに兼用したも
のが存在する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ここで、スピニングリ
ールのリール本体の構造について考えるに、従来、この
種のリールではナイロン系等、比較的高強度の樹脂の金
型成形により製作されているものの、このナイロン系の
樹脂は印刷性があまり優れないことから、従来、このリ
ール本体には微細な文字等の印刷を行うことは少なく、
メーカ名、ブランド名等、比較的微細な文字等を表す場
合には、前述した銘版に対する印刷により表記を行って
いるのが現状である。
【0004】しかし、前述したようにオシレーティング
機構の軸受けに兼用されている銘版は本来、大きい面積
を確保できるものでは無く、メーカ名、ブランド名等の
表記が小さくなって、この表記内容の印象が低下するば
かりで無く、表記の判別さえ困難になることもあり改善
の余地がある。
【0005】又、リール本体の外面形状について考える
に、このリール本体は前述したように樹脂の金型成形に
よって形成されていることから、成形後の本体には金型
の割面に沿って、所謂、パーティングラインが形成され
るものとなっており、美観の点で改善の余地がある。本
考案の目的は、銘版等、カバーする部材の合理的な配設
により、必要とする表記内容の印象を高め、しかも、リ
ール本体の美観も向上させ得るスピニングを構成する点
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴は、冒頭に
記したようにリール本体の上部に、上方に向かう姿勢の
アーム部を介して該リール本体を釣り竿に装着する脚部
を備えて成るスピニングリールにおいて、前記リール本
体の後面から前記アーム部の後面に亘って、リール本体
の左右方向の全幅に亘る幅のカバー体を備えて成る点に
あり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0007】
【作用】上記特徴を例えば図1乃至図3に示すように構
成すると、カバー体31がリール本体2の後面からアー
ム部2Aに亘る比較的広い面積に亘って形成されるの
で、このカバー体31に印刷を行った場合には印刷内容
の視認性が向上すると共に、このカバー体31は強度部
材ではないので、このカバー体31に印刷性の良好な素
材を用い得るものとなり、しかも、このカバー体31が
リール本体2の左右方向の全幅を覆うことになるので、
パーティングラインを隠すものとなる。
【0008】つまり、この考案では、カバー体31の形
状設定により、このカバー体31に印刷されるメーカ
名、ブランド名等を大きく表示して見る者の読み取り性
を向上させることが可能になると共に、リール本体2に
形成されるパーティングラインを研削する等の特別の処
理を行わずに、このラインを目に触れないようにできる
のである。
【0009】
【考案の効果】従って、銘版等、カバーする部材の合理
的な配設により、必要とする表現の印象を高め、しか
も、リール本体の美観も向上させ得るスピニングリール
が構成されたのである。特に、この考案を図1及び図2
に示すように、カバー体をリール本体の側部の蓋体の分
離防止材に兼用した場合には、蓋体を締め付けるビス等
に緩みを生じても、この蓋体の解放方向へのガタツキを
抑制して、密封性を高く維持するという効果も奏する。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図3及び図4に示すように、ハンドル1を備えた
リール本体2の前部にスプール3、及び、ベール4を有
したロータ5夫々を備えると共に、ハンドル軸6からの
動力を駆動ギヤ7、ピニオンギヤ8、筒軸9夫々を介し
て前記ロータ5に伝える巻き取り伝動系、及び、ハンド
ル軸6からの動力を出力ギヤ10、従動ギヤ11、ピン
12、摺動子13夫々により往復作動力に変換してスプ
ール軸14に伝えるオシレーティング機構夫々を備えて
スピニングリールを構成する。
【0011】このリールではリール本体2の後部にドラ
グ機構Dを備え、又、前記スプール3は、スプール軸1
4の先端部に回り止め状態で外嵌し、ビス15で抜け止
めされたスリーブ16の6角状の鍔部16Aに嵌合する
形態で支持され、前面のボタン17の操作によって着脱
されるよう構成されている(スプール3の着脱構造は詳
述せず)。尚、このスプール3のスカート部3Aには、
図7に示すように、厚肉部3Bの開口に挿通固定する状
態で糸止具18が備えられている。
【0012】図4乃至図6に示すようにロータ5の内部
には、リール本体2の下面のレバー19で切り替え操作
される音出し機構が備えられ、この機構はレバー19と
連結する軸体20の端部に偏心する状態で枢支連結され
たフレーム21と、このフレーム21に対して、軸22
回りで揺動自在に支持された音出し用の爪体23と、こ
の爪体23を所定の姿勢に維持するバネ24で成り、前
記レバー19を音出し側に設定してロータ5を巻取り駆
動したた場合には、この爪体23がロータ5に形成され
たギヤ状の音出し面5Aとの係脱により間歇音を発生さ
せるように構成されている。
【0013】因みに、このフレーム21はリール本体2
の前面のボス部25に対して長孔21Aを介して支持さ
れると共に、この部位においてビス26により脱落が阻
止される。
【0014】又、このロータ5の内部には、ロータ5の
逆転阻止用のストッパー27が備えられ、このストッパ
ー27は前記レバー19の操作で、音出し機構が機能す
る状態(音を発生させる状態)においてのみ、ロータ5
の内周面に形成された複数の歯部5Aとの係合が許さ
れ、ロータ5の逆転作動をストッパー27と歯部5Bと
の係合により阻止するよう構成されている。
【0015】このリールでは図1乃至図3に示すよう
に、リール本体2の上部に上方に向かう姿勢のアーム部
2Aを介して該リール本体2を釣り竿に装着する脚部2
8を備え、又、リール本体2の側面に蓋体29を備える
ものであり、この蓋体29は複数のビス30‥の締め付
けによって固定される。
【0016】又、リール本体2の内面には前記摺動子1
3を案内する上下一対のガイド部2G,2Gが一体的に
形成され、又、蓋体29の内面にも摺動子13を案内す
るガイド部29Gが一体的に形成されている。
【0017】又、このリールでは、リール本体2の後面
から前記アーム部2Aの後面に亘って、リール本体2の
左右方向の全幅に亘る銘版31(カバー体の一例)が取
付けられ、この銘版31は下端部にリール本体2、蓋体
29夫々の孔部32,32に係入する係合片31A,3
1Aを形成すると共に、上部位置においてアーム部2A
に前方側から挿入したビス33により固定されるように
構成されている。尚、この銘版31はABS樹脂、アル
ミニューム合金等、印刷性の良好な素材が用いられ、こ
の外面側にはメーカ名等が印刷され、又、装着によって
一部のビス33の頭部を覆うようになっている。
【0018】〔別実施例〕 本考案は上記実施例以外に、例えば、図8に示すよう
に、リール本体2の後端部にドラグ機構Dを備えない構
造のリールに適用することも可能であり、この例では、
カバー体31のがリール本体2と滑らかに連なる形状に
成形されると共に、この下縁から更に下方に突出する係
合片31A,31Aを形成してリール本体2、蓋体29
夫々に形成された孔部32,32と係合可能に構成して
ある。
【0019】又、本考案はカバー体の下端をリール本体
の下面に至るよう上下寸法を設定して実施して良く、接
着により固定するよう実施しても良い。
【0020】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】カバー体、蓋体を分離した状態の縦断面図
【図2】カバー体、蓋体を装着した状態の縦断面図
【図3】リールの全体側面図
【図4】リールの縦断側面図
【図5】ロータの縦断正面図
【図6】音出し機構の側面図
【図7】糸止具の構造等を示す断面図
【図8】別実施例の側面図
【符号の説明】
1 ハンドル 2 リール本体 2A アーム部 3 スプール 5 ロータ 28 脚部 29 蓋体 31 カバー体

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプール(3)、ロータ(5)、ハンド
    ル(1)夫々を備えたリール本体(2)の上部に、上方
    に向かう姿勢のアーム部(2A)を介して該リール本体
    (2)を釣り竿に装着する脚部(28)を備えて成るス
    ピニングリールであって、 前記リール本体(2)の後面から前記アーム部(2A)
    の後面に亘って、リール本体(2)の左右方向の全幅に
    亘る幅のカバー体(31)を備えて成るスピニングリー
    ル。
  2. 【請求項2】 前記カバー体(31)が取り付けられて
    いる状態で、該カバー体(31)がリール本体(2)の
    側部に着脱自在に備えられる蓋体(29)の分離防止材
    に兼用されて成るスピニングリール。
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JP6046496B2 (ja) * 2013-01-07 2016-12-14 株式会社シマノ スピニングリール

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