JP2509242Y2 - 自動車の車体前部構造 - Google Patents

自動車の車体前部構造

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JP2509242Y2
JP2509242Y2 JP1990081956U JP8195690U JP2509242Y2 JP 2509242 Y2 JP2509242 Y2 JP 2509242Y2 JP 1990081956 U JP1990081956 U JP 1990081956U JP 8195690 U JP8195690 U JP 8195690U JP 2509242 Y2 JP2509242 Y2 JP 2509242Y2
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engine
bracket
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fender apron
engine bracket
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二郎 前田
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、サイドメンバとフェンダエプロンとを備
えた自動車の車体前部構造に関する。
(従来の技術) 自動車の車体前部には、従来、実開昭64-14473号公報
で示されるものがある。
これによれば、車体前部が前後方向に延びる左右一対
のサイドメンバを備えている。これら各サイドメンバは
上下に離れて対面する上、下面板、これら上、下面板の
車幅方向における車体中央側の各内側縁同士を結合させ
る側面板、および、上記上、下面板の車体外側方側の各
外側縁に形成される上、下部外向きフランジで構成され
てその正面視の断面がほぼコの字形状とされている。上
記各サイドメンバの外側方に位置して上下方向に延びる
フェンダエプロンが設けられ、このフェンダエプロンは
上記上、下部外向きフランジに結合させられている。
また、上端部が上記フェンダエプロンに結合され下端
部が上記サイドメンバに結合されて、その上下方向の中
途部がエンジン支持用のエンジン支持部とされるエンジ
ンブラケットが設けられている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、エンジンは重量物であるため、車体に対す
る上記エンジンの支持はより強固になされることが望ま
れている。
そこで、上記サイドメンバの一部を補強してこのサイ
ドメンバに、同上エンジン支持用の他のエンジン支持部
を設けることが考えられる。しかし、この場合、上記サ
イドメンバの一部の補強のために単に補強部材を設ける
と、部品点数が多くなって、車体前部の構成が複雑にな
り、また、サイドメンバに対する補強材の結合作業のた
めに、車体前部の組立作業が煩雑になるおそれがある。
(考案の目的) この考案は、上記のような事情に注目してなされたも
ので、車体に対しエンジンをより強固に支持させようと
する場合に、これが簡単な構成で達成され、かつ、車体
前部の組立作業が容易にできるようにすることを目的と
する。
(考案の構成) 上記目的を達成するためのこの考案の特徴とするとこ
ろは、車体前部1が前後方向に延びる左右一対のサイド
メンバ2,2を備え、これら各サイドメンバ2を上下に離
れて対面する上、下面板4,5、これら上、下面板4,5の車
幅方向における車体中央側の各内側縁同士を結合させる
側面板6、および、上記上、下面板4,5の車体外側方側
の各外側縁に形成される上、下部外向きフランジ7,8で
構成してその正面視の断面がほぼコの字形状となるよう
にし、上記各サイドメンバ2の外側方に位置して上下方
向に延びるフェンダエプロン3を設け、このフェンダエ
プロン3を上記上、下部外向きフランジ7,8に結合さ
せ、上端部12aが上記フェンダエプロン3に結合され下
端部12bが上記サイドメンバ2に結合されて、その上下
方向の中途部がエンジン11支持用のエンジン支持部13と
されるエンジンブラケット12を設けた自動車の車体前部
構造において、上記エンジンブラケット12の下端部12b
を車幅方向で上記サイドメンバ2とフェンダエプロン3
の間に位置させて上記サイドメンバ2の側面板6に結合
させ、上記エンジンブラケット12の上下方向の中途部12
cを上記フェンダエプロン3と上部外向きフランジ7と
の間に位置させてこれらを互いに結合させ、正面視でこ
の三部材の結合部と上記エンジンブラケット12の上端部
12aとの間に上記エンジン支持部13を位置させ、上記三
部材の結合部から上記エンジンブラケット12の下端部12
bに至るこのエンジンブラケット12の部分と、上記サイ
ドメンバ2の上部とで正面視の断面が閉断面形状となる
ようにし、かつ、上記上面板4を同上エンジン11支持用
の他のエンジン支持部15とした点にある。
(作用) 上記構成による作用は次の如くである。
エンジンブラケット12の下端部12bを車幅方向でサイ
ドメンバ2とフェンダエプロン3の間に位置させて上記
サイドメンバ2の側面板6に結合させ、上記エンジンブ
ラケット12の上下方向の中途部12cを上記フェンダエプ
ロン3と上部外向きフランジ7との間に位置させてこれ
らを互いに結合させ、正面視でこの三部材の結合部と上
記エンジンブラケット12の上端部12aとの間にエンジン
支持部13を位置させてある。
このため、フェンダエプロン3、上部外向きフランジ
7、およびエンジンブラケット12の中途部12cによる三
部材の結合により強固とされたこの結合部と、上記フェ
ンダエプロン3に結合させられたエンジンブラケット12
の上端部とで両端支持されたエンジンブラケット12の部
分に、エンジン支持部13が設けられており、よって、こ
のエンジン支持部13にエンジン11が支持されることとな
る。
また、上記三部材の結合部から上記エンジンブラケッ
ト12の下端部12bに至るこのエンジンブラケット12の部
分と、上記サイドメンバ2の上部とで正面視の断面が閉
断面形状となるようにしてある。
このため、上記サイドメンバ2の上部に位置して、上
記閉断面形状の一部を構成している上面板4はその閉断
面形状によって剛性が向上させられる。そして、この上
面板4を他のエンジン支持部15としたため、上記エンジ
ン支持部13に加え、車体に対するエンジン11の強固な支
持点が増えることとなる。
そして、上記した車体に対するエンジン11の強固な支
持は、別途の補強部材を要することなく、サイドメンバ
2、フェンダエプロン3、およびエンジンブラケット12
の組み合わせで得られる。
しかも、上記した、フェンダエプロン3、上部外向き
フランジ7、およびエンジンブラケット12の中途部12c
の三部材の結合は、互いに同じところでできるため、結
合箇所が少なくなる分、これらの結合作業が容易とな
る。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明する。
図において、符号1は自動車の車体前部を示し、第1
図中矢印Frは自動車の前方を示している。
上記車体前部1は前後方向に延びる左右一対のフロン
トサイドメンバ2を備え、この各サイドメンバ2にフロ
ントフェンダエプロン3が取り付けられている。
上記サイドメンバ2は板金製で、上下に対面する上、
下面板4,5、これら上、下面板4,5の車幅方向における車
体中央側の各内側縁同士を結合させる側面板6、および
上記上、下面板4,5の車体外方側の各外側縁に形成され
る上、下部外向きフランジ7,8で構成されて、その正面
視(第2図)の断面がほぼコの字形状をなしている。ま
た、上記サイドメンバ2内には断面ほぼコの字状の補強
板9がスポット溶接(図中×印図示、以下同じ)S1,S2
により結合されている。
上記フェンダエプロン3は上記各サイドメンバ2の外
側方に位置して上下方向に延びている。上記フェンダエ
プロン3は上記各上部外向きフランジ7にスポット溶接
S3により結合されている。また、同上フェンダエプロン
3は上記下部外向きフランジ8に補強板9の下端と共に
上記したスポット溶接S2により結合されている。これに
より、上記フェンダエプロン3はサイドメンバ2に取り
付けられている。
上記の左右サイドメンバ2や左右フェンダエプロン3
の間の空間はエンジンルーム10となっている。このエン
ジンルーム10におけるエンジン11を車体前部1に支持さ
せるためのエンジンブラケット12が設けられている。
上記エンジンブラケット12はその上端部12aが上記フ
ェンダエプロン3にスポット溶接S4により結合され、同
上エンジンブラケット12の下端部12bは車幅方向で上記
サイドメンバ2とフェンダエプロン3の間に位置させら
れている。上記下端部12bは上記サイドメンバ2の側面
板6に補強板9と共に前記スポット溶接S1により結合さ
せられている。つまり、上記側面板6、補強板9、およ
びエンジンブラケット12の下端部12bが互いに重ね合わ
されて一体的にスポット溶接S1されている。
上記エンジンブラケット12の上下方向の中途部12cは
車幅方向でフェンダエプロン3とサイドメンバ2の上部
外向きフランジ7との間に挟まれており、上記中途部12
cは上記フェンダエプロン3と上部外向きフランジ7と
の前記スポット溶接S3による結合部にこのスポット溶接
S3で結合させられている。つまり、上記フェンダエプロ
ン3、サイドメンバ2の上部外向きフランジ7、および
エンジンブラケット12の中途部12cは互いに重ね合わさ
れて一体的にスポット溶接S3されている。
正面視で、上記したエンジンブラケット12の中途部12
c、フェンダエプロン3、およびサイドメンバ2の上部
外向きフランジ7の結合部(三部材の結合部)と、上記
エンジンブラケット12の上端部12aとの間におけるエン
ジンブラケット12の長手方向の中途部に、エンジン11支
持用のエンジン支持部13が設けられている。そして、こ
のエンジン支持部13に緩衝材14を介して上記エンジン11
が支持されている。
上記三部材の結合部から上記エンジンブラケット12の
下端部12bに至るこのエンジンブラケット12の部分と、
上記サイドメンバ2の上部とは、正面視(第2図)の断
面が閉断面形状とされ、この断面において、上記上面板
4が同上エンジン11支持用の他のエンジン支持部15とさ
れている。そして、この他のエンジン支持部15にも緩衝
材14を介して上記エンジン11が支持されている。
(考案の効果) この考案によれば、エンジンブラケットの下端部を車
幅方向でサイドメンバとフェンダエプロンの間に位置さ
せて上記サイドメンバの側面板に結合させ、上記エンジ
ンブラケットの上下方向の中途部を上記フェンダエプロ
ンと上部外向きフランジとの間に位置させてこれらを互
いに結合させ、正面視でこの三部材の結合部と上記エン
ジンブラケットの上端部との間に上記エンジン支持部を
位置させてある。
このため、フェンダエプロン、上部外向きフランジ、
およびエンジンブラケットの中途部による三部材の結合
により強固とされたこの結合部と、上記フェンダエプロ
ンに結合させられたエンジンブラケットの上端部とで両
持支持されたエンジンブラケットの部分に、エンジン支
持部が設けられており、よって、このエンジン支持部に
支持されるエンジンは車体側に強固に支持されることと
なる。
また、上記三部材の結合部から上記エンジンブラケッ
トの下端部に至るこのエンジンブラケットの部分と、上
記サイドメンバの上部とで正面視の断面が閉断面形状と
なるようにしてある。
このため、上記サイドメンバの上部に位置して、上記
閉断面形状の一部を構成している上面板はその閉断面形
状によって剛性が向上させられる。そして、この上面板
を他のエンジン支持部としたため、上記エンジン支持部
に加え、車体に対するエンジンの強固な支持点が増え
て、このエンジンは更に車体側に強固に支持されること
となる。
そして、上記した車体に対するエンジンの強固な支持
は、別途の補強部材を要することなく、サイドメンバ、
フェンダエプロン、およびエンジンブラケットの組み合
わせで得られたため、上記エンジンの支持は簡単な構成
で達成される。
しかも、上記した、フェンダエプロン、上部外向きフ
ランジ、およびエンジンブラケットの中途部の三部材の
結合は、互いに同じところでできるため、結合箇所が少
なくなる分、これらの結合作業が容易となる。
よって、上記したように、エンジンの支持が強固にな
されるものでありながら、車体前部の組立作業が容易に
できることとなる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図は車体前部の右側
部をエンジンルーム側からみた斜視図、第2図は第1図
のII-II線矢視断面図である。 1……車体前部、2……サイドメンバ、3……フェンダ
エプロン、4……上面板、5……下面板、6……側面
板、7……上部外向きフランジ、8……下部外向きフラ
ンジ、11……エンジン、12……エンジンブラケット、12
a……上端部、12b……下端部、12c……中途部、13……
エンジン支持部、15……他のエンジン支持部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体前部が前後方向に延びる左右一対のサ
    イドメンバを備え、これら各サイドメンバを上下に離れ
    て対面する上、下面板、これら上、下面板の車幅方向に
    おける車体中央側の各内側縁同士を結合させる側面板、
    および、上記上、下面板の車体外側方側の各外側縁に形
    成される上、下部外向きフランジで構成してその正面視
    の断面がほぼコの字形状となるようにし、 上記各サイドメンバの外側方に位置して上下方向に延び
    るフェンダエプロンを設け、このフェンダエプロンを上
    記上、下部外向きフランジに結合させ、 上端部が上記フェンダエプロンに結合され下端部が上記
    サイドメンバに結合されて、その上下方向の中途部がエ
    ンジン支持用のエンジン支持部とされるエンジンブラケ
    ットを設けた自動車の車体前部構造において、 上記エンジンブラケットの下端部を車幅方向で上記サイ
    ドメンバとフェンダエプロンの間に位置させて上記サイ
    ドメンバの側面板に結合させ、上記エンジンブラケット
    の上下方向の中途部を上記フェンダエプロンと上部外向
    きフランジとの間に位置させてこれらを互いに結合さ
    せ、正面視でこの三部材の結合部と上記エンジンブラケ
    ットの上端部との間に上記エンジン支持部を位置させ、 上記三部材の結合部から上記エンジンブラケットの下端
    部に至るこのエンジンブラケットの部分と、上記サイド
    メンバの上部とで正面視の断面が閉断面形状となるよう
    にし、かつ、上記上面板を同上エンジン支持用の他のエ
    ンジン支持部とした自動車の車体前部構造。
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