JP3592137B2 - スプリングサポートの結合構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スプリングサポートの結合構造に関し、特にフロントスプリングサポートのエプロンメンバに対する結合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の前輪のサスペンション装置における砲塔部11は、図2に示すように構成されており、砲塔部11の上端部には図示のようなフロントスプリングサポート12が配設されている。そのスプリングサポート12は、車体前部両側に前後方向に延設されたエプロンメンバ13にその一側部が結合され、後部はカウルメンバ14に結合されている。
【0003】
スプリングサポート12とエプロンメンバ13の結合部において、スプリングサポート12は、剛性及び支持強度を確保するために、その前後幅を若干広げながらエプロンメンバ13のスプリングサポート12に対向する内側面13aに向けて延出され、内側面13aに対する当接端で内側面13aに重合するように接合フランジ15が連設され、この接合フランジ15とエプロンメンバ13の内側面13aとが適当ピッチ間隔でスポット溶接16にて接合されている。
【0004】
また、特開平9−226626号公報には、同様の形状のスプリングサポートの上面をエプロンメンバの上面に向けて延出してエプロンメンバの上面に重合する接合部を設けるとともにその両側にエプロンメンバの上面及び内側面に重合される断面倒立L字状の結合フランジを一体的に延設し、接合部及びその両側の結合フランジをエプロンメンバに適当ピッチ間隔でスポット溶接にて接合したものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図2に示すような構成では、スプリングサポート12に対してショックアブソーバから入力する上下方向の負荷を、接合フランジ15とエプロンメンバ13を溶接しているスポット溶接16に作用する剪断耐力で十分な強度をもって受けるようにしているが、車体幅方向の負荷が入力すると、これらスポット溶接16を剥離するように作用するために十分な強度が得られないという問題があった。
【0006】
また、上記公報に開示されたような構成では、エプロンメンバの上面に対して接合部及び結合フランジの上面をスポット溶接しているので車体幅方向の負荷に対してこれらスポット溶接の剪断耐力で十分な強度をもって受けることができるが、上下方向の負荷に対してはこれらのスポット溶接は剥離耐力で受けることになって十分な強度をもたず、エプロンメンバの内側面に対しては両側の結合フランジの垂直面がスポット溶接されているだけで、その溶接箇所がエプロンメンバの中心から両側に離れて位置しているために剛性が不十分であり、エプロンメンバの中心に近いスポット溶接は極めて少ないため、上下方向の負荷に対してスポット溶接に作用する剪断耐力で十分な強度をもって受けることができないという問題がある。なお、補強部材で前記溶接部を補強する方法もあるが、重量アップを来す等の不具合いがある。
【0007】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、スプリングサポートに対して上下方向及び車体幅方向の両方から入力する負荷に対して十分な強度を発揮するスプリングサポートの結合構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、スプリングサポートをその側部に車輌前後方向に延びるようにして配設されているエプロンメンバに対して結合する構造であって、エプロンメンバの上面及びスプリングサポートに対向する内側面にそれぞれ重合されるフランジ水平部およびフランジ垂下部を断面倒立L字状の関係で有する結合フランジをスプリングサポート本体に一体的に連設し、かつスプリングサポート本体の結合フランジに対する接続部の一部を凹設して前記フランジ垂下部に連続する垂下面を有する凹部を形成し、前記結合フランジのフランジ水平部をエプロンメンバの上面に結合フランジ前端から後端にわたり適当ピッチでスポット溶接すると共に、前記結合フランジのフランジ垂下部および前記凹部の垂下面をエプロンメンバの前記内側面に適当ピッチでスポット溶接したことを特徴とする。本発明によれば、スプリングサポート本体の結合フランジに対する接続部の一部に凹設した凹部にてスプリングサポートとエプロンメンバの内側面の接合領域が拡張されているので、それらのスポット溶接箇所を多くできるとともにスプリングサポートの中心に近い位置にスポット溶接箇所が設けられ、上下方向の負荷の入力に対してこれらの溶接部の剪断耐力によって十分な強度をもつことができ、また左右方向の負荷の入力に対してはエプロンメンバの上面と結合フランジのフランジ水平部との溶接によってその剪断耐力によって十分な強度をもつことができ、スプリングサポートに対して上下方向及び車体幅方向の両方から入力する負荷に対して十分な強度を発揮し、さらに補強部材を別に付加していないので重量アップを来すこともない。
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態におけるフロントスプリングサポートのエプロンメンバに対する結合構造について、図1を参照して説明する。
【0011】
図1において、1は自動車の前輪のサスペンション装置を内蔵配置する砲塔部であり、その上端部はフロントスプリングサポート(以下、スプリングサポートと記す)2にて構成されている。3は車体前部の両側において前後方向に配設されたエプロンメンバであり、スプリングサポート2の一側部がこのエプロンメンバ3に結合されている。また、スプリングサポート2の後部はカウルメンバ4に結合されている。
【0012】
スプリングサポート2は、そのスプリングサポート本体2aの上面の中心部に円筒開口5が形成されるとともに、この円筒開口5の車幅方向内側前部と外側後部の2箇所にショックアブソーバ(図示せず)の取付穴6が設けられている。
【0013】
このスプリングサポート2とエプロンメンバ3の結合部において、スプリングサポート2は、剛性及び支持強度を確保するために、その前後幅を若干広げながらエプロンメンバ3に向けて延出されている。スプリングサポート2は、エプロンメンバ3の上面3a及びスプリングサポート2に対向する内側面3bにそれぞれ重合されるフランジ水平部8aおよびフランジ垂下部8bを断面倒立L字状の関係で有する結合フランジ8をスプリングサポート本体2aに一体的に連設し、かつスプリングサポート本体2aの結合フランジ8に対する接続部の一部を凹設して前記フランジ垂下部8bに連続する垂下面9bを有する凹部9を形成してなる。より具体的にはスプリングサポート本体2aの上面の前後方向中央部には円滑な連続面で前記フランジ水平部3aに連続する帯状部7が設けられるとともに、その帯状部7の前後方向の両側部には、結合フランジ8とエプロンメンバ3の内側面3bの接合領域を拡張するように上方から凹部9、9が形成されている。
【0014】
そして、エプロンメンバ3の上面3aに、結合フランジ8のフランジ水平部8aが適当ピッチ間隔でスポット溶接10されると共に、エプロンメンバ3の内側面3bに、結合フランジ8のフランジ垂下部8bおよび前記凹部9の垂下面9bが適当ピッチ間隔でスポット溶接10、10aにて溶接されている。また、凹部9におけるスポット溶接10aは、スプリングサポート2に形成したショックアブソーバの取付穴6に側面視でほぼ対向するように配置されている。
【0015】
以上の構成によれば、前記凹部9にてスプリングサポート2とエプロンメンバ3の内側面3bの接合領域が拡張されているので、両者を溶接接合するスポット溶接10の数を多くできるとともにスプリングサポート2の中心部に近い位置にスポット溶接10を配設でき、上下方向の負荷の入力に対してこれらのスポット溶接10の剪断耐力によって十分な強度をもつことができる。特に、凹部9におけるエプロンメンバ3の内側面3bに対するスポット溶接10aを、スプリングサポート2に対するショックアブソーバの取付穴6に側面視でほぼ対向するように配置しているので、ショックアブソーバからの入力に対してより効果的に強度を高めることができる。
【0016】
また、左右方向の負荷の入力に対してはエプロンメンバ3の上面3aと結合フランジ8のフランジ水平部8aとのスポット溶接10によってその剪断耐力によって十分な強度をもつことができる。したがって、本実施形態によれば、スプリングサポート2に対して上下方向及び車体幅方向の両方から入力する負荷に対して十分な強度を発揮する。
【0017】
【発明の効果】
本発明のスプリングサポートの結合構造によれば、スプリングサポートに対して上下方向及び車体幅方向の両方から入力する負荷に対して十分な強度を発揮し、さらに補強部材を別に付加していないので重量アップを来すこともない。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスプリングサポートの結合構造の一実施形態を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。
【図2】従来例のスプリングサポートの結合構造を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)のB−B矢視断面図である。
【符号の説明】
2 スプリングサポート
3 エプロンメンバ
3a 上面
3b 内側面
6 取付穴
8 結合フランジ
9 凹部
10、10a スポット溶接

Claims (2)

  1. スプリングサポートをその側部に車輌前後方向に延びるようにして配設されているエプロンメンバに対して結合する構造であって、エプロンメンバの上面及びスプリングサポートに対向する内側面にそれぞれ重合されるフランジ水平部およびフランジ垂下部を断面倒立L字状の関係で有する結合フランジをスプリングサポート本体に一体的に連設し、かつスプリングサポート本体の結合フランジに対する接続部の一部を凹設して前記フランジ垂下部に連続する垂下面を有する凹部を形成し、前記結合フランジのフランジ水平部をエプロンメンバの上面に結合フランジ前端から後端にわたり適当ピッチでスポット溶接すると共に、前記結合フランジのフランジ垂下部および前記凹部の垂下面をエプロンメンバの前記内側面に適当ピッチでスポット溶接したことを特徴とするスプリングサポートの結合構造。
  2. スプリングサポート本体の結合フランジに対する接続部の車輌前側部分および車輌後側部分のそれぞれに前記凹部が形成されている請求項1記載のスプリングサポートの結合構造。
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