JPH0751977Y2 - サスペンションタワー取付構造 - Google Patents

サスペンションタワー取付構造

Info

Publication number
JPH0751977Y2
JPH0751977Y2 JP1989025836U JP2583689U JPH0751977Y2 JP H0751977 Y2 JPH0751977 Y2 JP H0751977Y2 JP 1989025836 U JP1989025836 U JP 1989025836U JP 2583689 U JP2583689 U JP 2583689U JP H0751977 Y2 JPH0751977 Y2 JP H0751977Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suspension tower
vehicle
spring plate
apron member
suspension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989025836U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02115771U (ja
Inventor
元広 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP1989025836U priority Critical patent/JPH0751977Y2/ja
Publication of JPH02115771U publication Critical patent/JPH02115771U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0751977Y2 publication Critical patent/JPH0751977Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、車両のホイールハウス周りに形成されるサ
スペンションタワーの補強構造に関し、特にこのサスペ
ンションタワーの頂部のスプリングプレート部の補強に
係わるものである。
〔従来の技術〕
従来より、自動車のホイールハウス周りには、サスペン
ションを収納するためのサスペンションタワーが形成さ
れている。
例えば、第5図に示した実開昭61−200777号には、フロ
ントホイールのサスペンションを収納するサスペンショ
ンタワーの取り付け構造が示されている。
第5図は、エンジンルームの片側斜視図を示しており、
サスペンションタワー12はホイールハウス11の上部に設
けられている。
第6図は、第5図のサスペンションタワー12の頂部周辺
を拡大した斜視図を示している。このサスペンションタ
ワー12の頂部のスプリングプレート部12aは、サスペン
ション(図示せず)のコイルスプリングの上端部を支持
しており、サスペンションからの荷重を受けている。そ
して、このサスペンションタワー12は、その周囲にフラ
ンジ部12bを設けて、このフランジ部12bで、車体両側部
に設けたエプロンアッパメンバ10のエンジンルーム内側
面に溶着されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上述のような結合構造をもつ従来のサスペンシ
ョンタワーにおいては、その結合剛性が充分でなく、走
行時におけるボデーの振動特性,操縦安定性等において
満足なレベルまで達していない。つまり第6図を見ると
判るが、サスペンションタワー12のフランジ部12bとエ
プロンメンバ10とが結合する溶着面が、サスペンション
タワー12の頂部のスプリングプレート部12aに加わる、
特に車両幅方向の荷重に対して引張り方向の面のみしか
ない。従って溶着面での剥離変形が生じ易く、走行時の
ボデーの振動特性,操縦安定性等が満足なレベルではな
かった。
そこで、この考案の課題は、車両幅方向に対する結合剛
性を上げて、走行時におけるボデー振動を低減して、操
縦安定性を向上することである。
〔課題を解決するための手段〕
そのためこの考案は、サスペンションタワーを溶着結合
する車体側のパネルとの溶着面が、サスペンションから
の車両幅方向の力に対してせん断面となるような面をも
たせることにより課題を解決するものである。
サスペンションのコイルスプリングを収納するサスペン
ションタワーが、ホイールハウス周りに設けられ、その
サスペンションタワーが車両両側部を形成する車体側パ
ネルの一部であるエプロンメンバに接合されたサスペン
ションタワー取付構造において、前記エプロンメンバ
が、車両両側部の上部に、略水平方向に拡がる面と車両
上下方向に拡がる面とを備えた閉断面構造に形成され、
また前記サスペンションタワーの頂部にスプリングプレ
ートが設けられ、該スプリングプレートが車両幅方向に
延長して、前記閉断面構造のエプロンメンバ内に延在す
る延長部を有し、該延長部がエプロンメンバの内面のう
ち前記略水平方向に拡がる面と前記車両上下方向に拡が
る面とのそれぞれに沿わせて屈曲されかつ溶着されてい
るものである。
〔作用〕
上述の手段によれば、スプリングプレートは、車両幅方
向および前後方向に略水平に拡がる接合面と、車両上下
方向に拡がる接合面とを持つため、水平方向および車両
上下方向の荷重に対する強度の高い取付構造とすること
ができ、走行時におけるボデー振動を低減し、操縦安定
性を向上するとともに、車体前部のクラッシュゾーンと
しての機能を高めることができる。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいてこの考案の実施例を説明す
る。
第1図から第3図まではこの考案の一実施例が示してあ
る。第1図は、サスペンションタワーのスプリングプレ
ート周りの斜視図を示しており、第3図は、スプリング
プレート周りの分解図を示している。
第3図に示すように、サスペンションタワーは、その側
面部を形成するスプリングサポート1と、その頂部を形
成するスプリングプレート2からなり、スプリングプレ
ート2は、スプリングサポート1の頂部に設けられたフ
ランジ部1aの内側に接合されている。また、車体側パネ
ルであるエプロンメンバ3は、エプロンアッパ部4とエ
プロンロア部5とが接合されて閉断面に形成されてい
る。このエプロンメンバ3には孔部31が設けられてお
り、スプリングプレート2の延長部21がこの孔部31から
前記閉断面内に挿入されている。エプロンアッパ部4と
エプロンロア部5のエンジンルーム側の側面には、それ
ぞれフランジ4a,5aが設けられている。これらのフラン
ジ4a,5aは、エプロンメンバの孔部31の周縁部に設けら
れ、孔部31に挿入されたスプリングプリート2の本体部
分と延長部21との境界付近を挟持するように覆ってい
る。
第2図は、第1図のII−II線断面図を示している。第2
図中、×印は、スプリングプレート2とエプロンメンバ
との溶着点を示しており、エプロンメンバ3のフランジ
4a,5aと、エプロンアッパ部4の上部面と、エプロンア
ッパ部4の車体外側の側面とで、スプリングプレート2
の延長部21が溶着される。
このうち、フランジ4a,5aとエプロンアッパ部4の上部
面での溶着面は、車体幅方向の入力に対して、せん断方
向となる溶着面を形成する。従って、車体幅方向の入力
に対する結合剛性が向上する。
また、スプリングプレート2の延長部21は、その車体前
後方向縦壁部21aと上面部をエプロンメンバのフランジ4
a,5aで覆われているので、車体前後方向の入力に対する
結合剛性も向上する。
さらに、スプリングプレート2の前記延長部21の延長方
向先端側は、エプロンメンバ3の断面形状に沿って略直
角に下方へ折曲されており、この下方へ折曲された部分
がエプロンメンバ3の内面に溶接されて、車両上下方向
に入力に対する剛性向上が図られている。また、前記延
長部21は、エプロンメンバ3内に挿入された部分におい
て、エプロンアッパ部4の上板下面に結合されているた
め、車両上方向の荷重が圧縮方向に作用するため、外部
上面に溶接した場合のような剥離方向に作用せず、した
がって結合剛性が高い。また、スプリングプレート2の
延長部21の車体前後方向縦壁部がエプロンメンバ3の補
強部材としての機能を果たすため、スプリングプレート
2とエプロンメンバ3との全体の結合剛性がさらに向上
し、その結果、車体前部のエプロンメンバ3のクラッシ
ュゾーンとしての機能が向上する。
さらに、スプリングプレート2に延長部21を設けたこと
により、エプロンメンバとの溶着点を増やすことができ
るため、その観点からも、従来の結合構造よりも、さら
に強固なものにすることができる。
第4図は、従来の結合構造をもつサスペンションタワー
と、この実施例に係わるサスペンションタワーとの、結
合剛性を比較したグラフを示している。それによると、
サスペンションタワーへの車体幅方向の入力に対して
は、従来のものと比較して、約1,7倍の剛性アップとな
る。また、車体前後方向及び車体上下方向に対しても、
従来のものと比較して、それぞれ約1,4倍,1,2倍の剛性
アップとなる。
以上、本考案の一実施例について説明したが、本考案は
この実施例に限定されるものではなく、実用新案登録請
求の範囲内で種々の実施態様が包含されるものである。
〔考案の効果〕
この考案は上述のように、サスペンションタワーと車体
側の結合構造において、車体幅方向の入力に対してせん
断方向となる溶着面をもつため、車両幅方向に対する結
合剛性が向上する。
また、スプリングプレートに、閉断面のエプロンメンバ
内に延在する延長部を設け、この延長部をエプロンメン
バの閉断面部の形状に沿って延長方向先端側を屈曲させ
て配設されるとともに、前記閉断面部の内面に溶着する
溶着面のうち前記延長部の基端側が、車両幅方向および
前後方向の入力に対するせん断方向に形成され、また前
記延長部の屈曲させた先端側が、車両上下方向の入力に
対するせん断方向に形成されているので、車両幅方向、
前後方向および上下方向のそれぞれの荷重方向に対する
結合剛性が向上する。
従って、走行時におけるボデー振動を低減し、操縦安定
性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はこの考案の一実施例を示しており、
第1図は、サスペンションタワーのスプリングプレート
周りの斜視図、第2図は、第1図のII−II線断面図、第
3図は、スプリングプレート周りの分解図、第4図は、
この考案の一実施例と従来の構造との結合剛性比を表す
グラフ、第5図及び第6図は従来のサスペンションタワ
ー構造を示したもので、第5図は、エンジンルームの片
側斜視図、第6図は、第5図のサスペンションタワーの
頂部周辺を拡大した斜視図である。 1……スプリングサポート(サスペンションタワー) 2……スプリングプレート 21……延長部 3……エプロンメンバ(車体側パネル)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】サスペンションのコイルスプリングを収納
    するサスペンションタワーが、ホイールハウス周りに設
    けられ、そのサスペンションタワーが車両両側部を形成
    する車体側パネルの一部であるエプロンメンバに接合さ
    れたサスペンションタワー取付構造において、 前記エプロンメンバが、車両両側部の上部に、略水平方
    向に拡がる面と車両上下方向に拡がる面とを備えた閉断
    面構造に形成され、また前記サスペンションタワーの頂
    部にスプリングプレートが設けられ、該スプリングプレ
    ートが車両幅方向に延長して、前記閉断面構造のエプロ
    ンメンバ内に延在する延長部を有し、該延長部がエプロ
    ンメンバの内面のうち前記略水平方向に拡がる面と前記
    車両上下方向に拡がる面とのそれぞれに沿わせて屈曲さ
    れかつ溶着されていることを特徴とするサスペンション
    タワー取付構造。
JP1989025836U 1989-03-07 1989-03-07 サスペンションタワー取付構造 Expired - Lifetime JPH0751977Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989025836U JPH0751977Y2 (ja) 1989-03-07 1989-03-07 サスペンションタワー取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989025836U JPH0751977Y2 (ja) 1989-03-07 1989-03-07 サスペンションタワー取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02115771U JPH02115771U (ja) 1990-09-17
JPH0751977Y2 true JPH0751977Y2 (ja) 1995-11-29

Family

ID=31246924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989025836U Expired - Lifetime JPH0751977Y2 (ja) 1989-03-07 1989-03-07 サスペンションタワー取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0751977Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2797782B2 (ja) * 1991-10-11 1998-09-17 トヨタ自動車株式会社 車両のサスペンション用スプリングの支持構造
JP3448882B2 (ja) * 1992-10-26 2003-09-22 マツダ株式会社 フレーム及び自動車の車体構造

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5132169U (ja) * 1974-09-02 1976-03-09
JPH0327904Y2 (ja) * 1985-02-07 1991-06-17
JPH038540Y2 (ja) * 1985-08-06 1991-03-01

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02115771U (ja) 1990-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0621830Y2 (ja) 自動車のサイドシル構造
JPS58152673A (ja) 自動車の前部車体構造
JPS6120466B2 (ja)
JPH0751977Y2 (ja) サスペンションタワー取付構造
JPH06166384A (ja) 自動車のアンダボディとサイドボディの結合構造
JPS621862B2 (ja)
JPH0312616Y2 (ja)
JPH0592063U (ja) フロントピラー下部の補強構造
JP3109297B2 (ja) 車体前部構造
JPH088948Y2 (ja) サスペンションアーム支持部の構造
JPH0730470Y2 (ja) リヤフロアの剛性補強構造
JPH0327904Y2 (ja)
JPH04126678A (ja) フロントサイドメンバ構造
JP2526870Y2 (ja) フロントピラーの下部結合構造
JPH0347027Y2 (ja)
JPH0333553B2 (ja)
JPS6230838Y2 (ja)
JPS6237816Y2 (ja)
JPH0620712Y2 (ja) フードリッジ構造
KR920003168Y1 (ko) 자동차의 크로스멤버접합구조
JPS632358Y2 (ja)
JPH0730460Y2 (ja) 自動車の前部車体構造
JPH0536794Y2 (ja)
JPH0715824Y2 (ja) 自動車のダッシュパネル部車体構造
JPH0752790Y2 (ja) ウエストレインホースの取付構造