JPH0216924Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0216924Y2
JPH0216924Y2 JP1982161622U JP16162282U JPH0216924Y2 JP H0216924 Y2 JPH0216924 Y2 JP H0216924Y2 JP 1982161622 U JP1982161622 U JP 1982161622U JP 16162282 U JP16162282 U JP 16162282U JP H0216924 Y2 JPH0216924 Y2 JP H0216924Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flanges
reinforcing plate
flange
overlapped
side member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982161622U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5965883U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16162282U priority Critical patent/JPS5965883U/ja
Publication of JPS5965883U publication Critical patent/JPS5965883U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0216924Y2 publication Critical patent/JPH0216924Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は乗用車の後部座席に取り付けられるシ
ートベルトのアンカ部の車体構造に関するもので
ある。
[従来の技術] 第1図に示すように、従来のシートベルトのア
ンカ部は、断面溝形の側方部材(サイドメンバ)
25のフランジ26と床板42に、補強板48を
重ね合せ結合した部分を用いるか、ホイルハウス
の内板に補強板を設けたり、側方部材に補強板を
設け、補強板の溶接強度を確保するためにスポツ
ト溶接個所を多くしているが、それでも十分とは
言えず、シートベルトからの衝撃荷重により変形
する恐れがある。
なお、側方部材と横部材(クロスメンバ)との
結合構造には実公昭54−4742号公報に開示される
技術があるが、これはシヨツクアブソーバの支持
部には適するが、シートベルトアンカ部に適用す
るとすれば、側方部材の下壁から上壁(実際には
横部材の突壁部分)へ貫通する長大なアンカボル
トが必要となり、さらに両壁の間にスペーサとし
てのスリーブを挟む必要が生じ、重量やコストに
影響するので好ましくない。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案の目的は、車体の構造上最も高い強度を
要求される側方部材と横部材との結合部をアンカ
部とする、シートベルトアンカ部の車体構造を提
供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成は断
面溝形の側方部材の両側縁部のフランジの少くと
も一方に形成したV形のくぼみに、断面V形の横
部材を係合して、側方部材の両側縁部のフランジ
の上に横部材の両側縁部のフランジを交差して重
ね合せ結合し、側方部材のフランジと横部材のフ
ランジの上にアンカボルトを支持する補強板を重
ね合せ結合し、補強板の上に床板を重ね合せ結合
したものである。
[作用] アンカボルトを支持する補強板が、互いに交差
して結合された側方部材のフランジと横部材のフ
ランジの上に重ね合せ結合され、補強板の上に床
板が重ね合せ結合されるので、側方部材と横部材
との結合強度が向上され、同時にアンカ部の剛性
強度が向上される。構造的に最も強度の高い側方
部材と横部材との接続部にアンカ部が配設される
ので、シートベルトに作用する衝突荷重に対する
剛性強度が大きく、変形の恐れがない。
[考案の実施例] 第2図に示すように、断面溝形の側方部材25
は、両側縁部に図示してない床板を重ね合せ支持
する平坦なフランジ26,27が一体に備えられ
る。後輪懸架機構を配置する都合から、側方部材
25は前端部よりも後端部が高くなつており、中
間部分は全体として前方へ下降傾斜される。
フランジ26,27の傾斜部26b,27b
は、前斜め下方へ傾斜しているが、車体内側のフ
ランジ26の傾斜部26bには、階段状ないし断
面V形のくぼみが成形される。このくぼみとちよ
うど一致するように、断面V形の横部材10に壁
11,12が形成され、壁11の縁部に床板と重
ね合されるフランジ11aが、壁12の縁部にフ
ランジ12aがそれぞれ形成される。横部材10
が側方部材25と交差するように、壁11,12
がフランジ26の傾斜部26aのくぼみに係合さ
れ、フランジ11aがフランジ26の後端部26
aに重ね合され、フランジ12aがフランジ26
の傾斜部26bに重ね合される。
横部材10の端部はフランジ26との重合せ部
から断面形状が緩かに変化し、端縁13では外側
のフランジ27の板面と一致するように成形され
る。このようにして、横部材10は側方部材25
のフランジ26の上へ重ね合され、さらに側方部
材25と横部材10の上へパツチと称する補強板
14が重ね合され、スポツト溶接により結合され
る。
補強板14は長方形の板を断面ほぼへ字形に折
り曲げて、外側(右側)縁部でフランジ27の後
端部27aと傾斜部27bと横部材10の端縁1
3の上へ重ね合される。補強板14は内側(左
側)縁部でフランジ26の後端部26aと傾斜部
26bと、横部材10のフランジ11a,12a
の上へ重ね合される。したがつて、横部材10と
補強板14は平行4辺形の閉断面構造とされる。
本考案によれば、補強板14の上へ図示してな
い床板の後部座席を支持する段部が重ね合せ結合
され、床板と補強板14の中央部、図示の例では
傾斜壁に設けた開口15にシートベルトのアンカ
ボルトが支持される。
本考案は上述の構成により、補強板14が互い
に交差する側方部材25と横部材10との両方に
跨つて結合されるので、両者が強固に結合され、
また補強板14の3縁部が横部材10の端部で重
ね合され、補強板14の内側縁部で平行4辺形の
閉断面構造とされるので、3軸方向の荷重に対し
極めて剛性の高い結合構造が得られる。
補強板14は全面を床板に密接した状態に重ね
合せ結合されるから、シートベルトに過大な力が
作用しても、補強板14が変形することがない。
第3〜5図に示す実施例では、側方部材25の
両側縁部のフランジ26,27の傾斜部26b,
27bに、第5図に示すように、階段状ないしV
形のくぼみが形成される。断面V形の横部材10
の端部は傾斜部26b,27bのくぼみに跨がる
ように重ね合され、かつフランジ11aが後端部
26a,27aに、フランジ12aが傾斜部26
b,27bにそれぞれ重ね合せ結合される。
補強板24は側方部材25の各フランジ26,
27の後端部26a,27aと傾斜部26b,2
7bと前端部26c,27cと横部材10のフラ
ンジ11a,12aとにそれぞれ重ね合せ溶接さ
れる。すなわち、第3図に示すように、ほぼ長方
形の補強板24の左右中央部に、プレス成形によ
り傾斜壁36(第4図)が設けられ、傾斜壁36
の後端側に左右に延びるほぼ水平な後縁部31a
が形成され、後縁部31aがフランジ11a,フ
ランジ26,27の後端部26a,27aに重ね
合せ結合される。
また、傾斜壁36の前端側にほぼ水平な前縁部
36aが設けられ、各フランジ26,27の前端
部26c,27cに重ね合せ結合される。幅の狭
い傾斜壁36の前端部は、各フランジ26,27
の傾斜部26b,27bに重ね合せ結合され、さ
らに両側方へ拡がる前縁部32aはフランジ12
aに重ね合せ結合される。
幅の狭い傾斜壁36はフランジ27の傾斜部2
7bのくぼみに跨がり、傾斜壁36の両側は傾斜
壁37,38(第4図)に連なる。傾斜壁37は
補強板14の内側縁部にくぼみを区画する傾斜壁
31,32に連なり、また傾斜壁38は補強板2
4の外側縁部にくぼみを区画する傾斜壁39,4
0に連なる。傾斜壁31,32はフランジ26の
傾斜部26bのV形のくぼみに重なるように構成
される。
フランジ27の外側方へ突出される傾斜壁3
9,40は、横部材10の端部と一緒に重ね合さ
れ、傾斜壁40が懸架機構のコイルばね43の取
付面を構成する。剛性を高めるためとホイルハウ
スとの結合のために、補強板24の外側縁部に垂
直なフランジ41が形成される。
第5図に示すように、補強板24の傾斜壁3
9,40は、横部材10の壁11,12と重ね合
せ結合され、横部材10の壁12に形成した突部
44を取り囲むように、懸架機構のコイルばね4
3の一端が支持される。補強板24の後縁部31
aと傾斜壁36と前縁部36aと、横部材10の
フランジ11a,12aと、側方部材25のフラ
ンジ26,27の後端部26a,27aと前端部
26c,27cの上に、床板42が重ね合せ結合
される。
この実施例では、補強板24の中央の傾斜壁3
6と床板にアンカボルト取付用開口15が設けら
れる。側方部材25に重ね合された横部材10
と、補強板24の傾斜壁36,37,38との間
が閉断面構造とされる。そして、補強板24の傾
斜壁36,37,38の周囲は、側方部材25と
横部材10とに溶接により重ね合せ結合されるの
で、高い結合強度と剛性強度が得られる。
第6図に示す実施例では、側方部材25の側壁
46に横部材10の端部のフランジ45が重ね合
せ結合され、フランジ11aがフランジ26の後
端部26aの下に、フランジ12aがフランジ2
6の傾斜部26bに下にそれぞれ重ね合され、側
方部材25と横部材10の上に補強板34が重ね
合され、溶接により結合される。補強板34はフ
ランジ26,27の後端部26a,27aと傾斜
部26b,27bと、横部材10のフランジ11
a,12aとに跨つて結合され、補強板34の内
側縁部が平行4辺形の閉断面構造とされる。補強
板34が各フランジ26,27の傾斜部26b,
27bを跨ぐ部と、補強板34に重ね合される床
板とに開口15が設けられ、開口15にシートベ
ルトのアンカボルトが支持される。
[考案の効果] 本考案は上述のように、断面溝形の側方部材の
両側縁部のフランジの少くとも一方に形成したV
形のくぼみに、断面V形の横部材を係合して、側
方部材の両側縁部のフランジの上に横部材の両側
縁部のフランジを交差して重ね合せ結合し、側方
部材のフランジと横部材のフランジの上にアンカ
ボルトを支持する補強板を重ね合せ結合し、補強
板の上に床板を重ね合せ結合したから、補強板に
より側方部材と横部材との結合強度が向上される
とともに、補強板と側方部材との間、補強板と横
部材との間に、それぞれ閉断面構造が形成される
ので、衝突荷重に対し十分耐える支持剛性の高い
シートベルトアンカ部が得られる。
シートベルトのアンカボルトを取り付けるため
に、特別な部材を必要としないので、使用材料や
組立工数が節減される。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のシートベルトアンカ部の車体構
造を例示する正面断面図、第2図は本考案の第1
実施例に係るシートベルトアンカ部の車体構造の
一部を破断して示す斜視図、第3図は本考案の第
2実施例に係るシートベルトアンカ部の車体構造
を示す斜視図、第4図は同構造に用いられる補強
板の斜視図、第5図は第3図の線V−Vによる側
面断面図、第6図は本考案の第3実施例に係るシ
ートベルトアンカ部の車体構造を示す斜視図であ
る。 10……横部材、11,12……フランジ、1
4,24,34……補強板、15……開口、25
……側方部材、26,27……フランジ、42…
…床板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面溝形の側方部材の両側縁部のフランジの少
    くとも一方に形成したV形のくぼみに、断面V形
    の横部材を係合して、側方部材の両側縁部のフラ
    ンジの上に横部材の両側縁部のフランジを交差し
    て重ね合せ結合し、側方部材のフランジと横部材
    のフランジの上にアンカボルトを支持する補強板
    を重ね合せ結合し、補強板の上に床板を重ね合せ
    結合したことを特徴とするシートベルトアンカ部
    の車体構造。
JP16162282U 1982-10-27 1982-10-27 シ−トベルトアンカ部の車体構造 Granted JPS5965883U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16162282U JPS5965883U (ja) 1982-10-27 1982-10-27 シ−トベルトアンカ部の車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16162282U JPS5965883U (ja) 1982-10-27 1982-10-27 シ−トベルトアンカ部の車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5965883U JPS5965883U (ja) 1984-05-02
JPH0216924Y2 true JPH0216924Y2 (ja) 1990-05-10

Family

ID=30355144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16162282U Granted JPS5965883U (ja) 1982-10-27 1982-10-27 シ−トベルトアンカ部の車体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5965883U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245910A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Daihatsu Motor Co Ltd 車両のリヤサイドメンバー構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS544742U (ja) * 1977-06-13 1979-01-12

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57111647U (ja) * 1980-12-29 1982-07-10

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS544742U (ja) * 1977-06-13 1979-01-12

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245910A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Daihatsu Motor Co Ltd 車両のリヤサイドメンバー構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5965883U (ja) 1984-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0375386B2 (ja)
JPH0995262A (ja) 車両用ショックアブソーバの取付部構造
JP3911757B2 (ja) ショックアブソーバ取付構造
JPH0216924Y2 (ja)
JPH0122784Y2 (ja)
JP2000108947A (ja) 車体フロア構造及び車体フロア構造の製造方法
JPS621862B2 (ja)
JP2852194B2 (ja) サスペンションメンバ用支持ブラケットの取付構造
JP3312270B2 (ja) サイドシルの結合構造
JPH06171552A (ja) 車体フロアのエンジンマウント取付部構造
JPH038542Y2 (ja)
JPH0712193Y2 (ja) 自動車のフロア構造
JPH01132474A (ja) 車両のフロア構造
JPH074997Y2 (ja) 車両のシートベルト端取付部構造
JPH0752788Y2 (ja) 自動車のフロントピラー補剛構造
JP2509242Y2 (ja) 自動車の車体前部構造
JP7388070B2 (ja) 車体下部構造
CN218577882U (zh) 后地板加强组件及车辆
JPH0741780B2 (ja) リーフスプリング用アタッチメント
JPH0723335Y2 (ja) 車体センターピラーの上部構造
JPH0751977Y2 (ja) サスペンションタワー取付構造
JP3956573B2 (ja) 車体構造
JPH0542912Y2 (ja)
JPH0326988Y2 (ja)
JPH10236236A (ja) 部品取付用ブラケット