JP2023035366A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】完了位置においてコードをすぐに見つけることができるコネクタを提供する。【解決手段】相手側ハウジング91と嵌合可能なハウジング20と、コード配置面67を有し、ハウジング20に対して開始位置と完了位置とに組み付けられる組付部品と、コード配置面67に配されるコード70とを備え、ハウジング20は、第1の方向D1に開口した検出窓50と、第1の方向D1とは異なる第2の方向D2に開口した視認窓51とを有し、組付部品が開始位置に組み付けられた状態では、コード70が検出装置によって検出窓50を通じて第1の方向D1から検出不能とされ、かつコード70が視認窓51を通じて第2の方向D2から視認可能とされており、組付部品が完了位置に組み付けられた状態では、コード70が検出装置によって検出窓50を通じて第1の方向D1から検出可能とされ、かつコード70が視認窓51を通じて第2の方向D2から視認可能とされている。【選択図】図11
Description
本開示は、コネクタに関する。
従来、雄ハウジングと雌ハウジングとが正規嵌合されているか否かを検知する嵌合検知機能を備えたコネクタとして、特表2018-535524号公報(下記特許文献1)に記載の電気コネクタが知られている。この電気コネクタは、第1のコネクタと第2のコネクタとを含み、第1のコネクタは、ハウジングと、ハウジングによって保持された複数の導体と、ハウジングに回動可能に連結されたレバーと、を備えている。レバーは、ハウジングに対して開位置と閉位置との間で回動可能とされている。
ハウジングの左側壁の外面にはバーコードラベルが配置されており、レバーが開位置にあるときには、レバーによってバーコードラベルが隠れるようになっており、バーコードラベルをバーコードスキャナによって読み取り不能となっている。一方、レバーが閉位置にあるときには、レバーに設けられた凹状部分を通してバーコードラベルが露出されることで、バーコードラベルをバーコードスキャナによって読み取り可能となっている。
バーコードラベルがバーコードスキャナによって読み取られると、第1のコネクタおよび第2のコネクタが嵌合されていることを記録でき、製造または組立て工程中の進捗の追跡等が可能になる。
しかしながら、上記の電気コネクタでは、レバーが開位置にあるときにバーコードラベルがレバーによって隠れているため、バーコードラベルの位置を知ることができない。したがって、バーコードラベルの位置によってはレバーを開位置から閉位置に回動した後に、バーコードラベルをすぐに見つけることができないおそれがある。
本開示のコネクタは、相手側ハウジングと嵌合可能なハウジングと、コード配置面を有し、前記ハウジングに対して開始位置と完了位置とに組み付けられる組付部品と、前記コード配置面に配されるコードと、を備え、前記ハウジングは、第1の方向に開口した検出窓と、前記第1の方向とは異なる第2の方向に開口した視認窓と、を有し、前記組付部品が前記開始位置に組み付けられた状態では、前記コードが検出装置によって前記検出窓を通じて前記第1の方向から検出不能とされ、かつ前記コードが前記視認窓を通じて前記第2の方向から視認可能とされており、前記組付部品が前記完了位置に組み付けられた状態では、前記コードが前記検出装置によって前記検出窓を通じて前記第1の方向から検出可能とされ、かつ前記コードが前記視認窓を通じて前記第2の方向から視認可能とされている、コネクタである。
本開示によれば、完了位置においてコードをすぐに見つけることができる。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)相手側ハウジングと嵌合可能なハウジングと、コード配置面を有し、前記ハウジングに対して開始位置と完了位置とに組み付けられる組付部品と、前記コード配置面に配されるコードと、を備え、前記ハウジングは、第1の方向に開口した検出窓と、前記第1の方向とは異なる第2の方向に開口した視認窓と、を有し、前記組付部品が前記開始位置に組み付けられた状態では、前記コードが検出装置によって前記検出窓を通じて前記第1の方向から検出不能とされ、かつ前記コードが前記視認窓を通じて前記第2の方向から視認可能とされており、前記組付部品が前記完了位置に組み付けられた状態では、前記コードが前記検出装置によって前記検出窓を通じて前記第1の方向から検出可能とされ、かつ前記コードが前記視認窓を通じて前記第2の方向から視認可能とされている、コネクタである。
(1)相手側ハウジングと嵌合可能なハウジングと、コード配置面を有し、前記ハウジングに対して開始位置と完了位置とに組み付けられる組付部品と、前記コード配置面に配されるコードと、を備え、前記ハウジングは、第1の方向に開口した検出窓と、前記第1の方向とは異なる第2の方向に開口した視認窓と、を有し、前記組付部品が前記開始位置に組み付けられた状態では、前記コードが検出装置によって前記検出窓を通じて前記第1の方向から検出不能とされ、かつ前記コードが前記視認窓を通じて前記第2の方向から視認可能とされており、前記組付部品が前記完了位置に組み付けられた状態では、前記コードが前記検出装置によって前記検出窓を通じて前記第1の方向から検出可能とされ、かつ前記コードが前記視認窓を通じて前記第2の方向から視認可能とされている、コネクタである。
上記のコネクタによると、組付部品をハウジングに対して開始位置に組み付けておき、相手側ハウジングとハウジングを嵌合させた後、組付部品をハウジングに対して完了位置に組み付けた状態にすることができる。開始位置では、コードが検出装置によって検出窓を通じて第1の方向から検出不能とされているものの、完了位置では、コードが検出装置によって検出窓を通じて第1の方向から検出可能となるため、検出装置がコードを検出して情報を読み取ることで相手側ハウジングとハウジングの嵌合が完了したことを記録装置に記録できる。
しかしながら、開始位置では、コードが検出装置によって検出不能となっているため、完了位置でコードを見つけられないおそれがあり得る。そこで、上記のコネクタによると、開始位置では、コードが視認窓を通じて第2の方向から視認可能となっているため、コードの位置を予め把握することができる。したがって、完了位置においてもコードを確実に見つけることができる。
(2)前記組付部品は、前記ハウジングに対して前記開始位置と前記完了位置との間で移動可能に組み付けられており、前記組付部品が前記開始位置から前記完了位置に移動するにしたがって、前記コードが前記検出窓を通じて前記第1の方向から視認不能な状態から視認可能な状態に移行することが好ましい。
このようにすると、組付部品をハウジングに対して開始位置に組み付けた後、組付部品を開始位置から完了位置まで移動させることができるため、組付部品の取り扱いが容易になり、作業性が向上する。
このようにすると、組付部品をハウジングに対して開始位置に組み付けた後、組付部品を開始位置から完了位置まで移動させることができるため、組付部品の取り扱いが容易になり、作業性が向上する。
(3)前記組付部品は、前記相手側ハウジングと前記ハウジングの嵌合が完了する前では前記開始位置から前記完了位置に移動できず、前記相手側ハウジングと前記ハウジングの嵌合が完了した後では前記開始位置から前記完了位置に移動できることをもって嵌合完了状態であることを保証する嵌合保証部材であることが好ましい。
組付部品が嵌合保証部材であるから、この嵌合保証部材を開始位置から完了位置に移動できることをもって嵌合完了状態であることを保証できる。
組付部品が嵌合保証部材であるから、この嵌合保証部材を開始位置から完了位置に移動できることをもって嵌合完了状態であることを保証できる。
(4)前記コード配置面は、前記組付部品が前記完了位置に組み付けられた場合に前記コードが前記検出窓を通じて前記第1の方向から視認可能で、かつ前記視認窓を通じて前記第2の方向から視認可能となるように、前記相手側ハウジングと前記ハウジングの嵌合方向に対して傾いた傾斜面とされていることが好ましい。
コード配置面が傾斜面とされているから、コードが第1の方向と第2の方向の双方から視認できるようにコードの配置を最適化できる。
コード配置面が傾斜面とされているから、コードが第1の方向と第2の方向の双方から視認できるようにコードの配置を最適化できる。
(5)前記ハウジングは、前記相手側ハウジングと嵌合した状態にロックするロックアームを備え、前記検出窓は前記ロックアームの一部を前記第1の方向に貫通して設けられ、前記視認窓は前記組付部品の一部を前記第2の方向に貫通して設けられていることが好ましい。
ロックアームと組付部品はいずれも、相手側ハウジングとハウジングの嵌合に伴って動作する箇所であるから、完了位置においてコードをより見つけやすくなる。
ロックアームと組付部品はいずれも、相手側ハウジングとハウジングの嵌合に伴って動作する箇所であるから、完了位置においてコードをより見つけやすくなる。
(6)前記コードは、前記検出装置によって前記視認窓を通じて前記第2の方向から検出可能とされていることが好ましい。
このようにすれば、検出窓と視認窓の双方の検出結果を通じて嵌合状態を検知できる。例えば、検出装置によって検出窓でコードを検出できず、視認窓でコードを検出できることをもって組付部品が開始位置にあることを検知できる。また、検出装置によって検出窓と視認窓の双方でコードを検出できることをもって組付部品が完了位置にあることを検知できる。
このようにすれば、検出窓と視認窓の双方の検出結果を通じて嵌合状態を検知できる。例えば、検出装置によって検出窓でコードを検出できず、視認窓でコードを検出できることをもって組付部品が開始位置にあることを検知できる。また、検出装置によって検出窓と視認窓の双方でコードを検出できることをもって組付部品が完了位置にあることを検知できる。
(7)前記ハウジングは、前記相手側ハウジングと嵌合した状態にロックするロックアームと、前記ロックアームの両側に配された一対の保護壁と、を備え、前記検出窓は前記保護壁の一部を前記第1の方向に貫通して設けられ、前記視認窓は前記第2の方向から見て前記ロックアームと前記保護壁との間に設けられていることが好ましい。
一般にロックアームの両側には一対の保護壁が設けられているから、ロックアームや保護壁等の既存構造を用いて検出窓と視認窓を設けることができる。
一般にロックアームの両側には一対の保護壁が設けられているから、ロックアームや保護壁等の既存構造を用いて検出窓と視認窓を設けることができる。
[本開示の実施形態1の詳細]
本開示のコネクタ10の具体例を、図1から図16の図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本開示のコネクタ10の具体例を、図1から図16の図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[コネクタの全体構造]
実施形態1のコネクタ10は、相手側コネクタ90と嵌合するコネクタ10であって、図5に示すように、ハウジング20と、フロントホルダ40と、CPA(connector position assurance)部材60と、を備えて構成されている。以下において前後方向とは、コネクタ10と相手側コネクタ90の嵌合方向を基準として、互いの嵌合面側を前側とする。また、複数の同一部材については、一部の部材にのみ符号を付して、他の部材の符号を省略する場合がある。
実施形態1のコネクタ10は、相手側コネクタ90と嵌合するコネクタ10であって、図5に示すように、ハウジング20と、フロントホルダ40と、CPA(connector position assurance)部材60と、を備えて構成されている。以下において前後方向とは、コネクタ10と相手側コネクタ90の嵌合方向を基準として、互いの嵌合面側を前側とする。また、複数の同一部材については、一部の部材にのみ符号を付して、他の部材の符号を省略する場合がある。
[相手側コネクタ]
相手側コネクタ90は、図10に示すように、内フード部92を有する相手側ハウジング91と、内フード部92の奥壁92Bから前方に突出する雄端子94と、を備えて構成されている。相手側ハウジング91は合成樹脂製とされている。雄端子94は平タブ状をなし、導電性を有する金属製とされている。内フード部92の周壁92Aには、ロック突部93が外周側に突出して設けられている。
相手側コネクタ90は、図10に示すように、内フード部92を有する相手側ハウジング91と、内フード部92の奥壁92Bから前方に突出する雄端子94と、を備えて構成されている。相手側ハウジング91は合成樹脂製とされている。雄端子94は平タブ状をなし、導電性を有する金属製とされている。内フード部92の周壁92Aには、ロック突部93が外周側に突出して設けられている。
[ハウジング]
ハウジング20は合成樹脂製であって、図10に示すように、雌端子24が内部に収容された端子収容部21と、端子収容部21の外周側に設けられた外フード部22と、端子収容部21の上面21Aに設けられたロックアーム30と、ロックアーム30の両側に設けられた一対の保護壁23と、を備えて構成されている。
ハウジング20は合成樹脂製であって、図10に示すように、雌端子24が内部に収容された端子収容部21と、端子収容部21の外周側に設けられた外フード部22と、端子収容部21の上面21Aに設けられたロックアーム30と、ロックアーム30の両側に設けられた一対の保護壁23と、を備えて構成されている。
図1に示すように、外フード部22の前端側は、上方に膨出して形成されており、この膨出部22Aの内部にロックアーム30の前端側が収容されている。膨出部22Aのうち両側の側壁部分は、保護壁23の前半部分によって構成されている。したがって、膨出部22Aの後端に保護壁23の後半部分が連なって設けられている。
端子収容部21は、外フード部22の奥壁22Bを前後方向に貫通する形態で設けられている。端子収容部21のうち外フード部22よりも前方に突出した部分にフロントホルダ40が装着されている。端子収容部21にフロントホルダ40が装着された状態では、雌端子24がフロントホルダ40の前壁によって前止まりされるようになっている。端子収容部21の内部には、雌端子24の後方への抜け止めを行うランス21Bが設けられている。
図4および図6に示すように、一対の保護壁23のうち互いに対向する対向面23Aには、一対の保持突部23Bが設けられている。保持突部23Bは、後述するように、CPA部材60を抜け止めするための突部であって、保護壁23の後端部に設けられている。一対の保護壁23のうち膨出部22Aを構成する部分の上側部分は、その下側部分よりも幅狭に形成された幅狭部23Cとされている。この幅狭部23Cにおいて互いに対向する面には、一対の過度撓み規制突部23Dが設けられている。
図6および図7に示すように、幅狭部23Cの後端には、CPA部材60をハウジング20に組み付けるための一対のサイドリブ25が設けられている。幅狭部23Cの下面と一対のサイドリブ25の下面とは同一平面を構成している。サイドリブ25の下面と端子収容部21の上面21Aとの間は、CPA部材60を組み付けるための空間となっている。なお、過度撓み規制突部23Dの下面と幅狭部23Cの下面とは同一平面を構成している。
[ロックアーム]
ロックアーム30は、図6に示すように、端子収容部21の上面21Aから延びるロック基部31と、ロック基部31に連なり、端子収容部21の上面21Aと平行に前方に延びるロック本体32と、を備えている。ロック基部31は、一対の可撓片によって構成されている。ロック基部31が撓み変形することによってロック本体32の前端がシーソー状に揺動変位可能とされている。
ロックアーム30は、図6に示すように、端子収容部21の上面21Aから延びるロック基部31と、ロック基部31に連なり、端子収容部21の上面21Aと平行に前方に延びるロック本体32と、を備えている。ロック基部31は、一対の可撓片によって構成されている。ロック基部31が撓み変形することによってロック本体32の前端がシーソー状に揺動変位可能とされている。
ロック本体32は、図7に示すように、ロック基部31に連結された底壁32Aと、底壁32Aの両側縁から対向する配置で上方に立ち上がる一対の側壁32Bと、を備えている。側壁32Bは、底壁32Aの前縁よりも前方に突出する形態をなしている。側壁32Bの前端は、膨出部22Aによって覆われる位置に配されている。すなわち、ロック本体32は、ロック基部31との連結部を基端として片持ち状に延びる形態とされている。
図6に示すように、ロック本体32の前端部には、係止部33が設けられている。係止部33は、一対の側壁32Bの間に架設されている。係止部33はブロック状をなして両側方に延びる形態とされ、係止部33の一方の延出端部は一方の側壁32Bに連結され、係止部33の他方の延出端部は他方の側壁32Bに連結されている。
係止部33の前端下部にはテーパ面33Aが設けられており、コネクタ10と相手側コネクタ90を嵌合させた際に、テーパ面33Aがロック突部93に乗り上げるようになっている。これにより、係止部33がロック突部93を乗り越えると同時に係止することで、両コネクタ10、90が嵌合した状態にロックされる。
図6に示すように、一対の側壁32Bにおいて係止部33と対応する位置には、一対の過度撓み規制片34が側方に突出して設けられている。過度撓み規制片34は、側壁32Bの両側面のうち係止部33と反対側の面に設けられている。一対の過度撓み規制片34は、ロックアーム30が過度に撓み変形しようとした際に、一対の過度撓み規制突部23Dに当接することで過度撓みを規制してロックアーム30を保護する。
図7に示すように、ロック本体32の後端部には、操作部35が設けられている。操作部35は、一対の側壁32Bの間に架設されている。操作部35は平板状をなして両側方に延びる形態とされ、操作部35の一方の延出端部は一方の側壁32Bに連結され、操作部35の他方の延出端部は他方の側壁32Bに連結されている。
操作部35は、一対の側壁32Bの上縁同士を連結し、底壁32Aと平行をなすように配されている。これにより、ロック本体32の後端部には、底壁32Aと一対の側壁32Bと操作部35とによって四角筒状をなすCPA導入部36が設けられている。
[CPA部材]
CPA部材60は合成樹脂製であって、図8および図9に示すように、押込操作部61と、押込操作部61の中央から延びるCPA本体62と、押込操作部61の両端からそれぞれ延びる一対のアーム68と、を備えている。CPA部材60は、図11に示す開始位置と、図12に示す完了位置と、の間で前後方向に移動可能とされている。CPA本体62と一対のアーム68とはいずれも、片持ち状をなして前方に延びるように形成されている。
CPA部材60は合成樹脂製であって、図8および図9に示すように、押込操作部61と、押込操作部61の中央から延びるCPA本体62と、押込操作部61の両端からそれぞれ延びる一対のアーム68と、を備えている。CPA部材60は、図11に示す開始位置と、図12に示す完了位置と、の間で前後方向に移動可能とされている。CPA本体62と一対のアーム68とはいずれも、片持ち状をなして前方に延びるように形成されている。
図8に示すように、アーム68においてCPA本体62と反対側に位置する側面には、係止突部63が側方に突出して設けられている。係止突部63はアーム68の前縁に沿って上下方向に延びる形態で、一対のアーム68にそれぞれ設けられている。図14に示すように、一対の係止突部63は、CPA部材60がハウジング20に組み付けられた際に、一対の保持突部23Bと係止することでCPA部材60を抜け止め状態でハウジング20に保持する。一対のアーム68は、CPA部材60がハウジング20に組み付けられる際に、内側に撓み変形する。これにより、一対の係止突部63が一対の保持突部23Bを乗り越えると同時に係止することで、CPA部材60がハウジング20に保持され、後方に抜け止めされるようになっている。
図9に示すように、アーム68において係止突部63が設けられている面と同じ側面には、ガイドリブ64が側方に突出して設けられている。ガイドリブ64は、アーム68の上縁に沿って前後方向に延びる形態で、一対のアーム68にそれぞれ設けられている。ガイドリブ64の前端と係止突部63の上端とは連結されており、ガイドリブ64と係止突部63は全体としてL字状に配置されている。
図13に示すように、ガイドリブ64の上面とアーム68の上面とは同一平面を構成している。ガイドリブ64の上面はサイドリブ25の下面に接触するとともに、アーム68の下面は端子収容部21の上面21Aに接触している。また、ガイドリブ64の側面は保護壁23の対向面23Aに接触している。さらに、CPA本体62はCPA導入部36の内部に収容され、CPA本体62の両側面がCPA導入部36の両側壁に接触している。これにより、CPA部材60がハウジング20に組み付けられる際には、アーム68がガイドリブ64と端子収容部21との間に収容された状態となって上下方向および左右方向の移動が規制されるとともに、前後方向の移動が案内されるようになっている。
CPA本体62は、図9に示すように、押込操作部61から前方に延びるCPA基端部62Aと、CPA基端部62Aの前端から斜め上前方に延びるCPA中間部62Bと、CPA中間部62Bの前端から前方に延びるCPA先端部62Cと、を備えている。CPA先端部62Cの前端には、規制突起65が下方に突出して設けられている。
CPA部材60をハウジング20に組み付ける作業は、CPA本体62をハウジング20のCPA導入部36の内部に後方から挿入するとともに、一対のアーム68を一対のサイドリブ25と端子収容部21との間に後方から挿入することで行われる。規制突起65が係止部33に後方から当接することで挿入動作が停止され、一対の係止突部63が一対の保持突部23Bに係止することで後方へ抜け止めされる。これにより、CPA部材60が開始位置に保持される。
図10に示すように、コネクタ10と相手側コネクタ90との嵌合開始前の状態では、規制突起65が係止部33に後方から当接しているため、CPA部材60が開始位置から完了位置に移動することが規制されている。
一方、コネクタ10と相手側コネクタ90との嵌合が完了した状態では、規制突起65がロック突部93に乗り上げてCPA本体62が傾いた状態となり、CPA部材60が開始位置から完了位置に移動することが許容される。そして、規制突起65が係止部33を乗り越えると同時に、CPA本体62が傾いた姿勢から水平姿勢に復帰する。すなわち、CPA部材60は、相手側ハウジング91とハウジング20の嵌合が完了する前では開始位置から完了位置に移動できず、相手側ハウジング91とハウジング20の嵌合が完了した後では開始位置から完了位置に移動できることをもって嵌合完了状態であることを保証する嵌合保証部材である。
CPA基端部62Aの両側縁には、一対の補強壁66が上方に突出して設けられている。補強壁66の前縁はCPA中間部62Bに連結され、補強壁66の後縁は押込操作部61に連結されている。一対の補強壁66によってCPA基端部62Aが補強されている。
[コード配置面]
CPA中間部62Bはコード配置面67を有している。コード配置面67にはコード70が配されている。コード配置面67におけるコード70の両側に一対の補強壁66の前縁が連結されている。コード配置面67は平坦面で、かつコネクタ10と相手側コネクタ90の嵌合方向(図11、図12においてD3で示す方向)である前後方向に対して45°をなす角度で傾いた傾斜面とされている。このため、コード配置面67に配置されたコード70も平面形状とされ、かつ前後方向に対して45°をなす角度で傾いている。
CPA中間部62Bはコード配置面67を有している。コード配置面67にはコード70が配されている。コード配置面67におけるコード70の両側に一対の補強壁66の前縁が連結されている。コード配置面67は平坦面で、かつコネクタ10と相手側コネクタ90の嵌合方向(図11、図12においてD3で示す方向)である前後方向に対して45°をなす角度で傾いた傾斜面とされている。このため、コード配置面67に配置されたコード70も平面形状とされ、かつ前後方向に対して45°をなす角度で傾いている。
[コード]
コード70としては、一次元コード、二次元コード、三次元コードのいずれを用いてもよいが、実施形態1では二次元コードが用いられている。また、実施形態1のコード70は、コード配置面67にレーザ加工を施すことによって印字されているが、コード配置面67とは別に形成された板状のコードをコード配置面67に貼着してもよい。
コード70としては、一次元コード、二次元コード、三次元コードのいずれを用いてもよいが、実施形態1では二次元コードが用いられている。また、実施形態1のコード70は、コード配置面67にレーザ加工を施すことによって印字されているが、コード配置面67とは別に形成された板状のコードをコード配置面67に貼着してもよい。
コード70には、「嵌合完了」や「ロットナンバー」などの情報が二次元コードとして記録されている。このコード70をリーダー等の検出装置を用いて読み取ることができ、読み取られた情報を記録装置に記録できる。例えば、コネクタ10と相手側コネクタ90を嵌合させた後、リーダーがコード70を検出して情報を読み取ることでコネクタ10と相手側コネクタ90の嵌合が完了したことを記録装置に記録できるようになっている。
このような使用方法の前提としては、コネクタ10と相手側コネクタ90の嵌合が完了する前に、リーダーがコード70を検出できないようにコード70を隠蔽しておくことが考えられる。しかしながら、コード70を隠蔽しておくと、オペレーターがコード70の位置を予め把握できないため、リーダーでコード70を検出する際にコード70を見つけられないおそれがある。
そこで、実施形態1ではリーダーでコード70を検出するための検出窓50とは別に、視認窓51を設けておくことで、オペレーターが視認窓51を通じてコード70を視認してコード70の位置を予め把握できるようにしている。実施形態1では、検出窓50はロックアーム30の一部を第1の方向(図11、図12においてD1で示す方向)に貫通して設けられ、視認窓51はCPA部材60の一部を第2の方向(図11、図12においてD2で示す方向)に貫通して設けられている。
[検出窓]
検出窓50は、図16に示すように、膨出部22Aの後端に設けられた凹部22Cと、ロック本体32の一対の側壁32Bと、操作部35の前縁と、によって囲まれた領域とされている。CPA部材60が完了位置に組み付けられた状態では、コード70が検出窓50を通じて外部に露出しているため、リーダーがコード70を検出できるようになっている。図16において紙面に直交する方向は、上記した第1の方向に対応している。一方、CPA部材60が開始位置に組み付けられた状態では、コード70が検出窓50より後方に配置され、操作部35によって隠蔽されているため、リーダーがコード70を検出できないようになっている。すなわち、CPA部材60が開始位置から完了位置に移動するにしたがって、コード70が検出窓50を通じて第1の方向から視認不能な状態から視認可能な状態に移行する。
検出窓50は、図16に示すように、膨出部22Aの後端に設けられた凹部22Cと、ロック本体32の一対の側壁32Bと、操作部35の前縁と、によって囲まれた領域とされている。CPA部材60が完了位置に組み付けられた状態では、コード70が検出窓50を通じて外部に露出しているため、リーダーがコード70を検出できるようになっている。図16において紙面に直交する方向は、上記した第1の方向に対応している。一方、CPA部材60が開始位置に組み付けられた状態では、コード70が検出窓50より後方に配置され、操作部35によって隠蔽されているため、リーダーがコード70を検出できないようになっている。すなわち、CPA部材60が開始位置から完了位置に移動するにしたがって、コード70が検出窓50を通じて第1の方向から視認不能な状態から視認可能な状態に移行する。
[視認窓]
視認窓51は、図4に示すように、CPA部材60の押込操作部61を前後方向に貫通して設けられている。図4は、CPA部材60が開始位置に組み付けられた状態を後方から見た背面図であるが、CPA部材60が完了位置に組み付けられた状態を後方から見た背面図も図4と同一であるため、省略している。CPA部材60が開始位置および完了位置のいずれに組み付けられた状態でも、オペレーターが視認窓51を通じてコード70を視認できるようになっている。図4において紙面に直交する方向は、上記した第2の方向に対応している。なお、実施形態1では、CPA部材60が開始位置および完了位置のいずれに組み付けられた状態でも、リーダーが視認窓51を通じてコード70を検出できるようになっている。
視認窓51は、図4に示すように、CPA部材60の押込操作部61を前後方向に貫通して設けられている。図4は、CPA部材60が開始位置に組み付けられた状態を後方から見た背面図であるが、CPA部材60が完了位置に組み付けられた状態を後方から見た背面図も図4と同一であるため、省略している。CPA部材60が開始位置および完了位置のいずれに組み付けられた状態でも、オペレーターが視認窓51を通じてコード70を視認できるようになっている。図4において紙面に直交する方向は、上記した第2の方向に対応している。なお、実施形態1では、CPA部材60が開始位置および完了位置のいずれに組み付けられた状態でも、リーダーが視認窓51を通じてコード70を検出できるようになっている。
[ハウジングと相手側ハウジングの嵌合]
ハウジング20が相手側ハウジング91と嵌合していない状態では、図10に示すように、CPA部材60が開始位置に保持されている。ハウジング20が相手側ハウジング91と嵌合する際には、端子収容部21が相手側ハウジング91の内フード部92の内部に嵌合するとともに、内フード部92がハウジング20の外フード部22の内部に嵌合するようにして嵌合動作が行われる。
ハウジング20が相手側ハウジング91と嵌合していない状態では、図10に示すように、CPA部材60が開始位置に保持されている。ハウジング20が相手側ハウジング91と嵌合する際には、端子収容部21が相手側ハウジング91の内フード部92の内部に嵌合するとともに、内フード部92がハウジング20の外フード部22の内部に嵌合するようにして嵌合動作が行われる。
嵌合動作の途中でロックアーム30の係止部33が相手側ハウジング91のロック突部93の位置に差し掛かると、ロック基部31が弾性的に変形することで係止部33がロック突部93に乗り上げてロック本体32が傾いた姿勢をとる。引き続き嵌合動作を進めて嵌合完了に至ると、係止部33がロック突部93を乗り越えると同時にロック基部31が弾性的に復帰変形することでロック本体32が水平姿勢をとり、係止部33がロック突部93に係止した状態になる。これにより、ハウジング20と相手側ハウジング91は嵌合完了状態に保持され、CPA本体62が傾いた姿勢となって規制突起65がロック突部93に乗り上げた状態になる。
CPA部材60が開始位置にあるときには、図15に示すように、コード70が検出窓50から外部に露出していないため、リーダーが検出窓50を通じてコード70を読み取ることができないようになっている。一方、オペレーターは、図4に示すように、視認窓51を通じてコード70を視認できるため、コード70の位置を把握でき、CPA部材60を完了位置に移動させた後に、コード70がどの位置に移動するかを予測できるようになっている。また、オペレーターは、コード70の予測位置に基づいて検出窓50の位置も確認することができる。
次に、CPA部材60の押込操作部61を指で押し込むことにより、CPA部材60を開始位置から完了位置に移動させる。押込動作の途中でCPA本体62の規制突起65がロック突部93に乗り上げた状態から係止部33に乗り上げた状態に移行する。CPA部材60が完了位置に至ると、規制突起65が係止部33を乗り越えると同時にCPA本体62が水平姿勢に復帰して規制突起65が係止部33に前方に配置される。規制突起65が係止部33に前方から係止することで、CPA部材60が完了位置から開始位置に移動することが規制される。
CPA部材60が完了位置にあるときには、図16に示すように、コード70が検出窓50から外部に露出している。ここで、オペレーターは、開始位置で得られたコード70の予測位置と検出窓50の位置との情報に基づいてコード70を迅速に見つけ出すことができる。したがって、リーダーが検出窓50を通じてコード70を読み取り、リーダーによって例えば「嵌合完了」や「ロットナンバー」などの情報が読み出され、これらの情報が記録装置に記録される。
[実施形態1の作用効果]
本開示のコネクタ10は、相手側ハウジング91と嵌合可能なハウジング20と、コード配置面67を有し、ハウジング20に対して開始位置と完了位置とに組み付けられるCPA部材60と、コード配置面67に配されるコード70と、を備え、ハウジング20は、第1の方向D1に開口した検出窓50と、第1の方向D1とは異なる第2の方向D2に開口した視認窓51と、を有し、CPA部材60が開始位置に組み付けられた状態では、コード70が検出装置によって検出窓50を通じて第1の方向D1から検出不能とされ、かつコード70が視認窓51を通じて第2の方向D2から視認可能とされており、CPA部材60が完了位置に組み付けられた状態では、コード70が検出装置によって検出窓50を通じて第1の方向D1から検出可能とされ、かつコード70が視認窓51を通じて第2の方向D2から視認可能とされている、コネクタ10である。
本開示のコネクタ10は、相手側ハウジング91と嵌合可能なハウジング20と、コード配置面67を有し、ハウジング20に対して開始位置と完了位置とに組み付けられるCPA部材60と、コード配置面67に配されるコード70と、を備え、ハウジング20は、第1の方向D1に開口した検出窓50と、第1の方向D1とは異なる第2の方向D2に開口した視認窓51と、を有し、CPA部材60が開始位置に組み付けられた状態では、コード70が検出装置によって検出窓50を通じて第1の方向D1から検出不能とされ、かつコード70が視認窓51を通じて第2の方向D2から視認可能とされており、CPA部材60が完了位置に組み付けられた状態では、コード70が検出装置によって検出窓50を通じて第1の方向D1から検出可能とされ、かつコード70が視認窓51を通じて第2の方向D2から視認可能とされている、コネクタ10である。
上記のコネクタ10によると、CPA部材60をハウジング20に対して開始位置に組み付けておき、相手側ハウジング91とハウジング20を嵌合させた後、CPA部材60をハウジング20に対して完了位置に組み付けた状態にすることができる。開始位置では、コード70がリーダーによって検出窓50を通じて第1の方向D1から検出不能とされているものの、完了位置では、コード70が検出装置によって検出窓50を通じて第1の方向D1から検出可能となるため、検出装置がコード70を検出して情報を読み取ることで相手側ハウジング91とハウジング20の嵌合が完了したことを記録装置に記録できる。
しかしながら、開始位置では、コード70が検出装置によって検出不能となっているため、完了位置でコード70を見つけられないおそれがあり得る。そこで、上記のコネクタ10によると、開始位置では、コード70が視認窓51を通じて第2の方向D2から視認可能となっているため、コード70の位置を予め把握することができる。したがって、完了位置においてもコード70を確実に見つけることができる。
CPA部材60は、ハウジング20に対して開始位置と完了位置との間で移動可能に組み付けられており、CPA部材60が開始位置から完了位置に移動するにしたがって、コード70が検出窓50を通じて第1の方向D1から視認不能な状態から視認可能な状態に移行することが好ましい。
このようにすると、CPA部材60をハウジング20に対して開始位置に組み付けた後、CPA部材60を開始位置から完了位置まで移動させることができるため、CPA部材60の取り扱いが容易になり、作業性が向上する。
このようにすると、CPA部材60をハウジング20に対して開始位置に組み付けた後、CPA部材60を開始位置から完了位置まで移動させることができるため、CPA部材60の取り扱いが容易になり、作業性が向上する。
CPA部材60は、相手側ハウジング91とハウジング20の嵌合が完了する前では開始位置から完了位置に移動できず、相手側ハウジング91とハウジング20の嵌合が完了した後では開始位置から完了位置に移動できることをもって嵌合完了状態であることを保証する嵌合保証部材であることが好ましい。
CPA部材60が嵌合保証部材であるから、この嵌合保証部材を開始位置から完了位置に移動できることをもって嵌合完了状態であることを保証できる。
CPA部材60が嵌合保証部材であるから、この嵌合保証部材を開始位置から完了位置に移動できることをもって嵌合完了状態であることを保証できる。
コード配置面67は、CPA部材60が完了位置に組み付けられた場合にコード70が検出窓50を通じて第1の方向D1から視認可能で、かつ視認窓51を通じて第2の方向D2から視認可能となるように、相手側ハウジング91とハウジング20の嵌合方向に対して傾いた傾斜面とされていることが好ましい。
コード配置面67が傾斜面とされているから、コード70が第1の方向D1と第2の方向D2の双方から視認できるようにコード70の配置を最適化できる。
コード配置面67が傾斜面とされているから、コード70が第1の方向D1と第2の方向D2の双方から視認できるようにコード70の配置を最適化できる。
ハウジング20は、相手側ハウジング91と嵌合した状態にロックするロックアーム30を備え、検出窓50はロックアーム30の一部を第1の方向D1に貫通して設けられ、視認窓51はCPA部材60の一部を第2の方向D2に貫通して設けられていることが好ましい。
ロックアーム30とCPA部材60はいずれも、相手側ハウジング91とハウジング20の嵌合に伴って動作する箇所であるから、完了位置においてコード70をより見つけやすくなる。
ロックアーム30とCPA部材60はいずれも、相手側ハウジング91とハウジング20の嵌合に伴って動作する箇所であるから、完了位置においてコード70をより見つけやすくなる。
コード70は、リーダーによって視認窓51を通じて第2の方向D2から検出可能とされていることが好ましい。
このようにすれば、検出窓50と視認窓51の双方の検出結果を通じて嵌合状態を検知できる。例えば、リーダーによって検出窓50でコード70を検出できず、視認窓51でコード70を検出できることをもってCPA部材60が開始位置にあることを検知できる。また、リーダーによって検出窓50と視認窓51の双方でコード70を検出できることをもってCPA部材60が完了位置にあることを検知できる。
このようにすれば、検出窓50と視認窓51の双方の検出結果を通じて嵌合状態を検知できる。例えば、リーダーによって検出窓50でコード70を検出できず、視認窓51でコード70を検出できることをもってCPA部材60が開始位置にあることを検知できる。また、リーダーによって検出窓50と視認窓51の双方でコード70を検出できることをもってCPA部材60が完了位置にあることを検知できる。
[本開示の実施形態2の詳細]
本開示のコネクタ210の具体例を、図17から図21の図面を参照しつつ説明する。以下の説明において実施形態1と同じ構成については、その説明を省略するものとし、実施形態1と対応する構成については、符号の数字部分に200を加えた符号を用いるものとする。
本開示のコネクタ210の具体例を、図17から図21の図面を参照しつつ説明する。以下の説明において実施形態1と同じ構成については、その説明を省略するものとし、実施形態1と対応する構成については、符号の数字部分に200を加えた符号を用いるものとする。
実施形態2では、コード70の配置が実施形態1とは異なっており、これに伴ってCPA部材60およびハウジング20の形状が一部変更されている。
実施形態2のCPA部材260は、図17に示すように、押込操作部261と、押込操作部261の中央から延びるCPA本体262と、押込操作部261の両端からそれぞれ延びる一対のアーム268と、を備えている。
アーム268においてCPA本体262と反対側に位置する側面には、係止突部263が側方に突出して設けられている。アーム268の前端部にはコード配置面267が設けられている。コード配置面267にはコード70が配されている。コード配置面267は平坦面で、かつコネクタ210と相手側コネクタ90の嵌合方向である前後方向に対して45°をなす角度で傾いた傾斜面とされている。実施形態1のコード配置面67は上方と後方の双方に対して45°をなす方向を向いているのに対して、実施形態2のコード配置面267は前方と側方の双方に対して45°をなす方向を向いている点で両者は相違している。係止突部263はコード配置面267の後縁に沿って上下方向に延びる形態で、一対のアーム268にそれぞれ設けられている。図18に示すように、コード配置面267が設けられていない側のアーム268は前方に向かうほど板厚が小さく形成されているのに対して、コード配置面267が設けられている側のアーム268は同じ板厚のまま前後方向に延びて形成されている。
CPA本体262は、図17に示すように、押込操作部261から前方に延びるCPA基端部262Aと、CPA基端部262Aの前端から斜め上前方に延びるCPA中間部262Bと、CPA中間部262Bの前端から前方に延びるCPA先端部262Cと、を備えている。実施形態1のCPA中間部62Bはコード配置面67を有しているのに対して、実施形態2のCPA中間部262Bはコード配置面を有していない点で両者は相違している。
また、実施形態1の視認窓51は、CPA部材60の押込操作部61に設けられているのに対して、実施形態2の視認窓251は、CPA部材260の押込操作部261に設けられていない点で両者は相違している。実施形態2の視認窓251は、図21に示すように、ロックアーム30と保護壁223の間に形成されている。CPA部材260が開始位置および完了位置のいずれに組み付けられた状態でも、オペレーターが視認窓251を通じて第2の方向(図18においてD2で示す方向)からコード70を視認できるようになっている。
しかしながら、CPA部材260が開始位置および完了位置のいずれに組み付けられた状態でも、リーダーが視認窓251を通じて第2の方向D2からコード70を検出できないようになっている。リーダーがコード70を検出できない理由としては、コード70の手前に過度撓み規制片34が配置されており、リーダーの焦点が過度撓み規制片34に合いやすくなり、コード70に焦点が合わないためにコード70を読み取りできないことが挙げられる。
リーダーがコード70を検出できないようにする手法としては、上記の手法の他、外フード部222の前後寸法を長くすることでリーダーからコード70までの距離を長くしてコード70に焦点が合わなくする方法や、コード70の傾斜角度を45°より大きくすることでコード70の手前側部分と奥側部分とで同時に焦点が合わないようにする手法等が挙げられる。
実施形態2の検出窓250は、保護壁223を第1の方向(図18においてD1で示す方向)に貫通して設けられている。図20に示すように、CPA部材260が完了位置に組み付けられた状態では、コード70が検出窓250を通じて外部に露出しているため、リーダーがコード70を第1の方向D1から検出できるようになっている。図20において紙面に直交する方向は、上記した第1の方向D1に対応している。一方、図19に示すように、CPA部材260が開始位置に組み付けられた状態では、コード70が検出窓250より後方に配置され、保護壁223によって隠蔽されているため、リーダーがコード70を検出できないようになっている。
[実施形態2の作用効果]
ハウジング220は、相手側ハウジング91と嵌合した状態にロックするロックアーム30と、ロックアーム30の両側に配された一対の保護壁223と、を備え、検出窓250は保護壁223の一部を第1の方向D1に貫通して設けられ、視認窓251は第2の方向D2から見てロックアーム30と保護壁223との間に設けられていることが好ましい。
ハウジング220は、相手側ハウジング91と嵌合した状態にロックするロックアーム30と、ロックアーム30の両側に配された一対の保護壁223と、を備え、検出窓250は保護壁223の一部を第1の方向D1に貫通して設けられ、視認窓251は第2の方向D2から見てロックアーム30と保護壁223との間に設けられていることが好ましい。
一般にロックアーム30の両側には一対の保護壁223が設けられているから、ロックアーム30や保護壁223等の既存構造を用いて検出窓250と視認窓251を設けることができる。
[他の実施形態]
(1)実施形態1と2では組付部品としてCPA部材60、260を用いたが、組付部品として、雌端子をランスとともに二次係止するリテーナを用いてもよい。
(1)実施形態1と2では組付部品としてCPA部材60、260を用いたが、組付部品として、雌端子をランスとともに二次係止するリテーナを用いてもよい。
(2)第1の方向と第2の方向は実施形態1と2で開示した方向に限定されず、他の方向としてもよい。例えば、第1の方向は嵌合方向に対して直交する方向としてもよい。
(3)実施形態1と2では組付部品が開始位置と完了位置との間で移動可能なものを例示したが、組付部品は、嵌合完了後に開始位置から一旦取り外された後、完了位置に組み付けられるものでもよい。
(4)実施形態1と2ではロックアーム30を備えるハウジング20、220を例示したが、ロックアームの代わりにレバーを備えたレバー式コネクタとしてもよい。レバー式コネクタとした場合、レバーを組付部品としてもよい。
(5)実施形態2ではリーダーによって視認窓251を通じて第2の方向D2から検出できないものを例示したが、検出可能なものでもよい。
(6)実施形態1と2では検出装置としてリーダーを例示したが、検出装置としてカメラを用いてもよい。その場合、カメラを用いてコードを撮像し、撮像されたコードの画像を画像処理することによってコードを読み取るようにしてもよい。
10、210:コネクタ
20、220:ハウジング 21:端子収容部 21A:上面 21B:ランス 22:外フード部 22A:膨出部 22B:奥壁 22C:凹部 23、223:保護壁 23A:対向面 23B:保持突部 23C:幅狭部 23D:過度撓み規制突部 24:雌端子 25:サイドリブ
30:ロックアーム 31:ロック基部 32:ロック本体 32A:底壁 32B:側壁 33:係止部 33A:テーパ面 34:過度撓み規制片 35:操作部 36:CPA導入部
40:フロントホルダ
50、250:検出窓 51、251:視認窓
60、260:CPA部材(組付部品、嵌合保証部材) 61、261:押込操作部 62、262:CPA本体 62A:CPA基端部 62B:CPA中間部 62C:CPA先端部 63、263:係止突部 64、264:ガイドリブ 65、265:規制突起 66、266:補強壁 67、267:コード配置面 68、268:アーム
70:コード
90:相手側コネクタ 91:相手側ハウジング 92:内フード部 92A:周壁 92B:奥壁 93:ロック突部 94:雄端子
D1:第1の方向 D2:第2の方向 D3:嵌合方向
20、220:ハウジング 21:端子収容部 21A:上面 21B:ランス 22:外フード部 22A:膨出部 22B:奥壁 22C:凹部 23、223:保護壁 23A:対向面 23B:保持突部 23C:幅狭部 23D:過度撓み規制突部 24:雌端子 25:サイドリブ
30:ロックアーム 31:ロック基部 32:ロック本体 32A:底壁 32B:側壁 33:係止部 33A:テーパ面 34:過度撓み規制片 35:操作部 36:CPA導入部
40:フロントホルダ
50、250:検出窓 51、251:視認窓
60、260:CPA部材(組付部品、嵌合保証部材) 61、261:押込操作部 62、262:CPA本体 62A:CPA基端部 62B:CPA中間部 62C:CPA先端部 63、263:係止突部 64、264:ガイドリブ 65、265:規制突起 66、266:補強壁 67、267:コード配置面 68、268:アーム
70:コード
90:相手側コネクタ 91:相手側ハウジング 92:内フード部 92A:周壁 92B:奥壁 93:ロック突部 94:雄端子
D1:第1の方向 D2:第2の方向 D3:嵌合方向
Claims (7)
- 相手側ハウジングと嵌合可能なハウジングと、
コード配置面を有し、前記ハウジングに対して開始位置と完了位置とに組み付けられる組付部品と、
前記コード配置面に配されるコードと、を備え、
前記ハウジングは、第1の方向に開口した検出窓と、前記第1の方向とは異なる第2の方向に開口した視認窓と、を有し、
前記組付部品が前記開始位置に組み付けられた状態では、前記コードが検出装置によって前記検出窓を通じて前記第1の方向から検出不能とされ、かつ前記コードが前記視認窓を通じて前記第2の方向から視認可能とされており、
前記組付部品が前記完了位置に組み付けられた状態では、前記コードが前記検出装置によって前記検出窓を通じて前記第1の方向から検出可能とされ、かつ前記コードが前記視認窓を通じて前記第2の方向から視認可能とされている、コネクタ。 - 前記組付部品は、前記ハウジングに対して前記開始位置と前記完了位置との間で移動可能に組み付けられており、
前記組付部品が前記開始位置から前記完了位置に移動するにしたがって、前記コードが前記検出窓を通じて前記第1の方向から視認不能な状態から視認可能な状態に移行する、請求項1に記載のコネクタ。 - 前記組付部品は、前記相手側ハウジングと前記ハウジングの嵌合が完了する前では前記開始位置から前記完了位置に移動できず、前記相手側ハウジングと前記ハウジングの嵌合が完了した後では前記開始位置から前記完了位置に移動できることをもって嵌合完了状態であることを保証する嵌合保証部材である、請求項2に記載のコネクタ。
- 前記コード配置面は、前記組付部品が前記完了位置に組み付けられた場合に前記コードが前記検出窓を通じて前記第1の方向から視認可能で、かつ前記視認窓を通じて前記第2の方向から視認可能となるように、前記相手側ハウジングと前記ハウジングの嵌合方向に対して傾いた傾斜面とされている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
- 前記ハウジングは、前記相手側ハウジングと嵌合した状態にロックするロックアームを備え、
前記検出窓は前記ロックアームの一部を前記第1の方向に貫通して設けられ、前記視認窓は前記組付部品の一部を前記第2の方向に貫通して設けられている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコネクタ。 - 前記コードは、前記検出装置によって前記視認窓を通じて前記第2の方向から検出可能とされている、請求項5に記載のコネクタ。
- 前記ハウジングは、前記相手側ハウジングと嵌合した状態にロックするロックアームと、前記ロックアームの両側に配された一対の保護壁と、を備え、
前記検出窓は前記保護壁の一部を前記第1の方向に貫通して設けられ、前記視認窓は前記第2の方向から見て前記ロックアームと前記保護壁との間に設けられている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコネクタ。
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