JP2008226590A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ロックアームが不用意にロック解除方向に弾性撓みするのを防止する。
【解決手段】雌コネクタハウジング10には弾性撓み可能なロックアーム11が形成され、雄コネクタハウジング30にはロック受け部35が形成されている。ロックアーム11には解除用の操作部41が形成されている。そして、雌コネクタハウジング10には、操作部41を露出させる露出位置と、操作部41を被覆する被覆位置との間を移動可能とされ、両コネクタハウジング10,30が正規嵌合された場合にのみ露出位置から被覆位置への移動が許容されるシャッター部材60が装着されている。
【選択図】図8

Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1には嵌合検知手段を備えたコネクタが開示されている。ここには、雌コネクタハウジングに対して待機位置と検知位置との間を移動可能に装着された検知部材が備えられている。この検知部材は、雌コネクタハウジングに設けられたロックアームの撓み空間に進入可能に配置され、雌コネクタハウジングが雄コネクタハウジングと半嵌合の状態ではロックアームとの干渉によって検知位置への移動が規制され、雌コネクタハウジングが雄コネクタハウジングと正規嵌合された状態ではロックアームの復動によって検知位置への移動が許容されてロックアームの撓み空間に進入し、もってロックアームの弾性撓みを規制する。したがって、検知部材の検知位置への移動が可能であるか否かによって両コネクタハウジングの嵌合状態を検知できるようになっている。
特開2004−63090公報
上記の場合、検知部材の待機位置から検知位置への変位量がさほど大きくないため、検知部材の検知位置への移動操作をし忘れてもそれに気付かない可能性があった。そして、このように検知部材が待機位置に保持された状態のままロックアームの操作部が偶発的に押圧されると、ロックアームがロック解除方向に弾性撓みして両コネクタハウジングが不用意に離脱されるおそれもあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ロックアームが不用意にロック解除方向に弾性撓みするのを防止することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジングのうち、一方のコネクタハウジングには弾性撓み可能なロックアームが形成され、他方のコネクタハウジングにはロック受け部が形成されており、両コネクタハウジングが正規嵌合されたときに、前記ロックアームが前記ロック受け部を弾性的に係止することで前記両コネクタハウジングの離脱が規制される一方、前記ロックアームの操作部を押圧することで前記ロックアームが前記ロック受け部とのロック状態を解除して前記両コネクタハウジングの離脱が可能とされるコネクタであって、前記一方のコネクタハウジングには、前記操作部を露出させる露出位置と、前記操作部を被覆する被覆位置との間を移動可能とされ、前記両コネクタハウジングが正規嵌合された場合にのみ前記露出位置から前記被覆位置への移動が許容されるシャッター部材が装着されている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ロックアームは、前記被覆位置に達した前記シャッター部材によって前記ロック受け部から解離する方向への弾性撓みが規制されるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記シャッター部材は、前記露出位置から前記被覆位置にかけて前記他方のコネクタハウジングの嵌合方向と同じ方向に移動するところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記シャッター部材は、前記一方のコネクタハウジングに対して前記ロックアームの動きに連動することなく保持されており、このシャッター部材のうち前記操作部を被覆する部分は、弾性撓みする前記ロックアームとその撓み方向で重なる位置に配されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
両コネクタハウジングが正規嵌合された状態でシャッター部材を露出位置から被覆位置に移動させると、ロックアームの操作部がシャッター部材によって被覆されるから、ロックアームの被覆状態を視認することでシャッター部材が被覆位置に達しているのか否かが明確にわかる。そして、シャッター部材が被覆位置に達していれば、操作部はシャッター部材で保護されて押圧されることはないので、ロックアームが不用意にロック受け部から解離するロック解除方向に弾性撓みするおそれはない。
<請求項2の発明>
ロックアームが被覆位置に達したシャッター部材によってロック解除方向への弾性撓みを規制されるから、両コネクタハウジングが実質的に二重にロックされた状態となり、両コネクタハウジングが不用意に離脱されるのを確実に阻止できる。
<請求項3の発明>
仮に両コネクタハウジングが半嵌合の状態のときに、シャッター部材を露出位置から被覆位置に移動させると、その移動方向と他方のコネクタハウジングの嵌合方向が同じ方向に設定されていることから、シャッター部材の動きに連れだって一方のコネクタハウジングが他方のコネクタハウジングから離間する。したがって、両コネクタハウジングが半嵌合状態にあることを明確に検知できる。
<請求項4の発明>
シャッター部材がロックアームの動きに連動することなく保持され、シャッター部材のうち操作部を被覆する部分は弾性撓みするロックアームとその撓み方向で重なる位置に配されているから、コネクタがロックアームの撓み方向について大型化するのを回避できる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図13によって説明する。本実施形態のコネクタは、互いに嵌合可能な雌雄一対のコネクタハウジング10,30と、露出位置と被覆位置との間を移動可能なシャッター部材60とを備えて構成される。なお、以下の説明において前後方向については両コネクタハウジング10,30の嵌合面側を前方とする。
雄コネクタハウジング30(本発明における「他方のコネクタハウジング」に相当)は合成樹脂製であって、図1及び図9に示すように、略垂直に起立する平板状の基壁31と、基壁31の前面から前方へ突出する筒状のフード部32とを備える。基壁31には雄端子金具33が貫通して装着されており、フード部32内には雄端子金具33のタブ34が突出して配置されている。そして、フード部32の上壁外面には、幅方向略中央部に、ロックアーム11と弾性係止可能なロック受け部35が突出して形成されている。ロック受け部35の前面は後方へ向けて上り勾配となる斜面とされ、ロック受け部35の後面は略垂直に切り立つ垂直面とされる。また、フード部32の上壁外面には、ロック受け部35を挟んだ両側でかつロック受け部35よりも前方に、シャッター部材60の係止状態を解除可能な左右一対の解除部36が突出して形成されている。解除部36の前面は略垂直に切り立つ垂直面とされ、解除部36の後面は後方へ向けて下り勾配となる斜面とされる。
雌コネクタハウジング10(本発明における「一方のコネクタハウジング」に相当)は合成樹脂製であって、図11に示すように、略ブロック状の端子収容部12と、その周りを取り囲む嵌合筒部13と、後端部にあって端子収容部12の外面と嵌合筒部13の内面とに連なる連結部14とを備え、端子収容部12と嵌合筒部13との間にフード部32が進入可能となっている。端子収容部12には相手側の雄端子金具33と対応して上下二段のキャビティ15が形成されているとともに、上段のキャビティ15より上方に、両コネクタハウジング10,30が未嵌合のときに一対の端子金具16を短絡させる短絡端子(図示せず)の収容部17が形成されている。キャビティ15内には後方から電線18の端末に接続された端子金具16が挿入可能とされる。なお、相手側のフード部32内には短絡端子による両端子金具16の短絡状態を解除するための解除片37が突出して配置されている。
嵌合筒部13の上壁の幅方向略中央部には、断面略門型の膨出部19が前後方向に沿って形成されている。膨出部19の内面と嵌合筒部13の外面との間はシャッター部材60の組付空間20とされる。また、膨出部19の内壁側面には、シャッター部材60を移動案内する案内板21が前後方向に延出して形成されている。
そして、膨出部19には、その後端側を切除することにより、シャッター部材60及びロックアーム11の動作を可能となす操作窓22が開口して形成されている。嵌合筒部13は、操作窓22と対向する部分を残して前部側が切除されており、その切欠部23の幅方向両側に、シャッター部材60を後方(後述する被覆位置側)への移動を規制した状態で保持する左右一対の受け部24が前方へ突出して形成されている。そして、嵌合筒部13には、シャッター部材60と摺接する摺動面25Aを有する案内部25が受け部24より後方に連続して形成されており、かつ、案内部25の後端より後方に間隔をあけてシャッター部材60のそれ以上後方への移動を規制するストッパ部26が突出して形成されている。
また、膨出部19の内面と嵌合筒部13の外面との間(組付空間20)には、ロックアーム11が弾性撓み可能に配置されている。ロックアーム11は、前後方向に細長く延びるアーム部28と、アーム部28の下面と嵌合筒部13の上面(詳細には上記切欠部23の幅方向略中央部)との間に連なる支持部49とからなり、支持部49を中心としてアーム部28がシーソ状に揺動変位可能(弾性変位可能)となっている。アーム部28の前端部には爪状のロック突起29が下向きに突成されており、このロック突起29がロック受け部35の後面に係止可能となっている。
また、アーム部28の後端部には幅方向に拡幅された操作部41が形成されており、ここを下方へ押圧することでアーム部28の前端側が持ち上がってロック受け部35から解離可能となっている。操作部41は、アーム部28の上端側のみに薄肉となって張り出す部分を含み、厚み方向でシャッター部材60に抱持されることによりその上下移動が規制されるようになっている。そして、膨出部19と嵌合筒部13との間には、両者13,19を上下方向(高さ方向)で連ねる左右一対の支柱部42が形成されており、後述する露出位置に至ったシャッター部材60が両支柱部42に当て止めされるようになっている。
シャッター部材60は合成樹脂製であって概ね板状をなし、雌コネクタハウジング10の組付空間20に対して後方から挿入されて、ロックアーム11の撓み動作を許容しつつ操作部41を露出させる露出位置と、それより後方にあってロックアーム11の撓み動作を規制しつつ操作部41を被覆する被覆位置との間を移動可能とされる。具体的にはシャッター部材60は、図12及び図13に示すように、略方形板状をなして略水平に配置される覆い部61と、覆い部61の下面の幅方向略中央部において覆い部61の全長に亘って延びる左右一対の脚部62と、脚部62の下端外面の前後方向中央よりやや前方において幅方向両側に突出する左右一対の突出部63とを備え、全体として幅方向中心を挟んで左右対称形をなしている。かかるシャッター部材60は、ロックアーム11の動作に連動することなく案内板21に沿って独立して移動可能となっている。
覆い部61は、ロックアーム11のアーム部28の上面と膨出部19の上壁下面との間において案内板21に沿って変位可能とされ、露出位置ではロックアーム11の操作部41を露出させる一方、被覆位置ではロックアーム11の操作部41を隠蔽状態で被覆するようになっている。そして、覆い部61は、被覆位置では操作窓22の略全体を覆うことが可能な大きさをもって構成されている。
また、覆い部61は、露出位置では弾性撓みするアーム部28とその撓み方向となる上下方向で重なり合う位置に配される。さらに、覆い部61の後端上面にはリブ状の摘み部64が全幅に亘って突成されており、露出位置では摘み部64が操作窓22の前端との間に指の差し入れ空間65を有して配置される一方、被覆位置では摘み部64が操作部41の後端と対応する位置に配置されるようになっている。
両脚部62は幅方向で互いに平行に配置された横長板状をなし、その下端内面に、ロックアーム11の撓み動作を規制する規制片66が内向きに突出して形成されている。両規制片66の内面、両脚部62の内面、及び覆い部61の下面によって区画される空間は、シャッター部材60が被覆位置に達したときにロックアーム11の操作部41が進入する進入空間67とされる。進入空間67に進入した操作部41の下面が規制片66の内面に当接することで、ロックアーム11の下方(ロック受け部35から解離するロック解除方向)への弾性撓みが規制される。
また、両突出部63は、棒状、詳細には四角棒状をなし、その先端部に、受け部24と当接することでシャッター部材60を露出位置に保持する左右一対の係合突部68が下向きに突出して形成されている。この係合突部68は概ね方形ブロック状であって、このうち、受け部24と当接する前端の一角が面取りされて斜め下向きの傾斜面68Aとなっている。係合突部68の後面と受け部24の前面が当接した状態ではシャッター部材60の被覆位置への移動が規制され、係合突部68が傾斜面68Aに沿って解除部36に乗り上げられることで受け部24との当接状態が解離されてシャッター部材60の被覆位置への移動が許容されるようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
まず、雌コネクタハウジング10の組付空間20に対して後方からシャッター部材60を挿入し、シャッター部材60を露出位置に保持する。露出位置では、シャッター部材60の係合突部68が受け部24と当接することでシャッター部材60の後退変位が規制されるとともに、シャッター部材60の前端が両支柱部42に当接することでシャッター部材60の前進変位が規制される。また露出位置では、図9に示すように、操作窓22を通してロックアーム11の操作部41が露出して視認可能とされるが、ロックアーム11において操作部41以外の部分はシャッター部材60により概ね覆われる。なお、シャッター部材60の組み付けと前後し、電線18の端末に接続された端子金具16をキャビティ15内に挿入する。
全ての端子金具16をキャビティ15内に挿入したら、図1及び図5に示すように、この雌コネクタハウジング10を雄コネクタハウジング30と対峙させる。その状態で、端子収容部12と嵌合筒部13との間にフード部32を進入させつつ両コネクタハウジング10,30を嵌合させる。嵌合の過程では、図2に示すように、解除部36が嵌合筒部13の切欠部23の前方空間に進入してシャッター部材60の係合突部68と当接し、解除部36の頂部が傾斜面68Aに摺接する。すると、係合突部68が上向きに変位して受け部24から離間し、シャッター部材60の露出位置における保持状態が解除される。この間、図6に示すように、ロックアーム11のアーム部28がロック突起29とロック受け部35との干渉によって前上がりの傾斜姿勢をとる。このとき、シャッター部材60の覆い部61の下方にはアーム部28の傾動空間71が確保されており、覆い部61とアーム部28とが互いに干渉することはない。
かく両コネクタハウジング10,30が正規嵌合されると、図7に示すように、アーム部28が復動して元の自然状態に戻り、それに伴いロック突起29がロック受け部35の後面に弾性的に係止して、両コネクタハウジング10,30が離脱規制状態にロックされる。このとき、図3に示すように、シャッター部材60の覆い部61は嵌合筒部13の内面に圧接状態で当接しており、また、シャッター部材60の係合突部68の下面は解除部36の上端面に当接しつつ案内部25の摺動面25Aとほぼ同じ高さに位置している。
その後、摘み部64を摘みつつシャッター部材60を後方(雌コネクタハウジング10の離脱方向と同じ方向であって雄コネクタハウジング30の嵌合方向と同じ方向)へ移動させる。すると、シャッター部材60は、案内板21及び案内部25によって摺動案内されつつ後退した後、図4及び図8に示すように、被覆位置に達するのに伴って係合突部68が案内部25とストッパ部26との間の隙間に嵌り、案内部25の後端とストッパ部26の前端とによって前後の移動が規制された状態となる。また、被覆位置では、図10に示すように、ロックアーム11の操作部41が覆い部61にすっぽりと覆われて、操作部41に対する押圧操作が規制される。さらに、被覆位置では、操作部41が進入空間67に進入して規制片66によってその下方(ロック解除方向)への変位が規制される。
一方、両コネクタハウジング10,30が未だ正規嵌合位置に至らず半嵌合の状態にあると、ロックアーム11の撓み動作が解消されずにアーム部28の後端部が傾倒姿勢をとったままとなる。そうすると、この状態でシャッター部材60を被覆位置側へ移動させようとしても、規制片66がアーム部28の後端部と突き当たって、シャッター部材60の雌コネクタハウジング10に対する後退動作は規制される。また、シャッター部材60の被覆位置への押し込みに伴って雌コネクタハウジング10に対して後方への押圧力が作用し、雌コネクタハウジング10が雄コネクタハウジング30から離間される。こうして両コネクタハウジング10,30が分離状態となったら、改めて両コネクタハウジング10,30を深く嵌合させて正規嵌合位置に至らすようにする。
また、メンテナンス等により両コネクタハウジング10,30を離脱させる際には、上記とは逆に、シャッター部材60を露出位置側へ戻して操作部41を進入空間67から抜け出させ、もってロックアーム11の撓み動作を可能とした状態から、操作部41を下方へ押圧してロックアーム11をロック受け部35から離間するロック解除方向に撓ませ、その後、両コネクタハウジング10,30を互いに引き離せばよい。
このように本実施形態によれば次の効果を奏する。
両コネクタハウジング10,30が正規嵌合された状態でシャッター部材60を露出位置から被覆位置に移動させると、ロックアーム11の操作部41がシャッター部材60によって被覆されるから、ロックアーム11の被覆状態を視認することでシャッター部材60が被覆位置に達しているのか否かが明確にわかる。そして、シャッター部材60が被覆位置に達していれば、操作部41はシャッター部材60で保護されて押圧されることはないので、ロックアーム11が不用意にロック受け部35から解離するロック解除方向に弾性撓みするおそれはない。一方、正規手順でロックアーム11のロック解除操作を行う場合は、シャッター部材60を露出位置に戻して操作部41を露出させ、その状態から操作部41を押圧すればよい。
また、被覆位置ではシャッター部材60の規制片66によってロックアーム11のロック解除方向への弾性撓みが規制されるから、両コネクタハウジング10,30が実質的に二重にロックされた状態となり、両コネクタハウジング10,30が不用意に離脱されるのを確実に阻止できる。
また、仮に、両コネクタハウジング10,30が半嵌合の状態のときに、シャッター部材60を露出位置から被覆位置に移動させると、このシャッター部材60の動きに連れだって雌コネクタハウジング10が雄コネクタハウジング30から離間するから、両コネクタハウジング10,30が半嵌合状態にあることを明確に検知できる。
さらに、シャッター部材60が雌コネクタハウジング10に対してロックアーム11の動きに連動することなく保持されており、シャッター部材60の覆い部61は弾性撓みするロックアーム11とその撓み方向で重なる位置に配されているから、コネクタがロックアーム11の撓み方向となる上下方向(高さ方向)について大型化するのを回避できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)シャッター部材が被覆位置にあるときに、操作部は、この操作部への解除操作を規制可能な範囲で、覆い部によって覆われていない部分(露出部分)を有していても構わない。
(2)シャッター部材はロックアームの撓み動作を規制する手段(規制片)を備えていなくてもよい。
(3)シャッター部材はロックアームに組み付けられてロックアームの動きに連動する構成であってもよい。
(4)シャッター部材は雄コネクタハウジング側に組み付けられてもよい。
(5)シャッター部材は、ヒンジを介して雌コネクタハウジング(雄コネクタハウジング)と一体化する構成であってもよい。
実施形態1において両コネクタハウジングの嵌合前の状態を示す、係合突部と対応する箇所で切った断面図 両コネクタハウジングの嵌合が進んで係合突部が解除部と当接した状態を示す断面図 両コネクタハウジングが正規嵌合された状態を示す、係合突部と対応する箇所で切った断面図 シャッター部材が被覆位置に達した状態を示す、係合突部と対応する箇所で切った断面図 両コネクタハウジングの嵌合前の状態を示す、ロックアームと対応する箇所で切った断面図 両コネクタハウジングの嵌合が進んでロックアームがロック受け部と当接して弾性撓みした状態を示す断面図 両コネクタハウジングが正規嵌合された状態を示す、ロックアームと対応する箇所で切った断面図 シャッター部材が被覆位置に達した状態を示す、ロックアームと対応する箇所で切った断面図 両コネクタハウジングの嵌合前、シャッター部材を露出位置に留め置いた状態を示す平面図 両コネクタはウイングの嵌合後、シャッター部材を被覆位置に移動させた状態を示す平面図 シャッター部材を組み付けた雌コネクタハウジングの正面図 シャッター部材の平面図 シャッター部材の正面図
符号の説明
10…雌コネクタハウジング(一方のコネクタハウジング)
11…ロックアーム
12…端子収容部
22…操作窓
28…アーム部
29…ロック突起
30…雄コネクタハウジング(他方のコネクタハウジング)
35…ロック受け部
36…解除部
41…操作部
60…シャッター部材
61…覆い部

Claims (4)

  1. 互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジングのうち、一方のコネクタハウジングには弾性撓み可能なロックアームが形成され、他方のコネクタハウジングにはロック受け部が形成されており、両コネクタハウジングが正規嵌合されたときに、前記ロックアームが前記ロック受け部を弾性的に係止することで前記両コネクタハウジングの離脱が規制される一方、前記ロックアームの操作部を押圧することで前記ロックアームが前記ロック受け部とのロック状態を解除して前記両コネクタハウジングの離脱が可能とされるコネクタであって、
    前記一方のコネクタハウジングには、前記操作部を露出させる露出位置と、前記操作部を被覆する被覆位置との間を移動可能とされ、前記両コネクタハウジングが正規嵌合された場合にのみ前記露出位置から前記被覆位置への移動が許容されるシャッター部材が装着されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ロックアームは、前記被覆位置に達した前記シャッター部材によって前記ロック受け部から解離する方向への弾性撓みが規制されることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記シャッター部材は、前記露出位置から前記被覆位置にかけて前記他方のコネクタハウジングの嵌合方向と同じ方向に移動することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記シャッター部材は、前記一方のコネクタハウジングに対して前記ロックアームの動きに連動することなく保持されており、このシャッター部材のうち前記操作部を被覆する部分は、弾性撓みする前記ロックアームとその撓み方向で重なる位置に配されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコネクタ。
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