JP2021038295A - インクジェット用インク - Google Patents

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Abstract

【課題】高速印刷において、吐出安定性に優れ、記録媒体への着弾後に適度に濡れ広がることができ、かつ形成される画像のオフセット及び滲みの発生を抑制できるインクジェット用インクを提供する。【解決手段】インクジェット用インクは、表面寿命0ミリ秒での動的表面張力γ0が55mN/m以上60mN/m以下であり、表面寿命10ミリ秒での動的表面張力γ10が40mN/m以上50mN/m以下であり、表面寿命100ミリ秒での動的表面張力γ100が30mN/m超33mN/m以下であり、表面寿命1000ミリ秒での動的表面張力γ1000が30mN/m以上33mN/m未満であり、かつ前記動的表面張力γ1000が前記動的表面張力γ100よりも小さい。【選択図】なし

Description

本発明は、インクジェット用インクに関する。
インクジェット用インクには、吐出安定性に優れること、記録媒体への着弾後に適度に濡れ広がること、並びに形成される画像のオフセット及び滲みの発生を抑制できることが要求されている。これらの要求は、高速印刷を行うインクジェット記録装置(例えば、駆動周波数が18kHz以上であるピエゾ記録ヘッドを備えるインクジェット記録装置)に用いるインクジェット用インクにおいて特に重要である。
このような要求に対して、例えば、インクジェット用インクの動的表面張力を特定範囲に調整することが提案されている。具体的には、特許文献1には、表面寿命50ミリ秒での動的表面張力が特定範囲であり、かつ表面寿命5000ミリ秒での動的表面張力が特定範囲であるインクジェット用インクが提案されている。また、特許文献2には、表面寿命10ミリ秒での動的表面張力が特定範囲であり、かつ表面寿命100ミリ秒での動的表面張力が特定範囲であるインクジェット用インクが提案されている。
特開2008−1891号公報 特開2003−231838号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載のインクジェット用インクによっても、高速印刷において、上述の要求を全て満たすことは困難である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、高速印刷において、吐出安定性に優れ、記録媒体への着弾後に適度に濡れ広がり、かつ形成される画像のオフセット及び滲みの発生を抑制できるインクジェット用インクを提供することである。
本発明に係るインクジェット用インクは、表面寿命0ミリ秒での動的表面張力γ0が55mN/m以上60mN/m以下であり、表面寿命10ミリ秒での動的表面張力γ10が40mN/m以上50mN/m以下であり、表面寿命100ミリ秒での動的表面張力γ100が30mN/m超33mN/m以下であり、表面寿命1000ミリ秒での動的表面張力γ1000が30mN/m以上33mN/m未満であり、かつ前記動的表面張力γ1000が前記動的表面張力γ100よりも小さい。
本発明に係るインクジェット用インクは、高速印刷において、吐出安定性に優れ、記録媒体への着弾後に適度に濡れ広がることができ、かつ形成される画像のオフセット及び滲みの発生を抑制できる。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下において、体積中位径(D50)の測定値は、何ら規定していなければ、動的光散乱式粒径分布測定装置(シスメックス株式会社製「ゼータサイザーナノZS」)を用いて測定された値である。
以下において、酸価の測定値は、何ら規定していなければ、「JIS(日本産業規格)K0070−1992」に従い測定した値である。また、質量平均分子量(Mw)の測定値は、何ら規定していなければ、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーを用いて測定した値である。
本明細書では、アクリル及びメタクリルを包括的に「(メタ)アクリル」と総称する場合がある。
本明細書において、動的表面張力及び静的表面張力は、何れも温度25℃での動的表面張力及び静的表面張力を示す。本明細書において、動的表面張力は、実施例に記載の方法又はこれに準ずる方法により測定できる。
<インク>
以下、本発明のインクジェット用インク(以下、単にインクと記載することがある)を説明する。本発明のインクは、表面寿命0ミリ秒での動的表面張力γ0が55mN/m以上60mN/m以下であり、表面寿命10ミリ秒での動的表面張力γ10が40mN/m以上50mN/m以下であり、表面寿命100ミリ秒での動的表面張力γ100が30mN/m超33mN/m以下であり、表面寿命1000ミリ秒での動的表面張力γ1000が30mN/m以上33mN/m未満であり、かつ動的表面張力γ1000が動的表面張力γ100よりも小さい。
本発明のインクは、上述の構成を備えることにより、高速印刷(例えば、駆動周波数が18kHz以上であるピエゾ記録ヘッドを備えるインクジェット記録装置)において、吐出安定性に優れ、記録媒体への着弾後に適度に濡れ広がり、かつ形成される画像のオフセット及び滲みの発生を抑制できる。ここで、インクジェット用インクの吐出安定性は、形成される画像を観察することで評価できる。具体的には、インクジェット用インクは、形成される画像において、吐出不良に起因するサテライト滴及び白筋が発生しない場合、吐出安定性に優れると評価できる。
本発明のインクが上述の構成を備えることにより上述の効果を奏する理由は以下の通りであると推察される。まず、インクの表面寿命0ミリ秒での動的表面張力γ0は、インクが記録ヘッドのノズルから吐出される直前から吐出された直後においてのインク性質を示す指標である。動的表面張力γ0が55mN/m未満のインクは、ノズルから吐出された後に1個の液滴としてまとまることができず、サテライト滴を発生させる傾向がある。また、動的表面張力γ0が60mN/m超のインクは、記録ヘッドのノズルまでの流路を移動する際に、ノズル内壁に対する濡れ性が低い傾向がある。そのため、動的表面張力γ0が60mN/m超のインクは、ノズルから吐出された後に、ノズル内にスムーズに再充填される性質(リフィル性)に劣る傾向がある。リフィル性に劣るインクは、不吐出を生じ、形成される画像に白筋を発生させ易い。これに対して、本発明のインクは、動的表面張力γ0が55mN/m以上60mN/m以下であるため、高速印刷においても、形成される画像に吐出不良に起因するサテライト滴及び白筋が発生し難い。
次に、インクの表面寿命10ミリ秒での動的表面張力γ10は、ノズルから吐出されたインクが記録媒体に着弾した直後においてのインクの性質を示す指標である。動的表面張力γ10が40mN/m未満のインクは、記録媒体の面方向に浸透する前に、記録媒体の厚さ方向に速やかに浸透する傾向があるため、記録媒体に濡れ広がり難い。動的表面張力γ10が50mN/m超のインクは、記録媒体の面方向にも厚さ方向にも浸透し難い。本発明のインクは、動的表面張力γ10が40mN/m以上50mN/m以下であるため、高速印刷においても、記録媒体に適度に濡れ広がることができる。その結果、本発明のインクは、適度に大きい画素を形成することができる。
次に、インクの表面寿命100ミリ秒での動的表面張力γ100は、画像形成後の記録媒体がインクジェット記録装置内を搬送されている途中において、画像に含まれるインクの性質を示す指標である。動的表面張力γ100が33mN/m超のインクは、記録媒体に十分に定着することができず、インクジェット記録装置内の各種部材(例えば、各種ローラー)に付着する傾向がある。本発明のインクは、動的表面張力γ100が33mN/m以下であるため、高速印刷においても、形成される画像のオフセットの発生を抑制できる。また、動的表面張力γ100が30mN/m以下のインクは、後述する表面寿命1000ミリ秒での動的表面張力γ1000が低くなりすぎる傾向がある。本発明のインクは、動的表面張力γ100が30mN/m超であるため、動的表面張力γ1000を適度な範囲に調整することができる。
次に、インクの表面寿命1000ミリ秒での動的表面張力γ1000は、画像形成後の記録媒体がインクジェット記録装置から排出された後において、画像に含まれるインクの性質を示す指標である。動的表面張力γ1000が30mN/m未満のインクは、記録媒体にインクが過度に浸透し、形成される画像に滲みが発生する傾向がある。本発明のインクは、動的表面張力γ1000が30mN/m以上であるため、形成される画像の滲みの発生を抑制できる。また、動的表面張力γ1000が33mN/m以上のインクは、上述の表面寿命100ミリ秒での動的表面張力γ100が高くなりすぎる傾向がある。本発明のインクは、動的表面張力γ1000が33mN/m未満であるため、動的表面張力γ100を適度な範囲に調整することができる。
本発明のインクの表面寿命0ミリ秒での動的表面張力γ0としては、56mN/m以上58mN/m以下が好ましい。本発明のインクの表面寿命10ミリ秒での動的表面張力γ10としては、43mN/m以上47mN/m以下が好ましい。本発明のインクの表面寿命100ミリ秒での動的表面張力γ100としては、32mN/m以上33mN/m以下が好ましい。本発明のインクの表面寿命1000ミリ秒での動的表面張力γ1000としては、30mN/m以上31mN/m以下が好ましい。
本発明のインクは、例えば、顔料と、水と、オクタンジオールと、アセチレングリコール界面活性剤と、シリコーン界面活性剤とを含有する。本発明のインクは、ペンタンジオールを更に含有することが好ましい。本発明のインクによって画像を形成する記録媒体としては、特に限定されないが、記録用紙が好ましい。以下、本発明のインクについて、更に詳細に説明する。なお、以下に説明する各成分は、1種単独で用いてもよく、2種以上を組みわせて用いていてもよい。
[顔料]
本発明のインクにおいて、顔料は、例えば、溶媒に分散する粒子(以下、顔料粒子と記載することがある)として存在する。顔料粒子のD50としては、30nm以上200nm以下が好ましく、70nm以上130nm以下がより好ましい。
顔料としては、例えば、黄色顔料、橙色顔料、赤色顔料、青色顔料、紫色顔料、及び黒色顔料が挙げられる。黄色顔料としては、例えば、C.I.ピグメントイエロー(74、93、95、109、110、120、128、138、139、151、154、155、173、180、185、及び193)が挙げられる。橙色顔料としては、例えば、C.I.ピグメントオレンジ(34、36、43、61、63、及び71)が挙げられる。赤色顔料としては、例えば、C.I.ピグメントレッド(122及び202)が挙げられる。青色顔料としては、例えば、C.I.ピグメントブルー(15、より具体的には15:3)が挙げられる。紫色顔料としては、例えば、C.I.ピグメントバイオレット(19、23、及び33)が挙げられる。黒色顔料としては、例えば、C.I.ピグメントブラック(7)が挙げられる。
本発明のインクが顔料を含有する場合、本発明のインクにおいて、顔料の含有割合としては、0.3質量%以上5.0質量%以下が好ましく、1.0質量%以上3.0質量%以下がより好ましい。顔料の含有割合を0.3質量%以上とすることで、形成される画像の耐擦過性を向上できる。顔料の含有割合を5.0質量%以下とすることで、本発明のインクの流動性を向上できる。
顔料粒子は、顔料のみを含んでいてもよい。また、顔料粒子は、顔料及び樹脂を含んでいてもよい。顔料及び樹脂を含む顔料粒子としては、例えば、顔料を含む顔料コアと、顔料コアの表面を被覆する樹脂(以下、被覆樹脂と記載することがある)とを含有する顔料粒子が挙げられる。被覆樹脂としては、例えば、(メタ)アクリル酸アルキルエステル、スチレン及びビニルナフタレンのうち少なくとも1種のモノマーと、(メタ)アクリル酸及びマレイン酸のうち少なくとも1種のモノマーとの共重合体が挙げられる。
被覆樹脂としては、(メタ)アクリル酸に由来する繰り返し単位((メタ)アクリル酸単位)と、(メタ)アクリル酸アルキルエステルに由来する繰り返し単位((メタ)アクリル酸アルキルエステル単位)と、スチレン単位とを有する樹脂が好ましい。この場合、被覆樹脂の有する全繰り返し単位のうち、(メタ)アクリル酸単位の割合としては、20質量%以上60質量%以下が好ましい。被覆樹脂の有する全繰り返し単位のうち、(メタ)アクリル酸アルキルエステル単位の割合としては、30質量%以上65質量%以下が好ましい。被覆樹脂の有する全繰り返し単位のうち、スチレン単位の割合としては、5質量%以上25質量%以下が好ましい。被覆樹脂としては、メタクリル酸に由来する繰り返し単位と、メタクリル酸メチルに由来する繰り返し単位と、アクリル酸ブチルに由来する繰り返し単位と、スチレン単位とを有する樹脂がより好ましい。
本発明のインクが被覆樹脂を含有する場合、本発明のインクにおいて、被覆樹脂の含有量としては、顔料100質量部に対して、10質量部以上100質量部以下が好ましく、30質量部以上50質量部以下がより好ましい。被覆樹脂の含有量を10質量部以上とすることで、顔料粒子の分散性を向上できる。被覆樹脂の含有量を100質量部以下とすることで、ノズル詰まりの発生を抑制できる。
被覆樹脂の酸価としては、例えば、50mgKOH/g以上150mgKOH/g以下である。被覆樹脂の酸価を50mgKOH/g以上150mgKOH/g以下とすることで、顔料粒子の凝集をより効果的に抑制しつつ、本発明のインクの保存安定性を向上できる。
被覆樹脂の酸価は、被覆樹脂を合成する際に使用するモノマーの量によって調整できる。例えば、被覆樹脂を合成する際に、酸性の官能基(例えば、カルボキシ基)を有するモノマー(より具体的には、アクリル酸、メタクリル酸等)を使用することで、被覆樹脂の酸価を増大させることができる。
被覆樹脂のMwは、例えば、10000以上50000以下である。被覆樹脂のMwを10000以上50000以下とすることで、本発明のインクの粘度の増大を抑制しつつ、形成される画像の画像濃度を向上できる。
[水]
本発明のインクが水を含有する場合、本発明のインクにおいて、水の含有割合としては、例えば、30.0質量%以上60.0質量%以下である。
[ペンタンジオール]
ペンタンジオールは、本発明のインクの表面張力(特に、表面寿命0ミリ秒での動的表面張力γ0)を調整する。具体的には、本発明のインクは、ペンタンジオールを多く含有するほど、動的表面張力γ0が低下する傾向がある。ペンタンジオールとしては、1,3−ペンタンジオールが好ましい。
本発明のインクがペンタンジオールを含有する場合、本発明のインクにおいて、ペンタンジオールの含有割合としては、19.0質量%以上35.0質量%以下が好ましく、25.0質量%以上32.0質量%以下がより好ましい。ペンタンジオールの含有割合を19.0質量%以上35.0質量%以下とすることで、本発明のインクの動的表面張力γ0を上述の範囲に調整し易くなる。
[オクタンジオール]
オクタンジオールは、本発明のインクの表面張力(特に、表面寿命0ミリ秒での動的表面張力γ0)を調整する。具体的には、本発明のインクは、オクタンジオールを多く含有するほど、動的表面張力γ0が低下する傾向がある。オクタンジオールとしては、1,8−オクタンジオールが好ましい。
本発明のインクがオクタンジオールを含有する場合、本発明のインクにおいて、オクタンジオールの含有割合としては、0.3質量%以上3.5質量%以下が好ましく、0.7質量%以上1.5質量%以下がより好ましい。オクタンジオールの含有割合を0.3質量%以上3.5質量%以下とすることで、本発明のインクの動的表面張力γ0を上述の範囲に調整し易くなる。
[アセチレングリコール界面活性剤]
アセチレングリコール界面活性剤は、本発明のインクの表面張力(特に、表面寿命10ミリ秒での動的表面張力γ10)を調整する。これは、アセチレングリコール界面活性剤は、インク滴がノズルから吐出された後、10ミリ秒程度でインク滴の界面に移行するためであると判断される。具体的には、本発明のインクは、アセチレングリコール界面活性剤を多く含有するほど、動的表面張力γ10が増大する傾向がある。アセチレングリコール界面活性剤としては、アセチレンジオールのエチレンオキシド付加物が好ましい。
本発明のインクがアセチレングリコール界面活性剤を含有する場合、本発明のインクにおいて、アセチレングリコール界面活性剤の含有割合としては、0.8質量%以上1.2質量%以下が好ましい。アセチレングリコール界面活性剤の含有割合を0.8質量%以上1.2質量%以下とすることで、本発明のインクの動的表面張力γ10を上述の範囲に調整し易くなる。
[シリコーン界面活性剤]
シリコーン界面活性剤は、本発明のインクの表面張力(特に、表面寿命100ミリ秒での動的表面張力γ100、及び表面寿命1000ミリ秒での動的表面張力γ1000)を調整する。これは、シリコーン界面活性剤は、ノズルからインク滴が吐出された後、100ミリ秒〜1000ミリ秒程度でインク滴の界面に移行するためであると判断される。具体的には、本発明のインクは、シリコーン界面活性剤を多く含有するほど、動的表面張力γ100及び動的表面張力γ1000が低下する傾向がある。シリコーン界面活性剤としては、ポリエーテル変性シロキサン(ポリエーテル基を有するシロキサン化合物)が好ましい。
本発明のインクがシリコーン界面活性剤を含有する場合、本発明のインクにおいて、シリコーン界面活性剤の含有割合としては、0.08質量%以上0.11質量%以下が好ましい。シリコーン界面活性剤の含有割合を0.08質量%以上0.11質量%以下とすることで、本発明のインクの動的表面張力γ100及び動的表面張力γ1000を上述の範囲に調整し易くなる。
[他の成分]
本発明のインクは、必要に応じて、アセチレングリコール界面活性剤及びシリコーン界面活性剤以外の界面活性剤を更に含有してもよい。また、本発明のインクは、必要に応じて、公知の添加剤(より具体的には、例えば、溶解安定剤、乾燥防止剤、酸化防止剤、粘度調整剤、pH調整剤及び防カビ剤)を更に含有してもよい。
(溶解安定剤)
溶解安定剤は、本発明のインクが含有する各成分の相溶化を促進し、本発明のインクの溶解状態を安定化させる。溶解安定剤としては、例えば、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン及びγ−ブチロラクトンが挙げられる。溶解安定剤としては、2−ピロリドンが好ましい。本発明のインクが溶解安定剤を含有する場合、本発明のインクにおいて、溶解安定剤の含有割合としては、1.0質量%以上15.0質量%以下が好ましく、4.0質量%以上9.0質量%以下がより好ましい。
(乾燥防止剤)
乾燥防止剤としては、グリセリンが好ましい。本発明のインクが乾燥防止剤を含有する場合、本発明のインクにおいて、乾燥防止剤の含有割合としては、1.0質量%以上15.0質量%以下が好ましく、4.0質量%以上9.0質量%以下がより好ましい。
[インクの製造方法]
本発明のインクは、例えば、顔料粒子を含む顔料分散液と、水と、ペンタンジオールと、オクタンジオールと、アセチレングリコール界面活性剤と、シリコーン界面活性剤と、添加剤等の他の成分とを攪拌機で均一に混合することにより製造できる。本発明のインクの製造では、各成分を均一に混合した後、フィルター(例えば孔径5μm以下のフィルター)により異物及び粗大粒子を除去してもよい。
(顔料分散液)
顔料分散液は、顔料粒子を含む分散液である。顔料分散液の分散媒としては、水が好ましい。顔料分散液は、顔料を水に分散させることで調製することができる。顔料分散液の調製においては、顔料粒子の分散性を向上させる観点から、被覆樹脂を添加することが好ましい。
顔料分散液の調製において、顔料分散液の全原料の添加量に対する顔料の添加量の割合としては、例えば、5.0質量%以上25.0質量%以下である。顔料分散液の調製において被覆樹脂を用いる場合、顔料分散液の全原料の添加量に対する被覆樹脂の添加量の割合としては、例えば、2.0質量%以上10.0質量%以下である。
本発明のインクの製造において顔料分散液を添加する場合、インクの全原料に対する顔料分散液の割合としては、例えば、5.0質量%以上20.0質量%以下である。
以下、本発明の実施例を説明する。ただし、本発明は、以下の実施例に限定されない。まず、各インクの製造に用いた原料を説明する。
(被覆樹脂の調製)
メタクリル酸に由来する繰り返し単位(MAA単位)と、メタクリル酸メチルに由来する繰り返し単位(MMA単位)と、アクリル酸ブチルに由来する繰り返し単位(BA単位)と、スチレンに由来する繰り返し単位(ST単位)とを有するアルカリ可溶性樹脂を準備した。このアルカリ可溶性樹脂は、質量平均分子量(Mw)が20000、酸価が100mgKOH/gであった。このアルカリ可溶性樹脂における各繰り返し単位の質量比は、「MAA単位:MMA単位:BA単位:ST単位=40:15:30:15」であった。このアルカリ可溶性樹脂100質量部と、水酸化カリウム10.5質量部を含有する水酸化カリウム水溶液とを混合した。これにより、アルカリ可溶性樹脂を、等量(厳密には、105%量)のKOHで中和した。これにより、被覆樹脂及び水を含有する被覆樹脂溶液を得た。
(顔料分散液の調製)
下記表1に示す組成となるように、顔料(トーヨーカラー株式会社製「リオノール(登録商標)ブルーFG−7330」、成分:銅フタロシアニン、カラーインデックス:ピグメントブルー15:3)と、上述の被覆樹脂溶液と、界面活性剤としての日信化学工業株式会社製「オルフィン(登録商標)E1010」(アセチレンジオールのエチレンオキサイド付加物)と、イオン交換水とを、容量0.6Lのベッセルに投入した。次いで、ベッセルの内容物を、メディア型湿式分散機(ウィリー・エ・バッコーフェン(WAB)社製「DYNO(登録商標)−MILL」)を用いて湿式分散した。
なお、下記表1の「水」の含有割合は、上述のベッセルに投入したイオン交換水と、被覆樹脂溶液に含まれていた水(詳しくは、アルカリ可溶性樹脂の中和に用いた水酸化カリウム水溶液に含まれていた水、並びにアルカリ可溶性樹脂及び水酸化カリウムの中和反応で生じた水)との合計含有割合を示す。
Figure 2021038295
続けて、メディア(ジルコニアビーズ)をベッセル内に充填した。メディアの投入量は、ベッセル容量100体積%に対して70体積%とした。そして、ベッセル内を水冷により温度10℃に維持しつつ、周速8m/秒の条件で、ベッセルの内容物を分散させた。これにより、顔料分散液を得た。
得られた顔料分散液に含まれる顔料粒子の体積中位径(D50)を測定した。詳しくは、得られた顔料分散液をイオン交換水で300倍に希釈し、これを測定試料とした。動的光散乱式粒径分布測定装置(シスメックス株式会社製「ゼータサイザーナノZS」)を用いて、測定試料中の顔料粒子のD50を測定した。測定試料中の顔料粒子のD50を、顔料分散液に含まれる顔料粒子のD50とした。顔料分散液に含まれる顔料粒子のD50は、100nmであった。
<インクの製造>
[インクA]
攪拌機(新東科学株式会社製「スリーワンモーター(登録商標)BL−600」)を取り付けたビーカーにイオン交換水を投入した。上述の攪拌機で内容物を攪拌(攪拌速度:400rpm)しながら、上述の顔料分散液と、グリセリンと、2−ピロリドンと、1,3−ペンタンジオールと、1,8−オクタンジオールと、アセチレングリコール界面活性剤(日信化学工業株式会社製「オルフィン(登録商標)E1010」、アセチレンジオールのエチレンオキサイド付加物)と、シリコーン界面活性剤(ビックケミー・ジャパン社製「BYK(登録商標)348」、ポリエーテル変性シロキサン)とを投入した。各原料の投入量の割合は、下記表2に示す通りとした。得られた混合液から異物及び粗大粒子を除去するため、孔径5μmのフィルターを用いて混合液をろ過した。これにより、インクAを得た。
[インクB〜インクN]
以下の点を変更した以外は、インクAの製造と同様の方法により、インクB〜インクNを製造した。インクB〜インクNの製造では、各原料の投入量の割合を下記表2に示す通りとした。下記表2において、「ペンタンジオール」及び「オクタンジオール」は、それぞれ1,3−ペンタンジオール及び1,8−オクタンジオールを示す。また、イオン交換水の投入量は、インク原料の総量100質量%から他の成分(具体的には、顔料分散液、グリセリン、2−ピロリドン、1,3−ペンタンジオール、1,8−オクタンジオール、アセチレングリコール界面活性剤及びシリコーン界面活性剤)の投入量を引いた残量に相当する。例えば、インクAでは、イオン交換水の投入量は43.9質量%である。
Figure 2021038295
[動的表面張力の測定]
以下の方法により、各インクの表面寿命0ミリ秒における動的表面張力γ0を求めた。まず、インクの原料として用いた各成分のうち、動的表面張力γ0に主に寄与する成分であるグリセリン、2−ピロリドン、1,3−ペンタンジオール、1,8−オクタンジオール及び水の25℃での静的表面張力を下記表3に示す。
Figure 2021038295
次に、各インクについて、グリセリンの投入量の割合と、グリセリンの静的表面張力とを乗じた値(積A)を求めた。また、各インクについて、2−ピロリドンの投入量の割合と、2−ピロリドンの静的表面張力とを乗じた値(積B)を求めた。また、各インクについて、1,3−ペンタンジオールの投入量の割合と、1,3−ペンタンジオールの静的表面張力とを乗じた値(積C)を求めた。また、各インクについて、1,8−オクタンジオールの投入量の割合と、1,8−オクタンジオールの静的表面張力とを乗じた値(積D)を求めた。また、各インクについて、水の投入量の割合と、水の静的表面張力とを乗じた値(積E)を求めた。そして、各インクについて、積A〜積Eを合算した値をそのインクの動的表面張力γ0と見做した。各インクの動的表面張力γ0を下記表4に示す。
例えば、インクAでは、以下の計算式により、積A〜積Eを求めた。そして、積A〜積Eを合算し、求めた和の小数点以下を四捨五入した値をインクAの動的表面張力γ0とした。なお、インクAにおける水の含有割合は、イオン交換水(43.9質量%)と、顔料分散液中の水(7.9質量%)との合計値(51.8質量%)とした。
積A(グリセリン):62.0mN/m×0.070=4.34mN/m
積B(2−ピロリドン):32.5mN/m×0.070=2.275mN/m
積C(1,3−ペンタンジオール):41.0mN/m×0.3000=12.30mN/m
積D(1,8−オクタンジオール):35.7mN/m×0.010=0.357mN/m
積E(水):73.0mN/m×0.518=37.814mN/m
動的表面張力γ0:4.34mN/m+2.275mN/m+12.30mN/m+0.357mN/m+37.814mN/m=57.086mN/m
次に、各インクについて、動的表面張力測定装置(KRUSS社製「BP−100」)を用いて、表面寿命10ミリ秒での動的表面張力γ10と、表面寿命100ミリ秒での動的表面張力γ100と、表面寿命1000ミリ秒での動的表面張力γ1000とを、最大包圧法により測定した。測定温度は25℃であった。測定結果を下記表4に示す。
Figure 2021038295
インクA〜C、F〜G、J及びLは、表面寿命0ミリ秒での動的表面張力γ0が55mN/m以上60mN/m以下であり、表面寿命10ミリ秒での動的表面張力γ10が40mN/m以上50mN/m以下であり、表面寿命100ミリ秒での動的表面張力γ100が30mN/m超33mN/m以下であり、表面寿命1000ミリ秒での動的表面張力γ1000が30mN/m以上33mN/m未満であり、かつ動的表面張力γ1000が動的表面張力γ100よりも小さかった。一方、インクD〜E、H〜I、K及びM〜Nは、上述の構成を満たしていなかった。以下、インクA〜C、F〜G、J及びLを実施例1〜7のインクと記載することがある。また、インクD〜E、H〜I、K及びM〜Nを比較例1〜7のインクと記載することがある。
<評価>
各インクについて、以下の方法により、吐出安定性と、記録媒体への着弾後の濡れ広がり性と、形成される画像のオフセット及び滲みの発生とを評価した。評価結果を下記表5に示す。なお、評価は、温度25℃かつ湿度60%RHの環境下で行った。
評価機として、駆動周波数が18kHzであるピエゾ記録ヘッドを備えるインクジェット記録システム(京セラドキュメントソリューションズ株式会社製の試作機)を使用した。この評価機は、画像形成後の記録用紙を排出するためのPTFE製従動ローラーを備えていた。評価機は、上述の従動ローラーと、記録用紙に形成された画像とが接する構造を有していた。評価機のドット密度は、600dpiであった。
評価機の記録ヘッドに、評価対象となるインク(詳しくは、インクA〜インクNの何れか)を充填した。その後、ピエゾ記録ヘッドの有するノズルから垂れている余剰のインクを、ワイプブレードによって掻き取った。なお、ピエゾ記録ヘッドと、記録用紙との距離は、1mmに固定した。記録用紙の搬送速度は、846.7mm/秒に設定した。
[吐出安定性]
評価機を用いて、記録用紙(セイコーエプソン株式会社製「エプソン純正写真用紙<光沢>」)に5cm×5cmのソリッド画像を形成した。ソリッド画像の形成においては、単位面積当たりのインクの吐出量を15g/m2とした。各インクは、以下の白筋及びサテライト滴の両方の評価が良好である場合、吐出安定性が良好であると評価できる。
(白筋)
上述のソリッド画像を顕微鏡で観察し、インクの不吐出に起因する白筋の発生を確認した。白筋は、以下の基準に基づいて評価した。
良好(A):白筋が確認されない
不良(B):白筋が確認される
(サテライト滴)
上述のソリッド画像を顕微鏡で観察し、10個のドットを無作為に選択した。そして、各ドットについて、ドットの外縁から10μm超離れた位置に微小ドット(サテライト滴により形成されたドット)が存在するか否かを確認した。サテライト滴は、以下の基準に基づいて評価した。
良好(A):ドットの外縁から10μm超離れた位置に微小ドットが存在しない
不良(B):ドットの外縁から10μm超離れた位置に微小ドットが存在する
[オフセット]
評価機を用いて、記録用紙(王子製紙株式会社製「IJW」をA4サイズに裁断した紙)に10cm×10cmのソリッド画像を形成した。ソリッド画像の形成においては、単位面積当たりのインクの吐出量を15g/m2とした。形成されたソリッド画像を確認し、評価機の従動ローラーとの接触によってオフセットが発生したか否かを確認した。オフセットは、以下の基準に基づいて評価した。
良好(A):オフセットが確認されない
不良(B):オフセットが確認される
(濡れ広がり)
評価機を用いて、記録用紙(王子製紙株式会社製「IJW」をA4サイズに裁断した紙)に直線を形成した。直線の線幅は、1画素に相当する太さ(理論的には59.4μm)とした。以下の方法により、描画された直線の線幅を精密に測定した。まず、画像処理システム装置(王子計測機器株式会社製「Da−6000」)を用いて、記録用紙上に形成された直線部と非印字部(白紙部)とにより構成される画像をグレースケール画像(256階調)として取り込んだ。次に、画像処理システム装置を用いて、グレースケール画像の各画素のうち、輝度128以上255以下の画素を、直線部を構成する画素と見做した。そして、直線部を構成する画素数に基づいて、描画された直線の線幅を求めた。描画された直線の線幅は、その値が大きいほど、インクが記録媒体に適度に濡れ広がっているため好ましいことを示す。インクの濡れ広がりは、以下の基準に基づいて評価した。
良好(A):線幅59.4μm以上
不良(B):線幅59.4μm未満
(滲み)
以下の方法により、上述のグレースケール画像から、描画された直線の滲み幅(滲みの程度)を精密に測定した。まず、上述のグレースケール画像の各画素のうち、輝度40以上128未満の画素を、直線部周辺の滲み領域と見做した。そして、滲み領域を構成する画素数に基づいて、滲み幅を求めた。滲み幅は、その値が小さいほど、滲みの発生が抑制できていて好ましいことを示す。滲み幅は、以下の基準に基づいて評価した。
良好(A):滲み幅が5μm以下
不良(B):滲み幅が5μm超
Figure 2021038295
実施例1〜7のインクA〜C、F〜G、J及びLは、表面寿命0ミリ秒での動的表面張力γ0が55mN/m以上60mN/m以下であり、表面寿命10ミリ秒での動的表面張力γ10が40mN/m以上50mN/m以下であり、表面寿命100ミリ秒での動的表面張力γ100が30mN/m超33mN/m以下であり、表面寿命1000ミリ秒での動的表面張力γ1000が30mN/m以上33mN/m未満であり、かつ動的表面張力γ1000が動的表面張力γ100よりも小さかった。実施例1〜7のインクA〜C、F〜G、J及びLは、高速印刷において、吐出安定性に優れ、記録媒体への着弾後に適度に濡れ広がることができ、かつ形成される画像のオフセット及び滲みの発生を抑制できた。
一方、比較例1〜7のインクD〜E、H〜I、K及びM〜Nは、上述の構成を備えなかったため、高速印刷において、吐出安定性に劣るか、記録媒体への着弾後に適度に濡れ広がらないか、又は形成される画像にオフセット若しくは滲みが発生した。
具体的には、比較例1のインクDは、表面寿命0ミリ秒での動的表面張力γ0が60mN/m超であった。その結果、インクDは、吐出安定性に劣り、形成される画像に白筋が発生した。
比較例2のインクEは、表面寿命0ミリ秒での動的表面張力γ0が55mN/m未満であった。その結果、インクEは、吐出安定性に劣り、形成される画像にサテライト滴が発生した。
比較例3のインクH及び比較例4のインクIは、表面寿命10ミリ秒での動的表面張力γ10が40mN/m未満又は50mN/m超であった。その結果、インクH及びIは、記録媒体への着弾後に適度に濡れ広がらなかった。
比較例5のインクKは、表面寿命100ミリ秒での動的表面張力γ100が33mN/m超であった。その結果、インクKは、形成される画像にオフセットが発生した。
比較例6のインクMは、表面寿命1000ミリ秒での動的表面張力γ1000が30mN/m未満であった。その結果、インクMは、形成される画像に滲みが発生した。
比較例7のインクNは、表面寿命100ミリ秒での動的表面張力γ100が30mN/m未満であり、かつ表面寿命1000ミリ秒での動的表面張力γ1000が30mN/m未満であった。その結果、インクNは、形成される画像にオフセット及び滲みが発生した。
本発明に係るインクは、画像を形成するために用いることができる。

Claims (3)

  1. 表面寿命0ミリ秒での動的表面張力γ0は、55mN/m以上60mN/m以下であり、
    表面寿命10ミリ秒での動的表面張力γ10は、40mN/m以上50mN/m以下であり、
    表面寿命100ミリ秒での動的表面張力γ100は、30mN/m超33mN/m以下であり、
    表面寿命1000ミリ秒での動的表面張力γ1000は、30mN/m以上33mN/m未満であり、かつ
    前記動的表面張力γ1000は、前記動的表面張力γ100よりも小さい、インクジェット用インク。
  2. 顔料と、水と、オクタンジオールと、アセチレングリコール界面活性剤と、シリコーン界面活性剤とを含有し、
    前記オクタンジオールの含有割合は、0.3質量%以上3.5質量%以下であり、
    前記アセチレングリコール界面活性剤の含有割合は、0.8質量%以上1.2質量%以下であり、
    前記シリコーン界面活性剤の含有割合は、0.08質量%以上0.11質量%以下である、請求項1に記載のインクジェット用インク。
  3. ペンタンジオールを更に含有し、
    前記ペンタンジオールの含有割合は、19.0質量%以上35.0質量%以下である、請求項2に記載のインクジェット用インク。
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