JP2019165550A - モータ - Google Patents

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大樹 藤原
Daiki Fujiwara
大樹 藤原
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Abstract

【課題】広い用途に利用することができるモータを提供する。【解決手段】モータ1は、シャフトと、整流子を有するアマチュアと、一対のブラシ20と、それぞれ外部端子885に電気的に接続可能な第1の接続部71及び第2の接続部72とを備える。第1の接続部71及び第2の接続部72のそれぞれと一対のブラシ20とは電気的に接続されている。外部端子885が第1の接続部71に接続された一対のブラシ20の極性は、外部端子885が第2の接続部72に接続された一対のブラシ20の極性と反対である。【選択図】図1

Description

この発明は、モータに関し、特に、雌型の端子を有するブラシ付きのモータに関する。
ブラシ付きの直流モータは、外部端子から所定の極性の電圧が印加されることで、時計回り(CW)又は反時計回り(CCW)の所定の方向に回転する。所定の極性とは反対の極性の電圧が印加されることで、所定の方向とは反対の方向に回転する。このようなブラシ付きの直流モータには、雌型の端子により給電用の外部端子に接続されるものがある。
下記特許文献1には、雌型の端子を有するブラシ付きのモータの構造が記載されている。このモータでは、フレームの1つの平板部側から外部端子が挿入されることで、外部端子が一対の導電部に接続される。
特開平8−182263号公報
この発明は、広い用途に利用することができるモータを提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、モータは、シャフトと、整流子を有するアマチュアと、一対のブラシと、それぞれ外部端子に電気的に接続可能な第1の接続部及び第2の接続部とを備え、第1の接続部及び第2の接続部のそれぞれと一対のブラシとが電気的に接続されており、外部端子が第1の接続部に接続された一対のブラシの極性は、外部端子が第2の接続部に接続された一対のブラシの極性と反対である。
好ましくは、第1の接続部及び第2の接続部のそれぞれと一対のブラシとを電気的に接続する導電部を備え、導電部は、一対のブラシのうち一方のブラシに電気的に接続された第1の導体と、一対のブラシのうち他方のブラシに電気的に接続された第2の導体とを有し、第1の導体は第1の接触部及び第2の接触部を有し、第2の導体は第3の接触部及び第4の接触部を有し、第1の接続部は、第1の接触部と第3の接触部とを有し、第2の接続部は、第2の接触部と第4の接触部とを有する。
好ましくは、第1の接触部、第2の接触部、第3の接触部、及び第4の接触部のうち1つ以上は、屈曲部を有する。
好ましくは、導電部及び一対のブラシを収容するブラケットを備え、ブラケットは、第1の接続部に対応する第1の穴部と、第2の接続部に対応する第2の穴部とを有し、第1の穴部に挿入された外部端子が、ブラケットの内部で第1の接続部に接続可能であり、第2の穴部に挿入された外部端子が、ブラケットの内部で第2の接続部に接続可能である。
好ましくは、第1の接続部は、第1の接続方向から外部端子が接続可能であり、第2の接続部は、第1の接続方向とは異なる第2の接続方向から外部端子が接続可能である。
好ましくは、第1の接続方向と第2の接続方向とは、互いに反対の方向である。
好ましくは、抵抗体を備え、一方のブラシと第1の導体とは、抵抗体を介して電気的に接続されている。
好ましくは、2つの平板部と各平板部同士を接続する2つの湾曲部とを有する外周形状を備え、第1の接続部及び第2の接続部は、2つの平板部のそれぞれに、又は2つの湾曲部のそれぞれに、設けられている。
この発明の他の局面に従うと、アクチュエータは、請求項1から8のいずれかに記載のモータと、モータにより回転されるギアと、第1の接続部及び第2の接続部のいずれにも電気的に接続可能であって、第1の接続部及び第2の接続部のいずれか一方に電気的に接続されている外部接続端子とを備える。
これらの発明に従うと、広い用途に利用することができるモータを提供することができる。
本発明の実施の形態の1つにおけるモータを示す断面図である。 図1のA−A線における断面図である。 ブラケットの前面図である。 ブラケットを上から見た図である。 モータの向きを上下逆にした状態を説明する図である。 第1の実施の形態における一変形例に係るモータの構成を説明する図である。 第2の実施の形態に係るモータのブラケットの前面図である。 ブラケットを右から見た図である。 第2の実施の形態における一変形例に係るモータの構成を説明する図である。 第3の実施の形態に係るモータの、磁石が設けられている部分の断面図である。 第3の実施の形態に係るモータのブラケットの前面図である。 ブラケットを上から見た図である。 第4の実施の形態に係るモータのブラケットの前面図である。 第5の実施の形態に係るモータの構造を示す断面図である。 第1の実施の形態に係るモータを用いたアクチュエータの構成例の1つを示す図である。 変形例に係るシャフトを有するモータの一例を示す断面図である。 変形例に係るシャフトを有するモータの他の例を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、本願では、モータの回転軸に沿う方向を「軸方向」、モータの回転軸に直交する方向を「径方向」、モータの回転軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称することがある。また、本願では、軸方向を前後方向(図1における左側が「前」)とし、径方向のうち平板部に垂直な方向を上下方向(図2における上側が「上」)とし、径方向のうち平板部に平行な方向を左右方向(図2における左側が「左」)として、各部の形状や位置関係を説明する。ただし、これらの前後、上下、左右の方向は、あくまで説明の便宜のために定義したものであって、本発明に係るモータが搭載される機器における方向や、このモータが使用される姿勢などについて、何ら限定するものではない。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態の1つにおけるモータを示す断面図である。
図1に示される断面は、後述の図2においてB−B線として示される断面である。以下の図において、矢印A1は、回転軸方向を示す。
モータ1は、例えばDCモータである。モータ1は、回転軸(シャフト)2と、フレーム組立体1aと、フレーム組立体1aに対して回転軸2の周りに回転可能なアマチュア組立体1bとを有する。
アマチュア組立体1bは、アマチュア部4と、整流子部6などを有している。アマチュア部4は、回転軸2に取り付けられている。アマチュア部4は、ラジアル方向に複数突出する突極を有するアマチュアコア5及び各突極に巻回された巻線4aなどを有している。整流子部6は、回転軸2の一方の端部近傍に設けられている。整流子部6は、フレーム組立体1aに設けられているブラシ20に接触する整流子7などを有している。
フレーム組立体1aは、フレーム(モータケース)10、ブラケット30、磁石60などで構成されている。
フレーム10は、前側の端部と、後側の端部とを備え、前側の端部が面で覆われた筒形状を有している。すなわち、フレーム10において、後側の端部が開口部となるカップ形状を有している。フレーム10の後側の端部(図1において右側の端部)の開口部は、ブラケット30によりふさがれている。フレーム10及びブラケット30により構成されるハウジング内に、アマチュア組立体1bが収納されている。
ブラケット30は、外部からの電流が供給される導電部40を保持している。導電部40は、ブラシ20と電気的に接続されている。ブラシ20は、整流子7に接触するようにして配置されている。
回転軸2は、フレーム10の前側の面を貫通している。すなわち、回転軸2の一方の端部(以下、前端部と呼称する)は、フレーム10から、フレーム10の外部に突出している。回転軸2の他の部分(以下、後端部と呼称する)は、フレーム10の内部に収納されている。フレーム10の前側の面の中央部には、軸受18が保持されている。また、ブラケット30の中央部には、軸受19が保持されている。回転軸2は、2箇所の軸受18,19により、フレーム10に対して回転可能に支持されている。
図2は、図1のA−A線における断面図である。図3は、ブラケット30の前面図である。
図2に示されるように、本実施の形態においては、2つの磁石61,62(まとめて磁石60と称することがある)が設けられている。磁石60は、フレーム10の内側に配置されている。フレーム10の外周面及びブラケット30の外周面が、モータ1の外周面となる。フレーム10は、磁性材料を用いて形成されている。
本実施の形態において、モータ1は、2つの平板部と、各平板部同士を接続する2つの湾曲部とを有する外周形状を備えている。すなわち、モータ1は、いわゆる小判形状(オーバル形状)を有するものである。モータ1は、左右方向(矢印A2)の寸法よりも上下方向(矢印A3)の寸法のほうが小さい外周形状を有している。
すなわち、図2に示されるように、フレーム10の外周部は、上側平板部11から図2において時計回りに、上側平板部11、右側湾曲部13、下側平板部12、及び左側湾曲部14と繋がり、左側湾曲部14が再び上側平板部11と繋がっている。上側平板部11はモータ1の上側に、下側平板部12はモータ1の下側に配置されている。平板部11,12は、上下方向に対して略垂直な平板状である。右側湾曲部13はモータ1の右側に、左側湾曲部14はモータ1の左側に配置されている。右側湾曲部13及び左側湾曲部14は、それぞれ、外側に向かって凸の丸みを帯びた形状を有している。モータ1の外周形状は、回転軸2に垂直な断面において、回転軸2を対称点として略点対称となる。
ブラケット30の外周部は、図3に示されるように、フレーム10の外周部に対応する、上側平板部31、下側平板部32、右側湾曲部33、及び左側湾曲部34を有している。
図2に戻って、フレーム10は、略均一の厚みを有している。すなわち、フレーム10の内周面は、平板部11,12による平坦な部分と、湾曲部13,14による丸みを持った部分とが複数繋がることで構成されている。
磁石61,62は、例えば公知の希土類材料と公知の樹脂材料とを用いて形成されたボンド磁石である。なお、磁石61,62は、ボンド磁石に限られず、例えば焼結型の磁石であってもよい。
磁石61は、磁極要素61a(N極61a)を有し、磁石62は、磁極要素62a(S極62a)を有している。すなわち、磁石60は、モータ1の湾曲部13,14の数と同一の数の磁極要素61を有している。2つの磁極要素61a,62aは、フレーム10の2つの湾曲部13,14に、磁極要素61a,62a同士が向かい合うようにして配置されている。
磁石60は、湾曲部13,14のフレーム10の内周面に沿う外周面を有している。また、磁石60は、円柱面状の内周面を有しており、全体として丸みを帯びた形状になっている。磁石60の内周面とアマチュアコア5との間には、わずかなエアギャップが設けられている。
本実施の形態において、磁石60は、フレーム10の内周面に取り付けられている。磁石60は、フレーム10の後側の開口部からフレーム10の内側に納められ、例えば2つの磁石60の間に配置されたスプリングによって湾曲部13,14の内面に押し付けられて固定される。その後、フレーム10の内部にアマチュア組立体1bを納めてブラケット30をフレーム10に取り付けることにより、モータ1が組み立てられる。
図3においては、アマチュア組立体1bが取り付けられていない状態のブラケット30の前側の部分が示されている。図3では、後述する穴部35,36を示す隠線が破線で示されている。また、図3では、二点鎖線により、モータ1に接続される外部端子885の一例が示されている。外部端子885は、右側の端子と左側の端子との2極の端子を有するものである。図3において、軸受19を保持する構造部分の図示は省略されている。
図3に示されるように、ブラケット30には、導電部40が取り付けられている。導電部40は、第1の端子部材(第1の導体の一例)41と、第2の端子部材(第2の導体の一例)42とを有している。また、ブラケット30には、一対のブラシ20(第1のブラシ21、第2のブラシ22)が設けられている。一対のブラシ20は、整流子7に電気的に接続される。
ブラケット30は、例えば樹脂部材により成形されている。ブラケット30は、回転軸方向に厚みを有している。ブラケット30は、回転軸2が通る開口38を有する筒部を有している。本実施の形態において、ブラケット30は、中央部に開口38を有する筒部である。ブラケット30の後側は塞がれている。開口38には、ブラシ20が配置されている。また、回転軸2は、開口38を貫通する。
図3に示されるように、回転軸方向から見て(前面から見て)、ブラケット30の外周面は、大まかに、フレーム10の外周面と略同じ形状を有している。すなわち、ブラケット30は、上述のように、2つの平面部31,32と、2つの湾曲部33,34とを有している。図1に示されるように、ブラケット30の前端部は、フレーム10の開口部からフレーム10の内側に入り込んでおり、フレーム10の内周面に対応する形状を有している。回転軸方向において、ブラケット30は、磁石60に向かって延在している。ブラシ20は、開口38の内側に収容される。
なお、ブラケット30には、前側から後側に凹むように形成された凹部が設けられていてもよい。凹部を設けることにより、ブラケット30の成形を容易に行うことができる。
第1の端子部材41と第2の端子部材42とは、それぞれ、ブラケット30に取り付けられている。ブラケット30と端子部材41,42とは、例えば、ブラケット30に形成された溝部に端子部材41,42が嵌め込まれることにより互いに係合しているが、取付方法はこれに限られるものではない。例えば、端子部材41,42に係合可能にブラケット30に形成された爪部によって端子部材41,42がブラケットに取り付けられていてもよいし、ブラケット30の一部が溶着されて端子部材41,42がブラケット30に固定されていてもよい。また、接着剤を用いたり、端子部材41,42のそれぞれを貫通しブラケット30にねじ止めされるねじを用いたりするなど、他の部材を用いることにより端子部材41,42がブラケット30に固定されていてもよい。
第1の端子部材41及び第2の端子部材42は、導体である。第1の端子部材41及び第2の端子部材42は、それぞれ、帯状の金属板が折り曲げられた構造を有している。なお、端子部材41,42の構造はこのような構造に限られるものではない。
本実施の形態においては、第1の端子部材41と第2の端子部材42とは、それぞれ、前後方向が幅方向となり、上下方向が帯の長手方向となるように配置されている。第1の端子部材41と第2の端子部材42とは、互いに離れた位置に設けられている。すなわち、第1の端子部材41は、ブラケット30の開口38の右側に配置されている。第2の端子部材42は、ブラケット30の開口38の左側に配置されている。
第1の端子部材41は、第1のブラシ21に電気的に接続されている。また、第2の端子部材42は、第2のブラシ22に電気的に接続されている。
上下方向において、第2の端子部材42の略中央部には、第2のブラシ22の端部が接続されている。第2のブラシ22は、例えば、溶接により第2の端子部材42に接続されているが、他の方法で接続されていてもよい。第2の端子部材42はブラケット30に保持されている。第2のブラシ22は、第2の端子部材42を介してブラケット30に保持されている。
本実施の形態において、モータ1は、抵抗体としてのPTC(Positive Temperature Coefficient)サーミスタ45を備えている。第1の端子部材41は、第1のブラシ21と、PTCサーミスタ45を介して電気的に接続されている。第1の端子部材41の上下略中央部にPTCサーミスタ45の一方の電極が第1の端子部材41に接触するようにしてPTCサーミスタ45が固定されている。また、PTCサーミスタ45の他方の電極には、第1のブラシ21の端部が接続されている。第1のブラシ21は、PTCサーミスタ45及び第1の端子部材41を介してブラケット30に保持されている。
本実施の形態において、モータ1には、それぞれ外部端子885に電気的に接続可能な第1の接続部71及び第2の接続部72とが設けられている。導電部40は、第1の接続部71及び第2の接続部72のそれぞれと一対のブラシ20とを電気的に接続する。すなわち、第1の接続部71に外部端子885を接続したときに、外部端子885を経由して一対のブラシ20に電圧を印加することで、モータ1を駆動させることができる。また、第2の接続部72に外部端子885を接続したときに、外部端子885を経由して一対のブラシ20に電圧を印加することで、モータ1を駆動させることができる。
ここで、外部端子885が第1の接続部71に接続されているときの一対のブラシ20の極性は、外部端子885が第2の接続部72に接続されているときの一対のブラシ20の極性と反対である。そのため、外部端子885からモータ1に流される電流の向きが同一である条件下において、第1の接続部71に外部端子885を接続してモータ1を駆動させるときと、第2の接続部72に外部端子885を接続してモータ1を駆動させるときとで、異なる回転方向にモータ1(回転軸2)を回転させることができる。例えば、第1の接続部71に外部端子885を接続している状態でモータ1の回転軸2が時計回りに回転するとき、第2の接続部72に外部端子885を接続している状態にすることで回転軸2を反時計回りに回転させることができる。
すなわち、導電部40は以下のような構造を有している。
第1の端子部材41は、それぞれ外部端子885が接触可能な第1の接触部51及び第2の接触部52を有している。第1の接触部51及び第2の接触部52は、一対のブラシ20のうち第1のブラシ(一方のブラシ)21に電気的に接続されていることになる。
また、第2の端子部材42は、それぞれ外部端子885が接触可能な第3の接触部53及び第4の接触部54を有している。第3の接触部53及び第4の接触部54は、一対のブラシ20のうち第2のブラシ(他方のブラシ)22に電気的に接続されていることになる。
第1の接触部51は、第1の端子部材41の上側の部位、すなわち上側平板部31に近い位置にある。第1の接触部51において、帯状の第1の端子部材41の端部が内側(回転軸2に近い側)に屈曲している。すなわち、第1の接触部51は屈曲部である。屈曲した内側の部分に、外部端子885が接触可能となっている。
第2の接触部52は、第1の端子部材41の下側の部位、すなわち下側平板部32に近い位置にある。第2の接触部52において、帯状の第1の端子部材41の端部が内側に屈曲している。すなわち、第2の接触部52は屈曲部である。屈曲した内側の部分に、外部端子885が接触可能となっている。
第3の接触部53は、第2の端子部材42の上側の部位、すなわち上側平板部31に近い位置にある。第3の接触部53において、帯状の第2の端子部材42の端部が内側(回転軸2に近い側)に屈曲している。すなわち、第3の接触部53は屈曲部である。屈曲した内側の部分に、外部端子885が接触可能となっている。
第4の接触部54は、第2の端子部材42の下側の部位、すなわち下側平板部32に近い位置にある。第4の接触部54において、帯状の第2の端子部材42の端部が内側に屈曲している。すなわち、第4の接触部54は屈曲部である。屈曲した内側の部分に、外部端子885が接触可能となっている。
第1の接触部51と第2の接触部52とは、上下方向に対して垂直な平面(水平面ということがある)に対して、略対称の形状を有している。本実施の形態において、第1の接触部51と第2の接触部52とは、回転軸2が含まれる水平面に対して、略対称の形状を有している。第3の接触部53と第4の接触部54とは、水平面に対して、略対称の形状を有している。本実施の形態において、第3の接触部53と第4の接触部54とは、回転軸2が含まれる水平面に対して、略対称の形状を有している。
第1の接触部51と第3の接触部53とは、左右方向に対して垂直な平面(垂直面ということがある)に対して、略対称の形状を有している。本実施の形態において、第1の接触部51と第3の接触部53とは、回転軸2が含まれる垂直面に対して、略対称の形状を有している。第2の接触部52と第4の接触部54とは、垂直面に対して、略対称の形状を有している。本実施の形態において、第2の接触部52と第4の接触部54とは、回転軸2が含まれる垂直面に対して、略対称の形状を有している。
第1の接続部71は、第1の接触部51と第3の接触部53とを有している。第1の接触部51と第3の接触部53とは、モータ1の上側すなわち上側平板部31に近い位置において、左右に対をなしている。すなわち、第1の接続部71は、上側平板部31に近い位置において、第1の端子部材41、第2の端子部材42にそれぞれ接続された、左右に並ぶ一対の接触部51,53を有している。2つの接触部51,53同士の間隔は、外部端子885の2つの端子間の間隔(寸法P)より若干小さい。
第2の接続部72は、第2の接触部52と第4の接触部54とを有している。第2の接触部52と第4の接触部54とは、モータ1の下側すなわち下側平板部32に近い位置において、左右に対をなしている。すなわち、第2の接続部72は、下側平板部32に近い位置において、第1の端子部材41、第2の端子部材42にそれぞれ接続された、左右に並ぶ一対の接触部52,54を有している。2つの接触部52,54同士の間隔は、外部端子885の2つの端子間の間隔(寸法P)より若干小さい。
接触部51,52,53,54は、第1の端子部材41や第2の端子部材42が撓むことにより、それぞれ、第1の接続部71又は第2の接続部72において対をなす他方の接触部51,52,53,54から左右方向に離れる方向(外側ということもある)に変位することができる。このとき、接触部51,52,53,54から離れている部位(上下方向中央部寄りの部位)が撓むようにしてもよいし、屈曲部部分が撓むようにしてもよい。また、接触部51,52,53,54が、第1の接続部71又は第2の接続部72において対をなす他方の接触部51,52,53,54に近づく方向に変位可能であってもよい。
導電部40は、帯状の金属板が折り曲げられた構造を有している。また、接触部51,52,53,54は、屈曲部を有している。上述のように、接触部51,52,53,54は、ブラケット30の内部の限られたスペースで変位可能に構成されている。したがって、モータ1を小型化することができる。
ここで、図3において破線で示されるように、ブラケット30には、第1の接続部71に対応する第1の穴部35と、第2の接続部72に対応する第2の穴部36とが設けられている。第1の穴部35は、上側平板部31のうち2つの接触部51,53に対応する2箇所に形成されている。第2の穴部36は、下側平板部32のうち2つの接触部52,54に対応する2箇所に形成されている。第1の穴部35は、上側平板部31から開口38に貫通する貫通穴である。第2の穴部36は、下側平板部32から開口38に貫通する貫通穴である。
図4は、ブラケット30を上から見た図である。
図4における上方向はモータ1の後方向である。図4に示されるように、第1の穴部35は、それぞれ、外部端子885の各端子が貫通可能な大きさの穴であり、本実施の形態では、例えば矩形形状の穴である。第1の穴部35は、上側平板部31に間隔Pだけ離れて左右に並んでいる。ブラケット30を上から見ると、第1の穴部35を通して、第1の接続部71の接触部51,53が上方に露出している(なお、図4において、第1の穴部35の内部はハッチングを付されている)。なお、図では説明しないが、第2の穴部36についても、第1の穴部と同様に形成されており、第2の穴部36を通して、第2の接続部72の接触部52,54が下方に露出している。
このように第1の接続部71及び第1の穴部35が設けられていることにより、第1の接続部71には、モータ1の上側から下に向けた第1の接続方向から外部端子885が接続可能である。このとき、外部端子885は、第1の穴部35を貫通し、ブラケット30の内部で第1の接続部71に接続される。
また、第2の接続部72及び第2の穴部36が設けられていることにより、第2の接続部72には、モータ1の下側から上に向けた第2の接続方向から、外部端子885が接続可能である。換言すると、第2の接続部72には、第1の接続方向とは異なる第2の接続方向、すなわち第1の接続方向とは反対の方向である第2の接続方向から、外部端子885が接続可能である。このとき、外部端子885は、第2の穴部36を貫通し、ブラケット30の内部で第2の接続部72に接続される。
このように、本実施の形態においては、第1の接続部71及び第2の接続部72は、ブラケット30の2つの平板部31,32のそれぞれの側に設けられている。すなわち、第1の接続部71及び第2の接続部72は、フレーム10の2つの平板部11,12のそれぞれの側に設けられている。モータ1の上から第1の接続部71に、モータ1の下から第2の接続部72に、それぞれ外部端子885を接続することができる。
図3に戻って、第1の接続部71に外部端子885が接続されているとき、第1の接触部51は、自然状態(外部端子885等が接続されておらず、外力が加わっていない状態)から右側に変位した状態で、外部端子885の右側の端子に接触する。また、第3の接触部53は、自然状態から左側に変位した状態で、外部端子885の左側の端子に接触する。このように、外部端子885の右側の端子に第1のブラシ21が、左側の端子に第2のブラシ22が、それぞれ電気的に接続された状態となる。なお、第1の端子部材41や第2の端子部材42が撓むことにより生まれる復元力により、接触部51,53のそれぞれは、確実に外部端子885に押し付けられる。
図5は、モータ1の向きを上下逆にした状態を説明する図である。
図5に示されるように、図3の状態からモータ1の向きが上下逆になり、第2の接続部72に外部端子885が接続されている状態を想定する。このとき、第4の接触部54は、自然状態から右側に変位した状態で、外部端子885の右側の端子に接触する。また、第2の接触部52は、自然状態から左側に変位した状態で、外部端子885の左側の端子に接触する。このように、外部端子885の右側の端子に第2のブラシ22が、左側の端子に第1のブラシ21が、それぞれ電気的に接続された状態となる。なお、第1の端子部材41や第2の端子部材42が撓むことにより生まれる復元力により、接触部52,54のそれぞれは、確実に外部端子885に押し付けられる。
このように、本実施の形態においては、モータ1の上から第1の接続部71に外部端子885を接続した場合と、モータ1の下から第2の接続部72に外部端子885を接続した場合とで、一対のブラシ20の極性が逆になる。したがって、同一のモータ1を用いて、外部端子885に対するモータ1の向きを上下逆転させて外部端子885に接続するだけで、モータ1の回転方向を、時計回りとするか反時計回りとするか、容易に設定することができる。そのため、同一の仕様のモータ1を広い用途に用いることができる。
また、モータ1は、PTCサーミスタ45を有している。したがって、高温環境下においてモータ1の駆動を停止させることができる。
なお、PTCサーミスタ45は設けられていなくてもよい。
図6は、第1の実施の形態における一変形例に係るモータ1の構成を説明する図である。
図6においては、図3と同様の様式で第1の実施の形態における一変形例に係るモータ1のブラケット30が示されている。図6に示されるように、第1の端子部材41と第1のブラシ21との間にPTCサーミスタを配置せずに、第1の端子部材41と第1のブラシ21とを接続するようにしてもよい。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態におけるモータ1の基本的な構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるためここでの説明を繰り返さない。以下の説明において、上述の実施の形態の構成要素と同様の構成要素には同一の符号を付す。第2の実施の形態においては、第1の接続部及び第2の接続部が湾曲部に設けられている点が第1の実施の形態と異なる。
図7は、第2の実施の形態に係るモータ1のブラケット230の前面図である。
図7においては、図3と同様の様式で第2の実施の形態に係るモータ1のブラケット230が示されている。
第2の実施の形態では、第1の接続部71及び第2の接続部72は、ブラケット230の2つの湾曲部33,34のそれぞれの側に設けられている。すなわち、第1の接続部71及び第2の接続部72は、フレーム10の2つの湾曲部13,14のそれぞれの側に設けられている。モータ1の右から第1の接続部71に、モータ1の左から第2の接続部72に、それぞれ外部端子885を接続することができる。
すなわち、図7に示されるように、導電部240は、下側平板部32のそばに配置された第1の端子部材241と、上側平板部31のそばに配置された第2の端子部材242とを有している。第1の端子部材241及び第2の端子部材242は、左右方向が長手方向となり、各端部の近傍部位が内側に折れ曲がった屈曲部となる形状を有している。すなわち、第1の端子部材241と第2の端子部材242とのそれぞれの右側の屈曲部が対をなして第1の接続部71となり、第1の端子部材241と第2の端子部材242とのそれぞれの左側の屈曲部が対をなして第2の接続部72となっている。
図7に示されるモータ1においては、第1の実施の形態と同様に、PTCサーミスタ45が設けられている。PTCサーミスタ45は、例えば、第1の端子部材241と第1のブラシ21との間に配置されている。第1のブラシ21は、PTCサーミスタ45を介して、第1の端子部材241に電気的に接続されている。また、第2の端子部材242には、第2のブラシ22が取り付けられている。
図8は、ブラケット230を右から見た図である。
図8は、図4と同様にして、第1の穴部35が設けられている部分にハッチングを付して示されている。
第1の穴部35は、右側湾曲部33に形成されている。第1の接続部71にモータ1の右から外部端子885を接続するとき、外部端子885は第1の穴部35を貫通して第1の接続部71に接続される。
ブラケット230を左から見た図も、図8と略同様である。すなわち、第2の穴部36は、左側湾曲部34に形成されている。第2の接続部72にモータ1の左から外部端子885を接続するとき、外部端子885は第2の穴部36を貫通して第2の接続部72に接続される。
なお、PTCサーミスタ45は設けられていなくてもよい。
図9は、第2の実施の形態における一変形例に係るモータ1の構成を説明する図である。
図9においては、図7と同様の様式で第2の実施の形態における一変形例に係るモータ1のブラケット230が示されている。図9に示されるように、第1の端子部材241と第1のブラシ21との間にPTCサーミスタを配置せずに、第1の端子部材241と第1のブラシ21とを接続するようにしてもよい。
第2の実施の形態においては、モータ1の右から第1の接続部71に外部端子885を接続した場合と、モータ1の左から第2の接続部72に外部端子885を接続した場合とで、一対のブラシ20の極性が逆になる。すなわち、第1の実施の形態と同様に、同一の仕様のモータ1を広い用途に用いることができる。また、PTCサーミスタ45を設けている場合には、高温環境下においてモータ1の駆動を停止させることができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態におけるモータ1の基本的な構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じである。第3の実施の形態においては、モータ1がいわゆる角型である点が第1の実施の形態と異なる。
図10は、第3の実施の形態に係るモータ1の、磁石360が設けられている部分の断面図である。
図10に示されるように、第3の実施の形態においては、1つの筒状の磁石360が設けられている。磁石360は、フレーム310の内側に配置されている。なお、それぞれが磁極要素を有する複数の磁石が用いられていてもよい。
第3の実施の形態において、フレーム310は、4つの角部(湾曲部)310bと、隣接する2つの角部310bの間にある4つの平板部310a(上側平板部311、下側平板部312、右側平板部313、及び左側平板部314の総称符号で図示せず)とを有している。周方向に隣接する2つの平板部310aは、1つの角部310bを介して互いに接続されている。周方向に隣接する2つの平板部310aのうち一方は、他方に対して略垂直である。角部310bは、第1の実施の形態の湾曲部13,14と同様に、丸みを帯びた湾曲形状(R形状)を有している。フレーム310は、回転軸2に垂直な断面において略正方形である。フレーム310は、全体として角型に形成されている。
フレーム310は、略均一の厚みを有している。すなわち、フレーム310の内周面は、平板部310aによる平坦な部分と、角部310bによる丸みを持った部分とが複数繋がることで構成され、角型に形成されている。
磁石360は、例えば公知の希土類材料と公知の樹脂材料とを用いて形成されたボンド磁石である。なお、磁石360は、ボンド磁石に限られず、例えば焼結型の磁石であってもよい。
磁石360は、モータ1の角部310bの数と同一の数の磁極要素を有している。磁極要素は、周方向に、極性が互い違いになるように配置されている。
図11は、第3の実施の形態に係るモータ1のブラケット330の前面図である。
図11においては、図3と同様の様式で第3の実施の形態に係るモータ1のブラケット330が示されている。
図11に示されるように、ブラケット330は、フレーム310と同様に、角型に形成されている。すなわち、ブラケット330の外周部は、それぞれフレーム310の平板部310aに対応する、上側平板部331、下側平板部332、右側平板部333、及び左側平板部334を有している。
第3の実施の形態では、第1の接続部71は、ブラケット330の上側平板部331の側に設けられている。また、第2の接続部72は、下側平板部332の側に設けられている。すなわち、第1の接続部71及び第2の接続部72は、フレーム310の上下の2つの平板部331,332のそれぞれの側に設けられている。モータ1の上から第1の接続部71に、モータ1の下から第2の接続部72に、それぞれ外部端子885を接続することができる。
すなわち、図11に示されるように、導電部340は、右側平板部333のそばに配置された第1の端子部材341と、左側平板部334のそばに配置された第2の端子部材342とを有している。第1の端子部材341及び第2の端子部材342は、上下方向が長手方向となり、各端部の近傍部位が内側に折れ曲がった屈曲部(第1の接触部51、第2の接触部、第3の接触部53、及び第4の接触部54)となる形状を有している。すなわち、第1の端子部材341と第2の端子部材342とのそれぞれの上側の接触部51,53が対をなして第1の接続部71となり、第1の端子部材341と第2の端子部材342とのそれぞれの下側の接触部53,54が対をなして第2の接続部72となっている。
第1の端子部材341には、第1のブラシ21が取り付けられている。また、第2の端子部材342には、第2のブラシ22が取り付けられている。
ブラケット330には、第1の端子部材341及び第2の端子部材342のそれぞれに係合する爪部338が設けられている。爪部338は、例えば、ブラケット330の後側の面から前に突出するように形成されており、左右方向に撓むことができるが、これに限られるものではない。
図12は、ブラケット330を上から見た図である。
図12は、図4と同様にして、第1の穴部35が設けられている部分にハッチングを付して示されている。
第1の穴部35は、上側平板部331に形成されている。第1の接続部71にモータ1の上から外部端子885を接続するとき、外部端子885は第1の穴部35を貫通して第1の接続部71に接続される。
ブラケット330を左から見た図も、図12と略同様である。すなわち、第2の穴部36は、下側平板部332に形成されている。第2の接続部72にモータ1の下から外部端子885を接続するとき、外部端子885は第2の穴部36を貫通して第2の接続部72に接続される。
第3の実施の形態においても、モータ1の上から第1の接続部71に外部端子885を接続した場合と、モータ1の下から第2の接続部72に外部端子885を接続した場合とで、一対のブラシ20の極性が逆になる。すなわち、第1の実施の形態と同様に、同一の仕様のモータ1を広い用途に用いることができる。
なお、モータ1にPTCサーミスタが設けられていてもよい。例えば、PTCサーミスタを、第1の端子部材341と第1のブラシ21との間に配置することができる。この場合、第1のブラシ21は、PTCサーミスタを介して、第1の端子部材341に電気的に接続される。このようにPTCサーミスタを設けることにより、高温環境下においてモータ1の駆動を停止させることができる。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態におけるモータ1の基本的な構成は、第3の実施の形態におけるそれと同じである。第4の実施の形態においては、第2の接続部72が右側平板部333に設けられている点が第3の実施の形態と異なる。
図13は、第4の実施の形態に係るモータ1のブラケット430の前面図である。
図13においては、図11と同様の様式で第4の実施の形態に係るモータ1のブラケット430が示されている。
図13に示されるように、第1の接続部71は、ブラケット430の上側平板部331の側に設けられている。第4の実施の形態では、第2の接続部72は、右側平板部333の側に設けられている。すなわち、第1の接続部71及び第2の接続部72は、周方向に隣り合う2つの平板部331,333のそれぞれの側に設けられている。モータ1の上から第1の接続部71に、モータ1の右から第2の接続部72に、それぞれ外部端子885を接続することができる。
すなわち、図13に示されるように、導電部440は、第1の端子部材441と、第2の端子部材442とを有している。第1の端子部材441は、第1の接続部71の第1の接触部51と、第2の接続部72の第2の接触部52とを有している。第2の端子部材442は、第1の接続部71の第3の接触部53と、第2の接続部72の第4の接触部54とを有している。上述の各実施の形態とは異なり、第1の端子部材441の形状と第2の端子部材442の形状とは、互いに異なっている。
第1の端子部材441は、上側平板部331のそばの第1の接触部51から、右側平板部333のそばの第2の接触部52まで、ブラシ20や回転軸2等が位置するブラケット30の中央部を迂回するように延びている。すなわち、大まかに、第1の接触部51から左側平板部334に沿って下に延び、下側平板部332の付近で曲がり、下側平板部332に沿って右に延び、第2の接触部52に繋がっている。
ここで、モータ1にはPTCサーミスタ45が設けられている。PTCサーミスタ45は、第1の端子部材441と第1のブラシ21との間に配置されている。PTCサーミスタ45は、第1の端子部材441のうち、左側平板部334に沿って下に延びている部位に接続されている。第1のブラシ21は、PTCサーミスタ45を介して、第1の端子部材441に電気的に接続されている。
なお、第1の端子部材441と第1のブラシ21との間にPTCサーミスタを配置せずに、第1の端子部材441と第1のブラシ21とを接続するようにしてもよい。
第2の端子部材442は、上側平板部331のそばの第3の接触部53と右側平板部333のそばの第4の接触部54とを、ブラケット30の中央部に到達しないように接続するように延びている。ここで、第2の端子部材442は、第3の接触部53から下に延び、モータ1の上下中央部近傍で上に折り返されて、第4の接触部54に繋がっている。第2のブラシ22は、第2の端子部材442のうち、第3の接触部53からモータ1の上下中央部近傍まで下に延びている部位に取り付けられている。
第1の穴部35は、上側平板部331に形成されている。第1の接続部71にモータ1の上から外部端子885を接続するとき、外部端子885は第1の穴部35を貫通して第1の接続部71に接続される。
第2の穴部36は、右側平板部333に形成されている。第2の接続部72にモータ1の右から外部端子885を接続するとき、外部端子885は第2の穴部36を貫通して第2の接続部72に接続される。
第4の実施の形態においては、モータ1の上から第1の接続部71に外部端子885を接続した場合と、モータ1の右から第2の接続部72に外部端子885を接続した場合とで、一対のブラシ20の極性が逆になる。すなわち、第1の実施の形態と同様に、同一の仕様のモータ1を広い用途に用いることができる。また、PTCサーミスタ45を設けている場合には、高温環境下においてモータ1の駆動を停止させることができる。
[第5の実施の形態]
第5の実施の形態におけるモータ本体501の基本的な構成は、第1の実施の形態におけるモータ1と同じである。第5の実施の形態においては、モータ本体501に外付けユニット100を取り付けて1つのモータ601として用いられる点が第1の実施の形態とは異なる。
図14は、第5の実施の形態に係るモータ601の構造を示す断面図である。
図14に示されるように、モータ601は、モータ本体501の後に外付けユニット100が取り付けられた構造を有している。
モータ本体501においては、上述のような第1の端子部材41及び第2の端子部材42に代えて、第1のブラシ21に接続されている第1の接続端子541と第2の接続端子542とが設けられている。第1の接続端子541と第2の接続端子542とは、モータ本体501の後側の表面から後方に突出している。すなわち、ブラケット30の後側の表面から、2つの接続端子541,542が突出している。
外付けユニット100は、ホルダ110と、ホルダ110に取り付けられている導電部640とを有している。ホルダ110は、例えば樹脂製である。ホルダ110の外周面は、例えば、モータ本体501のフレーム10の外周部と同様の面を有するように構成されている。
導電部640は、第1の端子部材641と、第2の端子部材642とを有している。第1の端子部材641及び第2の端子部材642は、第1の実施の形態における第1の端子部材41及び第2の端子部材42と同様に、帯状の金属板で形成されている。モータ本体501に外付けユニット100が取り付けられている状態で、第1の端子部材641の一部は第1の接続端子541に接触しており、第2の端子部材642の一部は第2の接続端子542に接触している。これにより、第1の端子部材641は第1のブラシ21に電気的に接続されており、第2の端子部材642は第2のブラシ22に電気的手に接続されている。
第5の実施の形態において、上述の第1の実施の形態と同様に、導電部640は、モータ601の上側の外周部のそばに設けられた第1の接続部71と下側の外周部のそばに設けられた第2の接続部72とを有している。また、ホルダ110の上側の外周部には、第1の接続部71に対応する第1の穴部(図示せず)が設けられており、ホルダ110の下側の外周部には、第2の接続部72に対応する第2の穴部(図示せず)が設けられている。
外付けユニット100の導電部640は、モータ601の上から第1の接続部71に外部端子885を接続した場合と、モータ601の下から第2の接続部72に外部端子885を接続した場合とで、一対のブラシ20の極性が逆になるように構成されている。したがって、同一の仕様のモータ601を用いて、外部端子885に対するモータ601の向きを上下逆転させて外部端子885に接続するだけで、モータ601の回転方向を、時計回りとするか反時計回りとするか、容易に設定することができる。そのため、同一の仕様のモータ601を広い用途に用いることができる。
また、外付けユニット100に導電部640が設けられているので、一対の接続端子541,542を有するモータ本体501に外付けユニット100を取り付けることで、外部端子885の接続姿勢によって回転方向を変更可能なモータ601を容易に構成することができる。モータ本体501をより広い用途に利用可能なモータ601に容易に変更することができる。
なお、モータ601にPTCサーミスタが設けられていてもよい。この場合、PTCサーミスタを、外付けユニット100に設けることができる。例えば、第1の端子部材641において、第1の接続部71及び第2の接続部72のそれぞれと、第1の接続部材541との接触部との間の経路にPTCサーミスタを設けることにより、第1のブラシ21と第1の端子部材641とを、PTCサーミスタを介して電気的に接続される。このようにPTCサーミスタを設けることにより、高温環境下においてモータ601の駆動を停止させることができる。
なお、外付けユニットの外周形状は、モータ本体の外周形状とは異なっていてもよい。外付けユニットは、モータ本体の外周形状よりも回転軸方向に対して垂直な方向に大きい外周形状を有していたり、小さい外周形状を有していたりしてもよい。
[モータ1,601を用いたアクチュエータの構成例の説明]
なお、上述の実施の形態に係るモータ1,601は、例えば、アクチュエータに取り付けて用いることができる。以下、一例について説明するが、アクチュエータの用途や構成はこれに限られるものではない。
図15は、第1の実施の形態に係るモータ1を用いたアクチュエータ880の構成例の1つを示す図である。
図15においては、第1の実施の形態に係るモータ1を用いたアクチュエータ880が示されているが、このモータ1に代えて、他の実施の形態に係るモータ1,601を用いるようにしてもよい。図15において、それぞれの構成要素は簡略化して模式的に示されている。
アクチュエータ880は、例えば、乗用自動車の左右のドアロック装置801に用いられるものである。ドアロック装置801は、アクチュエータ880と、アクチュエータ880とリンク891を介して接続されたドアロックユニット890とを含んでいる。
ドアロックユニット890は、リンク891を介して接続されたアクチュエータ880の出力アーム883が図15において矢印方向に変位することにより、乗用自動車のドアのロックを開閉する。
アクチュエータ880は、モータ1と、モータ1の回転軸2に取り付けられたウオームギア881と、複数のギア882と、出力アーム883とを有している。ウオームギア881は、複数のギア882のうち最前段のギアに噛み合っている。出力アーム883は、複数のギア882の最終段のギアに噛み合うラックを有している。複数のギア882は、ウオームギア881の回転数を減速してトルクを伝達し、出力アーム883を変位させる。
アクチュエータ880には、電力を供給するハーネスが接続されるコネクタ887と、コネクタ887に接続されているハーネスに電気的に接続されている外部端子(アクチュエータ側端子)885とが設けられている。外部端子885は、アクチュエータ880の内部で、モータ1の第1の接続部71又は第2の接続部72に接続される。
アクチュエータ880において、外部端子885に、モータ1の第1の接続部71を接続するか、モータ1の第2の接続部72を接続するかによって、モータ1を駆動する際の外部端子885から流れる電流の向きが所定の向きである場合でも、モータ1の回転軸2の回転方向が切り替わる。
ドアロック装置801を乗用自動車の右側のドアに用いる場合と、左側のドアに用いる場合とで、ドアロックを開閉する場合にモータ1の回転軸2を回転させる方向を反対にする必要がある場合がある。例えば、右側のドアに用いる場合のアクチュエータ880とドアロックユニット890との位置関係と、左側のドアに用いる場合のアクチュエータ880とドアロックユニット890との位置関係とが左右対称となっているような場合である。このような場合には、左右で回転方向が異なるモータを用いたり、逆向きのウオームギア881を用いたりする必要がある。
このような場合において、モータ1を用いて、右側のドアに用いるアクチュエータ880の外部端子885にモータ1を取り付ける向き(すなわち、第1の接続部71に接続するか第2の接続部72に接続するか)と、左側のドアに用いるアクチュエータ880の外部端子885にモータ1を取り付ける向きとを異なる向きにすることにより、外部端子885から流れる電流の向きが所定の向きである場合に、ドアロックを開とするか閉とするか、左右とも同様に動作させることができる。すなわち、同一仕様の、モータ1及び所定の方向に取り付けられたウオームギア881の組合せを、左右両側のアクチュエータ880に用いることができる。そのため、モータ1を広い用途に用いることができるようになる。コネクタ887と外部端子885などの配線関係を左右で変更することなく、モータ1を外部端子885に取り付ける向きによって、アクチュエータ880について、右側で用いるためのものか、左側で用いるものか、仕様を容易に設定できる。
[その他]
上記のそれぞれの実施の形態の特徴点が部分的に組み合わされてモータが構成されていてもよい。上記の実施の形態において、いくつかの特徴点が設けられていなかったり、いくつかの特徴点が他の態様で構成されていてもよい。
モータの外周部の形状は、上述のような小判形状や角型のものに限られない。例えば円形であってもよい。
一対のブラシは、いわゆるカーボンブラシのほか、さまざまなものを用いることができる。PTCサーミスタのほか、第1の接続部及び第2の接続部から一対のブラシまでの間に、様々な回路素子を設けることもできる。例えば、回路素子として、チョークコイル等の回路素子が設けられていてもよい。
第1の端子部材及び第2の端子部材の構成は、上述のものに限られない。各端子部材が、複数の部材によって構成されていてもよい。また、各端子部材は帯状の部材に限られず、線状の部材であったり、一部に塊状の部位を有する部材であってもよい。
上記のように構成されたモータは、上記のようなアクチュエータに限られず、種々の用途に用いることができる。例えば、電子機器に用いられたり、種々の車両に搭載される用途に用いられたりしてもよい。
上記のように構成されたモータにおいて、回転軸2の前端部は、フレーム10からフレーム10の外部に突出し、回転軸2の後端部はフレーム10の内部に収納されているが、これに限定されない。
図16は、変形例に係るシャフト2zを有するモータの一例を示す断面図である。図17は、変形例に係るシャフト2zを有するモータの他の例を示す断面図である。
例えば、図16,17に示されるように、回転軸2zの後端部は前端部と同様にフレーム10からフレーム10の外部に突出していても構わない。回転軸2zの前端部と後端部とがフレーム10からフレーム10の外部に突出しているモータの構造は、上記のモータいずれにも適用できる。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,601 モータ
1a フレーム組立体
1b アマチュア組立体(アマチュアの一例)
2,2z 回転軸(シャフト)
7 整流子
10,310 フレーム
11,31,311,331 上側平板部
12,32,312,332 下側平板部
13,33 右側湾曲部
14,34 左側湾曲部
20 ブラシ
21 第1のブラシ
22 第2のブラシ
30,230,330,430 ブラケット
35 第1の穴部
36 第2の穴部
40,240,340,440,640 導電部
41,241,341,441,641 第1の端子部材(第1の導体の一例)
42,242,342,442,642 第2の端子部材(第2の導体の一例)
45 PTCサーミスタ
51 第1の接触部
52 第2の接触部
53 第3の接触部
54 第4の接触部
60,360 磁石
71 第1の接続部
72 第2の接続部
100 外付けユニット
110 ホルダ
313,333 右側平板部
314,334 左側平板部
501 モータ本体
880 アクチュエータ
882 ギア
885 外部端子(アクチュエータ側端子)

Claims (9)

  1. シャフトと、
    整流子を有するアマチュアと、
    一対のブラシと、
    それぞれ外部端子に電気的に接続可能な第1の接続部及び第2の接続部とを備え、
    前記第1の接続部及び前記第2の接続部のそれぞれと前記一対のブラシとが電気的に接続されており、
    前記外部端子が前記第1の接続部に接続された前記一対のブラシの極性は、前記外部端子が前記第2の接続部に接続された前記一対のブラシの極性と反対である、モータ。
  2. 前記第1の接続部及び前記第2の接続部のそれぞれと前記一対のブラシとを電気的に接続する導電部を備え、
    前記導電部は、
    前記一対のブラシのうち一方のブラシに電気的に接続された第1の導体と、
    前記一対のブラシのうち他方のブラシに電気的に接続された第2の導体とを有し、
    前記第1の導体は第1の接触部及び第2の接触部を有し、
    前記第2の導体は第3の接触部及び第4の接触部を有し、
    前記第1の接続部は、前記第1の接触部と前記第3の接触部とを有し、
    前記第2の接続部は、前記第2の接触部と前記第4の接触部とを有する、請求項1に記載のモータ。
  3. 前記第1の接触部、前記第2の接触部、前記第3の接触部、及び前記第4の接触部のうち1つ以上は、屈曲部を有する、請求項2に記載のモータ。
  4. 前記導電部及び前記一対のブラシを収容するブラケットを備え、
    前記ブラケットは、前記第1の接続部に対応する第1の穴部と、前記第2の接続部に対応する第2の穴部とを有し、
    前記第1の穴部に挿入された前記外部端子が、前記ブラケットの内部で前記第1の接続部に接続可能であり、
    前記第2の穴部に挿入された前記外部端子が、前記ブラケットの内部で前記第2の接続部に接続可能である、請求項1から3のいずれかに記載のモータ。
  5. 前記第1の接続部は、第1の接続方向から前記外部端子が接続可能であり、
    前記第2の接続部は、前記第1の接続方向とは異なる第2の接続方向から前記外部端子が接続可能である、請求項1から4のいずれかに記載のモータ。
  6. 前記第1の接続方向と前記第2の接続方向とは、互いに反対の方向である、請求項5に記載のモータ。
  7. 抵抗体を備え、
    前記一方のブラシと前記第1の導体とは、前記抵抗体を介して電気的に接続されている、請求項1から6のいずれかに記載のモータ。
  8. 2つの平板部と各平板部同士を接続する2つの湾曲部とを有する外周形状を備え、
    前記第1の接続部及び第2の接続部は、前記2つの平板部のそれぞれに、又は前記2つの湾曲部のそれぞれに、設けられている、請求項1から7のいずれかに記載のモータ。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載のモータと、
    前記モータにより回転されるギアと、
    前記第1の接続部及び前記第2の接続部のいずれにも電気的に接続可能であって、前記第1の接続部及び前記第2の接続部のいずれか一方に電気的に接続されている外部接続端子とを備える、アクチュエータ。
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