JP6834403B2 - 4極のモータ - Google Patents

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Description

本発明は、4極のモータに関するものである。
従来、固定子の永久磁石が4つである所謂4極のブラシ付きモータでは、ブラシホルダ装置のホルダ部材に整流子に給電するためのブラシが4つ保持される(例えば、特許文献1参照)。また、4極のモータでは、同電位となるべき整流子セグメント同士を均圧線で電気的に接続することでブラシを2つとしたものがある。
特開2014−39378号公報
ところで、上記のようなモータでは、ブラシが保持されるホルダ部材に、ブラシに一端が接続されるチョークコイルと該チョークコイルの他端に接続されるターミナルとが保持されるものがある。そして、このような場合では、ブラシ、チョークコイル、及びターミナルの配置によっては、それらを接続する配線に無駄が生じたり、ターミナルと接続されることになるブラシホルダ用外部ターミナルの制約が多くなってしまうことになる。
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、配線の無駄を抑えてブラシホルダ用外部ターミナルの制約を少なくすることができる4極のモータを提供することにある。
上記課題を解決する4極のモータは、ヨークハウジングの内周面に固定される4つのマグネットと、該ヨークハウジング内に収容される回転子の回転軸に固定された電機子コア及び整流子と、該電機子コアに重ね巻にて巻装された電機子巻線と、前記整流子の同電位となるべき整流子セグメント同士を電気的に接続する均圧線と、前記整流子に給電するため前記回転子の軸線に対して周方向に90°の間隔を有して配置された正極と負極の一対のブラシと、前記一対のブラシにそれぞれ一端が接続される一対の雑防素子と、前記一対の雑防素子の他端にそれぞれ接続される各ターミナルとがホルダ部材に保持されたブラシホルダ装置を備えた4極のモータであって、前記一対の雑防素子及び前記各ターミナルは、正極と負極の前記一対のブラシが形成する周方向の前記90°の狭角側に集約して配置されており、前記各ターミナルは、前記ヨークハウジングと固定されるハウジングに対して固定されたブラシホルダ用外部ターミナルにそれぞれ電気的及び機械的に同一方向から接続され、前記ホルダ部材は、周方向に90°の間隔を有して設けられた前記一対のブラシに対してそれぞれ周方向の広角側において前記ハウジングに対して固定される固定部を有する
同構成によれば、正極と負極の一対のブラシは、回転子の軸線に対して周方向に90°の間隔を有して配置され、一対の雑防素子及び各ターミナルは、正極と負極の一対のブラシが形成する周方向の90°の狭角側に集約して配置されるため、それらを接続する配線を短くしながら一対のターミナルを近傍位置に集約して並設することができる。よって、配線の無駄を抑えて各ターミナルにそれぞれ接続されるブラシホルダ用外部ターミナルの制約を少なくすることができる。
同構成によれば、各ターミナルは、ヨークハウジングと固定されるハウジングに対して固定されたブラシホルダ用外部ターミナルにそれぞれ電気的及び機械的に同一方向から接続され、ホルダ部材は、周方向に90°の間隔を有して設けられた前記一対のブラシに対してそれぞれ周方向の広角側においてハウジングに対して固定される固定部を有するため、ブラシホルダ装置をハウジングに良好に固定することができる。即ち、ブラシホルダ装置をターミナルの部位と一対の固定部とによって良好におおむね3点支持させることができる。
上記4極のモータであって、前記固定部は、前記回転子の軸線に対して径方向外側に向かって開口し、その内側において前記軸線に沿った締結部材が挿通状態で前記ハウジングに対して固定されており、前記各ターミナルは、径方向外側から前記ブラシホルダ用外部ターミナルが嵌着された状態で電気的及び機械的に接続されており、前記固定部は、前記ブラシホルダ用外部ターミナルが嵌着される方向の前記軸線を通る直線に対して両側にそれぞれ離間して設けられることが好ましい。
同構成によれば、固定部は、各ターミナルとブラシホルダ用外部ターミナルとが嵌着される方向の前記軸線を通る直線に対して両側にそれぞれ離間して設けられるため、ブラシホルダ用外部ターミナルが嵌着される際の荷重を分配させて良好に受け止めることができる。
上記4極のモータであって、前記ホルダ部材には、前記一対のブラシを前記整流子側に付勢する捩りコイルばねが保持され、前記捩りコイルばねは、周方向に90°の間隔を有して設けられた正極と負極の前記一対のブラシに対してそれぞれ周方向の広角側に配置されることが好ましい。
同構成によれば、ブラシを整流子側に付勢する捩りコイルばねは、周方向に90°の間隔を有して設けられた一対のブラシに対してそれぞれ周方向の広角側に配置されるため、例えば、一対のブラシとそのブラシの周方向の狭角側に配置された一対の雑防素子とを接続する配線(ピッグテール)が捩りコイルばねに引っ掛かってしまうことを抑制することができる。
上記4極のモータであって、前記回転軸は、先端側にウォーム軸が形成されており、前記ハウジングは、前記ウォーム軸及び該ウォーム軸と噛合するウォームホイールを収容可能な開口を有するハウジング本体と、該ハウジング本体の前記開口を閉塞するハウジングカバーとを有しており、前記ブラシホルダ用外部ターミナルは、前記ハウジングカバーに対して固定されており、前記各ターミナルと前記ブラシホルダ用外部ターミナルとは、前記ハウジングカバーが前記ハウジング本体に前記回転軸の直交方向から組付けられる際にそれぞれ電気的及び機械的に接続される。
本発明の4極のモータでは、配線の無駄を抑えてブラシホルダ用外部ターミナルの制約を少なくすることができる。
一実施形態におけるモータの側面図。 一実施形態におけるモータの一部断面図。 一実施形態におけるブラシホルダ装置の斜視図。 一実施形態におけるブラシホルダ装置の斜視図。 一実施形態におけるブラシホルダ装置の背面図。 一実施形態におけるブラシホルダ装置の底面図。 一実施形態におけるブラシホルダ装置の斜視図。 別例におけるブラシホルダ装置の斜視図。
以下、モータの一実施形態を図1〜図7に従って説明する。
図1に示すように、モータ1は、車両用ワイパ装置用のものであって、モータ本体2と減速部3とを備えている。モータ本体2は、略有底円筒形状のヨークハウジング4と、該ヨークハウジング4の内周面に固定される4つ(図1中、2つのみ図示)のマグネット5と、同ヨークハウジング4内に収容される回転子6とを備え、回転子6を回転駆動する。回転子6は、回転軸7を有し、該回転軸7には電機子巻線8が重ね巻にて巻装された電機子コア9と整流子10(図2参照)とが固定されている。なお、整流子10は、同電位となるべき整流子セグメント同士が図示しない均圧線にて電気的に接続されている。また、ヨークハウジング4の開口部から突出する回転軸7の先端側には、ウォーム軸11が形成されている。
減速部3は、ハウジング12を有し、そのハウジング12内に前記ウォーム軸11及び該ウォーム軸11と噛合するウォームホイール13が収容されている。ハウジング12は、前記ウォーム軸11及びウォームホイール13を収容可能に開口したハウジング本体14と該ハウジング本体14の開口を閉塞するハウジングカバー15とを有する。ウォームホイール13と一体回転する出力軸16は、ハウジング12(ハウジング本体14)に回転自在に支持されてハウジング本体14から外部に突出し、車両用ワイパ17が固定されることになる。
また、ハウジング本体14において前記ヨークハウジング4と固定されるハウジング固定部14aの内部には、ブラシホルダ装置21が収容されている。
図2に示すように、ブラシホルダ装置21は、前記整流子10に給電するためのブラシ22(負極ブラシと正極ブラシ)と、該ブラシ22にピッグテール22aを介して一端が接続される雑防素子としてのチョークコイル23と、該チョークコイルの他端に接続されるターミナル24と、それらブラシ22、チョークコイル23及びターミナル24を保持するホルダ部材25とを備える。なお、この雑防素子は、モータ内部の電気回路から配線を伝って若しくは大気中に放射される放射ノイズを抑制するためにモータ内部の電気回路に接続される素子であり、本実施形態では一対のチョークコイル23を適用している。
そして、ブラシ22は、回転子6の軸線Xに対して周方向に90°の間隔を有して一対設けられ、チョークコイル23及びターミナル24は、一対のブラシ22同士の周方向の間(ブラシ22同士の間隔が近い側の間(狭角側))に配置されている。言い換えると、チョークコイル23及びターミナル24は、一対のブラシ22が形成する(周方向の)90°の狭角側(90°の範囲内であって、反対側の270°の(広角側の)範囲外)に配置されている。
詳述すると、図2及び図3に示すように、ホルダ部材25は、円環状の板状部25aを有し、該板状部25aの上面側(ヨークハウジング4の内部側)には、径方向に沿って延びる一対の側壁26aとそれらの上端を接続する上壁26bとを有する金属製のホルダ部品26が90°の間隔を有して固定されている。そして、板状部25aとホルダ部品26とによって囲まれた内側に略四角柱状のブラシ22が径方向に移動可能に収容されている。
また、図2及び図5に示すように、チョークコイル23は、棒状コア23aに巻線23bが螺旋状に巻装されてなるものであって、ターミナル24は、チョークコイル23の長手方向に並んで設けられ、チョークコイル23は前記板状部25aの上面側に配置され、ターミナル24は前記板状部25aの下面側に配置されている。即ち、一対のチョークコイル23は長手方向が回転軸7の軸線Xに沿って並設され、一対のチョークコイル23とそれに接続された各ターミナル24の組立体が前記板状部25aを回転軸7の軸線X方向に貫通する貫通部Kを貫通して配置されている。
また、図4〜図6に示すように、本実施形態のホルダ部材25には、板状部25aの下方に突出したターミナル24の径方向内側を覆う壁部25bが設けられている。壁部25bは、ターミナル24の径方向内側端部と当接しつつターミナル24の径方向内側の全体を覆うように形成されている。
また、図6に示すように、本実施形態のターミナル24は、前記ハウジングカバー15に対して固定されたブラシホルダ用外部ターミナル27に電気的及び機械的に接続される。詳しくは、ターミナル24は、図5に示すように、径方向外側に開口して、径方向外側からブラシホルダ用外部ターミナル27が嵌着可能に形成されている。また、図6に示すように、前記ハウジングカバー15には、他の回路部品とともにブラシホルダ用外部ターミナル27が固定されており、ハウジングカバー15が前記ハウジング本体14(図1及び図2参照)に回転軸7の直交方向から組み付けられる際にブラシホルダ用外部ターミナル27がターミナル24に嵌着されて電気的及び機械的に接続されるように構成されている。
また、図2〜図4に示すように、ホルダ部材25には、ブラシ22を径方向内側(整流子10側)に付勢する捩りコイルばね28が保持されている。この捩りコイルばね28は、周方向に90°の間隔を有して設けられた一対のブラシ22同士の周方向の両外側、言い換えれば、周方向に90°の間隔を有して設けられた一対のブラシ22に対してそれぞれ周方向の広角側に配置されるとともに、後述する固定部25dよりもそれぞれが付勢するブラシ22に近接して配置されている。詳しくは、ホルダ部材25の板状部25aの上面側において、周方向に90°の間隔を有して設けられた一対のブラシ22同士の周方向の両外側であって後述する固定部25dよりもブラシ22に近接する位置には、ばね支持軸25cが立設されている。そして、捩りコイルばね28は、そのコイル部28aがばね支持軸25cに外嵌されて支持されつつ、一端押圧部28bにてブラシ22の後端部(径方向外側端部)を径方向内側に付勢する。
また、図2に示すように、ホルダ部材25は、周方向に90°の間隔を有して設けられた一対のブラシ22同士の周方向の両外側(周方向に90°の間隔を有して設けられた一対のブラシ22の広角側)にハウジング本体14に対して固定される固定部25dを有する。詳しくは、固定部25dは、回転子6の軸線Xに対して径方向外側に向かって開口している。また、図6に示すように、固定部25dは、前記ブラシホルダ用外部ターミナル27が嵌着される方向(図6中、矢印参照)の前記軸線Xを通る直線Z(回転軸7の軸線Xを通るブラシホルダ用外部ターミナル27の接続方向の直線Z)に対して両側にそれぞれ(本実施形態では45°以上)離間して設けられている。具体的には、ホルダ部材25がハウジング12に固定された状態において、回転軸7の軸線X方向から見て軸線Xを通る上記嵌着方向の直線Zに対して固定部25dはそれぞれ45°以上の角度(図6において∠AXZ及び∠BXZが45°以上)を成して配置されている。なお、本実施形態では、更に、∠AXZと∠BXZは等しく、∠AXBは90°以上である。そして、固定部25dの内側には、ゴムブッシュ29が嵌着され、該ゴムブッシュ29を軸線Xに沿って挿通しつつハウジング本体14に螺合される締結部材としてのネジ30によってホルダ部材25(ブラシホルダ装置21)がハウジング本体14に固定されている。なお、上記したハウジングカバー15のハウジング本体14への組み付け、即ちブラシホルダ用外部ターミナル27のターミナル24への嵌着は、ホルダ部材25がネジ30によってハウジング本体14に固定された後の工程で行われる。また、本実施形態の板状部25aは、全体が円環状に形成されつつ固定部25d同士を繋ぐ部位である接続部25eの径方向幅Wが他の部位に比べて小さくされることでホルダ部材25の材料が節約されている。
また、図7に示すように、本実施形態のブラシホルダ装置21は、前記チョークコイル23(図3参照)を覆うチョークコイルカバー31を有している。チョークコイルカバー31は、ホルダ部材25に嵌着されて、板状部25aの上方に突出したチョークコイル23を覆って、ブラシ22が整流子10と摺接することで発生するブラシ粉が前記貫通部Kを通過してターミナル24側、ひいてはハウジング12のウォームホイール13が収容されている側に侵入してしまうことを抑制する。なお、ウォームホイール13が収容されている側に、モータ1の回転を制御する自動定位置停止装置を構成する導電カムパターンや、制御回路が配置されている場合には制御回路等に摩耗した上記ブラシ粉が付着することが抑制される。
次に、上記のように構成されたモータ1の作用について説明する。
モータ1に駆動電流が供給されると、ハウジングカバー15に設けられた回路部品及びブラシホルダ用外部ターミナル27を介してターミナル24に駆動電流が供給される。すると、チョークコイル23及びブラシ22を介して整流子10に駆動電流が供給され、整流子10に接続された電機子巻線8に駆動電流が供給されて回転子6が回転駆動される。すると、回転軸7と共にウォーム軸11が回転し、ウォーム軸11の回転に伴ってウォームホイール13及び出力軸16が回転する。そして、このモータ1では、ブラシ22に供給される駆動電流の方向が順次逆転(一対のブラシ22の極性の正極と負極とが順次切り替え)され、出力軸16が360°より小さい角度で正逆回動され、車両用ワイパ17が揺動して払拭動作が行われるようになっている。
次に、上記実施形態の効果を以下に記載する。
(1)一対のブラシ22は、回転子6の軸線Xに対して周方向に90°の間隔を有して設けられ、一対のチョークコイル23及び各ターミナル24は、一対のブラシ22が形成する周方向の90°の狭角側に配置されるため、それらを接続する配線を短くしながら一対のターミナル24を近傍位置に集約して並設することができる。よって、配線の無駄を抑えて、各ターミナル24にそれぞれ接続されるブラシホルダ用外部ターミナル27の制約を少なくすることができる。具体的には、例えば、ブラシホルダ用外部ターミナル27の取り回しや接続部位構造の小型化等、スペース的な制約を少なくすることができる。また、本構成では、一対のチョークコイル23及びターミナル24を集約して取り外すことも可能となる。
(2)ターミナル24は、ハウジング12(ハウジングカバー15)に対して固定されたブラシホルダ用外部ターミナル27にそれぞれ電気的及び機械的に接続され、ホルダ部材25は、周方向に90°の間隔を有して設けられた一対のブラシ22に対してそれぞれ周方向の広角側にハウジング12(ハウジング本体14)に対して固定される固定部25dを有する。よって、ブラシホルダ装置21をハウジング12に良好に固定することができる。即ち、ブラシホルダ装置21をターミナル24の部位と一対の固定部25dとによって少なくとも3つの頂点を有する仮想の平面上に(ブラシホルダ装置21の姿勢を安定させて)良好に3点支持させることができる。
(3)固定部25dは、各ターミナル24とブラシホルダ用外部ターミナル27とが嵌着される方向の前記軸線Xを通る直線Z(即ち回転軸7の軸線Xを通るブラシホルダ用外部ターミナル27の接続方向の直線Z)に対して両側にそれぞれ離間して設けられるため、ブラシホルダ用外部ターミナル27が嵌着される際の荷重を分配させて良好に受け止めることができる。
(4)一対のブラシ22を径方向内側(整流子10側)に付勢する捩りコイルばね28は、周方向に90°の間隔を有して設けられた一対のブラシ22に対してそれぞれ周方向の広角側に配置される。よって、例えば、捩りコイルばね28(一端押圧部28b)が、一対のブラシ22とそのブラシ22の周方向の狭角側に配置された一対のチョークコイル23とを接続する配線(ピッグテール22a)に引っ掛かってしまうことを抑制することができる。
(5)ターミナル24は、チョークコイル23の長手方向に並んで配置されるため、90°の間隔を有して設けられた一対のブラシ22の周方向の狭角側に容易に配置することができる。
(6)ターミナル24は、ホルダ部材25における板状部25aのブラシ22が配置される側である上面側とは反対側の下面側に配置されるため、例えば、摩耗したブラシ粉が板状部25aにて遮断されてターミナル24に付着することを抑えることができる。
(7)ホルダ部材25は、ターミナル24の径方向内側を覆う壁部25bを有するため、ブラシ22が径方向内側の整流子10と摺接することで発生するブラシ粉がターミナル24に掛かることを抑制することができる。また、ターミナル24にブラシホルダ用外部ターミナル27が嵌着される際の荷重を壁部25bで受け止めることができ、例えばターミナル24が変形してしまうといったことを抑えることができる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、板状部25aは、全体が円環状に形成されるとしたが、これに限定されず、円環状から一部が切り欠かれた形状に変更してもよい。
例えば、図8に示すように、上記実施形態の固定部25d同士を繋ぐ接続部25e(図3参照)を有していない形状の板状部25aとしてもよい。このようにすると、ホルダ部材25の材料を更に節約することができる。
また、上記実施形態の接続部25eは、その径方向幅Wが板状部25aの他の部位より小さく形成されるとしたが、これに限定されず、接続部25eの径方向幅は他の部位と同じとしてもよい。
・上記実施形態では、ターミナル24は、ハウジング12(ハウジングカバー15)に対して固定されたブラシホルダ用外部ターミナル27に電気的及び機械的に接続されるとしたが、これに限定されず、単に電気的に接続される構成としてもよい。即ち、上記実施形態ではターミナル24とブラシホルダ用外部ターミナル27とが共に高い剛性を有しつつ、高い結合力で嵌着される構成としたが、これに限定されず、低い剛性しか有さない構成や、低い結合力で接続される構成としてもよい。また、ホルダ部材25の固定部25dの位置や数を変更してもよい。
・上記実施形態では、捩りコイルばね28は、周方向に90°の間隔を有して設けられた一対のブラシ22同士の周方向の両外側に配置されるとしたが、これに限定されず、一対のブラシ22同士の周方向の間に配置してもよい。また、捩りコイルばね28は、圧縮コイルばね等の他の付勢部材に変更してもよい。
・上記実施形態では、チョークコイル23は、棒状コア23aに巻線23bが巻装されてなるものであって、ターミナル24は、チョークコイル23の長手方向(軸線Xに沿った方向)に並んで配置されるとしたが、これに限定されず、他の構成に変更してもよい。例えば、ターミナル24は、チョークコイル23の側方(軸線Xと直交する方向)に配置してもよい。また、チョークコイル23及びターミナル24は、ホルダ部材25における板状部25aの上面側と下面側のどちらに配置してもよい。また、チョークコイル23は、環状のコアに巻線が巻装されてなるものとしてもよい。
・上記実施形態では、ホルダ部材25は、ターミナル24の径方向内側を覆う壁部25bを有するとしたが、これに限定されず、壁部25bを有していないホルダ部材としてもよい。
・上記実施形態では、ブラシホルダ装置21は、チョークコイル23を覆うチョークコイルカバー31を有するとしたが、これに限定されず、チョークコイルカバー31を有していないブラシホルダ装置としてもよい。
・上記実施形態では、ブラシホルダ装置21は、ハウジング12(ハウジング本体14)に直接固定された構成としたが、ハウジング12に間接的に固定された構成としてもよく、ヨークハウジング4に固定されるものであってもよい。
上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(イ)請求項1乃至4のいずれか1項に記載のモータであって、前記雑防素子は、棒状コアに巻線が巻装されてなるものであって、前記ターミナルは、前記チョークコイルの長手方向に並んで配置されたことを特徴とするモータ。
同構成によれば、ターミナルは、チョークコイルの長手方向に並んで配置されるため、90°の間隔を有して設けられた一対のブラシの周方向の狭角側に容易に配置することができる。
(ロ)上記(イ)に記載のモータであって、前記ブラシは、前記ホルダ部材における板状部の上面側に配置されるものであり、前記チョークコイルは、前記板状部の上面側に配置され、前記ターミナルは、前記板状部の下面側に配置されたことを特徴とするモータ。
同構成によれば、ターミナルは、ホルダ部材における板状部のブラシが配置される側である上面側とは反対側の下面側に配置されるため、例えば、ブラシ粉が付着することを抑えることができる。
(ハ)上記(ロ)に記載のモータであって、前記ホルダ部材は、前記ターミナルの径方向内側を覆う壁部を有することを特徴とするモータ。
同構成によれば、ホルダ部材は、ターミナルの径方向内側を覆う壁部を有するため、ブラシが径方向内側の整流子と摺接することで発生するブラシ粉がターミナルに掛かることを抑制することができる。また特に、請求項3に記載の構成にこの構成が適用されると、ターミナルにブラシホルダ用外部ターミナルが嵌着される際の荷重を壁部で受け止めることができ、例えばターミナルが変形してしまうといったことを抑えることができる。
1…モータ、6…回転子、10…整流子、12…ハウジング、14…ハウジングの一部を構成するハウジング本体、15…ハウジングの一部を構成するハウジングカバー、21…ブラシホルダ装置、22…ブラシ、23…チョークコイル(雑防素子)、24…ターミナル、25…ホルダ部材、25d…固定部、27…ブラシホルダ用外部ターミナル、28…捩りコイルばね、30…ネジ(締結部材)、X…軸線、Z…直線。

Claims (4)

  1. ヨークハウジングの内周面に固定される4つのマグネットと、
    該ヨークハウジング内に収容される回転子の回転軸に固定された電機子コア及び整流子と、
    該電機子コアに重ね巻にて巻装された電機子巻線と、
    前記整流子の同電位となるべき整流子セグメント同士を電気的に接続する均圧線と、
    前記整流子に給電するため前記回転子の軸線に対して周方向に90°の間隔を有して配置された正極と負極の一対のブラシと、前記一対のブラシにそれぞれ一端が接続される一対の雑防素子と、前記一対の雑防素子の他端にそれぞれ接続される各ターミナルとがホルダ部材に保持されたブラシホルダ装置
    を備えた4極のモータであって、
    記一対の雑防素子及び前記各ターミナルは、正極と負極の前記一対のブラシが形成する周方向の前記90°の狭角側に集約して配置されており、
    前記各ターミナルは、前記ヨークハウジングと固定されるハウジングに対して固定されたブラシホルダ用外部ターミナルにそれぞれ電気的及び機械的に同一方向から接続され、
    前記ホルダ部材は、周方向に90°の間隔を有して設けられた前記一対のブラシに対してそれぞれ周方向の広角側において前記ハウジングに対して固定される固定部を有することを特徴とする4極のモータ。
  2. 請求項に記載の4極のモータであって、
    前記固定部は、前記回転子の軸線に対して径方向外側に向かって開口し、その内側において前記軸線に沿った締結部材が挿通状態で前記ハウジングに対して固定されており、
    前記各ターミナルは、径方向外側から前記ブラシホルダ用外部ターミナルが嵌着された状態で電気的及び機械的に接続されており、
    前記固定部は、前記ブラシホルダ用外部ターミナルが嵌着される方向の前記軸線を通る直線に対して両側にそれぞれ離間して設けられたことを特徴とする4極のモータ。
  3. 請求項1又は2に記載の4極のモータであって、
    前記ホルダ部材には、前記一対のブラシを前記整流子側に付勢する捩りコイルばねが保持され、
    前記捩りコイルばねは、周方向に90°の間隔を有して設けられた正極と負極の前記一対のブラシに対してそれぞれ周方向の広角側に配置されたことを特徴とする4極のモータ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の4極のモータであって、
    前記回転軸は、先端側にウォーム軸が形成されており、
    前記ハウジングは、前記ウォーム軸及び該ウォーム軸と噛合するウォームホイールを収容可能な開口を有するハウジング本体と、該ハウジング本体の前記開口を閉塞するハウジングカバーとを有しており、
    前記ブラシホルダ用外部ターミナルは、前記ハウジングカバーに対して固定されており、
    前記各ターミナルと前記ブラシホルダ用外部ターミナルとは、前記ハウジングカバーが前記ハウジング本体に前記回転軸の直交方向から組付けられる際にそれぞれ電気的及び機械的に接続されることを特徴とする4極のモータ。
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