JP2018058455A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】マッドガードに必要とされる強度を低減でき、組立性を改善でき、ライセンスランプの配線の取り回しが容易な鞍乗型車両を提供する。
【解決手段】鞍乗型車両は、マッドガード32の上方に配置されたテールランプ35と、ライセンスプレート38を照らすライセンスランプ37とを備えている。テールランプ35のランプベース55は、光源51を保持および収容するハウジング部61と、ハウジング部61と一体であり、ライセンスランプ37が取り付けられたランプ台座部62と、マッドガード32を介さずに車体フレーム2に締結された上方締結部65と、マッドガード32に締結された下方締結部64とを含む。ライセンスランプ37に電力を供給する第1配線71は、マッドガード32を貫通せずに、マッドガード32とランプ台座部62との間を通ってマッドガード32よりも上方の位置まで延びている。
【選択図】図8

Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
特許文献1には、鞍乗型車両の一例である自動二輪車が開示されている。この自動二輪車は、後輪の上方に配置されたリアエンドアンダーカバーを備えている。リアエンドアンダーカバーは、小石などの飛散物を受け止めるマッドガードに相当する部品であり、カバー基部と後尾フェンダと含む。
特許文献1の図5および図7には、ライセンスランプが取り付けられるランプ台座が、マッドガード(リアエンドアンダーカバー)およびテールランプとは別体であり、マッドガードに取り付けられることが示されている。マッドガードは、車体フレームに取り付けられている。テールランプは、ボルトおよびナットによって、マッドガードの2つの締結壁に締結固定される。したがって、ランプ台座およびテールランプは、マッドガードを介して車体フレームに取り付けられている。
また、特許文献1の図5には、ライセンスランプの配線が、ランプ台座とマッドガードとの間を上方に延びていることが示されている。特許文献1の図9には、ライセンスランプの配線が、マッドガードを上下方向に貫通する挿通孔を上方に通過していることが示されている。
特開2013−039840号公報
特許文献1では、ランプ台座、ライセンスランプ、およびヘッドランプの重量やこれらに起因する荷重(振動など)がマッドガード(リアエンドアンダーカバー)に加わる。そのため、マッドガードの強度を高める必要がある。しかしながら、これはマッドガードの重量の増加を招く。
加えて、特許文献1では、ランプ台座およびヘッドランプが、個別にマッドガードに取り付けられるので、組立性が良くない。さらに、ライセンスランプの配線をマッドガードの挿通孔に通さなければならず、配線の取り回しが容易ではない。
そこで、発明者は、テールランプを利用して、マッドガードに加わる荷重を低減することを検討した。
テールランプは、マッドガードを介さずに車体フレームに取り付けられる場合がある。この場合、ランプ台座をテールランプに取り付ければ、マッドガードに加わる荷重を低減できる。しかしながら、その場合であっても、依然としてランプ台座をテールランプに取り付けなければならない。そのため、組立性については改善の余地がある。
そこで、本発明の目的の一つは、マッドガードに必要とされる強度を低減でき、組立性を改善でき、ライセンスランプの配線の取り回しが容易な鞍乗型車両を提供することである。
本発明の一実施形態は、車体フレームと、車両側面視で前記車体フレームの下方に配置された後輪と、車両側面視で前記車体フレームと前記後輪との間に配置された部分と、前記後輪の後方に配置された部分とを含むマッドガードと、前記マッドガードの上方に配置されたテールランプと、前記マッドガードの後方に配置されたライセンスプレートを照らすライセンスランプと、前記ライセンスランプに電力を供給する第1配線とを備え、前記テールランプは、後方に光を発する光源と、前記光源を保持および収容する、前記マッドガードとは別体のランプベースと、前記光源およびランプベースの後方に配置されており、前記光源の光を透過する、前記ランプベースとは別体のクリアカバーとを含み、前記ランプベースは、前記光源を保持および収容する、後方に開口したハウジング部と、前記ハウジング部と一体であり、前記ライセンスランプが取り付けられたランプ台座部と、前記マッドガードを介さずに前記車体フレームに締結された上方締結部と、前記マッドガードの後方に配置されており、前記マッドガードに締結された下方締結部とを含み、前記第1配線は、前記マッドガードを貫通せずに、前記マッドガードと前記ランプ台座部との間を通って前記マッドガードよりも上方の位置まで延びている、鞍乗型車両を提供する。
この構成によれば、ライセンスランプが取り付けられるランプ台座部が、マッドガードではなく、テールランプのハウジング部と一体である。テールランプの上方締結部は、マッドガードを介さずに車体フレームに取り付けられる。したがって、ランプ台座部およびライセンスランプの重量やこれらに起因する荷重は、テールランプを介して車体フレームに伝達される。これにより、マッドガードに必要とされる強度を低下させることができ、マッドガードの重量を低減できる。
さらに、ランプ台座部は、テールランプのハウジング部と一体なので、ランプ台座部とハウジング部とを車体フレームに個別に取り付けなくてもよい。これにより、鞍乗型車両の組立性を改善できる。加えて、ライセンスランプに電力を供給する第1配線は、マッドガードを貫通せずに、マッドガードとランプ台座部との間を通ってマッドガードよりも上方の位置まで延びている。したがって、第1配線がマッドガードを貫通する場合に比べて、第1配線の取り回しが容易である。
本実施形態において、以下の特徴の少なくとも一つが、前記鞍乗型車両に加えられてもよい。
前記ランプベースは、前記ハウジング部と一体であり、前記ライセンスプレートが取り付けられるプレート台座部をさらに含む。
この構成によれば、ランプ台座部だけでなく、ライセンスプレートが取り付けられるプレート台座部も、テールランプのハウジング部と一体である。したがって、ライセンスプレートおよびプレート台座部からマッドガードに加わる荷重を低減できる。これにより、マッドガードの重量をさらに低減できる。
前記鞍乗型車両は、運転者が座るシートをさらに備え、前記車体フレームは、前記シートの下方に配置された左右一対のロワーフレームと、前記後輪の上方で前記一対のロワーフレームの一方から前記一対のロワーフレームの他方に延びるリアクロスメンバとを含み、前記第1配線は、前記リアクロスメンバの後方を通過している。
前記鞍乗型車両は、前記テールランプに電力を供給する第2配線をさらに備え、前記第1配線と前記第2配線とが、前記リアクロスメンバの後方を通過している。
前記鞍乗型車両は、運転者が座るシートをさらに備え、前記車体フレームは、前記シートの下方に配置された左右一対のロワーフレームと、前記後輪の上方で前記一対のロワーフレームの一方から前記一対のロワーフレームの他方に延びるリアクロスメンバとを含み、前記マッドガードは、前記車体フレームに締結された中間締結部をさらに含み、前記マッドガードの前記中間締結部と前記ランプベースの前記上方締結部とは、前記リアクロスメンバに締結されている。
この構成によれば、マッドガードの中間締結部とランプベースの上方締結部とが、同じ部材、つまり、車体フレームのリアクロスメンバに締結されている。したがって、マッドガードの中間締結部とランプベースの上方締結部とが別々の部材に締結される場合と比較して、車体フレームの部品点数を削減できる。これにより、鞍乗型車両の組立性をさらに改善できる。
前記ランプベースは、前記マッドガードと前記ランプベースとの間で前記第1配線を保持する下ホルダー部をさらに含む。
前記ランプベースは、前記テールランプの前記光源よりも上方の位置で前記第1配線を保持する上ホルダー部をさらに含む。
この構成によれば、第1配線を保持する上ホルダー部がテールランプに設けられている。上ホルダー部は、第1配線をテールランプの光源よりも上方の位置で保持している。これにより、第1配線を高い位置まで導くことができ、第1配線の一部をマッドガードよりも上方の位置に配置することができる。
前記鞍乗型車両は、前記テールランプに電力を供給する第2配線をさらに備え、前記上ホルダー部は、前記第1配線に加えて、前記第2配線を保持している。
この構成によれば、テールランプの上ホルダー部は、ライセンスランプに電力を供給する第1配線だけでなく、テールランプに電力を供給する第2配線も保持している。したがって、第1配線および第2配線を確実に保持しながら、ホルダー部の数を減らすことができる。さらに、ホルダー部の数を減らすことができるので、テールランプを軽量化することができる。
前記上ホルダー部は、前記ランプベースの前記上方締結部から上方に延びており、前記上方締結部は、前記第1配線を支持する上面を含む。
この構成によれば、第1配線は、ランプベースの上ホルダー部に保持されているだけでなく、ランプベースの上方締結部の上面に支持されている。これにより、ランプベースに対する第1配線の移動量をさらに低減できる。上方締結部は、車体フレームに締結されるので、ランプベースの他の部分に比べて車体フレームに対して移動し難い。上ホルダー部は、このような安定した上方締結部から上方に延びている。したがって、車体フレームに対する第1配線の移動を確実に規制できる。
前記ランプベースの前記上方締結部は、前記ランプベースを前記車体フレームに締結するボルトが挿入された貫通穴を含み、前記ランプベースの前記下方締結部は、前記ランプベースを前記マッドガードに締結するボルトが挿入された貫通穴を含み、前記上方締結部の貫通穴と前記下方締結部の貫通穴とは、互いに異なる方向に前記ランプベースを貫通している。
この構成によれば、2つのボルトが、それぞれ、上方締結部の貫通穴と下方締結部の貫通穴とに挿入されている。これにより、上方締結部および下方締結部が車体フレームに締結されている。さらに、上方締結部の貫通穴と下方締結部の貫通穴と互いに異なる方向にランプベースを貫通している。これにより、ランプベースが複数の方向に締め付けられるので、車体フレームに対するランプベースの締結強度を高めることができる。
前記ランプベースは、前記ライセンスプレートが取り付けられるプレート台座部をさらに含み、前記プレート台座部は、車両背面視で前記下方締結部に重なるように前記下方締結部の後方に配置されている。
この構成によれば、マッドガードに締結されるランプベースの下方締結部が、ライセンスプレートが取り付けられるプレート台座部に車両背面視で重なっている。プレート台座部は、下方締結部の後方に配置されている。したがって、下方締結部は、車両背面視においてプレート台座部で隠れる。そのため、下方締結部をマッドガードに締結するボルトは、車両背面視においてプレート台座部で隠れる。これにより、ボルトおよび下締結部をプレート台座部で保護できる。
本発明の一実施形態に係るスクーターの左側面図である。 スクーターの平面図である。 車体フレーム、マッドガード、テールランプ、およびライセンスランプを示す分解斜視図である。 車体フレーム、マッドガード、テールランプ、およびライセンスランプを示す左側面図である。 車体フレーム、マッドガード、テールランプ、およびライセンスランプを示す平面図である。 テールランプの斜視図である。 クリアカバーが取り外されたテールランプを後方から見た図である。 車両中央に沿うテールランプの鉛直断面を示す断面図である。 テールランプを前方から見た図である。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
前後、上下および左右の各方向は、水平面上で直進している基準姿勢(ステアリングハンドル8が直進位置に配置された姿勢)のスクーター1に着座しており、前方を向いている運転者の視点を基準とする。左右方向は、車幅方向(スクーター1の幅方向)に相当する。車両中央WO(図2参照)は、ヘッドパイプ3の中心線を通り、後輪Wrの回転中心に直交する鉛直面に相当する。以下では、特に断りがない限り、基準姿勢のスクーター1について説明する。正面視、側面視、および平面視は、特に断りがない限り、スクーター1の正面視、側面視、および平面視をそれぞれ意味する。
図1は、本発明の一実施形態に係るスクーター1の左側面図である。図2は、スクーター1の平面図である。図1では、車体フレーム2を太い破線で示している。
図1に示すように、鞍乗型車両の一例であるスクーター1は、外装カバー17で覆われた車体フレーム2を含む。車体フレーム2は、後方かつ上方に延びるヘッドパイプ3と、ヘッドパイプ3から後方かつ下方に延びるダウンフレーム4と、ダウンフレーム4の下部から後方に延びる左右一対のロワーフレーム5とを含む。車体フレーム2は、さらに、一対のロワーフレーム5に接続されたフロントクロスメンバ6と、フロントクロスメンバ6の後方で一対のロワーフレーム5に接続されたリアクロスメンバ7とを含む。一対のロワーフレーム5は、それぞれ、車両中央WOの右方および左方に配置されている。フロントクロスメンバ6は、前輪Wfおよび後輪Wrの間に配置されており、リアクロスメンバ7は、後輪Wrの上方に配置されている。
スクーター1は、運転者によって操舵されるステアリングハンドル8と、前輪Wfを回転可能に支持するフロントフォーク9とを含む。ステアリングハンドル8は、前輪支持部材の一例であるフロントフォーク9に連結されている。ステアリングハンドル8およびフロントフォーク9は、ヘッドパイプ3の中心線に相当するステアリング軸線まわりに車体フレーム2に対して回動可能である。ステアリングハンドル8が操舵されると、前輪Wfはステアリングハンドル8に共に左右方向に回動する。これにより、スクーター1が操舵される。
スクーター1は、車体フレーム2に対して上下方向に揺動可能なスイングユニット11を含む。スイングユニット11は、スクーター1を走行させる動力を発生するエンジン12と、エンジン12の動力を後輪Wrに伝達する駆動機構13とを含む。スイングユニット11は、車幅方向に延びるピボットシャフト14を介して車体フレーム2に取り付けられている。後輪Wrは、スイングユニット11の後端部よって回転可能に支持されている。後輪Wrおよびスイングユニット11は、車体フレーム2に対してピボットシャフト14まわりに上下方向に揺動可能である。リアクッション15の上端部は、車体フレーム2に取り付けられており、リアクッション15の下端部は、スイングユニット11の後端部に取り付けられている。
スクーター1は、運転者が座る鞍型のシート16を含む。図1は、運転者が座るメインシート16aと同乗者が座るタンデムシート16bとが、シート16に設けられている例を示している。シート16は、一人乗り用であってもよい。シート16は、ヘッドパイプ3の後方に配置されている。シート16は、一対のロワーフレーム5の上方に配置されている。シート16は、一対のロワーフレーム5に直接支持されていてもよいし、一対のロワーフレーム5に間接的に支持されていてもよい。エンジン12に供給される燃料を蓄える燃料タンクは、例えば、シート16の下方に配置されている。
外装カバー17は、ステアリングハンドル8の前方および後方に配置されたハンドルカバー18と、ヘッドパイプ3の前方に配置されたフロントカバー19と、フロントカバー19の右方および左方にそれぞれ配置された左右一対のフロントサイドカバー20とを含む。フロントフェンダー21は、前輪Wfの上方に配置されている。外装カバー17は、さらに、一対のロワーフレーム5の右方および左方にそれぞれ配置された左右一対のアンダーサイドカバー22と、一対のアンダーサイドカバー22の下端部の間に配置されたアンダーカバー23とを含む。
外装カバー17は、ヘッドパイプ3の後方に配置されたフロントインナーカバー24と、フロントインナーカバー24の後方に配置されたリアインナーカバー25とを含む。外装カバー17は、さらに、一対のロワーフレーム5の上方に配置されたフートボード28と、フートボード28の上方に配置されたボードカバー29(図2参照)とを含む。外装カバー17は、運転者の足および脚が配置されるフートスペース26を前後方向におけるフロントインナーカバー24とリアインナーカバー25との間に形成している。フロントインナーカバー24は、運転者の脚の前方に配置されるレッグシールドに相当する。
運転者の足は、外装カバー17のフラット面27に置かれる。フラット面27は、凹凸のない完全な平面であってもよいし、足を置くのに支障のない程度の凹部または凸部(例えば、1〜2cm程度の凹部または凸部)が設けられた実質的な平面であってもよい。車両中央WOに直交するフラット面27の鉛直断面は、当該鉛直断面の右端から当該鉛直断面の左端まで水平に延びている。フラット面27の鉛直断面の各部は、同じ高さに配置されている。
外装カバー17は、一対のロワーフレーム5の右方および左方にそれぞれ配置された左右一対のリアサイドカバー30と、一対のリアサイドカバー30の間に配置されたリアカバー31と、後輪Wrの上方および後方に配置されたマッドガード32とを含む。リアサイドカバー30は、側面視でシート16の下方に配置されている。リアカバー31は、側面視でリアサイドカバー30の後方に配置されている。リアフェンダーに相当するマッドガード32は、側面視でリアサイドカバー30から後方かつ下方に延びている。
スクーター1は、前方に光を発するヘッドランプ33と、運転者の操作に応じて点滅する2つのフロントフラッシャー34とを含む。スクーター1は、さらに、後方に光を発するテールランプ35と、運転者の操作に応じて点滅する2つのリアフラッシャー36と、マッドガード32の後方に配置されたライセンスプレート38を照らすライセンスランプ37とを含む。ヘッドランプ33およびフロントフラッシャー34は、シート16よりも前方に配置されている。テールランプ35、リアフラッシャー36、およびライセンスランプ37は、後輪Wrの前端よりも後方に配置されている。
次に、後輪Wrから上方に飛散する小石などの飛散物を受け止めるマッドガード32について説明する。
図3は、車体フレーム2、マッドガード32、テールランプ35、およびライセンスランプ37を示す分解斜視図である。図4は、車体フレーム2、マッドガード32、テールランプ35、およびライセンスランプ37を示す左側面図である。図5は、車体フレーム2、マッドガード32、テールランプ35、およびライセンスランプ37を示す平面図である。
図4に示すように、マッドガード32は、側面視で後輪Wrと車体フレーム2との間に配置されたアッパーガード40と、アッパーガード40から後方かつ下方に延びるリアガード41とを含む。図3に示すように、マッドガード32は、さらに、アッパーガード40から上方に延びる左右一対の前方締結部42と、リアガード41から上方に延びる中間締結部43と、中間締結部43よりも後方の位置でリアガード41から上方に延びる左右一対の後方締結部44とを含む。
図5に示すように、アッパーガード40は、平面視でロワーフレーム5、リアクロスメンバ7、および後輪Wrに重なっている。アッパーガード40は、ロワーフレーム5およびリアクロスメンバ7の下方に配置されている。アッパーガード40は、後輪Wrの上方に配置されている。リアガード41は、平面視で後輪Wrに重なっている。リアガード41の後端部41rは、後輪Wrの後方に配置されている。
図3に示すように、リアガード41は、ヘッドランプ35のランプベース55がマッドガード32に取り付けられた状態で車両背面視でランプベース55の右方、左方、および下方に位置する背面45と、背面45から前方に凹んだ凹部46と、背面45から後方に突出する突起47とを含む。中間締結部43および後方締結部44は、凹部46の底面から上方に延びている。ランプベース55は、凹部46に嵌められている。突起47は、凹部46よりも後方でかつ下方の位置に配置されている。図4に示すように、突起47は、ライセンスプレート38の前方に配置される。突起47は、ライセンスプレート38の前面の下部に接することにより、ライセンスプレート38を支持する。
図3に示すように、前方締結部42は、中間締結部43および後方締結部44よりも前方に配置されている。中間締結部43は、後方締結部44よりも前方に配置されている。中間締結部43は、前方締結部42および後方締結部44よりも上方に配置されている。後方締結部44は、前方締結部42よりも下方に配置されている。一対の前方締結部42は、それぞれ、車両中央WOの右方および左方に配置されている。中間締結部43および後方締結部44は、車両中央WOに重なっている。後述するように、後方締結部44は、テールランプ35のランプベース55に締結されている。
一対の前方締結部42は、車幅方向における一対のステー48の外方に配置されている。一対のステー48は、車体フレーム2の一部である。一対のステー48は、それぞれ、一対のロワーフレーム5に溶接されている。一対のステー48は、一対の前方締結部42の間に配置されている。前方締結部42は、ボルトB1およびナットによってステー48に固定されている。
図4に示すように、中間締結部43は、リアクロスメンバ7の下方支持部50の後方に配置されている。下方支持部50は、側面視でロワーフレーム5よりも後方でかつ下方の位置に配置されている。中間締結部43は、後方から下方支持部50に重ねられている。中間締結部43は、この状態で、二対のボルトB2およびナットN2(図8参照)によって下方支持部50に締結されている。
具体的には、図3に示すように、中間締結部43は、中間締結部43を前後方向に貫通する2つの貫通穴H2aを含む。下方支持部50は、下方支持部50を前後方向に貫通する2つの貫通穴H2bを含む。中間締結部43の2つの貫通穴H2aは、それぞれ、下方支持部50の2つの貫通穴H2bの後方に配置されている。ボルトB2の軸部は、中間締結部43の貫通穴H2aと、下方支持部50の貫通穴H2bとに後方から挿入されている。2つのナットN2は、下方支持部50の前方に配置されている。中間締結部43および下方支持部50は、二対のボルトB2およびナットN2によって前後方向に挟まれている。これにより、中間締結部43および下方支持部50が固定されている。
次に、テールランプ35について説明する。
図6は、テールランプ35の斜視図である。図7は、クリアカバーが取り外されたテールランプ35を後方から見た図である。図8は、車両中央WOに沿うテールランプ35の鉛直断面を示す断面図である。図9は、テールランプ35を前方から見た図である。
テールランプ35は、テールランプ部とリアフラッシャー部とを含むリアランプユニットである。図6に示すように、テールランプ35は、電力の供給に応じて光を発する3つの光源51〜52と、3つの光源51〜52を保持するランプベース55と、3つの光源51〜52とランプベース55との後方に配置された3つのクリアカバー53〜54とを含む。
図7に示すように、3つの光源51〜52は、車両中央WOに配置された中央光源51と、車両中央WOの右方および左方にそれぞれ配置された左右一対の側方光源52とを含む。中央光源51は、テールランプ35の光源である。側方光源52は、リアフラッシャー36の光源である。中央光源51および側方光源52は、いずれも、電球である。中央光源51および側方光源52の少なくとも一方は、LEDであってもよい。
中央光源51は、ランプベース55のハウジング部61を前後方向に貫通する中央穴61cに挿入されている。中央光源51の発光部は、中央穴61cの後方に配置されている。側方光源52は、ランプベース55のハウジング部61を車幅方向に貫通する側方穴61sに挿入されている。側方光源52の発光部は、車幅方向における側方穴61sの外方に配置されている。3つの光源51〜52は、ランプベース55と3つのクリアカバー53〜54とによって形成された光源収容室に収容されている。
図6に示すように、3つのクリアカバー53〜54は、中央光源51の後方に配置された中央クリアカバー53と、一対の側方光源52の後方にそれぞれ配置された左右一対の側方クリアカバー54とを含む。一対の側方クリアカバー54は、それぞれ、中央クリアカバー53の右方および左方に配置されている。側方クリアカバー54は、側方光源52の後方に配置された部分と、車幅方向における側方光源52の外方に配置された部分とを含む。中央クリアカバー53および側方クリアカバー54は、ランプベース55とは別の部材であり、ランプベース55に取り付けられている。
図8に示すように、ランプベース55は、合成樹脂製の一体の部材である。ランプベース55は、3つのクリアカバー53〜54の前方に配置されたアッパーベース56と、アッパーベース56の下方に配置されたロワーベース57とを含む。ロワーベース57は、アッパーベース56よりも車幅方向に短く、アッパーベース56よりも上下方向に長い。ロワーベース57は、マッドガード32の後方に配置されている。ロワーベース57は、マッドガード32の凹部46に嵌合されている。
ランプベース55は、3つのクリアカバー53〜54の前方に配置されたハウジング部61と、ライセンスランプ37が取り付けられたランプ台座部62と、ライセンスプレート38が取り付けられたプレート台座部63とを含む。ランプベース55は、さらに、車体フレーム2に締結された左右一対の上方締結部65と、マッドガード32に締結された左右一対の下方締結部64とを含む。
ハウジング部61は、3つの光源51〜52を保持している。ハウジング部61は、中央光源51の発光部を収容する中央ハウジング部61aを含む。中央ハウジング部61aは、後向きに開いたU字状の鉛直断面を含む。ランプ台座部62は、ハウジング部61よりも下方に配置されている。プレート台座部63は、ランプ台座部62よりも下方に配置されている。上方締結部65は、ハウジング部61から前方に突出している。下方締結部64は、プレート台座部63から前方に突出している。
ランプ台座部62は、ハウジング部61から後方に延びる上面62uと、上面62uの右縁および左縁から下方に延びる左右一対の側面62sと、上面62uの後縁から下方に延びる背面62bとを含む。図7に示すように、ランプ台座部62は、ランプ台座部62の背面62bで開口する2つの貫通穴H3と、ランプ台座部62の背面62bで開口する配線穴62hとを含む。配線穴62hは、2つの貫通穴H3の間に配置されている。
図8に示すように、ライセンスランプ37は、ランプ台座部62の背面62bに後方から重ねられている。ライセンスランプ37をランプ台座部62に固定する2本のボルトB3は、それぞれ、ランプ台座部62の2つの貫通穴H3に前方から挿入されている。ライセンスランプ37は、2本のボルトB3によってランプ台座部62に固定されている。ライセンスランプ37に電力を供給する第1配線71は、配線穴62hに挿入されている。
ライセンスランプ37は、電力の供給に応じて光を発する光源68と、光源68を収容するランプハウジング69と、光源68の光をランプハウジング69の下に透過させる透過窓70とを含む。透過窓70は、ランプハウジング69の下面で露出している。光源68の光は、透過窓70から下方に照射される。透過窓70は、ライセンスプレート38の上方に配置される。したがって、光源68が発光すると、ライセンスランプ37が光源68の光で照らされる。光源68は、LEDである。光源68は、電球であってもよい。
図7に示すように、プレート台座部63は、車幅方向に延びる長方形状の背面63bを含む。プレート台座部63の背面63bは、ライセンスランプ37よりも車幅方向に長く、ハウジング部61よりも車幅方向に短い。ライセンスプレート38の前面の上部は、プレート台座部63の背面63bの上に置かれる。この状態で、ライセンスプレート38は、二対のボルトB4(図4参照)およびナットN4(図4参照)によってプレート台座部63に固定される。2本のボルトB4は、それぞれ、プレート台座部63を前後方向に貫通する左右一対の貫通穴H4に挿入される。貫通穴H4は、プレート台座部63の背面63bで開口している。貫通穴H4は、車幅方向に延びる長穴である。
図8に示すように、一対の下方締結部64は、マッドガード32の凹部46に嵌合されている。下方締結部64の先端部は、凹部46の底面に支持されている。一対の下方締結部64は、それぞれ、マッドガード32の一対の後方締結部44の右方および左方に配置されている。後方締結部44は、ランプベース55の内部に配置されている。後方締結部44は、背面視および側面視のいずれにおいてもランプベース55で隠れる(図4参照)。下方締結部64は、二対のボルトB5およびナットN5によって後方締結部44に締結されている。
具体的には、図6に示すように、ランプベース55の一対の下方締結部64は、一対の下方締結部64をそれぞれ車幅方向に貫通する2つの貫通穴H5を含む。図8に示すように、2つのナットN5は、それぞれ、マッドガード32の一対の後方締結部44に取り付けられている。ナットN5は、下向きに開いたU字状の板で構成されたスプリングナットである。ランプベース55の2つの貫通穴H5は、それぞれ、2つのナットN5の雌ねじ穴に車幅方向に重なっている。ボルトB5の軸部は、下方締結部64の貫通穴H5とナットN5の雌ねじ穴とに挿入されている。これにより、下方締結部64が後方締結部44に固定されている。
図6に示すように、下方締結部64の貫通穴H5は、車幅方向におけるプレート台座部63の貫通穴H5の内方に配置されている。下方締結部64を後方締結部44に固定するボルトB5の頭部は、プレート台座部63の前方に配置されている。車両背面視において、ボルトB5の頭部は、プレート台座部63で隠れる。同様に、車両背面視において、下方締結部64の貫通穴H5は、プレート台座部63で隠れる。これにより、スクーター1の美観が高められる。
図8に示すように、上方締結部65は、3つの光源51〜52よりも上方でかつ前方の位置に配置されている。上方締結部65は、リアクロスメンバ7の上方支持部49に載せられている。上方支持部49は、リアクロスメンバ7の下方支持部50よりも上方でかつ前方の位置に配置されている。上方支持部49は、側面視でロワーフレーム5の上方に配置されている。一対の上方締結部65は、二対のボルトB6およびナットN6によって上方支持部49に締結されている。
具体的には、ランプベース55の上方締結部65は、リアクロスメンバ7の上方支持部49に載せられている。上方締結部65は、上方締結部65を上下方向に貫通する貫通穴H6aを含む。上方支持部49は、上方支持部49を上下方向に貫通する2つの貫通穴H6bを含む。一対の上方締結部65の貫通穴H6aは、それぞれ、上方支持部49の2つの貫通穴H6bの上方に配置されている。ボルトB6の軸部は、上方締結部65の貫通穴H6aと上方支持部49の貫通穴H6bとに上方から挿入されている。ボルトB6の軸部は、上方支持部49の下方に配置されたナットN6に取り付けられている。これにより、上方締結部65が上方支持部49に固定されている。
図8に示すように、ライセンスランプ37に電力を供給する第1配線71は、ライセンスランプ37から前方に延びている。第1配線71は、ランプ台座部62を前後方向に貫通する配線穴62hに挿入されている。第1配線71は、ランプベース55のハウジング部61とマッドガード32の中間締結部43との間を上下方向に通過している。第1配線71は、さらに、ランプベース55のハウジング部61とリアクロスメンバ7との間を上下方向に通過している。第1配線71は、リアクロスメンバ7および中央光源51よりも上方の位置まで延びている。
第1配線71は、ランプベース55に設けられた下ホルダー部67および上ホルダー部66に保持されている。テールランプ35およびリアフラッシャー36に電力を供給する第2配線72は、上ホルダー部66に保持されている。つまり、上ホルダー部66は、第1配線71および第2配線72の両方を保持している。
下ホルダー部67は、マッドガード32とランプベース55との間で第1配線71を保持している。下ホルダー部67は、ライセンスランプ37と中央光源51との間の高さに配置されている。下ホルダー部67は、マッドガード32の中間締結部43の後方に配置されている。下ホルダー部67は、中間締結部43から後方に離れている。図9に示すように、下ホルダー部67は、下ホルダー部67を上下方向に貫通し、車幅方向における外方に開いたU字状の溝を形成している。第1配線71は、下ホルダー部67の溝に嵌められている。これにより、第1配線71が下ホルダー部67に保持されている。
上ホルダー部66は、右方の上方締結部65(図9では、左方の上方締結部65)から上方に延びている。図8に示すように、上ホルダー部66は、右方の上方締結部65に設けられた貫通穴H6aよりも後方に配置されている。上ホルダー部66は、上ホルダー部66を車幅方向に貫通し、上向きに開いたU字状の溝を形成している。第1配線71および第2配線72は、上ホルダー部66の溝に嵌められている。これにより、第1配線71および第2配線72が上ホルダー部66に保持されている。さらに、第1配線71および第2配線72は、右方の上方締結部65の上面によって支持されている。
図9に示すように、第2配線72は、複数の配線が束ねられたワイヤーハーネスである。第2配線72は、中央光源51に接続された中央配線73と、一対の側方光源52にそれぞれ接続された一対の側方配線74とを含む。第2配線72は、さらに、中央配線73と一対の側方配線74とを取り囲むアウターチューブ75と、中央配線73と一対の側方配線74とに接続されたコネクター76とを含む。
中央配線73の一端部と側方配線74の一端部とは、アウターチューブ75の外に配置されている。中央配線73の一端部は、中央光源51に取り付けられている。側方配線74の一端部は、側方光源52に取り付けられている。中央配線73の一端部と側方配線74の一端部とは、ハウジング部61の後方に配置されている。中央配線73の他端部と側方配線74の他端部とは、コネクター76に取り付けられている。
図8に示すように、第1配線71および第2配線72は、リアクロスメンバ7の後方を上下方向に通過している。図5に示すように、第1配線71および第2配線72は、平面視でリアクロスメンバ7に重なっている。第1配線71および第2配線72は、右方のロワーフレーム5の上方を車幅方向に通過している。第1配線71および第2配線72は、平面視において右方のロワーフレーム5の側方で前後方向に延びている。第2配線72のコネクター76は、バッテリーやジェネレーターなどの電力供給源に接続されている。同様に、第1配線71は、バッテリーやジェネレーターなどの電力供給源に接続されている。
以上のように本実施形態では、ライセンスランプ37が取り付けられるランプ台座部62が、マッドガード32ではなく、テールランプ35のハウジング部61と一体である。テールランプ35の上方締結部65は、マッドガード32を介さずに車体フレーム2に取り付けられる。したがって、ランプ台座部62およびライセンスランプ37の重量やこれらに起因する荷重は、テールランプ35を介して車体フレーム2に伝達される。これにより、マッドガード32に必要とされる強度を低下させることができ、マッドガード32の重量を低減できる。
さらに、ランプ台座部62は、テールランプ35のハウジング部61と一体なので、ランプ台座部62とハウジング部61とを車体フレーム2に個別に取り付けなくてもよい。これにより、スクーター1の組立性を改善できる。加えて、ライセンスランプ37に電力を供給する第1配線71は、マッドガード32を貫通せずに、マッドガード32とランプ台座部62との間を通ってマッドガード32よりも上方の位置まで延びている。したがって、第1配線71がマッドガード32を貫通する場合に比べて、第1配線71の取り回しが容易である。
本実施形態では、ランプ台座部62だけでなく、ライセンスプレート38が取り付けられるプレート台座部63も、テールランプ35のハウジング部61と一体である。したがって、ライセンスプレート38およびプレート台座部63からマッドガード32に加わる荷重を低減できる。これにより、マッドガード32の重量をさらに低減できる。
本実施形態では、マッドガード32の中間締結部43とランプベース55の上方締結部65とが、同じ部材、つまり、車体フレーム2のリアクロスメンバ7に締結されている。したがって、マッドガード32の中間締結部43とランプベース55の上方締結部65とが別々の部材に締結される場合と比較して、車体フレーム2の部品点数を削減できる。これにより、スクーター1の組立性をさらに改善できる。
本実施形態では、第1配線71を保持する上ホルダー部66がテールランプ35に設けられている。上ホルダー部66は、第1配線71をテールランプ35の3つの光源51〜52よりも上方の位置で保持している。これにより、第1配線71を高い位置まで導くことができ、第1配線71の一部をマッドガード32よりも上方の位置に配置することができる。
本実施形態では、テールランプ35の上ホルダー部66は、ライセンスランプ37に電力を供給する第1配線71だけでなく、テールランプ35に電力を供給する第2配線72も保持している。したがって、第1配線71および第2配線72を確実に保持しながら、ホルダー部の数を減らすことができる。さらに、ホルダー部の数を減らすことができるので、テールランプ35を軽量化することができる。
本実施形態では、第1配線71は、ランプベース55の上ホルダー部66に保持されているだけでなく、ランプベース55の上方締結部65の上面に支持されている。これにより、ランプベース55に対する第1配線71の移動量をさらに低減できる。上方締結部65は、車体フレーム2に締結されるので、ランプベース55の他の部分に比べて車体フレーム2に対して移動し難い。上ホルダー部66は、このような安定した上方締結部65から上方に延びている。したがって、車体フレーム2に対する第1配線71の移動を確実に規制できる。
本実施形態では、ボルトB5およびボルトB6が、それぞれ、下方締結部64の貫通穴H5と上方締結部65の貫通穴H6とに挿入されている。これにより、上方締結部65および下方締結部64が車体フレーム2に締結されている。さらに、下方締結部64の貫通穴H5と上方締結部65の貫通穴H6と互いに異なる方向にランプベース55を貫通している。これにより、ランプベース55が複数の方向に締め付けられるので、車体フレーム2に対するランプベース55の締結強度を高めることができる。
本実施形態では、マッドガード32に締結されるランプベース55の下方締結部64が、ライセンスプレート38が取り付けられるプレート台座部63に車両背面視で重なっている。プレート台座部63は、下方締結部64の後方に配置されている。したがって、下方締結部64は、車両背面視においてプレート台座部63で隠れる。そのため、下方締結部64をマッドガード32に締結するボルトB5は、車両背面視においてプレート台座部63で隠れる。これにより、ボルトB5および下締結部64をプレート台座部63で保護できる。
他の実施形態
本発明は、前述の実施形態の内容に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、リアフラッシャー36は、テールランプ35と一体ではなく、テールランプ35とは独立した部品であってもよい。
ライセンスランプ37が取り付けられるプレート台座部63は、ランプベース55のハウジング部61と一体でなくてもよい。
第1配線71および第2配線72の少なくとも一方は、リアクロスメンバ7の後方を通過していなくてもよい。例えば、第1配線71は、リアクロスメンバ7前方または側方を通過していてもよいし、リアクロスメンバ7を上下方向に貫通する貫通穴に挿入されていてもよい。第2配線72についても同様である。
マッドガード32の中間締結部43とランプベース55の上方締結部65の少なくとも一方は、リアクロスメンバ7以外の部材に締結されていてもよい。
マッドガード32の中間締結部43は、リアクロスメンバ7の下方支持部50の後方ではなく、前方に配置されていてもよい。
第1配線71および第2配線72を保持する上ホルダー部66は、ランプベース55の上方締結部65から下方に延びていてもよい。つまり、第1配線71および第2配線72は、上方締結部65の上面に支持されていなくてもよい。
上ホルダー部66は、第1配線71および第2配線72の一方だけを保持していてもよい。
上ホルダー部66および下ホルダー部67の少なくとも一方が、ランプベース55から省略されてもよい。
ランプベース55の下方締結部64は、車両背面視でプレート台座部63に隠れていなくてもよい。つまり、下方締結部64は、車両背面視で視認可能であってもよい。
鞍乗型車両は、動力源の一例であるエンジン12が車体フレーム2に対して揺動可能なスクーター型の自動二輪車に限らず、動力源が車体フレーム2に固定されたアンダーボーン型の自動二輪車であってもよい。また、鞍乗型車両は、自動二輪車に限らず、三つ以上の車輪を備えた車両であってもよいし、不整地走行用車両(ALL−TERRAIN VEHICLE)であってもよいし、スノーモービルであってもよい。
前述の全ての構成の2つ以上が組み合わされてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 :スクーター
2 :車体フレーム
5 :ロワーフレーム
7 :リアクロスメンバ
16 :シート
32 :マッドガード
35 :テールランプ
36 :リアフラッシャー
37 :ライセンスランプ
38 :ライセンスプレート
40 :アッパーガード
41 :リアガード
51 :中央光源
52 :側方光源
53 :中央クリアカバー
54 :側方クリアカバー
55 :ランプベース
56 :アッパーベース
57 :ロワーベース
61 :ハウジング部
61a :中央ハウジング部
62 :ランプ台座部
63 :プレート台座部
64 :下方締結部
65 :上方締結部
66 :上ホルダー部
67 :下ホルダー部
71 :第1配線
72 :第2配線
Wr :後輪
WO :車両中央

Claims (11)

  1. 車体フレームと、
    車両側面視で前記車体フレームの下方に配置された後輪と、
    車両側面視で前記車体フレームと前記後輪との間に配置された部分と、前記後輪の後方に配置された部分とを含むマッドガードと、
    前記マッドガードの上方に配置されたテールランプと、
    前記マッドガードの後方に配置されたライセンスプレートを照らすライセンスランプと、
    前記ライセンスランプに電力を供給する第1配線とを備え、
    前記テールランプは、後方に光を発する光源と、前記光源を保持および収容する、前記マッドガードとは別体のランプベースと、前記光源およびランプベースの後方に配置されており、前記光源の光を透過する、前記ランプベースとは別体のクリアカバーとを含み、
    前記ランプベースは、
    前記光源を保持および収容する、後方に開口したハウジング部と、
    前記ハウジング部と一体であり、前記ライセンスランプが取り付けられたランプ台座部と、
    前記マッドガードを介さずに前記車体フレームに締結された上方締結部と、
    前記マッドガードの後方に配置されており、前記マッドガードに締結された下方締結部とを含み、
    前記第1配線は、前記マッドガードを貫通せずに、前記マッドガードと前記ランプ台座部との間を通って前記マッドガードよりも上方の位置まで延びている、鞍乗型車両。
  2. 前記ランプベースは、前記ハウジング部と一体であり、前記ライセンスプレートが取り付けられるプレート台座部をさらに含む、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記鞍乗型車両は、運転者が座るシートをさらに備え、
    前記車体フレームは、前記シートの下方に配置された左右一対のロワーフレームと、前記後輪の上方で前記一対のロワーフレームの一方から前記一対のロワーフレームの他方に延びるリアクロスメンバとを含み、
    前記第1配線は、前記リアクロスメンバの後方を通過している、請求項1または2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記鞍乗型車両は、前記テールランプに電力を供給する第2配線をさらに備え、
    前記第1配線と前記第2配線とが、前記リアクロスメンバの後方を通過している、請求項3に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記鞍乗型車両は、運転者が座るシートをさらに備え、
    前記車体フレームは、前記シートの下方に配置された左右一対のロワーフレームと、前記後輪の上方で前記一対のロワーフレームの一方から前記一対のロワーフレームの他方に延びるリアクロスメンバとを含み、
    前記マッドガードは、前記車体フレームに締結された中間締結部をさらに含み、
    前記マッドガードの前記中間締結部と前記ランプベースの前記上方締結部とは、前記リアクロスメンバに締結されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記ランプベースは、前記マッドガードと前記ランプベースとの間で前記第1配線を保持する下ホルダー部をさらに含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記ランプベースは、前記テールランプの前記光源よりも上方の位置で前記第1配線を保持する上ホルダー部をさらに含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記鞍乗型車両は、前記テールランプに電力を供給する第2配線をさらに備え、
    前記上ホルダー部は、前記第1配線に加えて、前記第2配線を保持している、請求項7に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記上ホルダー部は、前記ランプベースの前記上方締結部から上方に延びており、
    前記上方締結部は、前記第1配線を支持する上面を含む、請求項7または8に記載の鞍乗型車両。
  10. 前記ランプベースの前記上方締結部は、前記ランプベースを前記車体フレームに締結するボルトが挿入された貫通穴を含み、
    前記ランプベースの前記下方締結部は、前記ランプベースを前記マッドガードに締結するボルトが挿入された貫通穴を含み、
    前記上方締結部の貫通穴と前記下方締結部の貫通穴とは、互いに異なる方向に前記ランプベースを貫通している、請求項1〜9のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  11. 前記ランプベースは、前記ライセンスプレートが取り付けられるプレート台座部をさらに含み、
    前記プレート台座部は、車両背面視で前記下方締結部に重なるように前記下方締結部の後方に配置されている、請求項1〜10のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
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