JP2015011669A - 複合形固定サイクルの開始点経路短縮機能を有する数値制御装置 - Google Patents

複合形固定サイクルの開始点経路短縮機能を有する数値制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】固定サイクルにおいて、サイクルの切削完了位置から次のサイクルの切削開始位置へ直線経路を設定する複合形固定サイクルの開始点経路短縮機能を有する数値制御装置を提供する。【解決手段】固定サイクルにおいて、サイクルの切削完了位置<4>から次のサイクルの切削開始位置<5>へ直線経路を設定する。さらに、設定した直線経路が被加工物21と干渉する可能性がある場合、被加工物21の切削済みの領域を判定し、被加工物21と干渉せず、極力短縮した経路を設定する。従来の固定サイクルでは、サイクルの切削完了位置から、一度、サイクルの開始位置へ戻り、もしくは平面第1軸のみ移動を行い、次のサイクルを開始する。本発明では、被加工物21の切削済みの領域を判定し、サイクルの切削完了位置<4>から次のサイクルの切削開始位置<5>への経路を極力短縮することでサイクルタイムの短縮を図る。【選択図】図3

Description

本発明は工作機械を制御する数値制御装置であって、特に、複合形固定サイクルの開始点経路短縮機能を有する数値制御装置に関する。
被加工物を素材形状から仕上げ加工形状まで、開始位置から終了位置まで複数の経路で形成される移動経路を1つの切削サイクルとして、該切削サイクルが複数のサイクルで構成される固定サイクルをひとつの指令で加工する数値制御装置は、従来、サイクルの切削完了位置から、一度、サイクルの開始位置へ戻り、もしくは平面第1軸のみ移動を行い、次のサイクルを開始する。ここで、平面第1軸とはXY平面の場合X軸、ZX平面の場合Z軸、YZ平面の場合Y軸を指す。また、平面第2軸とはXY平面の場合Y軸、ZX平面の場合X軸、YZ平面の場合Z軸を指す。
従来の固定サイクルでは、被加工物の切削済みの領域を判定せず、被加工物との干渉を避けるために必ず前述の動作となっている。この問題に対する解決手段として、加工プログラムの特定の切削ブロックを実行中に工具に作用する主軸負荷を検出して、工具によるワークの実際の切削状態を判定する切削状態判定部を設け、切削状態が変化したと判定された際の工具の位置を検出する工具位置検出部を設け、切削状態判定部からの切削状態の判定信号と、工具位置検出部で検出された切削状態が変化した際の工具位置から、書換え指示マークにより指示された加工プログラムの特定の切削ブロックの、工具がワークを実際に切削していない区間を早送り指令G0に書換えるプログラム書換部を設けて構成する方法がある(特許文献1の「解決手段」を参照)。
また、他の解決策として、切削送り開始位置からの切削送りを指示する切削送り指令と、切削送り開始位置までの早送りを指示する早送り指令とが記述された加工プログラムを、プログラム記憶部に記憶し、その記憶された加工プログラムに基づいて、工具を被加工物に対して相対的に移動させて、所定の加工を行う。工具と被加工物との接触の有無を監視する接触検出器を設け、その接触検出器からの検出信号に基づいて加工プログラムの切削送り開始位置を変更して、早送り指令における切削送り開始位置までの工具の移動経路を変更設定する方法がある(先行技術文献2の「解決手段」を参照)。
特開平10−293606号公報 特開2008−9758号公報
しかし、特許文献1に開示される技術は、経路の短縮ではなく、切削ブロックで実際に切削状態でない区間を早送りに変更して、サイクルタイムを短縮していることから、元々、早送りブロックで構成されている場合のサイクルタイム短縮ができない問題がある。
また、特許文献2に開示される技術は、移動経路の変更が、1ブロックの早送り指令の経路であるため、複数ブロックの早送り指令の経路を短縮することができないことと、経路の短縮が切削ブロックであることと、接触検出器というハードウェアが必要である、との問題がある。
そこで、本発明の目的は、固定サイクルにおいて、サイクルの切削完了位置から次のサイクルの切削開始位置へ直線経路を設定する複合形固定サイクルの開始点経路短縮機能を有する数値制御装置を提供することである。
本発明は、固定サイクルにおいて、サイクルの切削完了位置から次のサイクルの切削開始位置へ直線経路を設定する。さらに、設定した直線経路が被加工物と干渉する可能性がある場合、被加工物の切削済みの領域を判定し、被加工物と干渉せず、極力短縮した経路を設定する。従来の固定サイクルでは、サイクルの切削完了位置から、一度、サイクルの開始位置へ戻り、もしくは平面第1軸のみ移動を行い、次のサイクルを開始する。本発明では、被加工物の切削済みの領域を判定し、サイクルの切削完了位置から次のサイクルの切削開始位置への経路を極力短縮することでサイクルタイムの短縮を図る。
そして、本願の請求項1に係る発明は、被加工物を素材形状から仕上げ加工形状まで、開始位置から終了位置まで複数の経路で形成される移動経路を1つの切削サイクルとして、該切削サイクルが複数のサイクルで構成される固定サイクルをひとつの指令で加工する数値制御装置であって、前記1つのサイクルの切削完了位置から次のサイクルの切削開始位置までの移動経路を直線とした場合、前記被加工物と前記移動経路との干渉が生ずるかどうかを判断する干渉チェック手段を備え、該干渉チェック手段が干渉がないと判断した場合、前記1つのサイクルの切削完了位置から次のサイクルの切削開始位置までの移動経路を直線とすることを特徴とする経路短縮機能を有する数値制御装置である。これによって、固定サイクルにおいて、サイクルの切削完了位置から次のサイクルの切削開始位置へ直線経路を設定できる。
請求項2に係る発明は、前記干渉チェック手段により、被加工物と干渉すると判断された場合、被加工物と干渉しないと判断される範囲で、前記1つのサイクルの切削完了位置から次のサイクルの切削開始位置へ2ブロックの直線で、その2直線のなす角が90°以上180°未満で移動することを特徴とする請求項1に記載の経路短縮機能を有する数値制御装置である。
請求項3に係る発明は、前記干渉チェック手段により、被加工物と干渉すると判断された場合、被加工物と干渉しないと判断される範囲にある位置と、サイクルの切削完了位置と次のサイクルの切削開始位置の3つの位置を通る円弧で移動することを特徴とする請求項1に記載の経路短縮機能を有する数値制御装置である。
請求項2,3に係る発明により、被加工物の切削済みの領域を判定し、被加工物と干渉せず、極力短縮した経路を設定できる。
本発明では、固定サイクルにおいて、サイクルの切削完了位置から次のサイクルの切削開始位置へ直線で移動することで、経路の短縮が可能となる。さらに、被加工物と干渉する可能性がある場合、被加工物の切削済みの領域を判定し、干渉回避を行うことで、サイクルの切削完了位置から次のサイクルの切削開始位置への経路を極力短縮することが可能となる。
本発明の固定サイクルの開始点経路短縮機能を有する数値制御装置の要部ブロック図である。 従来技術における固定サイクルの移動経路を説明する図である。 本発明の実施形態1の固定サイクルの移動経路を説明する図である。 第1の干渉チェック手段の例1を説明する図である。 第1の干渉チェック手段の例2を説明する図である。 第2の干渉チェック手段の例1を説明する図である。 第2の干渉チェック手段の例2を説明する図である。 第2の干渉チェック手段の例3を説明する図である。 従来技術の固定サイクルの経路と基準値αを説明する図である。 従来技術の固定サイクルの経路と基準値βを説明する図である。 第3の干渉チェック手段および第4の干渉チェック手段の例を説明する図である。 本発明の実施形態2の固定サイクルの移動経路1を説明する図である。 本発明の実施形態2の固定サイクルの移動経路2を説明する図である。 本発明の実施形態2の固定サイクルの移動経路3を説明する図である。 本発明の実施形態3の固定サイクルの移動経路を説明する図である。 固定サイクルのサイクル処理を説明する図である。 図16の処理Aを説明するフローチャートである。 図16の処理Bを説明するフローチャートである。 図18の処理Cを説明するフローチャートである。 図19の処理Dを説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、本明細書において、平面第1軸とはXY平面の場合X軸、ZX平面の場合Z軸、YZ平面の場合Y軸を指す。また、平面第2軸とはXY平面の場合Y軸、ZX平面の場合X軸、YZ平面の場合Z軸を指す。
図1は、本発明の固定サイクルの開始点経路短縮機能を有する数値制御装置の要部ブロック図である。CPU211は数値制御装置200を全体的に制御するプロセッサである。CPU211はバス223を介してROM,RAM,不揮発性メモリなどで構成されるメモリ212、PMC(プログラマブル・マシン・コントローラ)213、液晶表示器で構成される表示器214、キーボード等の各種指令やデータを入力するための入力機器215、外部記憶媒体やホストコンピュータ等に接続されるインタフェース216、工作機械の各軸制御回路217(図では3軸分を備えた例を示している)、スピンドル制御回路220に接続されている。CPU211は、メモリ212に格納されたシステムプログラムを、バス223を介して読み出し、該システムプログラムに従って数値制御装置全体を制御する。またメモリ212には、本発明に係る固定サイクルの開始点経路短縮機能を実現するプログラムが格納されている。
PMC213は数値制御装置200に内蔵されたシーケンスプログラムで制御対象物の加工機の補助装置に信号を出力し、または該補助装置からの信号を入力し制御する。また、数値制御装置で制御される加工機の本体に配備された操作盤の各種スイッチ等の信号を受け、必要な信号処理をした後、CPU211に渡す。
X軸、Y軸、およびZ軸の各軸(3軸)の軸制御回路217はCPU211から各軸に補間分配された移動指令量を受けて、各軸の指令をサーボアンプ218に出力する。サーボアンプ218はこの指令を受けて、工作機械の各軸のサーボモータ219を駆動する。各軸のサーボモータ219は位置・速度検出器225を内蔵し、この位置・速度検出器225からの位置・速度フィードバック信号を軸制御回路217にフィードバックし、位置・速度のフィードバック制御を行う。
また、サーボアンプ218からサーボモータ219に出力される駆動電流も電流検出器224により検出され、軸制御回路217にフィードバックされ電流(トルク)制御がなされる。スピンドル制御回路220は主軸回転指令を受け、スピンドルアンプ221にスピンドル速度信号を出力する。スピンドルアンプ221はスピンドル速度信号を受けて、スピンドルモータ222を指令された回転速度で回転させる。又、ポジションコーダ227で主軸の回転速度を検出しスピンドル制御回路220にフィードバックし、速度制御を行う。さらに、スピンドルモータ222に流れる駆動電流を検出する電流検出器226からの電流フィードバック信号を受けて、電流ループ制御を行い、スピンドルモータ222の回転速度を制御する。
今回の技術は、主にワークが回転する旋盤の機械に適用される。主軸はスピンドルモータ222を内包し、その主軸にワークが取り付けられ、主軸全体としては固定されている状態でスピンドルモータ222が回転することで主軸に取り付けられたワークも回転する。刃物台には工具が取り付けられ、可動軸のX軸、Y軸、Z軸のサーボモータ219で駆動され動作する。この刃物台に取り付けられた工具を可動軸のX軸、Y軸、Z軸を動作させてワークに押し付け、ワークに対して相対的に移動させることで加工が行われる。
そして、数値制御装置200は、加工サイクル指令による加工プログラムを解釈し実行する機能を備えている。数値制御装置200のプロセッサ(CPU)211は、加工サイクル指令による加工プログラムを解析し、加工プログラムで指定されているサイクル加工用のワーク形状データをメモリ212に格納し、該ワーク形状情報をサイクル加工するための加工経路を計算し工具パス指令に変換し、該変換した工具パス指令をメモリ212に格納する。
<<実施形態1>>
図2は従来技術における固定サイクルの移動経路を説明する図である。固定サイクルは複数のサイクルで構成され、一つのサイクルは複数の位置から構成されている。図2の場合、最初のサイクルは、サイクルの開始位置<1>、サイクル中の移動方向が変化する位置<2>,<3>、サイクルの切削完了位置<4>、サイクルの完了位置<5>で一つのサイクルが構成されている。次のサイクルは、サイクルの開始位置<5>、サイクルの切削開始位置<6>、サイクル中の移動方向が変化する位置<7>,<8>、サイクルの切削完了位置<9>、サイクルの完了位置<10>で構成されている。
従来の固定サイクルでは、サイクルの切削完了位置<4>,<9>,<14>から、一度、サイクルの開始位置(=サイクルの完了位置)へ戻るか<1>、もしくは平面第1軸のみ移動を行いサイクルの完了位置へ行き<5>,<10>,<15>、その位置から次のサイクルを開始する(図2参照)。
これに対して、本発明の実施形態1では、図3に示すように、被加工物の切削済みの領域を判定し、サイクルの切削完了位置から次のサイクルの切削開始位置への経路を極力短縮することでサイクルタイムの短縮を実現する。本発明の実施形態1では、図3に示すように、サイクルの切削完了位置<4>,<8>,<12>から次のサイクルの切削開始位置<5>,<9>,<13>への直線経路は、各サイクルの切削経路から切削済みと判断されるため、サイクルの切削完了位置<4>,<8>,<12>から次のサイクルの切削開始位置<5>,<9>,<13>へ直線移動する動作となる。これにより、工具(図示せず)の相対的な移動経路が短縮され、サイクルタイムを短縮することができる。
図3に示されるように、本発明では工具が相対的に被加工物21に接近するような移動経路をとるので、工具と被加工物21との干渉チェックを行う必要がある。以下、本発明における干渉チェック手段を説明する。
(第1の干渉チェック手段):図4,図5を参照
1つ目は、サイクルの切削完了位置から次のサイクルの切削開始位置へ直線で移動する場合を例として説明する。サイクルの切削完了位置を通る平面第1軸に対する垂線に対し、次のサイクルの切削開始位置が存在する側の半平面にサイクルの切削完了位置の1つ前の移動方向が変化する位置が存在する場合、移動経路が被加工物と干渉すると判断する。
図4は第1の干渉チェック手段の例1を説明する図である。サイクルの切削完了位置の一つ前の移動方向が変化する位置22がサイクルの切削完了位置23を通る平面第1軸に対する垂線25上、またはその垂線25に対して次のサイクルの切削開始位置24が存在する側の半平面にあるため、移動経路が被加工物21と干渉すると判断する。
サイクルの切削完了位置23から次の切削開始位置24へ平面第1軸と平面第2軸が理想的に動作した場合は干渉しないが、現実のサイクル加工では、平面第2軸が微小レベルで先に動作する可能性があるため、この場合は干渉すると判断する。
図5は第1の干渉チェック手段の例2を説明する図である。サイクルの切削完了位置27の一つ前の移動方向が変化する位置26が、サイクルの切削完了位置を通る平面第1軸に対する垂線25上、またはその垂線25に対して次のサイクルの切削開始位置28が存在しない側の半平面にあるため、移動経路が被加工物21と干渉しないと判断する。
(第2の干渉チェック手段):図6,図7,図8を参照
2つ目は、サイクルの切削完了位置から次のサイクルの切削開始位置へ直線で移動する場合を例として説明する。サイクル中の全ての移動方向が変化する位置において、次のサイクルの切削開始位置とサイクル中の移動方向が変化する位置を結ぶ直線と平面第1軸とのなす角度が、サイクルの切削完了位置と次のサイクルの切削開始位置を結ぶ直線と平面第1軸とのなす角度より大きくなる位置が存在する場合(図6参照)、またはサイクル中の全ての円弧において、次のサイクルの切削開始位置を通る円弧の接線と平面第1軸とのなす角度が、サイクルの切削完了位置と次のサイクルの切削開始位置を結ぶ直線と平面第1軸とのなす角度より大きくなる円弧が存在する場合(図8参照)、移動経路が被加工物と干渉すると判断する。
図6は第2の干渉チェック手段の例1を説明する図である。サイクル中の移動方向が変化する位置30,31,32のそれぞれ、および、サイクルの切削完了位置33と、次のサイクルの切削開始位置34を結ぶ直線と平面第1軸とのなす角度の内、サイクル中の移動方向が変化する位置30,31,32のいずれかと次のサイクルの切削開始位置34が最大角度となる場合、被加工物21と干渉すると判断する。図6では、サイクル中の移動方向が変化する位置31と次のサイクルの切削開始位置34を結ぶ直線35と平面第1軸とのなす角度36が最大角度となっているので、被加工物21と工具(図示せず)が干渉すると判断する。
図7は第2の干渉チェック手段の例2を説明する図である。サイクルの切削完了位置43と次のサイクルの切削開始位置44を結ぶ直線45と平面第1軸とのなす角度46が最大角度となる場合、移動経路が被加工物21と干渉しないと判断する。
図8は第2の干渉チェック手段の例3を説明する図である。サイクルの切削完了位置54と次のサイクルの切削開始位置55を結ぶ直線57と平面第1軸とのなす角度58が最大角度となる場合、移動経路が被加工物21と干渉しないと判断する。つまり、サイクル中の全ての円弧において、次のサイクルの切削開始位置55を通る円弧の接線56と平面第1軸とのなす角度が、サイクルの切削完了位置54と次のサイクルの切削開始位置55を結ぶ直線57と平面第1軸とのなす角度より小さいので、移動経路が被加工物21と干渉しないと判断する。
(第3の干渉チェック手段):図9,図11を参照
3つ目は、サイクルの切削完了位置65から次のサイクルの切削開始位置66へ直線で移動する場合、サイクルの切削完了位置65とサイクル中の移動方向が変化する位置を結ぶ直線と平面第1軸とのなす角度が最小の移動方向が変化する位置61と、サイクルの切削完了位置65から、一度、サイクルの開始位置へ戻り、もしくは平面第1軸のみ移動を行い、次のサイクルの切削開始位置66へ移動する従来の固定サイクルの経路(図9参照)の被加工物21との平面第2軸方向の距離(サイクル中の移動方向が変化する位置61からサイクルの切削完了位置65を通る平面第1軸に平行な直線までの距離)を基準値αとした場合を検討する。
サイクルの切削完了位置65とサイクル中の移動方向が変化する位置を結ぶ直線と平面第1軸とのなす角度が最小の移動方向が変化する位置と設定した経路の平面第2軸方向の距離(図11のa)が指令、またはパラメータより設定される値より小さい場合、経路が被加工物21と干渉すると判断する。
(第4の干渉チェック手段):図10,図11参照
4つ目は、サイクルの切削完了位置75から次のサイクルの切削開始位置76へ直線で移動する場合、次のサイクルの切削開始位置76とサイクル中の移動方向が変化する位置を結ぶ直線と平面第1軸とのなす角度が最大の移動方向が変化する位置73と、サイクルの切削完了位置75から、一度、サイクルの開始位置へ戻り、もしくは平面第1軸のみ移動を行い、次のサイクルの切削開始位置76へ移動する従来の固定サイクルの経路(図10参照)の被加工物21との平面第2軸方向の距離(サイクル中の移動方向が変化する位置73からサイクルの切削完了位置75を通る平面第1軸に平行な直線までの距離)を基準値のβとした場合を検討する。
次のサイクルの切削開始位置76とサイクル中の移動方向が変化する位置を結ぶ直線と平面第1軸とのなす角度が最大の移動方向が変化する位置73と、設定した経路の平面第2軸方向の距離(図11のb)が指令、またはパラメータより設定される値より小さい場合、経路が被加工物21と干渉すると判断する。
第3の干渉チェック手段と第4の干渉チェック手段により経路と被加工物との干渉はチェックする場合、図11の基準値α、βにおいて、平面第2軸方向の被加工物21から経路までの距離a、又は、距離bが指令、またはパラメータより設定される値より小さければ、経路が被加工物21と干渉すると判断する。
本発明では、第1〜第4の干渉チェック手段のうち1つ、もしくは複数を組合わせることで、被加工物との干渉回避を行う。第1〜4の干渉チェック手段の全において、被加工物と干渉しないと判断された場合は、上述したサイクルの切削完了位置から次のサイクルの切削開始位置へ直線移動する経路に沿ったサイクル動作となる(図16,図17,図18,図19,図20)。
<<実施形態2>>
単純な固定サイクルの各サイクルの短縮経路は、実施形態1の経路(図3参照)となる可能性が高い。1つのサイクル中に凹凸がある固定サイクルを考える。最後のサイクルから最終形状の仕上げ加工を行う場合はサイクルの切削完了位置から次の切削開始位置の直線経路上に被加工物が存在する可能性が出てくる。このとき、サイクルの切削完了位置から次のサイクルの切削開始位置へ、被加工物と干渉回避しないと判断される範囲で、最短となる2ブロックの直線で移動する経路を設定する。
第1の干渉チェック手段により、経路が被加工物と干渉すると判断された場合(図4参照)、サイクルの切削完了位置から平面第2軸方向に移動すると、直ぐに経路が被加工物と干渉する可能性がある。
このため、サイクルの切削完了位置から平面第1軸方向に平行移動させた位置が、第1〜第4の干渉チェック手段により経路が被加工物と干渉しないと判断されるように、経路を設定する(図16,図17,図18,図12,図13参照)。これにより、経路が短縮され、サイクルタイムを短縮することができる。
図12は本発明の実施形態2の固定サイクルの移動経路1を説明する図である。第1の干渉チェック手段により、経路が被加工物21と干渉しないと判断される位置91へサイクルの切削完了位置90から平面第1軸方向に平行移動した時点で、第2〜第4の干渉チェック手段により、経路が被加工物21と干渉しないと判断される場合、その位置から次のサイクルの切削開始位置92へ直線移動する経路が設定される。
図13は本発明の実施形態2の固定サイクルの移動経路2を説明する図である。例えば、基準値を100とした場合、指令、またはパラメータより設定される値が50に設定されたとする。第1の干渉チェック手段により、経路が被加工物と干渉しないと判断される位置へサイクルの切削完了位置から平面第1軸方向に平行移動した時点では、第2〜第4の干渉チェック手段により、経路が被加工物と干渉すると判断される。
ここでは、サイクルの切削完了位置100とサイクル中の移動方向が変化する位置を結ぶ直線と平面第1軸とのなす角度が最小の移動方向が変化する位置、次のサイクルの切削開始位置102とサイクル中の移動方向が変化する位置を結ぶ直線と平面第1軸とのなす角度が最大の移動方向が変化する位置は同じ位置(図中の位置103)となっている。このとき、指令、またはパラメータより設定された値が50であるため、位置103から平面第2軸方向に被加工物から50離した位置と次のサイクルの切削開始位置を通る直線が移動経路となるように、サイクルの切削完了位置100から平面第1軸方向に平行移動した位置をさらに平行移動する。これによって、被加工物と干渉しないと判断される範囲にある位置101が特定される。
図14は本発明の実施形態2の固定サイクルの移動経路3を説明する図である。例えば、基準値を100とした場合、指令、またはパラメータより設定される値が50に設定されたとする。ここでは、サイクルの切削完了位置110とサイクル中の移動方向が変化する位置を結ぶ直線と平面第1軸とのなす角度が最小の移動方向が変化する位置、次のサイクルの切削開始位置112とサイクル中の移動方向が変化する位置を結ぶ直線と平面第1軸とのなす角度が最大の移動方向が変化する位置は同じ位置(図中の位置113)となっている。このとき、指令、またはパラメータより設定された値が50であるため、位置113から平面第2軸方向に被加工物から50離した位置を通る2直線の経路が設定される。
第1の干渉チェック手段により、経路が被加工物21と干渉しないと判断され、第2〜第4の干渉チェック手段により、経路が被加工物21と干渉すると判断された場合、第3、第4の干渉チェック手段により、経路が被加工物21と干渉しないと判断されるように、経路を設定する(図16,図17,図18,図19,図20,図14参照)。結果的に、経路として設定される2ブロックの直線は、2直線のなす角が90°以上180°未満となる。
<<実施形態3>>
実施形態2に記載した直線移動のブロックを円弧移動に変更することができる。また、円弧移動とすることで2ブロックの直線移動を1ブロックの円弧移動とすることもできる。図14に示される経路が2ブロックの直線移動の例を、1ブロックの円弧移動に変更した場合、図15に示されるような移動経路となる。実施形態2の経路が2ブロックからなる直線移動に比べ、滑らかな動作を実現できる。
また、被加工物21の形状によっては、サイクルの切削完了位置120と被加工物と干渉しないと判断される範囲にある位置の間を円弧で移動し、その後の被加工物と干渉しないと判断される範囲にある位置121と次のサイクルの切削開始位置122の間を直線で移動しても良い。また逆に、サイクルの切削完了位置120と被加工物と干渉しないと判断される範囲にある位置121の間を直線で移動し、その後の被加工物と干渉しないと判断される範囲にある位置121と次のサイクルの切削開始位置122の間を円弧で移動しても良い。
次に、本発明に係る固定サイクルのサイクル処理を、フローチャートを用いて説明する。図16は固定サイクルのサイクル処理を説明する図である。図17は図16の処理Aを説明するフローチャートである。図18は図16の処理Bを説明するフローチャートである。図19は図18の処理Cを説明するフローチャートである。図20は図19の処理Dを説明するフローチャートである。
<図16のフローチャート>
図16は固定サイクルのサイクル処理のフローチャートである。以下、各ステップに従って説明する。
●[ステップSA01]処理Aを実行する。処理Aの詳細は図17に示されるフローチャートの処理である。
●[ステップSA02]サイクルの切削完了位置から次のサイクルの開始位置へ直線経路を設定する。
●[ステップSA03]処理Bを実行する。処理Bの詳細は図18に示されるフローチャートの処理である。
●[ステップSA04]設定した経路で移動し、固定サイクルの今回のサイクルを終了する。
<図17のフローチャート>
図17は形状を求めるための位置座標を記憶する処理のフローチャートである。以下、各ステップに従って説明する。
●[ステップSB01]サイクルを構成する最初の位置の座標を読込む。
●[ステップSB02]次のサイクルの切削開始位置か否か判断し、次のサイクルの切削開始位置の場合(YES)、ステップSB04へ移行し、次のサイクルの切削開始位置ではない場合(NO)、ステップSB03へ移行する。
●[ステップSB03]サイクルを構成する次の位置の座標を読込み、ステップSB02へ戻る。
●[ステップSB04]位置の座標を記憶する。
●[ステップSB05]サイクルを構成する次の位置の座標を読込む。
●[ステップSB06]サイクルの切削完了位置か否か判断し、サイクルの切削完了位置の場合(YES)、ステップSB08へ移行し、サイクルの切削完了位置ではない場合(NO)、ステップSB07へ移行する。
●[ステップSB07]サイクル中に移動方向が変わる位置か否か判断し、移動方向が変わる位置の場合(YES)、ステップSB04へ戻り、移動方向が変わらない位置の場合(NO)、ステップSB05へ戻る。
●[ステップSB08]位置の座標を記憶し、形状を求めるための位置座標を記憶する処理を終了する。
<図18のフローチャート>
図18は干渉チェックと経路の再設定処理1のフローチャートである。以下、各ステップに従って説明する。
●[ステップSC01]第1の干渉チェック手段で干渉すると判断されるか否か判断し、第1の干渉チェック手段で干渉すると判断された場合(YES)、ステップSC02へ移行し、第1の干渉チェック手段で干渉しないと判断された場合(NO)、ステップSC09へ移行する。
●[ステップSC02]第1の干渉チェック手段で干渉しないと判断される位置まで平面第1軸に対して平行移動する。
●[ステップSC03]第2の干渉チェック手段で干渉すると判断されるか否か判断し、第2の干渉チェック手段で干渉すると判断された場合(YES)、ステップSC04へ移行し、第2の干渉チェック手段で干渉しないと判断された場合(NO)、ステップSC05へ移行する。
●[ステップSC04]第2の干渉チェック手段で干渉しないと判断される位置まで平面第1軸に対して平行移動する。
●[ステップSC05]第3の干渉チェック手段で干渉すると判断されるか否か判断し、第3の干渉チェック手段で干渉すると判断された場合(YES)、ステップSC06へ移行し、第3の干渉チェック手段で干渉しないと判断された場合(NO)、ステップSC07へ移行する。
●[ステップSC06]第3の干渉チェック手段で干渉しないと判断される位置まで平面第1軸に対して平行移動する。
●[ステップSC07]第4の干渉チェック手段で干渉すると判断されるか否か判断し、第4の干渉チェック手段で干渉すると判断された場合(YES)、ステップSC08へ移行し、第4の干渉チェック手段で干渉しないと判断された場合(NO)、ステップSC10へ移行する。
●[ステップSC08]第4の干渉チェック手段で干渉しないと判断される位置まで平面第1軸に対して平行移動し、ステップSC10へ移行する。
●[ステップSC09]処理Cを実行する。処理Cの詳細は図19に示されるフローチャートの処理である。
●[ステップSC10]2ブロックの直線移動か否か判断し、2ブロックの直線移動の場合(YES)、ステップSC11へ移行し、2ブロックの直線移動ではない場合(NO)、干渉チェックと経路の再設定処理1を終了する。
●[ステップSC11]直線移動を円弧移動に変更するか否か判断し、円弧移動に変更する場合(YES)、ステップSC12へ移行し、円弧移動に変更しない場合(NO)、干渉チェックと経路の再設定処理1を終了する。
●[ステップSC12]被加工物と干渉しないと判断される範囲にある位置と、サイクルの切削位置完了位置と、サイクルの切削開始位置を通る円弧移動にし、干渉チェックと経路の再設定処理1を終了する。
<図19のフローチャート>
図19は干渉チェックと経路の再設定処理2のフローチャートである。以下、各ステップに従って説明する。
●[ステップSD01]第2の干渉チェック手段で干渉すると判断されるか否か判断し、第2の干渉チェック手段で干渉すると判断された場合(YES)、ステップSD02へ移行し、第2の干渉チェック手段で干渉しないと判断された場合(NO)、ステップSD03へ移行する。
●[ステップSD02]サイクルの切削完了位置とサイクル中の移動方向が変化する位置を結ぶ直線と平面第1軸とのなす角度が最小の移動方向が変化する位置を基準値の距離まで平面2軸方向に被加工物から離した位置を通る2直線の経路を設定し、干渉チェックと経路の再設定処理2を終了する。
●[ステップSD03]処理Dを実行し、干渉チェックと経路の再設定処理2を終了する。処理Dの詳細は図20に示されるフロ−チャートの処理である。
<図20のフローチャート>
図20は干渉チェックと経路の再設定処理3のフローチャートである。以下、各ステップに従って説明する。
●[ステップSE01]第3の干渉チェック手段で干渉すると判断されるか否か判断し、第3の干渉チェック手段で干渉すると判断された場合、ステップSE02へ移行し、第3の干渉チェック手段で干渉しないと判断された場合、ステップSE05へ移行する。
●[ステップSE02]サイクルの切削完了位置とサイクル中の移動方向が変化する位置を結ぶ直線と平面第1軸とのなす角度が最小の移動方向が変化する位置を基準値の距離まで平面第2軸方向に被加工物から離した位置をaとし、サイクルの切削完了位置からa、aから次のサイクルの切削開始位置を通る2直線を経路とする。
●[ステップSE03]第4の干渉チェック手段で干渉すると判断されるか否か判断し、第4の干渉チェック手段で干渉すると判断された場合(YES)、ステップSE04に移行する。
●[ステップSE04]次のサイクルの切削開始位置とサイクル中の移動方向が変化する位置を結ぶ直線と平面第1軸とのなす角度が最大の移動方向が変化する位置を基準値の距離まで平面第2軸方向に被加工物から離した位置をbとし、サイクルの切削完了位置とaを結ぶ直線と、bと次のサイクルの切削開始位置を結ぶ直線で作られる2直線を経路とし、干渉チェックと経路の再設定処理3を終了する。
●[ステップSE05]第4の干渉チェック手段で干渉すると判断されるか否か判断し、第4の干渉チェック手段で干渉すると判断された場合(YES)、ステップSE06へ移行し、第4の干渉チェック手段で干渉しないと判断された場合(NO)、干渉チェックと経路の再設定処理3を終了する。
●[ステップSE06]次のサイクルの切削開始位置とサイクル中の移動方向が変化する位置を結ぶ直線と平面第1軸とのなす角度が最大の移動方向が変化する位置を基準値の距離まで平面第2軸方向に被加工物から離した位置をcとし、サイクルの切削完了位置からc、cから次のサイクルの切削開始位置を通る2直線を経路とし、干渉チェックと経路の再設定処理3を終了する。
21 被加工物

200 数値制御装置
211 CPU
212 メモリ
213 PMC
214 表示器
215 入力機器
216 INT
217 軸制御回路
218 サーボアンプ
219 サーボモータ
220 スピンドル制御回路
221 スピンドルアンプ
222 スピンドルモータ
223 バス

Claims (3)

  1. 被加工物を素材形状から仕上げ加工形状まで、開始位置から終了位置まで複数の経路で形成される移動経路を1つの切削サイクルとして、該切削サイクルが複数のサイクルで構成される固定サイクルをひとつの指令で加工する数値制御装置であって、
    前記1つのサイクルの切削完了位置から次のサイクルの切削開始位置までの移動経路を直線とした場合、前記被加工物と前記移動経路との干渉が生ずるかどうかを判断する干渉チェック手段を備え、該干渉チェック手段が干渉がないと判断した場合、前記1つのサイクルの切削完了位置から次のサイクルの切削開始位置までの移動経路を直線とすることを特徴とする経路短縮機能を有する数値制御装置。
  2. 前記干渉チェック手段により、被加工物と干渉すると判断された場合、被加工物と干渉しないと判断される範囲で、前記1つのサイクルの切削完了位置から次のサイクルの切削開始位置へ2ブロックの直線で、その2直線のなす角が90°以上180°未満で移動することを特徴とする請求項1に記載の経路短縮機能を有する数値制御装置。
  3. 前記干渉チェック手段により、被加工物と干渉すると判断された場合、被加工物と干渉しないと判断される範囲にある位置と、サイクルの切削完了位置と次のサイクルの切削開始位置の3つの位置を通る円弧で移動することを特徴とする請求項1に記載の経路短縮機能を有する数値制御装置。
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