JP2013227929A - フィルタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンの運転可能な時間を延長することのできるフィルタ装置を提供する。
【解決手段】フィルタ装置24は、燃料タンク12内に設けられた燃料の吸入口に吸入される燃料を濾過する袋状のフィルタ部材50と、燃料を貯留する有底状の燃料貯留槽52とを備える。燃料貯留槽52の槽本体58の底壁58aには、その底壁58aを貫通する少なくとも1つの下側の連通孔70が形成される。燃料貯留槽52は、槽内の燃料を下側の連通孔70からフィルタ部材50の上面50aに供給可能にかつ槽外の燃料を下側の連通孔70から槽内に流入可能に配置される。
【選択図】図7

Description

本発明は、主として自動車、二輪自動車等の車両の燃料タンク内に設置されるフィルタ装置に関する。
この種のフィルタ装置には、例えば、燃料タンク内に設けられた燃料の吸入口に吸入される燃料を濾過する袋状のフィルタ部材と、燃料タンク内に戻される余剰燃料を貯留し、溢れた燃料を燃料タンク内へ戻す有底状の燃料溜め部とを備えたものがある。そして、燃料タンク内の燃料残量が減少した場合に、燃料溜め部から溢れた余剰燃料がフィルタ部材に滴下されるように、フィルタ部材の延在する範囲内の上方に燃料溜め部が設けられている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−137904号公報
前記従来例(特許文献1参照)によると、燃料溜め部から溢れた燃料をフィルタ部材に滴下させる構成のため、燃料溜め部への余剰燃料の流入量、及び、燃料溜め部の燃料貯留量が少なく、内燃機関いわゆるエンジンの運転可能な時間が短いという問題があった。例えば、燃料溜め部を大型化することにより燃料貯留量を多くしようとすると、燃料溜め部の下方のフィルタ部材に対する死角部分が増大し、燃料溜め部の燃料貯留量が制限されるとともに、燃料溜め部への余剰燃料の流入量が少ないため、余剰燃料を燃料溜め部に満タン状態に満たすのに時間がかかる。したがって、エンジンの運転可能な時間が短くならざるを得ない。
本発明が解決しようとする課題は、エンジンの運転可能な時間を延長することのできるフィルタ装置を提供することにある。
前記課題は、特許請求の範囲に記載された構成を要旨とするフィルタ装置により解決することができる。
請求項1に記載されたフィルタ装置によると、燃料タンク内に設けられた燃料の吸入口に吸入される燃料を濾過する袋状のフィルタ部材と、燃料を貯留する有底状の燃料貯留槽とを備え、燃料貯留槽の底部には、その底部を貫通する少なくとも1つの連通孔が形成され、燃料貯留槽は、槽内の燃料を連通孔からフィルタ部材の上面に供給可能にかつ槽外の燃料を連通孔から槽内に流入可能に配置されている。この構成によると、燃料タンク内の燃料残量が減少した場合において、燃料貯留槽外の燃料を連通孔から槽内に流入させて貯留することができる。また、燃料貯留槽内の燃料を連通孔からフィルタ部材の上面に供給することができる。したがって、余剰燃料を燃料溜め部に貯留しかつ燃料溜め部から溢れた燃料をフィルタ部材に滴下させる従来例と比べて、燃料貯留槽内への燃料流入量、及び、燃料貯留槽の燃料貯留量を増大することができる。このため、エンジンの運転可能な時間を延長することができる。
請求項2に記載されたフィルタ装置によると、燃料貯留槽の底部の連通孔は、上面側の開口面積をAとし、下面側の開口面積をBとしたとき、A<Bの関係を満たすように形成されている。したがって、燃料貯留槽外から槽内ヘの燃料の流入速度を高めることができる。また、燃料貯留槽内の燃料の流出を抑制することができる。
請求項3に記載されたフィルタ装置によると、燃料貯留槽の底部の連通孔は、開口面積を徐変する傾斜面を有する。したがって、燃料貯留槽外の燃料を槽内へスムーズに流入させることができる。
請求項4に記載されたフィルタ装置によると、燃料貯留槽は、有蓋状に形成されている。したがって、例えば、無蓋状の燃料貯留槽において、車両の急旋回時、急加減速時等において生ずる燃料貯留槽の上方開口部から槽外への燃料の飛び出しを防止することができる。
請求項5に記載されたフィルタ装置によると、燃料貯留槽の蓋部には、その蓋部を貫通する少なくとも1つの連通孔が形成されている。したがって、燃料タンク内の燃料残量が減少した場合において、燃料貯留槽の底部の連通孔から槽内に燃料が流入する際、槽内の空気が蓋部の連通孔から排出される。このため、燃料貯留槽内へ燃料を速やかに流入させることができる。また、燃料タンク内の燃料残量が減少した場合において、燃料貯留槽外の燃料を蓋部の連通孔から槽内に流入させて貯留することができる。
請求項6に記載されたフィルタ装置によると、燃料タンク内に戻される余剰燃料を、燃料貯留槽内に導入する構成としたものである。したがって、余剰燃料を燃料貯留槽内に貯留することができる。このため、燃料貯留槽内の燃料不足を防止することができるとともに、余剰燃料をフィルタ部材に供給することができる。ひいては、エンジンの運転可能な時間を一層延長することができる。
実施形態1にかかる燃料供給装置を示す斜視図である。 燃料供給装置を示す正面図である。 燃料供給装置を示す右側面図である。 燃料供給装置を示す右側断面図である。 フィルタ装置を示す斜視図である。 フィルタ装置を示す平面図である。 図6のVII−VII線矢視断面図である。 フィルタ装置を分解して示す斜視図である。 燃料貯留槽の底面側を示す斜視図である。 燃料貯留槽の槽本体の連通孔を示す断面図である。 燃料貯留槽の蓋部材の連通孔を示す断面図である。 実施形態2にかかる燃料貯留槽の槽本体の連通孔を示す断面図である。 実施形態3にかかる燃料貯留槽の槽本体の連通孔を示す断面図である。 実施形態4にかかる燃料貯留槽の槽本体の連通孔を示す断面図である。 実施形態5にかかる燃料貯留槽の槽本体の連通孔を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための実施形態について図面を用いて説明する。
[実施形態1]
実施形態1を説明する。本実施形態のフィルタ装置は、燃料供給装置にモジュール化されている。燃料供給装置は、車両等に搭載された燃料タンクに装着されるもので、内燃機関いわゆるエンジン(詳しくはインジェクタ)に燃料を供給する。説明の都合上、燃料供給装置の概要を説明した後、フィルタ装置について説明する。図1は燃料供給装置を示す斜視図、図2は同じく正面図、図3は同じく右側面図、図4は同じく右側断面図である。また、燃料供給装置については、図2の正面図における上下左右方向を基準として説明を行う。
図2に示すように、燃料供給装置10が装着される燃料タンク12は、燃料を貯留する中空状の容器である。燃料タンク12は、上下に平行状をなす上壁12a及び底壁12bを有する。また、上壁12aには、円形の開口孔からなる開口部12cが形成されている。なお、本実施形態の燃料タンク12は、図示はしないが、例えば、底壁12bに形成された***部により内部空間が主室と副室とに区画されている鞍型の容器である。燃料タンク12の主室に対して燃料供給装置10が配置されている。
前記燃料供給装置10は、前記燃料タンク12の開口部12cを閉鎖する円板状のセットプレート14を備えている。セットプレート14の下面側には、可動プレート16(図1参照)が水平状にかつ上下動可能に連結されている。可動プレート16は、スプリング17(図1参照)の弾性により燃料タンク12の底壁12b上に押付けられている(図3参照)。
図1に示すように、前記可動プレート16上には、ポンプホルダ19が設けられている。ポンプホルダ19内には、燃料ポンプ20が横置き状に収容されている。燃料ポンプ20は、電動式のモータ部及びインペラ式のポンプ部を有するウエスコ型の電動ポンプである。なお、図示はしないが、燃料ポンプ20は、燃料をポンプ部に吸入する吸入口、燃料をモータ部を通してから吐出する吐出口、ポンプ部からベーパを含む燃料(ベーパ燃料)を吐出するベーパジェットを有する。燃料ポンプ20は、吸入口及びベーパジェットを前方に向けるとともに吐出口を後方に向けた状態で配置されている。
前記ポンプホルダ19は、前記燃料ポンプ20の吸入口につながる燃料入口管22を有する。燃料入口管22には、燃料ポンプ20に吸入される燃料を濾過する吸入フィルタとしてのフィルタ装置24(詳しくはフィルタ部材50)が接続されている。なお、フィルタ装置24については後で説明する。また、ポンプホルダ19は、燃料ポンプ20の吐出口につながる燃料出口管26を有する。燃料出口管26には、吐出側配管部材27の一端部が接続されている。なお、燃料ポンプ20の吸入口及び燃料入口管22は本明細書でいう「吸入口」に相当する。
前記可動プレート16上には、ジェットポンプ29が設けられている。ジェットポンプ29(詳しくは燃料入口)と前記燃料ポンプ20のベーパジェットとは、ベーパ燃料供給管30を介して接続されている。ジェットポンプ29(詳しくは燃料吸引口)には、燃料移送管31の一端部が接続されている。燃料移送管31の他端部(図2参照)は、図示しない移送配管部材を介して燃料タンク12の副室内の底部に連通される。ジェットポンプ29は、燃料ポンプ20のベーパジェットから吐出された燃料の流れを利用して燃料タンク12の副室内の燃料を移送配管部材及び燃料移送管31を介して主室内に移送する。
図4に示すように、前記セットプレート14には、前記燃料ポンプ20から吐出された燃料(高圧燃料)を濾過する高圧フィルタとしての燃料フィルタ33が設けられている。燃料フィルタ33は、セットプレート14に形成されたフィルタケース34内にフィルタエレメント(図示省略)が内蔵されてなる。フィルタケース34(詳しくは燃料入口)には、前記吐出側配管部材27(図3参照)の他端部が接続されている。燃料ポンプ20から吐出された燃料は、吐出側配管部材27を介して燃料フィルタ33に流入されて濾過される。
図4に示すように、前記セットプレート14には、燃料吐出通路36及び燃料吐出ポート37が形成されている。フィルタケース34(詳しくは燃料出口)と燃料吐出ポート37とは、燃料吐出通路36を介して連通されている。また、図示はしないが、燃料吐出ポート37には、エンジン(詳しくは、インジェクタ)につながる燃料供給通路が接続される。燃料フィルタ33で濾過された燃料は、燃料吐出通路36を経て燃料吐出ポート37から燃料供給通路に吐出される。
前記燃料吐出通路36には、プレッシャレギュレータ39が組込まれている。また、セットプレート14には、余剰燃料通路40及び余剰燃料吐出ポート41が形成されている。余剰燃料通路40と余剰燃料吐出ポート41とは連通されている。プレッシャレギュレータ39は、燃料吐出通路36を流れる燃料の圧力すなわちエンジンへ供給される燃料の圧力を所定圧力に調整し、余剰となった燃料すなわち余剰燃料を余剰燃料通路40を介して余剰燃料吐出ポート41へ排出する。
図1に示すように、前記セットプレート14には、カットオフバルブ43が設けられている。カットオフバルブ43は、セットプレート14に形成されたバルブケース44内にフロート弁(図示省略)が内蔵されてなる。セットプレート14には、バルブケース44(詳しくは蒸発燃料出口)に連通するエバポポート45が形成されている。なお、図示はしないが、エバポポート45には、キャニスタにつながる蒸発燃料通路が接続される。カットオフバルブ43は、通常は、開弁状態にあって、前記燃料タンク12内で発生した蒸発燃料をキャニスタへ流出させる。一方、車両の傾斜、転倒時等には、カットオフバルブ43が閉弁することによって、燃料タンク12内の燃料が外部へ流出することを防止する。また、セットプレート14には、電気コネクタ47が設けられている。なお、電気コネクタ47には、燃料ポンプ20のモータ部に外部電源の電力を供給する外部コネクタが接続される。
次に、前記燃料供給装置10の作動について説明する。燃料ポンプ20が駆動されると、燃料タンク12内の燃料が、後述するフィルタ装置24(詳しくはフィルタ部材50)を介して濾過された後、燃料ポンプ20内に吸入される。燃料ポンプ20内に吸入された燃料は、昇圧された後、燃料出口管26を介して燃料フィルタ33に流入されて濾過される。濾過された燃料は、燃料吐出通路36を通り燃料吐出ポート37から吐出される。燃料吐出ポート37から吐出された燃料は、燃料供給通路を介してエンジンに供給される。また、燃料吐出通路36内の燃料の圧力は、プレッシャレギュレータ39により所定の圧力に調整される。このとき、プレッシャレギュレータ39から排出された余剰燃料は、余剰燃料通路40を通り余剰燃料吐出ポート41から排出される。ただし、本実施形態では、余剰燃料を燃料貯留槽52(後述する)内に導入するようにしている。
次に、前記フィルタ装置24について説明する。図5はフィルタ装置を示す斜視図、図6は同じく平面図、図7は図6のVII−VII線矢視断面図、図8はフィルタ装置を分解して示す斜視図、図9は燃料貯留槽の底面側を示す斜視図である。
図5に示すように、フィルタ装置24は、フィルタ部材50と燃料貯留槽52とを備えている。フィルタ部材50は、例えば、不織布、メッシュ材、濾紙、編布等から袋状に形成されている。フィルタ部材50の外形は、L型平板状に形成されている(図8参照)。フィルタ部材50は、扁平方向すなわち平板状外形の厚さ方向を上下方向に向けた水平状態で、前記可動プレート16の前側部及び右側部を所定間隔を隔てて囲むようにして、前記燃料タンク12の底壁12b(図4参照)上に配置されている。フィルタ部材50の下面は、底壁12bに対して面接触状に当接されている。なお、図示はしないが、フィルタ部材50内には、フィルタ部材50を膨大状態に保持するための樹脂製のフレーム部材が内装されている。
図8に示すように、前記フィルタ部材50の上面50aの左端部には、フィルタ部材50内外を連通する樹脂製の接続管54が設けられている。また、フィルタ部材50の上面の右端部には、樹脂製の四角形ブロック状の係合部材56が設けられている。接続管54及び係合部材56は、フィルタ部材50内に内装されたフレーム部材に対して一体化されている。接続管54には、前記ポンプホルダ19の燃料入口管22がスナップフィットにより接続されている(図1参照)。
前記燃料貯留槽52は、有蓋状に形成されており、上面を開口する有底四角形箱状に形成された樹脂製の槽本体58と、槽本体58の上面を閉鎖する樹脂製の蓋部材60とを有する(図8参照)。蓋部材60は、槽本体58の開口上面を塞ぐ蓋壁60aを有し、槽本体58に対してスナップフィットにより取付けられている(図7参照)。槽本体58の底壁58aと蓋部材60の蓋壁60aとは、水平状をなしかつ相互に平行状をなしている。槽本体58の左側面には、後方に開口部を有する平面C字状の連結部62(図8参照)が形成されている。連結部62は、前記フィルタ部材50の接続管54に対してその前方からスナップフィットにより取付可能に形成されている。また、槽本体58の底壁58aの右端部には、前後方向に延びかつ下面を開口する係合溝63が形成されている(図9参照)。係合溝63と前記フィルタ部材50の係合部材56(図8参照)とは、前後方向に係合可能に形成されている。
前記槽本体58は、前記連結部62を前記フィルタ部材50の接続管54に対してその前方からスナップフィットにより取付けるとともに、前記係合溝63をフィルタ部材50の係合部材56に係合することによって位置決めされている(図7参照)。これにより、フィルタ部材50の上面50aと槽本体58の底壁58a(詳しくは下面)とは、僅かな隙間65を隔てて対向されている。また、槽本体58の底壁58aの下面には、適数個の球面状の突起67が分散状に形成されている(図9参照)。突起67は、フィルタ部材50の上面50aに対して当接又は近接しており、フィルタ部材50の上面50aと槽本体58の底壁58aの下面との間の隙間65を保持する。なお、槽本体58の底壁58aは本明細書でいう「底部」に相当する。また、蓋部材60の蓋壁60aは本明細書でいう「蓋部」に相当する。また、突起67の形状、個数、配置等は適宜変更することができる。
図9に示すように、前記槽本体58の底壁58aの中央部には、底壁58aを厚さ方向(上下方向)に貫通する適数個(本実施形態では1個を示す)の円形の連通孔(「下側の連通孔」という)70が形成されている。図10は燃料貯留槽の槽本体の連通孔(下側の連通孔)を示す断面図である。図10に示すように、下側の連通孔70は、上半部のストレート孔部70aと、下半部のテーパ孔部70bとを同心状に有する。テーパ孔部70bは、ストレート孔部70a側から下方に向かって孔径を次第に大きくするテーパ状の傾斜面70cを有する。これにより、下側の連通孔70は、上面側の開口面積をAとし、下面側の開口面積をBとしたとき、A<Bの関係を満たすように形成されている。なお、傾斜面70cは本明細書でいう「開口面積を徐変する傾斜面」に相当する。また、下側の連通孔70は少なくとも1つあればよく、2つ以上設けてもよい。
図5に示すように、前記蓋部材60の蓋壁60aには、蓋壁60aを厚さ方向(上下方向)に貫通する適数個(本実施形態では3個を示す)の円形の連通孔(「上側の連通孔」という)72が形成されている。上側の連通孔72は、蓋部材60の蓋壁60aに分散的に配置されている。図11は燃料貯留槽の蓋部材の連通孔(上側の連通孔)を示す断面図である。図11に示すように、上側の連通孔72は、下側の連通孔70を上下反転した孔形状をなし、下半部のストレート孔部72aと、上半部のテーパ孔部72bとを同心状に有する。テーパ孔部72bは、ストレート孔部72a側から上方に向かって孔径を次第に大きくするテーパ状の傾斜面72cを有する。これにより、上側の連通孔72は、上面側の開口面積をAとし、下面側の開口面積をBとしたとき、A>Bの関係を満たすように形成されている。なお、傾斜面72cは本明細書でいう「開口面積を徐変する傾斜面」に相当する。また、上側の連通孔72は少なくとも1つあればよい。
図5に示すように、前記槽本体58の後側面には、余剰燃料流入ポート74が形成されている。余剰燃料流入ポート74と前記セットプレート14の余剰燃料吐出ポート41とは、余剰燃料供給管75を介して接続されている(図4参照)。したがって、前記プレッシャレギュレータ39から余剰燃料通路40を介して余剰燃料吐出ポート41へ吐出(排出)された余剰燃料は、余剰燃料供給管75を介して余剰燃料流入ポート74から燃料貯留槽52内に導入される。
前記したフィルタ装置24によると、燃料タンク12内の燃料残量が減少した場合、燃料貯留槽52外の燃料を下側の連通孔70から槽内に流入させて貯留することができる。詳しくは、燃料貯留槽52内が満タンでない状態で、燃料タンク12内の燃料の液面が燃料貯留槽52の蓋壁60aの上面より下方に位置するときで、かつ、燃料タンク12内の燃料の液面が槽本体58の底壁58aの下面より上方に位置するとき(車両の旋回等の走行状況によって燃料タンク12内の燃料の液面が燃料貯留槽52の槽本体58の底壁58aの下面より上方に位置するときを含む)において、燃料貯留槽52外の燃料が下側の連通孔70から槽内に流入して貯留される。
また、燃料貯留槽52内の燃料は、下側の連通孔70からフィルタ部材50の上面50aに流下すなわち供給することができる。なお、フィルタ部材50に供給された燃料は、フィルタ部材50により濾過された後、燃料ポンプ20により再吸入される。
したがって、余剰燃料を燃料溜め部に貯留しかつ燃料溜め部から溢れた燃料をフィルタ部材に滴下させる従来例(特許文献1参照)と比べて、燃料貯留槽内への燃料流入量、及び、燃料貯留槽の燃料貯留量を増大することができる。このため、エンジンの運転可能な時間を延長することができる。詳しくは、従来例(特許文献1参照)と比べて、燃料貯留槽52内に槽外すなわち燃料タンク内の燃料を流入させることにより、余剰燃料に比べて燃料貯留槽52内への燃料の流入量、及び、燃料貯留槽52の燃料貯留量を増大することができる。また、燃料貯留槽52内の燃料を下側の連通孔70からフィルタ部材50の上面50aに流下させることにより、フィルタ部材50の上面50aに対する死角部分を生じることがなく、燃料貯留槽52の燃料貯留量がほとんど制限されることがない。また、燃料貯留槽52内に燃料を満タン状態に満たす必要がない。このため、燃料切れによる加速不良やエンストの発生を遅延させることが可能となることによって、エンジンの運転可能な時間を延長することができる。
また、下側の連通孔70により燃料貯留槽52外から槽内への燃料の流入、及び、槽内から槽外への燃料の流出を行うため、例えば燃料の流入と流出とを個別に行う場合と比べて、逆止弁等を設ける必要がなく、構成を簡素化することができる。また、車両の急旋回時、急加減速時等における燃料タンク12内の燃料の偏りによっても、下側の連通孔70が燃料中に浸漬することにより、燃料貯留槽52外の燃料を下側の連通孔70から槽内に流入させて貯留することができる。また、車両の急旋回時、急加減速時等における燃料タンク12内の燃料の偏りによって、燃料中からフィルタ部材50が一時的に露出することによる燃料不足いわゆる燃料切れの防止にも有効である。このことは、例えば、サーキット走行、燃料の揺動が激しい走行に用いる車両用のフィルタ装置24として有効である。また、フィルタ部材50の上面50aと燃料貯留槽52の槽本体58の底壁58aとの間の隙間65は、槽内に対する燃料の流出入の妨げにならない隙間とする。
また、燃料貯留槽52の下側の連通孔70は、上面側の開口面積をAとし、下面側の開口面積をBとしたとき、A<Bの関係を満たすように形成されている。したがって、燃料貯留槽52外から槽内ヘの燃料の流入速度を高めることができる。なお、燃料貯留槽52内ヘの燃料の流入速度が高められることは、非圧縮性流体の連続の式によっても明らかである。また、燃料貯留槽52内の燃料の流出を抑制することができる。また、逆止弁等を設けることなく、燃料貯留槽52内に燃料を保持することができる。
また、燃料貯留槽52の下側の連通孔70は、開口面積を徐変する傾斜面70cを有する。したがって、燃料貯留槽52外の燃料を槽内へスムーズに流入させることができる。
また、燃料貯留槽52は、有蓋状に形成されている。したがって、例えば、無蓋状の燃料貯留槽52において、車両の急旋回時、急加減速時等において生ずる燃料貯留槽52の槽本体58の上方開口部から槽外への燃料の飛び出しを防止することができる。
また、燃料貯留槽52の蓋部材60の蓋壁60aには、その蓋壁60aを貫通する少なくとも1つの上側の連通孔72が形成されている。したがって、燃料タンク12内の燃料残量が減少した場合において、燃料貯留槽52の下側の連通孔70から槽内に燃料が流入する際、槽内の空気が上側の連通孔72から排出される。このため、燃料貯留槽52内へ燃料を速やかに流入させることができる。
また、燃料タンク12内の燃料残量が減少した場合において、燃料貯留槽52外の燃料を上側の連通孔72から槽内に流入させて貯留することができる。詳しくは、燃料貯留槽52内が満タンでない状態で、燃料タンク12内の燃料の液面が燃料貯留槽52の蓋部材60の蓋壁60aの上面より上方に位置するとき(車両の旋回等の走行状況によって燃料タンク12内の燃料の液面が燃料貯留槽52の蓋部材60の蓋壁60aの上面より上方に位置するときを含む)において、燃料貯留槽52外の燃料が上側の連通孔72から槽内に流入して貯留される。
また、上側の連通孔72は、上面側の開口面積をAとし、下面側の開口面積をBとしたとき、A>Bの関係を満たすように形成されている。したがって、燃料貯留槽52外から槽内ヘの燃料の流入速度を高めることができる。また、燃料貯留槽52内の燃料の流出を抑制することができる。また、上側の連通孔72は、開口面積を徐変する傾斜面72cを有する。したがって、燃料貯留槽52外の燃料を槽内へスムーズに流入させることができる。
また、燃料タンク12内に戻される余剰燃料を、燃料貯留槽52内に導入する構成としたものである。したがって、余剰燃料を燃料貯留槽52内に貯留することができる。また、燃料タンク12内の燃料残量が減少した場合、とくに燃料タンク12内の燃料の液面が燃料貯留槽52の槽本体58の底壁58aの下面より下方に位置するとき(車両の旋回等の走行状況によって燃料タンク12内の燃料の液面が燃料貯留槽52の槽本体58の底壁58aの下面より下方に位置するときを含む)において、余剰燃料を燃料貯留槽52内に貯留する燃料として確保することができる。このため、燃料貯留槽52内の燃料不足を防止することができるとともに、余剰燃料をフィルタ部材50に供給することができる。ひいては、エンジンの運転可能な時間を一層延長することができる。
[実施形態2]
実施形態2を説明する。本実施形態及び以降の実施形態は、前記実施形態1に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図12は燃料貯留槽の槽本体の連通孔(下側の連通孔)を示す断面図である。
図12に示すように、本実施形態は、実施形態1の燃料貯留槽52の下側の連通孔70におけるストレート孔部70aを省略し、テーパ孔部70bのみにより下側の連通孔70を形成したものである。
[実施形態3]
実施形態3を説明する。図13は燃料貯留槽の槽本体の連通孔(下側の連通孔)を示す断面図である。
図13に示すように、本実施形態は、実施形態1の下側の連通孔70におけるテーパ状の傾斜面70cを、断面凹型円弧状の傾斜面70dに変更したものである。
[実施形態4]
実施形態4を説明する。図14は燃料貯留槽の槽本体の連通孔(下側の連通孔)を示す断面図である。
図14に示すように、本実施形態は、実施形態1の下側の連通孔70における上半部にテーパ孔部70bを形成し、その下半部にストレート孔部70aを形成したものである。
[実施形態5]
実施形態5を説明する。図15は燃料貯留槽の槽本体の連通孔(下側の連通孔)を示す断面図である。
図15に示すように、本実施形態は、実施形態1の下側の連通孔70におけるテーパ状の傾斜面70cを、断面凸型円弧状の傾斜面70eに変更したものである。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、下側の連通孔70は、ストレート孔部70aのみにより形成してもよいし、段付孔状に形成してもよい。また、下側の連通孔70は、円形に限らず、三角形、四角形、楕円形、長細状、十字状、L字状、C字状、T字状、異形状等の任意の形状に変更することができる。また、蓋壁60aの上側の連通孔72についても下側の連通孔70の変更例に準じて種々変更することができる。また、余剰燃料としては、プレッシャレギュレータ39から排出される燃料の他、燃料ポンプ20のベーパジェットから排出(吐出)された燃料を用いることができる。
10…燃料供給装置
12…燃料タンク
22…燃料入口管(吸入口)
24…フィルタ装置
50…フィルタ部材
52…燃料貯留槽
58…槽本体
58a…底壁
50a…上面
60…蓋部材
60a…蓋壁
70…下側の連通孔(連通孔)
70a…ストレート孔部
70b…テーパ孔部
70c…傾斜面
70d…傾斜面
70e…傾斜面
72…上側の連通孔(連通孔)

Claims (6)

  1. 燃料タンク内に設けられた燃料の吸入口に吸入される燃料を濾過する袋状のフィルタ部材と、
    燃料を貯留する有底状の燃料貯留槽と
    を備え、
    前記燃料貯留槽の底部には、その底部を貫通する少なくとも1つの連通孔が形成され、
    前記燃料貯留槽は、槽内の燃料を前記連通孔から前記フィルタ部材の上面に供給可能にかつ槽外の燃料を前記連通孔から槽内に流入可能に配置されている
    ことを特徴とするフィルタ装置。
  2. 請求項1に記載のフィルタ装置であって、
    前記燃料貯留槽の底部の連通孔は、上面側の開口面積をAとし、下面側の開口面積をBとしたとき、
    A<B
    の関係を満たすように形成されている
    ことを特徴とするフィルタ装置。
  3. 請求項2に記載のフィルタ装置であって、
    前記燃料貯留槽の底部の連通孔は、開口面積を徐変する傾斜面を有することを特徴とするフィルタ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のフィルタ装置であって、
    前記燃料貯留槽は、有蓋状に形成されていることを特徴とするフィルタ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のフィルタ装置であって、
    前記燃料貯留槽の蓋部には、その蓋部を貫通する少なくとも1つの連通孔が形成されていることを特徴とするフィルタ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のフィルタ装置であって、
    前記燃料タンク内に戻される余剰燃料を、前記燃料貯留槽内に導入する構成としたことを特徴とするフィルタ装置。
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