JP4032335B2 - 燃料タンクの噴き返し防止構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、燃料タンクの噴き返し防止構造に係り、特に燃料タンクへの給油時に燃料が給油口から燃料タンク外に噴き返すのを防止する燃料タンクの噴き返し防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両においては、エンジンに供給する燃料を貯留する燃料タンクを搭載している。また、この燃料タンクと給油口との間を連絡する燃料供給通路には、燃料タンクから給油口への燃料の噴き返しを防止する逆止弁を設けている。
【0003】
このような燃料タンクの噴き返し防止構造において、例えば、図17に示す如く、燃料タンク102の上部102Aと側部102Bとに連設した傾斜部102Cには、インレットパイプ104が備えられている。このインレットパイプ104の燃料タンク102の外側に位置する一端部104Aには、燃料供給通路106を形成するフィラホース108の一端側が接続されている。このフィラホース108の他端側には、給油口110を形成したフィラネック112が接続されている。また、インレットパイプ104の燃料タンク102の内側に位置する他端部104Bには、逆止弁114が設けられている。更に、燃料タンク102の上部102Aには、液面制御弁116が設けられている。
【0004】
逆止弁114は、図18に示す如く、外側の本体118と、この本体118に取り付けられた枢支部120を中心にして開口部122を開閉するように回動可能な弁体124と、この弁体124を開口部122の閉方向に付勢力を有するスプリング126とで構成されている。この逆止弁114は、給油口110からの給油方向の燃料に対して、弁体124を開いて燃料の流れを許容する一方、燃料タンク102からの逆流方向の燃料に対しては、弁体124を閉じて大きな抵抗として燃料の噴き返しを防止し、また、弁体124がスプリング126によって開口部122を常に閉じるように付勢力をかけているので、燃料の流れの抵抗となり、これにより、インレットパイプ104付近に燃料が溜まった状態で給油が行われ、この作用によって給油中にフィラホース108の内面と燃料との隙間を通って給油口110から蒸発燃料が大気中に放出するのを防止している。
【0005】
また、このような燃料タンクの噴き返し防止構造としては、例えば、実開平5−20916号公報、実公平8−10016号公報に開示されている。実開平5−20916号公報に記載のものは、フィラパイプに燃料の噴き返しを防止するバルブを設け、このバルブを中心から放射状に伸びるヒンジに扇状の3枚の羽根を取り付け、回転方向位置を考慮させることなく、バルブの取り付けを容易にするものである。実公平8−10016号公報に記載のものは、環状の内部を扇形に3等分以上に分割し、この分割線上に支杆を有するバルブボディと、扇形に見合う形状で支杆を回転軸受とする弁体とからなる回動規制部を設けたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来、図17における燃料タンクの噴き返し防止構造においては、燃料タンク102内で逆止弁114の位置まで燃料が給油され、給油装置(図示せず)から供給される燃料量と逆止弁114を通って燃料タンク102内に入る燃料量との差が大きくなると、燃料がフィラホース108内を上昇し始め、液面制御弁116が閉動作することによって燃料タンク102内の圧力の逃げ場がないことから、さらに燃料の上昇の勢いが増し、そして、燃料が給油ノズル(図示せず)の先端部に到達すると、給油ノズルのオートストップ機能によって給油が停止する。しかしながら、フィラホース108の形状や給油ノズルのレスポンス等の条件によっては、燃料が給油口110から勢い余って燃料タンク102外に噴き返す場合があるという不都合があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、上述の不都合を除去するために、燃料タンクと給油口との間を連絡する燃料供給通路に前記燃料タンクから前記給油口への燃料の噴き返しを防止する逆止弁を設けた燃料タンクの噴き返し防止構造において、前記逆止弁を前記燃料供給通路と前記燃料タンクとの連結部位に設け、この連結部位と燃料供給時に前記給油口から燃料を供給する給油ガンの先端部が位置する箇所との間の前記燃料供給通路には、一側では通路断面積の略半分で流油路を形成するとともに、他側では通路断面積の略半分の開口を有して弾性変形する弁体を形成した逆流緩和機構を設けたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
この発明は、給油口側から燃料タンクへの燃料の流れを妨げることなく、逆止弁が閉じられた後に燃料タンク側から燃料供給通路を逆流してくる燃料の勢いのみを緩和することができるので、燃料の噴き返しをより確実に防止することができ、給油性能を向上するとともに、フィラホースの形状の設計の自由度を高くすることができる。
【0009】
【実施例】
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的に説明する。図1〜8は、この発明の第1実施例を示すものである。図1において、2は車両(図示せず)に搭載された燃料タンクである。この燃料タンク2は、上部2Aと側部2Bと底部(図示せず)とからなり、また、上部2Aと側部2Bとの間に傾斜部2Cが形成されている。この傾斜部2Cには、燃料タンク2の外側に位置する一端部4Aと燃料タンク2の内側に位置する他端部4Bとからなるインレットパイプ4が備えられている。
【0010】
インレットパイプ4の一端部4Aには、一定の管路面積を有する燃料供給通路6を形成したフィラホース8の一端側が接続して設けられる。このフィラホース8の他端側には、給油口10を形成したフィラネック12が接続して設けられる。
【0011】
燃料供給通路6と燃料タンク2との連結部位となるインレットパイプ4の先端部4Bには、逆止弁14が設けられている。この逆止弁14は、図4に示す如く、外側の本体16と、この本体16に取り付けられた枢支部18を中心にして開口部20を開閉するように回動可能な弁体22と、この弁体22を開口部20の閉方向に付勢力を有するスプリング24とで構成されている。
【0012】
この逆止弁14は、給油口10側からの給油方向の燃料に対して、弁体22を開いて燃料の流れを許容する一方、燃料タンク2側からの逆流方向の燃料に対しては、弁体22を閉じて大きな抵抗として燃料の噴き返しを防止し、また、弁体22がスプリング24によって開口部20を常に閉じるように付勢力をかけているので、燃料の流れの抵抗となり、これにより、インレットパイプ4付近に燃料が溜まった状態で給油が行われ、この作用によって給油中にフィラホース8の内面と燃料との隙間を通って給油口10から蒸発燃料が大気中に放出するのを防止している。
【0013】
また、燃料タンク2の上部2Aには、液面制御弁26が取り付けられている。この液面制御弁26は、本体28と、この本体28内で往復動する弁体であるフロート30と、このフロート30が接離する弁座32とを備え、可動式の蓋の付いた構成のものである。
【0014】
フィラホース8とフィラネック12との間、つまり、フィラネック12の下部位には、給油口10から燃料タンク2への燃料の流れを許容するとともに燃料タンク2から給油口10への燃料の流れを一部規制する逆流緩和弁34が設けられている。つまり、この逆流緩和弁34は、図2、3に示す如く、環状の本体36と、燃料供給通路6を複数の例えば3つの第1〜3分割路38−1〜38−3に分割するように、本体36内に放射状に円周方向等間隔に設けられた3つの第1〜3分割体40−1〜40−3と、この分割された分割路38の一部としての第1分割路38−1に給油口10から燃料タンク2への燃料の流れを許容するとともに燃料タンク2から給油口10への燃料の流れを規制するように、燃料供給通路の管路面積を3等分した扇形の弁体42とを有している。この逆流緩和弁34の弁体42は、第1分割体40−1の枢支部44に枢支して設けられ、第1分割路38−1を開閉するものである。
【0015】
この逆流緩和弁34は、給油方向の燃料に対しては、弁体42を開いて燃料をスムーズに流れるようにし、逆方向の燃料に対しては、例えば、管路面積の1/3を塞いで、燃料の逆流の勢いを抑制し、この抑制された勢い分の圧力が燃料タンク2側に逃げるため、逆止弁14が開き、燃料タンク2にこの分の燃料を流し込ませ、よって、逆止弁14とは異なり、燃料供給通路6を完全に塞がないので、弁体42が閉じた状態でも、供給される燃料の流量と逆流緩和弁34内を通過する燃料の流量との間に大きな差を生じさせることがなく、逆止弁14で燃料供給通路6を塞いだ場合であっても、逆流緩和弁34により逆流を阻止された分の燃料を燃料タンク2に流し込むことができるので、フィラホース8内を上昇してくる燃料の勢いのみを抑制することができるものである。
【0016】
なお、図5〜8において、符号46は先端部46Aを有して給油時に給油口10から燃料を供給する給油ノズルである。この給油ノズル46は、オートストップ機能を有している。
【0017】
次に、この第1実施例の作用を説明する。
【0018】
燃料タンク2への給油開始時においては、図5に示す如く、燃料は、フィラネック12と逆流緩和弁34とフィラホース8とインレットパイプ4と逆止弁14とを順次に通って、燃料タンク2内に入る。このとき、逆止弁14の弁体22は、スプリング24によって押さえ付けられているので、燃料の流れに対して抵抗になる。従って、インレットパイプ4内やフィラホース8の下部位にはある程度の燃料が溜まったまま給油が行われるという状態になる。
【0019】
そして、図6に示す如く、燃料タンク2内の燃料の液面Lが逆止弁14に達すると、燃料の流れに対する抵抗が増し、フィラホース8内の燃料の液面が徐々に上昇し始める。
【0020】
さらに給油が進むと、液面制御弁34のフロート30が弁座32に接し、燃料タンク2内の圧力の抜け道がなくなると、燃料タンク2内にはあまり燃料が入っていかなくなる。このため、フィラホース8内の燃料の液面の上昇の勢いがさらに増す。そして、フィラホース8内の燃料の液面が逆流緩和弁34に到達すると、この逆流緩和弁34の弁体42によってその燃料の上昇の勢いが抑制されてしまう。次いで、この上昇の勢い分の圧力は、燃料タンク2内に逃げる。
【0021】
そして、フィラホース8内の燃料の液面が給油ノズル46の先端部46Aに到達すると、給油ノズル46のオートストップ機能によって給油が停止する。
【0022】
この結果、燃料タンク2から給油口10側への逆方向の燃料に対しては、例えば、燃料供給通路6の管路面積の1/3を塞いで、その逆流の勢いを抑制し、この抑制された勢い分の圧力が燃料タンク2側に逃げるため、逆止弁14が開き、燃料タンク2にこの分の燃料を流し込ませ、よって、逆止弁14とは異なり、燃料供給通路6を完全に塞がないので、逆流緩和弁34の弁体42が閉じた状態でも、供給される燃料の流量と逆流緩和弁34を通過する燃料の流量との間に大きな差を生じさせることがなく、逆止弁14で燃料供給通路6を塞いだ場合であっても、逆流緩和弁34により逆流を阻止された分の燃料を燃料タンク2に流し込むことができるので、フィラホース8内を上昇してくる燃料の勢いのみを抑制することができ、これにより、燃料の噴き返しをより確実に防止し、また、フィラホース8の形状の設計の自由度を高くすることができる。
【0023】
図9は、この発明の第2実施例を示すものである。
【0024】
以下の実施例においては、上述の第1実施例と同一機能を果す箇所には同一符号を付して説明する。
【0025】
この第2実施例の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、燃料供給通路6を形成するフィラホース8を、複数の例えば3本の第1〜3分岐ホース8−1〜8−3に分岐する。そして、この分岐された分岐ホースの一つである例えば第2分岐ホース8−2には、逆流緩和弁34を設けた。
【0026】
この第2実施例の構成によれば、フィラホース8を分岐し、この分岐した部分に逆流緩和弁34を設けたので、フィラホース8内を上昇してくる燃料の勢いのみを効果的に抑制することができるとともに、逆流緩和弁34の設置の自由度を高くすることができる。
【0027】
図10は、この発明の特別構成であり、第3実施例を示すものである。
【0028】
この第3実施例の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、逆流緩和弁34の弁体42には、内部に浮力用ボリウム42Aを形成した。
【0029】
この第3実施例の構成によれば、燃料が逆流してきた時に、弁体42が浮力用ボリウム42Aの存在によって円滑に閉動作し、逆流する燃料の勢いを効果的に防止することができる。
【0030】
図11は、この発明の特別構成であり、第4実施例を示すものである。
【0031】
この第4実施例の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、燃料供給通路6には、燃料タンク2側の開口面積よりも給油口10側の開口面積が大きなテーパ流通路52を有する逆流緩和体54を設けた。つまり、この逆流緩和体54においては、本体56に取り付けた一定の厚さTの緩和体58には燃料タンク2側の一側面58Aと給油口10側の他側面58Bとに軸方向で貫通する複数のテーパ流通孔52が軸方向に指向して形成されている。このテーパ流通孔52は、燃料タンク2側の一側面58Aにおいて幅W1のタンク側開口部60Aと、給油口10側の他側面58Bにおいては前記タンク側開口部60Aの幅W1よりも大きな幅W2の給油口側開口部60Bとで形成されている。従って、緩和体58の燃料タンク2側の一側面58Aには、幅Mの抵抗面部62が形成される。
【0032】
この第4実施例の構成によれば、給油方向の燃料は、大きな幅W2の給油口側開口部60Bからテーパ流通孔52を通って燃料タンク2内にスムーズに流れる。また、逆流方向の燃料は、幅M1の抵抗面部62に当接してその勢いが緩和される。これにより、フィラホース8内を上昇してくる燃料の勢いのみを効果的に抑制することができるとともに、逆流緩和体54の構成が簡単なので、廉価とすることができる。
【0033】
図12は、この発明の特別構成であり、第5実施例を示すものである。
【0034】
この第5実施例の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、燃料供給通路6には、給油口10からの燃料の供給によって一定方向に円滑に回転されるとともに(実線の回転で示す)、逆流では抵抗によって重く回転(一点鎖線の回転で示す)する羽根72を有する逆流緩和機構74を設けた。羽根72は、軸部76を介して本体78に取り付けた取付枠80に支持されている。
【0035】
この第5実施例の構成によれば、給油方向の燃料は、羽根72の一定方向への円滑な回転によって燃料タンク2内にスムーズに流れる。一方、逆流方向の燃料は、羽根72が抵抗によって重く回転することから、その逆流の勢いが緩和される。これにより、フィラホース8内を上昇してくる燃料の勢いを効果的に抑制することができる。
【0036】
図13〜16は、この発明の第6実施例を示すものである。
【0037】
この第6実施例の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、図13、14に示す如く、燃料供給通路6には、一側で且つ管路面積としての通路断面積の略半分で流油路82を形成するとともに、他側で且つ通路断面積の略半分の開口84を有する弁体86を形成した逆流緩和機構88を設けた。この逆流緩和機構88は、流油路82を形成して本体90の内面に固定される固定環状部92と、弁体86の開口84側の一端部86Aを固定環状部92に連設して構成される。弁体86は、ゴム等の柔軟な素材で袋状に形成され、給油口10側の開口84が形成された一端部86Aが固定環状部92に連設され、且つ、他端部86Bが燃料タンク2側に所定長さで突出するとともに燃料タンク2側に弾性力で窄むように変形可能に形成され、開口84側からの給油時の燃料の勢いによってのみこの他端部86Bが変形して解放するものである。
【0038】
この第6実施例の構成によれば、給油時には、図15に示す如く、給油口10側からの燃料は、流油路82を通過して燃料タンク2側に流れるとともに、開口84から弁体86内に流入することで、弁体86の他端部86Bがその燃料の勢いで変形して解放し(図15の二点鎖線で示す)、これにより、この弁体86内も通過して燃料タンク2側に流れる。一方、燃料の噴き返し時には、図16に示す如く、燃料タンク2側からの燃料は、流油路82を通過して給油口10側に流れるが、弁体86の他端部86Bの窄もうとする弾性力と噴き返しの燃料とによって弁体86の他端側86Bが閉塞するので、逆流する燃料の勢いが効果的に抑制される。
【0039】
なお、この発明においては、逆流緩和弁の管路面積を塞ぐ割合を、1/3に限らず、全閉も含め、燃料の噴き返しが生じないように、適宜調整することが可能である。また、逆流緩和弁の取り付け位置は、フィラネックの下部位に限らず、給油口と逆止弁との間で、燃料の噴き返しが生じないように、適宜調整することも可能である。更に、逆流緩和弁の形状は、可動式の蓋が付いたタイプに限らず、逆流を程良く緩和できる条件を満たせば、ボールタイプの弁や、フロートタイプの弁のものを、利用することが可能である。
【0040】
【発明の効果】
以上詳細な説明から明らかなようにこの発明によれば、給油口側から燃料タンクへの燃料の流れを妨げることなく、逆止弁が閉じられた後に燃料タンク側から燃料供給通路を逆流してくる燃料の勢いのみを緩和することができるので、燃料の噴き返しをより確実に防止することができ、給油性能を向上するとともに、フィラホースの形状の設計の自由度を高くし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】噴き返し防止構造の側面図である。
【図2】図3の矢印IIによる逆流緩和弁の底面図である。
【図3】逆流緩和弁の側面図である。
【図4】逆止弁の側面図である。
【図5】給油を開始した状態の側面図である。
【図6】燃料が逆止弁に到達した状態の側面図である。
【図7】燃料が逆流緩和弁に到達した状態の側面図である。
【図8】給油が停止した状態の側面図である。
【図9】第2実施例における噴き返し防止構造の構成図である。
【図10】第3実施例における逆流緩和弁の断面図である。
【図11】第4実施例における逆流緩和体の断面図である。
【図12】第5実施例における逆流緩和機構の断面図である。
【図13】第6実施例における逆流緩和機構の断面図である。
【図14】第6実施例における逆流緩和機構の背面図である。
【図15】第6実施例において給油時の逆流緩和機構の断面図である。
【図16】第6実施例において燃料の噴き返し時の逆流緩和機構の断面図である。
【図17】従来における噴き返し防止構造の側面図である。
【図18】従来における逆止弁の側面図である。
【符号の説明】
2 燃料タンク
4 インレットパイプ
6 燃料供給通路
8 フィラホース
10 給油口
12 フィラネック
14 逆止弁
26 液面制御弁
34 逆流緩和弁
Claims (1)
- 燃料タンクと給油口との間を連絡する燃料供給通路に前記燃料タンクから前記給油口への燃料の噴き返しを防止する逆止弁を設けた燃料タンクの噴き返し防止構造において、前記逆止弁を前記燃料供給通路と前記燃料タンクとの連結部位に設け、この連結部位と燃料供給時に前記給油口から燃料を供給する給油ガンの先端部が位置する箇所との間の前記燃料供給通路には、一側では通路断面積の略半分で流油路を形成するとともに、他側では通路断面積の略半分の開口を有して弾性変形する弁体を形成した逆流緩和機構を設けたことを特徴とする燃料タンクの噴き返し防止構造。
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