JP2013225545A - Fpdモジュール組立装置、および、圧着ヘッド制御方法 - Google Patents

Fpdモジュール組立装置、および、圧着ヘッド制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】搭載部材の本圧着後のリペアをする必要をなくすことにより、生産時間の短縮、歩留まりの向上、製品の不良発生率を低減する。
【解決手段】仮圧着工程後、本圧着工程の前に、カメラにより、表示パネル基板の各辺に搭載される複数の搭載部材の搭載された状態を撮像する。次に、画像認識部により、撮像された搭載部材の各辺に搭載された状態を認識して、データ化し、制御部により、そのデータに基づき、複数の搭載部材に対し搭載部材の搭載された状態の正常・異常を判定する。そして、検査工程の結果に従って、本圧着工程において、制御部が、搭載された状態が異常と判定された搭載部材に対応する圧着ヘッドに対して、圧着しないように制御する。
【選択図】 図12

Description

本発明は、FPDモジュール組立装置、および、圧着ヘッド制御方法に係り、表示パネル基板に電子部品を加熱圧着するときに、歩留まりをよくし、製品の不良発生率を低減させるのに好適なFPDモジュール組立装置に関する。
FPDモジュール組立装置は、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ、有機EL(Electro−Luminescence)などのFPD(Flat Panel Display)の表示パネル基板に対して、複数の処理工程を順次おこなうことにより、表示パネル基板における周辺部に、駆動ICの搭載や、COF(Chip on Film)、FPC(Flexible Printed Circuit)などのTAB(Tape Automated Bonding)接続、あるいは、表示基板の周辺に、PCB(Printed Circuit Board)などの周辺基板などを実装する装置である。
以下の説明で「搭載部材」と称する電子部品は、その詳細形状や部材の厚さの差異などで、TCP(Tape Carrier Package)と呼称されたり、TABと呼称されたり、COFと呼称されたりする。これらTCPやTABやCOFは、スプロケット穴を有する長尺のポリイミドフィルムに配線を施したFPCに、ICチップを搭載し、FPCを切り出して構成されたものであり、実装する上での差異はない。また、パネルの設計によってはICチップなしのFPCのみを実装する場合もある。FPDモジュールの実装組立工程においては、これらの部品に実質上の差異はない。
FPDモジュール組立装置の処理工程としては、通常、(1)表示パネル基板端部のTAB貼付け部を清掃する端子クリーニング工程、(2)清掃後の表示パネル基板端部に異方性導電フィルム(ACF:Anisotropic Conductive Film)を貼り付けるACF工程、(3)表示パネル基板のACFを貼り付けた位置に、TABやICを位置決めして搭載する仮圧着工程、(4)搭載したTABやICを加熱圧着してACFにより固定する本圧着工程、(5)搭載したTABやICの位置や接続状態を検査する検査工程、(6)TABのパネル基板側と反対側に、予めACFを貼り付けたPCBを貼付け搭載するPCB工程がある。
これら各工程をユニット装置ごとに分担し、それらを連結した装置の中を搬送通過させることにより、一枚の表示パネルが完成する仕組みになっている。
この中の工程(4)に関連し、例えば、特許文献1には、本圧着工程において、処理辺と同等以上の長さを持ち表示パネルを下面から支える圧着下刃と、それに並行に配置した圧着刃により、表示パネルに搭載した搭載部材を一気に加熱圧着をおこなう部品圧着装置が開示されている。この特許文献1における本圧着ユニットの加熱・加圧ユニットの圧着刃の形態は、辺に対応して一本となった形態である。
また、特許文献2、特許文献3には、本圧着ユニットの加熱・加圧ユニットの圧着刃が、各々の搭載部材ごとに設けられた複数のヘッドを有する本圧着ユニットが開示されている。
特開2011−66189号公報 特開2011−13566号公報 特開2006−287011号公報
先ず、表示パネルの進歩に伴う特徴の変化と、それが生産上の歩留まりに与える影響について述べる。近年の表示パネルは外観的に従来機よりもさらに大型化や薄型化が進み、また、機能的にもさらなる画像処理の高速化や画像の高分解能化(または高解像度化)を狙って、狭ピッチ・高密度配線などの開発が進められている。ところが、その反面、薄型化や大型化に伴ってパネル自体が強度不足となり、組立て装置内の部材搬送部においてはその取り扱いを困難にさせ、また、狭ピッチ・高密度化に伴っては縁辺部への部品搭載位置決めのさらなる高精度化が機構の難易度を向上させるなどの課題を引き起こしている。
さらにここで、それら理由について表示パネルの構造説明とあわせて詳しく説明する。通常の表示パネルの構造は、電極基板(ガラス板)を中心に、その両外側に偏光板や導光板が貼り付けられた多層式になっている。そして、中心の電極基板は勿論、その外側に貼り付けられている偏光板や導光板は、FPDの仕様によって板厚や面積がそれぞれ異なり、時にはその有無や積層順が特殊な場合もある。
そのため、表示パネルは、その大きさや物理的応力などの観点からするとその種類は非常に多くなる。それが起因し、例えば、ランダムに選んだ数枚の表示パネルそれぞれを精度の良い平面に平置きした場合などは、置いた面(すなわち基準となる面)から電子部品が取り付く電極基板(表示パネル厚み方向の概ね中心付近)までの高さ方向の寸法がそれぞれ異なり、また、表示パネルの一部を保持して上方に持ち上げた場合に生じる湾曲量(曲げアール)や垂れ下がり量、あるいは逆の、反り返り量や浮き上がり量などについて、その方向や量は定量的でなく把握が非常に難しい。そしてこれらの不確定要素が、搬送時、機構部に対してパネルとメカニカル機構の衝突や摺動を発生させたり、あるいは、位置決め時、固定されない部分のパネルが湾曲したり戻ったりすることでパネル端部に僅かな伸び縮み成分を発生させるなどの現象を引き起こす。その結果、パネルやメカニカル機構の機械的な損傷を誘発し、また、電子部品搭載位置決めの精度悪化などの課題を発生させることになる。
上記特許文献1の部品圧着装置の構成では、仮圧着工程において、電子部品を搭載した後、本圧着ユニットにて電子部品を圧着するが、この際に、搭載した電子部品の位置精度が悪い場合でも、次工程の本圧着にて圧着固定するため、本工程を経たのちの検査工程で、不良品として弾かれる。
そして、不良品として弾かれたワークは、生産上の後工程段階でもあり、一般的にはリペア(ここで言うリペアとは、搭載した電子部品の排除と、パネルの電子部品接合面の洗浄)をおこない、再度、電子部品の搭載をおこなうことになる。しかしながら、このリペアにおいて、電子部品が本圧着されているか否かで、リペア作業時間が大幅に異なり、本圧着後のリペアは、固化したACFを剥離することが容易ではなく、剥離作業において、製品となるパネルを使えなくしてしまう可能性がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、搭載部材の本圧着後のリペアをする必要をなくすことにより、生産時間の短縮、歩留まりの向上、製品の不良発生率を低減することのできるFPDモジュール組立装置を提供することにある。
本発明のFPDモジュール組立装置は、表示パネル基板の各辺に搭載される複数の搭載部材に対し、各々個別に加熱・圧着する圧着ヘッドと、カメラと、撮像手段により撮像された画像をデータ化する画像認識部と、制御部を備えるものである。
FPDモジュール組立てにおいては、表示パネル基板に、ACFを貼り付けるACF工程と、ACFを介して、搭載部材を搭載する仮圧着工程と、搭載された搭載部材を、圧着ヘッドにより加熱・圧着する本圧着工程とを有するが、本実施形態のFPDモジュール組立装置の圧着ヘッド制御では、仮圧着工程後、本圧着工程の前に、カメラにより、表示パネル基板の各辺に搭載される複数の搭載部材の搭載された状態を撮像する。
次に、画像認識部により、カメラにより撮像された搭載部材の表示パネル基板の各辺に搭載された状態を認識して、データ化し、制御部により、画像認識部により認識されたデータに基づき、複数の搭載部材に対し搭載部材の搭載された状態の正常・異常を判定する。
そして、検査工程の結果に従って、本圧着工程において、制御部が、搭載された状態が異常と判定された搭載部材に対応する圧着ヘッドに対して、圧着しないように制御する。
本発明によれば、搭載部材の本圧着後のリペアをする必要をなくすことにより、生産時間の短縮、歩留まりの向上、製品の不良発生率を低減することのできるFPDモジュール組立装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るFPDモジュール組立ラインの斜視図である。 図1のFPDモジュール組立ラインの上面図である。 図2におけるA−A断面図である。 本圧着ユニットにより、表示パネル基板を圧着するときの位置関係を示す斜視図である。 搭載部材がCOFの場合の表示パネル基板における搭載状態を説明する図である。 本圧着工程における表示パネル基板と搭載部材の様子を断面としてみた図である。 圧着前と圧着後のACFの状態を対比して説明する図である。 ヘッド部分が一本刃のときの本圧着ユニットの形態を示した図である。 ヘッド部分がマルチヘッドのときの本圧着ユニットの形態を示した図である。 ヘッド部分が一本刃のときの本圧着ユニットにおける圧着時の圧着刃、下刃と、搭載部材の位置関係を示した斜視図である。 ヘッド部分がマルチヘッドのときの本圧着ユニットにおける圧着時の圧着刃、下刃と、搭載部材の位置関係を示した斜視図である。 表示パネル基板に、ACFと搭載部材が搭載される様子を示す斜視図である。 従来技術に係る本圧着ユニットにおける搭載部材の搭載処理を説明する図である。 本実施形態に係る本圧着ユニットにおける搭載部材の搭載処理を説明する図である。 本実施形態に係る表示パネル基板への搭載部材の搭載処理の関連する機能ブロックを示した図である。
以下、本発明に係る一実施形態を、図1ないし図12を用いて説明する。
先ず、図1ないし図4を用いて本発明に係る一実施形態のFPDモジュール組立装置により、FPDモジュールを組立てる工程と、各々の組立ラインに設置される装置について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るFPDモジュール組立ラインの斜視図である。
図2は、図1のFPDモジュール組立ラインの上面図である。
図3は、図2におけるA−A断面図である。
図4は、本圧着ユニットにより、表示パネル基板を圧着するときの位置関係を示す斜視図である。
本実施形態のFPDモジュール組立ラインは、表示パネル基板の周縁部にTABやCOFなどの搭載部材を搭載していくラインである。また、本実施形態では、表示パネル基板の長辺側(ソース側)の処理作業をおこなう装置を、例として記載するが、短辺(ゲート側)または、長辺と短辺混合の処理作業装置も、搬送用基板保持テーブル10や、基板保持補助部材5(5a〜5d)の位置を変えることにより実現できる。
上述のように、FPDモジュールを組立てるためには、多数の工程を経るが、本実施形態においては、本発明と関わりの深い、(1)端子クリーニング工程、(2)ACF工程、(3)仮圧着工程、(4)本圧着工程、(5)検査工程の装置について重点的に説明する。
図1において、左側が上流工程の装置であり、表示パネル基板4は、搬送可動部11の搬送用基板保持テーブル10上に載せられて、左側から右側に受け渡されていく。搬送可動部11は、搬送用基板保持テーブル10、θ軸回転部9、Z軸可動部8、Y軸可動部7、X軸可動部6が設けられ、各々θ軸、Z軸、Y軸、X軸方向に移動できるようになっており、X軸可動部6が搬送ライン20上を移動することにより、表示パネル基板4を運搬する仕組みとなっている。
(1)端子クリーニング工程は、端子クリーナAによっておこなわれる。表示パネル基板4が、端子クリーナAの位置まで送られ、基板保持部材3aと基板保持補助部材5aにより固定される。これは、例えば、基板保持部材3aと基板保持補助部材5aに、エアー吸引口を設けて、下からエアー吸着をおこなう。そして、端子クリーニングユニット1(A)は、端子クリーニングユニットベース21(A)上に載せられて、ガイド22(A)上を移動し、表示パネル基板4の搭載部材を搭載する周縁部のクリーニングをおこなう。
次の(2)ACF工程は、ACF貼付装置Bによりおこなわれる。表示パネル基板4が、ACF貼付装置Bの位置まで送られ、基板保持部材3bと基板保持補助部材5bにより固定される。そして、ACF貼付ユニット1a(B),1b(B)は、ACF貼付ユニットベース21a(B),21b(B)上に載せられて、ガイド22(B)上を移動し、表示パネル基板4の搭載部材を搭載する周縁部に、ACFを貼り付けていく。なお、この工程は、後に詳細に説明する。
次の(3)仮圧着工程は、仮圧着装置Cによりおこなわれる。表示パネル基板4が、仮圧着装置Cの位置まで送られ、基板保持部材3cと基板保持補助部材5cにより固定される。そして、仮圧着ユニット1(C)は、仮圧着ユニットベース21(C)上に載せられて、ガイド22(C)上を移動し、表示パネル基板4の周縁部に貼つけられたACF上に、TABやCOFなどの搭載部材を搭載して、次の本圧着工程よりも低い圧力で加圧し、次の本圧着工程より低温で加熱して仮圧着する。
(3)仮圧着工程の次は、従来では、(4)本圧着工程をおこなっていたが、本実施形態では、(5)検査工程をおこない、正常に搭載部材が搭載されなかった部分を特定し、(3)仮圧着工程までの工程で、搭載部材が正常に搭載されていないとき(脱落、ずれ)には、その部分に対して、本圧着をおこなわないようにするものである。
本実施形態では、図2、図3に示されるように、仮圧着装置Cと本圧着装置Dの間にカメラEが設けられており、これにより、搭載部材の位置を撮像し、図示していないが接続された画像認識部により、画像認識をおこなって、データ化して、制御部に送る。制御部では、そのデータに基づいて、その表示パネル基板4上の位置に対して、その部分の搭載部材が正常に搭載されているか否かを判定する。なお、このカメラEは、ラインセンサなど他の撮像手段でもよい、そして、制御部は、搭載部材が正常に搭載されていない部分には本圧着しないように、本圧着装置Dを制御する。なお、この処理は、後に詳説する。
本実施形態では、(5)検査工程の後に、(4)本圧着工程を、本圧着装置Dによりおこなう。表示パネル基板4が、本圧着装置Dの位置まで送られ、基板保持部材3dと基板保持補助部材5dにより固定される。そして、本圧着ユニット1(D)は、正常に仮圧着されているTABやCOFなどの搭載部材を、加熱、圧着し、搭載部材を物理的に強固に定着させ、かつ、搭載部材の電子回路と表示パネル基板との電気的導通も確保する。
次に、図5ないし図7を用いて表示パネル基板における搭載部材のリペアの必要性とその問題点について説明する。
図5は、搭載部材がCOFの場合の表示パネル基板における搭載状態を説明する図である。
図6は、本圧着工程における表示パネル基板と搭載部材の様子を断面としてみた図である。
図7は、圧着前と圧着後のACFの状態を対比して説明する図である。
表示パネル基板4は、図5(a)に示されるように、搭載部材を搭載するときの位置決めに使われるアライメントマーク41と、搭載部材とパネル内部を電気的に接続するためのリード端子42を有する。図では、以下、搭載部材としてCOF51を搭載するものとする
そして、図5(b)に示されるように、ACF工程で、リード端子42上にACF50が搭載されて、その上に、仮圧着工程、本圧着工程を経てCOF51が搭載される。このときの本圧着工程での本圧着装置の圧着の様子は、図6に示されるように、上からの圧着刃60、下からの下刃61により、COF51、ACF50、表示パネル基板4を挟み込み、加熱・圧着する。
ここで、ACFとは、熱硬化性樹脂に導電性を持つ微細な粒子を混ぜ合わせたものを、膜状に成型したフィルムである。
図5(c)に示される状態が、ACF50を介し、表示パネル基板4のリード端子42に正常にCOF51が搭載された状態である。
また、搭載された状態が不良と判定されるのは、例えば、図5(d)に示されるように、COF51がACF50に対して傾いている状態、図5(e)に示されるように、COF51がACF50に対して正常な状態よりずれている場合、図5(f)に示されるように、COF51が全く脱落している場合などがある。
ところが、ACFは、熱硬化性樹脂を含んでいるため、図7に示されるように、本圧着後に、剥離してリペアするのは困難であり、本圧着前に剥離する方が、リペアは容易で短時間におこなうことができ、製品の歩留まりも向上することが期待される。
次に、図8Aないし図12を用いて従来技術と本発明の一実施形態に係るFPDモジュール組立装置に関する本圧着ユニットにおけるヘッド制御方法について説明する。
図8Aは、ヘッド部分が一本刃のときの本圧着ユニットの形態を示した図である。
図8Bは、ヘッド部分がマルチヘッドのときの本圧着ユニットの形態を示した図である。
図9Aは、ヘッド部分が一本刃のときの本圧着ユニットにおける圧着時の圧着刃、下刃と、搭載部材の位置関係を示した斜視図である。
図9Bは、ヘッド部分がマルチヘッドのときの本圧着ユニットにおける圧着時の圧着刃、下刃と、搭載部材の位置関係を示した斜視図である。
図10は、表示パネル基板に、ACFと搭載部材が搭載される様子を示す斜視図である。
図11Aは、従来技術に係る本圧着ユニットにおける搭載部材の搭載処理を説明する図である。
図11Bは、本実施形態に係る本圧着ユニットにおける搭載部材の搭載処理を説明する図である。
図12は、本実施形態に係る表示パネル基板への搭載部材の搭載処理の関連する機能ブロックを示した図である。
図8Aにおける本圧着ユニットのヘッド部分は、搭載部材を加熱・加圧する圧着刃70が、表示パネル基板の一辺に対応した一本刃(ロングバー)になっている構造である。この本圧着ユニットは、ヘッドベース75に、シリンダ73が設けられ、駆動機構(図示せず)により、圧着ヘッド72を動作させ、シャフト74を介して、一本刃の圧着刃70を下降させ、圧着刃70と下刃71により、搭載部材、ACF、表示パネル基板をはさみ込み、搭載部材を圧着する(図9A)。
一方、図8Bにおける本圧着ユニットのヘッド部分は、搭載部材を加熱・加圧する圧着刃60が、各々の搭載部材に対応して設けられたマルチヘッドの構造である。この本圧着ユニットは、加圧ベース駆動部67、加圧シリンダ66により、加圧ヘッドベース65を下方向に移動させる。そして、加圧ヘッドベース65には、各々の搭載部材に対応した位置に、複数の圧着ヘッド62が設けられている。圧着ヘッド62は、シリンダ63と、シャフト64と圧着刃60からなっている。搭載部材を本圧着するときには、設けられるシリンダ63を使い、空気圧によって、シャフト64を下方向に移動し、圧着刃60と下刃61により、搭載部材、ACF、表示パネル基板をはさみ込み、搭載部材を圧着する(図9B)。
このマルチヘッドの構造を有する本圧着ユニットでは、各々の圧着刃の加熱・加圧を独立して制御することができ、特定の圧着ヘッド62のみを退避して、その部分を加熱・加圧しないようにすることも可能である。
既に説明したように、ACF工程で、表示パネル基板4に、ACFが貼り付けられ(図10(a)、(b))、仮圧着工程で、ACF上に搭載部材が搭載される(図10(c))。
次に、この仮圧着された搭載部材を、従来技術の一本刃で構成された図8Aの本圧着装置により、本圧着する場合には、図11A(a)〜(c)に示されるようになる。そして、搭載部材の貼付けに、脱落(図11A(d)のα部分)などがあったときには、図11A(d)〜(f)に示されるようになる。圧着刃が一本刃のときでは、搭載部材が脱落した図11A(f)のα部分のACFも加熱・加圧されることになるが、この部分は、ACFが硬化し、リペアが困難になり、ACFの貼り直しも困難になる。また、圧着刃のACFの溶着も起こり、圧着刃の平坦性が損なわれるおそれがある。
同様に、この仮圧着された搭載部材を、本実施形態に係るマルチヘッドで構成された図8Bの本圧着装置により、本圧着する場合で、搭載部材の貼付けに、脱落などがあったときには、仮圧着工程と、本圧着工程の間のおこなわれる検査工程で、カメラEによって、搭載部材が脱落している位置(α部分)を検出して、次の本圧着工程では、搭載部材が脱落している位置にあたるヘッド(β部分)を退避する(図11B(b))。搭載部材が脱落している位置(α部分)は、加熱・加圧されていないため、リペアが容易になる。
図11B(d)〜(f)がリペアの処理である。ここで、装置のモードをマニアルモードにして、操作パネルなどにより、αの位置を入力し、仮圧着工程で、その部分に搭載部材を搭載し(図11B(d))、次の本圧着工程で、搭載部材が脱落している位置にあたるヘッド(β部分)のみ、加熱・加圧する(図11B(e))ようにすれば、正常に本圧着されたモジュールが作成される(図11B(f))。
図12に示されるように、仮圧着装置Cから本圧着装置Dに行くときに、カメラEは、表示パネル基板4と搭載部材50の状態を撮像し、画像認識装置81により、それをデータ化して、制御部80に報告する。制御部80は、それにより、搭載部材のずれ、搭載部材の脱落などを検知する。そして、制御部80で、例えば、図11B(a)のα部分に、搭載部材の脱落を検出したときには、駆動部82を制御し、搭載部材が脱落している位置にあたる圧着ヘッド62(β部分)を、加熱・加圧しないように退避する(図11B(b))。
このように、本実施形態の本圧着装置Dの制御では、仮圧着工程までで異常がある場合でも、該当するポジションの圧着刃を退避させることにより、本圧着工程後の排出された表示パネル基板から、不良個所の搭載部材を容易に、かつ、その表示パネル基板にダメージを与えることなく剥離作業でき、さらには、その表示パネル基板のリペア時に、リペア部のみの搭載部材の圧着が可能になる。
A…端子クリーナ、B…ACF貼付装置、C…仮圧着装置、D…本圧着装置、E…カメラ、
3a,3b,3c,3d…基板保持部材、5a,5b,5c,5d…基板保持補助部材、
4…表示パネル基板、6…X軸可動部、7…Y軸可動部、8…Z軸可動部、9…θ軸回転部、10…搬送用基板保持テーブル、11…搬送可動部、20…搬送ライン、
1(A)…端子クリーニングユニット、21(A)…端子クリーナニングユニットベース、22(A)…ガイド、
1a(B),1b(B)…ACF貼付ユニット、21a(B),21b(B)…ACF貼付ユニットベース、22(B)…ガイド
1(C)…仮圧着ユニットは、21(C)…仮圧着ユニットベース、22(C)…ガイド
1(D)…本圧着ユニット、
41…アライメントマーク、42…リード端子、50…ACF、51…搭載部材(COF)、
60…圧着刃、61…下刃、62…圧着ヘッド、63…シリンダ、64…シャフト、65…加圧ヘッドベース、66…加圧シリンダ、
70…圧着刃、71…下刃、72…圧着ヘッド、73…シリンダ、74…シャフト。

Claims (3)

  1. 表示パネル基板の各辺に搭載部材を加熱・圧着して接続するFPDモジュール組立装置において、
    前記表示パネル基板の各辺に搭載される複数の搭載部材に対し、各々個別に加熱・圧着する圧着ヘッドと、
    前記表示パネル基板の各辺に搭載される複数の搭載部材の搭載された状態を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された前記搭載部材の前記表示パネル基板の各辺に搭載された状態を認識して、データ化する画像認識手段と、
    前記画像認識手段により認識されたデータに基づき、前記複数の搭載部材に対し前記搭載部材の搭載された状態の正常・異常を判定し、前記異常と判定された前記搭載部材に対応する圧着ヘッドに対して、圧着しないように制御する制御手段とを有することを特徴とするFPDモジュール組立装置。
  2. 前記撮像手段は、カメラまたはラインセンサであることを特徴とする請求項1記載のFPDモジュール組立装置。
  3. 表示パネル基板の各辺に搭載部材を加熱・圧着して接続するFPDモジュール組立装置の圧着ヘッド制御方法において、
    前記FPDモジュール組立装置は、
    前記表示パネル基板の各辺に搭載される複数の搭載部材に対し、各々個別に加熱・圧着する圧着ヘッドと、
    撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された画像をデータ化する画像認識手段と、
    制御手段とを備え、
    前記表示パネル基板に、ACFを貼り付けるACF工程と、
    前記ACFを介して、前記搭載部材を搭載する仮圧着工程と、
    前記搭載された搭載部材を、前記圧着ヘッドにより加熱・圧着する本圧着工程とを有し、
    さらに、前記仮圧着工程後、前記本圧着工程の前に、
    前記撮像手段により、前記表示パネル基板の各辺に搭載される複数の搭載部材の搭載された状態を撮像する工程と、
    画像認識手段により、前記撮像手段により撮像された前記搭載部材の前記表示パネル基板の各辺に搭載された状態を認識して、データ化する画像認識工程と、
    前記制御手段により、前記画像認識手段により認識されたデータに基づき、前記複数の搭載部材に対し前記搭載部材の搭載された状態の正常・異常を判定する検査工程とを有し、
    前記検査工程の結果に従って、前記本圧着工程において、前記制御手段が、搭載された状態が、異常と判定された前記搭載部材に対応する圧着ヘッドに対して、圧着しないように制御することを特徴とするFPDモジュール組立装置の圧着ヘッド制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020136327A (ja) * 2019-02-13 2020-08-31 芝浦メカトロニクス株式会社 検査装置、実装装置及び検査方法
JP7394314B2 (ja) 2019-08-08 2023-12-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品実装装置および部品実装方法

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