JP7394314B2 - 部品実装装置および部品実装方法 - Google Patents

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Description

本発明は、部品を基板に実装する部品実装装置および部品実装方法に関する。
特許文献1には、基板に部品を実装する実装装置が開示されている。特許文献1の実装装置では、基板の上面に異方性導電部材を介して部品を仮圧着し、仮圧着された部品を加圧ツールで基板側に加圧し基板の上面に部品を本圧着することによって、部品を基板に実装する。また、特許文献1の実装装置では、部品を基板に本圧着した後、基板の第1リードと部品の第2リードとのずれ量を測定し、当該ずれ量に基づいて、その後の本圧着時の加圧ツールの下降速度を設定する。
特開2013-12677号公報
しかしながら、特許文献1の実装装置では、ずれ量が測定された基板および部品の圧着前の寸法と、その後に圧着される基板および部品の寸法とが、製造時の誤差等によって異なる場合、設定された下降速度が適切でなく圧着の精度が悪くなることが考えられる。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、圧着の精度を向上できる部品実装装置および部品実装方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の1つである部品実装装置は、基板が有する複数の基板電極と部品が有する複数の部品電極とを圧着することによって、前記基板に前記部品を実装する部品実装装置であって、相互に圧着される前記複数の基板電極と前記複数の部品電極とにおいて、前記複数の基板電極の配置に関する情報を含む第1電極情報と、前記複数の部品電極の配置に関する情報を含む第2電極情報とを取得する電極情報取得部と、前記第1電極情報と前記第2電極情報とに基づいて、前記相互に圧着される前記複数の基板電極と前記複数の部品電極との圧着に関するパラメータを決定するパラメータ決定部と、前記パラメータに基づいて、前記相互に圧着される前記複数の基板電極と前記複数の部品電極とを圧着する圧着部とを備える。
また、上記目的を達成するために、本発明の他の1つである部品実装方法は、基板が有する複数の基板電極と部品が有する複数の部品電極とを圧着することによって、前記基板に前記部品を実装する部品実装方法であって、相互に圧着される前記複数の基板電極と前記複数の部品電極とにおいて、前記複数の基板電極の配置に関する情報を含む第1電極情報と、前記複数の部品電極の配置に関する情報を含む第2電極情報とを取得する電極情報取得工程と、前記第1電極情報と前記第2電極情報とに基づいて、前記相互に圧着される前記複数の基板電極と前記複数の部品電極との圧着に関するパラメータを決定するパラメータ決定工程と、前記パラメータに基づいて、前記相互に圧着される前記複数の基板電極と前記複数の部品電極とを圧着する圧着工程とを備える。
本発明によれば、圧着の精度を向上できる。
部品実装システムの全体構成を示す概略図である。 (a)は、基板を示す図であり、(b)は、部品を示す図である。 図1の部品実装システムの仮圧着部を示す概略図であり、(a)は、基板を第1ステージ上に載置していない状態を示す図であり、(b)は、基板を第1ステージ上に載置している状態を示す図である。 図1の部品実装システムの本圧着部を示す概略図であり、(a)は、基板を第2ステージ上に載置していない状態を示す図であり、(b)は、基板を第2ステージ上に載置している状態を示す図である。 図1の部品実装システムの部品実装装置の電気的構成を示すブロック図である。 図1の部品実装システムの部品実装装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図6のステップS3に含まれる動作の一例を示すフローチャートである。 圧着に関するパラメータを示す表である。 Δが所定値の場合における仮圧着部の動作の一例を示す図であり、(a)は、第1ヘッドの高さと時間との関係を示すグラフであり、(b)は、第1荷重と時間との関係を示すグラフであり、(c)は、第1ヘッドの温度と時間との関係を示すグラフであり、(d)は、第1ステージの温度と時間との関係を示すグラフである。 仮圧着部の動作の一例を示す図であり、(a)は、第1ヘッドの高さと時間との関係を示すグラフであり、(b)は、Δが所定値の場合における第1荷重と時間との関係を示すグラフであり、(c)は、Δが所定値よりも大きい場合における第1荷重と時間との関係を示すグラフであり、(d)は、Δが所定値よりも小さい場合における第1荷重と時間との関係を示すグラフである。 Δが所定値の場合における本圧着部の動作の一例を示す図であり、(a)は、第2ヘッドの高さと時間との関係を示すグラフであり、(b)は、第2荷重と時間との関係を示すグラフであり、(c)は、第2ヘッドの温度と時間との関係を示すグラフであり、(d)は、第2ステージの温度と時間との関係を示すグラフである。 本圧着部の動作の一例を示す図であり、(a)は、第2ヘッドの高さと時間との関係を示すグラフであり、(b)は、Δが所定値の場合における第2荷重と時間との関係を示すグラフであり、(c)は、Δが所定値よりも大きい場合における第2荷重と時間との関係を示すグラフであり、(d)は、Δが所定値よりも小さい場合における第2荷重と時間との関係を示すグラフである。
次に、本発明に係る部品実装装置および部品実装方法の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ、ステップの順序等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、図面は、本発明を示すために適宜強調や省略、比率の調整を行った模式的な図となっており、実際の形状や位置関係、比率とは異なる場合がある。
図1は、部品実装システム100の全体構成を示す概略図である。図2の(a)は、基板200を示す図であり、図2の(b)は、部品300を示す図である。図3は、図1の部品実装システム100の仮圧着部24を示す概略図であり、(a)は、基板200を第1ステージ32上に載置していない状態を示す図であり、(b)は、基板200を第1ステージ32上に載置している状態を示す図である。図4は、図1の部品実装システム100の本圧着部28を示す概略図であり、(a)は、基板200を第2ステージ36上に載置していない状態を示す図であり、(b)は、基板200を第2ステージ36上に載置している状態を示す図である。図1から図4を参照して、部品実装システム100の構成について説明する。
部品実装システム100は、基板200に部品300を実装するシステムであり、図1に示すように、部品実装装置10と、ローダ12と、洗浄機14と、アンローダ16と、ラインコントローラ18とを備える。
図2の(a)および図3に示すように、部品300が実装される基板200は、板状である。本実施の形態では、基板200として、スマートフォン等を構成する基板を例示している。たとえば、基板200を構成する材料として、ガラス、またはポリイミド等の樹脂を用いることができる。なお、基板200の形状は、特に限定されるものではなく、板状でなくてもよい。基板200は、一方主面において、縁部に設けられる複数の基板電極202、および一対の第1アライメントマーク204を有する。複数の基板電極202は、基板200の表面に設けられた金属等の導電性の部材である。複数の基板電極202は、第1方向(図中X軸方向)に並んで配置されている。また、複数の基板電極202はそれぞれ、第1方向と直交する第2方向(図中Y軸方向)に延在する細くて薄い板状の部材であり、露出している。一対の第1アライメントマーク204は、第1方向(図中X軸方向)において、複数の基板電極202の両側方に設けられており、複数の基板電極202を挟むように設けられている。一対の第1アライメントマーク204は、十字状のマークであり、複数の基板電極202の配置に関する情報を含む第1電極情報を取得するため、および基板200と部品300との位置関係を取得するため等に用いられる。一対の第1アライメントマーク204の形状は、特に限定されるものではなく、十字状でなくてもよい。
図2の(b)および図3に示すように、部品300は、板状である。部品300の種類は特に限定されるものではないが、TCP(Tape Carrier Package)等の柔軟性を備えた樹脂製フィルムに電子部品が搭載された回路フィルム部品として例示できる。たとえば、部品300を構成する材料として、ポリイミド等の樹脂を用いることができる。なお、部品300の形状は、特に限定されるものではなく、板状でなくてもよい。部品300は、一端面に設けられる複数の部品電極302、および一対の第2アライメントマーク304を有する。複数の部品電極302は、部品300の表面に設けられた金属等の導電性の部材である。複数の部品電極302は、第1方向(図中X軸方向)に並んで配置されている。また、複数の部品電極302はそれぞれ、第1方向と直交する第2方向(図中Y軸方向)に延在する細くて薄い板状の部材であり、露出している。一対の第2アライメントマーク304は、第1方向(図中X軸方向)において、複数の部品電極302の両側方に設けられており、複数の部品電極302を挟むように設けられている。一対の第2アライメントマーク304は、十字状のマークであり、複数の部品電極302の配置に関する情報を含む第2電極情報を取得するため、および基板200と部品300との位置関係を取得するため等に用いられる。一対の第2アライメントマーク304の形状は、特に限定されるものではなく、十字状でなくてもよい。
図1に示すように、ローダ12は、他の工程で製造された基板200を部品実装システム100に導入する装置である。一方、アンローダ16は、部品実装システム100で部品300が実装された基板200を導出し他の工程に受け渡す装置である。
洗浄機14は、ローダ12により供給された基板200を受け取り、基板200におけるACF(Anisotropic Conductive Film)400が貼り付けられる部分を洗浄する装置である。
部品実装装置10は、基板200が有する複数の基板電極202と部品300が有する複数の部品電極302とを圧着することによって、基板200に部品300を実装する装置であり、ACF貼付部20と、供給部22と、圧着部23と、撮像部26とを備える。
ACF貼付部20は、基板200の表面の所定の位置にACF400を貼り付ける。ここで、ACF400とは、熱と圧力とを合わせて加えることにより、圧力が加えられた部分のみ、圧力方向にのみ電気的な導通を確保することができる部材である(図3および図4参照)。本実施の形態では、ACF400が、異方性導電部材に相当する。
供給部22は、基板200に実装される部品300を供給する。たとえば、供給部22は、複数の部品300が所定の間隔で設けられたテープ部材から部品300を順次打ち抜き、打ち抜いた部品300を圧着部23に供給する。
圧着部23は、パラメータ決定部40(後述)が決定したパラメータに基づいて、複数の基板電極202と複数の部品電極302とを圧着する。圧着部23は、仮圧着部24と、本圧着部28とを有する。
図1および図3に示すように、仮圧着部24は、ACF貼付部20により基板200に貼り付けられたACF400の上に部品300を配置し、ACF400を介して部品300と基板200とを仮圧着する。仮圧着部24は、第1ヘッド30と、第1ステージ32とを有する。
第1ヘッド30は、供給部22から供給される部品300を吸着ノズル等によって吸着保持し、部品300を所定の位置まで移送して配置する。また、第1ヘッド30は、第1方向(図中X軸方向)および第2方向(図中Y軸方向)に直交する第3方向(図中Z軸方向)に移動することによって、保持した部品300を、第1ステージ32上に載置された基板200に向けて押圧し、部品300および基板200に第1荷重をかける。第1ヘッド30の温度は、第1ヒータ42(後述)によって、調節される。
第1ステージ32は、基板200の縁部を下方から支える部材であり、第1ヘッド30が部品300を基板200に向けて押圧したときに、部品300を基板200に仮圧着するための挟持力を下方から与える部材である。第1ステージ32は、透明な部分を有しており、撮像部26が第1ステージ32の下方から基板200や部品300を撮像することが可能となっている。第1ステージ32の温度は、第1ヒータ42によって調節される。
また、仮圧着部24は、基板200を下方から支えるテーブル(図示せず)をさらに有しており、基板200は、当該テーブルによって、第1ステージ32上に載置され、また、第1ステージ32上から退避される。
図1および図3に示すように、撮像部26は、仮圧着部24に設けられており、相互に圧着される基板200および部品300を撮像する。具体的には、撮像部26は、仮圧着部24において第1ステージ32の下方に位置するように設けられており、下方から基板200の一対の第1アライメントマーク204および部品300の一対の第2アライメントマーク304を撮像する(図3の(a)の点線矢印および図3の(b)の点線矢印参照)。なお、本実施の形態では、基板200は、透明な部分を有しており、撮像部26は、下方から基板200の一対の第1アライメントマーク204を撮像できる。撮像部26が撮像した画像は、ラインコントローラ18に送信される。たとえば、撮像部26として、ラインセンサ等を含むデジタルカメラ等を用いることができる。本実施の形態では、撮像部26が、第1撮像部および第2撮像部に相当する。
図1および図4に示すように、本圧着部28は、基板200に仮圧着された部品300をさらに押圧することによって、基板電極202と部品電極302との導通を確保し、部品300と基板200とを本圧着する。たとえば、本圧着部28は、仮圧着部24よりも大きい力で、部品300を基板200に向けて押圧する。本圧着部28は、第2ヘッド34と、第2ステージ36とを有する。
第2ヘッド34は、第3方向(図中Z軸方向)に移動することによって、第2ステージ36上に載置された基板200に仮圧着されている部品300を、基板200に向けて押圧し、部品300および基板200に第2荷重をかける。たとえば、基板200と部品300とを本圧着するとき、第2ヘッド34の温度は、第1ヘッド30の温度よりも高く設定され、第2ヘッド34は、第1ヘッド30よりも大きい力で部品300を押圧する。第2ヘッド34の温度は、第2ヒータ46(後述)によって、調節される。
第2ステージ36は、基板200の縁部を下方から支える部材であり、第2ヘッド34が部品300を基板200に向けて押圧したときに、部品300を基板200に本圧着するための挟持力を下方から与える部材である。第2ステージ36は、透明な部分を有しており、第2ステージ36の下方から基板200および部品300を撮像することが可能なものとなっている。たとえば、基板200と部品300とを本圧着するとき、第2ステージ36の温度は、第1ステージ32の温度よりも高く設定される。第2ステージ36の温度は、第2ヒータ46によって、調節される。
また、本圧着部28は、基板200を下方から支えるテーブル(図示せず)をさらに有しており、基板200は、当該テーブルによって、第2ステージ36上に載置され、また、第2ステージ36上から退避される。
ラインコントローラ18は、部品実装システム100全体の稼動状況や各種データの通信等を管理および制御するコンピュータである。ラインコントローラ18は、各装置と接続されている。
図5は、図1の部品実装システム100の部品実装装置10の電気的構成を示すブロック図である。図5を参照して、部品実装装置10の電気的構成について説明する。部品実装装置10は、電極情報取得部37と、パラメータ決定部40とをさらに備える。
電極情報取得部37は、相互に圧着される複数の基板電極202と複数の部品電極302とにおいて、複数の基板電極202の配置に関する情報を含む第1電極情報と、複数の部品電極302の配置に関する情報を含む第2電極情報とを取得する。たとえば、第1電極情報は、他に、複数の基板電極202の形状や大きさ等の情報を含む。たとえば、第2電極情報は、他に、複数の部品電極302の形状や大きさ等の情報が含む。電極情報取得部37は、撮像部26と、画像処理部38とを有する。
撮像部26は、上述したように、仮圧着部24において第1ステージ32の下方に位置するように設けられている。
画像処理部38は、ラインコントローラ18に設けられており、撮像部26に接続されている。画像処理部38は、撮像部26が撮像した画像を解析することによって、基板200の一対の第1アライメントマーク204間の距離A(図2の(a)参照)等を算出する。また、画像処理部38は、撮像部26が撮像した画像を解析することによって、部品300の一対の第2アライメントマーク304間の距離B(図2の(b)参照)等を算出する。このように、電極情報取得部37は、撮像部26と画像処理部38とによって、一対の第1アライメントマーク204間の距離Aを含む情報である、複数の基板電極202の配置に関する情報を取得する。また、電極情報取得部37は、撮像部26と画像処理部38とによって、一対の第2アライメントマーク304間の距離Bを含む情報である、複数の部品電極302の配置に関する情報を取得する。このように、第1電極情報には、基板200の一対の第1アライメントマーク204間の距離Aが含まれ、第2電極情報には、部品300の一対の第2アライメントマーク304間の距離Bが含まれる。
パラメータ決定部40は、ラインコントローラ18に設けられており、電極情報取得部37に接続されている。パラメータ決定部40は、電極情報取得部37が取得した第1電極情報と第2電極情報とに基づいて、相互に圧着される複数の基板電極202と複数の部品電極302との圧着に関するパラメータを決定する。具体的には、パラメータ決定部40は、基板200の一対の第1アライメントマーク204間の距離Aと部品300の一対の第2アライメントマーク304間の距離Bとに基づいて、相互に圧着される複数の基板電極202と複数の部品電極302との圧着に関するパラメータを決定する。たとえば、当該パラメータは、第1荷重の大きさ、第1荷重の大きさを時間の経過とともに変化させる場合における変化の割合(以下、「第1荷重速度」という)、第1ヘッド30の温度、第1ヘッド30の温度を時間の経過とともに変化させる場合における変化の割合、第1ステージ32の温度、第1ステージ32の温度を時間の経過とともに変化させる場合における変化の割合、第1ヘッド30の温度と第1ステージ32の温度との差、および第1ヘッド30の第3方向(図中Z軸方向)における移動速度等を含んでおり、パラメータ決定部40は、第1荷重の大きさや第1荷重速度等を決定する。また、当該パラメータは、第2荷重の大きさ、第2荷重の大きさを時間の経過とともに変化させる場合における変化の割合(以下、「第2荷重速度」という)、第2ヘッド34の温度、第2ヘッド34の温度を時間の経過とともに変化させる場合における変化の割合、第2ステージ36の温度、第2ステージ36の温度を時間の経過とともに変化させる場合における変化の割合、第2ヘッド34の温度と第2ステージ36の温度との差、および第2ヘッド34の第3方向(図中Z軸方向)における移動速度等を含んでおり、パラメータ決定部40は、第2荷重の大きさや第2荷重速度等を決定する。
仮圧着部24は、第1ヒータ42、および第1制御部44をさらに有する。第1ヒータ42は、第1ヘッド30および第1ステージ32に接続されており、第1ヘッド30および第1ステージ32の温度を調節する。第1制御部44は、パラメータ決定部40、第1ヘッド30、第1ステージ32、および第1ヒータ42に接続されている。第1制御部44は、パラメータ決定部40によって決定されたパラメータに基づいて、第1ヘッド30、第1ステージ32、および第1ヒータ42を制御し、基板200と部品300とを仮圧着する。具体的には、第1制御部44は、パラメータ決定部40によって決定された第1荷重の大きさや第1荷重速度等で基板200と部品300とを仮圧着するように、第1ヘッド30、第1ステージ32、および第1ヒータ42を制御する。
本圧着部28は、第2ヒータ46、および第2制御部48をさらに有する。第2ヒータ46は、第2ヘッド34および第2ステージ36に接続されており、第2ヘッド34および第2ステージ36の温度を調節する。第2制御部48は、パラメータ決定部40、第2ヘッド34、第2ステージ36、および第2ヒータ46に接続されている。第2制御部48は、パラメータ決定部40によって決定されたパラメータに基づいて、第2ヘッド34、第2ステージ36、および第2ヒータ46を制御し、基板200と部品300とを本圧着する。具体的には、第2制御部48は、パラメータ決定部40によって決定された第2荷重の大きさや第2荷重速度等で基板200と部品300とを本圧着するように、第2ヘッド34、第2ステージ36、および第2ヒータ46を制御する。
次に、上記のように構成された部品実装装置10の動作について説明する。
図6は、図1の部品実装システム100の部品実装装置10の動作の一例を示すフローチャートである。図7は、図6のステップS3に含まれる動作の一例を示すフローチャートである。
図6を参照して、ACF400が貼り付けられた基板200と、部品300とが仮圧着部24に供給されると、電極情報取得部37は、第1電極情報を取得する(第1電極情報取得工程)(図6のステップS1)。たとえば、図3の(b)に示すように、基板200を第1ステージ32上に載置し、基板200の一対の第1アライメントマーク204を撮像部26の上方に配置する。そして、撮像部26が、基板200を撮像し、画像処理部38が、撮像部26によって撮像された画像を解析することによって、第1電極情報を取得する。当該第1電極情報には、基板200の一対の第1アライメントマーク204間の距離Aが含まれている。このように、電極情報取得部37は、部品300と圧着される前に基板200を撮像し、部品300と圧着される前の基板200の第1電極情報を取得する。
次に、電極情報取得部37は、第2電極情報を取得する(第2電極情報取得工程)(図6のステップS2)。たとえば、図3の(a)に示すように、基板200を第1ステージ32上から一旦退避させ、部品300の一対の第2アライメントマーク304を撮像部26の上方に配置する。そして、撮像部26が、部品300を撮像し、画像処理部38が、撮像部26によって撮像された画像を解析することによって、第2電極情報を取得する。当該第2電極情報には、部品300の一対の第2アライメントマーク304間の距離Bが含まれている。このように、電極情報取得部37は、基板200と圧着される前に部品300を撮像し、基板200と圧着される前の部品300の第2電極情報を取得する。
次に、取得した第1電極情報と第2電極情報とに基づいて、パラメータを決定する(パラメータ決定工程)(図6のステップS3)。
図7を参照して、まず、パラメータ決定部40は、第1電極情報と第2電極情報とに基づいて、基板200の一対の第1アライメントマーク204間の距離Aと、部品300の一対の第2アライメントマーク304間の距離Bとを比較し、(基板200の一対の第1アライメントマーク204間の距離A)-(部品300の一対の第2アライメントマーク304間の距離B)(以下、Δという)が所定値か否かを判断する(図7のステップS11)。たとえば、所定値は、基板200を構成する材料や、部品300を構成する材料等に基づいて予め設定される。具体的には、基板200を構成する材料の熱膨張係数、および部品300を構成する材料の熱膨張係数等に基づいて予め設定される。たとえば、所定値は、0μmまたは1μm等の所定の値に設定されてもよいし、-1μm以上1μm以下等の所定の範囲の値に設定されてもよい。たとえば、所定値が0μmに設定されている場合、基板200の一対の第1アライメントマーク204間の距離Aと、部品300の一対の第2アライメントマーク304間の距離Bとが等しければ、Δは0μmすなわち所定値となる。一方、基板200の一対の第1アライメントマーク204間の距離Aと、部品300の一対の第2アライメントマーク304間の距離Bとが等しくなければ、Δは0μmとならず所定値とならない。また、たとえば、所定値が-1μm以上1μm以下に設定されている場合、Δが0μmや1μm等であれば、Δは所定値となり、Δが2μm等であれば、Δは所定値とならない。
Δが所定値であれば(図7のステップS11でYes)、パラメータ決定部40は、パラメータを基準値にする(図7のステップS12)。図8は、圧着に関するパラメータを示す表である。図8に示すように、ここでは、当該パラメータは、第1荷重速度、第1荷重の最大値、第1ヘッド30の温度の最大値、第1ステージ32の温度の最大値、第1ヘッド30の温度と第1ステージ32の温度との差、および第1ヘッド30の下降速度を含んでいる。また、当該パラメータは、第2荷重速度、第2荷重の最大値、第2ヘッド34の温度の最大値、第2ステージ36の温度の最大値、第2ヘッド34の温度と第2ステージ36の温度との差、および第2ヘッド34の下降速度を含んでいる。そして、第1荷重速度、第1荷重の最大値、第1ヘッド30の温度の最大値、第1ステージ32の温度の最大値、第1ヘッド30の温度と第1ステージ32の温度との差、第1ヘッド30の下降速度、第2荷重速度、第2荷重の最大値、第2ヘッド34の温度の最大値、第2ステージ36の温度の最大値、第2ヘッド34の温度と第2ステージ36の温度との差、および第2ヘッド34の下降速度のそれぞれについて、基準値が設定されている。Δが所定値であれば(図7のステップS11でYes)、パラメータ決定部40は、パラメータを当該基準値にする。なお、各基準値は、Δが所定値の場合に、基板200と部品300とを適切に圧着できる値等に予め設定されている。
Δが所定値か否かを判断し(図7のステップS11)、Δが所定値でなければ(図7のステップS11でNo)、パラメータ決定部40は、Δが所定値よりも大きいか否かを判断する(図7のステップS13)。たとえば、所定値が0μmに設定されている場合、パラメータ決定部40は、Δが0μmよりも大きければ、Δが所定値よりも大きいと判断し、Δが0μmよりも小さければ、Δが所定値よりも小さいと判断する。また、たとえば、所定値が-1μm以上1μm以下に設定されている場合、パラメータ決定部40は、Δが1μmよりも大きければ、Δが所定値よりも大きいと判断し、Δが-1μmよりも小さければ、Δが所定値よりも小さいと判断する。
Δが所定値よりも大きい場合(図7のステップS13でYes)、パラメータ決定部40は、パラメータを基準値とは異なる値に変更する(図7のステップS14)。たとえば、パラメータ決定部40は、部品300の熱膨張を促進するように、パラメータを基準値とは異なる値に変更する。たとえば、パラメータ決定部40は、第1荷重速度を基準値よりも減少させる。また、パラメータ決定部40は、第1荷重の最大値を基準値よりも減少させる。また、パラメータ決定部40は、第1ヘッド30の温度の最大値を基準値よりも増加させる。また、パラメータ決定部40は、第1ステージ32の温度の最大値を基準値よりも減少させる。また、パラメータ決定部40は、第1ヘッド30の温度と第1ステージ32の温度との差を基準値よりも増加させる。また、パラメータ決定部40は、第1ヘッド30の下降速度を基準値よりも増加させる。また、パラメータ決定部40は、第2荷重速度を基準値よりも減少させる。また、パラメータ決定部40は、第2荷重の最大値を基準値よりも減少させる。また、パラメータ決定部40は、第2ヘッド34の温度の最大値を基準値よりも増加させる。また、パラメータ決定部40は、第2ステージ36の温度の最大値を基準値よりも減少させる。また、パラメータ決定部40は、第2ヘッド34の温度と第2ステージ36の温度との差を基準値よりも増加させる。また、パラメータ決定部40は、第2ヘッド34の下降速度を基準値よりも増加させる。なお、パラメータ決定部40は、上記パラメータのうちのいずれか1つのみを変更してもよいし、いずれか2つ以上を変更してもよいし、全てを変更してもよい。
Δが所定値よりも大きいか否かを判断し(図7のステップS13)、Δが所定値よりも大きくない場合(図7のステップS13でNo)、パラメータ決定部40は、パラメータを基準値とは異なる値に変更する(図7のステップS15)。たとえば、パラメータ決定部40は、部品300の熱膨張を抑制するように、パラメータを基準値とは異なる値に変更する。たとえば、パラメータ決定部40は、第1荷重速度を基準値よりも増加させる。また、パラメータ決定部40は、第1荷重の最大値を基準値よりも増加させる。また、パラメータ決定部40は、第1ヘッド30の温度の最大値を基準値よりも減少させる。また、パラメータ決定部40は、第1ステージ32の温度の最大値を基準値よりも増加させる。また、パラメータ決定部40は、第1ヘッド30の温度と第1ステージ32の温度との差を基準値よりも減少させる。また、パラメータ決定部40は、第1ヘッド30の下降速度を基準値よりも減少させる。また、パラメータ決定部40は、第2荷重速度を基準値よりも増加させる。また、パラメータ決定部40は、第2荷重の最大値を基準値よりも増加させる。また、パラメータ決定部40は、第2ヘッド34の温度の最大値を基準値よりも減少させる。また、パラメータ決定部40は、第2ステージ36の温度の最大値を基準値よりも増加させる。また、パラメータ決定部40は、第2ヘッド34の温度と第2ステージ36の温度との差を基準値よりも減少させる。また、パラメータ決定部40は、第2ヘッド34の下降速度を基準値よりも減少させる。なお、パラメータ決定部40は、上記パラメータのうちのいずれか1つのみを変更してもよいし、いずれか2つ以上を変更してもよいし、全てを変更してもよい。
以上のように、パラメータ決定部40は、Δと所定値とを比較することによって、圧着に関するパラメータを基準値にするか基準値とは異なる値にするか決定する。具体的には、パラメータ決定部40は、Δと所定値とを比較することによって、第1荷重の大きさや第2荷重の大きさ等を決定する。
図6に戻って、パラメータが決定されたら、第1制御部44は、決定されたパラメータに基づいて、第1ヘッド30、第1ステージ32、および第1ヒータ42等を制御し、基板200と部品300とを仮圧着する(仮圧着工程)(図6のステップS4)。
図9は、Δが所定値の場合における仮圧着部の動作の一例を示すグラフであり、(a)は、第1ヘッドの高さと時間との関係を示すグラフであり、(b)は、第1荷重と時間との関係を示すグラフであり、(c)は、第1ヘッドの温度と時間との関係を示すグラフであり、(d)は、第1ステージの温度と時間との関係を示すグラフである。図9を参照して、Δが所定値の場合すなわちパラメータが基準値の場合における仮圧着部の動作の一例について説明する。
まず、第1制御部44は、撮像部26が撮像した画像に基づいて、第1ヘッド30等を制御し、基板200と部品300との位置合わせを行う。具体的には、第1制御部44は、基板200を第1ステージ32上に載置し、複数の基板電極202と複数の部品電極302とを対向させ、基板200の一対の第1アライメントマーク204間の中央と部品300の一対の第2アライメントマーク304間の中央とが第3方向(図中Z軸方向)に略一致するように、基板200と部品300との位置合わせを行う。そして、第1制御部44は、第1荷重の大きさや第1荷重速度等が基準値になるように第1ヘッド30等を制御し、基板200と部品300とを仮圧着する。たとえば、第1制御部44は、時間T1になると第1ヘッド30を所定の速度で下降させる(図9の(a)参照)。そして、時間T2になると、第1ヘッド30に保持された部品300がACF400を介して基板200に接触する(図9の(a)参照)。部品300がACF400を介して基板200に接触すると、第1制御部44は、基板200および部品300にかかる第1荷重が時間の経過とともに大きくなるように、所定の第1荷重速度で、基板200および部品300に荷重をかける(図9の(b)の時間T2から時間T3参照)。そして、時間T3になると、第1荷重が最大値となる。第1荷重が最大値となると、第1制御部44は、時間T4までの間、第1荷重が最大値の状態を維持する。時間T4になると、第1制御部44は、基板200および部品300にかかる第1荷重が時間の経過とともに小さくなるように、所定の第1荷重速度で、基板200および部品300に荷重をかける(図9の(b)の時間T4から時間T5参照)。そして、時間T5になると、第1ヘッド30が部品300から離れる。また、たとえば、第1制御部44は、第1ヘッド30の温度を一定に維持する場合もあれば(図9の(c)の(i)参照)、第1ヘッド30の動作に合わせて変化させる場合もある(図9の(c)の(ii)参照)。また、第1制御部44は、第1ステージ32の温度を一定に維持する場合もあれば(図9の(d)の(iii)参照)、第1ヘッド30の動作に合わせて変化させる場合もある。
図10は、仮圧着部の動作の一例を示すグラフであり、(a)は、第1ヘッドの高さと時間との関係を示すグラフであり、(b)は、Δが所定値の場合における第1荷重と時間との関係を示すグラフであり、(c)は、Δが所定値よりも大きい場合における第1荷重と時間との関係を示すグラフであり、(d)は、Δが所定値よりも小さい場合における第1荷重と時間との関係を示すグラフである。
Δが所定値よりも大きい場合、たとえば、第1制御部44は、第1荷重速度が基準値よりも小さくなるように、第1ヘッド30等を制御する。この場合、たとえば、図10の(c)に示すように、時間T2において部品300が基板200に接触してから第1荷重が最大値になるまでの時間が、Δが所定値の場合(図10の(b)参照)と比べて、長くなる。これによって、たとえば、部品300の熱膨張が促進され、基板200と部品とを精度よく圧着できる。
Δが所定値よりも大きくない場合、たとえば、第1制御部44は、第1荷重速度が基準値よりも大きくなるように、第1ヘッド30等を制御する。この場合、たとえば、図10の(d)に示すように、時間T2において部品300が基板200に接触してから第1荷重が最大値になるまでの時間が、Δが所定値の場合(図10の(b)参照)と比べて、短くなる。これによって、たとえば、部品300の熱膨張が抑制され、基板200と部品とを精度よく圧着できる。
上述したように、仮圧着部24は、パラメータ決定部40によって決定されたパラメータに基づいて、基板200と部品300とを仮圧着する。
図6に戻って、基板200と部品300との仮圧着が終了すると、基板200および部品300は本圧着部28に移送され、第2制御部48は、決定されたパラメータに基づいて、第2ヘッド34、第2ステージ36、および第2ヒータ46等を制御し、基板200と部品300とを本圧着する(本圧着工程)(図6のステップS5)。
図11は、Δが所定値の場合における本圧着部の動作の一例を示すグラフであり、(a)は、第2ヘッドの高さと時間との関係を示すグラフであり、(b)は、第2荷重と時間との関係を示すグラフであり、(c)は、第2ヘッドの温度と時間との関係を示すグラフであり、(d)は、第2ステージの温度と時間との関係を示すグラフである。図11を参照して、Δが所定値の場合すなわちパラメータが基準値の場合における本圧着部の動作の一例について説明する。
まず、第2制御部48は、部品300が仮圧着された基板200を第2ステージ36上に載置する。そして、第2制御部48は、第2荷重の大きさや第2荷重速度等が基準値になるように第2ヘッド34等を制御し、基板200と部品300とを本圧着する。たとえば、第2制御部48は、時間T6になると第2ヘッド34を所定の速度で下降させる(図11の(a)参照)。そして、時間T7なると、第2ヘッド34が基板200に仮圧着された部品300に接触する(図11の(a)参照)。第2ヘッド34が部品300に接触すると、第2制御部48は、基板200および部品300にかかる第2荷重が時間の経過とともに大きくなるように、所定の第2荷重速度で、基板200および部品300に荷重をかける(図11の(b)の時間T7から時間T8参照)。そして、時間T8になると、第2荷重が最大値となる。第2荷重が最大値となると、第2制御部48は、時間T9までの間、第2荷重が最大値の状態を維持する。時間T9になると、第2制御部48は、基板200および部品300にかかる第2荷重が時間の経過とともに小さくなるように、所定の第2荷重速度で、基板200および部品300に第2荷重をかける(図11の(b)の時間T9から時間T10参照)。そして、時間T10になると、第2ヘッド34が部品300から離れる。また、たとえば、第2制御部48は、第2ヘッド34の温度を一定に維持する場合もあれば(図11の(c)の(iv)参照)、第2ヘッド34の動作に合わせて変化させる場合もある(図11の(c)の(v)参照)。また、第2制御部48は、第2ステージ36の温度を一定に維持する場合もあれば(図11の(d)の(vi)参照)、第2ヘッド34の動作に合わせて変化させる場合もある。
図12は、本圧着部の動作の一例を示すグラフであり、(a)は、第2ヘッドの高さと時間との関係を示すグラフであり、(b)は、Δが所定値の場合における第2荷重と時間との関係を示すグラフであり、(c)は、Δが所定値よりも大きい場合における第2荷重と時間との関係を示すグラフであり、(d)は、Δが所定値よりも小さい場合における第2荷重と時間との関係を示すグラフである。
Δが所定値よりも大きい場合、たとえば、第2制御部48は、第2荷重速度が基準値よりも小さくなるように、第2ヘッド34等を制御する。この場合、たとえば、図12の(c)に示すように、時間T7において第2ヘッド34が部品300に接触してから第2荷重が最大値になるまでの時間が、Δが所定値の場合(図12の(b)参照)と比べて、長くなる。これによって、たとえば、部品300の熱膨張が促進され、基板200と部品とを精度よく圧着できる。
Δが所定値よりも大きくない場合、たとえば、第2制御部48は、第2荷重速度が基準値よりも大きくなるように、第2ヘッド34等を制御する。この場合、たとえば、図12の(d)に示すように、時間T7において第2ヘッド34が部品300に接触してから第2荷重が最大値になるまでの時間が、Δが所定値の場合(図12の(b)参照)と比べて、短くなる。これによって、たとえば、部品300の熱膨張が抑制され、基板200と部品とを精度よく圧着できる。
上述したように、本圧着部28は、パラメータ決定部40によって決定されたパラメータに基づいて、基板200と部品300とを本圧着する。このように、基板200と部品300とが本圧着されることによって、部品300が基板200に実装される。
以上説明したように、本実施の形態に係る部品実装装置10は、基板200が有する複数の基板電極202と部品300が有する複数の部品電極302とを圧着することによって、基板200に部品300を実装する部品実装装置であって、相互に圧着される複数の基板電極202と複数の部品電極302とにおいて、複数の基板電極202の配置に関する情報を含む第1電極情報と、複数の部品電極302の配置に関する情報を含む第2電極情報とを取得する電極情報取得部37と、第1電極情報と第2電極情報とに基づいて、相互に圧着される複数の基板電極202と複数の部品電極302との圧着に関するパラメータを決定するパラメータ決定部40と、パラメータに基づいて、相互に圧着される複数の基板電極202と複数の部品電極302とを圧着する圧着部23とを備える。
この構成によれば、相互に圧着される複数の基板電極202と複数の部品電極302とにおいて、複数の基板電極202の配置に関する情報を含む第1電極情報と、複数の部品電極302の配置に関する情報を含む第2電極情報とを取得する。そして、第1電極情報と第2電極情報とに基づいて、圧着に関するパラメータが決定され、当該パラメータに基づいて当該相互に圧着される複数の基板電極202と複数の部品電極302とを圧着する。このように、相互に圧着される複数の基板電極202および複数の部品電極302ごとにパラメータを決定することによって、複数の基板電極202と複数の部品電極302との圧着の精度を向上できる。
また、本実施の形態に係る部品実装装置10において、電極情報取得部37は、基板200を撮像する撮像部26を有し、撮像部26によって撮像された画像に基づいて第1電極情報を取得する。
この構成によれば、撮像部26が撮像した画像に基づいて、第1電極情報を取得し、相互に圧着される複数の基板電極202と複数の部品電極302との圧着に関するパラメータを決定できる。
また、本実施の形態に係る部品実装装置10において、電極情報取得部37は、部品300を撮像する撮像部26を有し、撮像部26によって撮像された画像に基づいて第2電極情報を取得する。
この構成によれば、撮像部26が撮像した画像に基づいて、第2電極情報を取得し、相互に圧着される複数の基板電極202と複数の部品電極302との圧着に関するパラメータを決定できる。
また、本実施の形態に係る部品実装装置10において、圧着部23は、相互に圧着される複数の基板電極202と複数の部品電極302とをACF400を介して仮圧着する仮圧着部24と、仮圧着された複数の基板電極202と複数の部品電極302とを本圧着する本圧着部28とを有する。
この構成によれば、圧着部23は、仮圧着部24と本圧着部28とを有しており、パラメータ決定部40は、仮圧着部24におけるパラメータと、本圧着部28におけるパラメータとを決定する。このように、より多くのパラメータを決定できるようにすることによって、たとえば、基板200の熱膨張および部品300の熱膨張を制御しやすくなり、基板200と部品300とを精度よく圧着できる。
また、本実施の形態に係る部品実装装置10において、撮像部26は、仮圧着部24に設けられ、仮圧着部24は、撮像部26によって撮像された画像に基づいて相互に圧着される複数の基板電極202と複数の部品電極302との位置合わせを行った後、パラメータに基づいて相互に圧着される複数の基板電極202と複数の部品電極302とを仮圧着する。
この構成によれば、仮圧着部24は、撮像部26が撮像した画像に基づいて基板200と部品300との位置合わせをできるので、当該位置合わせのために別途撮像部等を設ける必要がなく、コストを削減できる。
また、本実施の形態に係る部品実装装置10において、仮圧着部24は、基板200が載置される第1ステージ32と、第1ステージ32に載置された基板200に向かって移動しかつ基板200に向かって部品300を押圧する第1ヘッド30とを有し、パラメータは、第1ヘッド30が基板200および部品300に与える第1荷重の大きさ、第1荷重の大きさを時間の経過とともに変化させる場合における変化の割合、第1ヘッド30の温度、第1ステージ32の温度、第1ヘッド30の温度と第1ステージ32の温度との差、および第1ヘッド30の移動速度の少なくとも1つを含む。
この構成によれば、第1荷重の大きさ等を適切に決定することによって、基板200の熱膨張を促進または抑制できるとともに、部品300の熱膨張を促進または抑制できるので、基板電極202と部品電極302との圧着の精度をさらに向上できる。
また、本実施の形態に係る部品実装装置10において、本圧着部28は、基板200が載置される第2ステージ36と、第2ステージ36に載置された基板200に向かって移動しかつ基板200に向かって部品300を押圧する第2ヘッド34とを有し、パラメータは、第2ヘッド34が基板200および部品300に与える第2荷重の大きさ、第2荷重の大きさを時間の経過とともに変化させる場合における変化の割合、第2ヘッド34の温度、第2ステージ36の温度、第2ヘッド34の温度と第2ステージ36の温度との差、および第2ヘッド34の移動速度の少なくとも1つを含む。
この構成によれば、第2荷重の大きさ等を適切に決定することによって、基板200の熱膨張を促進または抑制できるとともに、部品300の熱膨張を促進または抑制できるので、基板電極202と部品電極302との圧着の精度をさらに向上できる。
また、本実施の形態に係る部品実装装置10において、複数の基板電極202は並んで設けられ、基板200は、複数の基板電極202が並ぶ方向において、複数の基板電極202を挟む一対の第1アライメントマーク204をさらに有し、複数の部品電極302は並んで設けられ、部品300は、複数の部品電極302が並ぶ方向において、複数の部品電極302を挟む一対の第2アライメントマーク304をさらに有し、第1電極情報は、一対の第1アライメントマーク204間の距離Aを含み、第2電極情報は、一対の第2アライメントマーク304間の距離Bを含み、パラメータ決定部40は、一対の第1アライメントマーク204間の距離Aと一対の第2アライメントマーク304間の距離Bとに基づいて、パラメータを決定する。
この構成によれば、たとえば、複数の基板電極202と複数の部品電極302との位置合わせにも用いることができる一対の第1アライメントマーク204および一対の第2アライメントマーク304を用いて、圧着に関するパラメータを決定できるので、当該パラメータを決定するために別途部材等を設ける必要がなく、コストを削減できる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。たとえば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本発明の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本発明の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本発明に含まれる。
上述した実施の形態では、基板200として、スマートフォン等に用いられる基板を例示したが、これに限定されない。たとえば、基板は、テレビ等に用いられる基板であってもよい。
上述した実施の形態では、部品300として、配線フィルムに電子部品が搭載された回路フィルムを例示したが、これに限定されない。たとえば、部品は、電子部品が搭載されていない配線フィルム等であってもよい。
上述した実施の形態では、1つの基板200に1つの部品300が実装される場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、1つの基板に複数の部品が実装されてもよい。
上述した実施の形態では、圧着部23が、仮圧着部24と、本圧着部28とを有する場合について説明したが、これに限定されない。圧着部は、仮圧着部のみを有していてもよく、本圧着部のみを有していてもよい。
上述した実施の形態では、撮像部26が、仮圧着部24に設けられる場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、撮像部26は、ローダ12、洗浄機14、ACF貼付部20、供給部22、または本圧着部28等に設けられてもよい。
上述した実施の形態では、撮像部26が、基板200および部品300を撮像する場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、第1撮像部が基板200を撮像し、第1撮像部とは異なる第2撮像部が基板200を撮像してもよい。
上述した実施の形態では、撮像部26が、下方から基板200および部品300を撮像する場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、撮像部26が、下方から部品300を撮像し、撮像部26とは異なる撮像部が、上方から基板200を撮像してもよい。
上述した実施の形態では、画像処理部38が、ラインコントローラ18に設けられる場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、画像処理部38は、ローダ12、洗浄機14、アンローダ16、ACF貼付部20、供給部22、仮圧着部24、または本圧着部28等に設けられてもよい。
上述した実施の形態では、パラメータ決定部40が、ラインコントローラ18に設けられる場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、パラメータ決定部40は、ローダ12、洗浄機14、アンローダ16、ACF貼付部20、供給部22、仮圧着部24、または本圧着部28等に設けられてもよい。
上述した実施の形態では、電極情報取得部37が、撮像部26によって撮像された画像を解析することによって、基板200の一対の第1アライメントマーク204間の距離A、および部品300の一対の第2アライメントマーク304間の距離Bを取得する場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、電極情報取得部は、基板200の一対の第1アライメントマーク204間の距離Aおよび部品300の一対の第2アライメントマーク304間の距離Bの一方を、撮像部26によって撮像された画像を解析することによって取得し、他方を、設計図面等から取得してもよい。
上述した実施の形態では、第1制御部44が、仮圧着部24に設けられる場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、第1制御部44は、ローダ12、洗浄機14、アンローダ16、ラインコントローラ18、ACF貼付部20、供給部22、または本圧着部28等に設けられてもよい。
上述した実施の形態では、第2制御部48が、本圧着部28に設けられる場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、第2制御部48は、ローダ12、洗浄機14、アンローダ16、ラインコントローラ18、ACF貼付部20、供給部22、または仮圧着部24等に設けられてもよい。
上述した実施の形態では、第1電極情報を取得(ステップS1)した後、第2電極情報を取得(ステップS2)する場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、第2電極情報を取得した後、第1電極情報を取得してもよい。
本発明は、有機ELディスプレイ、および液晶ディスプレイ等に用いられるフラットパネルにドライバIC等を取り付ける場合に利用可能である。
10 部品実装装置
12 ローダ
14 洗浄機
16 アンローダ
18 ラインコントローラ
20 ACF貼付部
22 供給部
23 圧着部
24 仮圧着部
26 撮像部
28 本圧着部
30 第1ヘッド
32 第1ステージ
34 第2ヘッド
36 第2ステージ
37 電極情報取得部
38 画像処理部
40 パラメータ決定部
42 第1ヒータ
44 第1制御部
46 第2ヒータ
48 第2制御部
100 部品実装システム
200 基板
202 基板電極
204 第1アライメントマーク
300 部品
302 部品電極
304 第2アライメントマーク
400 ACF

Claims (11)

  1. 基板が有する複数の基板電極と部品が有する複数の部品電極とを圧着することによって、前記基板に前記部品を実装する部品実装装置であって、
    相互に圧着される前記複数の基板電極と前記複数の部品電極とにおいて、前記複数の基板電極の配置に関する情報を含む第1電極情報と、前記複数の部品電極の配置に関する情報を含む第2電極情報とを取得する電極情報取得部と、
    前記第1電極情報と前記第2電極情報とに基づいて、前記相互に圧着される前記複数の基板電極と前記複数の部品電極との圧着に関するパラメータを決定するパラメータ決定部と、
    前記パラメータに基づいて、前記相互に圧着される前記複数の基板電極と前記複数の部品電極とを圧着する圧着部とを備え
    前記圧着部は、前記相互に圧着される前記複数の基板電極と前記複数の部品電極とを異方性導電部材を介して仮圧着する仮圧着部と、仮圧着された前記複数の基板電極と前記複数の部品電極とを本圧着する本圧着部とを有し、
    前記仮圧着部には撮像部が設けられ、
    前記パラメータ決定部は、前記撮像部によって撮像された画像に基づいて前記電極情報取得部が取得する前記第1電極情報と前記第2電極情報に基づき、前記仮圧着部における前記パラメータである第1パラメータと、前記本圧着部における前記パラメータである第2パラメータとを決定し、
    前記仮圧着部は、前記第1パラメータに基づいて、前記相互に圧着される前記複数の基板電極と前記複数の部品電極とを仮圧着し、
    前記本圧着部は、前記第2パラメータに基づいて、前記相互に圧着される前記複数の基板電極と前記複数の部品電極とを本圧着する、
    部品実装装置。
  2. 前記仮圧着部は、前記基板が載置される第1ステージと、前記第1ステージに載置された前記基板に向かって移動しかつ前記基板に向かって前記部品を押圧する第1ヘッドとを有し、
    前記第1パラメータは、前記第1ヘッドが前記基板および前記部品に与える第1荷重の大きさ、前記第1荷重の大きさを時間の経過とともに変化させる場合における変化の割合である第1荷重速度、前記第1ヘッドの温度、前記第1ステージの温度、前記第1ヘッドの温度と前記第1ステージの温度との差である第1温度差、および前記第1ヘッドの移動速度の少なくとも1つを含み、
    前記本圧着部は、前記基板が載置される第2ステージと、前記第2ステージに載置された前記基板に向かって移動しかつ前記基板に向かって前記部品を押圧する第2ヘッドとを有し、
    前記第2パラメータは、前記第2ヘッドが前記基板および前記部品に与える第2荷重の大きさ、前記第2荷重の大きさを時間の経過とともに変化させる場合における変化の割合である第2荷重速度、前記第2ヘッドの温度、前記第2ステージの温度、前記第2ヘッドの温度と前記第2ステージの温度との差である第2温度差、および前記第2ヘッドの移動速度の少なくとも1つを含む、
    請求項に記載の部品実装装置。
  3. 前記複数の基板電極は並んで設けられ、
    前記基板は、前記複数の基板電極が並ぶ方向において、前記複数の基板電極を挟む一対の第1アライメントマークをさらに有し、
    前記複数の部品電極は並んで設けられ、
    前記部品は、前記複数の部品電極が並ぶ方向において、前記複数の部品電極を挟む一対の第2アライメントマークをさらに有し、
    前記第1電極情報は、前記一対の第1アライメントマーク間の距離を含み、
    前記第2電極情報は、前記一対の第2アライメントマーク間の距離を含み、
    前記パラメータ決定部は、前記一対の第1アライメントマーク間の距離と前記一対の第2アライメントマーク間の距離とに基づいて、前記パラメータを決定する、
    請求項に記載の部品実装装置。
  4. 前記パラメータ決定部は、
    前記一対の第1アライメントマーク間の距離と前記一対の第2アライメントマーク間の距離との差分が所定値よりも小さい場合に、前記第1荷重速度を基準値よりも増加させ、
    前記差分が前記所定値よりも大きい場合に、前記第1荷重速度を前記基準値よりも減少させるように、前記第1荷重速度を前記第1パラメータとして設定する、
    請求項3に記載の部品実装装置。
  5. 前記パラメータ決定部は、
    前記一対の第1アライメントマーク間の距離と前記一対の第2アライメントマーク間の距離との差分が所定値よりも小さい場合に、前記第2荷重速度を基準値よりも増加させ、
    前記差分が前記所定値よりも大きい場合に、前記第2荷重速度を前記基準値よりも減少させるように、前記第2荷重速度を前記第2パラメータとして設定する、
    請求項3に記載の部品実装装置。
  6. 前記パラメータ決定部は、
    前記一対の第1アライメントマーク間の距離と前記一対の第2アライメントマーク間の距離との差分が所定値よりも小さい場合に、前記第1ヘッドの温度を基準値よりも減少させ、
    前記差分が前記所定値よりも大きい場合に、前記第1ヘッドの温度を前記基準値よりも増加させるように、前記第1ヘッドの温度を前記第1パラメータとして設定する、
    請求項3に記載の部品実装装置。
  7. 前記パラメータ決定部は、
    前記一対の第1アライメントマーク間の距離と前記一対の第2アライメントマーク間の距離との差分が所定値よりも小さい場合に、前記第2ヘッドの温度を基準値よりも減少させ、
    前記差分が前記所定値よりも大きい場合に、前記第2ヘッドの温度を前記基準値よりも増加させるように、前記第2ヘッドの温度を前記第2パラメータとして設定する、
    請求項3に記載の部品実装装置。
  8. 前記パラメータ決定部は、
    前記一対の第1アライメントマーク間の距離と前記一対の第2アライメントマーク間の距離との差分が所定値よりも小さい場合に、前記第1温度差を基準値よりも減少させ、
    前記差分が前記所定値よりも大きい場合に、前記第1温度差を前記基準値よりも増加させるように、前記第1温度差を前記第1パラメータとして設定する、
    請求項3に記載の部品実装装置。
  9. 前記パラメータ決定部は、
    前記一対の第1アライメントマーク間の距離と前記一対の第2アライメントマーク間の距離との差分が所定値よりも小さい場合に、前記第2温度差を基準値よりも減少させ、
    前記差分が前記所定値よりも大きい場合に、前記第2温度差を前記基準値よりも増加させるように、前記第2温度差を前記第2パラメータとして設定する、
    請求項3に記載の部品実装装置。
  10. 前記仮圧着部は、前記撮像部によって撮像された画像に基づいて前記相互に圧着される前記複数の基板電極と前記複数の部品電極との位置合わせを行った後、前記第1パラメータに基づいて前記相互に圧着される前記複数の基板電極と前記複数の部品電極とを仮圧着する、
    請求項1~9のいずれか1項に記載の部品実装装置。
  11. 基板が有する複数の基板電極と部品が有する複数の部品電極とを圧着することによって、前記基板に前記部品を実装する部品実装方法であって、
    相互に圧着される前記複数の基板電極と前記複数の部品電極とにおいて、前記複数の基板電極の配置に関する情報を含む第1電極情報と、前記複数の部品電極の配置に関する情報を含む第2電極情報とを取得する電極情報取得工程と、
    前記第1電極情報と前記第2電極情報とに基づいて、前記相互に圧着される前記複数の基板電極と前記複数の部品電極との圧着に関するパラメータを決定するパラメータ決定工程と、
    前記パラメータに基づいて、前記相互に圧着される前記複数の基板電極と前記複数の部品電極とを圧着する圧着工程とを備え
    前記圧着工程は、前記相互に圧着される前記複数の基板電極と前記複数の部品電極とを異方性導電部材を介して仮圧着する仮圧着工程と、仮圧着された前記複数の基板電極と前記複数の部品電極とを本圧着する本圧着工程とを有し、
    前記仮圧着工程が行われる仮圧着部に撮像部が設けられており、
    前記パラメータ決定工程では、前記撮像部によって撮像された画像に基づいて前記電極情報取得工程において取得される前記第1電極情報と前記第2電極情報に基づき、前記仮圧着における前記パラメータである第1パラメータと、前記本圧着における前記パラメータである第2パラメータとを決定し、
    前記仮圧着工程では、前記第1パラメータに基づいて、前記相互に圧着される前記複数の基板電極と前記複数の部品電極とを仮圧着し、
    前記本圧着工程では、前記第2パラメータに基づいて、前記相互に圧着される前記複数の基板電極と前記複数の部品電極とを本圧着する、
    部品実装方法。
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