JP2012061534A - 切屑案内具付き工具および旋盤 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ワークの切屑を延ばした状態で工具のワーク接触点から離れた位置へ効率良く案内することができ、強制排出用流体の消費量を抑えられる切屑案内具付き工具を提供する。
【解決手段】 切屑案内具付き工具1は、ワークWと接触する刃部2bを有する切削工具2と、入口5が刃部2bの近傍に位置し出口7が刃部2bから離れて位置する孔状の切屑誘導路5を有する切屑案内具3と、切屑誘導路5の途中部から出口7側に向かって流体を供給する強制排出用流体供給手段20とを備える。強制排出用流体供給手段20は、切屑誘導路5の内壁面に、この切屑誘導路5の出口7側に傾いて開口する流体供給口15を有する。この流体供給口15は、切屑誘導路5の内壁面の周方向全域に開口する形状、または周方向に分散する複数箇所で開口する形状とする。
【選択図】 図2
【解決手段】 切屑案内具付き工具1は、ワークWと接触する刃部2bを有する切削工具2と、入口5が刃部2bの近傍に位置し出口7が刃部2bから離れて位置する孔状の切屑誘導路5を有する切屑案内具3と、切屑誘導路5の途中部から出口7側に向かって流体を供給する強制排出用流体供給手段20とを備える。強制排出用流体供給手段20は、切屑誘導路5の内壁面に、この切屑誘導路5の出口7側に傾いて開口する流体供給口15を有する。この流体供給口15は、切屑誘導路5の内壁面の周方向全域に開口する形状、または周方向に分散する複数箇所で開口する形状とする。
【選択図】 図2
Description
この発明は、切削加工に用いられる切屑案内具付き工具、特に切込み量の少ない切削加工や、延性の高い材料の切削加工に適した切屑案内具付き工具、および旋盤に関する。
旋盤の切削加工により生じる切屑は、螺旋状にカールしているため、工具やワークに絡み付きやすく、そのことが旋盤の自動化を阻害する大きな要因となっている。延性の低い材料からなるワークの切屑については、従来、チップブレーカを用いて切屑を分断処理することで、上記工具やワークへの絡付き防止に対して一定の成果が得られていた。しかし、チップブレーカは、切屑のカールをより一層強めることで、切屑を破壊、分断させるものであるため、例えば切込み量が少ない場合、切屑の可撓性が高く簡単にカールしてしまうことから、チップブレーカで分断するのが難しい。また、延性の高い材料からなるワークの切屑も、同様の理由から分断するのが難しい。そのため、切込み量の少ない切削加工や、延性の高い材料の切削加工に適した工具が求められている。
そこで本出願人は、工具のワーク接触部近傍に入口が位置し、工具やワークから離れて出口が位置する切屑の誘導路が形成された切屑案内具を備え、前記誘導路に入口から取り込んだ切屑を強制排出用流体により出口側へ強制的に排出させる切屑案内具付き工具を提案した(特許文献1)。この切屑案内具付き工具を用いると、切屑が延ばされ、誘導路を通って工具やワークから離れた位置へ排出されるため、切屑が工具やワークに絡み付くことなく良好に切削加工できる。
特許文献1の切屑案内具付き工具は、誘導路の内壁面における周方向の1箇所から強制排出用流体を誘導路内に送り込むようになっていたので、誘導路内での強制排出用流体の流れが安定せず、乱流が生じた。そのため、切屑を誘導路の出口側へ搬送する効率が低下し、多量に発生する切屑を確実に排出させるためには強制排出用流体の消費量が非常に大きくなっていた。また、強制排出用流体の流れが乱流であると、切屑を真っ直ぐに延ばす効果が低く、カールの残った切屑が誘導路の内壁に引っ掛かり易い。
この発明の目的は、ワークの切屑を延ばした状態で工具のワーク接触点から離れた位置へ効率良く案内することができ、強制排出用流体の消費量を抑えられる切屑案内具付き工具を提供することである。
この発明の他の目的は、切屑の案内の効率をより一層高めることである。
この発明のさらに他の目的は、切屑が工具やワークに絡み付くのを防止できる旋盤を提供することである。
この発明の他の目的は、切屑の案内の効率をより一層高めることである。
この発明のさらに他の目的は、切屑が工具やワークに絡み付くのを防止できる旋盤を提供することである。
この発明の切屑案内具付き工具は、ワークと接触する刃部を有する切削工具と、入口が前記刃部の近傍に位置し出口が前記刃部から離れて位置する孔状の切屑誘導路を有する切屑案内具と、前記切屑誘導路の途中部から出口側に向かって流体を供給する強制排出用流体供給手段とを備え、前記強制排出用流体供給手段は、前記切屑誘導路の内壁面に、この切屑誘導路の出口側に傾いて開口する流体供給口を有し、この流体供給口を、切屑誘導路の内壁面の周方向全域に開口する形状、または周方向に分散する複数箇所で開口する形状とした。
この構成によると、強制排出用流体供給手段により、切屑誘導路の途中部に開口する流体供給口から、切屑誘導路内に流体が供給される。流体供給口は切屑誘導路の出口側に傾いているため、供給された流体は切屑誘導路の出口側に流れる。この流体の流れにより、切屑誘導路の入口側に負圧が生じ、切削工具の刃部で発生した切屑が、刃部の近傍に位置する入口から切屑誘導路内に吸い込まれる。吸い込まれた切屑は、延ばされながら流体と共に出口側へ案内されて、出口から排出される。
流体供給口は、切屑誘導路の内壁面の周方向全域に開口する形状、または周方向に分散する複数箇所で開口する形状であるため、流体は切屑誘導路の内壁面に沿って流れ、その流速は周方向の各部で同程度となる。つまり、流体の流れは、切屑誘導路の内壁面に沿った整流となる。それにより、切屑誘導路の入口での大きな吸い込み力と、切屑誘導路内での大きな搬送力が得られる。その結果、少ない流体供給量でも、切屑を確実に安定して出口側へ案内することができる。切屑が切屑誘導路の内壁面に当たることが少なく、切屑の引っ掛かりも起き難くい。また、流体の流れが切屑誘導路の内壁面に沿った整流であると、切屑を延ばす作用が大きい。
この発明において、前記強制排出用流体供給手段は、前記切屑誘導路の周囲に、流体を一時的に滞留させる流体溜まりを前記流体供給口と連通して設け、前記流体溜まりに流体を供給するのが良い。
流体溜まりを設けると、流体供給口から切屑誘導路内に供給される流体の圧力および流量が安定する。それにより、切屑誘導路内での流体の流れも安定し、切屑の案内の効率をより一層高めることである。
流体溜まりを設けると、流体供給口から切屑誘導路内に供給される流体の圧力および流量が安定する。それにより、切屑誘導路内での流体の流れも安定し、切屑の案内の効率をより一層高めることである。
この発明の旋盤は、ワークを回転自在に支持する主軸と、この主軸に支持されて回転するワークに対し相対的に移動してワークを切削加工する工具とを備え、この工具として、請求項1または請求項2記載の切屑案内具付き工具を搭載した。
切屑案内具付き工具は先に説明した作用・効果を有するため、この切屑案内具付き工具を搭載した旋盤は、切込み量の少ない切削加工で生じる切屑や、延性の高い材料からなるワークの切屑を、延ばした状態で工具のワーク接触点から離れた位置へ効率良く案内することができ、切屑が工具やワークに絡み付くのを防止できる。
切屑案内具付き工具は先に説明した作用・効果を有するため、この切屑案内具付き工具を搭載した旋盤は、切込み量の少ない切削加工で生じる切屑や、延性の高い材料からなるワークの切屑を、延ばした状態で工具のワーク接触点から離れた位置へ効率良く案内することができ、切屑が工具やワークに絡み付くのを防止できる。
この発明の切屑案内具付き工具は、ワークと接触する刃部を有する切削工具と、入口が前記刃部の近傍に位置し出口が前記刃部から離れて位置する孔状の切屑誘導路を有する切屑案内具と、前記切屑誘導路の途中部から出口側に向かって流体を供給する強制排出用流体供給手段とを備え、前記強制排出用流体供給手段は、前記切屑誘導路の内壁面に、この切屑誘導路の出口側に傾いて開口する流体供給口を有し、この流体供給口を、切屑誘導路の内壁面の周方向全域に開口する形状、または周方向に分散する複数箇所で開口する形状としたため、ワークの切屑を延ばした状態で工具のワーク接触点から離れた位置へ効率良く案内することができ、強制排出用流体の消費量を抑えられる。
前記強制排出用流体供給手段は、前記切屑誘導路の周囲に、流体を一時的に滞留させる流体溜まりを前記流体供給口と連通して設け、前記流体溜まりに流体を供給する場合は、切屑の案内の効率をより一層高められる。
この発明の旋盤は、ワークを回転自在に支持する主軸と、この主軸に支持されて回転するワークに対し相対的に移動してワークを切削加工する工具とを備え、この工具として、請求項1または請求項2記載の切屑案内具付き工具を搭載したため、切屑が工具やワークに絡み付くのを防止できる。
この発明の第1の実施形態を図1〜図4と共に説明する。図1および図2に示すように、この切屑案内具付き工具1は、回転するワークWに接触して旋削加工を行う切削工具2と、この切削工具2による旋削加工で生じる切屑C(図2)を切削工具2のワーク接触部から離れた位置へ案内する切屑案内具3と、この切屑案内具3の後記切屑誘導路5内の切屑Cを出口側へ強制排出するための流体を供給する強制排出用流体供給手段20とを備える。図例の切削工具2は、シャンク2aと、このシャンク2aの先端に取付けられた刃部2bとからなるバイトである。
切屑案内具3は、切削工具2のシャンク2aにおける刃部2bが取付けられた面(図1、図2では上面)に固定されるブロック状の案内具本体4を有し、この案内具本体4に切屑誘導路5の本体内誘導路部5aが形成されている。切屑誘導路5は断面円形の孔状であって、入口6が切削工具2の刃部2bの近傍に位置し、出口7が刃部2bから離れて位置する。切屑誘導路5は、前記本体内誘導路部5aと、この本体内誘導路部5aの入口6と反対側端、すなわち工具根元側端に接続され案内具本体4から突出するパイプ8の内径孔からなる本体外誘導路部5bとで構成される。
案内具本体4は、切屑誘導路5の入口6側から工具根元側に向かって並ぶ4つの案内具本体構成部材11,12,13,14で構成される。図2に示すように、第1の案内具本体構成部材11には、切屑誘導路5の入口6から工具根元側へ斜め上向きに延びる本体内誘導路部5aの傾斜部5aaが形成されている。第2および第4の案内具本体構成部材12,14は、互いに対向する側へ延びる筒状部12a,14aをそれぞれ有し、これら筒状部12a,14aの内部を通って切削工具2と平行に両側に貫通する本体内誘導路部5aの上流側平行部5abおよび下流側平行部5acがそれぞれ形成されている。前記パイプ8は、その基端を第4の案内具本体構成部材14に挿入して、案内具本体4に固定されている。なお、図1では、筒状部12a,14aの肉厚を無視して、本体内誘導路部5aを表示している。
図2の部分拡大図である図3に図示されているように、第2の案内具本体構成部材12の筒状部12aの先端部12aaは外径が先細りの形状とされ、かつ第4の案内具本体構成部材14の筒状部14aの先端部14aaは内径が先広がりの形状とされており、これら筒状部12a,14aの先端部12aa,14aa同士が互いに隙間を持って対向している。この隙間は、上流側平行部5abと下流側平行部5acとの境界部の内壁面の全周にわたって設けられ、切屑誘導路5の出口7側に傾いて開口する流体供給口15とされる。なお、第2の案内具本体構成部材12の筒状部12aの方が第4の案内具本体構成部材14の筒状部14aよりも内径が小さく、上流側平行部5abと下流側平行部5acとの境界部に、第2の案内具本体構成部材12の先端部12aaの先端面からなる出口7側を向く段面12abが形成されている。
図2に示すように、第3の案内具本体構成部材13は、両側に内向きに突出するつば状部13a,13bを有し、これらつば状部13a,13bが、第2の案内具本体構成部材12の筒状部12aおよび第4の案内具本体構成部材14の筒状部14aの外周にそれぞれ嵌合している。各つば状部13a,13b間の部分13cと筒状部12a,14aとの間の切屑誘導路5の周囲には、流体を一時的に滞留させる流体溜まり16が形成されている。この流体溜まり16は、前記流体供給口15を介して、切屑誘導路5の本体内誘導路部5aと連通している。第3の案内具本体構成部材13には、流体溜まり16と案内具本体4の外部とを連通する連通孔17が設けられ、この連通孔17の外部側開口17aが、流体供給管18を介して強制排出用流体供給源19と連通されている。強制排出用流体供給源19は、例えばエア等の強制排出用の流体を供給する。流体溜まり16、連通孔17、流体供給管18、および強制排出用流体供給源19で、強制排出用流体供給手段20を構成する。
この切屑案内具付き工具1は、例えば図5に示すように旋盤に搭載して使用される。図示の旋盤30は、ベッド31上に、正面視で左右方向に延びる主軸32が主軸台33を介して回転自在に設置され、この主軸32の軸心O1の延長線上に芯押し台(図示せず)が設けられている。ワークWは、一端が主軸32の先端に設けられたチャック(図示せず)により把持され、他端が芯押し台により支持される。主軸32は、サーボモータ等からなる主軸モータ36により、伝動機構37を介して回転駆動される。
主軸2によるワークWの支持位置の上下に、それぞれ送り台41および昇降台42を介して、タレット型の刃物台43が移動可能に設置されている。送り台41は、ベッド31に設けられた水平な案内31aに進退自在に設置され、昇降台42は、送り台41に設けられた垂直な案内41aに昇降自在に設置されている。送り台41および昇降台42は、それぞれサーボモータおよび送りねじ機構からなる駆動装置(図示せず)により、水平進退駆動および昇降駆動がなされる。送り台41の進退により、刃物台43のワークWに対する軸方向の送りがなされる。また、昇降台42の昇降により、刃物台43に設けた切屑案内具付き工具1のワークWに対する切込み量の調整がなされる。
刃物台43は、多角形をした外周部に複数の工具装着部43aを有するタレット刃物台であり、主軸32の軸心O1と平行な旋回軸O2回りに旋回自在である。工具装着部43aは、刃物台43の一部であってもよく、あるいは刃物台43とは別に設けられた工具ホルダであっても良い。各工具装着部43aには、それぞれ切屑案内具付き工具1が装着される。図示しない割出駆動機構により、旋回軸O2回りに刃物台43を旋回させることで、各工具装着部43aに装着された複数の切屑案内具付き工具1のうちの任意の切屑案内具付き工具1が定められた加工位置に割り出される。図例の場合、上の刃物台43については、旋回軸O2の直下位置が加工位置となり、下の刃物台43については、旋回軸O2の直上位置が加工位置となる。
この旋盤30は、全体が機体カバー45に覆われており、この機体カバー45内における主軸台33および刃物台43を設置した空間が加工領域Qとなる。この加工領域Qの底面は全体が、傾斜面のホッパー状部46に形成され、このホッパー状部46の底面の開口(図示せず)部分の下に一端47aが位置するチップコンベア47が、ベッド31の下面の前後に貫通した空間を介して旋盤の後方へ延びている。加工領域Qの前面は、機体カバー45に設けられた開閉扉48で開閉可能であり、この開閉扉48に、主軸32に対するワークWの搬入搬出の補助を行う搬入搬出補助機構49が設けられている。
この旋盤30は、主軸32に回転自在に支持されたワークWに対し、刃物台43に支持された切屑案内具付き工具1の切削工具2により切削加工を行う。この切削加工時、強制排出用流体供給手段20の強制排出用流体供給源19を駆動状態にしておく。それにより、強制排出用流体供給源19からの流体が、流体供給管18および連通孔17を通って一旦流体溜まり16に供給された後、流体溜まり16から流体供給口15を介して切屑誘導路5内に供給される。流体溜まり16が設けられているため、流体供給口15から切屑誘導路5内に供給される流体の圧力および流量が安定する。
流体供給口15は切屑誘導路5の出口7側に傾いているため、供給された流体は切屑誘導路5の出口7側に流れる。また、流体供給口15が設けられている上流側平行部5abと下流側平行部5acとの境界部に出口7側を向く段面12abが形成されているため、流体供給口15から切屑誘導路5内に供給された流体が入口6側へ流れ難い構造である。上記流体の流れにより、切屑誘導路5の入口6側に負圧が生じ、切削により発生する切屑Cが、刃部2bの近傍に位置する入口6から切屑誘導路5内に吸い込まれる。吸い込まれた切屑Cは、延ばされながら流体と共に搬送されて、出口7から排出される。これにより、切屑Cが切削工具2やワークWに絡み付くことが防止される。
流体供給口15は切屑誘導路5の内壁の全周にわたって設けられているため、流体は切屑誘導路5の内壁面に沿って流れ、その流速は周方向の各部で同程度となる。つまり、流体の流れは、切屑誘導路5の内壁面に沿った整流となる。それにより、切屑誘導路5の入口6での大きな吸い込み力と、切屑誘導路5内での大きな搬送力が得られる。その結果、少ない流体供給量でも、切屑Cを確実に安定して出口7側へ案内することができる。切屑Cが切屑誘導路5の内壁面に当たることが少なく、切屑Cの引っ掛かりも起き難くい。また、流体の流れが切屑誘導路5の内壁面に沿った整流であると、切屑Cを延ばす作用が大きく、排出された後の切屑Cの処理が容易である。
図6および図7は、この発明の異なる実施形態を示す。この切屑案内具付き工具1が、前記実施形態と異なる点は、流体供給口15が、切屑誘導路5の内壁面における周方向の複数箇所に分散して開口していることである。図示例の場合、第4の案内具本体構成部材14には筒状部が無く、第2の案内具本体構成部材12の筒状部12aが、第4の案内具本体構成部材14と接する位置まで延びており、この筒状部12aに流体供給口15が形成されている。他は、前記実施形態と同じ構成である。
この構成であっても、流体供給口15から切屑誘導路5内に供給される流体は、切屑誘導路5の内壁面に沿って流れ、その流速が周方向の各部でほぼ同程度になる。そのため、前記実施形態と同様に、切屑誘導路5の入口6での大きな吸い込み力と、切屑誘導路5内での大きな搬送力が得られ、切屑Cを確実に安定して出口7側へ案内することができる。また、切屑Cを延ばす作用が大きい。
1…切屑案内具付き工具
2…切削工具
2b…刃部
3…切屑案内具
5…切屑誘導路
6…入口
7…出口
15…流体供給口
16…流体溜まり
20…強制排出用流体供給手段
30…旋盤
32…主軸
C…切屑
W…ワーク
2…切削工具
2b…刃部
3…切屑案内具
5…切屑誘導路
6…入口
7…出口
15…流体供給口
16…流体溜まり
20…強制排出用流体供給手段
30…旋盤
32…主軸
C…切屑
W…ワーク
Claims (3)
- ワークと接触する刃部を有する切削工具と、入口が前記刃部の近傍に位置し出口が前記刃部から離れて位置する孔状の切屑誘導路を有する切屑案内具と、前記切屑誘導路の途中部から出口側に向かって流体を供給する強制排出用流体供給手段とを備え、
前記強制排出用流体供給手段は、前記切屑誘導路の内壁面に、この切屑誘導路の出口側に傾いて開口する流体供給口を有し、この流体供給口を、切屑誘導路の内壁面の周方向全域に開口する形状、または周方向に分散する複数箇所で開口する形状とした切屑案内具付き工具。 - 前記強制排出用流体供給手段は、前記切屑誘導路の周囲に、流体を一時的に滞留させる流体溜まりを前記流体供給口と連通して設け、前記流体溜まりに流体を供給するものとした請求項1記載の切屑案内具付き工具。
- ワークを回転自在に支持する主軸と、この主軸に支持されて回転するワークに対し相対的に移動してワークを切削加工する工具とを備え、この工具として、請求項1または請求項2記載の切屑案内具付き工具を搭載した旋盤。
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