JP2010190926A - 光学装置及びプロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図ることができる光学装置及びプロジェクターを提供すること。
【解決手段】筐体(部品収納部材)47と、筐体47内の所定位置に配置される反射部材423とを備えた光学装置4であって、筐体47は、反射部材423を内部に収納するための収納用開口4711と、反射部材423が設置される設置部7とを有し、反射部材423は、入射される光を反射する反射領域を有する正面部4231と、正面部4231とは反対側に位置する背面部4232と、背面部4232の面内に位置し、設置部7に固定される固定部8とを有し、固定部8は、収納用開口4711を介して設置部7に反射部材423を設置する設置方向に沿って挿入された位置調整用の治具Jが挿入される開口部811を有する。
【選択図】図9

Description

本発明は、光学装置、及び、当該光学装置を備えるプロジェクターに関する。
従来、光源と、当該光源から射出された光束を変調して、画像情報に応じた画像光を形成する光変調装置と、形成された画像光をスクリーン等の投射面上に拡大投射する投射光学装置とを備えたプロジェクターが知られている。このようなプロジェクターは、これらの他に、光源から射出された光束の透過領域内の光量を均一にするレンズ部材、及び、当該光束の光路を変更する反射部材等の複数の光学部品と、これら複数の光学部品を内部に収納する光学部品用筐体とを有する光学装置を備え、各光学部品は、光学部品用筐体の内部に設定された照明光軸上の所定の位置に収納配置される。
これら光学部品のうち、入射光束の光路を変更する反射部材は、光学部品用筐体に対して適切に位置調整される必要がある。具体的に、反射部材は、設計上の位置に適切に配置されていないと、入射光束を適切な位置に反射することができず、光源から射出された光束の利用効率が低下したり、或いは、形成される画像光が劣化したりする。このため、反射部材としての反射ミラーの背面側(光束入射側とは反対側)に姿勢調整用のレバーを設け、当該レバーを操作して、反射ミラーの位置調整を行う構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の反射ミラーは、光学部品用筐体を構成する部品収納部材に形成された反射ミラー設置部に、付勢部材により当該設置部側に付勢された状態で設置される。そして、部品収納部材が有する光学部品収納用の開口部は、同じく光学部品用筐体を構成する蓋状部材で閉塞され、当該蓋状部材の開口部から突出したレバーが操作されることで、反射ミラーの位置調整が行われる。
特開2005−202148号公報
しかしながら、前述の特許文献1に記載のプロジェクターでは、光学部品用筐体の外部にレバーが突出することとなるため、反射ミラーを内部に収納した光学部品用筐体が大型化するという問題がある。特に、プロジェクター内に設けられ、当該プロジェクター全体を制御する制御基板が、光学部品用筐体を有する光学装置を覆うように設けられる場合には、当該光学装置が大型化すると、プロジェクター全体の寸法に大きく影響する。このため、小型化を図ることができる光学装置が要望されてきた。
本発明の目的は、小型化を図ることができる光学装置及びプロジェクターを提供することである。
前記した目的を達成するために、本発明の光学装置は、筐体と、前記筐体内の所定位置に配置される反射部材とを備えた光学装置であって、前記筐体は、前記反射部材を内部に収納するための収納用開口と、前記反射部材が設置される設置部とを有し、前記反射部材は、入射される光を反射する反射領域を有する正面部と、前記正面部とは反対側に位置する背面部と、前記背面部の面内に位置し、前記設置部に固定される固定部とを有し、前記固定部は、前記収納用開口を介して前記設置部に前記反射部材を設置する設置方向に沿って挿入された位置調整用の治具が挿入される開口部を有することを特徴とする。
本発明によれば、筐体に設けられた設置部に固定される反射部材の固定部は、背面部の面内に位置している。これによれば、反射部材を光束入射側から見た際に、当該反射部材の外側に突出する構成がない。従って、反射部材を筐体に取り付けた際に、前述の特許文献1に記載のレバーのように筐体の外側に突出する構成がないので、光学装置の小型化を図ることができる。
また、固定部は、収納用開口を介して反射部材を設置部に設置する設置方向に沿って治具が挿入される開口部を有しているので、当該治具を反射部材に係合させやすくすることができる。従って、反射部材と治具との係合、及び、当該係合の解除を容易に行うことができ、当該反射部材の位置調整を容易に行うことができる。
本発明では、前記固定部は、前記設置方向に沿って延出する略円柱状のピンと、前記設置部に当接する当接部とを有し、前記設置部は、前記ピンが挿入される穴部と、前記当接部と当接し、前記固定部を支持する支持部と、を有することが好ましい。
本発明によれば、穴部に挿入されたピンの中心軸を中心として反射部材を回動させることで、当該反射部材の位置調整を行うことができる。この位置調整の際には、支持部により、固定部ひいては反射部材が支持されるので、反射部材の位置調整を行う治具が、当該反射部材を保持する必要がない。従って、反射部材の位置調整を容易に行うことができるほか、治具の構成を簡略化することができる。
本発明では、前記当接部及び前記支持部の互いに対向する部位の一方は、前記穴部への前記ピンの挿入方向に沿う直線上に中心を有し、かつ、他方に向かって膨出した湾曲面を有し、他方は、前記設置方向に略直交する平坦面を有し、前記穴部の端縁と、当該穴部内に挿入された前記ピンとの間には、前記湾曲面と前記平坦面との当接部位を支点とする前記反射部材の回動を許容する所定のクリアランスが設けられていることが好ましい。
本発明によれば、当接部及び支持部の一方は湾曲面を有し、他方は平坦面を有している。これによれば、当該当接部及び支持部の当接部位を支点とし、一方に対して他方が倣う方向(ピンの中心軸に対する直交方向を中心軸として回動する方向であり、あおり方向)に反射部材を傾けることで、当該方向の反射部材の位置調整を行うことができる。ここで、ピンと穴部の端縁との間には所定のクリアランスが設けられているので、当該反射部材の位置調整が妨げられることがない。従って、反射部材の位置調整における調整方向を増やすことができ、当該反射部材をより適切な位置に設置することができる。
本発明では、前記当接部は、前記ピンの基端部に形成され、前記ピンの中心軸と、前記当接部位を支点として前記反射部材を傾ける際の中心軸との交点は、前記反射部材が前記筐体内に収納された際に、当該反射部材に入射される光束の光軸の延長線上にほぼ位置することが好ましい。
本発明によれば、反射部材の位置調整に際して、正面部において光束が入射される領域(入射領域)の両端の変位量を略均等にすることができる。
具体的に、ピンの中心軸を中心として反射部材を回動させる場合、当該中心軸上の一点が、入射される光束の光軸の延長線上に位置していることにより、当該光束の入射領域における当該中心軸に直交する方向の両端の変位量を略均等にすることができる。
また、当接部と支持部との当接部位を支点として反射部材を傾ける場合、反射部材の傾斜の中心軸が、入射される光束の光軸の延長線上に位置していることにより、当該光束の入射領域における当該中心軸に直交する方向の両端の変位量、すなわち、ピンの中心軸に沿う方向の両端の変位量を略均等にすることができる。
従って、反射部材を位置調整する際に、光束の入射領域における両端の変位量を略均等にすることができるので、反射部材の位置調整を適切に行うことができる。
本発明では、前記固定部は、前記開口部の端縁を形成し、それぞれ前記治具が当接する一対の当接面を内部に有し、前記一対の当接面のうち、少なくとも一方は、前記治具の挿入方向に向かうに従って他方に近接する傾斜面であることが好ましい。
本発明によれば、治具は、開口部の端縁を形成する一対の当接面に当接する。この一対の当接面のうち、少なくとも一方は、治具の挿入方向に向かうに従って他方に近接する傾斜面であるので、当該開口部内に挿入された治具と、当該当接面とを確実に係合させることができる。また、これにより、設置部における固定部の揺動を防ぐために、治具の挿入方向(すなわち、設置部への反射部材の設置方向)に、当該治具が固定部に荷重を加えやすくすることができる。更に、反射部材の位置調整後に、治具を開口部内から抜き易くすることができる。従って、反射部材の位置調整を一層容易に行うことができる。
また、本発明のプロジェクターは、前述の光学装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、前述の光学装置と同様の効果を奏することができ、ひいては、プロジェクターの小型化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るプロジェクターを示す斜視図。 本発明の一実施形態に係る光学装置の構成を示す模式図。 本発明の一実施形態に係る設置部を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係る反射部材を示す図。 本発明の一実施形態に係る反射部材を上方から見た斜視図。 本発明の一実施形態に係る反射部材を下方から見た斜視図。 本発明の一実施形態に係る設置部、反射部材及び治具を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係る設置部、反射部材及び治具を示す縦断面図。 本発明の一実施形態に係る設置部、反射部材及び治具を示す縦断面図。 本発明の一実施形態に係る設置部、反射部材及び治具を示す平面図。 本発明の一実施形態に係る反射部材の回動中心と、入射光束の光軸との位置関係を示す図。
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
〔プロジェクターの構成〕
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1を正面側から見た斜視図である。
本実施形態に係るプロジェクター1は、外部機器等から受信される画像情報に応じた画像光を形成し、当該画像光をスクリーン等の投射面上に投射するものである。このプロジェクター1は、図1に示すように、外装筐体2と、当該外装筐体2内に収納される装置本体3とを備えている。
このうち、外装筐体2は、全体略直方体形状を有する合成樹脂製の筐体である。この外装筐体2は、上部を形成するアッパーケース(図示省略)と、下部を形成するロアーケース22と、正面部(後述する投射光学装置45により画像光を投射する側の部分)を形成するフロントケース(図示省略)とを備えている。
〔装置本体の構成〕
装置本体3は、前述の画像情報を処理して、当該画像情報に応じた画像光を形成及び投射するものであり、ロアーケース22に固定される。この装置本体3は、光学装置4、電源装置5、冷却装置6及び制御装置(図示省略)を備えている。
このうち、電源装置5は、プロジェクター1の正面側に配置され、外部から入力された商用交流電流を直流変換した後、昇圧及び降圧して、プロジェクター1を構成する各電子部品に直流電流を供給する。
冷却装置6は、複数のファン(例えば、ファン62,63)及び複数のダクト(例えば、ダクト61)を備えて構成されている。この冷却装置6は、制御装置による制御下で回転するファンにより、外装筐体2に形成された吸気口(図示省略)を介して外部の空気を導入し、当該空気を用いて、光学装置4、電源装置5及び制御装置等を冷却する。また、冷却装置6は、ロアーケース22に形成された排気口221を介して、冷却に供された空気を外部に排出する。
制御装置は、プロジェクター1の動作を制御するものである。例えば、制御装置は、外装筐体2に設けられたキー(図示省略)に対する入力操作に応じた処理を実行するほか、入力された画像情報を処理して、当該画像情報に応じた駆動信号を光学装置4に出力する。この制御装置は、詳しい図示を省略するが、CPU(Central Processing Unit)等が実装された回路基板として構成され、光学装置4の上方に配置される。
〔光学装置の構成〕
図2は、光学装置4の構成を示す模式図である。
光学装置4は、前述の制御装置から入力される駆動信号に応じた画像光を形成し、当該画像光を投射面上に投射する。この光学装置4は、外装筐体2の背面に沿って延出するとともに、当該外装筐体2の側面に沿って延出する平面視略L字形状を有している。
この光学装置4は、図2に示すように、照明光学装置41と、色分離光学装置42と、リレー光学装置43と、電気光学装置44と、投射光学装置45と、内部に設定された照明光軸A上に各装置41〜45を収納配置する光学部品用筐体46とを備えている。
照明光学装置41は、光源装置411、レンズアレイ412,413、偏光変換素子414及び重畳レンズ415を備えている。
光源装置411は、超高圧水銀ランプ等の放電型の光源ランプ416と、当該光源ランプ416から射出された光を反射して所定位置に収束させるリフレクタ417と、リフレクタ417にて収束される光束を照明光軸Aに対して平行化する平行化凹レンズ418とを備えている。なお、光源ランプ416に代えて、LED(Light Emitting Diode)等の固体光源を採用してもよい。
レンズアレイ412,413は、それぞれ対応する小レンズがマトリクス状に配列された構成を有する。このうち、レンズアレイ412は、光源装置411から入射された光束を複数の部分光束に分割して、レンズアレイ413近傍に結像させる。レンズアレイ413は、光路後段に位置する重畳レンズ415とともに、レンズアレイ412の各小レンズから射出された像を、後述する液晶パネル441の画像形成領域に結像させる。
偏光変換素子414は、レンズアレイ413から入射した各部分光束を、1種類の直線偏光光に変換する。
色分離光学装置42は、2枚のダイクロイックミラー421,422及び反射部材423を備え、照明光学装置41から射出された複数の部分光束を赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離する。これら色光のうち、緑色光及び青色光は、集光レンズ419を介して緑色光用及び青色光用の入射側偏光板442にそれぞれ入射し、赤色光は、リレー光学装置43及び集光レンズ419を介して赤色光用の入射側偏光板442に入射する。なお、反射部材423の構成、及び、当該反射部材423の光学部品用筐体46に対する設置については、後に詳述する。
リレー光学装置43は、他の色光の光路の長さよりも長い赤色光の利用効率の低下を防止する機能を有し、当該赤色光を赤色光用の入射側偏光板442に入射させる。このリレー光学装置43は、入射側レンズ431、リレーレンズ433及び反射ミラー432,434を備えている。なお、本実施形態では、リレー光学装置43に赤色光を通す構成としたが、これに限らず、例えば、青色光を通す構成としてもよい。
電気光学装置44は、入射された光束を変調して画像光を形成する。この電気光学装置44は、光変調装置としての3つの液晶パネル441(赤色光用の液晶パネルを441R、緑色光用の液晶パネルを441G、青色光用の液晶パネルを441Bとする)と、各液晶パネル441の光束入射側及び光束射出側に配置されるそれぞれ3つの入射側偏光板442及び射出側偏光板443と、色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム(以下、「プリズム」と略す場合がある)444とを備え、これらが一体的に組み合わされたユニットとして構成されている。
各入射側偏光板442は、色分離光学装置42で分離された各色光のうち、偏光変換素子414で揃えられた偏光方向と同一の偏光方向を有する偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収する。
各液晶パネル441は、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶が密閉封入された構成を有し、制御装置から入力される駆動信号に応じて液晶の配向状態が制御されることで、入射側偏光板442から射出された偏光光の偏光方向を変調する。
各射出側偏光板443は、液晶パネル441から射出された光束のうち、一定方向の偏光光(例えば、入射側偏光板442における光束の透過軸と直交する偏光軸を有する光束)を透過し、その他の光を吸収する。
プリズム444は、各射出側偏光板443から射出された光束を合成してカラー画像を形成する。このプリズム444は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状を有し、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。これら誘電体多層膜は、液晶パネル441Gから射出され、かつ、射出側偏光板443を介した色光を透過し、液晶パネル441R,441Bから射出され、かつ、射出側偏光板443を介した各色光を反射する。これにより、赤色光、緑色光及び青色光が合成された画像光が形成される。
投射光学装置45は、電気光学装置44で形成された画像光を拡大投射する。この投射光学装置45は、複数のレンズ(例えば、投射方向先端側に位置するフレネルレンズ451等)と、当該複数のレンズを内部に収納する鏡筒452とを備えた組レンズとして構成されている。
光学部品用筐体46は、内部に設計上の光軸である照明光軸Aが設定され、上述した各装置41〜45を照明光軸A上の所定位置に配置する合成樹脂製の箱状部材である。この光学部品用筐体46は、図1に示すように、前述の各装置41〜43を内部に収納するための収納用開口4711を有し、かつ、内部に当該各装置41〜43を位置決めする複数の溝部(図示省略)を有する部品収納部材47と、収納用開口4711を閉塞する蓋部材48と、電気光学装置44及び投射光学装置45が取り付けられるヘッド体49とを備えている。
部品収納部材47は、本発明の筐体に相当する。この部品収納部材47は、上方に向かって開口する前述の収納用開口4711を有し、かつ、光源装置411を除く装置41〜43の各光学部品を内部に収納する縦断面略凹状の本体部471と、当該本体部471の一方の端部に形成され、光源装置411を収納する光源収納部472とを備えている。
このうち、光源収納部472は、内部に収納される光源装置411を囲む側壁4721と、当該側壁により端縁が形成され、かつ、上方に向かって開口する開口部4722とを有する。このため、光源収納部472は、光源装置411を上下方向に挿抜可能に構成されている。
〔設置部の構成〕
図3は、本体部471の一部を示す斜視図であり、詳述すると、当該本体部471に形成された設置部7を示す斜視図である。
本体部471は、前述の反射部材423が取り付けられる設置部7を有する。この設置部7は、図3に示すように、収納用開口4711の端縁を形成する側壁4712の内側に凹むように、縦断面略L字状に形成されている。このような設置部7は、互いに対向する一対の側部71と、当該一対の側部71の端部間を接続し、上下方向(本体部471の底部4713から起立する側壁4712と略平行な方向)に沿う正面部72と、同じく一対の側部71間を接続し、底部4713と略平行な支持部73と、それぞれの側部71に対向するように支持部73から起立した一対のガイド部74とを備えている。
このうち、支持部73の上面(収納用開口4711の開口方向の面)は、平坦に形成された平坦面であり、当該支持部73の略中央には、後述する反射部材423に設けられた固定部8のピン814が挿通する穴部731が形成されている。
このような設置部7には、上方から収納用開口4711の開口面に対する直交方向に沿って、反射部材423が設置される。すなわち、反射部材423の設置部7への設置方向は、本体部471が水平面上に載置された際の鉛直方向である。なお、当該設置部7に対する反射部材423の設置及び位置調整については、後に詳述する。
〔反射部材の構成〕
図4は、反射部材423を上方、下方、側方及び後方(背面側)から見た図である。また、図5及び図6は、反射部材423を上方及び下方から見た斜視図である。
反射部材423は、前述のように、ダイクロイックミラー421により分離された青色光を反射して、青色光用の集光レンズ419に導くミラーである。この反射部材423は、図4〜図6に示すように、入射される青色光を反射する反射領域が略全面に形成された略矩形状の正面部4231と、当該正面部4231の反対側を形成する背面部4232とを有し、当該背面部4232には、設置部7に固定される固定部8が接着剤等により取り付けられている。
〔固定部の構成〕
固定部8は、背面部4232の面内に設けられており、このため、反射部材423を正面視又は背面視した場合には、当該反射部材423の外側に固定部8は突出しない。このような固定部8は、本体部81と、当該本体部81の左右両端から背面部4232に沿って延出する一対の延出部82と、当該延出部82の延出方向先端部から背面部4232に対して離間する方向に略直角に屈曲する一対の係合部83とを備えている。
本体部81は、全体略直方体形状を有し、上方に向かって開口する長方形状の開口部811と、当該開口部811の端縁のうちの長辺を形成し、互いに対向する一対の当接面812,813とを有する。
このうち、一対の当接面812,813は、背面部4232に沿うように形成されており、当該一対の当接面812,813には、反射部材423を位置調整するための治具J(図7参照)が当接する。このような一対の当接面812,813は、開口部811の奥行き方向(後述する治具Jの挿入方向)先端に向かうに従って、互いに近接する方向に傾斜した傾斜面として形成されている。そして、背面部4232側の当接面812における当該奥行き方向先端側には、治具J(具体的には、後述する先端部J221)の形状に応じた湾曲部8121(図8及び図9参照)が形成されている。
また、本体部81の下端には、下方に延出する略円筒状のピン814が形成されている。このピン814は、固定部8が前述の設置部7に固定される際に、当該設置部7に形成された穴部731に挿入される。
更に、ピン814の延出方向基端側には、ピン814が穴部731に挿入された際に、支持部73に当接する当接部815が形成されている。この当接部815は、下方に向かって膨出した湾曲面を有する。このような湾曲面を有する当接部815が、ピン814が穴部731を挿通した状態で支持部73に沿って傾くことで、反射部材423の煽り方向の位置調整が行われる。このため、ピン814の外径寸法は、これらの位置調整に必要なクリアランス(ピン814の傾きを許容するクリアランス)を含めた上で、穴部731の内径寸法より小さく設定されている。
なお、詳しくは後述するが、ピン814の中心軸と、当接部815の傾斜時の中心軸との交点は、反射部材423に入射される光束(青色光)の光軸を延長した直線上にほぼ位置するように設定されている。
一対の延出部82は、前述のように、本体部81の左右両端から延出し、当該本体部81とともに、背面部4232に接着剤等により固定される。
一対の係合部83は、固定部8が設置部7に固定される際に、互いに近接する側部71とガイド部74との隙間G(図3参照)に、それぞれ挿入される。そして、反射部材423の位置調整の後、当該隙間Gには接着剤が注入され、固定部8、ひいては、反射部材423が設置部7に固定される。
〔治具の構成〕
図7は、設置部7、反射部材423及び治具Jをそれぞれ示す斜視図である。また、図8は、これらの縦断面図であり、図9は、これらを組み合わせた状態を示す縦断面図である。
治具Jは、前述のように、設置部7に取り付けられた反射部材423の固定部8に係合し、入射される光束(青色光)に対して反射部材423の位置調整を行うものである。この治具Jは、図7〜図9に示すように、当該治具Jを移動させる移動装置(図示省略)に固定される軸状部J1と、当該軸状部J1の先端に設けられた係合部J2とを有する。
このうち、係合部J2は、軸状部J1の外径寸法より大きい側面視略L字状に形成されている。この係合部J2は、軸状部J1の中心軸に対して直交する略直方体形状の基部J21と、当該基部J21の下端から突出する幅広な突出部J22とを有する。
このうち、突出部J22は、固定部8の本体部81に形成された開口部811に挿入され、当該開口部811の端縁を形成する当接面812,813に当接する。この突出部J22の先端部J221は、前述の湾曲部8121に応じた円弧状に形成されており、当該先端部J221は、当該湾曲部8121に当接する。これにより、治具Jの開口部811への挿入方向の荷重が、固定部8に伝わり易くなっている。
〔反射部材の位置調整〕
図10は、反射部材423、設置部7及び治具Jを組み合わせた状態を示す平面図である。
以下、反射部材423の位置調整について説明する。
反射部材423は、図9及び図10に示すように、当該反射部材423に設けられた固定部8の一対の係合部83がそれぞれ隙間Gに挿入され、かつ、本体部81が一対のガイド部74間に位置するように、設置部7に取り付けられる。この際、本体部81に設けられたピン814が支持部73に形成された穴部731を挿通し、かつ、当接部815が当該支持部73に当接されることで、固定部8、ひいては、反射部材423が設置部7において自立する。
この後、治具Jの突出部J22を開口部811内に挿入すると、当該突出部J22が一対の当接面812,813にそれぞれ当接する。この際、突出部J22の先端部J221は、当接面812に形成された湾曲部8121に沿うように当接する。また、この状態では、軸状部J1の中心軸の延長線と、ピン814の中心軸の延長線とは一致する。換言すると、治具Jの挿入方向に沿う直線上に、ピン814の中心軸は位置している。
この状態で、図10に示すように、治具Jの軸状部J1をT1方向(反射部材423が側壁4712から離間する方向)及びT2方向(反射部材423が側壁4712に近接する方向)に進退させることで、側壁4712に対する反射部材423の距離が調節される。これにより、入射される光束の光軸に沿う方向の反射部材423の位置が調整される。
また、前述の状態で、軸状部J1の中心軸を中心としてS1方向(上方から見て反時計回りの方向)及びS2方向(上方から見て時計回りの方向)に当該軸状部J1を回動させると、ピン814の中心軸を中心として、固定部8がそれぞれ同方向に回動する。これにより、反射部材423が固定部8と同方向に回動するので、入射される光束の光軸に対する反射部材423の左右の傾きが調整される。
一方、前述の状態で、軸状部J1を傾けると、支持部73に沿って当接部815が揺動する。詳述すると、軸状部J1における係合部J2側とは反対側の端部を前後(T1方向及びT2方向)に傾けると、突出部J22と係合する固定部8が、軸状部J1を傾けた方向、及び、ピン814の中心軸のそれぞれに対して直交する方向に平行で、かつ、支持部73と当接部815との当接部位を通る直線を中心軸として、前後に回動する。これにより、反射部材423が固定部8と同方向に回動するので、入射される光束の光軸に対する上下の傾き(煽り方向の傾き)が調整される。
図11は、位置調整時の反射部材423の回動中心と、当該反射部材423に入射される光束の光軸との位置関係を示す図である。なお、図11は、反射部材423を正面側(光束入射側)から見た図であり、当該図11においては、反射部材423に対する光束の入射領域ARを、一点鎖線で示している。
ここで、位置調整時における反射部材423の回動中心C、すなわち、軸状部J1を時計回り及び反時計回りに回動させた際の回動軸となるピン814の中心軸と、当該軸状部J1を傾けた際の中心軸との交点である回動中心Cは、図11に示すように、正面部4231に入射される光束の光軸の延長線上に位置している。換言すると、反射部材423の回動中心Cは、当該光束の入射領域ARの中心を通り、かつ、当該光束の光軸の延長線上に位置している。
このような構成により、軸状部J1を時計回り及び反時計回りに回動させて、反射部材423の位置調整を行う場合に、入射領域ARの左右両端部(換言すると、反射部材423を光束入射側から見た際にピン814の中心軸に対して直交する方向の両端部)の変位量を略均等にすることができる。
同様に、軸状部J1を前後(反射部材423に対する光束入射方向の基端側及び先端側)に傾けて、反射部材423の位置調整を行う場合に、入射領域ARの上下両端部(換言すると、ピン814の中心軸を延長した直線上の両端部)の変位量を略均等にすることができる。
このようにして位置調整された反射部材423は、前述の隙間Gに接着剤が注入され、当該接着剤が固化することで、設置部7に固定される。このため、当該接着剤の注入の妨げとならないように、治具Jの基部J21は、図10において示したように、固定部8を平面視した際の本体部81の寸法より小さく形成されている。
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1によれば、以下の効果がある。
固定部8は、図4において示したように、背面部4232の面内に位置している。これによれば、反射部材423を正面側(光束入射側)から見た際に、当該反射部材423の外側に突出する構成がない。すなわち、反射部材423を部品収納部材47に取り付けた際に、当該反射部材423が部品収納部材47(詳しくは、本体部471)の収納用開口4711から外側に突出しない。従って、光学装置4の小型化を図ることができる。
固定部8は、設置部7に対する反射部材423の設置方向に沿って、治具Jの突出部J22が挿入される開口部811を有している。これによれば、当該突出部J22を固定部8に対して挿抜しやすくすることができる。従って、反射部材423と治具Jとの係合、及び、当該係合の解除を容易に行うことができ、当該反射部材423の位置調整を容易に行うことができる。
治具Jにより、当該治具Jの開口部811への挿入方向に沿って延出し、かつ、穴部731に挿入されるピン814の中心軸を中心として反射部材423を回動させることで、当該反射部材423の位置調整を行うことができる。この際、反射部材423は、設置部7内において、固定部8を介して支持部73により支持されるので、治具Jが反射部材423を保持する必要がない。従って、反射部材423の位置調整を容易に行うことができるほか、治具Jの構成を簡略化することができる。更には、設置部7内に固定部8を配置させておく部材を別途設ける必要がないので、部品点数の増加を抑制することができる。
当接部815は、支持部73に向かって中央が膨出する湾曲面を有し、当該支持部73は、当該湾曲面が当接される平坦面を有している。これによれば、これらの当接部位を支点とし、平坦面に対して湾曲面が倣う方向(ピン814の中心軸に対する直交方向を中心軸として回動する方向であり、あおり方向)に反射部材423を傾けることで、当該方向の反射部材423の位置調整を行うことができる。この際、ピン814と穴部731の端縁との間には、当該位置調整に必要なクリアランスが設けられているので、反射部材423の位置調整が妨げられることがない。従って、反射部材423の位置調整方向を増やすことができ、当該反射部材423を一層適切な位置に設置することができる。
治具Jによる反射部材423の回動中心Cは、当該反射部材423に入射される光束の光軸の延長線上にほぼ位置している。これによれば、前述のように、光束の入射領域ARの両端(左右及び上下の両端)の変位量を略均等にすることができる。従って、反射部材423の位置調整を一層適切に行うことができる。また、このように位置調整がなされた反射部材423により、集光レンズ419及び入射側偏光板442を介して、入射された青色光を確実に液晶パネル441Bの画像形成領域に入射させることができるので、当該青色光の利用効率を向上させることができる。
開口部811の端縁を形成し、かつ、治具Jの突出部J22が当接する一対の当接面812,813は、それぞれ、当該突出部J22の挿入方向先端に向かうに従って、互いに近接する方向に傾斜した傾斜面である。これによれば、当該突出部J22と、当接面812,813とを確実に係合させることができる。また、反射部材423の位置調整に際して、治具Jの挿入方向(すなわち、本体部471への反射部材423の装着方向)に、支持部73上で自立する反射部材423の揺動を防ぐための荷重を、固定部8、ひいては、反射部材423に加えやすくすることができる。更に、反射部材423の位置調整後に、突出部J22を開口部811から抜き易くすることができる。従って、反射部材423の位置調整を一層容易に行うことができる。
〔実施形態の変形〕
本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前述の実施形態では、ピン814の基端に形成された当接部815を支持する支持部73に、当該ピン814が挿入される穴部731が形成されるとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、ピン814の基端ではなく、延出部82の下方に当接部を形成し、当該当接部に応じた位置に支持部が位置するように構成してもよい。
前述の実施形態では、当接部815における支持部73に対向する面を湾曲面として形成し、支持部73における当該当接部815に対向する面を平坦面として形成したが、本発明はこれに限らない。例えば、支持部73における当接部815に対向する面を湾曲面とし、当接部815における支持部73に対向する面を平坦面としてもよい。
前述の実施形態では、ピン814は略円柱状を有するとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、ピンの中心軸を中心として回動させることによる反射部材の位置調整が不要な場合には、当該ピンを角柱状とし、当該ピンが挿入される穴部をピンの形状に応じて形成するようにしてもよい。また、ピンを角柱状とした場合でも、当該ピンの外径寸法に対して穴部731の内径寸法が十分に大きい場合には、当該ピンの中心軸を回動軸として、反射部材の位置調整を行うことも可能である、
前述の実施形態では、治具Jの突出部J22が係合する一対の当接面812,813は、当該突出部J22の挿入方向先端側に向かうに従って、互いに近接する傾斜面として形成されているとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、当該一対の当接面のうち、一方の当接面のみ、突出部J22の挿入方向先端側に向かうに従って他方に近接する方向に傾斜した傾斜面として形成してもよい。更に、これら一対の当接面は、傾斜していなくてもよく、当該突出部J22の挿入方向に沿う互いに略平行な面であってもよい。すなわち、突出部J22が開口部811の内部で係合可能であれば、当接面の形状は問わない。
前述の実施形態では、プロジェクター1は、3つの液晶パネル441を備えるとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、2つ以下、あるいは、4つ以上の液晶パネルを用いたプロジェクターにも、本発明を適用可能である。
前述の実施形態では、光学装置4は平面視略L字形状を有した構成を説明したが、これに限らず、他の形状を有していても良い、例えば、平面視略U字形状を有した構成を採用してもよい。
前述の実施形態では、光束入射面と光束射出面とが異なる透過型の液晶パネル441を用いていたが、光入射面と光射出面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いてもよい。
前述の実施形態では、光変調装置として液晶パネル441を備えたプロジェクター1を例示したが、入射光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置であれば、他の構成の光変調装置を採用してもよい。例えば、マイクロミラーを用いたデバイスなど、液晶以外の光変調装置を用いたプロジェクターにも、本発明を適用することも可能である。このような光変調装置を用いた場合、光束入射側及び光束射出側の偏光板442,443は省略することができる。
前述の実施形態では、本発明の光学装置を採用したプロジェクター1を例示したが、本発明はこれに限らない。例えば、カメラ等の撮像装置、及び、照明装置をそれぞれ構成する光学装置に、本発明を適用することも可能である。
本発明は、光学装置に採用することができ、特にプロジェクターに利用される光学装置に好適に利用することができる。
1…プロジェクター、4…光学装置、7…設置部、8…固定部、73…支持部、731…穴部、811…開口部、812,813…当接面、814…ピン、815…当接部、471…部品収納部材(筐体)、4231…正面部、4232…背面部、4711…収納用開口、C…回動中心(交点)、J…治具。

Claims (6)

  1. 筐体と、前記筐体内の所定位置に配置される反射部材とを備えた光学装置であって、
    前記筐体は、
    前記反射部材を内部に収納するための収納用開口と、
    前記反射部材が設置される設置部とを有し、
    前記反射部材は、
    入射される光を反射する反射領域を有する正面部と、
    前記正面部とは反対側に位置する背面部と、
    前記背面部の面内に位置し、前記設置部に固定される固定部とを有し、
    前記固定部は、前記収納用開口を介して前記設置部に前記反射部材を設置する設置方向に沿って挿入された位置調整用の治具が挿入される開口部を有することを特徴とする光学装置。
  2. 請求項1に記載の光学装置において、
    前記固定部は、
    前記設置方向に沿って延出する略円柱状のピンと、
    前記設置部に当接する当接部とを有し、
    前記設置部は、
    前記ピンが挿入される穴部と、
    前記当接部と当接し、前記固定部を支持する支持部と、
    を有することを特徴とする光学装置。
  3. 請求項2に記載の光学装置において、
    前記当接部及び前記支持部の互いに対向する部位の一方は、前記穴部への前記ピンの挿入方向に沿う直線上に中心を有し、かつ、他方に向かって膨出した湾曲面を有し、他方は、前記設置方向に略直交する平坦面を有し、
    前記穴部の端縁と、当該穴部内に挿入された前記ピンとの間には、前記湾曲面と前記平坦面との当接部位を支点とする前記反射部材の回動を許容する所定のクリアランスが設けられていることを特徴とする光学装置。
  4. 請求項3に記載の光学装置において、
    前記当接部は、前記ピンの基端部に形成され、
    前記ピンの中心軸と、前記当接部位を支点として前記反射部材を傾ける際の中心軸との交点は、前記反射部材が前記筐体内に収納された際に、当該反射部材に入射される光束の光軸の延長線上にほぼ位置することを特徴とする光学装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の光学装置において、
    前記固定部は、前記開口部の端縁を形成し、それぞれ前記治具が当接する一対の当接面を内部に有し、
    前記一対の当接面のうち、少なくとも一方は、前記治具の挿入方向に向かうに従って他方に近接する傾斜面であることを特徴とする光学装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の光学装置を備えることを特徴とするプロジェクター。
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