JP2010190040A - 密閉型圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】圧縮機構部4は、密閉容器3の内部におけるガス貯留空間14の下方の位置に配置されている。給油通路11は、油溜め部32からガス貯留空間14および圧縮空間24の圧縮機構部4の摺動部分へ油を給油する。しかも、給油通路11は、ガス貯留空間14と吸入室24に対してピストンの裏側の第2空間26との間を連通する。第2経路12は、給油通路11とは異なる経路である。第2経路12は、ガス貯留空間14から第2空間26へのガス媒体の流通が可能である。ガス媒体が第2経路12を流れるときの通路抵抗は、給油通路11を流れるときの通路抵抗よりも小さい。
【選択図】図2
Description
本発明の課題は、圧縮機停止時における油の逆流を確実に回避することができる密閉型圧縮機を提供することにある。
<密閉型圧縮機1の構成>
図1〜3に示されるスイング式の密閉型圧縮機1は、ケーシング2と、モータ3と、圧縮機構部4と、シャフト6と、油溜め部32と、給油通路11と、第2経路12(図2参照)とを備えている。
圧縮機構部4は、図1および図3に示されるように、揺動ピストン21と、揺動ピストン21に一体に連結されたブレード22と、ブレード22を揺動可能に支持するブッシュ23と、シリンダ27aと、シリンダ27aの両端に位置するフロントヘッド27bおよびリアヘッド27cとを有している。フロントヘッド27bおよびリアヘッド27cは、シャフト6を支持する軸受である。シリンダ27aは、揺動ピストン21を収納する吸入室24、ブッシュ23が回転自在に挿入されたブッシュ孔25を有する。ここで、吸入室24は、その内部でCO2冷媒を圧縮する空間であり、本発明の第1空間に相当する。また、圧縮機構部4は、吸入室24から揺動ピストン21のシール面21aで吸入室24と仕切られ、かつ、吸入室24に対して揺動ピストン21の裏側の第2空間26を有している。
給油通路11は、図2に示されるように、シャフト6を貫通して形成されている。給油通路11は、油溜め部32からガス貯留空間14および第2空間26へそれぞれ油Aを給油する通路であり、圧縮機運転中にガス貯留空間14および第2空間26における圧縮機構部4の摺動部分への給油を可能にしている。給油通路11は、油溜め部32側に開口している油Aが流入する入口11aと、シャフト6の半径方向に延び、フロントヘッド27bより上方のガス貯留空間14に開口する上部出口11bとを有している。さらに、シャフト6の偏心部6aの上側、下側および中央には、それぞれ、シャフト6の半径方向に延びるように、給油通路11の内部出口11c、11d、11eが形成されている。また、給油通路11は、上部出口11bおよび内部出口11c、11d、11eを介して、ガス貯留空間14と第2空間26との間が連通されている。
(1)
第1実施形態では、油溜め部32からガス貯留空間14および圧縮機構部4における吸入室24に対して揺動ピストン21の裏側の第2空間26へ、油Aを給油する給油通路11とは別に、ガス貯留空間14から第2空間26へのCO2冷媒の流通が可能であり、かつ、通路抵抗が小さい第2経路12を備えている。したがって、圧縮機停止時には、給油通路11を介さずに第2経路12を通してCO2冷媒を逆流させてガス貯留空間14と第2空間26との間の圧力を均圧するので、油Aの逆流を確実に回避することが可能である。したがって、高圧のCO2冷媒は、通路抵抗の小さい第2経路12を通ってガス貯留空間14から第2空間26へ即時に移動して圧力を均圧するため、このときに給油通路11の入口11aから油溜め部32から油Aを吸い上げて第2空間26へ逆流させることを回避できる。
第1実施形態では、第2経路12は、図2に示されるように、圧縮機構部4のシャフト6を支持する上側の軸受端板であるフロントヘッド27bに貫通して形成されている。第2経路12は、ガス貯留空間14と第2空間26との間を連通している。第2経路12は、フロントヘッド27bにおける軸受隙間や摺動シール部の隙間部などの狭路を介さずに、フロントヘッド27bを貫通している。したがって、第2経路12の寸法や形状を管理することによって、第2経路12の近辺に既に存在している軸受隙間や摺動シール部の隙間部などの狭路との間の通路抵抗差を調整することが可能になる。その結果、既存の圧縮機の構造から大きな設計変更をする必要なく、所望の通路抵抗差を確実に得ることが可能である。
第1実施形態では、第2経路12のガス貯留空間14側に開口する上部出口11bは、圧縮機構部4のシャフト6を支持するフロントヘッド24bの上端よりも上方の位置に開口しているので、圧縮機停止時に油Aの巻込みを防ぐと共に、通常運転時に第2空間26内部で発生する給油に悪影響を与える発泡冷媒ガスを効果的に排除することができる。
第1実施形態では、給油通路11は、部分的に流路が狭くなった少なくとも1つの狭路13を有している。したがって、狭路13の寸法や形状を管理することによって、狭路13の近辺に既に存在している軸受隙間や摺動シール部の隙間部などの狭路との間の通路抵抗差を調整することが可能になり、既存の圧縮機の構造から大きな設計変更をする必要なく、所望の通路抵抗差を確実に得ることが可能である。
第1実施形態では、圧縮機構部4は、少なくとも1個のシリンダ27aと、シリンダ27a内部で揺動する少なくとも1個の揺動ピストン21と、揺動ピストン21と一体に連結されたブレード22とを有している。したがって、従来のロータリー圧縮機のようにローラの外周面をブレードが摺動することによって生じる摺動部分の損傷を回避しつつ、油の逆流を防止することができる。
さらに、第1実施形態の密閉型圧縮機1では、ガス媒体として一般的に用いられている他の冷媒よりも高圧のCO2冷媒を使用しているが、高圧のCO2冷媒と相性のよい高粘度の油を使用しても、第2経路12によって、油Aの逆流を防止できるので、吐出弁等の損傷を回避することができる。
(A)
第1実施形態の密閉型圧縮機1では、圧縮機構部4を1基備えており、1段の圧縮を行っているが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の変形例として、多段圧縮用の密閉型圧縮機1に本発明を適用してもよく、この場合も、油溜め部と圧縮機構部が共に高圧又は中間圧空間の下部に設けられた圧縮機であれば、本発明を適用することが可能である。すなわち、本発明のガス貯留空間14に相当する高圧又は中間圧空間と第2空間26を結ぶ給油通路11とは別の第2経路12を設け、かつ、第2経路12を給油通路11より通路抵抗が少ないように設計すれば、圧縮機停止時に、給油通路11を介さずに圧力が均圧するので、油の逆流を確実に回避することができる。
第2実施形態の密閉型圧縮機では、図4に示されるように、油逆流を回避する他の手段として、第1実施形態のように第2経路12を設ける代わりに、給油通路11の入口11aに遠心力によって開閉する開閉弁41を備えている点で第1実施形態の密閉型圧縮機1と異なっており、その他の構成では第1実施形態の密閉型圧縮機1の構成と共通している。
第2実施形態では、油溜め部32と圧縮機構部4が共に高圧又は中間圧空間の下部に設けられた圧縮機において、給油通路11の流入口11a付近には遠心力によって開閉する開閉弁41が設けられている。
第3実施形態の密閉型圧縮機では、図5に示されるように、油逆流を回避する手段として、第1実施形態の第2経路12と、第2実施形態の給油通路11の入口11aに遠心力によって開閉する開閉弁41とを両方備えている点で第1実施形態の密閉型圧縮機1と異なっており、その他の構成では第1実施形態の密閉型圧縮機1の構成と共通している。
(1)
第3実施形態では、油溜め部32からガス貯留空間14および第2空間26へ油Aを給油する給油通路11とは別に、ガス貯留空間14から第2空間26へのCO2冷媒の流通が可能であり、かつ、通路抵抗が小さい第2経路12を備えている。したがって、圧縮機停止時には、給油通路11を介さずに第2経路12を通してCO2冷媒を逆流させてガス貯留空間14と第2空間26との間の圧力を均圧するので、油Aの逆流を確実に回避することが可能である。したがって、高圧のCO2冷媒は、通路抵抗の小さい第2経路12を通ってガス貯留空間14から第2空間26へ即時に移動して圧力を均圧するため、このときに給油通路11の入口11aから油溜め部32から油Aを吸い上げて第2空間26へ逆流させることを回避できる。
さらに、第3実施形態では、油溜め部32と圧縮機構部4が共に高圧又は中間圧空間の下部に設けられた圧縮機において、給油通路11の流入口11a付近には遠心力によって開閉する開閉弁41が設けられている。
2 ケーシング(密閉容器)
3 モータ
4 圧縮機構部
11 給油通路
12 第2経路
13 狭路
14 ガス貯留空間
21 揺動ピストン
24 吸入室(第1空間)
26 第2空間
32 油溜め部
41 開閉弁
本発明の課題は、圧縮機停止時における油の逆流を確実に回避することができる密閉型圧縮機を提供することにある。
<密閉型圧縮機1の構成>
図1〜3に示されるスイング式の密閉型圧縮機1は、ケーシング2と、モータ3と、圧縮機構部4と、シャフト6と、油溜め部32と、給油通路11と、第2経路12(図2参照)とを備えている。
圧縮機構部4は、図1および図3に示されるように、揺動ピストン21と、揺動ピストン21に一体に連結されたブレード22と、ブレード22を揺動可能に支持するブッシュ23と、シリンダ27aと、シリンダ27aの両端に位置するフロントヘッド27bおよびリアヘッド27cとを有している。フロントヘッド27bおよびリアヘッド27cは、シャフト6を支持する軸受である。シリンダ27aは、揺動ピストン21を収納する吸入室24、ブッシュ23が回転自在に挿入されたブッシュ孔25を有する。ここで、吸入室24は、その内部でCO2冷媒を圧縮する空間であり、本発明の第1空間に相当する。また、圧縮機構部4は、吸入室24から揺動ピストン21のシール面21aで吸入室24と仕切られ、かつ、吸入室24に対して揺動ピストン21の裏側の第2空間26を有している。
給油通路11は、図2に示されるように、シャフト6を貫通して形成されている。給油通路11は、油溜め部32からガス貯留空間14および第2空間26へそれぞれ油Aを給油する通路であり、圧縮機運転中にガス貯留空間14および第2空間26における圧縮機構部4の摺動部分への給油を可能にしている。給油通路11は、油溜め部32側に開口している油Aが流入する入口11aと、シャフト6の半径方向に延び、フロントヘッド27bより上方のガス貯留空間14に開口する上部出口11bとを有している。さらに、シャフト6の偏心部6aの上側、下側および中央には、それぞれ、シャフト6の半径方向に延びるように、給油通路11の内部出口11c、11d、11eが形成されている。また、給油通路11は、上部出口11bおよび内部出口11c、11d、11eを介して、ガス貯留空間14と第2空間26との間が連通されている。
(1)
第1実施形態では、油溜め部32からガス貯留空間14および圧縮機構部4における吸入室24に対して揺動ピストン21の裏側の第2空間26へ、油Aを給油する給油通路11とは別に、ガス貯留空間14から第2空間26へのCO2冷媒の流通が可能であり、かつ、通路抵抗が小さい第2経路12を備えている。したがって、圧縮機停止時には、給油通路11を介さずに第2経路12を通してCO2冷媒を逆流させてガス貯留空間14と第2空間26との間の圧力を均圧するので、油Aの逆流を確実に回避することが可能である。したがって、高圧のCO2冷媒は、通路抵抗の小さい第2経路12を通ってガス貯留空間14から第2空間26へ即時に移動して圧力を均圧するため、このときに給油通路11の入口11aから油溜め部32から油Aを吸い上げて第2空間26へ逆流させることを回避できる。
第1実施形態では、第2経路12は、図2に示されるように、圧縮機構部4のシャフト6を支持する上側の軸受端板であるフロントヘッド27bに貫通して形成されている。第2経路12は、ガス貯留空間14と第2空間26との間を連通している。第2経路12は、フロントヘッド27bにおける軸受隙間や摺動シール部の隙間部などの狭路を介さずに、フロントヘッド27bを貫通している。したがって、第2経路12の寸法や形状を管理することによって、第2経路12の近辺に既に存在している軸受隙間や摺動シール部の隙間部などの狭路との間の通路抵抗差を調整することが可能になる。その結果、既存の圧縮機の構造から大きな設計変更をする必要なく、所望の通路抵抗差を確実に得ることが可能である。
第1実施形態では、第2経路12のガス貯留空間14側に開口する上部出口11bは、圧縮機構部4のシャフト6を支持するフロントヘッド24bの上端よりも上方の位置に開口しているので、圧縮機停止時に油Aの巻込みを防ぐと共に、通常運転時に第2空間26内部で発生する給油に悪影響を与える発泡冷媒ガスを効果的に排除することができる。
第1実施形態では、給油通路11は、部分的に流路が狭くなった少なくとも1つの狭路13を有している。したがって、狭路13の寸法や形状を管理することによって、狭路13の近辺に既に存在している軸受隙間や摺動シール部の隙間部などの狭路との間の通路抵抗差を調整することが可能になり、既存の圧縮機の構造から大きな設計変更をする必要なく、所望の通路抵抗差を確実に得ることが可能である。
第1実施形態では、圧縮機構部4は、少なくとも1個のシリンダ27aと、シリンダ27a内部で揺動する少なくとも1個の揺動ピストン21と、揺動ピストン21と一体に連結されたブレード22とを有している。したがって、従来のロータリー圧縮機のようにローラの外周面をブレードが摺動することによって生じる摺動部分の損傷を回避しつつ、油の逆流を防止することができる。
さらに、第1実施形態の密閉型圧縮機1では、ガス媒体として一般的に用いられている他の冷媒よりも高圧のCO2冷媒を使用しているが、高圧のCO2冷媒と相性のよい高粘度の油を使用しても、第2経路12によって、油Aの逆流を防止できるので、吐出弁等の損傷を回避することができる。
(A)
第1実施形態の密閉型圧縮機1では、圧縮機構部4を1基備えており、1段の圧縮を行っているが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の変形例として、多段圧縮用の密閉型圧縮機1に本発明を適用してもよく、この場合も、油溜め部と圧縮機構部が共に高圧又は中間圧空間の下部に設けられた圧縮機であれば、本発明を適用することが可能である。すなわち、本発明のガス貯留空間14に相当する高圧又は中間圧空間と第2空間26を結ぶ給油通路11とは別の第2経路12を設け、かつ、第2経路12を給油通路11より通路抵抗が少ないように設計すれば、圧縮機停止時に、給油通路11を介さずに圧力が均圧するので、油の逆流を確実に回避することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態の密閉型圧縮機では、図4に示されるように、油逆流を回避する他の手段として、第1実施形態のように第2経路12を設ける代わりに、給油通路11の入口11aに遠心力によって開閉する開閉弁41を備えている点で第1実施形態の密閉型圧縮機1と異なっており、その他の構成では第1実施形態の密閉型圧縮機1の構成と共通している。
第2実施形態では、油溜め部32と圧縮機構部4が共に高圧又は中間圧空間の下部に設けられた圧縮機において、給油通路11の流入口11a付近には遠心力によって開閉する開閉弁41が設けられている。
第3実施形態の密閉型圧縮機では、図5に示されるように、油逆流を回避する手段として、第1実施形態の第2経路12と、第2実施形態の給油通路11の入口11aに遠心力によって開閉する開閉弁41とを両方備えている点で第1実施形態の密閉型圧縮機1と異なっており、その他の構成では第1実施形態の密閉型圧縮機1の構成と共通している。
(1)
第3実施形態では、油溜め部32からガス貯留空間14および第2空間26へ油Aを給油する給油通路11とは別に、ガス貯留空間14から第2空間26へのCO2冷媒の流通が可能であり、かつ、通路抵抗が小さい第2経路12を備えている。したがって、圧縮機停止時には、給油通路11を介さずに第2経路12を通してCO2冷媒を逆流させてガス貯留空間14と第2空間26との間の圧力を均圧するので、油Aの逆流を確実に回避することが可能である。したがって、高圧のCO2冷媒は、通路抵抗の小さい第2経路12を通ってガス貯留空間14から第2空間26へ即時に移動して圧力を均圧するため、このときに給油通路11の入口11aから油溜め部32から油Aを吸い上げて第2空間26へ逆流させることを回避できる。
さらに、第3実施形態では、油溜め部32と圧縮機構部4が共に高圧又は中間圧空間の下部に設けられた圧縮機において、給油通路11の流入口11a付近には遠心力によって開閉する開閉弁41が設けられている。
2 ケーシング(密閉容器)
3 モータ
4 圧縮機構部
11 給油通路
12 第2経路
13 狭路
14 ガス貯留空間
21 揺動ピストン
24 吸入室(第1空間)
26 第2空間
32 油溜め部
41 開閉弁
<密閉型圧縮機1の構成>
図1〜3に示されるスイング式の密閉型圧縮機1は、ケーシング2と、モータ3と、圧縮機構部4と、シャフト6と、油溜め部32と、給油通路11と、第2経路12(図2参照)とを備えている。
圧縮機構部4は、図1および図3に示されるように、揺動ピストン21と、揺動ピストン21に一体に連結されたブレード22と、ブレード22を揺動可能に支持するブッシュ23と、シリンダ27aと、シリンダ27aの両端に位置するフロントヘッド27bおよびリアヘッド27cとを有している。フロントヘッド27bおよびリアヘッド27cは、シャフト6を支持する軸受である。シリンダ27aは、揺動ピストン21を収納する吸入室24、ブッシュ23が回転自在に挿入されたブッシュ孔25を有する。ここで、吸入室24は、その内部でCO2冷媒を圧縮する空間であり、本発明の第1空間に相当する。また、圧縮機構部4は、吸入室24から揺動ピストン21のシール面21aで吸入室24と仕切られ、かつ、吸入室24に対して揺動ピストン21の裏側の第2空間26を有している。
給油通路11は、図2に示されるように、シャフト6を貫通して形成されている。給油通路11は、油溜め部32からガス貯留空間14および第2空間26へそれぞれ油Aを給油する通路であり、圧縮機運転中にガス貯留空間14および第2空間26における圧縮機構部4の摺動部分への給油を可能にしている。給油通路11は、油溜め部32側に開口している油Aが流入する入口11aと、シャフト6の半径方向に延び、フロントヘッド27bより上方のガス貯留空間14に開口する上部出口11bとを有している。さらに、シャフト6の偏心部6aの上側、下側および中央には、それぞれ、シャフト6の半径方向に延びるように、給油通路11の内部出口11c、11d、11eが形成されている。また、給油通路11は、上部出口11bおよび内部出口11c、11d、11eを介して、ガス貯留空間14と第2空間26との間が連通されている。
(1)
第1実施形態では、油溜め部32からガス貯留空間14および圧縮機構部4における吸入室24に対して揺動ピストン21の裏側の第2空間26へ、油Aを給油する給油通路11とは別に、ガス貯留空間14から第2空間26へのCO2冷媒の流通が可能であり、かつ、通路抵抗が小さい第2経路12を備えている。したがって、圧縮機停止時には、給油通路11を介さずに第2経路12を通してCO2冷媒を逆流させてガス貯留空間14と第2空間26との間の圧力を均圧するので、油Aの逆流を確実に回避することが可能である。したがって、高圧のCO2冷媒は、通路抵抗の小さい第2経路12を通ってガス貯留空間14から第2空間26へ即時に移動して圧力を均圧するため、このときに給油通路11の入口11aから油溜め部32から油Aを吸い上げて第2空間26へ逆流させることを回避できる。
第1実施形態では、第2経路12は、図2に示されるように、圧縮機構部4のシャフト6を支持する上側の軸受端板であるフロントヘッド27bに貫通して形成されている。第2経路12は、ガス貯留空間14と第2空間26との間を連通している。第2経路12は、フロントヘッド27bにおける軸受隙間や摺動シール部の隙間部などの狭路を介さずに、フロントヘッド27bを貫通している。したがって、第2経路12の寸法や形状を管理することによって、第2経路12の近辺に既に存在している軸受隙間や摺動シール部の隙間部などの狭路との間の通路抵抗差を調整することが可能になる。その結果、既存の圧縮機の構造から大きな設計変更をする必要なく、所望の通路抵抗差を確実に得ることが可能である。
第1実施形態では、第2経路12のガス貯留空間14側に開口する上部出口11bは、圧縮機構部4のシャフト6を支持するフロントヘッド24bの上端よりも上方の位置に開口しているので、圧縮機停止時に油Aの巻込みを防ぐと共に、通常運転時に第2空間26内部で発生する給油に悪影響を与える発泡冷媒ガスを効果的に排除することができる。
第1実施形態では、給油通路11は、部分的に流路が狭くなった少なくとも1つの狭路13を有している。したがって、狭路13の寸法や形状を管理することによって、狭路13の近辺に既に存在している軸受隙間や摺動シール部の隙間部などの狭路との間の通路抵抗差を調整することが可能になり、既存の圧縮機の構造から大きな設計変更をする必要なく、所望の通路抵抗差を確実に得ることが可能である。
第1実施形態では、圧縮機構部4は、少なくとも1個のシリンダ27aと、シリンダ27a内部で揺動する少なくとも1個の揺動ピストン21と、揺動ピストン21と一体に連結されたブレード22とを有している。したがって、従来のロータリー圧縮機のようにローラの外周面をブレードが摺動することによって生じる摺動部分の損傷を回避しつつ、油の逆流を防止することができる。
さらに、第1実施形態の密閉型圧縮機1では、ガス媒体として一般的に用いられている他の冷媒よりも高圧のCO2冷媒を使用しているが、高圧のCO2冷媒と相性のよい高粘度の油を使用しても、第2経路12によって、油Aの逆流を防止できるので、吐出弁等の損傷を回避することができる。
(A)
第1実施形態の密閉型圧縮機1では、圧縮機構部4を1基備えており、1段の圧縮を行っているが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の変形例として、多段圧縮用の密閉型圧縮機1に本発明を適用してもよく、この場合も、油溜め部と圧縮機構部が共に高圧又は中間圧空間の下部に設けられた圧縮機であれば、本発明を適用することが可能である。すなわち、本発明のガス貯留空間14に相当する高圧又は中間圧空間と第2空間26を結ぶ給油通路11とは別の第2経路12を設け、かつ、第2経路12を給油通路11より通路抵抗が少ないように設計すれば、圧縮機停止時に、給油通路11を介さずに圧力が均圧するので、油の逆流を確実に回避することができる。
第2実施形態の密閉型圧縮機では、図4に示されるように、油逆流を回避する他の手段として、第1実施形態のように第2経路12を設ける代わりに、給油通路11の入口11aに遠心力によって開閉する開閉弁41を備えている点で第1実施形態の密閉型圧縮機1と異なっており、その他の構成では第1実施形態の密閉型圧縮機1の構成と共通している。
第2実施形態では、油溜め部32と圧縮機構部4が共に高圧又は中間圧空間の下部に設けられた圧縮機において、給油通路11の流入口11a付近には遠心力によって開閉する開閉弁41が設けられている。
第3実施形態の密閉型圧縮機では、図5に示されるように、油逆流を回避する手段として、第1実施形態の第2経路12と、第2実施形態の給油通路11の入口11aに遠心力によって開閉する開閉弁41とを両方備えている点で第1実施形態の密閉型圧縮機1と異なっており、その他の構成では第1実施形態の密閉型圧縮機1の構成と共通している。
(1)
第3実施形態では、油溜め部32からガス貯留空間14および第2空間26へ油Aを給油する給油通路11とは別に、ガス貯留空間14から第2空間26へのCO2冷媒の流通が可能であり、かつ、通路抵抗が小さい第2経路12を備えている。したがって、圧縮機停止時には、給油通路11を介さずに第2経路12を通してCO2冷媒を逆流させてガス貯留空間14と第2空間26との間の圧力を均圧するので、油Aの逆流を確実に回避することが可能である。したがって、高圧のCO2冷媒は、通路抵抗の小さい第2経路12を通ってガス貯留空間14から第2空間26へ即時に移動して圧力を均圧するため、このときに給油通路11の入口11aから油溜め部32から油Aを吸い上げて第2空間26へ逆流させることを回避できる。
さらに、第3実施形態では、油溜め部32と圧縮機構部4が共に高圧又は中間圧空間の下部に設けられた圧縮機において、給油通路11の流入口11a付近には遠心力によって開閉する開閉弁41が設けられている。
2 ケーシング(密閉容器)
3 モータ
4 圧縮機構部
11 給油通路
12 第2経路
13 狭路
14 ガス貯留空間
21 揺動ピストン
24 吸入室(第1空間)
26 第2空間
32 油溜め部
41 開閉弁
Claims (8)
- 密閉空間を有し、前記密閉空間の上部に圧縮後のガス媒体が一時的に貯留されるガス貯留空間(14)を有する密閉容器(2)と、
前記密閉容器(2)の内部における前記ガス貯留空間(14)の下方の位置に配置され、内部において、第1空間である吸入室(24)と、前記吸入室(24)からピストン(21)のシール面(21a)で前記吸入室(24)と仕切られ、かつ、前記吸入室(24)に対して前記ピストン(21)の裏側の第2空間(26)とを有し、前記ガス媒体を前記吸入室(24)で圧縮して前記ガス貯留空間(14)へ排出する圧縮機構部(4)と、
前記密閉容器(2)の内部において前記圧縮機構部(4)の下方の位置に配置され、前記圧縮機構部(4)の潤滑に用いられる油を貯留する油溜め部(32)と、
前記油溜め部(32)から前記ガス貯留空間(14)および前記第2空間(26)における前記圧縮機構部(4)の摺動部分へ前記油を給油し、かつ、前記ガス貯留空間(14)と前記第2空間(26)との間を連通する給油通路(11)と、
前記給油通路(11)とは異なる経路であり、前記ガス貯留空間(14)から前記第2空間(26)への前記ガス媒体の流通が可能な第2経路(12)と
を備えており、
前記ガス媒体が前記第2経路(12)を流れるときの通路抵抗は、前記給油通路(11)を流れるときの通路抵抗よりも小さい、
密閉型圧縮機(1)。 - 前記第2経路(12)は、前記圧縮機構部(4)の回転軸(6)を支持する軸受の端板(27b)に貫通して形成され、前記ガス貯留空間(14)と前記第2空間(26)との間を連通している、
請求項1記載の密閉型圧縮機(1)。 - 前記給油通路(11)の前記ガス貯留空間(14)側の開口部(11b)は、前記圧縮機構部(4)の回転軸(6)を支持する軸受の端板(27b)の上端よりも上方の位置に開口している、
請求項1または2記載の密閉型圧縮機(1)。 - 前記給油通路(11)は、部分的に流路が狭くなった少なくとも1つの狭路(13)を有しており、前記狭路(13)を介して前記ガス貯留空間(14)と前記第2空間(26)との間を連通している、
請求項1から3のいずれかに記載の密閉型圧縮機(1)。 - 前記圧縮機構部(4)は、
少なくとも1個のシリンダ(27b)と、
前記シリンダ(27b)内部で揺動する少なくとも1個の揺動ピストン(21)と、
前記揺動ピストン(21)と一体に連結されたブレード(22)と
を有する、
請求項1から4のいずれかに記載の密閉型圧縮機(1)。 - 密閉空間を有し、前記密閉空間の上部に圧縮後のガス媒体が一時的に貯留されるガス貯留空間(14)を有する密閉容器(2)と、
前記密閉容器(2)の内部における前記ガス貯留空間(14)の下方の位置に配置され、内部において、第1空間である吸入室(24)と、前記吸入室(24)からピストン(21)のシール面(21a)で前記吸入室(24)と仕切られ、かつ、前記吸入室(24)に対して前記ピストン(21)の裏側の第2空間(26)とを有し、前記ガス媒体を前記吸入室(24)で圧縮して前記ガス貯留空間(14)へ排出する圧縮機構部(4)と、
前記密閉容器(2)の内部において前記圧縮機構部(4)の下方の位置に配置され、前記圧縮機構部(4)の潤滑に用いられる油を貯留する油溜め部(32)と、
前記油溜め部(32)から前記ガス貯留空間(14)および前記第2空間(26)における前記圧縮機構部(4)の摺動部分へ前記油を給油し、かつ、前記ガス貯留空間(14)と前記第2空間(26)との間を連通する給油通路(11)と、
前記給油通路(11)の前記油溜め部(32)側の開口である流入口(11a)に配置され、前記圧縮機構部(4)の回転軸(6)が回転するときに発生する遠心力を受けるときに開き、遠心力を受けないときに閉まることにより前記流入口(11a)を開閉する弁(41)と
を備えている、
密閉型圧縮機(1)。 - 密閉空間を有し、前記密閉空間の上部に圧縮後のガス媒体が一時的に貯留されるガス貯留空間(14)を有する密閉容器(2)と、
前記密閉容器(2)の内部における前記ガス貯留空間(14)の下方の位置に配置され、内部において、第1空間である吸入室(24)と、前記吸入室(24)からピストン(21)のシール面(21a)で前記吸入室(24)と仕切られ、かつ、前記吸入室(24)に対して前記ピストン(21)の裏側の第2空間(26)とを有し、前記ガス媒体を前記吸入室(24)で圧縮して前記ガス貯留空間(14)へ排出する圧縮機構部(4)と、
前記密閉容器(2)の内部において前記圧縮機構部(4)の下方の位置に配置され、前記圧縮機構部(4)の潤滑に用いられる油を貯留する油溜め部(32)と、
前記油溜め部(32)から前記ガス貯留空間(14)および前記第2空間(26)における前記圧縮機構部(4)の摺動部分へ前記油を給油し、かつ、前記ガス貯留空間(14)と前記第2空間(26)との間を連通する給油通路(11)と、
前記給油通路(11)とは異なる経路であり、前記ガス貯留空間(14)から前記第2空間(26)への前記ガス媒体の流通が可能な第2経路(12)と、
前記給油通路(11)の前記油溜め部(32)側の開口である流入口(11a)に配置され、前記圧縮機構部(4)の回転軸(6)が回転するときに発生する遠心力を受けるときに開き、遠心力を受けないときに閉まることにより前記流入口(11a)を開閉する弁(41)と
を備えており、
前記ガス媒体が前記第2経路(12)を流れるときの通路抵抗は、前記給油通路(11)を流れるときの通路抵抗よりも小さい、
密閉型圧縮機(1)。 - 二酸化炭素をガス媒体として使用する、
請求項1から7のいずれかに記載の密閉型圧縮機(1)。
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