JP2010121560A - 燃料供給装置 - Google Patents

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Kayoko Umeda
佳代子 梅田
Eiji Miyazaki
英二 宮崎
Takeshi Enomoto
剛 榎本
Tomonori Nagase
智紀 長瀬
Kenji Mitsui
健司 三井
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Abstract

【課題】燃料ポンプと燃料フィルタとキャニスタとを備えながらも、装置高さを低く抑えることのできる燃料供給装置を提供する。
【解決手段】燃料供給装置10は、燃料タンク100内の燃料を吸入して吐出する燃料ポンプ14と、燃料ポンプ14に吸入される燃料を濾過する燃料フィルタ16と、燃料タンク100内の蒸発燃料を脱離可能に吸着するキャニスタ22とを備える。燃料フィルタ16とキャニスタ22とが、燃料ポンプ14を間にして並列的に配置される。燃料タンク100の底壁部101に設けられた開口孔102を閉塞するセットプレート12上に配置された燃料ポンプ14、燃料フィルタ16及びキャニスタ22を収容するカップ状部材24が設けられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、主として自動二輪車、原付自転車等の二輪車、ATV車(全地形万能車)、自動車等の車両用の燃料供給装置に関する。
燃料供給装置の従来例としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。特許文献1(従来例)のものは、燃料タンク内の燃料蒸気を脱離可能に吸着するキャニスタと、燃料タンク内の燃料を吸入して吐出する燃料ポンプと、燃料ポンプに吸入される燃料を濾過する燃料フィルタとを備えている。そして、燃料タンクの上板部に形成された開口孔を閉塞する蓋部材の下面側に対してキャニスタと燃料ポンプが並列的に配置されている。さらに、燃料ポンプには、蓋部材とは反対側すなわち下側において燃料フィルタが配置されている。
特開2006−299940号公報
前記従来例のものでは、燃料ポンプの下側に燃料フィルタが直列的に配置されていることから、装置高さが高くならざるを得ず、装置高さを低くする場合の妨げになるという問題点があった。
本発明が解決しようとする課題は、燃料ポンプと燃料フィルタとキャニスタとを備えながらも、装置高さを低く抑えることのできる燃料供給装置を提供することにある。
前記課題は、特許請求の範囲の欄に記載された構成を要旨とする燃料供給装置により解決することができる。
すなわち、特許請求の範囲の請求項1に記載された燃料供給装置によると、燃料フィルタとキャニスタとが燃料ポンプを間にして並列的に配置されている。これにより、燃料ポンプと燃料フィルタとキャニスタとを備えながらも、装置高さを低く抑えることができる。
また、特許請求の範囲の請求項2に記載された燃料供給装置によると、燃料フィルタとキャニスタとが燃料ポンプの周りの周方向に並列的に配置されている。これにより、燃料ポンプと燃料フィルタとキャニスタとを備えながらも、装置高さを低く抑えることができる。
また、特許請求の範囲の請求項3に記載された燃料供給装置によると、燃料タンクの底部の開口孔を閉塞する蓋部材上に配置された燃料ポンプ、燃料フィルタ及びキャニスタを収容するカップ状部材が設けられている。これにより、蓋部材とカップ状部材とによる内部空間内に燃料が貯留されることで、燃料タンク内の燃料残量が少なくなったとき等における燃料の揺動を抑制して燃料ポンプの燃料の吸入不良を防止することができる。
また、特許請求の範囲の請求項4に記載された燃料供給装置によると、燃圧調整器から排出されたリターン燃料をカップ状部材内に戻す構成としたものである。これにより、燃料タンク内の燃料残量が少なくなったとき等において、蓋部材とカップ状部材とによる内部空間内に燃料(すなわち、燃料フィルタから燃料ポンプ内へ吸入される燃料)を確保することができる。
また、特許請求の範囲の請求項5に記載された燃料供給装置によると、カップ状部材に設けた案内部材によって、燃圧調整器から排出されたリターン燃料をカップ状部材内に案内することができる。これにより、燃圧調整器から排出されたリターン燃料が広範囲に拡散することを抑制することができる。
以下に本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。
本発明の一実施例に係る燃料供給装置を説明する。本実施例では、例えば自動二輪車における燃料タンク内の燃料をタンク外すなわち内燃機関(エンジン)へ供給するもので、燃料タンクの底部に装着されるタイプ(いわゆる底付けタイプ)の燃料供給装置について例示する。なお、図1は燃料供給装置を示す斜視図、図2は同じく平面図、図3は図2のIII−III線矢視断面図、図4は図3のIV−IV線矢視断面図である。
図3に示すように、燃料供給装置10は、セットプレート12、燃料ポンプ14、燃料フィルタ16、プレッシャレギュレータ18、ケーシング20、キャニスタ22、カップ状部材24等を備えている(図1、図2及び図4参照)。以下、順に説明する。なお、図5はカップ状部材が省略された燃料供給装置を示す斜視図、図6は同じく平面図、図7は同じく下面図、図8は図6のVIII−VIII線矢視断面図、図9は図8のIX−IX線矢視断面図である。
セットプレート12を説明する。図8に示すように、セットプレート12は、樹脂製で、円板状のプレート本体26を主体として形成されている。プレート本体26の上面には、該プレート本体26の外径より小さい外径を有する円筒状の嵌合筒部27が同心状に形成されている(図5及び図6参照)。なお、説明の都合上、図6に示すセットプレートの平面図を基準として前後左右を定めることにする。
前記プレート本体26の後端部(図6において上端部)には、嵌合筒部27の内側に隣接する燃料吐出ポート28が設けられている。燃料吐出ポート28は、プレート本体26を上下(図6において紙面表裏方向)に貫通している。燃料吐出ポート28は、プレート本体26の下面側において側方(後方)に向けてL字状に屈曲されている(図5及び図8参照)。また、プレート本体26の前端部(図6において下端部)には、嵌合筒部27の内側に隣接する電気コネクタ部29がモールド成形により形成されている。また、図8に示すように、プレート本体26の中央部上には、有底円筒状のポンプ嵌合部30が形成されている。ポンプ嵌合部30の右端部には、U字状の受入凹部30aが形成されている。
次に、燃料ポンプ14を説明する。図8に示すように、燃料ポンプ14は、縦型円筒状のポンプハウジング32内に、電動モータ部とインペラ式ポンプ部とを上下に一体的に組込んだインタンク式のウエスコ型電動ポンプである。また、ポンプハウジング32の下端面には吸入口33が形成されている。また、ポンプハウジング32の上端面には吐出口34が形成されているとともに電気コネクタ35が設けられている。燃料ポンプ14は、電動モータ部の駆動によって、吸入口33から吸入した燃料を昇圧した後に吐出口34から吐出する。
次に、燃料フィルタ16を説明する。図8に示すように、燃料フィルタ16は、接続管部材37と濾過部材38とフレーム部材39とを備えている。接続管部材37は、樹脂製で、中空管状に形成されている。接続管部材37の右端部には、側方(右方)に開口する円形の横向きの接続口41が形成されている。また、接続管部材37の左端部には、上方に開口する上向きの接続口42が形成されている。また、濾過部材38は、例えば不織布により縦長四角形状で扁平な袋状に形成されている。また、フレーム部材39は、樹脂製で、縦長四角形枠状に形成されている。フレーム部材39は、濾過部材38内に内装されており、該濾過部材38を膨大状態に保持する。また、フレーム部材39の下部には、濾過部材38の左側面に開口する円形の管接続口44が形成されている。管接続口44には、前記接続管部材37の横向きの接続口41が接続されている。また、接続管部材37の上向きの接続口42は、燃料ポンプ14の吸入口33に接続されている。
次に、プレッシャレギュレータ18を説明する。図9に示すように、プレッシャレギュレータ18は、一対のハウジング部材46,47とダイアフラム48と弁体49とバルブスプリング50とバルブシート51と有している。一対のハウジング部材46,47は、それぞれカップ状をなしかつ相互にかしめにより結合されている。また、ダイアフラム48は、可撓性を有する材料で形成され、両ハウジング部材46,47の間に挟持されている。ダイアフラム48は、両ハウジング部材46,47の内部空間を調圧室53と大気開放室54とに区画している。また、弁体49は、ダイアフラム48の中央部に設けられている。また、バルブスプリング50は、大気開放室54側のハウジング部材47と弁体49との対向面間に介在されており、弁体49をバルブシート51に着座する方向へ付勢している。
前記調圧室53側のハウジング部材46は段付円筒状に形成されている。ハウジング部材46の小径筒部内にバルブシート51が固定されている。バルブシート51は、中空円筒状に形成されている。前記弁体49が前記バルブスプリング50の弾性力をもってバルブシート51に着座することにより、バルブシート51内の中空部が閉じられる。また、弁体49がバルブスプリング50の弾性力に抗してバルブシート51から離座することにより、バルブシート51内の中空部が開かれる。また、ハウジング部材46の段付壁部には、調圧室53に燃料を導入するための燃料導入口55が開口されている。また、ハウジング部材46の小径筒部の先端面には、調圧室53内の燃料(リターン燃料)を排出(吐出)するためのリターン燃料吐出口56が開口されている。また、大気開放室54側のハウジング部材47には、大気開放室54を大気に開放するための大気開放口57が形成されている。なお、プレッシャレギュレータ18は、本明細書でいう「燃圧調整器」に相当する。また、リターン燃料吐出口56は、本明細書でいう「リターン燃料排出口」に相当する。
次に、ケーシング20を説明する。図5に示すように、ケーシング20は、樹脂製で、ポンプ収容部60と燃料配管部61とプレッシャレギュレータ収容部62とを有している。ポンプ収容部60は、格子状をなす縦型円筒状に形成されている。また、燃料配管部61は、ポンプ収容部60の上端部に前後方向に延びる横管状に形成されている。燃料配管部61内は、管路64となっている(図9参照)。燃料配管部61の前端部には、管路64に連通しかつ下方に延びるポンプ接続口65が形成されている(図8参照)。また、燃料配管部61の後端部には、下方に屈曲する管接続部66が形成されている(図5参照)。また、燃料配管部61の後部の右側面には、径方向に突出する平板状の受壁部67が形成されている(図5及び図6参照)。
図9に示すように、前記プレッシャレギュレータ収容部62は、前記燃料配管部61の前端部の右側に偏心状に形成されている。プレッシャレギュレータ収容部62は、内筒部69と外筒部70とを有する二重筒状に形成されている。内筒部69と外筒部70の間の環状空間部71は前記管路64と連通されている。また、プレッシャレギュレータ収容部62に前記プレッシャレギュレータ18が収容されている。すなわち、内筒部69内にプレッシャレギュレータ18の調圧室53側のハウジング部材46の小径筒部が嵌合されるとともに、外筒部70内に同ハウジング部材46の大径筒部が嵌合される。そして、外筒部70には、プレッシャレギュレータ18の大気開放室54側のハウジング部材47に嵌合されかつ該プレッシャレギュレータ18を抜け止めする抜け止め部材73がスナップフィットにより装着されている。これにともない、プレッシャレギュレータ18の燃料導入口55が環状空間部71を介して管路64と連通される。また、プレッシャレギュレータ18のリターン燃料吐出口56は、内筒部69の先端側の開口端部内に配置されており、前記受壁部67に対して所定の間隔を隔てて対向している。なお、受壁部67とプレッシャレギュレータ収容部62との対向面間は、リターン燃料の拡散空間部74となっている(図5及び図6参照)。
図8に示すように、前記ケーシング20のポンプ収容部60内には、その下方から前記燃料ポンプ14が収容されている。これにともない、燃料配管部61のポンプ接続口65に燃料ポンプ14の吐出口34が接続されている。そして、燃料ポンプ14の下部が前記セットプレート12のポンプ嵌合部30内に嵌合されるとともに、ケーシング20のポンプ収容部60がセットプレート12のポンプ嵌合部30にスナップフィット等により装着される。このとき、燃料フィルタ16の接続管部材37が、セットプレート12のポンプ嵌合部30の受入凹部30a内に嵌合される。また、図5に示すように、前記セットプレート12の燃料吐出ポート28と前記ケーシング20の管接続部66とは、連通管76により接続される。また、図6に示すように、セットプレート12の電気コネクタ部29と燃料ポンプ14の電気コネクタ35とは、導線77を介して電気的に接続される。
次に、キャニスタ22を説明する。図8に示すように、キャニスタ22は、燃料タンク100(後述する)内の蒸発燃料を脱離可能に吸着する吸着材(図示省略)を樹脂製のキャニスタケース80内に収容してなる。吸着材としては、例えば粒状の活性炭が用いられている。また、キャニスタケース80は、前後方向(図8において紙面表裏方向)を長くする長円柱状に形成されている(図6参照)。このキャニスタケース80は、前記燃料ポンプ14の周りの周方向に沿って円弧状に湾曲している。また、キャニスタケース80は、前記セットプレート12の嵌合筒部27内においてプレート本体26の左端部上に一体的に設けられている(図8参照)。
図7に示すように、セットプレート12のプレート本体26の下面側には、キャニスタケース80内外を連通するタンクポート81、パージポート82、大気ポート83が突出されている。これらのポート81,82,83は、前後方向にかつ燃料ポンプ14の周りの周方向に沿って並んでいる。なお、各ポート81,82,83の並び順及び本数は適宜変更することができる。
図6及び図8に示すように、前記キャニスタ22(詳しくはキャニスタケース80)と前記燃料フィルタ16(詳しくは濾過部材38)とは、前記燃料ポンプ14を間にして並列的に配置されている。また、キャニスタ22と燃料フィルタ16とは、燃料ポンプ14の周りの周方向に並列的に配置されている。また、キャニスタ22と燃料フィルタ16の他、燃料吐出ポート28(詳しくは基端部)及び電気コネクタ部29についても、燃料ポンプ14の周りの周方向に並列的に配置されている。また、燃料吐出ポート28は、燃料ポンプ14の後側(図6において上側)においてキャニスタ22と燃料フィルタ16との周方向の間に配置されている。また、電気コネクタ部29は、燃料ポンプ14の前側(図6において下側)においてキャニスタ22と燃料フィルタ16との周方向の間に配置されている。
次に、カップ状部材24を説明する。図3に示すように、カップ状部材24は、樹脂製で、円筒状の周壁部85とその周壁部85の上面開口部を閉鎖する端壁部86とを有する逆カップ状に形成されている。端壁部86には、前記ケーシング20のポンプ収容部60及び管接続部66等を挿通可能な開口孔部87が形成されている。カップ状部材24は、前記ケーシング20のポンプ収容部60に対する燃料ポンプ14の収容に先立ってポンプ収容部60及び管接続部66に対してその下方から開口孔部87が挿通される(図4参照)。その後、セットプレート12に対する燃料ポンプ14及びケーシング20の配置の他、連通管76の配管、及び、導線77の配線等が完了した後に、カップ状部材24の周壁部85が、セットプレート12のプレート本体26上の嵌合筒部27に対して嵌着されることにより、カップ状部材24内に燃料ポンプ14、燃料フィルタ16及びキャニスタ22が収容されている。これとともに、セットプレート12とカップ状部材24とによる内部部品空間には、燃料が貯留可能となっている。
前記カップ状部材24の端壁部86上には、案内壁部88が形成されている。案内壁部88は、前記ケーシング20のプレッシャレギュレータ収容部62と受壁部67との対向面間に位置決めされた状態で配置されている。これにより、案内壁部88は、前記リターン燃料の拡散空間部74の上面及び右側面を取り囲むとともに、該拡散空間部74を下方の開口孔部87を介してカップ状部材24内に連通する縦樋状の案内通路を形成している。なお、案内壁部88は、本明細書でいう「案内部材」に相当する。
図3に示すように、燃料タンク100の底壁部101には開口孔102が形成されている。そして、前記燃料供給装置10(図1〜図4参照)は、セットプレート12上の構成部品を燃料タンク100の開口孔102内を通じてタンク内に挿入するとともにカップ状部材24の周壁部85を開口孔102内に嵌合した状態で、セットプレート12のプレート本体26の外周部が底壁部101にガスケット(図示しない)を介して装着されることにより、燃料タンク100に搭載されている。これにより、燃料タンク100の開口孔102は、セットプレート12により閉塞されることになる。なお、セットプレート12は、本明細書でいう「蓋部材」に相当する。また、底壁部101は、本明細書でいう「底部」に相当する。
なお、図示しないが、セットプレート12の下面側において、燃料吐出ポート28には、内燃機関のインジェクタにつながる燃料供給管が接続される。また、電気コネクタ部29には、燃料ポンプ14に外部電源の電力を供給する外部コネクタが接続される。また、タンクポート81には、燃料タンク100内の気相部に連通される配管部材が接続される。また、パージポート82には、エンジンの吸気管に連通される配管部材が接続される。また、大気ポート83は大気に開放される。
次に、前記燃料供給装置10の作動について説明する。外部電源の電力がセットプレート12の電気コネクタ部29から導線77、燃料ポンプ14の電気コネクタ35を介して電動モータ部に供給されることにより、燃料ポンプ14が駆動される。すると、燃料タンク100内の燃料が燃料フィルタ16の濾過部材38により濾過された後、接続管部材37を介して燃料ポンプ14の吸入口33に吸入される。燃料ポンプ14に吸入された燃料は、ポンプ部内で昇圧された後、吐出口34からケーシング20の燃料配管部61の管路64内へ吐出される。管路64内に吐出された燃料は、連通管76及びセットプレート12の燃料吐出ポート28を通じてタンク外の燃料供給管へ供給される。燃料は、燃料供給管を通じて内燃機関のインジェクタに供給される。
前記管路64内の燃料圧力は、プレッシャレギュレータ18により所定の圧力に調整される。すなわち管路64内の燃料は、環状空間部71を介して、燃料導入口55から調圧室53内に導入される。そして、調圧室53内の燃料圧力が燃料タンク100内の圧力(大気圧)とバルブスプリング50の弾性力とを合計した圧力よりも低いときには、弁体49がバルブシート51に着座しており、該バルブシート51内の中空部が閉じられる。また、調圧室53内の燃料圧力が燃料タンク100内の圧力(大気圧)とバルブスプリング50の弾性力とを合計した圧力よりも高くなったときは、弁体49がダイアフラム48の可撓性を利用してバルブシート51から離座することにより、該バルブシート51内の中空部が開かれる。したがって、調圧室53内で余剰となった燃料が、バルブシート51内、及び、調圧室53側のハウジング部材46の小径筒部内を通って、リターン燃料吐出口56からリターン燃料として吐出(排出)される。これによって、調圧室53すなわち管路64内の燃圧が常に一定になるように調整される。
また、リターン燃料吐出口56から吐出(排出)されたリターン燃料は、拡散空間部74において、ケーシング20の受壁部67に衝突して拡散しようとするが、カップ状部材24の案内壁部88によってその拡散が抑制された状態で、カップ状部材24内の案内通路を通って流下される。また、カップ状部材24内に案内されたリターン燃料は、セットプレート12とカップ状部材24とによる内部空間内に貯留される。なお、燃料タンク100内の燃料残量が多い時は、カップ状部材24の端壁部86の開口孔部87を通って、燃料タンク100内の燃料がセットプレート12とカップ状部材24とによる内部空間内に流入することができる。また、燃料タンク100内の燃料残量が少なくなった時は、プレッシャレギュレータ18から吐出されたリターン燃料がセットプレート12とカップ状部材24とによる内部空間内に貯留される。
また、キャニスタ22において、エンジンの停止時や燃料の給油時等には、燃料タンク100内で発生した蒸発燃料が、タンクポート81を通じてキャニスタケース80内の吸着材(図示省略)に吸着される。そして、蒸発燃料の燃料分がほとんどない状態となった空気は、大気ポート83を通じて大気に放出される。また、エンジンの運転時には、吸気管に発生する負圧がパージポート82を通じてキャニスタケース80内に作用する。この負圧により、吸着材から離脱された蒸発燃料がパージポート82を通じてエンジンにパージされる。このとき、大気(外気)が大気ポート83を通じてキャニスタケース80内に導入される。
上記した燃料供給装置10によると、燃料フィルタ16とキャニスタ22とが燃料ポンプ14を間にして並列的に配置されている(図3参照)。これにより、燃料ポンプ14と燃料フィルタ16とキャニスタ22とを備えながらも、装置高さを低く抑えることができる。
また、燃料フィルタ16とキャニスタ22とが燃料ポンプ14の周りの周方向に並列的に配置されている(図2参照)。これにより、燃料ポンプ14と燃料フィルタ16とキャニスタ22とを備えながらも、装置高さを低く抑えることができる。
また、燃料タンク100内のスペースを利用してキャニスタ22を搭載することができる。したがって、車両に対するキャニスタ22の搭載性を向上することができる。キャニスタ22が車両振動から保護されるため、耐振動性を向上することができる。また、自動二輪車の場合、車両の転倒、衝突、飛び石からキャニスタ22を保護することができる。
また、燃料タンク100の底壁部101の開口孔102を閉塞するセットプレート12上に配置された燃料ポンプ14、燃料フィルタ16及びキャニスタ22を収容するカップ状部材24が設けられている(図3参照)。これにより、セットプレート12とカップ状部材24とによる内部空間内に燃料が貯留されることで、燃料タンク100内の燃料残量が少なくなったとき等における燃料の揺動を抑制して燃料ポンプ14の燃料の吸入不良を防止することができる。
また、プレッシャレギュレータ18から排出されたリターン燃料をカップ状部材24内に戻す構成としたものである。これにより、燃料タンク100内の燃料残量が少なくなったとき等において、セットプレート12とカップ状部材24とによる内部空間内に燃料(すなわち、燃料フィルタ16から燃料ポンプ14内へ吸入される燃料)を確保することができる。
また、カップ状部材24に設けた案内壁部88によって、プレッシャレギュレータ18から排出されたリターン燃料をカップ状部材24内に案内することができる。これにより、プレッシャレギュレータ18から排出されたリターン燃料が広範囲に拡散することを抑制することができる。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。
一実施例に係る燃料供給装置を示す斜視図である。 燃料供給装置を示す平面図である。 図2のIII−III線矢視断面図である。 図3のIV−IV線矢視断面図である。 カップ状部材が省略された燃料供給装置を示す斜視図である。 カップ状部材が省略された燃料供給装置を示す平面図である。 燃料供給装置を示す下面図である。 図6のVIII−VIII線矢視断面図である。 図8のIX−IX線矢視断面図である。
符号の説明
10 燃料供給装置
12 セットプレート(蓋部材)
14 燃料ポンプ
16 燃料フィルタ
18 プレッシャレギュレータ(燃圧調整器)
22 キャニスタ
24 カップ状部材
88 案内壁部(案内部材)
100 燃料タンク
101 底壁部(底部)
102 開口孔

Claims (5)

  1. 燃料タンク内の燃料をタンク外へ供給する燃料供給装置であって、
    前記燃料タンク内の燃料を吸入して吐出する燃料ポンプと、
    前記燃料ポンプに吸入される燃料を濾過する燃料フィルタと、
    前記燃料タンク内の蒸発燃料を脱離可能に吸着するキャニスタと
    を備え、
    前記燃料フィルタと前記キャニスタとが、前記燃料ポンプを間にして並列的に配置されている
    ことを特徴とする燃料供給装置。
  2. 燃料タンク内の燃料をタンク外へ供給する燃料供給装置であって、
    前記燃料タンク内の燃料を吸入して吐出する燃料ポンプと、
    前記燃料ポンプに吸入される燃料を濾過する燃料フィルタと、
    前記燃料タンク内の蒸発燃料を脱離可能に吸着するキャニスタと
    を備え、
    前記燃料フィルタと前記キャニスタとが、前記燃料ポンプの周りの周方向に並列的に配置されている
    ことを特徴とする燃料供給装置。
  3. 請求項1又は2に記載の燃料供給装置であって、
    前記燃料タンクの底部に設けられた開口孔を閉塞する蓋部材上に、前記燃料ポンプ、前記燃料フィルタ及び前記キャニスタが配置され、
    前記蓋部材上に、前記燃料ポンプ、前記燃料フィルタ及び前記キャニスタを収容するカップ状部材が設けられている
    ことを特徴とする燃料供給装置。
  4. 請求項3に記載の燃料供給装置であって、
    前記燃料ポンプから吐出された燃料の圧力を調整し、その調整により余剰となった燃料をリターン燃料として排出する燃圧調整器を備え、
    前記燃圧調整器から排出されたリターン燃料を前記カップ状部材内に戻す構成とした
    ことを特徴とする燃料供給装置。
  5. 請求項3又は4に記載の燃料供給装置であって、
    前記カップ状部材には、前記燃圧調整器から排出されたリターン燃料をカップ状部材内に案内する案内部材を設けたことを特徴とする燃料供給装置。
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