JP2021032232A - 燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料供給装置において脱気孔の下流側に一方向弁で閉塞された閉塞空間を有した構成において、燃料ポンプによる燃料の吐出不足を抑制する。【解決手段】燃料供給装置10は、燃料を吸入・吐出する燃料ポンプ14とハウジング12との間に形成された排出室34が、プレッシャレギュレータ122を介して高圧燃料室140と連通自在に設けられ、該燃料ポンプ14のポンプ室64で圧縮された気体成分を含む燃料が脱気孔70を通じて排出室34へ排出可能となっている。そして、燃料タンクTと排出室34とを接続する燃料排出管92には、該燃料タンクT側からの燃料の流入を防止する逆流防止弁100が設けられ、この逆流防止弁100の第1弁体102を排出室34側へと付勢するスプリング104の弾発力が、燃料ポンプ14の駆動時において、脱気孔70から排出室34へと排出される気体成分を含む燃料の排出圧力以下で開弁可能に設定されている。【選択図】図5

Description

本発明は、車両の燃料タンクから内燃機関へと燃料を供給するための燃料供給装置に関する。
本出願人は、自動二輪車等の車両における燃料タンクの外側に配置され内燃機関の燃料噴射装置へと燃料を供給する燃料供給装置を提案している(特許文献1参照)。
この燃料供給装置は燃料タンクの外側に配置され、フューエルフィードポンプによって前記燃料タンクの燃料がポンプケースの内部へと吸入された際、該フューエルフィードポンプの脱気ポートを通じて燃料と共に該燃料の含まれた気体成分が、前記ポンプケースとフューエルフィードポンプとの間に形成された通路に排出されると共に、余剰となってプレッシャレギュレータを開弁させることで吐出された余剰燃料が前記通路へと排出される。この通路は、戻し流路及び戻し管を通じて燃料タンクと接続されており、上述した気体成分及び余剰燃料が前記燃料タンクへと排出される。
また、戻し流路には、弾性体によって通路側に付勢されたチェックバルブ(一方向弁)が設けられ、このチェックバルブによって燃料タンクから通路側への燃料やダストの流入が防止され、通路内に配置されたプレッシャレギュレータへのダストの噛み込みが防止される。さらに、フューエルフィードポンプの上流側に配置された燃料フィルタに目詰まりが生じた際、脱気ポート(脱気孔)を通じて前記フューエルフィードポンプ内へ燃料が吸い込まれる際のダスト流入を抑止している。
上述したような燃料供給装置では、チェックバルブの弁体を付勢するための弾性体の弾発力(荷重)は、例えば、搭載される車両の走行中に生じる振動によって弁体が弁座から離間してしまうことがないように予め高く設定しておくことが求められると共に、フューエルフィードポンプから吐出されプレッシャレギュレータを開弁させる余剰燃料の排出圧以下でチェックバルブを開弁可能とし、該余剰燃料を戻し管を通じて燃料タンク側へと排出する必要がある。そのため、例えば、チェックバルブが弁開状態となる際の開弁圧力がプレッシャレギュレータの排出圧以下でその近傍となるように前記チェックバルブを構成する弾性体の荷重を設定することが考えられる。
特開2017−172570号公報
しかしながら、チェックバルブが弁開状態となる際の開弁圧力をプレッシャレギュレータの排出圧以下でその近傍に設定すると、燃料噴射装置の噴射量が多くなり前記プレッシャレギュレータを通じてニップル(高圧燃料通路)から通路へと余剰となる燃料が排出されない場合には、通路内の圧力が前記プレッシャレギュレータの排出圧近傍まで上昇しないためチェックバルブが開弁しない。
この際、インペラ室(ポンプ室)内の気体成分を含む燃料を脱気ポートから通路へと排出することができないため、気体成分を含む燃料が燃料供給装置へと供給されており、フューエルフィードポンプの吐出量不足が懸念される。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、脱気孔の下流側に一方向弁で閉塞された閉塞空間を有した場合において、燃料ポンプによる燃料の吐出量不足を抑制することが可能な燃料供給装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の態様は、車両における燃料タンクの外側に配置され、筐体と筐体の内部に収納される燃料ポンプとの間に脱気室を備え、
燃料ポンプは、燃料タンクに対してフィルタを介して接続され燃料を吸入する吸入口と、燃料を吐出する吐出口と、吸入口と吐出口との間に設けられインペラが内部に収容され燃料を加圧するポンプ室と、ポンプ室と脱気室と連通する脱気孔とを備え、
筐体には、内燃機関の燃料噴射弁と連通し燃料ポンプで圧縮された燃料が吐出される高圧燃料通路と、高圧燃料通路内の圧力が所定圧力を超えると開弁して高圧燃料通路内の燃料を脱気室へと排出する圧力調整弁と、脱気室内の圧力が所定圧力以上になると開弁して脱気室内の燃料を外部へと排出する一方向弁とを備え、
一方向弁が、筐体に形成された弁座に着座自在に設けられる弁体と、弁体を弁座側に向かって付勢するばねとを有し、脱気室内における燃料の圧力によって弁体がばねの弾発力に抗して弁座から離間することで脱気室と外部に接続された燃料タンクとを連通させる燃料供給装置において、
ばねの弾発力は、燃料ポンプの駆動時において脱気孔から脱気室へと排出される燃料の排出圧力以下で弁体が弁座から離間して開弁するように設定される。
本発明によれば、筐体の内部に収納された燃料ポンプと筐体との間に脱気室が設けられ、この脱気室には吐出口から吐出され高圧燃料通路で余剰となった燃料や脱気孔から気体成分を含む燃料が排出されると共に、脱気室と燃料タンクとの間には、脱気室内の圧力が所定圧力以上になると開弁して脱気室内の燃料を外部へと排出する一方向弁を備えている。そして、一方向弁の弁体を弁座側に向かって付勢するばねの弾発力を、燃料ポンプの駆動時において脱気孔から脱気室へと排出される燃料の排出圧力以下で弁体が弁座から離間して開弁するように設定している。
従って、燃料ポンプの駆動作用下に圧縮された燃料を内燃機関の燃料噴射弁へと供給する際、この燃料噴射弁からの噴射量が多い場合には、余剰となる燃料が発生しないため筐体に設けられた圧力調整弁が開弁せず燃料が脱気室へと排出されることがない。そのため、圧力調整弁から排出される燃料の排出圧力が脱気室に作用することがないが、ポンプ室から脱気孔を介して脱気室へと排出された気体成分を含む燃料の排出圧力によって一方向弁の弁体をばねの弾発力に抗して弁座から離間させ開弁させることが可能となるため、それに伴って、圧力調整弁が開弁しない状態においても、脱気室内の気体成分を含む燃料を外部に接続された燃料タンクへと排出することができる。
その結果、燃料供給装置の燃料ポンプを駆動した際、ポンプ室内の燃料の気体成分を常に脱気孔から脱気室へと円滑に排出することで、気体成分の分離された燃料を燃料供給装置から燃料噴射弁へと吐出不足となることなく供給することができる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、燃料供給装置における筐体と燃料ポンプとの間には、吐出口から吐出され高圧燃料通路で余剰となった燃料や脱気孔から気体成分を含む燃料が排出される脱気室が設けられると共に、脱気室と燃料タンクとの間に脱気室内の圧力が所定圧力以上になると開弁して脱気室内の燃料を外部へと排出する一方向弁を備え、一方向弁において弁体を弁座側に向かって付勢するばねの弾発力を、燃料ポンプの駆動時において脱気孔から脱気室へと排出される燃料の排出圧力以下で開弁するように設定している。
これにより、燃料ポンプの駆動作用下において燃料噴射弁の噴射量が多くなり圧力調整弁を通じて高圧燃料通路から脱気室へと余剰となる燃料が排出されない場合でも、ポンプ室から脱気孔を介して脱気室へと排出される気体成分を含む燃料の排出圧力によって一方向弁の弁体をばねの弾発力に抗して弁座から離間させ開弁させることが可能となるため、圧力調整弁が開弁せず高圧燃料通路から脱気室へと燃料が排出されない状態においても、脱気室内の気体成分を含む燃料を外部に接続された燃料タンクへと排出することができる。
その結果、燃料供給装置の燃料ポンプを駆動した際、ポンプ室内の燃料の気体成分を常に脱気孔から脱気室へと円滑に排出することで、気体成分の分離された燃料を燃料噴射弁に対して供給することができるため、液体成分で構成された燃料を供給することで燃料供給装置からの吐出量が不足してしまうことが回避される。
本発明の実施の形態に係る燃料供給装置の外観斜視図である。 図1の燃料供給装置をキャップ側から見た全体正面図である。 図2のIII−III線に沿った断面図である。 図2のIV−IV線に沿った断面図である。 図2のV−V線に沿った断面図である。
本発明に係る燃料供給装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る燃料供給装置を示す。
この燃料供給装置10は、図示しない二輪車等の車両において燃料タンクT(図3及び図5参照)の外側に配置され使用されるものであり、図1〜図5に示されるように、筒状のハウジング(筐体)12と、該ハウジング12の内部に収納される燃料ポンプ14と、前記ハウジング12の一端部に連結されフィルタ16の収納されるフィルタボディ18と、前記ハウジング12の他端部側に収納される隔壁部材20と、該隔壁部材20及び前記ハウジング12の他端部を閉塞するカバー部材22とを含む。
なお、この燃料供給装置10は、図示しない車両において燃料ポンプ14の軸線が矢印A、B方向(図1及び図3参照)に沿って略水平となるように搭載される横置き式の燃料供給装置である。
ハウジング12は、例えば、樹脂製材料から有底筒状に形成され、その一端部となる底部には筒状に突出した連結部24が形成されると共に、該連結部24から外側に向かって延在した接続端28が外縁部に沿って形成され、該接続端28には前記底部を覆うようにフィルタボディ18が溶着等によって接続される。この連結部24の中心には、軸方向(矢印A、B方向)に貫通した吸入通路26が形成され、ハウジング12の内部には、前記吸入通路26に対してさらに径方向外側へオフセットするように燃料ポンプ14が収納される。
一方、ハウジング12の他端部には、軸方向(矢印B方向)に向かって開口した開口部30が形成され、この開口部30の外周側となる外縁部にはカバー部材22の接続される第1接続端32が形成される。そして、第1接続端32に対してカバー部材22が当接した状態で互いに溶着等で接続されることで、ハウジング12の開口部30が閉塞される。
また、ハウジング12の内部には、燃料ポンプ14の側方となる位置に所定容積を有した排出室(脱気室)34が設けられ、この排出室34には、後述する燃料ポンプ14から燃料の気体成分が排出されると共に、前記燃料ポンプ14から吐出され余剰となった燃料(余剰燃料)が導入される。
ハウジング12の内部には排出室34と分離された第1送出通路40(図4参照)を備える。
ハウジング12とフィルタボディ18との間に形成された連通路42が排出室34と連通している。
第1送出通路40は、ハウジング12の軸方向(矢印A、B方向)に沿って形成され、ハウジング12とカバー部材22との間に形成された高圧燃料室140と後述するフィルタボディ18に形成された第2送出通路106及び送出管94とを連通している(図4参照)。
一方、ハウジング12の外部には、外側に向かって突出したコネクタ部44(図1及び図2参照)が設けられ、図示しないコントローラに接続されるハーネス(図示せず)が接続可能に設けられると共に、後述する燃料ポンプ14の給電端子74(図4参照)と接続されている。
燃料ポンプ14は、図3及び図4に示されるように、例えば、円筒状のケーシング46と、このケーシング46の一端部側(矢印A方向)に収納されるポンプ部48と、前記ケーシング46の中央部に収納され該ポンプ部48を駆動するモータ部50と、前記ケーシング46の他端部側(矢印B方向)に設けられ前記ポンプ部48によって吸い込まれた燃料を吐出する吐出部52とを含む。
ポンプ部48は、ポンプボディ54と、このポンプボディ54を覆うポンプカバー56と、前記ポンプボディ54と前記ポンプカバー56との間に設けられるインペラ58とを含む。そして、ポンプ部48は、ポンプボディ54とポンプカバー56とが軸方向(矢印A、B方向)に沿って積層された状態でケーシング46の一端部に固定される。
ポンプボディ54には、その中央部にモータ部50を構成するシャフト60が挿通されると共に、該シャフト60の径方向外側には軸方向(矢印A、B方向)に貫通した吐出口62が形成される。また、ポンプボディ54の内部には、断面円形状のポンプ室64に円盤状のインペラ58が回転自在に収納されると共に、前記ポンプ室64と吐出口62とが連通し、該ポンプ室64から吐出口62へと燃料が吐出される。
ポンプカバー56は、ポンプボディ54のポンプ室64を覆うように設けられ、その一端面に形成され軸方向(矢印A、B方向)に貫通し燃料の吸入される吸入口66(図2参照)と、ポンプボディ54に臨む他端面に形成されたポンプ流路68と、このポンプ流路68に開口し気体成分を含む燃料を外部へと排出させる脱気孔70(図4参照)とを備える。
この吸入口66は、ポンプカバー56の一端面から軸方向(矢印A方向)へ突出した吸入管72の内部に形成され、該吸入管72がハウジング12の吸入通路26と同軸状に接続されることで連通している。一方、脱気孔70は、ハウジング12の排出室34と連通している。
モータ部50はブラシレスモータからなり、ケーシング46内に回転自在に設けられるステータコア及びロータ(図示せず)を含み、このロータの中心に保持されるシャフト60の一端部がインペラ58の中心に連結され、他端部がポンプボディ54に対して回転自在に支持される。
また、モータ部50には、図4に示されるように、ケーシング46の他端部に設けられた複数の給電端子74が電気的に接続され、この給電端子74にはそれぞれリード線76が接続される。そして、リード線76は、ハウジング12の内部において排出室34の内部に延在した後にコネクタ部44の図示しないターミナルに対して電気的に接続される。
そして、図示しないコントローラからの制御信号がコネクタ部44、リード線76及び給電端子74を介してモータ部50へと入力されることで、このモータ部50を構成するロータがシャフト60と共に回転し、それに伴って、前記シャフト60に連結されたインペラ58がポンプ室64で回転する。
吐出部52は、モータ部50の他端部に臨むようにケーシング46の他端部に固定され、該ケーシング46に連結される基部78と、この基部78に対して前記ケーシング46から離間する方向(矢印B方向)へ突出した円筒部80とを含み、この円筒部80が後述する隔壁部材20へ挿入され保持される。
この円筒部80の中心には、ケーシング46の燃料を外部へ吐出する燃料吐出口82が軸方向(矢印A、B方向)に沿って貫通すると共に、その内部には燃料が所定圧力となることで弁開状態となり前記燃料吐出口82を開放するチェック弁84が設けられる。このチェック弁84は、円筒部80との間に介装されたスプリング86によってモータ部50側(矢印A方向)へと常に付勢されており、弁閉状態から燃料の圧力によって押圧されることで弁開状態となって開放される。
フィルタボディ18は、例えば、樹脂製材料から形成され、ハウジング12の一端部に連結され、円筒状に形成されたボディ本体(筐体)88と、このボディ本体88の外周面から突出した燃料供給管90、燃料排出管92及び送出管94とを有し、前記ボディ本体88の開口した一端部にキャップ96が装着されることで閉塞されている。
ボディ本体88は、ハウジング12の一端部に対して燃料ポンプ14と略同軸状となるように設けられ、このハウジング12に臨む端部がハウジング12における接続端28に対して所定の位置へと位置決めされた状態で接続されている。
これにより、ハウジング12の連結部24がフィルタボディ18の内部に挿入され、前記ハウジング12の吸入通路26を介してフィルタボディ18の内部と燃料ポンプ14のポンプ室64とが連通した状態となる。
一方、ボディ本体88の内部には、ホルダ98を介して円筒状のフィルタ16が装着され、このフィルタ16は、燃料供給管90からフィルタボディ18内へ導入される燃料中の塵埃等を除去する目的で設けられている。
そして、ホルダ98の中央がハウジング12の連結部24に保持されることで、フィルタ16が燃料ポンプ14の吸入管72と同軸状となるように保持されると共に、前記フィルタ16の内部に吸入通路26が挿入され互いに連通した状態となる。
燃料供給管90は、ボディ本体88の外周面から該ボディ本体88の軸線と直交方向に延在した管状に形成され、供給配管L1を介して燃料タンクTと接続されている。そして、燃料ポンプ14の駆動作用下に図示しない燃料タンクT中の燃料が燃料供給管90を通じてフィルタボディ18の内部へと導入され、フィルタ16を通過することで塵埃等が除去された後、吸入通路26を通じて前記燃料ポンプ14へと吸入される。
燃料排出管92は、図5に示されるように、戻り配管L2を介して燃料タンクTと接続され燃料供給管90と同様にボディ本体88の外周面から該ボディ本体88の軸線と直交方向に延在した管状に形成され、前記燃料供給管90と所定間隔離間して略平行に形成される(図2参照)。この燃料排出管92は、ボディ本体88及び燃料供給管90と非連通に設けられると共に、ハウジング12の連通路42を通じて排出室34と連通している。
また、燃料排出管92の内部には、連通路42から図示しない燃料タンクT側への燃料の流れのみを許容する逆流防止弁(一方向弁)100が設けられている。
逆流防止弁100は、例えば、球状に形成され燃料排出管92の内部に沿って変位自在に設けられた第1弁体(弁体)102と、該燃料排出管92の端部に設けられる受け部材103と前記第1弁体102との間に介装されるスプリング(ばね)104とを備える。第1弁体102は、スプリング104の弾発力によってボディ本体88側(矢印C1方向)に向かって付勢され、前記燃料排出管92の内周面に形成された第1弁座(弁座)105に着座することで弁閉状態となる。これにより、燃料タンクTから燃料排出管92を通じた排出室34側への燃料や塵埃等の進入を防止している。
そして、燃料排出管92は、後述する高圧燃料室140から排出室34へと排出された余剰燃料の圧力によって逆流防止弁100の第1弁体102が弁開することで、前記燃料排出管92を通じて燃料が前記燃料タンクTへと戻される。
また、逆流防止弁100におけるスプリング104の弾発力は、燃料ポンプ14の駆動作用下にインペラ58が回転して燃料がポンプ室64へと吸入される際、前記ポンプ室64から脱気孔70を通じて排出室34へと排出される気体成分を含む該燃料の排出圧力以下で開弁可能な荷重に設定されると共に、後述するプレッシャレギュレータ122を構成するスプリング136の弾発力よりも小さくなるように設定されている。
送出管94は、図4に示されるように、燃料供給管90及び燃料排出管92と同様に、ボディ本体88の外周面から外側に向かって突出し、前記ボディ本体88内に形成された第2送出通路106、ハウジング12の第1送出通路40と連通すると共に、図示しない配管を介して内燃機関のインジェクタ(燃料噴射弁)と接続されている。
隔壁部材20は、図3〜図5に示されるように、例えば、樹脂製材料から形成され、ハウジング12の他端部において開口部30内に収納され、該ハウジング12の第1接続端32と略同一平面状となるベース部107と、該ベース部107に対して軸方向(矢印A、B方向)に突出した第1〜第3保持部108、110、112とを含む。
ベース部107は、例えば、ハウジング12の軸方向と直交方向に延在したプレート状に形成され、その外縁部がハウジング12の内周面に臨むように該ハウジング12の内部に収納され、前記外縁部の一端部がハウジング12の開口部30に臨んだ段部へと挿入され当接する。
そして、隔壁部材20がハウジング12の開口部30に収納され軸方向(矢印A、B方向)に位置決めされた状態で、ハウジング12の第1接続端32に対して溶着等によって固定される。
第1〜第3保持部108、110、112は、それぞれハウジング12の軸方向(矢印A、B方向)に沿って延在した円筒状に形成され、ベース部107の中心に対して径方向外側にそれぞれ設けられると共に、該ベース部107の周方向に沿って互いに離間するように形成される。
第1保持部108には、燃料ポンプ14における吐出部52の円筒部80が内部に挿入されることで保持され、第2保持部110には、図4に示されるようにハウジング12の第1送出通路40の端部が挿入され、後述するカバー部材22の高圧燃料室(高圧燃料通路)140とそれぞれ連通している。
また、第3保持部112は、図3に示されるように、ハウジング12の排出室34側(矢印A方向)に向かって突出した第1突出部116と、カバー部材22側(矢印B方向)に向かって突出した第2突出部118とを有している。
第1突出部116の中心には、軸方向(矢印A、B方向)に貫通した装着孔120が形成され、プレッシャレギュレータ(圧力調整弁)122が内部に装着されている。
一方、第2突出部118は、ベース部107に対してカバー部材22側に所定高さで一直線状に突出し、その中心には軸方向(矢印A、B方向)に沿って貫通した通路124が形成され、この通路124は、カバー部材22の高圧燃料室140を介して装着孔120と燃料ポンプ14の燃料吐出口82とを連通している。
プレッシャレギュレータ122は、弁ハウジング126と、該弁ハウジング126の内部に保持され第2弁座128を有した筒体130と、前記第2弁座128に対して着座自在に設けられる第2弁体132と、前記第2弁体132を第2弁座128側(矢印B方向)に向かって押圧するリテーナ134及びスプリング136とを有する。
そして、第2弁体132が、スプリング136の弾発力によってリテーナ134を介して第2弁座128へと押圧され着座することで、筒体130の内部に形成された連通ポート138と排出室34との連通が遮断された弁閉状態となる。すなわち、この排出室34は、プレッシャレギュレータ122が弁閉状態であり、且つ、逆流防止弁100が弁閉状態である場合に、外部との連通が遮断された閉塞された閉塞空間となる。
一方、プレッシャレギュレータ122は、高圧燃料室140から通路124、装着孔120及び連通ポート138へと流入する燃料の圧力によって第2弁体132が押圧されることで、該第2弁体132がスプリング136の弾発力に抗して第2弁座128から離間する方向(矢印A方向)に移動して弁開状態となり、余剰となった燃料(余剰燃料)が前記高圧燃料室140から排出室34へと流れる。このスプリング136の弾発力は、逆流防止弁100におけるスプリング104の弾発力よりも大きく設定されている。
カバー部材22は、例えば、樹脂製材料からプレート状に形成され、ハウジング12及び隔壁部材20の他端部を覆うように装着され、前記ハウジング12の第1接続端32及び前記隔壁部材20の第2接続端114に対してカバー部材22の端部が当接して位置決めされた状態で溶着等によって接続される。
また、カバー部材22は、隔壁部材20側となる端面が該隔壁部材20から離れる方向(矢印B方向)に向かって凹状に窪み、前記隔壁部材20のベース部107との間に所定容積の空間を有した高圧燃料室140が形成される。
この高圧燃料室140は、燃料供給装置10の軸線と略直交方向に延在し、第1保持部108を介して燃料ポンプ14の吐出部52が接続され燃料吐出口82と連通すると共に、第2保持部110を介して第1及び第2送出通路40、106と連通し、且つ、第3保持部112における第2突出部118の通路124を介してプレッシャレギュレータ122の装着された装着孔120と連通している。
本発明の実施の形態に係る燃料供給装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
この燃料供給装置10において、図示しないコントローラからの制御信号がコネクタ部44、リード線76及び給電端子74を通じて燃料ポンプ14に入力され、図示しないステータの励磁作用下にモータ部50のロータ(図示せず)が回転駆動することでシャフト60を介してポンプ部48のインペラ58がポンプ室64で回転駆動する。
そして、燃料タンクTから燃料供給管90を通じてフィルタボディ18の内部に導入されている燃料が、インペラ58の回転によってフィルタ16を通過した後に、吸入通路26及び吸入管72の吸入口66を通じてポンプ室64の内部へと吸入される。
この吸入口66から吸入された燃料は、インペラ58の回転によってポンプ室64においてポンプ流路68を通じてポンプカバー56に沿って周方向へと流れることで徐々に圧力が上昇し、燃料に含まれる気体成分はポンプ流路68から脱気孔70を通じて燃料の液体成分と共に外部の排出室34へと排出される。一方、気体成分の分離された燃料の液体成分は、ポンプボディ54の吐出口62へと流通して高圧となった燃料が吐出される。
そして、この吐出口62から吐出された燃料は、モータ部50の内部空間を通じて吐出部52の燃料吐出口82まで流れ、チェック弁84をスプリング86の弾発力に抗して押圧し弁開状態とすることで前記燃料吐出口82から高圧燃料室140へと吐出される。
この高圧燃料室140へ導入された燃料は、図4に示される高圧燃料室140からハウジング12の第1送出通路40及びフィルタボディ18の第2送出通路106、送出管94を通じて外部へと吐出され、図示しない配管を通じて内燃機関のインジェクタへと供給される。
一方、燃料ポンプ14から吐出され余剰となった燃料は、高圧燃料室140において所定の圧力より高くなり、該高圧燃料室140と連通した通路124から連通ポート138へと導かれた後、プレッシャレギュレータ122の第2弁体132がフィルタボディ18側(矢印A方向)へと押圧されることで、スプリング136の弾発力に抗して前記第2弁体132が第2弁座128から離間することで弁開状態となる。
そして、余剰となった燃料が弁ハウジング126の内部を通じて加圧状態で排出室34へと排出されると同時に、この排出室34には燃料ポンプ14のポンプ流路68から脱気孔70を通じて燃料の気体成分が排出されているため、該気体成分と共に余剰燃料が、連通路42から燃料排出管92へと流れ、逆流防止弁100の第1弁体102を第1弁座105から離間する方向(矢印C2方向)へと押し上げて開放状態とすることで、戻り配管L2を通じて燃料タンクTへと戻される。
また、インジェクタからの燃料の噴射量が多く、高圧燃料室140の燃料が余剰とならずプレッシャレギュレータ122を介して排出室34側へ余剰燃料が排出されない場合でも、前記排出室34と燃料タンクTとの連通状態を切替可能な逆流防止弁100のスプリング104の弾発力を、燃料ポンプ14のポンプ流路68から脱気孔70を通じて前記排出室34に排出される気体成分を含む燃料の排出圧力よりも小さい圧力で第1弁体102が第1弁座105から離間して開弁するように設定している。そのため、気体成分を含む燃料によって第1弁体102がスプリング104の弾発力に抗して第1弁座105から離間する方向(図5中、矢印C2方向)へと押圧されることで開弁状態とすることができ、燃料排出管92を通じて前記排出室34内の気体成分を含む燃料が燃料タンクTへと排出される。
すなわち、逆流防止弁100が、燃料ポンプ14のポンプ流路68から脱気孔70を通じて排出室34へ排出される気体成分を含む燃料のみで開弁可能に設けられているため、燃料ポンプ14から排出された気体成分を含む燃料によって排出室34が満たされてしまうことが回避され、脱気孔70を通じて常にポンプ流路68から前記排出室34へと気体成分を円滑に排出可能な状態とすることが可能である。
以上のように、本実施の形態では、燃料供給装置10においてポンプ部48から吐出され余剰となった燃料(余剰燃料)や脱気孔70を通じてポンプ室64から燃料の気体成分の排出される排出室34を有し、この排出室34が燃料排出管92を介して燃料タンクTと接続されると共に、前記燃料排出管92の内部には、前記燃料タンクTから前記排出室34側への燃料や塵埃等の進入を防止するための逆流防止弁100が設けられている。
そして、逆流防止弁100において第1弁体102を第1弁座105側(図5中、矢印C1方向)へと付勢するスプリング104の弾発力を、プレッシャレギュレータ122を介して高圧燃料室140から排出室34側へと排出される燃料の圧力P1より小さな圧力で逆流防止弁100が開弁可能で、且つ、燃料ポンプ14の駆動作用下にインペラ58が回転して燃料がポンプ室64へと吸入される際、ポンプ流路68から脱気孔70を介して前記排出室34へと排出される気体成分を含む燃料の排出圧力P2以下で前記逆流防止弁100が開弁可能となるように設定している。すなわち、燃料の圧力P1>燃料の排出圧力P2の関係となっている。
従って、ポンプ部48から吐出され高圧燃料室140から送出管94を通じて内燃機関のインジェクタへと燃料が供給される際、例えば、前記インジェクタからの燃料の噴射量が多く、余剰燃料が発生せずにプレッシャレギュレータ122が開弁しない場合に、前記プレッシャレギュレータ122から排出される燃料の排出圧力が排出室34に作用することがないが、ポンプ流路68から脱気孔70を介して前記排出室34へと排出された気体成分を含む燃料の圧力によって前記逆流防止弁100を開弁させることで、前記排出室34から燃料排出管92を通じて前記気体成分を含む燃料を燃料タンクTへと好適に排出することができる。
その結果、燃料供給装置10における燃料ポンプ14を駆動した際、ポンプ室64内の燃料の気体成分を常に脱気孔70から排出室34へと円滑に排出することができるため、前記燃料ポンプ14から前記排出室34への気体成分の排出が妨げられることがなく、燃料ポンプ14において燃料から該気体成分を円滑に分離させることで、燃料供給装置10からインジェクタへと供給される燃料を確実に気体成分を除いた液体成分とすることができ、それに伴って、燃料供給装置10からの燃料の吐出量が不足することが回避される。
なお、本発明に係る燃料供給装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…燃料供給装置 12…ハウジング
14…燃料ポンプ 16…フィルタ
18…フィルタボディ 22…カバー部材
34…排出室 70…脱気孔
92…燃料排出管 100…逆流防止弁
102…第1弁体 86、104、136…スプリング
122…プレッシャレギュレータ 140…高圧燃料室
T…燃料タンク

Claims (1)

  1. 車両における燃料タンクの外側に配置され、筐体と該筐体の内部に収納される燃料ポンプとの間に脱気室を備え、
    前記燃料ポンプは、前記燃料タンクに対してフィルタを介して接続され燃料を吸入する吸入口と、前記燃料を吐出する吐出口と、前記吸入口と前記吐出口との間に設けられインペラが内部に収容され前記燃料を加圧するポンプ室と、前記ポンプ室と前記脱気室と連通する脱気孔とを備え、
    前記筐体には、内燃機関の燃料噴射弁と連通し前記燃料ポンプで圧縮された前記燃料が吐出される高圧燃料通路と、該高圧燃料通路内の圧力が所定圧力を超えると開弁して前記高圧燃料通路内の燃料を前記脱気室へと排出する圧力調整弁と、前記脱気室内の圧力が所定圧力以上になると開弁して前記脱気室内の燃料を外部へと排出する一方向弁とを備え、
    前記一方向弁が、前記筐体に形成された弁座に着座自在に設けられる弁体と、該弁体を前記弁座側に向かって付勢するばねとを有し、前記脱気室内における前記燃料の圧力によって前記弁体が前記ばねの弾発力に抗して前記弁座から離間することで該脱気室と外部に接続された前記燃料タンクとを連通させる燃料供給装置において、
    前記ばねの弾発力は、前記燃料ポンプの駆動時において前記脱気孔から前記脱気室へと排出される前記燃料の排出圧力以下で前記弁体が前記弁座から離間して開弁するように設定される、燃料供給装置。
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