JP2010047172A - 送り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スクリュウとナットとの間で生じる衝撃音を緩和し、かつ円滑な送り作動を実現できる送り装置を提供する。
【解決手段】アッパレールに取り付けられたスクリュウ23と、ロアレール21に取り付けられスクリュウ23を貫通させる開口穴51をもつ保持ブラケット5と、保持ブラケット5の内部に配設されてスクリュウ23と螺合してスクリュウ23の軸方向に沿って相対移動する送りナット3と、保持ブラケット5と送りナット3との間に介設されて送りナット3の雌ネジ部31と同一軸中心をもつ保持穴41を有する弾性ケース4とを有する。弾性ケース4は、送りナット3に圧接して送りナット3を弾性的に保持する前後壁4a、4b及び側壁をもつ。弾性ケース4は、保持穴41の内周面で、スクリュウ23の雄ネジ部23aを弾性的に保持している。
【選択図】図6

Description

本発明は、シートスライド装置等に用いる送り装置に関する。
シートスライド装置用の送り装置の一形式として、特許文献1、2に示されているように、車両のフロアに固定されたロアレールと、ロアレールに対し前後方向に移動自在にしてかつシートを保持するアッパレールと、アッパレールをロアレールに対し移動させるスクリュウ・ナット機構を有し、モータ駆動装置の電動モータにより回転させられるスクリュウがアッパレールに支承され、このスクリュウと螺合するナットがロアレールに保持されたものが知られている。ナットは、弾性ケースを介在させて、ロアレールに固定された保持部材に収容されている。
特許文献1の図6では、保持部材(20)に弾性ケース(23)を介してナット(24)を嵌入し、ネジ穴(24c)及び弾性ケース(23)の前後の円孔(23c、23d)を、保持部材(20)の前後の円孔(20c、20d)に同軸に一致させて、スクリュウ(12)を円孔(20c、20d、23c、23d)に貫通しネジ穴(24c)に螺入することが開示されている。保持部材(20)とナット(24)との間に弾性ケース(23)を介在させることにより、スクリュウ(12)の雄ネジ部がナット(24)の雌ネジ部に当たったときのがたつきを緩和し、またスクリュウ(12)の移動方向の切替時のバックラッシによる衝撃音を緩和している。
特許文献2の図1,図2では、ナット(2)に、ネジ穴(2a)よりも下位側に下向きの段部(2b)を形成し、保持部材(1)の挿通孔(1b)よりも下位側の内面とナット(2)の段部下側の端面との間で弾性ケース(3)の端部を挟持することにより、ナット(2)の段部(2b)で弾性ケース(3)の端部を押さえて、弾性ケース(3)の保持部材(1)の挿通孔(1b)からのはみ出しを防止すると共に、ナット(2)のネジ穴(2a)が開口する端部と保持部材(1)の挿通孔(1b)近傍を直接接触させて、弾性ケース(3)のつぶれ代によるスクリュウSとナット(2)との軸方向のがたつきを抑制するとともに、スクリュウの移動方向の切替時の衝撃を防止することが開示されている。
特開平8−156660号公報(図6,段落番号「0024」) 特開平9−123807号公報(図1,図2,段落番号「0027」)
ところで、スクリュウの雄ネジ部とナットの雌ネジ部との間には、両者を相対回転させるために必要な若干の隙間が径方向に設定されている。作動時には、雄ネジ部と雌ネジ部とが互いに接触しながら、スクリュウがナットに対して相対的に移動される。
前記特許文献1では、ナット(24)と保持部材(20)との間に弾性ケース(23)を圧入しているため、ナット(24)は弾性ケース(23)にスクリュウ(12)の軸方向に弾接する。このため、スクリュウ(12)の回転方向の切替時に、前記径方向隙間に基づくバックラッシによって生じる衝撃を緩和することができる。
しかし、スクリュウ(12)の外径と弾性ケース(23)の円孔(23c、23d)の大きさは規定されておらず、これらの径によっては、スクリュウ(12)の雄ネジ部がナット(24)の雌ネジ部へ径方向に直接接触して、衝撃音が生じるとともに、円滑な送り作動が妨げられるおそれがある。
また、前記特許文献2でも、スクリュウSとナット(2)とが径方向で直接接触して、衝撃音が生じるおそれがある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、スクリュウとナットとの間で生じる衝撃音を緩和し、かつ円滑な送り作動を実現できる送り装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明である送り装置は、固定部材及び該固定部材に相対移動可能に支持された可動部材の何れか一方に取り付けられたスクリュウと、前記固体部材及び前記可動部材の他方に取り付けられ前記スクリュウを貫通させる開口穴を有する保持部材と、該保持部材の内部に配設されて前記スクリュウの雄ネジ部と螺合する雌ネジ部をもつナットが設けられ前記スクリュウの軸方向に沿って相対移動するナット側部材と、前記保持部材と前記ナット側部材との間に介設されるとともに前記雌ネジ部と同一軸中心をもつ保持穴を有し弾性材料で形成された弾性ケースと、前記スクリュウを回転駆動させるか又は前記ナットを回転駆動させる駆動装置と、を備えた送り装置であって、前記弾性ケースは、前記ナット側部材に圧接して前記ナット側部材を弾性的に保持する圧接面をもち、前記弾性ケースは、前記保持穴の内周面で、前記スクリュウの前記雄ネジ部を弾性的に保持することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記保持穴の内径は、前記スクリュウの外径よりも小さく、前記保持穴の内周面は前記スクリュウの前記雄ネジ部に圧接していることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記保持部材は、前記軸方向で互いに対向する一対の前後壁をもち、前記弾性ケースは、箱状に形成されて前記前後壁に圧接していることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記保持部材は、前記一対の前後壁間を連結し、前記スクリュウの径方向で前記弾性ケースと対向する連結壁をもち、前記弾性ケースと前記連結壁との間には、第1の隙間が設定されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、前記保持部材は、前記連結壁と反対側に開口をもち、前記弾性ケースは、前記開口を通じて、前記固定部材及び前記可動部材の他方に対向しており、前記弾性ケースと前記固定部材及び前記可動部材の他方との間には、第2の隙間が設定されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、車両フロア側に固定されたロアレールと、該ロアレールに対し前後方向に移動自在にして且つシートを保持するアッパレールと、前記ロアレール及び前記アッパレールの何れか一方に取り付けられたスクリュウと、前記ロアレール及び前記アッパレールの他方に取り付けられ前記スクリュウを貫通させる開口穴を有する保持部材と、該保持部材の内部に配設されて前記スクリュウの雄ネジ部と螺合する雌ネジ部をもつナットが設けられ前記スクリュウの軸方向に沿って相対移動するナット側部材と、前記保持部材と前記ナット側部材との間に介設されるとともに前記雌ネジ部と同一軸中心をもつ保持穴を有し弾性材料で形成された弾性ケースと、前記スクリュウを回転駆動させるか又は前記ナットを回転駆動させる駆動装置と、を備えたシートスライド装置用の送り装置であって、前記弾性ケースは、前記ナット側部材に圧接して前記ナット側部材を弾性的に保持する圧接面をもち、前記弾性ケースは、前記保持穴の内周面で、前記スクリュウの前記雄ネジ部を弾性的に保持することを特徴とする。
前記請求項1に係る発明によれば、ナット側部材と保持部材との間に介設された弾性ケースは、保持穴の内周面で、スクリュウの雄ネジ部を弾性的に保持している。この保持穴の内周面の弾性力によって、スクリュウの雄ネジ部のナットへの径方向の当たりが緩和される。このため、スクリュウとナットとの間で、ネジ噛合い異音等が生じることを抑制でき、また円滑な送り作動を実現することができる。例えば、スクリュウの僅かな曲がりにより雄ネジ部がナットの雌ネジ部の中心回りに相対的に公転した場合、弾性ケースの保持穴の内周面が雄ネジ部を保持しているので、弾性ケースが雄ネジ部の相対的な公転によって弾性変形され、弾性ケースに圧接されたナット側部材のナットが雄ネジ部の相対的な公転に従って変位されて、ナットに形成された雌ネジ部に対する雄ネジ部のフレ量が減少する。これにより、スクリュウの雄ネジ部のナットの雌ネジ部への径方向の当たりが緩和され、たとえ、当たったとしても、ナット側部材は弾性ケースを介して保持部材に弾性的に保持されているので、衝撃が緩和され衝撃音を許容値以下に低下させることができる。
さらに、ナット側部材と保持部材との間には弾性ケースが介在しているため、スクリュウの回転方向の切替時に、スクリュウの雄ネジ部がバックラッシによりナットの雌ネジ部に軸方向で当接したときの当たりを緩和することができる。
また、スクリュウは固定部材及び可動部材のいずれか一方に取り付けられ、保持部材は固定部材及び可動部材の他方に取り付けられているため、スクリュウと保持部材との間には、取り付け誤差、寸法誤差などにより、多少の位置ずれが生じることがある。かかるスクリュウと保持部材との位置ずれは、保持部材に対して弾性ケースが径方向に移動することにより吸収される。
前記請求項2に係る発明によれば、保持穴の内径は、前記スクリュウの外径よりも小さい。このため、保持穴の内周面でスクリュウの雄ネジ部を全周で弾性的に圧接保持することができ、請求項1に係る発明と同様の効果を確実に奏することができる。
前記請求項3に係る発明によれば、弾性ケースは箱状に形成されて保持部材の前後壁に圧接しているので、ナット側部材を確実に保持した状態で、弾性ケースの保持穴が形成された面を、保持部材に弾性的に当接保持することができる。
前記請求項4に係る発明によれば、保持部材の連結壁と弾性ケースとの間には、第1の隙間が設定されている。このため、スクリュウと保持部材との間の位置ずれが大きい場合には、弾性ケースが保持部材に対して若干移動し、第1の隙間でスクリュウと弾性ケースに保持されたナットとの間の心ずれを調整することができる。
前記請求項5に係る発明によれば、固定部材及び可動部材の他方と弾性ケースとの間には、第2の隙間が設定されている。このため、スクリュウと保持部材との間の位置ずれが大きい場合には、弾性ケースが保持部材に対して若干移動し、第2の隙間でスクリュウと弾性ケースに保持されたナットとの間の心ずれを調整することができる。
前記請求項6に係る発明によれば、スクリュウはシートスライド装置のロアレール及びアッパレールのいずれか一方に取り付けられ、保持部材はロアレール及びアッパレールの他方に取り付けられ、ナット側部材と弾性的に保持されている。これにより、請求項1に係る発明と同様の効果を奏するシートスライド装置用の送り装置によって、衝撃音等がなくシートを円滑に移動可能な送り装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。第1の実施形態において、右、左、前、後、上、下は、車両用シートに着座した乗員から見て、右、左、前、後、上、下であることを意味する。図1において、10は車両フロア11上に設置される車両用シートを示している。車両用シート10は、後述するシートスライド装置12を備えている。車両用シート10は、座面を形成するシートクッション13及び背もたれ面を形成するシートバック14を有している。
図1、図2に示すように、シートスライド装置12は、ロアレール21と、アッパレール22と、スクリュウ23と、送りナット3と、駆動装置25とによって構成されている。
図1、図3に示すように、ロアレール21は、車両の前後方向に延びる長尺状で、互いに平行な左右一対のレール部材からなっている。ロアレール21は、底壁21aと、底壁21aの左右方向の端部からそれぞれ上方に延びる一対の側壁21bと、各側壁21bの上端から内方に屈曲し下方に垂下するフランジ壁21cとを有する。ロアレール21は、上方に開口する開口部21dをフランジ壁21cの間に形成した略U字状の断面形状をなしている。ロアレール21は、前後を図略のボルトなどの締結部材を用いて車両フロア11上に固定されている。
アッパレール22は、車両の前後方向に延びる長尺状で、互いに平行な左右一対のレール部材からなっている。アッパレール22は、上壁22aと、上壁22aの左右方向の端部からそれぞれ下方に延びる一対の側壁22bと、各側壁22bの下端から外方に屈曲し上方に立ち上がるフランジ壁22cとをもつ。アッパレール22は、下方に開口する開口部22dをフランジ壁22cの間に形成した略逆U字形状の断面形状をなしている。アッパレール22の側壁22bは、ロアレール21の側壁21bに摺動(スライド)可能に係合している。アッパレール22上には、ブラケット27を介して車両用シート10のシートクッション13が固定されている。
図2に示すように、左右一対のロアレール21とアッパレール22との間には、それぞれスクリュウ23がその軸心を車両前後方向に延在して配置されている。アッパレール22の前端部及び後端部には、前端保持ブラケット24及び後端保持ブラケット25がボルト24a、25aとナット24c、25cの締結によって固定されている。前端保持ブラケット24を締結しているボルト24a、及び後端保持ブラケット25は、それぞれスクリュウ23を貫挿させた保持穴24b、25bをもつ。保持穴24b、25bの中には、スクリュウ23との間に図略の摺動部材が介設されており、スクリュウ23は、摺動部材との間で摺動回転する。
前端保持ブラケット24の前端には、ギヤボックス26が固定されている。ギヤボックス26は、スクリュウ23の前端部にスクリュウ23と同一軸上にスプライン係合されたウォームホイールと、ウォームホイールに噛合するウォーム軸とを有する。
左右一対のギヤボックス26の間には、左右方向に延在する回転伝達軸27が配置されている。回転伝達軸27の右端及び左端は、右側及び左側に配設されているギヤボックス26のウォーム軸に連結されている。回転伝達軸27には、モータ28の出力軸が連結されている。モータ28の回転は、回転伝達軸27を介して左右のウォーム軸に伝達され、ウォームホイールを介してスクリュウ23を回転させる。
回転伝達軸27及び左右のギヤボックス26の上方には、リインフォースブラケット20が配設されている。リインフォースブラケット20は、左右方向に延びる長尺板状体であり、その前側及び後側は屈曲されて前側屈曲部20m及び後側屈曲部20nを形成している。リインフォースブラケット20は、モータ28の回転伝達軸27との連結部の上部を係合させる係合穴20fと、両端に設けられギヤボックス26を固定する一対の固定部20gとを設けている。固定部20gに形成されたスリット20hは、ギヤボックス26の上部の凸部26aに係入されている。固定部20gの前側屈曲部20mに形成された孔20i、ギヤボックス26に形成された孔26b、前端保持ブラケット24の前端部を上方に屈曲させた部分に形成された図略の孔、固定部20gの後側屈曲部20nに形成された孔20jに、ネジ20jを貫通させて、図略のナットにて締結することにより、リインフォースブラケット20及びギヤボックス26がアッパレール2に固定されている。
図4、図5、図6に示すように、スクリュウ23は、外周面に雄ネジ部23aをもつ。雄ネジ部23aには、送りナット3に設けられた雌ネジ部31が螺合している。
送りナット3は、ロアレール21の底壁21a上に固定された保持ブラケット5の内部に配設されている。送りナット3は、スクリュウ23と螺合する雌ネジ部31が形成されていて、スクリュウ23の軸方向に沿って相対移動する。送りナット3は、直方体であり、スクリュウ23の軸方向の前側及び後側に対向する前後壁3a、3bと、スクリュウ23の軸方向に直交する上壁3c、下壁3d及び側壁3e、3fとをもつ。前後壁3a、3bには、雌ネジ部31が開口している。
送りナット3は、箱状に形成された弾性ケース4を介して、保持部材としての保持ブラケット5に保持されている。弾性ケース4は、ゴムなどの弾性材料からなり、内部には送りナット3を収容保持する収容部40が形成されている。送りナット3は、雌ネジ部31が形成されたナットに相当するナット部と、弾性ケース4に保持される外形部とを有するナット側部材である。
弾性ケース4は、軸方向の前側及び後側に対向する前後壁4a、4bと、スクリュウ23の軸方向に直交する上壁4c及び側壁4d、4eとをもつ。弾性ケース4の収容部40に送りナット3が圧入されることで、弾性ケース4の前後壁4a、4b及び側壁4d、4eは、それぞれ圧接面として、送りナット3の前後壁3a、3b及び側壁3e、3fに圧接して、送りナット3を弾性的に保持している。前後壁4a、4bには、スクリュウ23を貫通保持する保持穴41が開口している。収容部40の下部は、開口43をもつ。上壁4cには、位置決め凸部42が突設されている。
保持ブラケット5は、スクリュウ23の軸方向の前側及び後側に対向する前後壁5a、5bと、前後壁5a、5bの一方と他方との間に形成されて弾性ケース4を配設する空間部50と、空間部50の上部で前側の前後壁5aと後側の前後壁5bとを連結する連結壁としての上壁5cと、前後壁5a、5bからフランジ状に屈曲延設されたフランジ壁5d、5eとを有する。前後壁5a、5bには、スクリュウ23を貫通させる開口穴51が形成されている。上壁5cには、弾性ケース4の位置決め凸部42を嵌合させる嵌合穴52が形成されている。フランジ壁5d、5eは、ロアレール21の底壁21a上に配設されている。フランジ壁5d、5e及びロアレール21の底壁21aにそれぞれ貫通するボルト穴53,21dにボルト58を嵌入し、ナット59で締結することにより、保持ブラケット5は、ロアレール21に固定されている。保持ブラケット5の上壁5cと反対側は開口しており、この開口58を通じて、弾性ケース4とロアレール21の底壁21aとが第2の隙間50bを介在させて互いに対向している。
図4、図5を用いて、スクリュウ23の雄ネジ部23aの外径φa、送りナット3の雌ネジ部31の内径φb、弾性ケース4の保持穴41の内径φc、及び保持ブラケット5の開口穴51の内径φdの関係について説明する。送りナット3の雌ネジ部31の内径φbは、スクリュウ23の雄ネジ部23aの外径φaよりもクリアランス分だけ大きく設定されている。弾性ケース4の保持穴41の内径φcは、スクリュウ23の雄ネジ部23aを保持可能なように、雄ネジ部23aの外径φaよりも0.2mm程度小さく設定されている。保持ブラケット5の開口穴51の内径φdは、開口穴51の中でスクリュウ23の雄ネジ部23aが回転可能なように、雄ネジ部23aの外径φaよりも大きい。また、スクリュウ23の雄ネジ部23a、送りナット3の雌ネジ部31、弾性ケース4の保持穴41,保持ブラケット5の開口穴51は、すべて同心となるように組み付けられる。
図5、図6に示すように、弾性ケース4の収容部40の寸法は、送りナット3の外形寸法よりも若干小さく設定されている。このため、収容部40に開口43から送りナット3を圧入することにより、送りナット3は弾性ケース4の内周面(圧接面)に弾性的に保持される。送りナット3は、収容部40に圧入されるときに、前後壁3a、3b、上壁3c、側壁3e、3fを、弾性ケース4の前後壁4a、4b、上壁4c、側壁4d、4eと対面させる。これにより、送りナット3が弾性ケース4に正確に位置決めされる。
弾性ケース4の外形寸法は、保持ブラケット5の空間部50の寸法よりも若干大きく設定されている。このため、空間部50に下側から弾性ケース4を圧入することにより、弾性ケース4は保持ブラケット5に保持される。また、弾性ケース4から突出する位置決め凸部42を、保持ブラケット5の嵌合穴52に隙間を持って嵌合させることで、弾性ケース4が保持ブラケット5に対して、前後方向及び左右方向の大まかな位置が決定される。ここで、弾性ケース4の前後壁4a、4bは、保持ブラケット5の前後壁5a、5bによって押圧されることで位置調整可能な程度に圧縮されている。
また、圧入された弾性ケース4の上壁4cの外面と保持ブラケット5の上壁5cの内面との間には、第1の隙間50aが設定されている。弾性ケース4の側壁4d、4eの下端面4fと、ロアレール21の底壁21aの上面との間には、第2の隙間50bが設定されている。したがって、弾性ケース4は、保持ブラケット5に対して上下方向の相対位置を調整できる。
図5、図6に示すように、スクリュウ23,送りナット3,弾性ケース4及び保持ブラケット5をロアレール21に組み付けるにあたっては、まず、弾性ケース4の収容部40に送りナット3を開口43から圧入する。次に、送りナット3を圧入した弾性ケース4を、保持ブラケット5の空間部50に圧入する。次に、スクリュウ23を、保持ブラケット5及び弾性ケース4に形成された開口穴51及び保持穴41を通って、送りナット3の雌ネジ部31に螺合させる。その後に前端保持ブラケット24、後端保持ブラケット25をスクリュウ23の前端及び後端に回転可能に取り付ける。次に、保持ブラケット5のフランジ壁5d、5e及びロアレール21の底壁21aにそれぞれ貫通するボルト穴53,21dにボルト58を嵌入し、ボルト58とナット59との締結により、保持ブラケット5をロアレール21に固定する。そして、前端保持ブラケット24、後端保持ブラケット25をボルト24a、25aとナット24c、25cの締結によってアッパレール22の前端部及び後端部に固定する。これにより、スクリュウ23の雄ネジ部23a、送りナット3の雌ネジ部31、弾性ケース4の保持穴41,保持ブラケット5の開口穴51は、同心となるように組み付けられる。
第1の実施形態においては、図6に示すように、送りナット3と保持ブラケット5との間に介設された弾性ケース4は、保持穴41の内周面で、スクリュウ23の雄ネジ部23aを弾性的に保持している。この保持穴41の内周面の弾性力によって、スクリュウ23の雄ネジ部23aの送りナット3の雌ネジ部31への径方向の当たりが緩和される。このため、スクリュウ23と送りナット3との間で、ネジ噛合い異音等が生じることを抑制でき、また円滑な送り作動を実現することができる。例えば、スクリュウ23の僅かな曲がりにより雄ネジ部23aがスクリュウ23の回転中心回りに公転した場合、弾性ケース4の保持穴41の内周面が雄ネジ部23aを保持しているので、弾性ケース4が雄ネジ部23aの公転によって弾性変形される。弾性ケース4に圧接された送りナット3が雄ネジ部23aの公転につれて変位されて、雄ネジ部23aの送りナット3の雌ネジ部31に対するフレ量が減少する。これにより、スクリュウ23の雄ネジ部23aの送りナット3への径方向の当たりが緩和される。たとえ、雄ネジ部23aが雌ネジ部31に当たったとしても、送りナット3は弾性ケース4を介して保持ブラケット5に弾性的に保持されているため、衝撃が緩和され衝撃音を許容値以下に低下させることができる。
更に、送りナット3と保持ブラケット5との間には弾性ケース4が介在しているため、スクリュウ23の回転方向の切替時に、スクリュウ23と送りナット3との間のバックラッシによってスクリュウ23の雄ネジ部23aが送りナット3の雌ネジ部31に軸方向で当接したときの当たりを緩和することができる。
また、スクリュウ23はアッパレール22に取り付けられ、保持ブラケット5はロアレール21に取り付けられているため、スクリュウ23と保持ブラケット5との間には、取り付け誤差、寸法誤差などにより、多少の位置ずれが生じることがある。かかるスクリュウ23と保持ブラケット5との位置ずれは、保持ブラケット5に対して弾性ケース4が径方向に移動することにより吸収される。
また、保持穴41の内径φcは、スクリュウ23の雄ネジ部23aの外径φaよりも小さい。このため、保持穴41の内周面でスクリュウ23の雄ネジ部23aを全周で弾性的に圧接保持することができ、雄ネジ部23aと雌ネジ部31との径方向の当たりが緩和される。
また、弾性ケース4は、箱状に形成されて保持ブラケット5の前後壁5a、5bに圧接している。このため、送りナット3を確実に保持した状態で、弾性ケース4の保持穴41が形成された前後壁4a、4bを、保持ブラケット5に弾性的に当接保持することができる。
また、弾性ケース4の上壁4cと保持ブラケット5の上壁5cとの間、及び弾性ケース4の下端とロアレール21の底壁21aとの間には、それぞれ第1の隙間50a及び第2の隙間50bが設定されている。このため、弾性ケース4は、保持ブラケット5の空間部50の中で上下方向に位置調整が可能である。ゆえに、スクリュウ23と保持ブラケット5との間に上下方向の位置ずれが大きい場合には、弾性ケース4が第1の隙間50a及び第2の隙間50bのいずれか一方に若干移動する。これにより、スクリュウ23と弾性ケース4に保持された送りナット3との間の心ずれを調整することができる。
第2の実施形態は、図7に示すように、送りナットに代えて、モータにより駆動回転する駆動側ナットを備えたナット側部材6を用い、駆動側ナットの駆動回転により、ナット側部材6をスクリュウ23に対して軸方向の前後に移動させている点、ナット側部材6はアッパレール22側に固定され、スクリュウ23はロアレール21側に保持されている点が、第1の実施形態と相違する。
第2の実施形態においては、図8、図9に示すように、ナット側部材6は、ケーシング60と、ケーシング60に収容されスクリュウ23の雄ネジ部23aに螺合する雌ネジ部61aが軸心に形成された駆動側ナット61(ナット)と、ケーシング60に収容され駆動側ナット61の外周に形成されたウォーム歯車と噛合するウォーム軸62とを有する。ウォーム軸62は、第1の実施形態と同様に、回転伝達軸27を介してモータ28と連結されている。回転伝達軸27の上方には、リインフォースブラケット20が配設されている。モータ28は、係入孔28a及びリインフォースブラケット20の装着孔20cにボルト20dを螺着することによって、リインフォースブラケット20に固定されている。
ケーシング60は、直方体であり、スクリュウ23の軸方向の前後に対向する前後壁60a、60bと、下壁60cと、側壁60d、60eとをもつ。ケーシング60のシート内側に対向する側壁60dには、回転伝達軸27を貫挿させる貫挿穴63が開口している。ケーシング60の前後壁60a、60bには、スクリュウ23を貫通させる穴65が開口している。ケーシング60は、1対の分割体からなり、駆動側ナット61及びウォーム軸62を収容した後に分割体の割面同士を合わせてボルトなどで一体に固定されている。
ナット側部材6は、第1の実施形態と同様に弾性ケース4の収容部40に圧入固定され、弾性ケース4は、保持ブラケット5の空間部50に相対位置調整可能な程度に圧入されている。保持ブラケット5は、アッパレール22の上壁22a及び側壁22bの長手方向の略中央部分に形成された凹部22eに収容されている。そして、アッパレール22の凹部22e近傍に形成されたボルト穴22fと、保持ブラケット5のボルト穴53と、リインフォースブラケット20の端部に形成されたボルト穴20bとにボルト58を貫挿して、ナット59で締結することで、アッパレール22に保持ブラケット5及びリインフォースブラケット20を固定している。
スクリュウ23の軸方向の前端部及び後端部は、それぞれ固定ブラケット29に形成された軸穴29aに挿着されて、ナット29bを締結することによって固定ブラケット29に固定されている。固定ブラケット29は、ロアレール21の底壁21aにボルト29cの締結によって固定されている。
第2の実施形態においても、ナット側部材6のケーシング60と保持ブラケット5との間に、弾性ケース4が圧入されており、弾性ケース4に形成された保持穴41は、第1の実施形態と同様に、スクリュウ23の雄ネジ部23aの外径φaよりも若干小さい内径φcをもつ(図4、図5参照)。そして、弾性ケース4は、保持穴41の内周面で、スクリュウ23の雄ネジ部23aを弾性的に保持している。ゆえに、この保持穴41の内周面の弾性力によって、スクリュウ23の雄ネジ部23aの駆動側ナット61の雌ネジ部61aへの径方向の当たりが緩和される。このため、スクリュウ23と駆動側ナット61との間で、ネジ噛合い異音等が生じることを抑制でき、また円滑な送り作動を実現することができる。
また、ナット側部材6と保持ブラケット5との間には弾性ケース4が介在しているため、スクリュウ23の雄ネジ部23aが駆動側ナット61に軸方向で当接したときの当たりを緩和することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
本発明の第1の実施形態に係るシートスライド装置の正面図である。 第1の実施形態に係るシートスライド装置の分解斜視図である。 図1の4−4矢視線断面図である。 第1の実施形態に係る、送りナット、弾性ケース及び保持ブラケットを取り付けたスクリュウの斜視図である。 第1の実施形態に係る、送りナット、弾性ケース及び保持ブラケットの分解斜視図である。 第1の実施形態に係る、ロアレールに取り付けられた保持ブラケット、弾性ケース、送りナット及びスクリュウの断面図である。 第2の実施形態に係るシートスライド装置の斜視図である。 第2の実施形態に係るシートスライド装置の分解斜視図である。 第2の実施形態に係る、アッパレールに取り付けられた保持ブラケット、弾性ケース、駆動側ナット及びスクリュウの断面図である。
符号の説明
3:送りナット、3a、3b:前後壁、3c:上壁、3d、3e:側壁、4:弾性ケース、4a、4b:前後壁、4c:上壁、4d、4e:側壁、5:保持ブラケット、5a、5b:前後壁、5c:上壁、5d、5e:フランジ壁、6:ギヤケース、10:シート、11:車両フロア、12:シートスライド装置、13:シートクッション、14:シートバック、20:リインフォースブラケット、21:ロアレール、22:アッパレール、23:スクリュウ、23a:雄ネジ部、24:前端保持ブラケット、25:後端保持ブラケット、26:ギヤボックス、27:回転伝達軸、28:モータ、29:固定ブラケット、31:雌ネジ部、40:収容部、41:保持穴、43:開口、50:空間部、50a:第1の空隙、50b:第2の空隙、51:開口穴、53:ボルト穴、58:開口、60:ケーシング、60a、60b:前後壁、60c:下壁、60d、60e:側壁、61:駆動側ナット、61a:雌ネジ部、62:ウォーム軸、63:貫挿穴、65:穴。

Claims (6)

  1. 固定部材及び該固定部材に相対移動可能に支持された可動部材の何れか一方に取り付けられたスクリュウと、
    前記固体部材及び前記可動部材の他方に取り付けられ前記スクリュウを貫通させる開口穴を有する保持部材と、
    該保持部材の内部に配設されて前記スクリュウの雄ネジ部と螺合する雌ネジ部をもつナットが設けられ前記スクリュウの軸方向に沿って相対移動するナット側部材と、
    前記保持部材と前記ナット側部材との間に介設されるとともに前記雌ネジ部と同一軸中心をもつ保持穴を有し弾性材料で形成された弾性ケースと、
    前記スクリュウを回転駆動させるか又は前記ナットを回転駆動させる駆動装置と、
    を備えた送り装置であって、
    前記弾性ケースは、前記ナット側部材に圧接して前記ナット側部材を弾性的に保持する圧接面をもち、
    前記弾性ケースは、前記保持穴の内周面で、前記スクリュウの前記雄ネジ部を弾性的に保持することを特徴とする送り装置。
  2. 前記保持穴の内径は、前記スクリュウの外径よりも小さく、前記保持穴の内周面は前記スクリュウの前記雄ネジ部に圧接していることを特徴とする請求項1記載の送り装置。
  3. 前記保持部材は、前記軸方向で互いに対向する一対の前後壁をもち、
    前記弾性ケースは、箱状に形成されて前記前後壁に圧接していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の送り装置。
  4. 前記保持部材は、前記一対の前後壁間を連結し、前記スクリュウの径方向で前記弾性ケースと対向する連結壁をもち、
    前記弾性ケースと前記連結壁との間には、第1の隙間が設定されていることを特徴とする請求項3記載の送り装置。
  5. 前記保持部材は、前記連結壁と反対側に開口をもち、
    前記弾性ケースは、前記開口を通じて、前記固定部材及び前記可動部材の他方に対向しており、前記弾性ケースと前記固定部材及び前記可動部材の他方との間には、第2の隙間が設定されていることを特徴とする請求項4記載の送り装置。
  6. 車両フロア側に固定されたロアレールと、
    該ロアレールに対し前後方向に移動自在にして且つシートを保持するアッパレールと、
    前記ロアレール及び前記アッパレールの何れか一方に取り付けられたスクリュウと、
    前記ロアレール及び前記アッパレールの他方に取り付けられ前記スクリュウを貫通させる開口穴を有する保持部材と、
    該保持部材の内部に配設されて前記スクリュウの雄ネジ部と螺合する雌ネジ部をもつナットが設けられ前記スクリュウの軸方向に沿って相対移動するナット側部材と、
    前記保持部材と前記ナット側部材との間に介設されるとともに前記雌ネジ部と同一軸中心をもつ保持穴を有し弾性材料で形成された弾性ケースと、
    前記スクリュウを回転駆動させるか又は前記ナットを回転駆動させる駆動装置と、
    を備えたシートスライド装置用の送り装置であって、
    前記弾性ケースは、前記ナット側部材に圧接して前記ナット側部材を弾性的に保持する圧接面をもち、
    前記弾性ケースは、前記保持穴の内周面で、前記スクリュウの前記雄ネジ部を弾性的に保持することを特徴とする送り装置。
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