JP2009269404A - 中本を加工するための無線綴じ機ならびに無線綴じ方法 - Google Patents

中本を加工するための無線綴じ機ならびに無線綴じ方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009269404A
JP2009269404A JP2009111667A JP2009111667A JP2009269404A JP 2009269404 A JP2009269404 A JP 2009269404A JP 2009111667 A JP2009111667 A JP 2009111667A JP 2009111667 A JP2009111667 A JP 2009111667A JP 2009269404 A JP2009269404 A JP 2009269404A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
book
station
paper
facing paper
binding machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009111667A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5578806B2 (ja
Inventor
Gunther Silberbauer
ジルベルバウアー ギュンター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mueller Martini Holding AG
Original Assignee
Mueller Martini Holding AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mueller Martini Holding AG filed Critical Mueller Martini Holding AG
Publication of JP2009269404A publication Critical patent/JP2009269404A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5578806B2 publication Critical patent/JP5578806B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B42BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
    • B42CBOOKBINDING
    • B42C19/00Multi-step processes for making books
    • B42C19/08Conveying between operating stations in machines
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B42BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
    • B42CBOOKBINDING
    • B42C11/00Casing-in
    • B42C11/04Machines or equipment for casing-in or applying covers to books
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B42BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
    • B42CBOOKBINDING
    • B42C11/00Casing-in
    • B42C11/04Machines or equipment for casing-in or applying covers to books
    • B42C11/045Folding end sheets, attaching end sheets to book blocks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H39/00Associating, collating, or gathering articles or webs
    • B65H39/02Associating,collating or gathering articles from several sources
    • B65H39/04Associating,collating or gathering articles from several sources from piles
    • B65H39/045Associating,collating or gathering articles from several sources from piles by collecting in rotary carriers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

【課題】閉鎖式の周回軌道を備えた搬送装置を有する特に小発行部数に適した小型の無線綴じ機を提供する。
【解決手段】閉鎖式の周回軌道(13,13′)を有する中本(8,8′)の搬送装置(9,9′)とその搬送装置(9,9′)に付属して設けられ前後に連続している複数の加工ステーション(10,10′)を有する中本(8,8′)を加工するための無線綴じ機であり、前記搬送装置(9,9′)がそれぞれ1部の中本(8,8′)を前記加工ステーション(10,10′)に推進する複数の締め付け装置(1ないし6,1′ないし6′,1″ないし6″)を有するとともに前記加工ステーション(10,10′)のうちの1機が背部加工設備(21,21′)として形成され、前記背部加工設備に後続する少なくとも1機の別の加工ステーション(10,10′)を見返し紙(25,25′,83,84)の給紙ステーション(24,24′,81,82)とする。
【選択図】図2

Description

この発明は、閉鎖式の周回軌道を有する中本の搬送装置とその搬送装置に付属して設けられ前後に連続している複数の加工ステーションを有し、前記搬送装置がそれぞれ1部の中本を加工ステーションに推進する複数の締め付け装置を有するとともに加工ステーションのうちの1機が背部加工設備として形成される、中本を加工するための無線綴じ機に関する。本発明はさらに前記に対応する無線綴じ方法に関する。
製本業において、ハードカバー製品に対応する中本を少数、しばしば書籍1部の分を製造しなければならないという事態が常に増えている。一般的にそのような本の中身は短い切り換え時間を有する印刷機によって製造される。最も一般的には少ない発行部数は印刷内容を動的に変更することができるデジタル印刷機によって製造される。このことによって、本を順次式に印刷して中本に加工することが可能になる。従ってこのことは大抵インラインで実施され、すなわち印刷紙葉の折り畳みおよび丁合ならびに無線綴じを含んだ必要な中本の加工ステップが完全に綴じ付けられた本が形成されるまで密に連続しかつ製本路とも呼ばれるような1台の装置内で実施される。
中綴じに際して先に中本に丁合された個別紙葉および/または折り畳まれた印刷紙葉がその背部上を切削によって処理され、その後に接着剤塗布される。その後表紙が本の背部に圧接されそれによって中本の背部に固定的に接着される。そのために柔軟な表紙を使用する場合完成した製品が無線綴じされたパンフレット(ソフトカバー)と呼称され、一方硬質の表紙を使用する場合は無線綴じされた硬質表紙(ハードカバー)と呼称される。
ハードカバー生産に際しては薄い接着剤層によって両面で中本に接着される見返し紙が中本に設けられる。完成した書籍においてこの見返し紙はヒンジとして機能する。前記の見返し紙を綺麗かつ中本の背部と一体的に形成することができるように、この見返し紙は切削の後に初めて付加することが好適である。その後本の背部に重ねて背張り紙片が装着され、それは例えば熱間硬化接着剤あるいはPURによって中本の背部上に接着される。そのようにして固定された裏張りは、中本が結束保持されるように機能する。次の工程で中本が所定のフォーマットに裁断され、最後に硬質の表紙が両方の見返し紙に貼り付けられる。
スイス国特許出願公開第325096号明細書により、閉鎖式の周回軌道を備えた搬送装置と前記周回軌道の領域内に配置された加工ステーション群を有する小型の無線綴じ機が知られている。ここで搬送装置は周囲配置されたプライア型収容部群を有する回転テーブルとして形成され、前記のプライア型収容部内に中本を収容する掴み具ペアがそれぞれ1つ配置されている。前記の掴み具が全処理工程にわたって中本を固定するため、この種の無線綴じ機において見返し紙は中本と同時、すなわち背部加工の前に供給するものとされ、その結果前述したような品質問題が残留する。
欧州特許出願公開第1344655号明細書により、切削装置の後に配置された見返し紙の給紙部を有する特に少ない発行部数に適した無線綴じ機が知られている。これは、一列に前後して配置された複数の加工ステーションを備え、また進退動作する搬送装置によって実現され漸進的に前方に進行するような中本搬送を有する、直線状に比較的長く形成されたシステムに関するものである。その際、背部を下にして立てて推進される中本がその下方の領域で搬送装置に付属する締め付けレールによって両側から把持され、それによって中本が切削設備を介して見返し紙の給紙ユニット内まで搬送される。そこで中本がその中央領域を把持する支持掴み具に移転される。その直後に前記の締め付けレールが開放され、見返し紙ならびに背張り紙片の両方が給入される。その間に両方の締め付けレールが後続の中本を収容するためにその初期位置に回帰する。後続の中本の給入と同時に、締め付けレールの後部領域が既に見返し紙と背張り紙片を備えた中本の次の加工ステーションへの推進を実行する。
しかしながら前述の締め付けレールの戻り行程は見返し紙および背張り紙片の給入よりも低速に行われ、すなわちそのステーション内で加工された中本は締め付けレールがその初期位置に到達するよりも早くに既に後の加工のために準備完了となる。従って往復動作する搬送装置のために無線綴じ機のサイクル時間が不要に延長される。
加えて、締め付けレールが中本をその背部近辺で圧接し従って中本をその下部領域で圧縮する。見返し紙のための給紙ユニット内において、未だ締め付けレールが作動している間に上部領域が緩くなった中本が支持掴み具によって把持される。続いて見返し紙の給入路を開放するために締め付けレールが開放される。これらの締め付け装置間の掴み替えによって中本が不安定になり、それによって不正確性およびずれがもたらされる可能性がある。厚みのある中本の場合、中本内に存在している空気がまず外部に排出される必要があるため中本が圧接される。その際先に形成された切削外形が損傷する可能性があり、その結果接着剤塗布に際してまた最終製品の品質上の問題が生じる。加えて、前述の搬送装置から支持掴み具への中本の移転に際して所要の精密度を達成するためには比較的高い技術的コストが必要となる。また見返し紙は静止相の間にのみ中本に供給可能である。
スイス国特許出願公開第325096号明細書 欧州特許出願公開第1344655号明細書
従って本発明の目的は、背部加工の後に中本に見返し紙を供給することが可能で低い技術的コストで無線綴じされたパンフレットおよび本の品質を改善することができ、またより高い処理能力も達成することができる、閉鎖式の周回軌道を備えた搬送装置を有する特に小発行部数に適した小型の無線綴じ機を提供することである。さらに、対応する無線綴じの方法が開示される。
本発明により前記の課題は、背部加工設備に後続する少なくとも1機の無線綴じ機の別の加工ステーションを見返し紙の給紙ステーションとして形成することによって解決される。それによって初めて、閉鎖式の搬送装置の周回軌道によって形成された小型の無線綴じ機においても中本の背部加工後に見返し紙を給入することが可能になる。
そのため、搬送装置上あるいは搬送装置内に締め付け装置を取り付け、好適にはそれらがいずれも中本に対して外側プライアとさらにその外側プライア内に配置された内側プライアを備える。このプライア内に存在するプライアの構成のため中本がその無線綴じ機内における全滞留時間にわたって内側プライアによって保持され、他方外側プライアは見返し紙を給入するために開放されそれによって見返し紙のために必要な自由空間が形成される。従って締め付け装置の戻り行程および掴み替えがいずれも不要となり、それに起因した従来の技術の問題点が解消される。加えてその種の2つのプライアの構成によって中本をその厚みおよびその他の形式寸法に依存しないで収容することが可能になり、すなわち前後に続いている各締め付け装置がそれぞれ異なった寸法の中本を収容して搬送することが可能となる。
本発明の第1の実施形態によれば、外側プライアが固定式のプライア片側部材と可動式のプライア片側部材を備え内側プライアは2本の可動式プライア片側部材を備える。前記の可動式のプライア片側部材ならびに内側プライアの両方を半径方向に移動させることによって、中本を保持している内側プライアの両側に極めて簡便な方法で見返し紙の給入のために必要な半径方向の自由空間を形成することができる。プライアによって確実かつ適正な中本の保持と同時に迅速な開放および閉鎖が可能になり、それによって無線綴じ機の処理能力が高められるとともに無線綴じの品質も改善することができる。
本発明の第2の実施形態によれば、外側プライアが2つの第1支持要素を備え内側プライアは2つの第2支持要素を備え、それらの支持要素はいずれも共有の回転軸上で旋回可能に配置されている。この別の締め付け装置の構成においても、両方のプライアを必要に応じて比較的簡便かつ相互に独立して開放および閉鎖することができる。
外側プライア内すなわちその両方の支持要素内にいずれもその内部に低没している袋体状の窪み部が設けられている。この窪み部が外側プライアの支持要素を介しての見返し紙の極めて簡便な給入を可能にし、その際見返し紙は締め付け装置内において袋体基底の高さに一時貯蔵され、後に各中本に供給されそれに対して圧接される。袋体基底部から下方に向かっての見返し紙の短い路程のため落下高度が比較的小さくなり、それによって見返し紙の“跳ね返り”が防止され中本との正確な接着が保証される。
本発明の第3の実施形態によれば、締め付け装置がいずれも搬送装置上あるいは搬送装置内に固定された第1のプライアと見返し紙の給紙装置上の第2のプライアを中本に対して備え、その際第2のプライアは第1のプライアの上方にそれから離間して配置される。第1のプライアおよび第2のプライアの両方が第1および第2のプライア片側部材をそれぞれ備え、その際にそれぞれ少なくとも一方のプライア片側部材がもう一方のプライア片側部材に対して可動式に形成される。分離された第2のプライアの構成および配置のため、第1のプライアを単純に形成することができる。
その際中本が締め付け装置すなわち第1のプライアによってまずその下部領域内で把持されて加工ステーションに推進される。さらに別の加工ステーションに推進される中本がその上部領域内で第2のプライアによって把持され、その後対応する締め付け装置が開放される。続いて少なくとも1枚の見返し紙の開放された締め付け装置内への挿入が実施される。その後締め付け装置が再び閉鎖されそれに続いて第2のプライアが開放され、このような方式で見返し紙が供給された中本が再び自由となり別の加工ステーションに推進することが可能になる。
前述のプライア形態において見返し紙の給入は2つのステップで実施され、すなわち第1のステップにおいて見返し紙が中本の上方でその中本に対して側方に離間して対応する締め付け装置内に挿入され、第2のステップにおいて初めて中本の高さに降下してそれに対して圧接される。それによって第2のステップ中の見返し紙の落下高度を低減することができ、従って中本との正確な接着を保証することができる。勿論、見返し紙の給入は単一のステップで行うこともできる。
見返し紙の給紙ステーション上および/または締め付け装置上に見返し紙を識別するために少なくとも1台の読取り装置が設けられる。それによって見返し紙の識別指標を検出し既に読取られている対応する中本の識別指標と比較することができる。見返し紙が中本に適合しない場合は、その中本の排除または装置操作者による適宜な割り込み操作が指示される。
搬送装置は継続的に駆動され、見返し紙はいずれも搬送方向において前進動作する締め付け装置内に給入される。この方式によれば全く静止時間が存在しないため無線綴じ機の処理能力を最大化することができる。
別の解決方式によれば搬送装置が漸進的に駆動され見返し紙はいずれも静止状態の締め付け装置に給入される。その際に中本を動かさないため、見返し紙の給紙ステーションを単純に形成することができる。
加工ステーション、また特に見返し紙の給紙ステーションがそれぞれ専用駆動機構を備えていれば極めて好適である。それによって各加工ステーションを互いに独立して駆動し、時間的に繊細な工程進行を最適化することができる。
さらに、搬送装置の周回軌道は円形、楕円形、四角形、あるいは不定形の曲線で形成され、それによって搬送装置を考えられる個別ケースに問題なく適合させることができる。
本発明のその他の好適な特徴は以下に記す詳細な説明、添付の図面ならびに従属請求項によって明らかされる。
無線綴じ機を示した平面図である。 図1の無線綴じ機を横上方から見た立体図である。 見返し紙の給紙ステーションを示した拡大詳細図である。 図2と同様な方向で無線綴じ機の別の加工ステーションを示した立体図である。 背張りステーションを示した拡大詳細図である。 圧接ステーションおよび送出口を示した拡大詳細図である。 見返し紙の給紙ステーションおよびそれと連動的に作用する締め付け装置を図1の矢印VIIの方向に見て示した概略断面図である。 見返し紙の給紙ステーションおよびそれと連動的に作用する締め付け装置を図1の矢印VIIの方向に見て示した概略断面図である。 見返し紙の給紙ステーションおよびそれと連動的に作用する締め付け装置を図1の矢印VIIの方向に見て示した概略断面図である。 見返し紙の給紙ステーションおよびそれと連動して作用する締め付け装置を図1の矢印VIIの方向に見て示した概略断面図である。 読取り装置を備えた見返し紙の給紙ステーションを示した拡大詳細図である。 2機の見返し紙の給紙ステーションを備えた別の実施形態を示した構成図である。 無線綴じ機の第2の実施例を示した平面図である。 締付けプライアを示した断面図である。 締付けプライアを示した側面図である。 締付けプライアを示した側面図である。 見返し紙の給紙中の締付けプライアを示した断面図である。 見返し紙の給紙中の締付けプライアを示した断面図である。 見返し紙の給紙中の締付けプライアを示した断面図である。 見返し紙の給紙中の締付けプライアを示した断面図である。 第3の実施例による無線綴じ機の給紙ステーションの領域内に存在する締め付け装置を示した構成図である。 図13の装置において見返し紙を給紙した状態を示した構成図である。
次に、本発明の実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。図中には説明中に記載されていない個別構成要素も含まれている。
図1には、中本8を無線綴じして書籍に加工しその後製本路内で硬質表紙(ハードカバー)内に装着することができる無線綴じ機7の平面図が示されている。無線綴じ機7はモータとして形成されていて図中には示されていない駆動機構によって駆動される。勿論、液圧式あるいは気圧式の駆動機構、または複数の駆動機構を使用することもできる。無線綴じ機7は搬送装置9および複数の加工ステーション10を備えている。搬送装置9は軸11周りで回転可能で閉鎖式の円形周回軌道13を備えた円形テーブル12として形成されている。前記テーブル12はその周囲上に等間隔に配置された6個のプライア収容部14を備え、それらがいずれも中本8のための締め付け装置1ないし6を収容する。それらの締め付け装置1ないし6はそれぞれ外側および内側プライア15,16を有する無線綴じ機プライアとして形成されている(図2)。60°の間隔で配置された外側プライア15はそれぞれ固定式および可動式のプライア片側部材17,18を備え、後者は無線綴じ機プライアを開放および閉鎖するために図示されていない適宜な押し上げ機構に結合されている。無線綴じ機7の稼働に際して締め付け装置1ないし6、すなわち外側および内側プライア15,16が共同でテーブル12の周回軌道13と同心の周回軌道を描く。加工ステーション10はテーブル12の搬送方向19内で前後しテーブル12の下側あるいは上側に配置されている。勿論加工ステーション10はテーブル12の側方に配置することもできる。
図2は無線綴じ機7を上方横側から見て示したものであり、加工ステーション10の一部が詳細に示されている。第1の加工ステーション10としてテーブル12の下側に配置された中本の給入部が設けられている。サイクル時間を節減するために給入部20は後続の中本8を推進するための戻り行程を必要としない星型給入装置として形成されている。中本8は無線綴じ機7の静止中あるいは動作中のいずれかにおいて下方から給入される。それに代えて給入部はテーブル12の上方、側方、あるいは接線上に配置することもできる。中本を簡潔に吐出するための図示されていない振動器を内蔵させることもできる。給入部20内において中本8のフォーマットを計測するか、あるいは図示されていない読取り装置によって識別することもできる。
給入部20の直ぐ後に背部加工装置21として形成された第2の加工ステーション10が配置され、それが直線状かつ粗面化された中本8の背部を形成するように機能する。その後に第3の加工ステーション10として中間開口テーブル22が接続し、さらにその後に同様にテーブル12の下側に配置された側部接着剤塗布装置23と2枚の個別見返し紙25のための給紙ステーション24として形成された、第4および第5の加工ステーション10が接続している。
図3には、特に給紙ステーション24とその時点でその給紙ステーションの領域内に存在している締め付け装置5が拡大して示されている。搬送装置9の上方に配置された給紙ステーション24は、マガジン26と引取ローラ27とフィードローラ28と見返し紙25のための1対の分配ローラ29と前記のローラ27,28,29の間に延在する図示されていない推進手段を備えている。
締め付け装置1ないし4および6と同様に図3に拡大して示された締め付け装置5も外側プライア15に加えてその外側プライア15の内側に配置された内側プライア16を備えており、それが板状に形成された2枚の可動式のプライア片側部材30,31を有している。両方のプライア片側部材30,31の外側領域内において両側から付勢ピン32が係合し、それがテーブル12を介して延在して他方の末端部で図示されていない駆動機構と結合され、独立した制御機構、例えば制御カムを介してモータ式あるいは液圧式に制御されている。外側プライア15が開放されている際に、中本8を内側プライア16によってプライア収容部14内で外側プライア15に相対して半径方向に摺動することができる。
図4に示されているように、接着剤塗布装置33および背張りステーション34が無線綴じ機7の第6番目および第7番目の加工ステーション10を形成し、それに対して、第10番目の加工ステーション10を形成するドラム型給紙機として形成された表紙給入装置37によって提供される表紙38のための、第8番目および第9番目の加工ステーション10として形成された側方接着剤塗布装置35および圧接ステーション36が後続する。第11番目で最後の加工ステーション10は送出口39である。加工ステーション10はいずれも好適にはサーボモータによって形成された専用駆動機構40を備え、図1においては代表として給紙ステーション24に対しての専用駆動機構が概略的に示されている。勿論幾つかの加工ステーション10が共通で駆動されることも可能である。
テーブル12はスタンド41上に設置され、その軸11周りで駆動されて回転する。そのため軸11がスタンド41内に支承され、連結要素42を介して固定的にテーブル42と結合されている。スタンドは脚部43によって床上に設置されているプラットフォーム44上に固定されている。
図5により詳細に示されている背張りステーション34は、背張り用帯材料46の巻付けローラ45と対向ローラ47と側部裁断刃48と2個の駆動ローラ49とはす切り刃50とはす切りされた背張り紙片52のための昇降テーブル51を有している。
図6には、送出口39と組み合わされた圧接ステーション36が詳細に示されている。圧接ステーション36は上下に配置された2つの昇降テーブル53,54を有している。下側の昇降テーブル54は、本の厚みに対応して調節可能な2枚の側方圧接プレート55と、片側で下方に旋回可能で送出口39と連動する底部蓋部材56を備えている。上側の昇降テーブル53は、いずれも中本8と表紙38から形成された書籍58を送出口39へ通過させるための適宜な開口部57を備えている。上側の昇降テーブル53上には、図示されていないが表紙38を中本8に対して整列させる心合せ機構が設けられている。
図4に詳細に示されていて圧接ステーション36と相互作用する表紙給入機37は、表紙38のマガジンと引取ドラム60を備えている。表紙給入機37の引取ドラム60と圧接ステーション36の昇降テーブル53の間に推進ベルト61が配置され、その推進ベルト61の上方には溝付けホイール62が配置されている。同様に推進ベルト61の上方には図示されていないが表紙38の側方接着剤塗布のための接着剤噴射ノズルを取り付けることができる。
無線綴じ機7は、全体的には図示されていないが、好適には少なくとも書籍58に対して紙ロールから連続的に印刷紙葉を製造するデジタル印刷機と前記の印刷紙葉から折り畳まれた紙葉を製造する折り畳み機と折り畳まれた紙葉を未綴じの中本8に重ね合わせる丁合機とからなる設備の一部である。その後に続く工程においてそれらの中本8をさらに糸綴じすることもできる。続いて未綴じあるいは糸綴じされた中本8が自動的に無線綴じ機7に移送される。この設備は上位配置されたライン制御機構によって制御され、それが組み込まれたワークフロー内で印刷データを伝送し配分する。そのライン制御機構はさらにプロセス監視としても機能する。勿論、中本8ならびに表紙38の自動的および手動の送入のいずれもが可能になるように、無線綴じ機7をその他の設備内あるいは単独で稼働させることもできる。
無線綴じ機7の稼働に際して、中本8が給入部20によって図示されていない給入機、例えば推進ベルトから順次収容され、その後の背部加工のために必要な張り出しをもって回転するテーブル12の締め付け装置1ないし6に対して下から移送される。その際給入部20は横にして搬入された中本8を直立させ、それによってそれらを対応する締め付け装置1ないし6によって受容し得るようにする。
図1および図2の特定のケースにおいては中本8の給入は締め付け装置1に対して実施される。そこにおいて中本8はまず適宜に制御されたプライア片側部材30,31によって収容され、すなわち閉鎖する内側プライア16内に固定的に締め付けられる。その直後に可動式のプライア片側部材18が中心から離れるように半径方向に推動され、それによって、例えば開放の直前の状態にある図3の締め付け装置6について示されているように、外側プライア15も閉鎖して中本8が内側プライア16と共にプライア収容部14の外面に接合する。この点に関して、テーブル12の回転とそれにより常に変化する個々の加工ステーション10に対しての締め付け装置1ないし6の割り当てにもかかわらず、詳細に示された図中における割り振りのみを容易にするために締め付け装置1ないし6の番号割り当てが全ての図においてそのまま維持されることに留意すべできである。
テーブル12の搬送方向19への適宜な回転によって、締め付けられた中本8が背部加工装置21を介して搬送される(図2)。その際に背部加工が実施され、すなわちプライア15,16から下方に突出した図示されていない中本8の張り出し内で後に接着剤塗布装置33によって塗布される背部接着剤が中本8との間で最適な結合を形成し得るように切削によって紙繊維が露出させられる。中間開口テーブル22の位置において外側プライア15と内側プライア16のいずれもが開放され、従って中本8が解放されて中間開口テーブル22上に降下し、その際にその後の加工のための新たな張り出しが形成される。下方に向かって行われる中間開口テーブル22の傾倒によって不良な中本8をこの加工ステーション10の領域で排除することができる。その後の側方接着剤塗布装置23の通過に際して、再びプライア15,16によって収容された中本8の前面および背面の両方にその後の中本8への見返し紙25の固定のために接着剤軌跡が塗付される。
そのため回転テーブル12が引き続きそのスタンド41周りで回転し、従って先に接着剤塗布された中本8が給紙ステーション24の領域内に進入する。見返し紙25の中本8に対しての供給とそこでの固定は図7aないし図7dに詳細に示されている。それにはいずれも見返し紙25の給紙ステーション24とその給紙ステーション24と相互作用する締め付け装置5の図1の矢印VIIの方向に見た概略断面図が示されている。
給紙ステーション24は、引取ローラ27とフィードローラ28と分配ローラ29の周りを周回する搬送ベルト63を備え、それが水平、垂直、さらに斜め上方に延在するベルト部分64,65,66を有している。給紙ステーション24はさらに、駆動式でかつそれぞれ転向ローラ67の周りで周回する3本の別のベルト68,69,70を備えている(図7a,図7b)。
給紙ステーション24の引取ローラ27およびフィードローラ28の上方にベルト68の2つの転向ローラ67が配置され、一方第3の転向ローラ67は分配ローラ29の高さにそれから離間して配置されている。そのためベルト68が水平および垂直領域71,72を備え、それらが実質的に搬送ベルト63の水平あるいは垂直ベルト部分64,65に対して実質的に平行に延在している。搬送ベルト63の垂直ベルト部分65とベルト68の垂直領域72の間に、いずれも2個の転向ローラ67の周りを周回する両方の別のベルト69,70が配置され、実質的に搬送ベルト63の垂直ベルト部分65あるいはベルト68の垂直領域72に対して平行に設定されている。ベルト68,69,70の間ならびに搬送ベルト63からの距離を適宜に保持することによって、搬送ベルト63の水平ベルト部分64とベルト68の水平領域71の間に水平の推進領域73が形成され、搬送ベルト63の垂直ベルト部分65とローラ側ベルト70の間ならびにベルト68の垂直領域72とベルト69の間にそれぞれ見返し紙25のための垂直の推進領域74が形成される(図7c)。
中本ブロック8を推進する締め付け装置5が給紙ステーション24に向かって移動すると引取ローラ27によって2枚の見返し紙25が前後してマガジン26から引き出され、搬送ベルト63とベルト68の相互作用によって水平推進領域73を介して搬送され、その領域内のローラ側ベルト70の上側転向ローラ67上に配置された転轍器75によって各推進領域74上にそれぞれ1枚の見返し紙25が存在するような方式で両方の垂直推進領域74上に分配される。この状態は図7aに示されている。この位置において内側プライア16すなわちそれのプライア片側部材30,31、ならびに外側プライア15すなわちそれのプライア片側部材17,18のいずれもが閉鎖されており、従って中本8が締め付け装置5内に固定されている。
締め付け装置5が中本8と共に給紙ステーション24の領域内に進入すると適宜な持上げ機構によって可動式のプライア片側部材18とまた付勢ピン32によって内側プライア16がプライア収容部14内で半径方向内側に移動する。その際に、中本8を引き続き締付け固定する内側プライア16の外側のプライア片側部材30と外側プライア15の固定式のプライア片側部材17の間に半径方向の第1の自由空間76が形成され、プライア16の内側のプライア片側部材31と外側プライア15の可動式のプライア片側部材18の間に半径方向の第2の自由空間77が形成される。この状態は図7bに示されている。
図7cに示されているように、ここで予め両方の推進領域74内に存在している見返し紙25が中本8に対して離間してプライア15および16の間の半径方向の自由空間76,77内に到達する。その領域内においてテーブル12の下方に底板78が固定されており、その補助によって見返し紙25が中本8と一体的に整列される。
図7dに示されているように、その後可動式のプライア片側部材18が内側プライア16と共にプライア収容部14内で半径方向外側に移動し、それによって中本8と見返し紙25のいずれもが両方のプライア15あるいは16によって保持されるようにする。その際外側プライア15の固定式および可動式のプライア片側部材17,18のいずれもが内側に突出している突起部79を備えており、それが見返し紙25の下部領域を先に側方が接着剤塗布された中本8に対して圧接し、それによって中本8および見返し紙25が相互に接着される。加えて底板78とテーブル12の間に見返し紙25を中本8に圧接するための図示されていないローラを配置することができる。
見返し紙25の給紙ステーション24上および締め付け装置1ないし6(図8にはそのうち締め付け装置6のみが示されている)上のいずれにもそれぞれ読取り装置80が配置されており、それによって見返し紙25の識別指標を検出して対応する中本8の既に予め検知されている識別指標と比較し、不適正な結果が出た場合は該当する中本を自動的に除去するか、あるいは装置操作者による適宜な処置を指示する。
単一の給紙ステーション24に代えて、図9によれば2機の給紙ステーション81,82がそれぞれ見返し紙83,84に対して配置されている。この場合、各給紙ステーション81,82の手前に図示されていない側方接着剤塗布装置が取り付けられ、中間開口テーブル22が削除されている。それ以外については、無線綴じ機7は前述したものと同様である。
稼働中においてこの代替的な解決方式は、第1の接着剤塗布装置の通過に際して1つの接着剤軌跡のみが中本8の前面上に塗付され、それがその後前側の見返し紙83を中本8に固定するように作用する。同様に第2の接着剤塗布装置の通過に際して後側の見返し紙84を接着するために作用する接着剤軌跡のみが中本8の後面上に塗付される。
その前面側が接着剤塗布された中本8が第1の給紙ステーション81の領域内に進入すると可動式のプライア片側部材18と内側プライア16のいずれもがプライア収容部14内で半径方向に移動し、その結果中本8を引き続き締付け固定する内側プライア16の外側プライア片側部材30と外側プライア15の固定式のプライア片側部材17の間に半径方向の第1の自由空間が形成されその中に見返し紙83が挿入される。中本8が第2の給紙ステーション82の領域内に到達すると可動式のプライア片側部材18がプライア収容部14内で内側方向に移動し、一方内側プライア16はプライア収容部14の外面上すなわち固定式のプライア片側部材17に直接隣接した位置を保持する。それによって中本8を引き続き締付け固定する内側プライア16の内側のプライア片側部材31と外側プライア15の可動式のプライア片側部材18の間に図示されていない底板に到達するまで下方に延在する半径方向の第2の自由空間が形成され、その中に第2の見返し紙84が挿入される。
見返し紙25あるいは代替的な見返し紙83,84が給入され中本8の側部に接着された後中本8が接着剤塗布装置33を通過し、その際その背部に所定の接着剤層が塗付される。さらに中本8が背張りステーション34の上方の領域内に到達し、それは図5中に締め付け装置4によって示されている。このステーション内においては、背張り用帯材料46を元にしてはす切り刃50と側部裁断刃48を使用して背張り紙片52が適宜な幅と長さに裁断される。その背張り紙片は昇降テーブル51上に載置されそこで昇降テーブル51の底部85に配置された図示されていないノズルによって形成される減圧効果によって保持される。その上に存在している中本8が所定の位置に到達すると同時に昇降テーブル51が上方に向かって移動して背張り紙片52を接着剤塗布された中本8の背部に圧接する。それに代えて両方のプライア15,16を開放し、それによって解放された中本8を重力によって背張り紙片52上に圧接するかまたは適宜な装置によって下方に誘導することもできる。この場合、背張り紙片52を備えた中本8がその後再び両方のプライア15,16によって収容される必要がある。
さらなる搬送に際して別の側方接着剤塗布装置35によって中本8の両側ならびに背部の近辺に接着剤軌跡が塗付され、それが後続する圧接ステーション36内において背張り紙片52を側方から接着するように機能する。そのように処理された中本8が図6において締め付け装置3によって示されているように圧接ステーション36の領域内に到達すると、下側の昇降テーブル54の両方の圧接プレート55が所要の本の厚みまで接近しその際に背張り紙片52を側方から圧接する。この時点で締め付け装置4の外側プライア15および内側プライア16の両方が適宜な持上げ機構の作用あるいは付勢ピン32の作用によって開放され、従って見返し紙25あるいは83,84ならびに背張り紙片52を備えた中本8から形成された書籍58がこの時点では圧接プレート55のみによって保持されるようになる。
ソフトカバー書籍の製造に際して、溝付けホイール62によって適宜に溝付けされた表紙38が表紙給入機37により推進ベルト61を介して圧接ステーション36の上側昇降テーブル53上に搬送される。推進ベルト61上への表紙38の搬送の間に図示されていない接着剤塗布装置あるいはさらに別の接着剤塗布装置によって複数の接着剤軌跡が表紙38上に塗付され、それが後に中本8に見返し紙25あるいは83,84を接着するように作用する。
表紙38が完全に上側の昇降テーブル53上に存在している際に、予め降下した状態にある両方の昇降テーブル53,54が上方に移動してその間にその直ぐ上に移動している中本8の背部に対して表紙38を圧接する。その後は中本8と表紙38から形成された書籍58も圧接プレート55のみによって保持される。
ハードカバー書籍およびソフトカバー書籍のいずれの製造に際しても前述のように保持された書籍58を有する両方の昇降テーブル53,54が下方に移動する。上側の昇降テーブル53は表紙給入機37の推進ベルト61の高さに滞留し、一方下側の昇降テーブル54は書籍58を上側の昇降テーブル53の開口部57を貫通してさらに下方に移動させる。側方の圧接プレート55が書籍58を開放すると同時に下方に旋回可能な底部蓋部材56が開放され、下方に湾曲する表面86を備えた送出部39を介して書籍58が円滑に誘導される(図6)。その際適宜な駆動要素によって必要な全てのフォーマット調節が動的に実施される。圧接応力は例えばサーボモータによって調節可能である。構造長を節減できるようにするため推進ベルト61上において表紙38を鱗状に重ね合わせることができる。
送出部39の後で書籍58は図示されていない推進装置によって収容される。従ってそのようにして空になった締め付け装置3が再び別の中本8を収容可能になる。
搬送装置9すなわちテーブル12は無線綴じの間に継続的に駆動され、従って搬送中の中本8の加工ならびに見返し紙25,83,84の給入はいずれも搬送方向19に向かって前方に移動している締め付け装置1ないし6に対して実施される。その際幾つかの加工ステーション10は、対応する中本8に対して一定時間間隔で同期して追従するように形成することができる。そのことは例えば見返し紙25,83,84の給紙ステーション24,81,82に該当し、それによって搬送方向19における中本8と給入される見返し紙25,83,84の間の相対速度が0あるいは近似的に0となる。
それに代えて駆動を漸進的あるいは変動的に実施することもでき、従って加工ステップの少なくとも一部が静止中の搬送装置9すなわち静止中の締め付け装置1ないし6および中本8に対して実施される。この場合、中本8の給入、中間開放、見返し紙25あるいは83,84、背張り紙片52、および表紙38の給入、ならびに書籍58の排出の処理工程が静止中に実施され、他方背部接着剤塗布およびその他の接着剤塗布の処理工程は中本8の搬送中に実施される。その際搬送装置9は漸進的に搬送方向19に移動し、それによって締め付け装置1ないし6も同様に漸進的に個別の加工ステーション10に対して誘導される。その際必要に応じてプライア15,16が開放あるいは閉鎖され、中本8がそれに従って解放あるいは締付け固定される。接着剤塗布装置23,33,35ならびにその他の接着剤塗布装置はテーブル12の下方において水平面内で可動になるように配置され、図示されていない制御カムによって締め付け装置1ないし6内に収容された中本8の弦に追従するように移動し、それによって均一な接着剤塗布装置が可能になる。
無線綴じ機7において締め付け装置1ないし6ならびに加工ステーション10に対しての全てのフォーマット調節を動的かつ時間制御によって実施することができ、従って異なったフォーマットおよび厚みを有する中本8を同時に加工することができる。従って厚く大きな書籍に薄く小さな書籍が後続するか、あるいはその逆も可能である。従って無線綴じ機7を単一書籍(発行部数1)の製造のために使用することもでき、すなわち各締め付け装置1ないし6内にそれぞれ異なった中本8が存在する。必要な全ての加工ステーション10が無線綴じ機7上に配置されているため、ハードカバー書籍を製造するための中本8に対して時間制御によってソフトカバー書籍を製造するための中本8が後続することが可能になる。
無線綴じ機7は図1に示されている制御機構87を備え、それが多様な発信源からの書籍データを処理可能であるとともに図示されていないが搬送装置9および加工ステーション10の両方の測定要素および制御要素と結合されている。前記の書籍データは例えば書籍ID、発注ID、書籍本体の高さ、書籍本体の幅、および本の厚みである。さらに、表紙の高さ、表紙の幅、表紙のずれ(表紙縁部に対しての背の位置基準)、ならびに表紙の厚みが使用される。それらのデータは注文として手動で制御機構87に入力するか、あるいは適宜なデータ処理装置によって制御機構87に伝送することができる。無線綴じ機7が制御互換性を有する装置とのネットワーク内に配置されている場合、所要の書籍データを例えば上位配置された制御機構から受信するか、あるいはネットワーク内に存在する装置の制御機構から受信する。さらに、書籍データを中本8あるいは表紙38によって伝達し、無線綴じ機7内に配置された読取り装置によって検出して制御機構87に伝送することもできる。しかしながら、例えば対応する識別情報が中本8あるいは表紙38上で読み取られる場合に、例えば上位配置された制御機構からのデータバンクへの登録によって書籍情報を伝達することもできる。
勿論、具体的な作業条件に応じて6個より多いあるいは少ないプライア収容部14と同様に多いあるいは少ない締め付け装置を有するテーブル12を使用することもできる。同様に、無線綴じに際して存在する全ての締め付け装置を使用する必要はない。
その種の無線綴じ機7により無線綴じされたパンフレット(ソフトカバー)を製造することもでき、そのためまず給入された中本8の背部が加工され、続いて接着剤塗布し表紙給入機37によって給入された表紙38を装着することができる。その場合見返し紙25,83,84の給紙ステーション24,81,82と背張りステーション34は必要とされない。この場合、背部接着剤塗布のための接着剤塗布装置33は、ハードカバー製造の際は背張り紙片52の圧接に使用することができる、表紙38を正確な位置で中本8に圧接する圧接ステーション36の手前に配置されることが好適である。加えて、適正な表紙38をいずれも中本8と同期して時間制御し得るように、表紙給入機37の給入路を充分に長く形成する必要がある。
一般的に無線綴じ機7は複数の接着剤塗布装置あるいは接着剤噴射ノズルを異なった位置に有することができ、それによって接着剤塗布方式を時間制御で変更することができる。それによってハードカバー書籍の直後にソフトカバー書籍を製造するかあるいはその逆が可能になる。勿論、無線綴じ機7を純粋なソフトカバー用装置とするかあるいは純粋なハードカバー用装置として構成することもできる。
本発明に係る無線綴じ機7′の第2の実施形態において、その搬送装置9′が閉鎖式かつ楕円形の周回軌道13′を有する。図10中において左前に示されている無線綴じ機7′は第1の実施例と同様に形成された加工ステーション10′、すなわち中本8′の給入部20′、背部加工装置21′、側方接着剤塗布装置23′、2枚の個別見返し紙25′用の給紙ステーション24′、別の接着剤塗布装置33′、背張りステーション34′、ならびに圧接ステーションおよび送出口と組み合わされていて表紙38′を給入するように機能する表紙給入機37′を有しているが、そのうち表紙給入機のみが目視可能に示されている。締め付け装置6′は中間開口テーブル22′の領域内に存在し、そこで中本8′を例えば振動することができる。
第1の実施例の搬送装置9と同様に搬送装置9′も無線綴じの間継続的に駆動され、すなわち中本8′の加工はその搬送中に実施される。そのため見返し紙25′はいずれも搬送方向19′において前方に移動している締め付け装置1′ないし6′に対して給入される。その際幾つかの加工ステーション10′、例えば見返し紙25′の給紙ステーション24′を対応する中本8′に対して一定時間間隔の間同期して追従するように形成することもできる。それに代えて、第1の実施例と同様に漸進的あるいは変動的に駆動を実施することもでき、従って加工ステップの少なくとも一部が静止中の搬送装置9′すなわち静止中の締め付け装置1′ないし6′および中本8′に対して実施される。無線綴じの個々の作業工程は実質的に第1の実施例と同様に進行する。
第1の実施例とは異なって無線綴じ機7′は図示されていないが締め付け装置1′ないし6′の牽引要素として形成された搬送チェーンを備え、締め付け装置1′ないし6′がそれぞれガイド要素88を備えていてそれによって搬送チェーンに固定されている。ガイド要素88はいずれも4個の水平滑車および4個の垂直滑車89,90を備え(図11aないし図11c)、それらが搬送チェーンに係合する。そのような方式で搬送チェーンと結合された締付け1′ないし6′とそれらによって把持される中本8′は、同様に図示されていないチェーン駆動装置によって対応する加工ステーション10′に対して搬送される。
各締め付け装置1′ないし6′がガイド要素88上に固定された第1の支持要素91を有し、それが逆L字型の2本の側方部材92からなり、その側方部材がそれぞれ短長の脚部93,94と前記側方部材92をその長い方の脚部94の下部領域内において内側で結合する横断バー95を有する。さらに、同様にいずれも短長の脚部98,99を有する2本の逆L字型の側方部材97からなる第2の支持要素96が形成されている。横バー100が、その第2の支持要素96が上から見て略二重T字型に形成されるような方式で側方部材97をその全長にわたって相互に結合する。
それぞれ隣接している両方の支持要素91,96の短い方の脚部93,98はいずれも回転軸101によって関節式に相互に結合され、ここで第1の支持要素91の短い方の脚部93が外側に第2の支持要素96の短い方の脚部98は内側に配置されている。第1の支持要素91の両方の側方部材92の間にはその全長にわたって第3の支持要素102が前記第1の支持要素91の横バー95を被包するように配置されている。第3の支持要素102から側方に2つの突出部103が突立しており、それによって第3の支持要素102が同様に回転軸101上に関節式に取り付けられる。その際両方の突出部103は第2の支持要素96の短い方の脚部98の内側に存在する。第2の支持要素96の内面上に板形状の第4の支持要素104が配置され、それも内側に向いている2つの突出部105を備えるとともに、それによって同様に回転軸101上に関節式に取り付けられている。その際突出部105は第3の支持要素102の突出部103の内側に存在している。
従って締め付け装置1′ないし6′はそれぞれ外側および内側プライア15′,16′を有する多部位の折り曲げ式プライアとして形成される。外側のプライア15′は第2および第3の支持要素96,102によって形成され、一方内側のプライアは16′は第1および第4の支持要素91,104から形成される。支持要素91,96,102,104は両方の回転軸101周りで可動式に形成されており、従って締め付け装置1′ないし6′が必要に応じて中本8′を収容、締め付け固定、搬送、および解放することができる。そのため締め付け装置1′ないし6′の4つの支持要素91,96,102,104がいずれも内側に突出した表面106,107,108,109を備えている(図12a−図12d)。
締め付け装置1′ないし6′の第2および第3の支持要素96,102内にはいずれもその支持要素96,102内に穿設された袋形状の窪み部110が形成されており、それが見返し紙25′を側方から締め付け装置1′ないし6′内に挿入するように機能する。
図10に示されているように、中本8′を収容するために締め付け装置1′、すなわちその外側および内側プライア15′,16′の両方がいずれも図示されていない制御機構を介して開放されてさらに中本8′の位置決めが実施された後に再び閉鎖され、そのためプライア15′,16′の支持要素91,96,102,104がその回転軸101周りで適宜に旋回する。その際折り曲げ式プライアの開放角は該当する本の厚みに対応する。
図12aないし図12dには、図10において給紙ステーション24′の領域内に存在している締め付け装置5′内への2枚の見返し紙25′の給入が示されている。そのため見返し紙25′は給紙ステーション24′によって中本8′を推進する締め付け装置5′の袋形状の窪み部110の近くに移送され、さらに図示されていない牽引手段によってその折り目111を前にして窪み部111内に搬送され、そこでまず袋底部112上に落下しそこで一時貯蔵される。そこで既に見返し紙25′を図示されていない手段によって予め中本8′と平行になるように方向付けることができる。続いて第2および第3の支持要素96,102の両方が適宜な制御機構によって外側に旋回しすなわち外側プライア15′が開放され、他方内側プライア16′は閉鎖されたまま保持され引き続き中本8′を締め付け固定する。外側プライア15′の開放によって内側プライア16′の下方の中本8′の両側でその中本8′と第2および第3の支持要素96,102の両方との間にそれぞれ自由空間76′,77′が形成され、後にその中に該当する見返し紙25′がその折り目111を前にしてさらに下方の基礎板78′に到達するまで落下し、そこで中本8′に平行に整列されるとともに内側に突出している支持要素96,102の表面107,108によって実施される予め側方接着剤塗布された中本8′への圧接によってそれと接着される。袋底部112から基礎板78′までの比較的小さな路程のため比較的小さな落下高低差が形成され、従って見返し紙25′と中本8′の精密な接着を保証することができる。中本8′への接着後も見返し紙25′がその上部領域をもって袋形状の窪み部110内に滞留するため、その見返し紙は該当する締め付け装置1′ないし6′からの中本8′の取り出しに際して初めて完全に中本8′に着合する。外側プライア15′が開放されている際に窪み部110を介して見返し紙25′を直接中本8′に供給しそれに圧接することもできる。
加工ステーション10′の代替的な構成によれば、見返し紙25′が中本8′より先に既に締め付け装置1′ないし6′内、すなわちその袋形状の窪み部110内に挿入されそこで一時貯蔵される。このことは例えば無線綴じされた書籍の送出部と後続の中本8′の給入部20′の間で実施することができる。プライア15′および16′が閉鎖されている場合見返し紙25′は袋底部112までのみに落下し(図12a)、そこで予め整列することができる。
見返し紙25′の代わりに、締め付け装置1′ないし6′の袋形状の窪み部110を介して例えばCD包装袋等のその他の薄型材料を中本8′に供給することもできる。
第3の実施形態においては、図13および図14に締め付け装置5″のみが代表的に示されているように締め付け装置1′ないし6′が形成される。締め付け装置1″ないし6″はいずれも図示されていない搬送装置上あるいは搬送装置内に固定され把持挟み具として形成された第1のプライア113を備えている。加えて、見返し紙25,25′,83,84のためのここでは図示されていない給紙ステーション上に同様に把持挟み具として形成された固定式の第2のプライア114が中本8,8′に対して配置され、プライア113の上方にそれから離間して固定されている。その際第1および第2のプライア113,114のいずれもがそれぞれ相互に可動である2本のプライア片側部材115,116;117,118を有している。第2のプライア114のプライア片側部材117,118はいずれも関節部材119によって見返し紙25,25′,83,84の給紙ステーション上に取り付けられ、図示されていない制御機構によって開放および閉鎖される。それに代えて、一方のプライア片側部材115,117のみを他方のプライア片側部材116,118に対して可動式に形成することもできる。
プライア113,114を備えた無線綴じ機7,7′の稼働に際してまず中本8,8′が締め付け装置1″ないし6″の下方領域120内で第1のプライア113によって把持され、加工ステーション10,10′に対して推進される。図13に示されているように中本8,8′が第2のプライア114によって示されている見返し紙25,25′,83,84の給紙ステーションに到達すると、中本が上部領域121において第2のプライア114によって把持される。その後第1のプライア113が開放されて中本8,8′の両側に自由空間76,76′,77,77′が形成され、その中にいずれも見返し紙25,25′,83,84が基礎板78に達するまで挿入される(図14)。再びプライア113が閉鎖される際に見返し紙25,25′,83,84がその下部領域120で中本8,8′に圧接されそれに接着される。第2のプライア114が開放された後、中本8,8′が再び自由になり、その後次の加工ステーション10,10′に推進される。
上述の各実施例に代えて、搬送装置9,9′の閉鎖式の周回軌道13,13′を四角形あるいは不定形の曲線として形成することもできる。勿論、第2の実施例の折り曲げ式プライアを閉鎖式でかつ円形の周回軌道13を有する無線綴じ機7内に適用することもできる。
1,2,3,4,5,6 締め付け装置
7 無線綴じ機
8 中本
9 搬送装置
10 加工ステーション
11 軸
12 テーブル
13 周回軌道
14 プライア収容部
15,16,113,114 プライア
17,18,30,31,115,116,117,118 プライア片側部材
20 給入部
21 背部加工装置
22 中間開口テーブル
23 側方接着剤塗布装置
24,81,82 給紙ステーション
25,83,84 見返し紙
26 マガジン
27 引取ローラ
28 フィードローラ
29 分配ローラ
32 付勢ピン
33 接着剤塗布装置
34 背張りステーション
35 側方接着剤塗布装置
36 圧接ステーション
37 表紙給入機
38 表紙
39 送出部
41 スタンド
42 連結要素
43 脚部
44 プラットフォーム
45 巻付けローラ
46 背張り用帯材料
47 対向ローラ
48 側部裁断刃
49 駆動ローラ
50 はす切り刃
51 昇降テーブル
52 背張り紙片
53,54 昇降テーブル
55 圧接プレート
56 底部蓋部材
57 開口部
58 書籍
59 マガジン
60 引取ドラム
61 推進ベルト
62 溝付けホイール
63 搬送ベルト
64,65,66 ベルト部分
67 転向ローラ
68,69,70 ベルト
71,72 領域
73,74 推進領域
75 転轍器
76,77 自由空間
78 底板
79 突起部
80 読取り装置
86 表面
87 制御機構
88 ガイド要素
89,90 滑車
91,96,102,104 支持要素
92,97 側方部材
93,94,98,99 脚部
95,100 横バー
101 回転軸
103 突出部
106,107,108,109 表面
110 窪み部
111 折り目
112 袋底部

Claims (20)

  1. 閉鎖式の周回軌道(13,13′)を有する中本(8,8′)の搬送装置(9,9′)とその搬送装置(9,9′)に付属して設けられ前後に連続している複数の加工ステーション(10,10′)を有し、前記搬送装置(9,9′)がそれぞれ1部の中本(8,8′)を前記加工ステーション(10,10′)に推進する複数の締め付け装置(1ないし6,1′ないし6′,1″ないし6″)を有するとともに前記加工ステーション(10,10′)のうちの1機が背部加工設備(21,21′)として形成される、中本(8,8′)を加工するための無線綴じ機であり、背部加工設備(21,21′)に後続する少なくとも1機の別の加工ステーション(10,10′)を見返し紙(25,25′,83,84)の給紙ステーション(24,24′,81,82)として形成することを特徴とする無線綴じ機。
  2. 搬送装置(9,9′)上あるいは搬送装置(9,9′)内に締め付け装置(1ないし6,1′ないし6′)を取り付け、それらがいずれも外側プライア(15,15′)とさらにその外側プライア(15,15′)内に配置された内側プライア(16,16′)を備えることを特徴とする請求項1記載の無線綴じ機。
  3. 外側プライア(15)が固定式と可動式のプライア片側部材(17,18)を備え内側プライア(16)は2本の可動式プライア片側部材(30,31)を備えることを特徴とする請求項2記載の無線綴じ機。
  4. 外側プライア(15′)が2つの第1支持要素(96,102)を備え内側プライアは2つの第2支持要素(91,104)を備え、それらの支持要素(96,102,91,104)がいずれも共有の回転軸(101)上で旋回可能に配置されていることを特徴とする請求項2記載の無線綴じ機。
  5. 両方の第1支持要素(96,102)内にいずれもその内部に低没している袋体状の窪み部(110)が設けられることを特徴とする請求項4記載の無線綴じ機。
  6. 締め付け装置(1″ないし6″)がいずれも搬送装置(9,9′)上あるいは搬送装置(9,9′)内に固定された第1のプライア(113)を備え、また見返し紙(25,25′,83,84)の給紙装置(24,24′,81,82)上に中本(8,8′)のための第2のプライア(114)が前記第1のプライア(113)の上方かつそれから離間して配置されることを特徴とする請求項1記載の無線綴じ機。
  7. 第1および第2のプライア(113,114)のいずれもが第1および第2のプライア片側部材(115,116;117,118)をそれぞれ備え、その際にそれぞれ少なくとも一方のプライア片側部材(115,117)がもう一方のプライア片側部材(116,118)に対して可動式に形成されることを特徴とする請求項6記載の無線綴じ機。
  8. 見返し紙(25,25′,83,84)の給紙ステーション(24,24′,81,82)上および/または締め付け装置(1ないし6,1′ないし6′,1″ないし6″)上に見返し紙(25,25′,83,84)を識別するために少なくとも1台の読取り装置(80)が設けられることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の無線綴じ機。
  9. 給紙ステーション(24,24′,81,82)が固有の駆動機構(40)を備えることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の無線綴じ機。
  10. 各加工ステーション(10,10′)上にそれぞれ固有の駆動機構(40)が配置されることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の無線綴じ機。
  11. 搬送装置(9,9′)の周回軌道(13,13′)が円形、楕円形、四角形、あるいは不定形の曲線で形成されることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の無線綴じ機。
  12. 中本(8,8′)のための複数の締め付け装置(1ないし6,1′ないし6′,1″ないし6″)を有する搬送装置(9,9′)とその搬送装置(9,9′)に付属して設けられ前後に連続している複数の加工ステーション(10,10′)を使用し、前記搬送装置(9,9′)が閉鎖式の周回軌道(13,13′)上で動作するとともに前記締め付け装置(1ないし6,1′ないし6′,1″ないし6″)によって中本(8,8′)を前記加工ステーション(10,10′)に推進し、その加工ステーション(10,10′)のうちの1機の中で中本(8,8′)の背部加工を実施してなる中本の無線綴じ方法であり、背部可能の後に少なくとも1機の別の加工ステーション(10,10′)内で少なくとも1枚の見返し紙(25,25′,83,84)を締め付け装置(1ないし6,1′ないし6′,1″ないし6″)内に挿入することを特徴とする方法。
  13. 見返し紙(25,25′,83,84)は第1のステップにおいて中本(8,8′)から側方に離間して該当する締め付け装置(1ないし6,1′ないし6′,1″ないし6″)内に挿入され、第2のステップにおいて中本(8,8′)に圧接されることを特徴とする請求項12記載の方法。
  14. 見返し紙(25′)は締め付け装置(1′ないし6′)内でまず一時貯蔵され、その後に初めて対応する中本(8′)に供給されそれに圧接されることを特徴とする請求項12または13記載の方法。
  15. ・中本(8,8′)を締め付け装置(1″ないし6″)によってまずその下部領域(120)で把持して加工ステーション(10,10′)に推進し、
    ・後続の加工ステーション(10,10′)内に推進された中本(8,8′)を上部領域(121)でプライア(114)によって把持してその後締め付け装置(1″ないし6″)を開放し、
    ・続いて開放された締め付け装置(1″ないし6″)内への少なくとも1枚の見返し紙(25,25′,83,84)の挿入を実施し、
    ・その後締め付け装置(1″ないし6″)を閉鎖し続いてプライア(114)を開放し、
    ・その後に中本(8,8′)を別の加工ステーション(10,10′)に推進する、
    ことを特徴とする請求項12または13記載の方法。
  16. 搬送装置(9,9′)を継続的に駆動し、いずれも搬送方向(19)において前方に移動している締め付け装置(1ないし6,1′ないし6′,1″ないし6″)に対して見返し紙(25,25′,83,84)を給入することを特徴とする請求項12ないし15のいずれかに記載の方法。
  17. 搬送装置(9,9′)が漸進的に駆動され、見返し紙(25,25′,83,84)はいずれも静止中の締め付け装置(1ないし6,1′ないし6′)に給入されることを特徴とする請求項12ないし16のいずれかに記載の方法。
  18. 見返し紙(25,25′,83,84)が中本(8′)よりも先に既に締め付け装置(1′ないし6′)内に挿入されそこで一時貯蔵されることを特徴とする請求項12ないし17のいずれかに記載の方法。
  19. 締め付け装置(1′ないし6′)に見返し紙(25,25′,83,84)の代わりにその他の薄型材料が給入されることを特徴とする請求項18記載の方法。
  20. 加工ステーション(10,10′)が互いに独立して駆動されることを特徴とする請求項12ないし19のいずれかに記載の方法。
JP2009111667A 2008-04-30 2009-04-30 中本を加工するための無線綴じ機ならびに無線綴じ方法 Active JP5578806B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP08155486.7 2008-04-30
EP08155486.7A EP2113392B1 (de) 2008-04-30 2008-04-30 Transportvorrichtung zur Verarbeitung von Buchblocks mit Klebebinder

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009269404A true JP2009269404A (ja) 2009-11-19
JP5578806B2 JP5578806B2 (ja) 2014-08-27

Family

ID=39705348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009111667A Active JP5578806B2 (ja) 2008-04-30 2009-04-30 中本を加工するための無線綴じ機ならびに無線綴じ方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8047522B2 (ja)
EP (2) EP2457738B1 (ja)
JP (1) JP5578806B2 (ja)
CN (1) CN101570094B (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4604150B1 (ja) * 2010-05-18 2010-12-22 芳野マシナリー株式会社 製本装置
JP4604149B1 (ja) * 2009-09-08 2010-12-22 芳野マシナリー株式会社 製本装置
WO2011030723A1 (ja) * 2009-09-08 2011-03-17 芳野マシナリー株式会社 製本装置
JP4771440B1 (ja) * 2010-11-15 2011-09-14 芳野マシナリー株式会社 製本装置
JP2012106477A (ja) * 2011-06-15 2012-06-07 Yoshino Machinery Co Ltd 製本装置
JP2012131226A (ja) * 2010-12-17 2012-07-12 Muller Martini Holding Ag 無線綴じされた中本および表紙からなる印刷製品を製造する方法ならびに装置
JP2013059862A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Dainippon Printing Co Ltd くるみ製本機
JP2020533215A (ja) * 2017-09-11 2020-11-19 ライトニング ソース エルエルシー ブックブロック綴じのためのシステム及び装置並びにブックブロック綴じの方法
JP7473163B2 (ja) 2020-03-11 2024-04-23 ホリゾン・インターナショナル株式会社 搬送装置

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008033184B4 (de) * 2008-07-15 2018-02-15 Dgr-Graphic Gmbh Verfahren zur Herstellung von klebegebundenen Druckerzeugnissen und Klebebinder
EP2287010B1 (de) * 2009-08-17 2013-07-31 Müller Martini Holding AG Verfahren und Einrichtung für das Verbinden einer Buchdecke an beleimte Aussenflächen eines Buchblocks
US20120170996A1 (en) * 2010-12-01 2012-07-05 Michael Speller Adhesive application module for a batcher unit in a book block finishing machine
EP2517892B1 (de) * 2011-04-29 2013-07-31 Müller Martini Holding AG Vorrichtung und Verfahren zur Herstellung von gebundenen, einen Fälzelstreifen oder einen Umschlag aufweisenden Buchblocks
IL213130A (en) * 2011-05-25 2014-09-30 3 P S Post Printing Production Systems Ltd Cover system
DE102012003602A1 (de) * 2012-02-21 2013-08-22 Kolbus Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zum Zuführen von Buchblocks in den Einfuhrkanal einer Weiterverarbeitungseinrichhtung
US20140030043A1 (en) * 2012-07-30 2014-01-30 Consolidated Graphics, Inc. System and process for automated high-efficiency book production
ITCO20130025A1 (it) * 2013-06-15 2014-12-16 Zechini Gra For S R L ¿brossuratrice perfezionata¿
CN105128554B (zh) * 2015-08-26 2017-04-05 雅昌文化(集团)有限公司 大尺寸书籍的制作方法
US20170129269A1 (en) * 2015-11-11 2017-05-11 Sasha Dobrovolsky Automated book assembly system and method
US10207527B2 (en) 2016-07-29 2019-02-19 Ferag Ag Processing system with digital printing and a post-processing station
CH712755A1 (de) * 2016-07-29 2018-01-31 Ferag Ag Verarbeitungssystem mit Digitaldruck und Weiterverarbeitungsstation.
CN106216254A (zh) * 2016-08-04 2016-12-14 深圳职业技术学院 图书分拣***以及收书台
DE102016218048A1 (de) * 2016-09-20 2018-03-22 Bundesdruckerei Gmbh Halte- und Transportvorrichtung, Verfahren zum Betrieb einer Halte- und Transportvorrichtung, System und Verfahren zur Herstellung eines buchförmigen Ausweis-, Wert- oder Sicherheitsdokuments
CN107901651B (zh) * 2017-11-21 2019-09-06 江洪波 一种印刷后工序生产线以及生产方法
CN108674052A (zh) * 2018-03-21 2018-10-19 安徽芜湖新华印务有限责任公司 一种印刷刷胶装置
EP3599103B1 (de) * 2018-07-25 2020-10-14 Müller Martini Holding AG Sammelhefter für druckprodukte
CN109203756B (zh) * 2018-10-18 2019-12-20 瑞安市瑞佳箱包有限公司 一种自动上书芯机构
WO2020148778A1 (en) * 2019-01-14 2020-07-23 Patel Udaykumar Chhabildas A servo indexing table for rotary and horizontal shifting of paper bunch
CN110077141B (zh) * 2019-04-22 2020-05-22 北京汇林印务有限公司 一种圆盘胶订机的自动上下料***
JP7311887B2 (ja) * 2019-08-08 2023-07-20 ホリゾン・インターナショナル株式会社 製本装置
CN111591063B (zh) * 2020-04-22 2021-04-13 华北水利水电大学 一种全自动综合图书装订装置
CN112220307B (zh) * 2020-10-31 2021-11-23 郑州工业应用技术学院 图书馆用期刊杂志专用展架
CN114393943B (zh) * 2022-01-27 2023-09-29 深圳精密达智能机器有限公司 一种新型的胶订机书背加工工艺
WO2024056876A1 (en) * 2022-09-16 2024-03-21 Meccanotecnica S.P.A. Bookbinding machine with a device for feeding book blocks upwards from an inclined position
CN115583521B (zh) * 2022-12-12 2023-06-06 佛山市金页盈信智能机械有限公司 一种储料机构及平装封面机
US11787218B1 (en) 2023-02-14 2023-10-17 Lightning Source LLC Book cover embossing system and method

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH414544A (de) * 1963-11-23 1966-06-15 Martini Buchbindermaschf Verfahren zum Binden von Büchern auf Klebebindemaschinen und Klebebindemaschine zur Durchführung des Verfahrens
JPS5315819U (ja) * 1976-07-20 1978-02-09
JPS63265687A (ja) * 1987-01-21 1988-11-02 コルブス ゲーエムベーハー ウント コムパニ カーゲー 無線とじ機の見返し接着装置
US20030185654A1 (en) * 2002-03-12 2003-10-02 Horst Rathert Device for preparing adhesive bindings of blocks and brochures, especially for small print runs

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH325096A (de) 1954-09-16 1957-10-31 Mueller Hans Maschine zum Broschieren von Büchern durch Verleimen
US5099378A (en) 1989-08-24 1992-03-24 Minnesota Mining And Manufacturing Company Carrier with external interlock for videocassette
JP3672719B2 (ja) * 1997-08-04 2005-07-20 ホリゾン・インターナショナル株式会社 製本処理装置
DE19922100A1 (de) * 1999-05-17 2000-11-23 Bielomatik L O S Gmbh Verfahren und Einrichtung zum Fächerklebebinden von Büchern, Buchblöcken, Broschüren und dgl.
DE10045401A1 (de) * 2000-09-14 2002-03-28 Kolbus Gmbh & Co Kg Verfahren und Vorrichtung zum Überführen von Buchblocks in ein Transportmittel einer Buchbindemaschine
EP1199187A1 (de) * 2000-10-20 2002-04-24 Grapha-Holding AG Anordnung zur Bearbeitung von Druckprodukten
DE10057599C5 (de) * 2000-11-21 2015-02-19 Kolbus Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zum Herstellen von Bucheinbanddecken
DE502006001962D1 (de) * 2005-02-15 2008-12-18 Heidelberger Druckmasch Ag Verfahren sowie Vorrichtung zum Abpressen von Druckerzeugnissen
DE102006008452A1 (de) * 2006-02-16 2007-09-13 Kolbus Gmbh & Co. Kg Buchblocktransportsystem
DE102006011430A1 (de) * 2006-03-13 2007-09-20 Kolbus Gmbh & Co. Kg Verfahren und Vorrichtung zum Anlegen eines Umschlags

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH414544A (de) * 1963-11-23 1966-06-15 Martini Buchbindermaschf Verfahren zum Binden von Büchern auf Klebebindemaschinen und Klebebindemaschine zur Durchführung des Verfahrens
JPS5315819U (ja) * 1976-07-20 1978-02-09
JPS63265687A (ja) * 1987-01-21 1988-11-02 コルブス ゲーエムベーハー ウント コムパニ カーゲー 無線とじ機の見返し接着装置
US20030185654A1 (en) * 2002-03-12 2003-10-02 Horst Rathert Device for preparing adhesive bindings of blocks and brochures, especially for small print runs

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4604149B1 (ja) * 2009-09-08 2010-12-22 芳野マシナリー株式会社 製本装置
WO2011030723A1 (ja) * 2009-09-08 2011-03-17 芳野マシナリー株式会社 製本装置
JP2011056709A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Yoshino Machinery Co Ltd 製本装置
JP2011240600A (ja) * 2010-05-18 2011-12-01 Yoshino Machinery Co Ltd 製本装置
JP4604150B1 (ja) * 2010-05-18 2010-12-22 芳野マシナリー株式会社 製本装置
WO2012066618A1 (ja) * 2010-11-15 2012-05-24 芳野マシナリー株式会社 製本装置
JP4771440B1 (ja) * 2010-11-15 2011-09-14 芳野マシナリー株式会社 製本装置
JP2012131226A (ja) * 2010-12-17 2012-07-12 Muller Martini Holding Ag 無線綴じされた中本および表紙からなる印刷製品を製造する方法ならびに装置
JP2012106477A (ja) * 2011-06-15 2012-06-07 Yoshino Machinery Co Ltd 製本装置
JP2013059862A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Dainippon Printing Co Ltd くるみ製本機
JP2020533215A (ja) * 2017-09-11 2020-11-19 ライトニング ソース エルエルシー ブックブロック綴じのためのシステム及び装置並びにブックブロック綴じの方法
US11390105B2 (en) 2017-09-11 2022-07-19 Lightning Source LLC System and apparatus for book block binding and method thereof
JP7241083B2 (ja) 2017-09-11 2023-03-16 ライトニング ソース エルエルシー ブックブロック綴じのためのシステム及び装置並びにブックブロック綴じの方法
JP7473163B2 (ja) 2020-03-11 2024-04-23 ホリゾン・インターナショナル株式会社 搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP2457738B1 (de) 2015-02-11
EP2113392A1 (de) 2009-11-04
US8047522B2 (en) 2011-11-01
US20090274536A1 (en) 2009-11-05
EP2457738A1 (de) 2012-05-30
JP5578806B2 (ja) 2014-08-27
CN101570094B (zh) 2013-05-29
CN101570094A (zh) 2009-11-04
EP2113392B1 (de) 2013-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5578806B2 (ja) 中本を加工するための無線綴じ機ならびに無線綴じ方法
JP4341246B2 (ja) 糊付け製本装置及び画像形成システム
US7524155B2 (en) Bookbinding apparatus and image forming system
US6966553B2 (en) Device for preparing adhesive bindings of blocks and brochures, especially for small print runs
US8870174B2 (en) Machine for producing books, in particular photo books and/or illustrated books
JP2004209870A (ja) 糊付け製本装置
US20070045928A1 (en) Bookbinding apparatus and image forming system
US8442422B2 (en) Bookbinding method, and bookbinding unit and image-forming system equipped with the same
CN109292428B (zh) 一种票据装订包背生产线
CN1880101B (zh) 纸摞运送装置
JP2007296814A (ja) 接着剤塗布装置及びこれを用いた製本装置
JP2008149497A (ja) 製本装置及びこれを備えた画像形成システム
CN102107566A (zh) 纸摞运送装置
JP4122146B2 (ja) シート折曲げ装置とその方法
US20070209752A1 (en) Method and device for feeding a cover
JP2002192854A (ja) 本の表紙を製造する機械に背入紙を供給する装置
JP2009018492A (ja) 製本装置及び画像形成システム
JP2008055677A (ja) 製本システム、製本方法、及び画像形成システム
JP3840909B2 (ja) 糊付け製本方法、糊付け製本装置及び画像形成装置
JP4089174B2 (ja) 糊付け製本方法、糊付け製本装置及び画像形成装置
JP4631614B2 (ja) 製本装置及び画像形成システム
JP2010234535A (ja) 製本装置及び製本方法
JP2010052839A (ja) 刷本束供給装置
JP4631613B2 (ja) 製本装置及び画像形成システム
JP4752390B2 (ja) 製本装置及び画像形成システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130605

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130904

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130909

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131003

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131008

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140708

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5578806

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250