JP2009094837A - ボタン電話システムの着信履歴利用発信方法およびその装置 - Google Patents

ボタン電話システムの着信履歴利用発信方法およびその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】外線に局線およびPBX回線を混在接続させた構成で着信履歴の発信者番号を用いて発信する場合、ユーザにより、公衆電話網の電話番号を宛て先にしてプライベート電話網の電話回線を選択した際、公衆電話網への接続に必要なアクセス符号を自動的にかつ正確に付加できる。
【解決手段】ボタン電話機10には局線指定ボタン13AとPBX回線指定ボタン13Bとを、外線の局線とPBX回線とに対応させて区分する。PBX回線から着信の発信者番号種別を最初は「不明」と記録し、種別不明の発信者番号を宛て先に発信する際に番号種別の選択画面を画面表示部17でユーザに提供して番号種別の指示を受け、着信履歴メモリ19の記録をこの指示に基づき更新する。
【選択図】図2

Description

本発明は、キーテレホンシステムと呼ばれるものであって、一方に内線として複数のボタン電話機を、また他方に外線として公衆電話網とプライベート電話網との両者を混在収容して内線間および内線と外線との間を接続するボタン電話主装置を有するボタン電話システムにおいて、プライベート電話網を介して外線への発信の際にも誤接続なく、発信接続が可能なボタン電話システムの発信方法およびその装置に関するものである。
基本のボタン電話システムは、図1に示されるように、複数のボタン電話機(以後、内線子機と略称する。)10がボタン電話主装置(以後、主装置と略称する。)20に子機内線として接続され、主装置20は複数の外線として公衆電話局(公衆電話網)50の電話機回線(以後、局線と略称する。)およびPABX(企業内自動交換機またはプライベート電話網を含む。)の電話機回線(以後、PBX内線と呼称する。)を接続する。
内線子機10は主装置20の外線対応に外線指定ボタンを有し、主装置20はユーザにより指定された外線指定ボタンに対応する外線を用いてその外線に接続先ダイヤル番号を発信する。主装置20の外線がPABX30に接続される場合、PABX30を介して公衆交換網50へダイヤル発信する場合、ユーザはダイヤル番号の先頭にPABX30における外線へのアクセス符号、例えば「0」または「8」を付加する。このPABX30における外線は、公衆電話網50での加入者回線であり、局線と呼称される。
PABX30の内線電話機40からユーザが相手先番号をダイヤルする場合、PBX内線相手の場合にはPABX30の内線番号のみのダイヤル操作であるが、局線を外線とする公衆電話網50を相手とする場合にはそのアクセス符号が加入者電話番号の先端に付与される。
PABX30の内線に接続されるボタン電話主装置20も、PABX30を介して公衆電話網50に発信する場合、公衆電話網における加入者番号の先頭にアクセス符号の付加が必要である。このアクセス符号の自動付加がユーザの便宜のため必要とされる。
このようなボタン電話装置に、例えば特開平01−117495号公報(特許文献1)で開示されているものがある。この技術では、外線それぞれが、局線に接続されるか、PBX内線に接続されるかを予め外線種別メモリに記録し、ボタン電話機が指定ボタンで捕捉した外線を上記外線種別メモリから識別し、捕捉された外線がPBX内線の場合、別に記憶されたアクセス符号を最初にその外線に送出している。
この特許文献1では、外線への送出番号として短縮ダイヤルであることが前提となっており、PABX30から公衆電話網すなわちPBX外線への発信を対象にしている。しかしながら、ボタン電話主装置20からPBX内線への発信にはPBX内線電話機40へのダイヤリングもある。このような場合でも、特許文献1の技術を利用することにより、PBX内線番号の先頭にアクセス符号が付与される。したがって、PABX30の内線電話機40に対する電話番号はPABX30での誤接続となって外線に接続され、更に公衆電話網50では桁不足となるので、接続されないのみならず、トラフィックの輻輳を招く恐れがある。
一方、現在、ほとんどの電話システムでは、その電話端末が、その電話回線に着信の際、発信者番号通知サービスを受けて発信者の電話番号を履歴としてメモリに記録している。したがって、電話端末では、その着信履歴メモリから電話番号を呼び出してその番号で自動ダイヤル発信することができる。しかし、上述したように、PABXの内線端末が、その着信履歴により公衆電話網への自動ダイヤル発信する場合には、発信者番号として通知を受けたダイヤル番号の先頭にPABXにおける局線へのアクセス符号を付加する必要がある。すなわち、ボタン電話システムでの着信履歴の発信者番号には、ボタン電話内線番号、PABX内線番号、および公衆電話網加入者番号がある。したがって、着信履歴の発信者番号を用いてボタン電話システムの外線から発信する場合、アクセス符号付加の必要性の有無を設定する必要がある。
受信する発信者番号にアクセス符号を自動付加する技術として、例えば、特開2006−186493号公報(特許文献2)で開示されているPBX内線電話機の履歴発信方式がある。この技術では、交換機である主装置が、公衆網から着信の際に、公衆網から受ける発信者番号の先頭にアクセス符号を自動的に付与して内線の電話端末に送る。電話端末では、アクセス符号の付加された発信者番号を履歴として記録する。したがって、ユーザは、PBX内線電話機からの発信の際に、その端末に履歴として記録された発信者番号を指定すれば、アクセス符号が自動付加されてダイヤル発信されるので、誤接続はない。
しかしながら、図1に示されるように、ボタン電話主装置20の外線をPABX30のみならず、更に公衆電話網50にも直接接続する場合、PABX30を介して公衆電話網50から受ける発信者番号にはアクセス符号が付加されているが、公衆電話網50に直結する外線からの着信ではアクセス符号が付加されていない。そのため、ユーザは、履歴から外線番号を選択した際、発信の都度、アクセス符号付加の有無を見て、外線指定ボタンに対応する外線の接続先を指定する際に外線指定ボタンの選択、または自動発信の前にアクセス符号のダイヤリングが必要となる。すなわち、外線に局線とPBX回線とを混在させて収容した場合、アクセス符号の自動付加機能が備わっていても、ユーザが、指定先にしたがってアクセス符号付加の有無を判断して、外線指定ボタンの操作をしなければならない。
特開平01−117495号公報 特開2006−186493号公報
解決しようとする課題は、ボタン電話システムの外線に公衆電話網およびプライベート電話網の電話回線を混在接続する状態において着信履歴の発信者番号を用いて発信する場合にある。その場合、ユーザによる外線指定ボタンの選択が必要であるが、公衆電話網の電話番号を宛て先にしてプライベート電話網の電話回線を選択した際に、公衆電話網への接続に必要なアクセス符号を自動的にかつ正確に付加できないことがある。
本発明は、ボタン電話システムの外線に公衆電話網およびプライベート電話網の通信回線を混在接続している場合、着信履歴の発信者番号を用いて発信するためのものである。ここで、公衆電話網と直結する回線種別を局線、かつプライベート電話網と接続する回線種別をPBX回線として設定すると共に、前記公衆電話網における電話番号種別を局線、前記プライベート電話網における電話番号種別をPBX内線とする。
そして、本発明の目的は、ボタン電話システムで、外線指定ボタン操作の際にユーザによるアクセス符号付加の操作なしで、公衆電話網へのアクセス符号を必要とする場合にそのアクセス符号を自動的に付加することにある。
そのため、本発明によるボタン電話システムは、下記のステップを有することを主要な特徴とする。すなわち、ボタン電話システムが公衆電話網およびプライベート電話網の通信回線を外線に混在接続した状態にあって着信履歴の発信者番号を用いて発信する場合、ボタン電話システムの内線以外の発信者番号種別を局線およびPBX内線、かつ回線種別を接続先に基づき局線およびPBX回線、それぞれに予め分類しており、前記PBX回線から着信した際の発信者番号をまず種別不明として前記着信履歴に記録する。そして、当該種別不明の発信者番号を宛て先として発信を受付けした際には、ユーザによる選択を受けるため、局線またはPBX内線の番号種別選択用画面をユーザに出力する。次いで、ユーザによる局線またはPBX内線の指示を受付けした際にはその指示された番号種別を確定して前記着信履歴の記録を更新する。
また、そのボタン電話システムは、ボタン電話システムの内線以外の発信者番号種別が局線およびPBX内線に分類されており、外線の接続先回線種別に基づき局線およびPBX回線それぞれの指定に分類される外線指定ボタンと、外線着信に対し、発信者番号に加え、局線またはPBX回線を区別したうえ更に当該PBX回線からの発信者番号種別に局線若しくはPBX内線または種別不明を記録する着信履歴メモリと、前記PBX回線から着信の際には、受付けした発信者番号を種別不明として前記着信履歴メモリに記録する手段と当該種別不明の発信者番号を宛て先として発信を受付けした際に、ユーザによる選択を受けるため、局線またはPBX内線の番号種別選択用画面を出力する手段とユーザによるPBX内線または局線の指示を受付けした際にその指示された番号種別を確定して前記着信履歴メモリの記録を更新する手段とを有する接続制御部と、を備えている。
したがって、本発明のボタン電話システムは、ユーザによる局線かPBX内線かの選択により着信履歴の発信者番号種別を確定することができるので、宛て先に前記着信履歴から局線への電話番号の選択を受付けしかつ接続先外線でPBX回線の回線種別指定を受付けした際に、前記プライベート電話網における外線へのアクセス符号を前記電話番号に自動的に付加して当該PBX回線に発信するように設定することができる。これにより、ユーザは、外線指定ボタンがPBX回線指定の場合であっても、宛て先に選択した発信者番号が局線かPBX内線かを認識することなしで、誤接続のない外線発信が可能となる。
本発明は、ボタン電話システムの外線に公衆電話網およびプライベート電話網の通信回線を混在接続した状態でかつ着信履歴の発信者番号を利用して発信する場合に関する。それは、外線指定ボタンによっては必要なアクセス符号の付加について、ユーザによる選択をなしとして、公衆電話網へのアクセス符号を自動的かつ正確に付加するという目的を達成する。それは、発信者番号の最初の使用でユーザによる選定を必要とするが、ボタン電話システムで発信者番号の桁を計数して判定するなどの番号種別検出機能付加なしで実現している。
基本的なボタン電話システムの外線に接続される通信回線は電話交換機において電話機が接続される電話機回線である。しかし、プライベート電話網に対して接続される外線には、専用線によるトランク回線が設置されるボタン電話システムもある。
以下に、本発明の実施例について図面を参照して説明するが、図面は本発明に係る部分を中心に示すため、装置の必須機能でも図示が省略されているものがある。また、説明される機能ブロックの分離併合、または手順の入れ替えなどによる変更は、本発明の趣旨を満たす限り自由であり、下記説明が本発明を限定するものではない。
まず、本発明の実施例1について図1を参照して基本構成を説明する。
基本的なボタン電話システムは、図1に示されるように、複数のボタン電話機10と、これを収容し接続するボタン電話主装置20とで構成され、ボタン電話主装置20は、少なくとも一回線の外線を公衆電話網50の加入者回線に接続するものである。ここでは、その外線は、局線として公衆電話網50の一つの電話回線、およびPBX回線としてPABX(構内自動交換機)30の内線二回線を収容しているものとする。PABX30は、プライベート電話網として構成されるもので、内線に少なくとも一つのボタン電話システムおよび複数の内線電話機40を収容する一方、外線に公衆電話網50の複数の電話回線を局線として収容している。公衆電話網50は、日本電信電話株式会社(NTT)のような電気通信事業者により運営される通信網であり、その通信網を経由する場合、それに登録される加入者番号が発信者番号として着信履歴に記録される。
このボタン電話システムは、発信者番号通知サービスにより着信の際にその発信者の電話番号を受けて着信履歴として記録すると共に、発信の際には着信履歴から呼出しした電話番号によりダイヤル発信する周知の着信履歴利用発信機能を有するものである。ボタン電話システムにおいて、ボタン電話機10とボタン電話主装置20との間はシステム特有の情報授受機能を有するので、着信履歴を記録する着信履歴メモリは、周知のように、ボタン電話機10またはボタン電話主装置20の何れに備えられてもよい。しかし、着信履歴メモリは、規模の大きなボタン電話システムではボタン電話機が多数設けられるので、主装置での共通化は困難であり、電話機単独に備えられることになろう。
本発明のボタン電話システムの一実施例について図2に図1を併せ参照して説明する。
図2は本発明におけるボタン電話システムの実施例1をブロックで示す説明図である。
図示されるボタン電話機(以後、内線子機と呼称する)10は、電話回路部11、主装置IF(インタフェース)12、局線指定ボタン13A、PBX回線指定ボタン13B、内線指定ボタン14、番号呼出ボタン15、発信ボタン16、画面表示部17、接続制御部18、および着信履歴メモリ19を有し、主装置IF12がボタン電話主装置20の内線に接続される。図示されるボタン電話主装置(以後、主装置と略称する)20は、内線IF21、スイッチ22、外線IF23、回線接続制御部24、および発信処理対応メモリ25を有する。上記内線IF21が複数の内線子機10を接続し、外線IF23が外線「1」に局線として公衆電話網50の加入者回線を、また外線「2,3」それぞれにPBX回線としてPABX30の内線をそれぞれ接続する。
本発明の主要となる特徴は着信履歴メモリ19に対する接続制御部18の動作機能にある。その機能は図示される各構成要素を順次説明した後にチャートを参照して説明する。
電話回路部11は、送受話器を含む音声処理部分であり、接続制御部18の制御を受けており、通信状態では主装置IF12を介して主装置20と通信路で接続される。主装置IF12は、接続制御部18の制御を受け、通信状態で主装置20と通信路で接続される。局線指定ボタン13AおよびPBX回線指定ボタン13Bは、三つの外線指定ボタンを外線接続先に基づいて分類されており、回路構成上同一の構成である。
ユーザのPABX内線への発信に対する便宜上、内線子機10では、外線「1」に対応する外線指定ボタンに「局線」をまた外線「2,3」それぞれに対応する外線指定ボタンに「PBX回線」を、所定の「マーク」により付与して、識別可能にされている。その「マーク」は外線指定ボタンの発光形式を相違するものとしても、カードの添付であっても、または、ボタン操作に基づく画面表示部17での可視表示であってもよい。後述するように、局線およびPBX回線それぞれの数を外線指定ボタンの数範囲内で変更することができる。内線指定ボタン14は、それぞれが主装置20に接続される内線子機10を指定して接続する際に使用されるが、ダイヤルボタンで代用してもよい。
外線指定ボタン13A,13Bおよび内線指定ボタン14は、ボタン電話機使用の際に、そのうちの一つだけがユーザにより指定され、指定された情報は、画面表示部17に表示されると共に、接続制御部18の制御を受け主装置IF12を介して主装置20へ伝達される。
番号呼出ボタン15は、ユーザの指定により接続制御部18の制御を受け、着信履歴メモリ19からその記録情報を画面表示部17に呼出しし、その中から一つの発信者番号を選択して指定できる。発信ボタン16は、ユーザの指定により接続制御部18の制御を受け、番号呼出ボタン15で選択された発信者番号を宛て先電話番号として内線子機10から主装置20を介して周知の自動ダイヤル発信を行う。画面表示部17は、接続制御部18または図示されない制御手段により制御され、内線子機10を操作するユーザにより指定された情報を表示する画面である。接続制御部18は、上記構成要素と接続し、ユーザのボタン指定などを受けて所定の機能を実現する。
着信履歴メモリ19は、接続制御部18の制御により、主装置20でその内線子機10へ着呼の際に検出または受信した発信者番号を主装置20から受け、発信元の子機内線、局線、またはPBX内線による番号種別で区別された電話番号を発信者番号として、着呼時刻と共に記録する。ボタン電話システムの内線子機10からの発信者番号は例えば子機内線番号「11」である。局線からの発信者番号は、例えば局線番号「034567891」である。PABX30の内線電話機40からの発信者番号は、例えばPBX内線番号「1001」である。
本発明の主要となる特徴は、まず、PBX回線からの最初の着信に対して、発信者番号種別を「不明」と記録することである。そして、番号種別不明の発信者番号を発信の宛て先に利用する場合、ボタン電話システムが番号種別を画面表示してユーザにそれを選択させることにより、不明の種別を確定していることにある。
図3に図1、図2を併せ参照して、着信履歴メモリ19についてその詳細を説明する。
内線子機10は、PBX回線からの着信で受けた発信者番号が例えばPABX30のPBX内線番号でもまたPABX30で中継された局線番号でも、最初は着信履歴メモリ19Aに示されるように、それを区別せずに「PBX回線」による「種別不明」と記録する。ユーザが着信履歴を画面表示部17に呼出しし「種別不明」の発信者番号を宛て先に選択した場合、接続制御部18は、画面表示部17に「局線かPBX内線か」の選択用画面を表示する。ユーザは画面表示されている発信者番号が「1001」の場合「PBX内線」を選択する。例えば発信者番号「034567891」を宛て先としている場合には、ユーザが「局線」を選択する。その結果、着信履歴メモリ19Bに示されるように、発信者番号「1001」には「PBX内線」が、また発信者番号「034567891」には「局線」が、それぞれ確定され、記録が更新される。すなわち、着信履歴には、発信者番号種別として「不明」以外では「子機内線・局線・PBX内線」の三種類が記録されている。
したがって、内線子機10は、着信履歴を用いて発信の際に「子機内線・局線・PBX内線」のいずれかを主装置20へ発信者番号と共に送信することができる。上述するように、ユーザの選択により「子機内線・局線・PBX内線」を記録するため、内線子機10では、例えば番号桁数から識別するような番号種別検出機能を不必要とし、機能の簡素化を実現している。また、着信履歴メモリ19とその制御は主装置20に備え、着信履歴メモリ19の情報を内線子機10に送って「不明」から確定した「種別」を受け取ることにより同一の機能を実行することができる。また、ユーザによる「局線かPBX内線か」の選択が誤りであっても、後述するように、接続不能となり、それが誤接続としてユーザに通知されるので、ユーザの再試行が可能である。ユーザの再試行が正しければ、正確な「種別」が更新記録され、着信履歴メモリ19での誤った記録は修正される。更に、後述されるように、公衆電話網50への局線発信は局線指定ボタン13AとPBX回線指定ボタン13Bとの何れも区別することなく空きを確認して使用可能であり、ユーザに対する便宜の向上は著しい。
ボタン電話主装置(主装置)20では、内線IF21が、複数の内線子機10それぞれと接続して、通話情報をスイッチ22と授受する一方、内線子機10との信号を回線接続制御部24と授受する。スイッチ22は、回線接続制御部24の制御を受け、内線IF21を介して内線子機10相互または内線子機10と外線「1〜3」との間を接続しまたその接続を解除する。外線IF23は、外線を収容して通話情報をスイッチ22と授受する一方、外線との信号を回線接続制御部24と授受する。回線接続制御部24は、上記構成要素と接続し、情報を授受して主装置20の回線接続機能を実現する。その機能は、例えば、外線からの着信に際して局線からか、PBX回線からか、その着信回線の種別を検出して内線子機10に通知する着信回線種別通知機能、および内線子機10からの発信に際し発信者番号種別および指定回線種別を受付けする発信回線種別受付け機能である。更に、回線接続制御部24は、発信処理対応メモリ25から得られるアクセス符号付加に対応して接続先PABX30における外線へのアクセス符号を、受けたダイヤル番号の先端に付加してダイヤル発信するアクセス符号自動付加発信機能を有する。その詳細は図面を参照した主要手順に基づいて後に説明する。
図示されるように、三つの外線は、外線「1」に局線を、外線「2,3」にPBX回線を、それぞれ接続しているものとする。局線は図1における公衆電話網の加入者回線であり、PBX回線はPABX30の内線である。
次に、図4に図2を併せ参照して本発明の特徴である発信処理対応メモリ25について説明する。
発信処理対応メモリ25は、ユーザにより選択操作された内線および外線「1〜3」それぞれの指定ボタンに割り当てられた回線種別と、発信者番号種別との組合せで、発信の際の処理を定義するテーブルである。指定ボタンによる内線は内線子機を対象とする。上記回線種別は、内線子機を接続する内線、並びに、外線として、公衆電話網50と直結する局線およびPABX30に接続するPBX回線である。発信者番号種別は、宛て先として選択された電話番号の種別であり、内線はボタン電話主装置20に収容される内線に対応し、局線は公衆電話網50に登録される電話回線、また、PBX内線はPABX30に収容される内線に対応する。局線には、局線から直接着信の場合、および公衆電話網50からPABX30およびPBX回線を介して着信の場合、何れの発信者番号も同一の加入者番号が記録される。例えば「034567891」または「09012345678」のような公衆電話網50における加入者電話番号である。
そして、発信処理対応メモリ25における特徴は、各回線種別の接続先に対応して発信不可、アクセス符号付加あり/なしのそれぞれが定義されることにある。すなわち、内線指定ボタンの場合、子機内線番号に対しては発信可能であるが、それ以外は発信不可に設定される。局線指定ボタンでの局線番号発信に対してはそのままのダイヤル番号が用いられ、それ以外の子機内線番号またはPBX内線番号では発信不可と設定される。PBX回線指定ボタンの場合、子機内線番号に対しては発信不可であるが、PBX内線番号に対してはそのままのダイヤル番号が用いられ、更に局線番号に対しては接続先PABX30の外線アクセス符号を付加して発信するように設定される。
次に、図5のシーケンスチャートに図1および図2を併せ参照して、本発明における主要な特徴である、ボタン電話主装置20がPABX30からボタン電話機10に着信の際の手順、およびボタン電話機10からPABX30へ発信の際の手順について説明する。ボタン電話主装置20におけるボタン電話機10同士の発着信、および、ボタン電話機10と局線直結の外線との発着信は従来の基本機能により実行できるので、その説明は省略する。
PABX30は、子機内線番号「11」のボタン電話機10に着信する場合、着信先番号「11」を有するボタン電話主装置20に接続する内線に対して着呼接続要求(手順S1)する。その際、PABX30は、着呼接続要求に着信先番号「11」と発信者番号とを含めて接続先内線を接続するボタン電話主装置20に通知する。ボタン電話主装置20は、PABX30からの着呼接続要求を外線IF23における一つのPBX回線から受付け(手順S2)し、着呼先内線子機番号「11」のボタン電話機10を呼出しして発信者番号およびPBX回線種別を送付(手順S3)する。ボタン電話機10では接続制御部18が、受付けした発信者番号をPBX回線着信の番号種別不明で着信履歴メモリ19に記録したのち、呼出信号を用いて着呼ランプの点灯/点滅または/およびブザー/ベルの鳴動などによりユーザの呼出し(手順S4)を行う。この際、接続制御部18が、受付けした発信者番号を着信履歴メモリ19で検索し、同一の発信者番号があった場合には、この番号に対する番号種別を記録して種別不明とはしないことができる。例えば、その発信者番号の記録領域で着信時刻のみを変更して、その順序を時刻に基づき変更することにより実現できる。
他方、ボタン電話機10では発信の場合、ユーザによる番号呼出ボタン15の操作により着信履歴メモリ19から記録された発信者番号が呼出しされ、その中から一つの発信者番号が選択された際に番号種別不明の場合には、接続制御部18が局線/PBX内線の番号種別選択用の画面を画面表示部17に表示(手順S5)する。次いで、接続制御部18は、宛て先とする発信者番号の番号種別を画面表示部17上でユーザにより指示されるので、指示された局線またはPBX内線で種別不明領域の記録を更新(手順S6)する。次いで、接続制御部18は、PBX回線の指定をボタンにより受付けしたのち、発信ボタン16から、先の番号種別と共にボタン電話主装置20に呼接続を要求(手順S7)する。
ボタン電話主装置20では、ボタン電話機10から所定の呼接続要求によるPBX回線への発呼を受付けした際に、回線接続制御部24が、受付けした番号種別、局線またはPBX内線により発信処理対応メモリ25を検索する。その結果、回線接続制御部24は、局線の場合ではアクセス符号を付加して、または、PBX内線の場合では受付けした発信者番号そのままで、それぞれPBX回線へ発信(手順S8)する。
PABX30は、内線に接続されるボタン電話主装置20から発呼の際に受けたそのままの番号を宛て先のダイヤル番号として呼接続処理(手順S9)に使用する。その際、PABX30では、アクセス符号の付加された番号に対して外線に発信し、付加されていない番号は内線接続の処理が実行される。したがって、PABX30は、ボタン電話主装置20からの発呼をPBX内線の内線電話機40からの発呼と区別することなく呼接続処理ができる。
次に、図6Aおよび図6Bのフローチャートに図1および図2を併せ参照して、図2におけるボタン電話システムの着信履歴を利用した発信の際の主要動作手順について説明する。
まず、ユーザが番号呼出ボタン15を操作することにより、接続制御部18は、着信履歴メモリ19から発信者番号を画面表示部17に呼出し(手順S11)し、かつ、ユーザにより選択された一つの発信者番号を宛て先番号として受付け(手順S12)する。ここで、選択された宛て先番号が着信履歴メモリ19で種別不明(手順S13がYES)の場合、接続制御部18は、番号種別が局線かPBX内線かを設定するためユーザに提供する画面を画面表示部17に画面表示(手順S14)する。それにより、ユーザから「局線」の指示を受付け(手順S15がYES)の場合には、指示された番号の種別を「局線」に設定し着信履歴メモリ19の記録を更新(手順S16)する。上記手順S15が「NO」で「PBX内線」が指示された場合には、指示された番号の種別を「PBX内線」に設定し着信履歴メモリ19の記録を更新(手順S17)する。この結果、宛て先電話番号として選択された発信者番号に番号種別が記録される。
次いで、上記手順S13が「NO」で宛て先電話番号として選択された発信者番号に番号種別が判明している場合、または、上記手順S16若しくは手順S17に続き、接続制御部18は、着信履歴メモリ19から宛て先電話番号として選択された発信者番号にその番号種別を取得(手順S18)する。
ここで、ユーザにより内線指定ボタン14の受付けなし(手順S19がNO)または局線指定ボタン13Aの受付けなし(手順S20がNO)で、例えば外線「2」に対応するPBX回線指定ボタン13Bの受付けあり(手順S21がYES)の場合について説明する。
このPBX外線指定ボタン13Bの受付け情報は、上記手順S12で選択された発信者番号と共に主装置20の回線接続制御部24により受付けされる。回線接続制御部24では、受付けした発信者番号が例えば「1001」の場合、発信回線種別受付け機能により番号種別のPBX内線を受付けするので接続先がPBX内線対応(手順S22がYES)と判断される。したがって、主装置20は、内線子機10から受付け指定された外線「2」のPBX回線に図示されていないダイヤル番号自動発信機能を接続し、受付けした発信者番号「1001」をそのままダイヤル発信(手順S23)する、したがって、PABX30では、正常接続(手順S24がNO)の場合、その内線番号「1001」を付与された内線電話機40を呼出しすることができる。
上記手順S19が「YES」でユーザにより内線指定ボタン14の受付けがあり、かつ受付けした発信者番号が例えば「11」の場合、回線接続制御部24では、発信回線種別受付け機能により接続先をボタン電話システムの子機内線対応(手順S25がYES)と判断する。したがって、主装置20は例えば内線番号「12」の内線子機からの受付け番号「11」に対応する内線子機10を呼出し(手順S26)して接続することができる。
上記手順S20が「YES」でユーザによる局線指定ボタン13Aの受付けがあり、かつ受付けした発信者番号種別が局線対応(手順S27がYES)の場合、回線接続制御部24は、発信回線種別受付け機能により接続先回線が公衆電話網であると知るため、内線子機10から受付けの指定された外線「1」の局線に受付け発信者番号をそのままダイヤル発信(手順S28)する。したがって、PABX30では、公衆電話網50でその電話番号を付与された加入者の電話機を呼出しすることができる。
上記手順S21が「YES」でユーザによるPBX回線指定ボタン13Bの受付けがあるうえ、上記手順S22が「NO」で受付けした発信者番号種別が局線対応(手順S29がYES)の場合がある。この場合、回線接続制御部24は、内線子機10から指定された、例えば外線「2」のPBX回線に図示されていないダイヤル番号の自動発信手段を接続し、受付けの発信者番号の先頭にPABX30で外線接続する際に必要なアクセス符号例えば「0」を付加してダイヤル発信(手順S30)する。この結果、PABX30では、正常接続の場合、上記手順S24が「NO」であり、公衆電話網50の電話機を呼出しすることができる。
上記手順S25、手順S27、または手順S29で受付けの発信者番号種別が選択された指定ボタンの回線と対応しない場合、すなわち、発信処理対応メモリ25の「不可」となる組合せの場合、主装置20の回線接続制御部24は発信元の内線子機10に「回線指定の選択誤り」を送信し、それを内線子機10で所定の可聴/可視手段によりユーザに通知(手順S31)する。その結果、ユーザが回線指定ボタンを正確に際していできるので、接続可能になる。
他方、PBX回線からの着信のみ発信者番号種別の不明が着信履歴に記録されるので、PBX回線の指定により発信される上記手順S23および手順S30では、上記手順S24が「YES」で誤接続または接続不能が発生した場合、主装置20は発信元の内線子機10に通知して内線子機10の着信履歴メモリ19で対応する発信者番号の番号種別を「不明」に記録更新(手順S32)させて手順を上記手順S14に戻す。
上記説明では、必要機能をボタン電話機と主装置とに最適に分散した一構成例を示して説明したが、ボタン電話機と主装置との間での情報またはデータの授受は自由に条件の付加が可能であり、上述した着信履歴メモリまたは発信処理対応メモリおよびそれらの制御手段は他の機能との関係でボタン電話機と主装置との何れに備えてもよい。
このような実施の形態を採用しているので、PBX回線からの着信履歴で記録する発信者番号を番号不明で記録しても、その発信者番号を最初に利用して発信する際、ユーザがその番号から判断して局線かPBX内線かの番号種別を判断することにより、PBX回線から着信した発信者番号の番号種別設定が可能である。したがって、次回からは着信回線が何れであっても、発信に際して着信履歴で発信者番号種別が設定されているので、局線番号を選択してPBX回線で発信する際にアクセス符号を的確にかつ自動的に付加することができる。
それゆえ、ユーザは、局線番号で発信する際に、局線かPBX回線かを認識することなく、空き外線のうちの一つをボタンで指定することができる。また、発信処理対応メモリにより接続先の回線種別と番号種別との組合せで接続不能の発信を禁止して発信端末に通知しているので、間違った指定ボタンの操作であっても直ちに修正することができる。更に、発信者番号の桁数により検出するような番号種別の自動検出機能は不要であるため、ボタン電話システム構成の複雑化を避けることもできる。
本発明の実施例2について図7および図8を併せ参照して説明する。
図7の実施例は、ボタン電話システムの外線が大規模のプライベート網を構築するPABX30Aと専用線により接続される場合である。ボタン電話主装置20Aは基本的には図2に示されると同様の構成要素を有する。その相違点について、図8を参照して説明する。
図8が図2と相違する点は外線IFにある。すなわち、外線IFには、局外線IF23AとPBX外線IF23Bとが設けられる。局外線IF23Aは公衆電話網50に対する加入者電話回線であり、PBX外線IF23BはPABX30Aにおける専用線である。
すなわち、PABX30Aに接続する外線が専用線によるトランク接続をするため、PBX回線指定ボタン13Bにより外線指定を受付けした際には、基本的にトランク対応の信号方式を必要とすることである。そして、ボタン電話システムから発信の際には、上述したと同様、着信履歴から選択した発信者番号の先頭にPABX30Aにおけるアクセス符号を付加する。
一方、ボタン電話主装置20Aは公衆電話網50に対する局線が加入者回線で電話機対応のため、PABX30Aとのインタフェースでは信号方式が異なる。したがって、ボタン電話主装置20Aはユーザから局線指定ボタン13Aの指定と公衆電話網での加入者番号とを受けた際には局線に局線電話機同様のインタフェースでアクセス符号を付加せずに発信者番号をそのままダイヤル発信することになる。そのため、回線接続制御部24Aもその制御が相違する。したがって、局線とPBX回線との収容割合を自由にするため、局外線IF23AとPBX外線IF23Bとの共用を図る場合には、回路構成はやや複雑化するが混在する外線の収容先を選択する制限はなくなる。
このように、構成の相違があるものの、ボタン電話主装置20Aの主要動作手順は、ハードウェアを含む外線インタフェースが除かれるので、上記実施例1と同一であり、その効果も同一となる。
一方に複数電話端末を接続し、他方に外線として公衆電話網およびプライベート通信網の両者を混在させて接続する電話システムで、着信履歴に発信者番号を記録する際に、発信側の回線種別、内線、局線、またはPBX回線それぞれにより発信者番号種別を設定する。しかし、PBX回線のようにその番号種別が不明な場合には、発信の際にユーザの選択を得て記録を更新し設定することにより、着信履歴を利用してその発信者番号により発信する場合、発信者番号と外線接続先とを照合してプライベート通信網を介して公衆通信網へ誤接続なしに容易に発信可能であるとした。それにより、本発明は、電話システムに限らず、異なる電気通信事業者の通信網またはプライベート網のうちの複数を混在する外線を収容することが必要な交換システム若しくは通信システム、または通信装置に適用が可能である。
本発明による着信履歴を利用するボタン電話システムでの発信方法を説明するための一実施例をブロックで示した説明図である。(実施例1) 図1によるボタン電話システムの一実施例をブロックで示した説明図である。(実施例1) 図1における着信履歴メモリの一実施例をテーブルで示す説明図である。(実施例1) 図1における発信処理対応メモリの一実施例をテーブルで示す説明図である。(実施例1) 図1におけるPABXからボタン電話機に着信し、その着信履歴からPABXへ発信する手順の一実施例をシーケンスチャートで示す説明図である。(実施例1) 図1および図2におけるボタン電話システムの主要動作手順の一実施例をフローチャートで示す説明図である。(実施例1) 図6Aにおけるボタン電話システムの主要動作手順の続き部分をフローチャートで示す説明図である。(実施例1) 本発明による着信履歴を利用するボタン電話システムでの発信方法を説明するための図1とは異なる一実施例をブロックで示した説明図である。(実施例2) 図7によるボタン電話システムの一実施例をブロック示した説明図である。(実施例2)
符号の説明
10 ボタン電話機(内線子機)
11 電話回路部
12 主装置IF
13A 局線指定ボタン
13B PBX回線指定ボタン
14 内線指定ボタン
15 番号呼出ボタン
16 発信ボタン
17 画面表示部
18 接続制御部
19 着信履歴メモリ
20、20A ボタン電話主装置(主装置)
21 内線IF
22 スイッチ
23 外線IF
23A 局外線IF
23B PBX外線IF
24、24A 回線接続制御部
25 発信処理対応メモリ
30、30A PABX
50 公衆電話網

Claims (10)

  1. ボタン電話システムが公衆電話網およびプライベート電話網の通信回線を外線に混在接続し着信履歴の発信者番号を用いて発信する方法において、
    ボタン電話システムの内線以外の発信者番号種別を局線およびPBX内線、かつ外線の回線種別を接続先に基づき局線およびPBX回線、それぞれに予め分類し、
    前記PBX回線から着信した際の発信者番号をまず番号種別不明として前記着信履歴に記録し、
    当該種別不明の発信者番号を宛て先として発信を受付けした際には、ユーザによる選択を受けるため、PBX内線または局線の番号種別選択用画面をユーザに出力し、
    ユーザによるPBX内線または局線の指示を受付けした際にはその指示された番号種別を確定して前記着信履歴の記録を更新する
    ことを特徴とするボタン電話システムの着信履歴利用発信方法。
  2. 請求項1に記載されるボタン電話システムの着信履歴利用発信方法において、宛て先に前記着信履歴から局線種別の電話番号の指示を受付けしかつ接続先回線種別でPBX回線の指定を受付けした際には、前記プライベート電話網における外線へのアクセス符号を前記電話番号に付加して当該PBX回線に発信することを特徴とするボタン電話システムの着信履歴利用発信方法。
  3. 請求項2に記載されるボタン電話システムの着信履歴利用発信方法において、回線種別としての局線およびPBX回線それぞれと前記発信者番号種別それぞれとを対応させて、宛て先に前記着信履歴から局線種別の電話番号の選択を受付けしかつ接続先回線種別で局線指定を受付けした際、または宛て先に前記着信履歴からPBX内線種別の電話番号の選択を受付けしかつ接続先回線種別でPBX回線の指定を受付けした際、それぞれの場合では、選択された電話番号をそのまま、指定された外線に発信することを特徴とするボタン電話システムの着信履歴利用発信方法。
  4. 請求項1から請求項3までの一つに記載されるボタン電話システムの着信履歴利用発信方法において、ボタン電話機の外線指定ボタンを、接続先に基づき、ユーザが識別可能なマークを局線とPBX回線とに予め付与して分類することを特徴とするボタン電話システムの着信履歴利用発信方法。
  5. 公衆電話網およびプライベート電話網の通信回線を外線に混在接続し着信履歴の発信者番号を用いて発信するボタン電話システムにおいて、
    ボタン電話システムの内線以外の発信者番号種別が局線およびPBX内線に分類されており、
    外線の接続先回線種別に基づき局線およびPBX回線それぞれの指定に分類される外線指定ボタンと、
    外線着信に対し、発信者番号に加え、局線またはPBX回線を区別したうえ更に当該PBX回線からの発信者番号種別に局線若しくはPBX内線または種別不明を記録する着信履歴メモリと、
    前記PBX回線から着信の際には、受付けした発信者番号を種別不明として前記着信履歴メモリに記録する手段と当該種別不明の発信者番号を宛て先として発信を受付けした際に、ユーザによる選択を受けるため、PBX内線または局線の番号種別選択用画面を出力する手段とユーザによるPBX内線または局線の指示を受付けした際にその指示された番号種別を確定して前記着信履歴メモリの記録を更新する手段とを有する接続制御部と、
    を備えることを特徴とするボタン電話システム。
  6. 請求項5に記載に記載されるボタン電話システムにおいて、
    回線種別に対応する局線およびPBX回線それぞれと前記発信者番号種別それぞれとを対応させて、発信不可または外線へのアクセス符号付加の有無を予め記録し、当該PBX回線が指定されかつ発信者番号種別が局線である組合せに、プライベート電話網におけるアクセス符号の付加を設定する発信処理対応メモリと、
    宛て先に前記着信履歴から局線への電話番号の選択を受付けしかつ前記外線指定ボタンでPBX回線の指定を受付けした際には、前記発信処理対応メモリを参照しアクセス符号を前記電話番号に付加して当該PBX回線に発信する回線接続制御部と、
    を備えることを特徴とするボタン電話システム。
  7. 請求項6に記載に記載されるボタン電話システムにおいて、
    前記発信処理対応メモリは、回線種別にPBX回線が指定されかつ発信者番号種別がPBX内線である組合せ、または、回線種別に局線が指定されかつ発信者番号種別が局線である組合せ、それぞれに対して、選択された宛て先電話番号へのアクセス符号の付加なしを記録しており、
    前記回線接続制御部は、前記発信処理対応メモリを参照してアクセス符号の付加なしの場合には、指定された外線へ受付けした電話番号をそのまま発信する
    ことを特徴とするボタン電話システム。
  8. 請求項6または請求項7に記載のボタン電話システムにおいて、前記発信処理対応メモリおよび前記回線接続制御部をボタン電話主装置に備えることを特徴とするボタン電話システム。
  9. 請求項5から請求項8までの一つに記載のボタン電話システムにおいて、前記着信履歴メモリをボタン電話機またはボタン電話主装置に備えることを特徴とするボタン電話システム。
  10. 請求項5から請求項9までの一つに記載のボタン電話システムにおいて、前記PBX回線が前記プライベート電話網の内線電話回線または専用トランク回線であることを特徴とするボタン電話システム。
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