JP2008062307A - 断裁屑回収方法及びシート束断裁装置及び製本装置並びに画像形成装置 - Google Patents

断裁屑回収方法及びシート束断裁装置及び製本装置並びに画像形成装置 Download PDF

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裕之 反田
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哲弘 大野
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淳 近藤
Kazuyuki Kubota
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Abstract

【課題】シート束の断裁時に発生する断裁紙片を糊などの接着剤、ステイプル針などの留め具が付着した紙片と、これらが付着しない紙片とを分別して収納する。
【解決手段】少なくとも一側縁を綴じ合わせられたシート束と、上記シート束を所定の断裁位置に搬送する搬送手段と、上記断裁位置に配置され、シート束の周縁を選択的に断裁する断裁手段と、上記断裁手段からの断裁屑を収容する断裁屑収納容器とを備える。そして上記断裁屑収納容器は少なくとも2つに断裁屑を仕分け収納可能に構成し、上記断裁手段と上記断裁屑収納容器との間には断裁屑を仕分け収納する断裁屑仕分け手段を設ける。この断裁屑仕分け手段は上記断裁手段によるシート束の断裁個所に応じて断裁屑を仕分け収納する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば背部を糊付け製本されたシート束の周縁を断裁揃えするシート束断裁装置に係わり、画像形成装置などから順次搬出されるシートを束状に部揃えし、その背部端面に接着剤を塗布して表紙シートと綴じ合わせて製本し、このシート束の周縁を所定量断裁(トリミングカット)する製本装置或いは画像形成装置に於けるシート束の断裁時の断裁屑を回収する断裁方法及び断裁構造の改良に関する。
一般にこの種のシート束断裁装置は束状に部揃えされたシートを半裁或いは周縁をトリミングカットする装置として広く知られ、最近はプリンタ、印刷機などの画像形成装置の端末装置として、画像形成されたシートをページ順に積み重ね、冊子状に整合した後、その背部端面に糊付けして表紙シートと綴じ合せる画像形成システムが提案されるに至っている。このようなシステムでは表装後の冊子状シート束の周縁を断裁揃えするため、製本装置内にシート束断裁装置が組み込まれている。このような断裁装置では断裁屑の量が多くなるため断裁屑の回収が問題となる。
例えば特許文献1には画像形成装置から出力されたシートを自動的に冊子仕上げするシステムが提案されている。同文献には、画像形成装置から出力されたシートを、その排紙口から受け取って排紙経路に導き、この排紙経路の下側に設けたトレイに積載収納し、このトレイ上に集積された水平姿勢のシート束を90度旋回させて垂直姿勢で糊付け装置に導いて糊付け処理を施す。そして糊付けされたシート束を排紙経路に設けたインサータから供給した表紙シートと一緒に折り畳んで接着する。この接着後のシート束の糊付けされていない周側縁を所定量それぞれ断裁揃えして収納スタッカに収納している。
特開2004−209869号公報
上述のように例えば背部端面を接着剤などで綴じ合わせたシート束の周縁を断裁してトリミング揃えする場合に従来は特許文献1に開示されているように断裁位置の下方に屑収納ボックスを配置して断裁屑を落下収納するようにしている。
この為、断裁屑は例えば小口部を断裁した紙片は通常の紙片屑であり、天部及び地部を断裁した紙片は一部(背部)が接着剤で綴じ合わされた紙片屑となる。このように接着剤或いはステイプル針などを含む紙片屑と、これらを含まない通常の紙片屑とを同一の収納ボックスに収納するとその後の廃却処理が面倒となる。特に、最近は環境保全のため再生可能な屑紙片と産業廃棄物処理する屑紙片などを分別処理する場合、これらが混在する収納ボックス構造では分別などの後始末の作業が面倒となる。
特に、製本糊などの接着剤で綴じ合わされたシート束の断裁処理は、接着剤を含む紙片は再生紙として再生できないため、収納ボックスに収納された紙片を接着剤が付着しているものと、通常の断裁紙片とを見分けて分別することは煩雑な作業が要求される。一方、これらの紙片を分別することなく例えば産業廃棄物として処理することは環境面からも、また廃棄コスト面からも好ましくない。
そこで本発明は、シート束の断裁時に発生する断裁紙片を糊などの接着剤、ステイプル針などの留め具が付着した紙片と、これらが付着しない紙片とを分別して収納することが可能なシート束断裁装置及び断裁屑回収方法の提供をその主な課題としている。
更に本発明は、画像形成装置から搬出されたシートを束状に部揃えして表装綴じする製本装置及び画像形成装置において断裁屑を分別して収納することが可能な製本装置及び画像形成装置の提供をその課題としている。
本発明は上記課題を解決するために以下の構成を採用したものである。少なくとも一側縁を綴じ合わせられたシート束と、上記シート束を所定の断裁位置に搬送する搬送手段と、上記断裁位置に配置され、シート束の周縁を選択的に断裁する断裁手段と、上記断裁手段からの断裁屑を収容する断裁屑収納容器とを備える。そして上記断裁屑収納容器は少なくとも2つに断裁屑を仕分け収納可能に構成し、上記断裁手段と上記断裁屑収納容器との間には断裁屑を仕分け収納する断裁屑仕分け手段を設ける。この断裁屑仕分け手段は上記断裁手段によるシート束の断裁個所に応じて断裁屑を仕分け収納するように構成する。
上述の断裁屑仕分け手段は、例えば断裁屑収納容器を断裁手段の下流側(下方)に屑収納口の位置を移動可能に構成する。そしてこの収納口の位置を移動変更することによって断裁屑を仕分け収納するように構成する。
また、上述の断裁屑仕分け手段は、断裁手段と断裁屑収納容器との間に断裁屑を所定方向に搬出するスイーパ手段を設け、このスイーパ手段の屑搬出位置を変更することによって断裁屑を仕分け収納するように構成することも可能である。
更に本発明に係わる断裁屑回収方法は、シート束を所定の断裁位置に給送セットするシート束セットステップと、上記ステップで断裁位置にセットされたシート束を断裁する断裁ステップと、上記断裁ステップで断裁された断裁屑を断裁屑収納容器に収納する断裁屑回収ステップとから成り、上記断裁ステップでは、シート束の背部綴じ部に対向する小口部を所定量断裁し、次いで天部及び/又は地部を断裁すると共に、上記断裁屑回収ステップでは、上記小口部と上記天部及び/又は地部の断裁屑を上記断裁屑収納容器に区分け収納する。
本発明は、断裁屑を収納する断裁屑収納容器を2つ以上に仕分け収納可能に構成し、この収納容器を移動若しくは容器に断裁屑を搬出するスイーパ手段から構成する断裁屑仕分け手段によって断裁個所に応じて断裁屑を仕分けるようにしたものであるから、接着剤、ステイプル針などの綴じ材を含む断裁屑と、これらを含まない断裁屑を仕分け収納することが可能となる。
従って、綴じ材を含む屑紙片は例えば反業廃棄物として処分し、綴じ材を含まない屑紙片は再生紙として再生するなどの廃棄処理を環境上も、また廃棄コスト面からも好ましい処分を容易に採用することが出来る。
更に、綴じ処理後のシート束の周縁を断裁してトリミング揃えする場合に、綴じ合わせ背部に対向する小口部を断裁し、次いで天部及び/又は地部を断裁することによって、小口部の断裁代は最大の状態で断裁され、綴じ材を含まない断裁紙片をより多く生成することが出来、再生処理可能な紙片を多くすることが出来るなど顕著な効果を奏する。
以下図示の好適な実施の形態に基づいて本発明を詳述する。図1は、本発明に係わるシート束断裁装置の全体構成図であり、図2は断裁屑収納容器の構造説明図であり、図3及び図4は断裁刃による断裁状態の説明図である。
まず、図1に基づいてシート束断裁装置について説明する。80は装置の外装ケーシングであり、シート束の搬入口81を備えている。この搬入口81にはシート束を搬送する搬入ローラ82が設けられ、搬入口81からのシート束を下流側に搬送する。搬入ローラ82の下流にはターンテーブルユニット65と断裁縁プレスユニット66と断裁刃ユニット67が順次この順に配置され、この断裁刃ユニット67の下方には排紙ローラ68aと製本スタック手段(収納スタッカ)68bと断裁屑収納容器69が配置されている。
上記ターンテーブルユニット65はシート束を把持する回転グリップ部材65aと回転ニップ部材65bが対向配置され、それぞれ図示しない回転モータによって図1X−X線を中心に回転するようにユニットフレーム65cに軸承されている。また回転ニップ部材65bは図示しないニップモータによって鎖線位置と実線位置との間で移動自在になっている。
従って回転グリップ部材65aと回転ニップ部材65bとの間に送られたシート束は回転ニップ部材65bの矢視方向への移動でシート束の中心部を挟圧ニップされ、両回転部材65a、65bの回転によって天地姿勢を偏向されることとなる。また、ユニットフレーム65cは装置フレームに上下昇降自在に支持され、昇降モータMSによって図1下側に移動し断裁位置Gにシート束の下端を給送するようになっている。この昇降モータMSの送り量で断裁幅が設定される。
上記ターンテーブルユニット65の下流側には刃受け部材66aが設けられ、この刃受け部材66aに対向する位置に断裁縁プレスユニット66が設けられている。この断裁縁プレスユニット66はシート束方向に移動自在の可動プレス部材66bと、この可動プレス部材66bを加圧する図示しない加圧機構で構成されている。そして上記ターンテーブルユニット65で把持されて送られたシート束を可動プレス部材66bで刃受け部材66aとの間に押圧支持する。従ってこの断裁縁プレスユニット66には図示しないプレスモータが搭載されている。
上記断裁縁プレスユニット66の下流側には断裁位置Gに断裁刃ユニット67が配置されている。図示の断裁刃ユニット67は平刃状の断裁刃67aと、この断裁刃67aを往復動するカッタモータMCで構成されている。従って刃受け部材66aと可動プレス部材66bとで挟圧支持されたシート束は断裁刃67aで所定量断裁されることとなる。
断裁刃67aの下流側には排紙ローラ68aと製本スタック手段68bと断裁屑収納容器69が配置されている。製本スタック手段は収納スタッカ68bで構成され断裁刃で断裁仕上げされたシート束を倒立状態で収納するように構成されている。また、断裁屑収納容器69は図示のようなボックスで構成され、断裁刃67aからの断裁屑を収納するようになっている。
そこで本発明は上記断裁屑収納容器69を少なくとも2種類の紙片を区分け収納可能に構成する。図示ものは収容室Aと収容室Bとに区分けられている。そして断裁位置Gからの断裁屑を上記収容室Aと収容室Bに仕分け収納する。このため図2に示す装置は断裁位置Gから落下する断裁屑をトレイ状のスイーパ部材70で受け取り、このスイーパ部材70で収容室Aと収納室Bに断裁屑を移送するように構成してある。また、図6に示す装置は同様に収容室A、Bに区割された収納容器にワイパ状に揺動するスイーパ部材75で区分け搬送するように構成してある。また図7に示す装置は断裁位置Gの下方に収納スタッカ68bと断裁屑の収容室A、Bとを一体化した収納ユニット78が移動するように構成してある。各構成について以下説明する。
図2において収容室Aと収容室Bを有する屑収納ボックス(断裁屑収納容器)9は装置ケーシングにガイドコロで引出し状に移動可能に据え付けられている。そして収容室Aの収納口69aと収容室Bの収納口69bの上方にはトレイ70aで形成されたスイーパ部材70が配置してある。このスイーパ部材70は断裁位置Gの直下に臨む屑受け位置と上記収納口69a、69bに移送する搬入位置との間で移動自在に装置フレームのガイドレールに支持されている。
そしてこのスイーパ部材70は駆動モータ(図示せず)にベルト連結され、この駆動モータはクラッチ機構でスイーパ部材70を図2左端と右端との間で往復移動するのと同時にクラッチの切換によって図示のように軸70bを中心に時計方向に揺動するになっている。従って図示実線の屑受け位置から上記駆動モータで軸70bを中心に揺動させるとトレイ70aに収納された断裁屑は収納口69aから収容室Aに収納され、上記駆動モータを駆動してトレイ70aを図示実線の左端から右端に移動した後、クラッチ機構を切り換えて軸70bを中心にトレイ70aを時計方向に揺動させると断裁屑は収納口69bから収容室Bに収納されるようになっている。断裁屑仕分け手段は上記断裁手段によるシート束の断裁個所に応じて断裁屑を仕分け収納する
次に図6の装置は収容室Aと収容室Bとの間にワイパ状のスイーパ部材75が左右に揺動することによって断裁位置Gからの断裁屑を収容室Aと収容室Bとに振り分け収納するようになっている。そしてスイーパ部材75の基端部75aには図示しない揺動モータに連結してある。スイーパ部材75は上記断裁刃67aによるシート束の断裁個所に応じて断裁屑を仕分け収納する
次に図7に示すものは収納ユニット78に移動ベルト78aとその駆動モータが内蔵してあり、ユニット全体を図示左右方向に移動可能に構成されている。そして駆動モータを制御することによって断裁位置Gの直下に収納スタッカ68bを臨ませるか、或いは収容室Aを臨ませるか若しくは収容室Bを臨ませるか選択するようになっている。従ってシート束の断裁中は収容室Aか収容室Bを選択して臨ませ、断裁後は収納スタッカ68bを臨ませることによって断裁屑を仕分け収納し、製本シートを収納スタッカ68bに収納することが可能となる。断裁屑仕分け手段は上記断裁手段によるシート束の断裁個所に応じて断裁屑を仕分け収納する
本発明は断裁屑収納容器(屑収納ボックス)69を上述のように2つ以上に仕分け収納可能に構成した上で、断裁順を以下のようにしたことを特徴としている。この断裁状態を図3、図4に基づいて説明する。後述するようにシート束の「トリミング断裁モード」が選択されたとき、シート束は前記ターンテーブルユニット65に背部綴じ部S1を下に供給される。そこでターンテーブルユニット65はこのシート束を180度旋回させ小口部S2を断裁位置Gに臨ませる。そして後述する断裁量算出手段によって所定量を断裁位置Gから下方に給送する。
次いで断裁縁プレスユニット66で断裁縁をプレス支持し、この状態でカッタモータMCを作動し、まず第1に図4(a)に示すように小口部S2を断裁する。この小口部S2の断裁に合わせて断裁屑は収納口69aから収納室Aに収容する。
次いで断裁縁プレスユニット66を解除し、シート束を90度旋回し天部S3を下に断裁位置Gに給送する。そして断裁縁プレスユニット66で押圧支持して断裁刃67aで天部S3を所定量断裁する。この天部S3の断裁に合わせて断裁屑は収納口69bから収納室Bに収容する。同様にシート束を180度旋回して地部S4を下にして断裁位置Gに給送する。そして断裁縁プレスユニット66で押圧支持して断裁刃67aで地部S4を所定量断裁する。この地部S4の断裁に合わせて断裁屑は収納口69bから収納室Bに収容する。
このように断裁個所に応じて断裁屑の収納室をAとBに振り分けることにより、収容室Aには接着剤或いはステイプル針などの綴じ具を含まない紙片が収納され、収容室Bには接着剤或いは綴じ具を含む紙片が収納される。そこで収容室Aの紙片は再生紙など再生可能な紙片のみが収納され、収容室Bには接着剤を含む紙片が収納され、例えば産業廃棄物として処理される。
そして、前述のように小口部S2を断裁し、次いで天部S3及び/又は地部S4の順に断裁した関係で最も小口部の断裁代が大きくなり、再生可能な屑紙片を最大面積で生成することが可能となる。
次に本発明に係わる製本装置B1と、これを用いた画像形成システムについて説明すると、図5にその全体構成を示す。図5のシステムはシートに順次印刷を施す画像形成装置A1と、この画像形成装置A1の下流側に付設された製本装置B1、この製本装置B1の下流に配置された後処理装置C1とから構成されている。そして画像形成装置A1で画像形成したシートを製本装置B1で製本処理する。また製本処理しないシートについてはこの製本装置B1を通過して後処理装置C1で印刷シートに後処理を施すように構成されている。
まず画像形成装置A1は複写機、プリンタ、印刷機など種々の構造のものが採用可能であるが図示のものは静電印刷装置を示す。この画像形成装置A1はケーシング1内に給紙部2と、印字部3と、排紙部4と制御部とが内蔵されている。給紙部2にはシートサイズに応じた複数のカセット5が準備され、制御部から指示されたサイズのシートが給紙経路6に繰り出される。この給紙経路6にはレジストローラ7が設けられ、シートを先端揃えした後所定のタイミングで下流側の印字部3に給送する。
印字部3には静電ドラム10が設けられ、この静電ドラム10の周囲には印字ヘッド9、現像器11、転写チャージャ12などが配置されている。そして印字ヘッド9は例えばレーザ発光器などで構成され、静電ドラム10上に静電潜像を形成し、この潜像に現像器11でトナーインクを付着し、転写チャージャ12でシートに印刷する。この印刷シートは定着器13で定着され排紙経路17に搬出される。排紙部4には上記ケーシング1に形成した排紙口14と排紙ローラ15が配置されている。尚図示16は循環経路であり、排紙経路17からの印刷シートをスイッチバック経路で表裏反転した後再びレジストローラ7に送り、印刷シートの裏面に画像形成する。このように片面若しくは両面に画像形成された印刷シートは排紙口14から排紙ローラ15で搬出される。
尚図示20はスキャナユニットであり、上記印字ヘッド9で印刷する原稿画像を光学的に読み取る。その構造は一般的に知られているように原稿シートを載置セットするプラテン23と、このプラテン23に沿って原稿画像をスキャンするキャリッジ21と、このキャリッジ21からの光学像を光電変換する光学読取手段(例えばCCDディバイス)22とから構成されている。また図示のものは原稿シートを自動的にプラテンに給送する原稿送り装置25がプラテン23上に装備してある。
次に、上述の画像形成装置A1に付設された製本装置B1について説明する。この製本装置B1はケーシング30内に印刷シートを束状に集積して部揃えする集積部40(以下「集積トレイ41」という)と、この集積トレイ41からのシート束に接着糊を塗布する接着剤塗布手段55と、接着剤を塗布されたシート束に表紙シートを綴じ合わせる表紙綴じ手段60とから構成されている。そして上記集積トレイ41には、その上流側に中紙搬送経路32が、下流側に製本経路33がそれぞれ配置してある。集積部40は略々水平方向に配置した集積トレイ41で構成され、上記中紙搬送経路32の排紙口32bからの印刷シートを積載収納する。
上記集積トレイ41の上方には正逆転ローラ42aと搬入ガイド42bが設けてあり、排紙口32bからの印刷シートを搬入ガイド42bで集積トレイ41上に案内し、正逆転ローラ42aで収納する。この正逆転ローラ42aは正回転で印刷シートを集積トレイ41に収納し、逆回転でトレイ後端(図1右端)に配置された規制部材43にシート後端を突き当て規制する。また集積トレイ41には図示しない整合手段が設けられトレイ上に収納した印刷シートの両側縁を基準位置に片寄せ整合する。このような構成で中紙搬送経路32からの印刷シートは集積トレイ41上に順次積み上げられ束状に部揃えされる。
[搬送経路の説明]
次に各シートの搬送経路について説明すると、上記ケーシング30内には画像形成装置A1の排紙口14に連なる搬入口31aを有する搬入経路31と、この搬入経路31に連なる表紙搬送経路34が装置を横断するように配置されている。この搬入経路31と表紙搬送経路34で装置を横断してシートを略水平方向に搬送する「第1シート搬送経路」が構成されている。また、上記搬入経路31にはシートを集積部(集積トレイ41)に案内する中紙搬送経路32が経路切換フラッパ36を介して連接され、搬入口31aからのシートを集積トレイ41に搬送する。
一方集積トレイ41には、その下流側に装置を縦断してシート束を略鉛直方向に搬送する製本経路33が設けられている。この製本経路33で構成される第2シート搬送経路(以下「製本経路」という)と上記第1シート搬送経路(以下「表紙搬送経路」という)とは互いに交差し、その交差部に後述する表紙綴じ手段60が配置されるようになっている。以上のように構成された搬入経路31は前述の画像形成装置A1の排紙口14に連なり、画像形成装置A1から印刷シートを受入れる。この場合画像形成装置A1からはコンテンツ情報を印刷された印刷シート(中綴じシート)と表装カバーとして使用するタイトルなどを印刷された印刷シート(以下表紙シートと云う)とが搬出される。そこで搬入経路31は中紙搬送経路32と表紙搬送経路34とに分岐され経路切換フラッパ36を介して各印刷シートをそれぞれの経路に振り分け搬送することとなる。
一方、上記搬入経路31にはインサータ装置26が連結してあり、画像形成装置A1で印刷処理しない表紙シートを給紙トレイ26aから1枚ずつ分離して搬入経路31に供給するように構成してある。このインサータ装置26は1つ若しくは複数段の給紙トレイ26aを備え、このトレイ先端には積載されたシートを1枚ずつ分離して給送する給紙手段と、この給紙手段の下流側に給紙経路27が設けられ、この給紙経路27は経路切換片28を介して搬入経路31に連結している。この経路切換片28の作用については後述する。また上記搬入経路31には搬送ローラ31bが、中紙搬送経路32には搬送ローラ32aが、製本経路33にはグリップ搬送手段47と前述のターンテーブルユニット65と排紙ローラ68aが配置されている。また表紙搬送経路34には搬送ローラ34aが、後処理経路38には搬送ローラ38aがそれぞれ配置され、駆動モータに連結されている。
上記中紙搬送経路32には前述の集積トレイ41が連接され、この集積トレイ41の下流側には製本経路33が配置されている。この製本経路33は束状に集積された中綴じシート(以下単に「シート束」という)を順次移送しながら製本処理を施す。図示の製本経路33は略々鉛直方向に配置され、シート束姿勢偏向位置Dと接着剤塗布位置Eと表紙綴位置Fと断裁位置Gが順次この順に下流側に配置されている。この表紙綴位置Fには前述の表紙搬送経路34が交差するように配置され、この表紙綴位置Fに表紙シートを供給する。
上記製本経路33には接着剤塗布位置Eに接着剤塗布手段55が配置されている。この接着剤塗布手段55は熱溶融性の接着剤を収容する糊容器56と、塗布ローラ57と、ローラ回転モータとで構成され、この塗布ローラ57とローラ回転モータは糊容器56に組み込まれている。そして糊容器56は上記接着剤塗布位置Eにセットされるシート束に沿って移動可能に支持され、シート束の長手方向に沿って図5紙面表裏方向に往復移動することによってシート束の端面に接着剤を塗布する。
そして上記接着剤塗布位置Eに前記集積トレイ41からシートを移送するグリップ搬送手段47が製本経路33に配置されている。このグリップ搬送手段47は集積トレイ41に集積したシート束を水平姿勢から鉛直姿勢に偏向し、略鉛直方向に配置された製本経路33に沿って下流側に搬送して接着剤塗布位置Eに搬送セットする。このため、集積トレイ41は集積位置(図5実線)から引き渡し位置(図5鎖線)に移動し、この引き渡し位置で準備されたグリップ搬送手段47にシート束を引き渡すようになっている。
上記製本経路33の表紙綴位置Fには表紙綴じ手段60が配置されている。この表紙綴位置Fには前述の表紙搬送経路34が交差するように配置され、この表紙搬送経路34から表紙シートが供給され、この表紙綴位置Fで表紙シートと上記接着剤塗布位置Eからのシート束とがくるみ綴じ製本される。この為この表紙綴位置Fには表紙シートをバックアップ支持する背当プレート61と、シート束と表紙シートとの接合部(背部)をプレス成形する背折プレート62と、折りロール63が設けられている。この背当プレート61と背折プレート62と折りロール63とで表紙綴じ手段60が構成され、図8(a)乃至(d)に示す手順でくるみ綴じ製本処理を行う。
図8(a)は表紙シートとシート束とを接合する直前の状態を示し、シート束はグリップ搬送手段47で図面下方に移動している。そして同図(b)のように背当プレート61が表紙シートを支持する状態でその中央にシート束が突き当てられる。一方上記背折プレート62は左右一対のブロック部材が製本経路33から退避した退避位置と、製本経路33内で互いに圧接する作動位置との間で移動自在に構成され、同図(c)のように退避位置から作動位置に移動する際にシート束と表紙シートとの背部をプレス成型する。この成型後背当プレート61と背折プレート62とは製本経路33から退避する。この状態のシート束をグリップ搬送手段47で下流側に移動すると折りロール63が表紙シートの中にシート束を織り込む(図8(d)の状態)。このようにしてシート束(中綴じシート)は表紙シートにくるみ綴じ製本される。
次に上記折りロール63の下流側に位置する断裁位置Gには前述の図1に基づいて説明した断裁刃ユニット67が配置してある。また断裁刃ユニット67の下方には前述の製本スタック手段(収納スタッカ)68bと断裁屑収納容器69が配置されている。尚、前述の断裁屑収納容器69には内部に収納された切断紙片の収納量を検知するフル検知センサ(満杯検知センサ)SfとニアーフルセンサSnが配置してある。このニアーフルセンサSnはシート束の断裁中に満杯とならないように例えばシート束の周縁を断裁する1回分に相当する紙片を収容可能な状態でこれを検出するように配置されている。
上述の製本装置B1には後処理装置C1が配置され、この後処理装置C1は前記表紙搬送経路34(第1シート搬送経路)に連なる後処理経路38が設けられ、この後処理経路38にステイプルユニット、パンチユニット、スタンプユニットなどの後処理機器が配置され、画像形成装置A1からの印刷シートを、表紙搬送経路34を介して受け取り、このシートにステイプル処理、パンチ処理、捺印処理を施し排紙トレイ37に搬出する。また、このような後処理を施すことなく画像形成装置A1からのシートを排紙トレイ37に収納するようになっている。
上述のように構成された画像形成システムの制御について説明する。図9は制御ブロック図であり、図1に示すような画像形成装置A1と製本装置B1とを連結したシステムでは、例えば画像形成装置A1に備えられた制御CPU90にコントロールパネル91と、モード設定手段92を設ける。そして製本装置B1の制御部には制御CPU95を設け、この制御CPU95は製本処理実行プログラムをROM96から呼び出して製本経路33における各処理を実行する。またこの制御CPU95には画像形成装置A1の制御CPU90から後処理モード指示信号、ジョブ終了信号、予約ジョブ(実行中の動作モードに後続する次の後処理モード)その他製本に要する情報及びコマンド信号を受信する。
前記制御CPU95の制御動作を図9に示す動作フローに基づいて説明する。前記画像形成装置A1のコントロールパネル91で画像形成条件と後処理モードを設定する(St001)。この後処理モードは例えば「プリントアウトモード」「製本処理モード」「製本断裁モード」「スタンプモード」「パンチモード」「ジョグモード」などに設定する。そして「製本モード」では「指定個所断裁モード」「トリミング断裁モード」に指定する。プリントアウトモードは画像形成したシートを製本及び後処理することなく排紙トレイ37(図示のものは後処理装置C1に備えられている)に搬出収納する。
製本モードは画像形成されたシートを部揃え集積して表紙シートと綴合わせて収納スタッカ68bに収納する。また、ステイプルモードは画像形成されたシートを後処理装置C1に備えられたステイプルユニットによってステイプル綴じし、スタンプモードは捺印処理し、同様にパンチモードはパンチ処理を、ジョグモードは仕分け処理をそれぞれ後処理装置C1で実行し、その後排紙トレイ37に収納する。
そこで後処理モードとして「製本モード」が選択され、トリミング断裁モードが指定された場合、画像形成装置A1は画像形成を実行し、画像形成したシートを排紙口14に搬出する(St002)。製本装置B1ではこのシートを搬入経路31に受入れる。このとき制御CPU95は経路切換フラッパ36を図5の状態に位置させてシートを中紙搬送経路32に案内する(St003)。このシートは搬送ローラ32aで排紙口32bに送られ、集積トレイ41上に順次積載収納する(St004)。
そこで画像形成装置A1からジョブ終了信号(St005)を受けると、制御CPU95は前記グリップ搬送手段47で集積トレイ上のシート束を搬出し、その姿勢を90度偏向する。これによって集積トレイ41上に部揃えされたシート束は水平姿勢から鉛直姿勢に偏向され製本経路33を下流側の接着剤塗布手段55に移送される(St006)。このシート束の接着剤塗布位置Eへの給送セットと前後して制御CPU95は表紙シートを表紙搬送経路34から給送する(St007)。この表紙シートは画像形成装置A1から画像形成されて供給される場合と前記インサータ装置26から供給される場合がある。インサータ装置26から供給する場合には制御CPU95は給紙手段(図示せず)を作動して給紙トレイ26aからシートを1枚ずつ分離して給紙経路27に給送する。
給紙経路27に送られたシートは搬送ローラ27aで搬入経路31に搬送される。このとき制御CPU95は経路切換フラッパ36を図5の状態に位置させ、表紙搬送経路34に案内する。この表紙搬送経路34にはシートの姿勢を矯正するレジ機構(図示せず)が備えられ、このレジ機構で整合されたシートはこの位置から所定量搬送されることによって表紙綴位置Fに到達し静止セットされる(St009)。この表紙シートの給送セットに次いで制御CPU95は接着剤塗布手段55を駆動して接着剤塗布位置Eにセットされているシート束に接着剤を塗布する(St010)。この接着剤塗布動作の終了後制御CPU95はシート束を前記グリップ搬送手段47で下流側の表紙綴位置Fに移送する(St011)。するとこの位置には表紙シートがセットされているためシート束は逆T字状に接合される。この状態で前記背折プレート62が表紙シートの背部を図8(c)のようにプレス成形する(St012)。
上述のように表紙綴じ処理が施されたシート束は背部(糊綴じ部)S1を下に折りロール63で下流側の断裁位置Gに送られる(St013)。そこでターンテーブルユニット65でシート束は回転グリップ部材65aと回転ニップ部材65bに把持され、180度旋回される。するとシート束は小口部S2を下にして姿勢偏向され断裁位置Gに送られる(St014)。そこで断裁縁プレスユニット66が断裁縁を押圧支持する(St015)。次に制御CPU95はカッタモータMCを駆動し、断裁刃67aを待機位置から切断位置に移動して断裁動作を実行する(St016)。このとき断裁屑収納容器69は収納室Aが断裁屑を収納するようにスイーパ部材70(75)が動作する(図2、図6の装置)若しくは容器の搬入口が移動する(図7の装置)(St017)。このようにして第1に小口部S2が所定量断裁され、その断裁屑は収容室Aに収容される。
次に制御CPU95は可動プレス部材66bを解除し、シート束をターンテーブルでのみ支持する。そして回転グリップ部材65aを90度回転してシート束の天部S3を下に姿勢偏向して断裁位置Gに再送する(St014)。そこで可動プレス部材66bが断裁縁を押圧支持する(St015)。次に制御CPU95はカッタモータMCを駆動し、断裁刃67aを待機位置から切断位置に移動して断裁動作を実行する(St016)。このとき断裁屑収納容器69は収納室Bが断裁屑を収納するようにスイーパ部材70(75)が作動する(図2、図6の装置)若しくは容器の搬入口が移動する(図7の装置)(St017)。このようにして天部S3が所定量断裁され、その断裁屑は収容室Bに収容される。同様に地部S4が所定量断裁され、その断裁屑は収容室Bに収容される。
このようにして小口部S2、天部S3、地部S4の順に断裁が終了(St018)すると、制御CPU95はターンテーブルユニット65のシート把持を解除し、断裁後のシート束を排紙ローラ68aに引渡す(St019)。排紙ローラ68aはこのシート束を収納スタッカ(製本スタック手段)68bに搬入して収容する(St020)。なおこのとき制御CPU95はスイーパ手段70を図2鎖線位置に移動退避させる。
次に本発明に係わる断裁屑回収方法について説明すると、上述の制御フローから明らかなように、背部を綴じ合わせたシート束の背部を除く周縁を断裁するトリミングカットの実行時に断裁屑を次のように回収する。
シート束を所定の断裁位置Gに給送セットするシート束セットステップ(前述のSt013)と、上記ステップで断裁位置Gにセットされたシート束を断裁する断裁ステップ(前述のSt016)と、上記断裁ステップで断裁された断裁屑を断裁屑収納容器69に収納する断裁屑回収ステップ(前述のSt017)とから構成される。そして上記断裁ステップでは、シート束の背部綴じ部S1に対向する小口部S2を所定量断裁し、次いで天部S3及び/又は地部S4を断裁する(St014〜St017)。そして上記断裁屑回収ステップでは、上記小口部S2の断裁屑を収容室Aに、天部S3及び/又は地部S4の断裁屑を収容室Bに区分け収納する。これにより断裁屑に接着剤或いは綴じ具が含まれない紙片を収容室Aに、接着剤或いは綴じ具を含む紙片を収容室Bに区分け収納することが出来る。
本発明に係わるシート束断裁装置の全体構成図。 図1の装置に於ける断裁屑収納容器の構造説明図。 図1の装置に於けるシート断裁の状態図であり、(a)は断裁直線の状態、(b)は断裁直後の状態を示す。 図1の装置に於けるシート束のトリミング断裁の手順を示す説明図であり、(a)は小口部の断裁状態、(b)は天部の断裁状態、(c)は地部の断裁状態を示す。 本発明に係わる画像形成システムの全体構成図。 図2の装置と異なる形態の断裁屑収納容器を示す。 図2の装置と異なる形態の断裁屑収納容器を示す。 図5の装置に於ける表紙綴じ動作順を示す説明図。 図5の装置に於ける制御部の構成を示すブロック図。 図5の装置に於ける動作手順を示すフローチャート。
符号の説明
65 ターンテーブルユニット
65a 回転グリップ部材
65b 回転ニップ部材
65c ユニットフレーム
66 断裁縁プレスユニット
66a 刃受け部材
66b 可動プレス部材
67 断裁刃ユニット
67a 断裁刃
68a 排紙ローラ
68b 製本スタック手段(収納スタッカ)
69 断裁屑収納容器(屑収納ボックス)
69a 収納口
69b 収納口
70 スイーパ部材
70a トレイ
70b 軸
75 スイーパ部材
75a 基端部
78 収納ユニット
80 外装ケーシング
82 搬入ローラ
A1 画像形成装置
B1 製本装置
C1 後処理装置
G 断裁位置
MC カッタモータ
S1 背部綴じ部
S2 小口部
S3 天部
S4 地部

Claims (9)

  1. 少なくとも一側縁を綴じ合わせられたシート束と、
    上記シート束を所定の断裁位置に搬送する搬送手段と、
    上記断裁位置に配置され、シート束の周縁を選択的に断裁する断裁手段と、
    上記断裁手段からの断裁屑を収容する断裁屑収納容器とを備え、
    上記断裁屑収納容器は少なくとも2つに断裁屑を仕分け収納可能に構成され、
    上記断裁手段と上記断裁屑収納容器との間には断裁屑を仕分け収納する断裁屑仕分け手段が設けられ、
    上記断裁屑仕分け手段は上記断裁手段によるシート束の断裁個所に応じて断裁屑を仕分け収納することを特徴とするシート束断裁装置。
  2. 前記断裁屑収納容器は、前記断裁手段の下流側に断裁屑を収容する収納口の位置を移動可能に配置され、
    前記断裁屑仕分け手段は、上記断裁屑収納容器の収納口の位置を移動変更することによって断裁屑を仕分け収納するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシート束断裁装置。
  3. 前記断裁手段と断裁屑収納容器との間には断裁屑を所定方向に搬出するスイーパ手段が設けられ、
    前記断裁屑仕分け手段は、上記スイーパ手段の屑搬出位置を変更することによって断裁屑を仕分け収納するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシート束断裁装置。
  4. 前記搬送手段は、シート束を把持して姿勢方向を偏向するターンテーブルを備え、このターンテーブルはシート束の綴じ合わせ背部を除く、小口部と天部及び地部を順次所定量断裁するように制御されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかの項に記載のシート束断裁装置。
  5. 前記断裁手段は、前記シート束の背部側縁を除く周側縁を所定量それぞれ断裁するトリミングカットと前記シート束の指定個所を断裁する指定個所カットとを選定する断裁モード設定手段を備え、
    前記断裁屑仕分け手段は上記断裁モード設定手段からのモード設定信号に基づいて断裁屑を仕分け収納することを特徴とする請求項1乃至4の何れかの項に記載のシート束断裁装置。
  6. 順次供給されるシートを束状に集積する集積トレイ手段と、
    上記集積トレイ手段からのシート束に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、
    上記接着剤塗布手段からのシート束に表紙シートを綴じ合わせる表紙綴じ手段と、
    上記表紙綴じ手段からのシート束の周縁を断裁する断裁手段と、
    上記断裁手段からのシート束を収納する製本スタック手段と、
    上記断裁手段からの断裁屑を収容する断裁屑収納容器とを備え、
    上記断裁屑収納容器は少なくとも2つに断裁屑を仕分け収納可能に構成され、
    上記断裁手段と上記断裁屑収納容器との間には断裁屑を仕分け収納する断裁屑仕分け手段が設けられ、
    上記断裁屑仕分け手段は上記断裁手段によるシート束の断裁個所に応じて断裁屑を仕分け収納することを特徴とする製本装置。
  7. 前記断裁手段は、前記シート束の背部側縁を除く周側縁を所定量それぞれ断裁するトリミングカットと前記シート束の指定個所を断裁する指定個所カットとを選定する断裁モード設定手段を備え、
    上記断裁モード設定手段でトリミングカットが選定されたとき、上記断裁手段は背部に背綴じ処理されたシート束をこの背部と対向する小口部を所定量断裁した後、天部及び/又は地部を所定量断裁することを特徴とする請求項6に記載の製本装置。
  8. シート上に画像形成する画像形成手段と、
    上記画像形成手段からのシートを束状に部揃えする集積トレイ手段と、
    上記集積トレイ手段の下流側に配置され、糊塗布位置、表紙綴じ位置、断裁位置を順次この順に備えた製本経路と、
    上記糊塗布位置に配置された接着剤塗布手段と、
    上記表紙綴じ位置に表紙シートを給送する表紙供給経路と、
    上記表紙綴じ位置に配置され上記糊塗布位置からのシート束に表紙シートを綴じ合わせる表紙綴じ手段と、
    上記断裁位置に配置され、シート束の背部綴じ部を除く周縁を所定量断裁する断裁手段と、
    上記断裁手段からの断裁屑を収容する断裁屑収納容器とを備え、
    上記断裁屑収納容器は少なくとも2つに断裁屑を仕分け収納可能に構成され、
    上記断裁手段と上記断裁屑収納容器との間には断裁屑を仕分け収納する断裁屑仕分け手段が設けられ、
    上記断裁屑仕分け手段は上記断裁手段によるシート束の断裁個所に応じて断裁屑を仕分け収納することを特徴とする画像形成装置。
  9. 少なくとも一側縁を綴じ合わせられたシート束の背部綴じ部を除く周縁を断裁するトリミングカットする際に断裁屑を仕分け収納する断裁屑回収方法であって、
    シート束を所定の断裁位置に給送セットするシート束セットステップと、
    上記ステップで断裁位置にセットされたシート束を断裁する断裁ステップと、
    上記断裁ステップで断裁された断裁屑を断裁屑収納容器に収納する断裁屑回収ステップとから成り、
    上記断裁ステップでは、シート束の背部綴じ部に対向する小口部を所定量断裁し、次いで天部及び/又は地部を断裁すると共に、
    上記断裁屑回収ステップでは、上記小口部と上記天部及び/又は地部の断裁屑を上記断裁屑収納容器に区分け収納することを特徴とする断裁屑回収方法。
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