JP2010082790A - シート束断裁装置及びこれを備えた製本装置並びに画像形成装置 - Google Patents

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明彦 津久井
Yutaka Amamiya
豊 雨宮
Takeshi Ito
武 伊東
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Abstract

【課題】切断刃でシート束を断裁する際に、刃受部材に付着した断裁紙片を確実に除去すること
【解決手段】シート束を案内するシート束移送手段と、このシート束移送手段を駆動する駆動手段と、この駆動手段を制御する制御手段と、を設ける。そしてこの制御手段を上記シート束移送手段でシート束を断裁位置に移送する際に、この断裁位置でシート束の先端縁が刃受面に摺接しながら複数回前後退動作するように上記駆動手段を制御するように構成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は束状に部揃え集積されたシート束の一辺若しくは3方向を断裁揃えするシート束断裁装置に係わり、断裁紙片を切断位置から除去する紙片屑除去機構の改良に関する。
一般にこの種のシート断裁装置は、裁断位置にセットしたシート束を所定の切断線に沿って平板状の平刃カッタでシート切断する裁断方法が知られている。この場合にはシート束を固定刃にセットしてプレス手段で固定し、このシート束にカッタ刃を上方から勢いよく降下させて切断している。
例えば、特許文献1には製本装置として画像形成装置から送られたシートを束状に部揃え集積し、このシート束に接着剤を塗布して表紙シートにくるみ製本し、製本後のシート束の3方向を断裁手段(カッタ装置)で断裁揃えする製本システムが開示されている。同文献には断裁手段として平板状カッタ刃を用いて刃受部材にセットしたシート束を断裁する装置が開示されている。この場合に刃受部材の刃受面は樹脂材、ゴム質材などの軟質材で構成する必要があり、シートの切断時にその紙片が刃受面に付着して残留する問題が生ずる。そこで同文献にはその図9に刃受面の切断位置にブラシ状の回転部材を設けて刃受面に付着した在留紙片を掻き落とす機構が提案されている。これと同時に刃受面の切断位置にナイフブレード状のスィパー部材を配置し、シートの断裁後に刃受面を上下動させて在留紙片を掻き落とす機構も提案されている。
特開2007−61967号公報
上述のように軟質材で構成されている刃受面に切断紙片が付着して残留し、後続するシート束の切断時に切断線が歪曲する、或いは凹凸による皺が発生する問題が生ずる。この場合に従来は、刃受面と対向する位置にブラシ部材(回転ブラシ或いはブレード状ブラシ)を設け、このブラシ部材を回転或いは刃受面を上下動させている。
ところが従来知られている構造では、まずブラシ部材を刃受面に対して退避位置と接触位置との間で移動可能に構成し、更にブラシ部材或いは刃受面を回転、往復動する駆動手段を備えなければならない。このようにシート束を断裁する切断位置に切断刃とその駆動機構と共に残留紙片の除去機構を配置することはレイアウト上の制約と機構の複雑化を招き、同時にジャムシートの除去が困難となる等の問題をもたらす。
そこで本発明者は刃受面に付着した残留紙片を、後続するシート束を切断位置に給送する際に、そのシート束の先端縁で掃き落とすことによって上述の問題を解決し得るとの着想に至った。
本発明は切断刃でシート束を断裁する際に、刃受部材に付着した断裁紙片を確実に除去することをその主な課題としている。
更に本発明は、刃受部材に付着した断裁紙片の除去を特別な駆動機構を必要とすることなく簡単な構造で安価に提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために本発明は、以下の構成を採用する。所定の断裁位置にシート束を案内するシート束移送手段と、このシート束移送手段を駆動する駆動手段と、この駆動手段を制御する制御手段と、を設ける。そしてこの制御手段を上記シート束移送手段でシート束を断裁位置に移送する際に、この断裁位置でシート束の先端縁が刃受面に摺接しながら複数回前後退動作するように上記駆動手段を制御するように構成する。その構成について具体的に説明する。
シート束を所定の断裁位置に案内するシート束移送経路と、上記断裁位置に配置された切断刃と、上記断裁位置に配置され上記切断刃と対向する刃受面を有する刃受部材と、上記シート束移送経路に配置されシート束を上記断裁位置に向けて移送するシート束移送手段と、上記シート束移送手段の駆動手段を制御する制御手段とを備える。そして上記シート束移送経路は、上記シート束移送手段で移送されるシート束の先端縁が上記刃受面と摺接するように構成する。上記シート束移送手段は、上記断裁位置でシート束を前進及び後退させるようにシート束の移送方向を正逆転可能に構成する。そこで上記制御手段は、上記シート束移送手段でシート束を上記断裁位置に移送する際に、この断裁位置でシート束の先端縁が上記刃受面に摺接しながら複数回前後退動作するように上記駆動手段を制御する。
上記シート束移送手段でシート束を前後退動作させる際の移動ストロークは予め設定し、上記制御手段は、この予め設定された移動ストロークでシート束が前後退動作するように上記駆動手段を制御する。
上記シート束移送手段でシート束を前後退動作させる際の移動ストロークを調整可能に構成し、上記制御手段は、予め設定された複数の移動ストロークの1つを選択してシート束が前後退動作するように前記駆動手段を制御する。
上記制御手段は、上記シート束移送手段でシート束を前後退動作させる際の前後動回数は予め設定され、上記制御手段は、この予め設定された回数シート束が前後退動作するように上記駆動手段を制御する。
上記断裁位置には、上記刃受面に付着した断裁紙片を検出する紙片検出センサを配置し、
上記制御手段は、このセンサからの信号で上記刃受面に断裁紙片が残存するとき上記シート束移送手段によるシート束の前後退動作を繰り返すように構成する。
上記シート束移送手段は、上記シート束移送経路に給送されたシート束を上記断裁位置に移送する際にシート束の姿勢を偏向する回転搬送手段で構成する。
上記回転搬送手段は、上記シート束移送経路に給送されたシート束を上記断裁位置に移送する際に、シート束の天地部に次いで小口部を断裁するように制御され、上記制御手段は、シート束の小口部を断裁した後に後続するシート束を上記断裁位置に移送する際にこのシート束が上記刃受面に摺接して前後退動作を複数回繰り返すように上記駆動手段を制御する。
上記回転搬送手段は、上記シート束移送経路に給送されたシート束を上記断裁位置に移送する際に、シート束の天地部に次いで小口部を断裁するように制御され、上記制御手段は、シート束の小口部を断裁した後に、このシート束を上記断裁位置から後退させて上記刃受面に摺接して前後退動作を複数回繰り返し、その後このシート束を下流側に搬出するように上記駆動手段を制御する。
上記シート束移送経路には、上記シート束移送手段で移送されるシート束を上記刃受面に向けて押圧する断裁縁プレス手段を配置する。
上記断裁縁プレス手段は、上記刃受面との間でシート束を挟圧する加圧部材と、この加圧部材を刃受面に向けて移動するシフト手段とで構成され、このシフト手段は、上記シート束移送経路に移送されるシート束の束厚さに応じて上記加圧部材と上記刃受面との間の間隔を異ならせるように構成する。
束状に部揃え集積されたシート束の背綴じ端面に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、
上記接着剤塗布手段からのシート束に表紙シートを貼着する表紙綴じ手段と、上記表紙綴じ手段からの表紙綴じされたシート束の3方を断裁揃えするシート束断裁装置とから製本装置を構成し、このときのシート束断裁装置は上述のように構成する。
順次シート上に画像形成する画像形成手段と、上記画像形成手段からのシートを部揃え集積する集積手段と、上記集積手段からのシート束の背綴じ端面に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、上記接着剤塗布手段からのシート束に表紙シートを貼着する表紙綴じ手段と、上記表紙綴じ手段からの表紙綴じされたシート束の3方を断裁揃えするシート束断裁装置とから画像形成装置を構成し、このときのシート束断裁装置は上述のように構成する。
本発明は所定の断裁位置にシート束を案内するシート束移送手段でシート束を断裁位置に移送する際に、シート束の先端縁が刃受面に摺接しながら複数回前後退動作するようにしたものであるから、以下の効果を奏する。
刃受面に先行するシート束の断裁時にその切断紙片が付着して残留したとき、この刃受面には後続するシート束の先端縁が摺接しながら複数回前後退動することによって、このシート束の給送動作で残留紙片を確実に刃受面から掃き落とすこととなる。従って従来のように刃受面に付着紙片を掻き落とすためのブラシ部材と、その駆動機構を配置する必要がない。
このように本発明は断裁位置にシート束を給送するシート束移送手段でシート束を複数回前後動することによって残留紙片を除去するものであるからその構造は簡単で特別な駆動機構を必要とすることがない。これと同時に断裁位置にブラシ部材或いはその駆動機構を配置する必要がないので断裁位置及びその周辺を簡潔に構成することとなり、例えば断裁位置に不完全断裁状態でジャムしたシート束の除去が容易となる。
更に本発明は、断裁位置に残留紙片の検出センサを設け、このセンサからの検出信号に応じてシート束移送手段によるシート束の前後退動作を繰り返すように構成することによって、更に確実に残留紙片を除去することが可能となるなど顕著な効果を奏する。
以下図示の実施の好適な態様に基づいて本発明を詳述する。図1は本発明に係わる製本装置を備えた画像形成システムの全体構成を示す説明図であり、この製本装置にはシート束断裁装置が内蔵されている。図2はシート断裁ユニットを備えた要部の拡大説明図である。
[画像形成装置の構成]
画像形成装置Aは、図1に示すように複写機、プリンタ、印刷機など種々の構造のものが採用可能であるが静電印刷装置を図示する。この画像形成装置Aはケーシング内に給紙部2と、印字部3と、排紙部4と制御部とが内蔵されている。給紙部2にはシートサイズに応じた複数のカセット5が準備され、制御部から指示されたサイズのシートが給紙経路6に繰り出される。この給紙経路6にはレジストローラ7が設けられ、シートを先端揃えした後所定のタイミングで下流側の印字部3に給送する。
印字部3には静電ドラム10が設けられ、この静電ドラム10の周囲には印字ヘッド9、現像器11、転写チャージャ12などが配置されている。そして印字ヘッド9は例えばレーザ発光器などで構成され、静電ドラム10上に静電潜像を形成し、この潜像に現像器11でトナーインクを付着し、転写チャージャ12でシートに印刷する。この印刷シートは定着器13で定着され排紙経路17に搬出される。排紙部4には上記ケーシング1に形成した排紙口14と排紙ローラ15が配置されている。尚図示16は循環経路であり、排紙経路17からの印刷シートをスッチバック経路で表裏反転した後再びレジストローラ7に送り、印刷シートの裏面に画像形成する。このように片面若しくは両面に画像形成された印刷シートは排紙口14から排紙ローラ15で搬出される。
尚図示20はスキャナユニットであり、上記印字ヘッド9で印刷する原稿画像を光学的に読み取る。その構造は一般的に知られているように原稿シートを載置セットするプラテン23と、このプラテン23に沿って原稿画像をスキャンするキャリッジ21と、このキャリッジ21からの光学像を光電変換する光学読取手段(例えばCCDディバイス)22とから構成されている。また図示のものは原稿シートを自動的にプラテンに給送する原稿送り装置25がプラテン上に装備してある。
[製本装置の構成]
次に、図1及び図2に基づいて画像形成装置Aに付設された製本装置Bについて説明する。この製本装置Bはケーシング30内に印刷シートを束状に集積して部揃えする集積部40と、この集積部40からのシート束に接着糊を塗布する接着剤塗布手段55と、接着剤を塗布されたシート束に表紙シートを綴じ合わせる表紙綴じ手段60とから構成されている。
[搬送経路の構成]
各シートの搬送経路について説明すると、上記ケーシング30内には画像形成装置Aの排紙口14に連なる搬入口31aを有する搬入経路31が設けられ、この搬入経路31から中紙搬送経路32と表紙搬送経路34が経路切換フラッパ36を介して連結されている。そして中紙搬送経路32には集積部40を介して製本経路33が連接され、表紙搬送経路34には後処理経路38が連設されている。製本経路33は略々鉛直方向に装置を縦断する方向に、表紙搬送経路34は略々水平方向に装置を横断する方向に配置されている。
上記製本経路33と表紙搬送経路34とは互いに交差(直交)し、その交差部に後述する表紙綴じ手段60が配置されるようになっている。以上のように構成された搬入経路31は前記画像形成装置Aの排紙口14に連なり、画像形成装置Aから印刷シートを受入れる。この場合画像形成装置Aからはコンテンツ情報を印刷された印刷シート(中紙シート)Snと表紙カバーとして使用するタイトルなどを印刷された印刷シート(以下表紙シートと云う)Shとが搬出される。このように搬入経路31は中紙搬送経路32と表紙搬送経路34とに分岐され経路切換フラッパ36を介して各印刷シートをそれぞれの経路に振り分け搬送することとなる。
一方、上記搬入経路31にはインサータ装置26が連結してあり、画像形成装置Aで印刷処理しない表紙シートを給紙トレイ26aから1枚ずつ分離して搬入経路31に供給するように構成してある。このインサータ装置26は1つ若しくは複数段の給紙トレイ26aを備え、このトレイ先端には積載されたシートを1枚ずつ分離して給送する給紙手段と、この給紙手段の下流側に給紙経路27が設けられ、この給紙経路27は経路切換片28を介して搬入経路31に連結している。また上記搬入経路31には搬送ローラ31bが、中紙搬送経路32には搬送ローラ32aが、製本経路33にはグリップ搬送手段47と後述する束姿勢偏向手段64と排紙ローラ(排紙手段)67が配置されている。
また表紙搬送経路34には搬送ローラ34aが、後処理経路38には搬送ローラ38aがそれぞれ配置され、それぞれ駆動モータに連結されている。尚図3に示す34gは表紙搬送経路34の可動ガイドであり、後述する表紙綴じ位置Fの左右に一対配置され、この表紙綴じ位置Fに給送される表紙シートShの上流側と下流側をそれぞれ案内する。またこの一対の可動ガイド34gは表紙綴じ位置Fから上方に退避(表紙綴じ処理時)するように図示しない駆動モータに連結されている。
[集積部の構成]
前記中紙搬送経路32の排紙口32bに配置された集積トレイ41は排紙口32bからのシートを束状に積載収納する。図2に示すように集積トレイ41は略々水平姿勢に配置されたトレイ部材で構成され、その上方には正逆転ローラ42aと搬入ガイド42bが設けられている。そして排紙口32bからの印刷シートを搬入ガイド42bで集積トレイ上に案内し、正逆転ローラ42aで収納する。この正逆転ローラ42aは正回転で印刷シートを集積トレイ41の先端側に移送し、逆回転でトレイ後端(図2右端)に配置された規制部材43にシート後端を突き当て規制する。また集積トレイ41には図示しないシートサイド整合手段が設けられトレイ上に収納した印刷シートの両側縁を基準位置に幅寄せ整合する。このような構成で中紙搬送経路32からの印刷シートは集積トレイ上に順次積み上げられ束状に部揃えされる。
上記集積トレイ41には図示しないシート束厚さ識別手段が配置され、トレイ上に集積されたシート束の厚さを検出するようになっている。その構成は例えばトレイ上に最上シートと接する紙触片を設け、この紙触片の位置をセンサで検出することによってシート束の厚さを識別することが出来る。この他シート束厚さ識別手段としては例えば排紙センサSe3から集積トレイ上に搬出されるシートを検出し、このセンサからの信号を計数するカウンタを設け、画像形成装置Aからのジョブ終了信号で計数したシートの総枚数に平均的な紙厚さを乗ずることによってシート束の厚さを識別することが出来る。
[シート束搬送手段の構成]
前記製本経路33には上記集積トレイ41からシートを下流側の接着剤塗布位置Eに移送するグリップ搬送手段47が配置されている。このグリップ搬送手段47は図2に示すように集積トレイ41に集積したシート束を水平姿勢から鉛直姿勢に偏向し、このシート束を略々鉛直方向に配置された製本経路33に沿って接着剤塗布位置Eに搬送セットする。このため、集積トレイ41は集積位置(図2実線)から引き渡し位置(図2破線)に移動し、この引き渡し位置で準備されたグリップ搬送手段47にシート束を引き渡すようになっている。
[接着剤塗布部の構成]
前記製本経路33の接着剤塗布位置Eには接着剤塗布手段55が配置されている。この接着剤塗布手段55は図2に示すように熱溶融性の接着剤を収容する糊容器56と、塗布ロール57と、ロール回転モータMRとで構成されている。糊容器56には電熱ヒータなどの加熱手段(不図示)が埋設してあり、容器内に配置され温度センサによって容器内の接着剤を所定の溶融温度に温度コントロールする。このように構成された糊容器56は接着剤塗布位置Eに送られたシート束の端縁に沿って図2紙面表裏方向に駆動モータMSで往復移動するようになっている。従って、この糊容器56の往復移動と同時に回転する塗布ロール57によってシート束の端縁(図2下端縁)には所定厚さの接着剤が塗布されることとなる。
[表紙綴じ手段の構成]
上記製本経路33の表紙綴じ位置Fには表紙綴じ手段60が配置されている。この表紙綴じ手段60は図3に示すように背当プレート61と背折プレート62と折ロール63で構成される。この表紙綴じ位置Fには前述の表紙搬送経路34が配置され、画像形成装置A又はインサータ装置26から表紙シートShを給送する。そこで背当プレート61は表紙シートShをバックアップする板状部材で構成され、製本経路33に進退自在に配置されている。この背当プレート61に支持された表紙シートShに(中紙)シート束Snxが逆T字状に接合される。そこで上記背折プレート62は左右一対のプレス部材で構成され、逆T字状に接合された表紙シートの背部を背折り成形するため、図示しない駆動手段で互いに接近及び離反するように構成されている。また上記折ロール63は背折り成形されたシート束を挟圧して折り仕上げする一対のローラで構成されている。
[束姿勢偏向手段の構成]
上記折ロール63の下流側に位置する断裁位置Gにはシート束の天地方向を偏向する束姿勢偏向手段64と、シート束の周縁を断裁する断裁手段65が配置してある。上記束姿勢偏向手段64は表紙綴じ位置Fから表装されたシート束を所定方向(姿勢)に偏向するのと同時に下流側の断裁手段65にシート束を移送する。従ってこの束姿勢偏向手段64(図示のものはターンテーブル機構)はシート束を天地方向に姿勢偏向する機能とこの姿勢偏向したシート束を下流側の断裁位置Gに給送するシート束搬送手段を構成している。また断裁手段65はシート束の周縁を切り揃える。
上記束姿勢偏向手段64は前記折ロール63から送られたシート束を把持して回転するターンテーブル64a、64bを備え、その構成を図3に従って説明する。ターンテーブル64a、64bは装置フレームに昇降自在に取り付けられたユニットフレーム64uに設けられている。このユニットフレーム64uに製本経路33を挟んで一対のターンテーブル64a、64bがそれぞれ回転自在に軸受支持されている。この一対のターンテーブルは固定テーブル64aと可動テーブル64bで構成されている。可動テーブル64bはシート束厚さ方向(製本経路33に対して直交する方向)に移動自在に支持されている。そして各ターンテーブル64a、64bには製本経路内でシート束を姿勢偏向するように旋回モータMt1、Mt2が設けられている。また可動側のターンテーブル64bには図3左右方向に移動するグリップモータMgが装備されている。
特に固定テーブル64aのシート支持面(図3に64xで示す)は可動テーブル64bとの間にニップしたシート束の先端エッジSE(図3に示す)が後述する刃受面66xに摺接するように、シート支持面64xと刃受面66xは同一平面上に位置するように配置され、シート支持面64xに沿って(把持されて)下降するシート束の先端エッジSEが刃受面66xの面上を摺ってスイープするように構成されている。
従って製本経路内に導かれたシート束は、左右一対のターンテーブル64a、64bでグリップ把持され旋回モータMt1、Mt2によってシート束の姿勢方向を偏向する。例えば背部を下側に搬入されたシート束を順次90度ずつ回転して下流側の断裁位置Gに天部・地部・小口部をそれぞれ下側に偏向させシート束の周縁3方向を断裁するトリミングカットが可能となる。なお、上記可動側のターンテーブル64bにはグリップセンサ(図示せず)が設けられ、左右のターンテーブル64a、64b間にシート束が確実にグリップされたのを検知し、この検知後ターンテーブル64a、64bを旋回駆動するように構成されている。そして上記ユニットフレーム64uは昇降モータMaによってシート束を製本経路33に沿って上下昇降させることが出来るようになっている。この昇降モータMaの制御については後述するが、この昇降モータMaの回転量制御で断裁位置Gにおけるシート束の断裁幅(カット量)を設定している。
[断裁手段の構成]
上記束姿勢偏向手段64の下流側には断裁手段65が配置されている。この断裁手段65は図3に示すようにシート束の断裁縁を刃受部材66に押圧支持する断裁縁プレス部材65bと、切断刃ユニット65aで構成されている。上記断裁縁プレス部材65bは製本経路33に配置した刃受部材66と対向する位置に配置され、図示しない駆動手段によってシート束と直交する方向に移動する加圧部材(加圧手段)から構成されている。上記切断刃ユニット65aは平刃状の切断刃65xと、これを駆動するカッタモータ(駆動手段)Mcとから構成されている。このような構成の断裁手段65により、冊子状に製本処理されたシート束の背部を除く周縁を所定量裁断して切り揃える。
上記切断刃65xは図4に示すように平刃形状の刃先でシート幅Lより長い刃幅L1で構成され、刃受部材66から間隔dを隔てた待機位置(図5(a)の状態)と、刃受部材に当接する切断位置(図5(b)の状態)との間で往復動自在に支持され、カッタモータ(駆動手段)Mcに連結されている。
刃受部材66は切断刃65xとシート(束)を挟んで対向配置され、装置フレーム(不図示)に固定されている。この刃受部材66は切断刃65xの刃先を受ける刃受面66xを備える。この刃受面66xは切断時に切断刃65xの刃先を損耗しない程度の硬度を有する樹脂、ゴム質材、図示のものはポリプロピレン樹脂で構成されている。
本発明は上述の構成において、表紙綴じ位置Fから、下流側の断裁位置Gに送られるシート束の先端エッジSEで断裁位置Gの刃受面66xに付着した屑紙片を除去することを特徴としている。この為、上述のユニットフレーム(シート束移送手段;以下同様)64uを昇降する昇降モータMaは例えばステッピングモータで構成され、後述する制御CPU75によって回転制御されるようになっている。そこで後述する制御CPU75は昇降モータMaをシート束が切断線X−Xを基準に複数回上下方向に前進・後退動するように制御する。この前進・後退動するストロークStrは予め設定され、シート束の先端が切断線X−X位置に到達した段階で、制御CPU75は昇降モータMaを所定パルス数、後退させ、次いで前進させる(後述するスイープ動作)。これによって切断線X−X位置の刃受面66xに付着している切断紙片はシート束の先端エッジSEで掃き落とされる。尚、図3に示すSScは屑シートセンサであり刃受面66xに切断紙片が残存するか否かを検出するように配置されている。
[制御手段の構成]
次に上述の装置に於ける制御手段の構成を図9に基づいて説明する。同図は制御ブロック図であり、図1に示すような画像形成装置Aと製本装置Bとを連結したシステムでは、例えば画像形成装置Aに備えられた制御CPU70にコントロールパネル71と、モード設定手段72を設ける。そして製本装置Bの制御部には制御CPU75を設け、この制御CPU75は製本処理実行プログラムをROM76から呼び出して製本経路33における各処理を実行する。
またこの制御CPU75には画像形成装置Aの制御CPU70から後処理モード指示信号、ジョブ終了信号、シートサイズ情報その他製本に要する情報及びコマンド信号を受信する。一方前記搬入経路31、製本経路33、表紙搬送経路34には搬送するシート(シート束)を検出するシートセンサSe1乃至Se6が図2にそれぞれ図示する位置に配置されている。そこで制御CPU75には各シートセンサSe1乃至Se6の検出信号が伝達され、制御CPU75は「集積部制御部75a」「接着剤塗布手段制御部75b」「表紙綴じ手段制御部75c」「断裁手段制御部75d」「スタック制御部75e」と「接着剤温度制御部79」をそれぞれ備えている。
そこで上記断裁手段制御部(制御手段;以下同様)75dはターンテーブル制御部77と、カッタモータ制御部78で構成され、ターンテーブル制御部77は前述のターンテーブルユニットのユニット昇降モータMaと、旋回モータMt1、Mt2と、グリップモータMgを制御するようにそれぞれのドライバ回路に接続されている。またこのターンテーブル制御部77には屑シートセンサSScからのシート検出信号が送信されるように構成されている。また、カッタモータ制御部78は切断刃65xを作動するカッタモータMcと、断裁縁プレス手段65bの駆動モータ(不図示)を制御するようにそれぞれのドライバ回路に接続されている。またカッタモータ制御部78には切断刃65xのポジションセンサ(不図示)と、断裁縁プレス手段65bのグリップ位置検出センサ(不図示)からの検出信号が送信されるように構成されている。
従ってターンテーブル制御部77は、上流側の折りロール63から送られたシート束(製本シート束)をセンサSe4で検知し、このシート束先端が切断刃65xの上に着地した見込み時間の後、グリップモータMgを作動してシート束をグリップし、そのグリップエンド信号でターンモータMt1、Mt2を所定回転させる制御構成を備えている。
これと共にターンテーブル制御部77は、ターンテーブル64a、64bにグリップされたシート束を断裁位置Gに向けて前進及び後退させるように昇降モータMaを制御するように構成されている。
また、カッタモータ制御部78は切断線X−Xに送られたシート束を図示しないセンサで検出し、その検出信号で断裁縁プレス手段65bの駆動モータを制御してシート束を断裁位置に固定し、その後カッタモータMcを作動するように構成されている。
本発明はシート束を断裁位置に向けて移送するシート束移送手段(上記ターンテーブル)64を制御するターンテーブル制御部77に係わり、その動作について図10のフローチャートに従って説明する。
制御CPU75は、表紙綴じ位置Fにおける表紙綴じ処理を実行する(St01)。その実行後制御CPU75は、折ロール63を回転させてシート束を下流側の断裁位置Gに移送する。これと同時に制御CPU75は断裁量を演算する。この演算は例えば、天部と地部の断裁量を均しく、中紙シートのサイズと指定された仕上げサイズとから次式で算出する(St02)。
天部断裁量=地部断裁量=(シート縦サイズ−仕上げ縦サイズ)/2(式1)
また、小口部の断裁量は次式で算出する。
小口部断裁量=(シート横サイズ−仕上げ横サイズ)(式2)
そこで制御CPU75は折ロール63を回転して表紙綴じ位置Fのシート束を下流側に搬出する。このとき、制御CPU75は切断刃65xを切断位置に移動し、同時に可動テーブル64bを製本経路33から退避した位置に移動する(図5(a)の状態)。この状態で折ロール63で送られたシート束は、その後端がロールを通過すると、切断刃65xに落下する。この状態を図5(b)に示すがシート束の先端(同図下端)は切断刃65xに規制され位置決めされる(St03)。
次いで制御CPU75の制御手段(ターンテーブル制御部)77は、昇降モータMaを駆動してターンテーブル64a、64bをシート束の中心に位置するようにユニットフレーム64uを図5(b)上下方向に位置調整する。この位置調整の後、制御CPU75はシート束をターンテーブル64a、64b間でグリップする。このグリップはグリップモータMgを回転して可動テーブル64bを経路内に進入させ、図示しないグリップエンドセンサでグリップ動作完了を検知してモータMgを停止する。
その後、制御CPU75は切断刃65xをホームポジション(図6(a)の状態)に後退させる。そして旋回モータMt1、Mt2を所定量回転させシート束を90度回転させる。すると背部を下側向けて送られたシート束は、天部を下側に姿勢偏向される(St04)。
[スイープ動作の実行]
そこで制御CPU75の制御手段(ターンテーブル制御部)77は、昇降モータMaを所定回転、正逆転させてシート束先端でスイープ動作を行なわせる(St05)。このスイープ動作の内容と実行するタイミングは後述する。
上記スイープ動作の実行後、制御手段(ターンテーブル制御部)77はシート束を断裁位置Gに向けて移送する。このシート束移送は、シート束の先端を図示しないセンサで検出し、その検知信号からシート束を下方に所定量移動する(図6(b)の状態)。このシートの移動量は前述した断裁量演算手段で算出した天部、地部、小口部それぞれの算出値に基づいて切断線X−Xを基準に搬送量を調整する(St06)。
次いで制御CPU75は、断裁縁プレス部材65bの駆動手段(不図示)を作動してシート束の断裁縁をプレスする。そしてカッタモータMcを駆動して切断刃65xをホームポジションから切断位置に移動する。この動作でシート束の先端縁は所定量断裁される(St07)。
上述のようにシート束の天部を所定量断裁すると制御CPU75は昇降モータMaを所定量後退(St09)させて、ターンテーブル64a、64bを180度回転させる(St04)。するとシート束は地部が下側となるように姿勢偏向される。その後は先の天部と同様に切断刃65xで断裁する(St07)。その後同様に小口部を断裁する。
上述のようにシート束の3方向が断裁されると。制御CPU75はこれを判断(St08)して、スイープ動作を実行する(St05)。このスイープ動作の内容と実行するタイミングは後述する。この動作の後、制御CPU75はシート束を下流側に搬出する(St10)。
[スイープ動作の実行]
そこで上述のスイープ動作について説明する。本発明は先行するシートの断裁時に刃受面66xに屑紙片が付着することがあり、この屑紙片の除去を断裁位置Gに移送するシート束の先端エッジで行うことを特徴としている。このため制御手段77はシート束を断裁位置Gに移送する際に、シート束の先端縁が刃受面66xに摺接しながら複数回前後退動作するように昇降モータMaを制御する。
つまり図8(a)のように断裁位置Gに向けてシート束を移送する。このシート束の先端エッジSHeは刃受面66xに付着した屑紙片を下方に掃き落とすように接する(図8(b)の状態)。そしてシート束の先端エッジSEが切断線X−Xを通過した後はシート束を後退動させる(図8(c)の状態)。このように切断線X−Xを基準にシート束の先端エッジSHeが所定ストロークStrで上下往復動するように制御手段(ターンテーブル制御部)77を構成する。
そこで本発明は上述の図8(a)、(b)、(c)の往復動作を(1)予め設定した回数繰り返すように制御手段(ターンテーブル制御部)77を構成するか、或いは(2)切断線X−X位置に紙片検出センサを配置し、このセンサで屑紙片が検出される間、シート束の上下往復動作を繰り返すように制御手段(ターンテーブル制御部)77を構成する。
つまり、図10(b)に示すように制御手段77(制御CPU75による昇降モータMaの制御)を、シート束を断裁位置に移送(St51)し、この位置を通過したシート束を所定ストロークStrだけ後退動させる(St52)。そして再びシート束をストロークStrだけ前進動させる(St53)。この動作を予め設定された複数回繰り返すか、或いは屑シートセンサSScが屑紙片を検出している間、複数回繰り返す(St54)。そして複数回の往復動作が完了した後、或いは屑紙片の除去を屑シートセンサSScが検知したとき、次ステップに移行する(St55)。
更に本発明は、上述のスイープ動作(ステップSt51〜ステップSt55)を次の第1及び/又は第2のタイミングで実行する。第1のタイミングは、後続するシート束を断裁位置Gに移送する際に先行するシート束の断裁時に刃受面66xに付着した屑紙片を除去するように前述のステップSt04実行後にスイープ動作を実行する。第2のタイミングは3方向断裁が終了した後、このシート束を排出する前に、刃受面66xに付着した屑紙片を除去するようにスイープ動作を実行する。この場合は例えば小口部を断裁した後に、このシート束を複数回往復動させてスイープ動作を実行し、その後このシート束を搬出する。
本発明に係わる製本装置を備えた画像形成装置の全体構成の説明図。 図1の装置における製本装置の詳細説明図。 図2の装置における断裁手段の構成を示す説明図。 図2の装置における刃受部材と切断刃との配置構成を示す斜視図。 図2の装置におけるシート束を折りロールからターンテーブルに引き継ぎ搬送する際の状態説明図であり、(a)は移送初期を、(b)は引き継ぎ後を示す。 図2の装置におけるターンテーブル機構の動作状態を示し、(a)はシート束の姿勢を偏向する動作状態を、(b)はシート束を断裁位置に給送した状態の説明図。 (a)は図2の装置における切断刃によるシート束の断裁状態の説明図。(b)は図2の装置におけるシート束の3方向断裁の状態説明図。 図2の装置における制御手段でシート束によるスイープ動作を実行する手順を示す動作状態説明図。 図2の装置における制御手段の構成を示すブロック図。 図2の装置における制御手段の動作を示すフローチャートであり、(a)はシート束を断裁位置Gに移送する手順を、(b)はシート束によるスイープ動作の手順を示す。
符号の説明
B 製本装置
E 接着剤塗布位置
F 表紙綴じ位置
G 断裁位置
Snx 中紙シート束
Sh 表紙シート
SE 下端エッジ
SSc 屑シートセンサ
Mt1 旋回モータ
Mt2 旋回モータ
Mg グリップモータ
Ma 昇降モータ
Mc カッタモータ
30 ケーシング
31 搬入経路
32 中紙搬送経路
32b 排紙口
33 製本経路
34 表紙搬送経路
38 後処理経路
40 集積部
41 集積トレイ
47 グリップ搬送手段
55 接着剤塗布手段
56 糊容器
57 塗布ロール
60 表紙綴じ手段
61 背当プレート
62 背折プレート
63 折ロール
64 束姿勢偏向手段
64a ターンテーブル(固定テーブル)(シート束移送手段)
64b ターンテーブル(可動テーブル)(シート束移送手段)
64u ユニットフレーム
64x シート支持面
65 断裁手段
65a 切断刃ユニット
65b 断裁縁プレス部材
65x 切断刃
66x 刃受面
66 刃受部材
70 制御CPU(画像形成装置)
75 制御CPU(製本装置)
77 ターンテーブル制御部
78 カッタモータ制御部





















Claims (12)

  1. シート束を所定の断裁位置に案内するシート束移送経路と、
    上記断裁位置に配置された切断刃と、
    上記断裁位置に配置され上記切断刃と対向する刃受面を有する刃受部材と、
    上記シート束移送経路に配置されシート束を上記断裁位置に向けて移送するシート束移送手段と、
    上記シート束移送手段の駆動手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    上記シート束移送経路は、上記シート束移送手段で移送されるシート束の先端縁が上記刃受面と摺接するように構成され、
    上記シート束移送手段は、上記断裁位置でシート束を前進及び後退させるようにシート束の移送方向を正逆転可能に構成され、
    上記制御手段は、上記シート束移送手段でシート束を上記断裁位置に移送する際に、
    この断裁位置でシート束の先端縁が上記刃受面に摺接しながら複数回前後退動作するように上記駆動手段を制御することを特徴とするシート束断裁装置。
  2. 前記シート束移送手段でシート束を前後退動作させる際の移動ストロークは予め設定され、
    前記制御手段は、予め設定された上記移動ストロークでシート束が前後退動作するように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のシート束断裁装置。
  3. 前記シート束移送手段でシート束を前後退動作させる際の移動ストロークは調整可能に構成され、
    前記制御手段は、予め設定された複数の移動ストロークの1つを選択してシート束が前後退動作するように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のシート束断裁装置。
  4. 前記制御手段は、前記シート束移送手段でシート束を前後退動作させる際の前後動回数は予め設定され、
    前記制御手段は、予め設定された前後動回数シート束が前後退動作するように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のシート束断裁装置。
  5. 前記断裁位置には、前記刃受面に付着した断裁紙片を検出する紙片検出センサが配置され、
    前記制御手段は、上記紙片検出センサからの信号で上記刃受面に断裁紙片が残存するとき前記シート束移送手段によるシート束の前後退動作を繰り返すように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシート束断裁装置。
  6. 前記シート束移送手段は、前記シート束移送経路に給送されたシート束を前記断裁位置に移送する際にシート束の姿勢を偏向する回転搬送手段で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシート束断裁装置。
  7. 前記回転搬送手段は、前記シート束移送経路に給送されたシート束を前記断裁位置に移送する際に、シート束の天地部に次いで小口部を断裁するように制御され、
    前記制御手段は、シート束の小口部を断裁した後に後続するシート束を前記断裁位置に移送する際にこのシート束が前記刃受面に摺接して前後退動作を複数回繰り返すように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項6に記載のシート束断裁装置。
  8. 前記回転搬送手段は、前記シート束移送経路に給送されたシート束を前記断裁位置に移送する際に、シート束の天地部に次いで小口部を断裁するように制御され、
    前記制御手段は、シート束の小口部を断裁した後に、このシート束を前記断裁位置から後退させて前記刃受面に摺接して前後退動作を複数回繰り返し、その後このシート束を下流側に搬出するように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項6に記載のシート束断裁装置。
  9. 前記シート束移送経路には、前記前記シート束移送手段で移送されるシート束を前記刃受面に向けて押圧する断裁縁プレス手段が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のシート束断裁装置。
  10. 前記断裁縁プレス手段は、前記刃受面との間でシート束を挟圧する加圧部材と、この加圧部材を刃受面に向けて移動するシフト手段とで構成され、
    このシフト手段は、前記シート束移送経路に移送されるシート束の束厚さに応じて上記加圧部材と上記刃受面との間の間隔を異ならせるように構成されていることを特徴とする請求項9に記載のシート束断裁装置。
  11. 束状に部揃え集積されたシート束の背綴じ端面に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、
    上記接着剤塗布手段からのシート束に表紙シートを貼着する表紙綴じ手段と、
    上記表紙綴じ手段からの表紙綴じされたシート束の3方を断裁揃えするシート束断裁装置とから構成され、
    上記シート束断裁装置は請求項1乃至10のいずれか1項に記載の構成を備えていることを特徴とする製本装置。
  12. 順次シート上に画像形成する画像形成手段と、
    上記画像形成手段からのシートを部揃え集積する集積手段と、
    上記集積手段からのシート束の背綴じ端面に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、
    上記接着剤塗布手段からのシート束に表紙シートを貼着する表紙綴じ手段と、
    上記表紙綴じ手段からの表紙綴じされたシート束の3方を断裁揃えするシート束断裁装置とから構成され、
    上記シート束断裁装置は請求項1乃至10のいずれか1項に記載の構成を備えていることを特徴とする画像形成装置。




















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