JP2007308564A - 水素化精製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】含酸素炭化水素化合物を含有する被処理油を用いた場合に、酸素分が十分に低減された水素化精製油を得ることが可能な水素化精製方法を提供すること。
【解決手段】本発明の水素化精製方法は、水素の存在下、含酸素炭化水素化合物を含有する被処理油と、アルミニウム、ケイ素、ジルコニウム、ホウ素、チタン及びマグネシウムから選ばれる2種以上の元素を含んで構成される多孔性無機酸化物並びに該多孔性無機酸化物に担持された周期律表第8族の元素から選ばれる1種以上の金属を含有する触媒とを、水素圧力2〜13MPa、液空間速度0.1〜3.0h−1、水素油比150〜1500NL/L、反応温度150〜380℃の条件下で接触させることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、水素化精製方法に関し、より詳しくは、動植物油由来の油脂成分を含む被処理油の水素化精製方法に関する。
地球温暖化の防止対策として、バイオマスエネルギーの有効利用に注目が集まっている。バイオマスエネルギーの中でも植物由来のバイオマスエネルギーは、植物の成長過程で光合成により二酸化炭素から変換された炭化水素を有効利用できるため、ライフサイクルの観点からすると大気中の二酸化炭素の増加につながらない、いわゆる、カーボンニュートラルという性質を持つ。
このようなバイオマスエネルギーの利用は、輸送用燃料の分野においても種々検討がなされている。例えば、ディーゼル燃料として動植物油由来の燃料を使用できれば、ディーゼルエンジンの高いエネルギー効率との相乗効果により二酸化炭素の排出量削減において有効な役割を果たすと期待されている。動植物油を利用したディーゼル燃料としては、脂肪酸メチルエステル油(Fatty Acid Methyl Ester)が知られている。脂肪酸メチルエステル油は、動植物油の一般的な構造であるトリグリセリド構造に対し、アルカリ等によってメタノールとのエステル交換を行うことで製造されている。しかしながら、脂肪酸メチルエステル油を製造するプロセスにおいては、以下の特許文献1に記載されている通り、副生するグリセリンの処理が必要であったり、生成油の洗浄などにコストやエネルギーがかかったりすることが指摘されている。
特開2005−154647号公報
動植物油由来の油脂成分やこれを原料として製造される燃料を使用するには、上記のような問題に加え、以下のような問題がある。すなわち、動植物油由来の油脂成分は、一般に分子中に酸素原子を有しているため、酸素分がエンジン材質に与える悪影響が懸念されること、並びに、当該酸素分を極低濃度まで除去することが困難であることなどである。また、動植物油由来の油脂成分と石油系炭化水素留分とを混合して使用する場合には、従来の技術では、当該油脂成分中の酸素分及び石油系炭化水素留分中の硫黄分の両方を十分に低減化することができない。
そこで、本発明は、含酸素炭化水素化合物を含有する被処理油を用いた場合に、酸素分が十分に低減された水素化精製油を得ることが可能な水素化精製方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、水素の存在下、含酸素炭化水素化合物を含有する被処理油と、アルミニウム、ケイ素、ジルコニウム、ホウ素、チタン及びマグネシウムから選ばれる2種以上の元素を含んで構成される多孔性無機酸化物並びに該多孔性無機酸化物に担持された周期律表第8族の元素から選ばれる1種以上の金属を含有する触媒とを、水素圧力2〜13MPa、液空間速度0.1〜3.0h−1、水素油比150〜1500NL/L、反応温度150〜380℃の条件下で接触させることを特徴とする水素化精製方法を提供する。
本発明の水素化精製方法によれば、含酸素炭化水素化合物を含有する被処理油と上記特定の触媒とを上記特定の条件下で接触させることによって、酸素分が十分に低減された水素化精製油を経済的に極めて有効に得ることができる。
本発明の水素化精製方法においては、被処理油の全量を基準として、酸素分の含有量が0.1〜15質量%であることが好ましい。また、被処理油が硫黄分を含有するものである場合、その含有量は50質量ppm以下であることが好ましい。被処理油の酸素分及び硫黄分がそれぞれ上記の範囲内であると、安定した脱酸素活性を長期にわたって維持することができる。したがって、本発明によれば、含酸素炭化水素化合物及び含硫黄炭化水素化合物を含有する被処理油を用いて、酸素分及び硫黄分の両方が十分に低減された水素化精製油を得ることが可能である。
また、本発明の水素化精製方法においては、バイオマスエネルギーの有効利用の点から、含酸素炭化水素化合物が動植物油に由来する油脂成分であることが好ましい。
また、原材料の加工に必要なエネルギーを低減できることから、含酸素炭化水素化合物に占めるトリグリセリド構造を有する化合物の割合は90モル%以上であることが好ましい。
また、本発明の水素化精製方法に用いられる触媒の脱酸素活性を一層向上させる観点から、当該触媒に担持された金属は、Pd、Pt、Rh、Ir、Au及びNiから選ばれる1種以上の元素であることが好ましい。
さらに、本発明においては、高い触媒活性を十分長期にわたり維持させる観点から、触媒に担持されている金属が還元状態にある当該触媒1g当たりの一酸化炭素吸着量が、0.003〜0.05mmolであることが好ましい。
本発明によれば、含酸素炭化水素化合物を含有する被処理油を用いた場合に、酸素分が十分に低減された水素化精製油を経済的に極めて有効に得ることが可能な水素化精製方法が提供される。
以下、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
本発明においては、含酸素炭化水素化合物を含有する被処理油が用いられる。含酸素炭化水素化合物としては、動植物油由来の油脂成分が好適である。ここで、本発明における油脂成分には、天然もしくは人工的に生産、製造される動植物油脂及び動植物油成分及び/又はこれらの油脂を由来して生産、製造される成分及びこれらの油脂製品の性能を維持、向上させる目的で添加される成分が包含される。
動植物油に由来する油脂成分としては、例えば、牛脂、菜種油、大豆油、パーム油などが挙げられる。本発明においては動植物油に由来する油脂成分として、いかなる油脂を用いてもよく、これら油脂を使用した後の廃油でもよい。ただし、カーボンニュートラルの観点からは植物油脂が好ましく、脂肪酸アルキル鎖炭素数及びその反応性の観点から、菜種油、大豆油及びパーム油がより好ましい。なお、上記の油脂は1種を単独で又は2種以上を混合して用いてもよい。
動植物油に由来する油脂成分は、一般に脂肪酸トリグリセリド構造を有しているが、その他の脂肪酸や脂肪酸メチルエステルなどのエステル体に加工されている油脂成分を含んでいてもよい。ただし、植物油脂から脂肪酸や脂肪酸エステルを製造する際には二酸化炭素が発生するため、二酸化炭素の排出量を低減化する観点から、植物油脂としてトリグリセリド構造を有した成分が主体であることが好ましい。本発明においては、被処理油に含まれる含酸素炭化水素化合物に占めるトリグリセリド構造を有する化合物の割合が90モル%以上であることが好ましく、92モル%以上であることがより好ましく、95モル%以上であることが更に好ましい。
なお、被処理油は、含酸素炭化水素化合物として、上記の動植物油由来の油脂成分の他、プラスチックや溶剤等の化学品由来の化合物を含んでいてもよく、一酸化炭素と水素とからなる合成ガスを原料としたフィッシャートロプシュ反応を経由して得られる合成油を含んでいてもよい。
また、被処理油は、石油系炭化水素留分を含んでいてもよく、原油の蒸留によって得られる留分や水素化脱硫、水素化分解、流動接触分解、接触改質などの反応で得られる留分を含んでいてもよい。これらの留分の混合量は、被処理油に含まれる酸素分及び硫黄分が所定の濃度範囲を満たしている限りにおいて任意に設定することができる。更に、これらの留分と、上記の化学品由来の化合物やフィッシャートロプシュ反応を経由して得られる合成油とを併せて混合してもよい。
被処理油に含まれる酸素分は、被処理油全量を基準として、好ましくは0.1〜15質量%であり、より好ましくは1〜15質量%、更に好ましくは3〜14質量%、特に好ましくは5〜13質量%である。酸素分の含有量が0.1質量%未満であると、脱酸素活性及び脱硫活性を安定的に維持することが困難となる傾向にある。他方、酸素分の含有量が15質量%を超えると、副生する水の処理に要する設備が必要となることや、水と触媒担体との相互作用が過度となり活性低下したり触媒強度が低下したりする。なお、酸素分の含有量は、一般的な元素分析装置で測定することができ、例えば、試料を白金炭素上で一酸化炭素に変換し、もしくは更に二酸化炭素に変換した後に熱伝導度検出器を用いて測定することができる。
石油系炭化水素留分としては、一般的な石油精製工程で得られる留分を用いることができる。例えば、常圧蒸留装置や減圧蒸留装置から得られる所定の沸点範囲に相当する留分、あるいは、水素化脱硫装置、水素化分解装置、残油直接脱硫装置、流動接触分解装置などから得られる、所定の沸点範囲に相当する留分を使用してもよい。なお、上記の各装置から得られる留分は1種を単独で又は2種以上を混合して用いてもよい。
被処理油に含まれる硫黄分は、被処理油全量を基準として、好ましくは50質量ppm以下、より好ましくは20質量ppm以下、更に好ましくは10質量ppm以下である。硫黄分の含有量が50質量ppmを超える場合、脱酸素活性を安定的に維持することが困難となる傾向にあるとともに、水素化精製油に含まれる硫黄分含有量が増加する傾向にあり、ディーゼルエンジン等の燃料として用いる場合にエンジン排ガス浄化装置への悪影響が懸念される。なお、本発明における硫黄分は、JIS K 2541「硫黄分試験方法」又はASTM−5453に記載の方法に準拠して測定される硫黄分の質量含有量を意味する。
本発明で用いられる被処理油は、沸点300℃以上の留分を含有することが好ましく、また、沸点700℃を超える重質な留分を含んでいないことが好ましい。沸点300℃以上の留分を含有しない被処理油を用いると、過度の分解によって十分な収率を得ることが困難となる傾向にある。他方、被処理油が沸点700℃を超える重質な留分を含む場合は、重質成分によって触媒における炭素の析出が促進され、活性が低下する傾向にある。なお、本発明における沸点は、JIS K 2254「蒸留試験方法」又はASTM−D86に記載の方法に準拠して測定される値である。
本発明の水素化精製方法においては、アルミニウム、ケイ素、ジルコニウム、ホウ素、チタン及びマグネシウムから選ばれる2種以上の元素を含んで構成される多孔性無機酸化物並びに該多孔性無機酸化物に担持された周期律表第8族の元素から選ばれる1種以上の金属を含有する触媒が用いられる。
本発明で用いられる触媒の担体としては、上述のようにアルミニウム、ケイ素、ジルコニウム、ホウ素、チタン及びマグネシウムから選ばれる2種以上を含んで構成される多孔性無機酸化物が用いられる。かかる多孔性無機酸化物としては、脱酸素活性及び脱硫活性を一層向上できる点から、アルミニウム、ケイ素、ジルコニウム、ホウ素、チタン及びマグネシウムから選ばれる2種以上であることが好ましく、アルミニウムと他の元素とを含む無機酸化物(酸化アルミニウムと他の酸化物との複合酸化物)が更に好ましい。
アルミニウム以外の担体構成元素である、ケイ素、ジルコニウム、ホウ素、チタン及びマグネシウムを担体に導入する方法は特に制限されず、これらの元素を含有する溶液などを原料として用いればよい。例えば、ケイ素については、ケイ素、水ガラス、シリカゾルなど、ホウ素についてはホウ酸など、リンについては、リン酸やリン酸のアルカリ金属塩など、チタンについては硫化チタン、四塩化チタンや各種アルコキサイド塩など、ジルコニウムについては硫酸ジルコニウムや各種アルコキサイド塩などを用いることができる。
上記の酸化アルミニウム以外の担体構成成分の原料は、担体の焼成より前の工程において添加することが好ましい。例えば、アルミニウム水溶液に予め上記原料を添加した後、これらの構成成分を含む水酸化アルミニウムゲルを調製してもよく、調合した水酸化アルミニウムゲルに対して上記原料を添加してもよい。あるいは、市販の酸化アルミニウム中間体やベーマイトパウダーに水もしくは酸性水溶液を添加して混練する工程において上記原料を添加してもよいが、水酸化アルミニウムゲルを調合する段階で共存させることがより好ましい。酸化アルミニウム以外の担体構成成分の効果発現機構は必ずしも解明されたわけではないが、アルミニウムと複合的な酸化物状態を形成していると推察され、このことが担体表面積の増加や活性金属との相互作用を生じることにより、活性に影響を及ぼしていると考えられる。
担体としての上記多孔性無機酸化物には、周期律表第8族の元素から選ばれる1種以上の金属が担持される。これらの金属の中でも、Pd、Pt、Rh、Ir、Au及びNiから選ばれる1種以上の金属を用いることが好ましく、2種以上を組み合わせて用いることがより好ましい。好適な組み合わせとしては、例えば、Pd−Pt、Pd−Ir、Pd−Rh、Pd−Au、Pd−Ni、Pt−Rh、Pt−Ir、Pt−Au、Pt−Ni、Rh−Ir、Rh−Au、Rh−Ni、Ir−Au、Ir−Ni、Au−Ni、Pd−Pt−Rh、Pd−Pt−Ir、Pd−Pt−Niなどが挙げられる。このうち、Pd−Pt、Pd−Ni、Pt−Ni、Pd−Ir、Pt−Rh、Pt−Ir、Rh−Ir、Pd−Pt−Rh、Pd−Pt−Ni、Pd−Pt−Irの組み合わせがより好ましく、Pd−Pt、Pd−Ni、Pt−Ni、Pd−Ir、Pt−Ir、Pd−Pt−Ni、Pd−Pt−Irの組み合わせが更に好ましい。水素化精製に際しては、これらの金属を還元状態に変換して使用する。
触媒質量を基準とする活性金属の合計担持量は、金属として0.1〜2質量%が好ましく、0.2〜1.5質量%がより好ましく、0.5〜1.3質量%が更に好ましい。金属の合計担持量が0.1質量%未満であると、活性点が少なくなり、十分な活性が得られなくなる傾向がある。他方、2質量%を越えると、金属が効果的に分散せず、十分な活性が得られなくなる傾向がある。
これらの活性金属を触媒に含有させる方法は特に限定されず、通常の水素化精製触媒を製造する際に適用される公知の方法を用いることができる。通常、活性金属の塩を含む溶液を触媒担体に含浸する方法が好ましく採用される。また、平衡吸着法、Pore−filling法、Incipient−wetness法なども好ましく採用される。例えば、Pore−filling法は、担体の細孔容積を予め測定しておき、これと同じ容積の金属塩溶液を含浸する方法である。なお、含浸方法は特に限定されるものではなく、金属担持量や触媒担体の物性に応じて適当な方法で含浸することができる。
本発明において、使用する水素化精製触媒の種類数は特に限定されない。例えば、一種類の触媒を単独で使用してもよく、活性金属種や担体構成成分の異なる触媒を複数使用してもよい。
担体成分が異なる複数の触媒を組み合せる場合には、例えば、担体の総質量を基準として酸化アルミニウムの含有量が50質量%以上であり且つ97質量%未満の触媒の後段に、酸化アルミニウムの含有量が1〜30質量%の範囲にある触媒を用いればよい。
本発明において用いられる上記触媒の活性金属が還元状態にあるときの、触媒1g当たりの一酸化炭素吸着量は0.003〜0.05mmolであることが好ましく、0.005〜0.04mmolであることがより好ましく、0.009〜0.03mmolであることが更に好ましい。当該吸着量が0.003mmol未満であると、金属が凝集した状態にあり、活性点が減少する傾向にある。他方、当該吸着量が0.05mmolを超えると、反応時間の経過とともに活性低下が促進される傾向にある。一酸化炭素吸着量の測定は、還元金属を担持した触媒に用いる一般的な測定方法を適用することができる。具体的には、水素気流下、温度350℃で一定量の触媒を還元した後に、50℃まで冷却して、パルス法や定容法によって求めることができる。
さらに、上記の触媒(水素化精製触媒)以外に、必要に応じて被処理油に随伴して流入するスケール分をトラップしたり触媒床の区切り部分で水素化精製触媒を支持したりする目的でガード触媒、脱金属触媒、不活性充填物を用いてもよい。なお、これらは単独又は組み合せて用いることができる。
水素の存在下で上記の被処理油と触媒とを接触させる際の条件は、水素圧力2〜13MPa、液空間速度(LHSV)0.1〜3.0h−1、水素油比(水素/油比)150〜1500NL/Lである。好ましくは水素圧力2.5〜10MPa、液空間速度0.5〜2.0h−1、水素油比380〜1200NL/Lであり、より好ましくは水素圧力3〜8MPa、液空間速度0.8〜1.8h−1、水素油比350〜1000NL/Lである。これらの条件はいずれも反応活性を左右する因子であり、例えば水素圧力及び水素油比が上記の下限値に満たない場合には、反応性が低下したり活性が急速に低下したりする傾向がある。他方、水素圧力及び水素油比が上記の上限値を超える場合には、圧縮機等の過大な設備投資が必要となる傾向がある。また、液空間速度は低いほど反応に有利な傾向にあるが、上記の下限値未満の場合は、極めて大きな内容積の反応器が必要となり過大な設備投資が必要となる傾向があり、他方、液空間速度が上記の上限値を超える場合は、反応が十分に進行しなくなる傾向がある。
また、水素の存在下で被処理油と触媒とを接触させる際の温度条件は、150〜380℃である。好ましくは温度170〜360℃であり、より好ましくは温度220〜350℃である。当該温度が150℃未満であると、脱酸素活性が不十分となる傾向があり、他方、380℃を越えると、被処理油が過度に分解され、液体燃料の製造に有用な留分(例えば、沸点温度が250〜350℃の範囲の留分)の収率が低下する傾向がある。
反応器の形式としては、固定床方式を採用することができる。すなわち、水素は被処理油に対して向流又は並流のいずれの形式を採用することができる。また、複数の反応器を用いて、向流、並流を組み合せた形式としてもよい。一般的な形式としては、ダウンフローであり、気液双並流形式を採用することができる。また、反応器は単独又は複数を組み合せてもよく、一つの反応器内部を複数の触媒床に区分した構造を採用してもよい。
反応器内で水素化精製された水素化精製油は気液分離工程や精留工程等を経て所定の留分を含有する水素化精製油に分画される。例えば、軽油留分や残さ留分に分画される。さらに必要に応じてガス、ナフサ留分、灯油留分を分画することもある。生成するこのような軽質炭化水素留分の一部を、水蒸気改質装置において改質することにより水素を製造することができる。このようにして製造された水素は、水蒸気改質に用いた原料がバイオマス由来炭化水素であることから、カーボンニュートラルという特徴を有しており、環境への負荷を低減することができる。なお、被処理油に含まれている酸素分や硫黄分の反応に伴って水、一酸化炭素、二酸化炭素、硫化水素などが発生する可能性があるが、複数の反応器の間や生成物回収工程に気液分離設備やその他の副生ガス除去装置を設置してもよい。
水素ガスは加熱炉を通過前もしくは通過後の被処理油に随伴させて最初の反応器の入口から導入することが一般的であるが、これとは別に、反応器内の温度を制御するとともに、反応器内全体にわたって水素圧力を維持する目的で触媒床の間や複数の反応器の間から水素ガスを導入してもよい。このようにして導入される水素を一般にクエンチ水素と呼ぶ。被処理油に随伴して導入する水素ガスに対するクエンチ水素の割合は、10〜60容量%であることが好ましく、15〜50容量%であることがより好ましい。クエンチ水素の割合が10容量未満であると後段の反応部位での反応が十分に進行しない傾向があり、クエンチ水素の割合が60容積%を超えると反応器入口付近での反応が十分に進行しない傾向がある。
本発明によって製造される水素化精製油を軽油留分基材として用いる場合は、少なくとも260〜300℃の沸点を有する留分を含有し、硫黄分の含有量が10質量ppm以下であり且つ酸素分の含有量0.5質量%以下であることが好ましく、硫黄分の含有量が7質量ppm以下であり且つ酸素分の含有量0.3質量%以下であることがより好ましく、硫黄分の含有量が3質量ppm以下であり且つ酸素分の含有量0.2質量%以下であることが更に好ましい。硫黄分及び酸素分が上記の上限値を超える場合、ディーゼルエンジンの排出ガス処理装置で使用されるフィルターや触媒、さらにエンジンその他の材質に影響を及ぼす恐れがある。
本発明によって製造される水素化精製油は、特にディーゼル軽油や重油基材として好適に用いることができる。水素化精製油は単独でディーゼル軽油や重油基材として用いてもよいが、他の基材などの成分を混合したディーゼル軽油又は重質基材として用いることができる。他の基材としては、一般的な石油精製工程で得られる軽油留分及び/又は灯油留分、本発明の水素化精製方法で得られる残さ留分を混合することもできる。さらに、水素と一酸化炭素から構成される、いわゆる合成ガスを原料とし、フィッシャートロプシュ反応などを経由して得られる合成軽油もしくは合成灯油を混合することができる。これらの合成軽油や合成灯油は芳香族分をほとんど含有せず、飽和炭化水素を主成分とし、セタン価が高いことが特徴である。なお、合成ガスの製造方法としては公知の方法を用いることができ、特に限定されるものではない。
本発明の水素化精製方法で得られる残さ留分は、硫黄分の含有量が0.1質量%以下であり、酸素分の含有量が1質量%以下であり、低硫黄重質基材として使用することができる。また、当該残さ留分は、接触分解用原料油として好適である。このように低硫黄レベルの残さ留分を接触分解装置に供することにより、硫黄分の少ないガソリン基材やその他燃料油基材を製造することができる。さらに、当該残さ留分は、水素化分解用原料油として用いることもできる。このような残さ留分を水素化分解装置に供することにより、分解活性の向上や生成油各留分性状の高品質化を達成することができる。
以下、実施例及び比較例に基づき本発明を更に具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に何ら限定されるものではない。
(触媒の調製)
<触媒A>
濃度5質量%のアルミン酸ナトリウム水溶液3000gに水ガラス3号185gを加え、65℃に保温した容器に入れた。他方、65℃に保温した別の容器において濃度2.5質量%の硫酸アルミニウム水溶液3000gを調製し、これに前述のアルミン酸ナトリウムを含む水溶液を滴下した。混合溶液のpHが7.0になる時点を終点とし、得られたスラリー状の生成物をフィルターに通して濾取し、ケーキ状のスラリーを得た。
ケーキ状のスラリーを還流冷却器を取り付けた容器に移し、蒸留水150mlと27%アンモニア水溶液10gを加え、75℃で20時間加熱攪拌した。該スラリーを混練装置に入れ、80℃以上に加熱し水分を除去しながら混練し、粘土状の混練物を得た。得られた混練物を押出し成形機によって直径1.5mmシリンダーの形状に押し出し、110℃で1時間乾燥した後、550℃で焼成し、成形担体を得た。
得られた成形担体50gをナス型フラスコに入れ、ロータリーエバポレータ−で脱気しながらテトラアンミン白金(II)クロライドとテトラアンミンパラジウム(II)クロライドの混合水溶液35mlを用いて金属を含浸させた。含浸した試料を110℃で乾燥させた後、350℃で焼成し、触媒Aを得た。触媒Aにおける白金及びパラジウムの担持量は、触媒質量を基準として、それぞれ0.5質量%及び0.7質量%であった。調製した触媒Aの物性を表1に示す。
<触媒B>
濃度5質量%のアルミン酸ナトリウム水溶液3000gを65℃に保温した容器に入れた。他方、65℃に保温した別の容器において濃度2.5質量%の硫酸アルミニウム水溶液3000gを調製し、これに前述のアルミン酸ナトリウム水溶液を滴下した。混合溶液のpHが7.0になる時点を終点とし、得られたスラリー状生成物をフィルターに通して濾取し、ケーキ状のスラリーを得た。
ケーキ状スラリーを還流冷却器を取り付けた容器に移し、蒸留水150mlと27%アンモニア代水溶液10gを加え、75℃で20時間加熱撹拌した。該スラリーを混練装置に入れ、80℃以上に加熱し水分を除去しながら混練し、粘土状の混練物を得た。得られた混練物を押出し成形機によって直径1.5mmシリンダーの形状に押し出し、110℃で1時間乾燥した後、550℃で焼成し、成形担体を得た。
得られた成形担体50gをナス型フラスコに入れ、ロータリーエバポレータ−で脱気しながら、ジニトロアンミン白金(II)とジニトロアンミンパラジウム(II)の混合水溶液35mlを用いて金属を含浸させた。含浸した試料を110℃で乾燥させた後、350℃で焼成し、触媒Bを得た。触媒Bにおける白金及びパラジウムの担持量は、触媒質量を基準として、それぞれ0.5質量%及び0.7質量%であった。調製した触媒Bの物性を表1に示す。
Figure 2007308564
(実施例1)
触媒A(50ml)を充填した第一反応管(内径20mm)と、同じく触媒A(50ml)を充填した第二反応管(内径20mm)を直列に固定床流通式反応装置に取り付けた。その後、触媒の還元処理を、触媒層平均温度(反応温度)320℃、水素分圧5MPa、水素ガス量83ml/分の条件下で6時間行った。
触媒の還元処理を行った後、被処理油としてパーム油(含酸素炭化水素化合物に占めるトリグリセリド構造を有する化合物の割合:98モル%)を用いて、水素化精製を行った。被処理油の15℃密度は0.916g/ml、酸素分の含有量は11.4質量%であった。また、水素化精製の条件は、第一及び第二反応管の反応温度を250℃、圧力を5.5MPa、液空間速度を0.8h−1とした。なお、第一反応管と第二反応管の間で導入する水素ガスの容量比率(クエンチ水素比率)は全導入水素の20容量%とし、導入した全水素によって求めた水素/油比を600NL/Lとした。得られた結果を表2に示す。
(実施例2)
実施例1で使用したものと同一のパーム油70体積部と石油系脱硫軽油30体積部とを混合した混合油を被処理油として用い、第一及び第二反応管の反応温度を260℃としたこと以外は、実施例1と同様にして水素化精製を行った。石油系脱硫軽油の15℃密度は0.838g/ml、硫黄分の含有量は15質量ppm、初留点及び終点は、それぞれ211℃及び365℃である。被処理油の密度は0.893g/ml、酸素分の含有量は8.2質量%、硫黄分の含有量は4.2質量ppmである。
(比較例1)
触媒Aの代わりに触媒Bを用いたこと以外は実施例1と同様にして水素化精製を行った。得られた結果を表2に示す。
(比較例2)
水素化精製の際に第一及び第二反応管の反応温度を120℃としたこと以外は実施例1と同様にして水素化精製を行った。得られた結果を表2に示す。
(比較例3)
水素化精製の際に第一及び第二反応管の反応温度を400℃としたこと以外は実施例1と同様にして水素化精製を行った。得られた結果を表2に示す。
(比較例4)
触媒Aの代わりに触媒Bを用いたこと以外は実施例2と同様にして水素化精製を行った。得られた結果を表2に示す。
Figure 2007308564

Claims (6)

  1. 水素の存在下、
    含酸素炭化水素化合物を含有する被処理油と、
    アルミニウム、ケイ素、ジルコニウム、ホウ素、チタン及びマグネシウムから選ばれる2種以上の元素を含んで構成される多孔性無機酸化物並びに該多孔性無機酸化物に担持された周期律表第8族の元素から選ばれる1種以上の金属を含有する触媒とを、
    水素圧力2〜13MPa、液空間速度0.1〜3.0h−1、水素油比150〜1500NL/L、反応温度150〜380℃の条件下で接触させることを特徴とする水素化精製方法。
  2. 前記被処理油の全量を基準として、酸素分の含有量が0.1〜15質量%であり、硫黄分の含有量が50質量ppm以下であることを特徴とする、請求項1に記載の水素化精製方法。
  3. 前記含酸素炭化水素化合物が動植物油に由来する油脂成分であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の水素化精製方法。
  4. 前記含酸素炭化水素化合物に占めるトリグリセリド構造を有する化合物の割合が90モル%以上であることを特徴とする、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の水素化精製方法。
  5. 前記触媒に担持された金属が、Pd、Pt、Rh、Ir、Au及びNiから選ばれる1種以上の元素であることを特徴とする、請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の水素化精製方法。
  6. 前記金属が還元状態にある前記触媒1g当たりの一酸化炭素吸着量が0.003〜0.05mmolであることを特徴とする、請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の水素化精製方法。
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