JP2007083909A - 車体下部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 クロスメンバがシート固定部の下方に位置させることができない場合であっても、シートの支持剛性を確保すること。
【解決手段】 車体前後方向に延びる左右一対のボデーサイドフレーム2,2と、ボデーサイドフレーム2,2間に橋渡されるクロスメンバ4と、車幅方向の中央部付近で前後方向に延びるとともにクロスメンバ4に接続されるフロアセンタメンバ10bとを備える車体下部構造において、シート補強部材である後方ブラケット16を、クロスメンバ4とフロアセンタメンバ10bとに跨って取り付ける。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動車の車体下部構造に関し、特に、シートの支持剛性を高めるための車体下部構造に関する。
シートは基本的に、車室内の床部をなすフロアパネル上に取り付けられる。しかし、シートの支持剛性を確保するため、とりわけ、車両衝突時におけるシートの保持力を確保するためには、単にフロアパネル上に取り付けるだけでは不足する場合が多い。そこで、フロアパネルに対してその下方に接合される車体の骨格部材の強度を利用してシートを強固に支持することが通常行われている。
たとえば、シート取付部を、骨格部材であるクロスメンバの上方に配置し、フロアパネルを介してシート取付部をクロスメンバに対しボルトで締結固定する手段がよくとられる。こうすることで、クロスメンバの強度を利用してシートの支持剛性を確保することができる。
しかし、クロスメンバの車両前後方向における位置は、車両全体の剛性や、ガソリンタンク、動力駆動系といった部品のレイアウトなどを総合的に考慮して決められるものであり、クロスメンバが必ずしもシート取付部の直下方に首尾よく位置するとは限らない。
これに対し、特開2004−168235号公報(特許文献1)は、シート取付部である後部シートレッグとそれより後方に位置するクロスメンバとの間にブラケットを介在させる構造を開示している。
特開2004−168235号公報
上記のとおり、車体下部構造として、クロスメンバがシート取付部の直下方に位置させることができない構造をとることは十分に考えられる。したがって、このような構造においてシートの支持剛性をさらに向上させることは、自動車のレイアウト自由度を高める上での要請である。
上記の特許文献1に記載された発明は、ブラケットの構造を工夫して、シート取付部よりも後方に位置しているクロスメンバの強度を利用できるよい発明である。しかし逆にいうと、特許文献1に開示されたブラケットは、クロスメンバの強度を利用するためのものでしかなく、その他の部材の強度をさらに利用することについては言及していない。この点で、シートの支持剛性をより一層向上させる余地は残されているといえる。
本発明は、この観点からの車体下部構造の改良である。すなわち本発明の目的は、クロスメンバがシート固定部の下方に位置させることができない場合において、骨格部材の強度をより積極的に利用してシートの支持剛性をさらに向上させることである。
本発明の一側面は、フロアパネルと、前記フロアパネルの下方に接合される車体の骨格部材と、前記フロアパネルと前記骨格部材との間に介在されシート取付部を補強するシート補強部材とを備える車体下部構造に係り、車体前後方向に延びる左右一対のボデーサイドフレームと、前記一対のボデーサイドフレーム間に橋渡されるクロスメンバと、車幅方向の中央部付近で前後方向に延びるとともに前記クロスメンバに接続されるフロアセンタメンバとを備え、前記シート補強部材は、前記クロスメンバと前記フロアセンタメンバとに跨って取り付けられることを特徴とする。
この構成によれば、シート補強部材が、クロスメンバとフロアセンタメンバとに跨って取り付けられるので、シート取付部の位置とクロスメンバの位置とが車体前後方向において一致しない場合であっても、シートの支持剛性を向上させることができる。
本発明の好適な実施形態によれば、前記シート補強部材が前記クロスメンバとその後方の前記フロアセンタメンバとに跨って取り付けられる構造であって、前記クロスメンバの後方に所定の間隔をおいて前記一対のボデーサイドフレーム間に橋渡される第2のクロスメンバをさらに備え、前記フロアセンタメンバの後端が前記第2のクロスメンバに接合されることが好ましい。
この構成によれば、シートの支持剛性をさらに高めることができる。たとえば、車両が前方衝突等を起こした際には、シートには前方方向に大きな荷重が作用することになるが、シート補強部材が取り付けられているフロアセンタメンバの後端は第2のクロスメンバに接合されているので、そのような場合にもシートを強固に支持することができる。
本発明の好適な実施形態によれば、前記フロアセンタメンバは、正面視の断面形状が凹状に形成され、前記補強部材は、その後端に、前記フロアセンタメンバの凹部内に延出して接合される延出部を有することが好ましい。
この構成によれば、フロアセンタメンバの正面視の断面形状を凹状に形成したことにより得られる曲げに対する強度を利用して、シートの支持剛性を向上させることができる。
本発明の好適な実施形態によれば、前記延出部は、後方下方に傾斜されて前記フロアセンタメンバの凹部内に延出され、その両端に後方に延びる折曲部が設けられ、この折曲部が前記フロアセンタメンバの凹部の側壁部と接合されることが好ましい。
この構成によれば、衝突時の引っ張り方向に合わせて延出部が形成され、その両端に設けられた折曲部とフロアセンタメンバの凹部の側壁部とが接合されるので、衝突時におけるシートの支持剛性を向上させることができる。
本発明の好適な実施形態によれば、前記補強部材は、前記後端から傾斜部にかけて形成されたビードを有することが好ましい。
この構成によれば、補強部材の後端と延出部との境界付近の曲げ剛性を高めることができる。
本発明の好適な実施形態によれば、前記クロスメンバは、側面視の断面形状が逆ハット状に形成され、前記補強部材は、前記クロスメンバの前後端のフランジ部に橋渡されて、それぞれのフランジ部で接合されることが好ましい。
この構成によれば、補強部材は、クロスメンバの前後端のフランジ部のそれぞれに接合されるので、クロスメンバの剛性を利用して、シートの支持剛性をさらに高めることができる。
本発明によれば、クロスメンバがシート取付部の下方に位置させることができない場合において、骨格部材の強度をより積極的に利用してシートの支持剛性をさらに向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の実施に有利な具体例を示すにすぎない。また、以下の実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の課題解決手段として必須のものであるとは限らない。
まず、図1〜3を参照して、本実施形態における車体下部構造の概略を説明する。図1は、本実施形態における車体下部構造を示す平面図であり、説明の便宜上、右前座席(運転席)シート50を取り付けた状態を示している。図2は、本実施形態における車体下部構造を左前方から見た斜視図で、運転席シート50周りの要部を示している。また、図3は、図1と同様の平面図であるが、運転席シート50のシート本体を取り外した状態を示している。運転席シート50をはじめ、図示を省略したその他のシートは、基本的に、車室内の床部をなすフロアパネル1上に設置されることになる。ただし、これらの図では、フロアパネル1の下方に接合される車体の骨格部材を明瞭に示すために、フロアパネル1は透過表示としていることに留意されたい。フロアパネル1とその他の部材との上下方向における位置関係については断面図を用いて明らかにする。
本実施形態における車体下部構造は、その骨格部材として、車体前後方向に延びる左右一対のボデーサイドフレーム2,2を備えるとともに、この左右一対のボデーサイドフレーム2,2間には、車幅方向に横断する5本のクロスメンバ3,4,5,6,7が所定の間隔をおいて橋渡されており、これによりラダー型フレームが構成されている。これら5本のクロスメンバ3,4,5,6,7については、それぞれ車体前方側から順に、第1,第2,第3,第4,第5クロスメンバと称する。第2〜第5クロスメンバ4〜7はそれぞれ、ボデーサイドフレーム2,2にて終端処理されている。一方、第1クロスメンバ3はさらに、サイドシル8,8にも連結されている。
図2を見るとよく分かるように、第1,第2,第3クロスメンバ3,4,5はそれぞれ、車幅方向の略中央位置で上方に向かって凸状に***しており、これにより車体前後方向に延びるフロアトンネル9が形成されている。このフロアトンネル9の下方には図示しないドライブシャフトが配置されることになる。
このフロアトンネル9の両側において、第1クロスメンバ3からフロアトンネル9に沿って車体前方に延びる左右一対の第1フロアセンタメンバ10a,10aが設けられる。図1に示されるように、この第1フロアセンタメンバ10a,10aの前端部はそれぞれ、車体外方に曲げられてボデーサイドフレーム2,2に接合される。また、フロアトンネル9の両側において、一端が第2クロスメンバ4に接合され、他端が第3クロスメンバ5に接合される左右一対の第2フロアセンタメンバ10b,10bが設けられる。さらに、フロアトンネル9の両側において、一端が第4クロスメンバ6に接合され、他端が第5クロスメンバ7に接合される左右一対の第3フロアセンタメンバ10c,10cも設けられる。このように本実施形態における車体下部構造は、フロアトンネル9の両側部、すなわち、車幅方向の中央部付近で、前後方向に延びる3種のフロアセンタメンバを備える。
なお、これらのフロアセンタメンバは、フロアトンネル9の両側部に沿うように設けられ、フロアトンネル9を補強する機能を有することから、トンネルサイドメンバともよばれるものである。ただし本明細書では、ボデーサイドフレームが車幅方向の端部側に設けられるのに対し、中央部付近に設けられる点に着目して、フロアセンタメンバとよぶことにする。
本実施形態の車体下部をなす骨格構造は概ね上記のようなものである。なお本実施形態では、上記した、ボデーサイドフレーム2、第1〜第5クロスメンバ3〜7、第1〜第3フロアセンタメンバ10a〜10cはそれぞれ、概略長方形状の板状部材を、その短手方向の断面が逆ハット状になるように折り曲げた部材であるとする。したがって、第1〜第5クロスメンバ3〜7はそれぞれ、側面視の断面形状が逆ハット状に形成され、そのハットの前端および後端に形成されるフランジ部は各部接続のために使用される。一方、ボデーサイドフレーム2および第1〜第3フロアセンタメンバ10a〜10cはそれぞれ、正面視の断面形状が少なくとも凹状に形成されていればよいが、本実施形態ではクロスメンバと同様、フランジ部を備えるように逆ハット状に形成される。この場合のフランジ部はそのハットの左端および右端に形成されることになる。かかる断面形状については後ほど、断面図を用いて明らかにする。
さて、図1、図2に示されるように、たとえば運転席シート(以下、単に「シート」という。)50は、右ボデーサイドフレーム2の上方で、かつ、第1クロスメンバ3と第2クロスメンバ4との間の位置に配置される。以下、このシート50の具体的な取付構造について、図4の分解斜視図をさらに参照に加えて説明する。なお、この図4においてもフロアパネル1が省略されていることに留意されたい。
図3および図4において、11はシート本体を載置するベース部であり、公知のシートレール12,12が左右端に設けられているとともに、四隅にはそれぞれ、シート取付部としてのシートレッグ13a,13b,13c,13dが形成されている。
第1クロスメンバ3の、右ボデーサイドフレーム2と右サイドシル8との間の位置、および、第1フロアセンタメンバ10aが接合される位置にはそれぞれ、第1クロスメンバ3の前後端のフランジ部に橋渡される前方ブラケット15aおよび15bが、たとえばスポット溶接により取り付けられる。そしてそこに、フロアパネル1を介して、右前シートレッグ13aおよび左前シートレッグ13bがボルト14,14によりそれぞれ締結固定される。このように、前側のシートレッグ13aおよび13bは、フロアパネル1および第1クロスメンバ3に直接、締結固定されるので、この部分については十分に高い支持剛性が得られる。
同様に、後側のシートレッグ13cおよび13dも、フロアパネル1および第2クロスメンバ4に直接、締結固定することができれば、この部分についても十分に高い支持剛性を得ることができる。しかし本実施形態では、第1クロスメンバ3と第2クロスメンバ4との間隔が、シートレール12の車体前後方向の長さよりも短く設定されている。このため、後側のシートレッグ13cおよび13dは第2クロスメンバ4よりも後方に位置することになり、直接には、第2クロスメンバ4に締結固定することはできない状況である。
そこで、本実施形態では、右後シートレッグ13cについては、右サイドシル8の、センタピラーを立設するために車室内側に膨出している膨出部8aの上面にボルト14で締結固定する。他方、左後シートレッグ13dは、前方ブラケット15aおよび15bとは機能の異なる後方ブラケット16に締結固定する。この後方ブラケット16は、フロアパネル1と骨格部材との間に介在され、左後シートレッグ13dの支持を補強するシート補強部材としての役割を果たすものであるが、その重要な特徴は、クロスメンバ(本実施形態では、第2クロスメンバ4)とフロアセンタメンバ(本実施形態では、第2フロアセンタメンバ10b)とに跨って取り付けられる点にある。このような後方ブラケット16を介在させることによって、第2クロスメンバ4のみならず第2フロアセンタメンバ10bの強度をも利用することができ、本実施形態の如くシートレッグ13c、13dと第2クロスメンバ4とが車体前後方向において合致しない場合であっても、シートの支持剛性を向上させることが可能になる。
しかも、本実施形態では、第2フロアセンタメンバ10bの後端は第3クロスメンバ5に接合されており、このこともシートの支持剛性を高めることに寄与している。たとえば、車両が前方衝突等を起こした際には、シートには前方方向に大きな荷重が作用することになる。これに対し、後方ブラケット16が取り付けられる第2フロアセンタメンバ10bの後端は第3クロスメンバ5に接合されているので、そのような場合にもシートを強固に支持することができる。
図5〜7を参照して、後方ブラケット16の具体的な構成およびその取り付け態様を説明する。図5は後方ブラケット16の斜視図、図6は後方ブラケットの側面図、図7は後方ブラケット16の第2クロスメンバ4および第2フロアセンタメンバ10bへの取り付け態様を示す斜視図である。
これらの図において、後方ブラケット16の前端部17は、第2クロスメンバ4の前端に形成されたフランジ4aとの接合部、後方ブラケット16の後端部における領域18は、第2クロスメンバ4の後端に形成されたフランジ4bとの接合部となる。したがって、この後方ブラケット16の前端側の接合部17と後端側の接合部18との間の中間領域23は、第2クロスメンバ4の前後端のフランジ4a−4b間に橋渡される天板となる領域である。この天板領域23については、その曲げ剛性を高めるべく、図示のようなビード24を形成することが好ましいであろう。なお、後方ブラケット16の前端側の接合部17と後端側の接合部18は、たとえばスポット溶接により、それぞれフランジ4aおよび4bにフロアパネル1と共に接合される。本実施形態ではこのように、後方ブラケット16は第2クロスメンバ4の前後端のフランジ4aおよび4bのそれぞれに接合されるので、この第2クロスメンバ4の剛性を利用して、シートの支持剛性を高めることに成功している。
後方ブラケット16の後端側の接合部18の後方には図4に示したボルト14が挿通するボルト孔19が形成される。このボルト孔19の裏側には、図6に示すように、ウエルトナット19aが設けられている。そしてこのボルト穴19に、フロアパネル1を介して、左後シートレッグ13dがボルト14により締結固定されることになる(後述の図9,10を参照。)。また、このボルト孔19の左右端部はそれぞれ、第2フロアセンタメンバ10bに形成された左右のフランジに、フロアパネル1と共に接合される。
後方ブラケット16の後端にはさらに、第2フロアセンタメンバ10bの凹部内に延出して接合される延出部20が形成されている。本実施形態における延出部20は、図示のように後方下方に傾斜されることで第2フロアセンタメンバ10bの凹部内に延出されている。また、その延出部20の両端には、後方に延びる折曲部21,21が設けられている。そして、この折曲部21,21がそれぞれ、第2フロアセンタメンバ10bの凹部の側壁部25,26に、たとえばスポット溶接により接合される。折曲部21,21は、前面衝突時の引っ張り方向に合わせて形成されたものであり、この部分が第2フロアセンタメンバ10bの凹部の側壁部25,26に接合されるので、前面衝突にも対抗できる高いシートの支持剛性を確保することができる。
また、後方ブラケット16には、その後端から延出部20の傾斜部に亘り、ビード22が形成されている。このビード22によって、後方ブラケット16の後端と延出部20との境界付近の曲げ剛性を高めることができる。
次に、本実施形態における車体下部構造について、図8〜図10の断面図を参照して、フロアパネル1の位置関係を含めて説明する。
図8は、図3のA−A断面図であり、右前シートレッグ13aと右後シートレッグ13cとを結ぶ線に沿う断面構造を示している。この図8によれば、右前シートレッグ13aの下方に位置する第1クロスメンバ3の側面視の断面形状が逆ハット状に形成されており、また、前方ブラケット15aが、閉断面を形成するように第1クロスメンバ3の前後端のフランジに橋渡されている様子が明瞭に理解されよう。そして、この前方ブラケット15aの上面にフロアパネル1が敷設され、右前シートレッグ13aは、前方ブラケット15aと、フロアパネル1と共に、ボルト14によって締結固定される。一方、右後シートレッグ13cは、フロアパネル1と、サイドシル8の膨出部8aの構成部材と共に、ボルト14によって締結固定される。
図9は、図3のB−B断面図であり、左前シートレッグ13bと左後シートレッグ13dとを結ぶ線に沿う断面構造を示している。この図9には、左後シートレッグ13dよりも前方下方に位置している第2クロスメンバ4の側面視の断面形状が逆ハット状に形成されている点、および、後方ブラケット16が、閉断面を形成するように第2クロスメンバ4の前後端のフランジ4aおよび4bに橋渡されている点が明瞭に表れている。
図10は、図3のC−C断面図であり、第2クロスメンバ4直後の、左後シートレッグ13dと右後シートレッグ13cとを結ぶ線に沿う断面構造を示している。この図10によれば、後方ブラケット16が取り付けられる第2フロアセンタメンバ10bの断面形状が凹状(図示の例では、逆ハット状)に形成され、後方ブラケット16が、閉断面を形成するようにこの第2フロアセンタメンバ10bの両端のフランジ間に橋渡されていることが理解されよう。
以上の実施形態では、代表的に運転席シートに係る構造について説明したが、他のシート、たとえば左前席(助手席)シートにもまったく同様な構成を適用できることはいうまでもない。この点については、たとえば図1〜3において、助手席シート用の後方ブラケット16を図示しており、運転席シート50側と同様の構成であるから、説明を省略したにすぎない。
本発明の実施形態における車体下部構造を示す平面図である。 本発明の実施形態における車体下部構造を左前方から見た斜視図である。 本発明の実施形態における車体下部構造を示す平面図であって、運転席シートのシート本体を取り外した状態を示す図である。 本発明の実施形態における車体下部構造の要部の分解斜視図である。 本発明の実施形態における後方ブラケットの斜視図である。 本発明の実施形態における後方ブラケットの側面図である。 本発明の実施形態における後方ブラケットの取り付け態様を示す斜視図である。 図3のA−A断面図である。 図3のB−B断面図である。 図3のC−C断面図である。
符号の説明
1:フロアパネル
2:ボデーサイドフレーム
3〜7:第1〜第5クロスメンバ
8:サイドシル
9:フロアトンネル
10a:第1フロアセンタメンバ
10b:第2フロアセンタメンバ
10c:第3フロアセンタメンバ
11:シートのベース部
12:シートレール
13a〜13d:シートレッグ
15a、15b:前方ブラケット
16:後方ブラケット

Claims (6)

  1. フロアパネルと、前記フロアパネルの下方に接合される車体の骨格部材と、前記フロアパネルと前記骨格部材との間に介在されシート取付部を補強するシート補強部材と、を備える車体下部構造であって、
    車体前後方向に延びる左右一対のボデーサイドフレームと、
    前記一対のボデーサイドフレーム間に橋渡されるクロスメンバと、
    車幅方向の中央部付近で車体前後方向に延びるとともに前記クロスメンバに接続されるフロアセンタメンバと、
    を備え、
    前記シート補強部材は、前記クロスメンバと前記フロアセンタメンバとに跨って取り付けられることを特徴とする車体下部構造。
  2. 前記シート補強部材が前記クロスメンバとその後方の前記フロアセンタメンバとに跨って取り付けられる構造であって、
    前記クロスメンバの後方に所定の間隔をおいて前記一対のボデーサイドフレーム間に橋渡される第2のクロスメンバをさらに備え、
    前記フロアセンタメンバの後端が前記第2のクロスメンバに接合されることを特徴とする請求項1に記載の車体下部構造。
  3. 前記フロアセンタメンバは、正面視の断面形状が凹状に形成され、
    前記補強部材は、その後端に、前記フロアセンタメンバの凹部内に延出して接合される延出部を有することを特徴とする請求項2に記載の車体下部構造。
  4. 前記延出部は、後方下方に傾斜されて前記フロアセンタメンバの凹部内に延出され、その両端に後方に延びる折曲部が設けられ、この折曲部が前記フロアセンタメンバの凹部の側壁部と接合されることを特徴とする請求項3に記載の車体下部構造。
  5. 前記補強部材は、前記後端から傾斜部にかけて形成されたビードを有することを特徴とする請求項4に記載の車体下部構造。
  6. 前記クロスメンバは、側面視の断面形状が逆ハット状に形成され、
    前記補強部材は、前記クロスメンバの前後端のフランジ部に橋渡されて、それぞれのフランジ部で接合されることを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の車体下部構造。
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