JP2008068755A - 自動車用シートベルト装置の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートベルト装置のリトラクタの支持バランスの向上と、支持剛性の向上との両立を図る自動車用シートベルト装置を提供する。
【解決手段】ルーフパネル9と、車体の側部上方を形成するルーフサイドレール4と、ルーフサイドレール4の後端間に橋渡されるリヤヘッダ10と、リヤヘッダ10の一側部に取付けられたリトラクタ18と、リヤヘッダ10前方のルーフパネル9の両端間に橋渡されるルーフレインフォースメント16と、ルーフレインフォースメント16の側部に形成されリトラクタ18が取付けられるリトラクタ取付け部とを備えたものである。
【選択図】図2

Description

この発明は、リヤ中央席の乗員を3点式のシートベルト装置により拘束するような自動車用シートベルト装置の取付構造に関する。
従来、ワンボックスカーやワゴン型車両において3人掛け後席の中央席乗員の安全性向上のために、該乗員を3点式のシートベルト装置により拘束することが知られている。
このようなシートベルト装置の取付構造としては特許文献1および特許文献2に開示された構造がある。
特許文献1に開示された構造は、車幅方向に延びるリヤヘッダと、前後方向に延びるルーフサイドレールとに跨って帯状のブラケットを取付け、このブラケットに対してシートベルト装置のリトラクタを取付けたものであるが、リトラクタの支持が片持ち構造となるため、該リトラクタの支持バランスが悪く、加えて、リトラクタとルーフサイドレールとの間の離間距離が大きい関係上、充分なリトラクタの支持剛性が確保できない問題点があった。
特許文献2に開示された構造は、車幅方向に延びるリヤヘッダと、前後方向に延びるルーフサイドレールとの両者に連結される平面視略台形状の大型の支持ブラケットを設け、この支持ブラケットに対してシートベルト装置のリトラクタを取付けたものである。
しかしながら、この従来構造においては支持ブラケットが大型なため、重量増加を招くうえ、リトラクタとルーフサイドレールとの間の離間距離が大きいので、上述の支持ブラケットに対して第2ブラケットを固定し、この第2ブラケットをルーフサイドレールに取付ける必要があり、リトラクタの充分な支持剛性が確保できない問題点があった。
特開2000−1156号公報 特開2002−331907号公報
そこで、この発明は、左右のルーフサイドレールの後端間に橋渡されるリヤヘッダの一側部にシートベルト装置のリトラクタが取付けられる構造において、リヤヘッダ前方のルーフパネルの両端間に橋渡されるルーフレインフォースメントを設け、シートベルト装置のリトラクタをルーフレインフォースメント側部に取付けることで、リトラクタをリヤヘッダ一側部とルーフレインフォースメント側部との前後で支持させて、該リトラクタの支持バランスの向上を図ると共に、リトラクタから遠いルーフサイドレールと異なり、リトラクタに近いルーフレインフォースメント側部に取付けることで、該リトラクタの支持剛性の向上を図ることができる自動車用シートベルト装置の取付構造の提供を目的とする。
この発明による自動車用シートベルト装置の取付構造は、ルーフパネルと、車体の側部上方を形成する左右のルーフサイドレールと、左右のルーフサイドレールの後端間に橋渡されるリヤヘッダと、リヤヘッダの一側部に取付けられたシートベルト装置のリトラクタと、リヤヘッダ前方のルーフパネルの左右両端間に橋渡されるルーフレインフォースメントと、ルーフレインフォースメントの側部に形成され上記リトラクタが取付けられるリトラクタ取付け部とを備えたものである。
上記構成によれば、シートベルト装置のリトラクタをリヤヘッダの一側部と、ルーフレインフォースメントの側部(ルーフレインフォースメントの側端部はルーフサイドレールに接合されており剛性が高い)との前後で支持するので、該リトラクタの支持バランスの向上を図ることができる。
また、リトラクタを該リトラクタから遠いルーフサイドレールに取付ける構造と異なり、リトラクタを該リトラクタに近いルーフレインフォースメントの側部に取付けるので、該リトラクタの支持剛性の向上を図ることができる。
要するに、リトラクタの支持バランス向上と、支持剛性の向上との両立を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記ルーフレインフォースメントの中央の前後幅に対して上記リトラクタ取付け部の前後幅が大きく形成された前後幅拡大部とを備えたものである。
上記構成によれば、ルーフレインフォースメントの重量増加を抑制させつつ、リトラクタ取付け部の剛性向上を図ることができる。因に、ルーフレインフォースメントの全体を幅広に形成すると、重量増加を招くが、リトラクタ取付け部の前後幅を大きく形成しているので、重量増加を抑制することができる。
この発明の一実施態様においては、上記ルーフレインフォースメントの中央の上下幅に対して上記リトラクタ取付け部の上下幅が大きく形成された上下幅拡大部とを備えたものである。
上記構成によれば、ルーフ中央部の天井高さ、つまり車室内空間を確保しつつ、リトラクタ取付け部の剛性向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記リトラクタ取付け部近傍のルーフレインフォースメントとルーフサイドレールとの間に橋渡されるコーナガセットとを備えたものである。
上記構成によれば、上述のコーナガセットで車体のねじれ剛性の向上を図りつつ、リトラクタ取付け部の剛性向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記ルーフレインフォースメントの側部に対するリトラクタの取付け部位から延出されて、ルーフサイドレールに取付けられるリトラクタの延出部とを備えたものである。
上記構成によれば、ルーフレインフォースメント側部(リトラクタの取付け部)と、ルーフサイドレールとの間を延出部で連結するので、部品点数を増加させることなく、リトラクタ取付け部の剛性向上を図ることができる。
この発明によれば、左右のルーフサイドレールの後端間に橋渡されるリヤヘッダの一側部にシートベルト装置のリトラクタが取付けられる構造において、リヤヘッダ前方のルーフパネルの両端間に橋渡されるルーフレインフォースメントを設け、シートベルト装置のリトラクタをルーフレインフォースメント側部に取付けたので、リトラクタをリヤヘッダ一側部とルーフレインフォースメント側部との前後で支持させて、該リトラクタの支持バランスの向上を図ることができると共に、リトラクタを該リトラクタから遠いルーフサイドレールと異なり、リトラクタに近いルーフレインフォースメント側部に取付けたので、該リトラクタの支持剛性の向上を図ることができる効果がある。
シートベルト装置のリトラクタの支持バランス向上と、支持剛性の向上との両立を図るという目的を、ルーフパネルと、車体の側部上方を形成する左右のルーフサイドレールと、左右のルーフサイドレールの後端間に橋渡されるリヤヘッダと、リヤヘッダの一側部に取付けられたシートベルト装置のリトラクタと、リヤヘッダ前方のルーフパネルの左右両端間に橋渡されるルーフレインフォースメントと、ルーフレインフォースメントの側部に形成され上記リトラクタが取付けられるリトラクタ取付け部とを備えるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は自動車用シートベルト装置の取付構造を示すが、まず、図1を参照して車体の全体構成について説明する。図1は車室内部からルーフ側を見上げた状態で示す斜視図であって、この車両はリヤドア開口部1と、クウォータウインド開口部2と、バックドア開口部3とを備えている。
上述のリヤドア開口部1は、車体の側部上方を形成する車体剛性部材としての左右のルーフサイドレール4(但し、左側のみを示す)と、上下方向に延びる閉断面構造のセンタピラー5と、車体下部において車両の前後方向に延びる閉断面構造のサイドシル6と、上下方向に延びる閉断面構造のクウォータピラー7とで囲繞されている。
また、上述のクウォータウインド開口部2は、ルーフサイドレール4の後部と、上述のクウォータピラー7と、リヤエンドピラー8の上部とで囲繞されている。
さらに、上述のバックドア開口部3は、ルーフパネル9の下部に配設されて左右のルーフサイドレール4,4の後端間に車幅方向に橋渡されるリヤヘッダ10と、リヤエンドピラー8とで囲繞されている。なお上述の各要素4,5,6,7,8は車体剛性部材である。
ここで、上述のルーフサイドレール4の後部車室側と、リヤエンドピラー8の車室側とに跨がるようにレインフォースメント11が設けられると共に、リヤヘッダ10と、ルーフサイドレール4と、リヤエンドピラー8の三者のコーナ部を補強するリヤコーナガセット12が設けられている。
一方、センタピラー5が配設された部位と対応して、左右のルーフサイドレール4,4間に車幅方向に延びて橋渡される幅広構造のルーフレインフォースメント13を設け、このルーフレインフォースメント13をルーフパネル9の下部に配設している。
このルーフレインフォースメント13と、上述のリヤヘッダ10との間には、前後方向に所定間隔を隔てて合計3本のルーフレインフォースメント14,15,16を設けている。
これらの各ルーフレインフォースメント14,15,16は、ルーフパネル9の下部に配設され、かつ、左右のルーフサイドレール4,4間に車幅方向に延びて橋渡されるものである。上述の各ルーフレインフォースメント13〜16はルーフパネル9の張り剛性を確保するためのものである。
ところで、上述のリヤヘッダ10の一側部としての左側部、詳しくはリヤヘッダ10の車室側を覆うリヤコーナガセット12と、その前方のルーフレインフォースメント16との間には、シートベルト装置17のリトラクタ18が取付けられている。
このシートベルト装置17はリヤ中央席の乗員を3点式にて拘束するもので、先端にタング19を有するシートベルト20と、リトラクタブラケット21(以下単にブラケットと略記する)とを備えている。
なお、図1において、22はホイールハウスインナ、23はホイールハウスアウタである。
図2は車室内部からルーフ側を見上げた状態で示す図(つまり底面図)、図3は図2のA−A線矢視断面図(正面図に相当)、図4は図3のB−B線に沿う断面図であって、図3に示すように、上述のルーフサイドレール4はルーフサイドレールアウタ4A(キャブサイドアウタの上部)とルーフサイドレールインナ4Bとを有し、これら両者4A,4Bのそれぞれの接合フランジ部4a,4b,4c,4dを接合固定して、車両の前後方向に延びる閉断面24を備えている。
また、図3、図4に示すように、上述のリヤヘッダ10はリヤヘッダアッパ10Uとリヤヘッダロア10Lとを、それそれの接合フランジ部で接合固定して、車幅方向に延びる閉断面25(図4参照)を備えている。
図3に示すように、リヤヘッダロア10Lの左端の接合フランジ部10aは、ルーフパネル9の左側部から一体に段下げ形成された接合フランジ部9aと、ルーフサイドレールアウタ4Aの接合フランジ部4aとの間に溶接などの手段にて連結されている。
一方、図2に示すように、リトラクタ18のブラケット21における後端取付け部21aをリヤヘッダ10に対して取付ける部位に対応して、上述のリヤコーナガセット12には凹部12aが形成されており、この凹部12aの位置において、図3、図4に示すように、リヤヘッダロア10Lと、リヤコーナガセット12と、ブラケット21の後端取付け部21aとを、ボルト26およびナット27等の締結部材を用いて、共締め固定している。
つまり、リヤコーナガセット12はリヤヘッダロア10Lの一側部と重合する重合部(凹部12a参照)を備えており、このリヤコーナガセット12を介してリヤヘッダロア10Lにリトラクタ18のブラケット21が取付けられるように構成したものである。
図5は図2の斜視図、図6は図2のC−C線に沿う要部の断面図(正面図に相当)であって、断面ハット形状のルーフレインフォースメント16は車幅方向に延び、その左端の接合フランジ部16aは、ルーフパネル9の左側部から一体に段下げ形成された接合フランジ部9aと、ルーフサイドレールアウタ4Aの接合フランジ部4aとの間に溶接等の手段にて連結されている。
なお、図2、図5、図6に示すように、ルーフサイドレールインナ4Bには、スポット溶接の接合強度を確保する目的で、板部材の3枚打ちを可能ならしめるための切欠き部4eが複数設けられている。
図7は図5に示す斜視図からルーフレインフォースメント16のみを抽出して示す拡大斜視図であって、このルーフレインフォースメント16は同図に示すように、前後の上片16b,16cと、前後の縦壁片16d,16eと、底片16fとを有して、断面ハット形状に形成されると共に、このルーフレインフォースメント16はその中央の前後幅L1に対して、その側部のリトラクタ取付け部16Aの前後幅L2が大きく形成された前後幅拡大部16Xを備えている。
また、上述のルーフレインフォースメント16はその中央の上下幅W1に対して、その側部のリトラクタ取付け部16Aの上下幅W2が大きく形成された上下幅拡大部16Yを備えている。
これら前後幅拡大部16Xおよび上下幅拡大部16Yを、リトラクタ取付け部16Aに対応させて形成することで、該リトラクタ取付け部16Aの剛性向上を図ると共に、リトラクタ18の支持剛性の向上を図るように形成している。
さらに、図2、図5、図6に示すように、上述のリトラクタ取付け部16A近傍のルーフレインフォースメント16と、ルーフサイドレールインナ4Bとの間に橋渡されるコーナガセット28を設けている。
このコーナガセット28の上端部28aは、後述するブラケット21の前端取付け部21bおよびルーフレインフォースメント16に共締め固定される一方、コーナガセット28の下端部28bは、ルーフサイドレールインナ4Bの所定部に溶接等の手段により接合固定されており、このコーナガセット28で車体のねじれ剛性の向上を図りつつ、リトラクタ取付け部16Aの剛性向上を図るように構成している。
上述のコーナガセット28は、図8に斜視図で示すように、上端部28aから下端部28bにかけて傾斜状に延びる補強部材であって、その主体部28cにはビード28dを一体形成して、該コーナガセット28それ自体の剛性向上を図るように構成している。
なお、図8に示すコーナガセット28に代えて、図9に示すコーナガセット28を用いてもよい。図9に示すコーナガセット28は図8の構造に加えて、その主体部28cの前後に縦壁部28e,28eを一体形成すると共に、これら各縦壁部28e,28eに接合フランジ部28f,28fを一体に折曲げ形成したもので、前後一対の接合フランジ部28f,28fをルーフサイドレールインナ4Bに溶接固定するものである。このように構成すると、コーナガセット28それ自体の強度をさらに高めることができると共に、車体のねじれ剛性をより一層向上させることができる。
一方、リトラクタ18のブラケット21は、図2、図5に示すように後端取付け部21aの延長線上の前部21cから車幅方向外方に延びるように上述の前端取付け部21bが一体形成されている。
そして、図6に示すように、ルーフレインフォースメント16側部のリトラクタ取付け部16A(図7参照)と、コーナガセット28と、ブラケット21の前端取付け部21bとを、ボルト29およびナット30等の締結部材を用いて、共締め固定している。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車両内方を示し、矢印OUTは車両外方を示し、矢印UPは車両上方を示す。
このように、図1〜図9で示した自動車用シートベルト装置の取付構造は、ルーフパネル9と、車体の側部上方を形成する左右のルーフサイドレール4と、左右のルーフサイドレール4,4の後端間に橋渡されるリヤヘッダ10と、リヤヘッダ10の一側部(左側部参照)に取付けられたシートベルト装置17のリトラクタ18と、リヤヘッダ10前方のルーフパネル9の左右両端間に橋渡されるルーフレインフォースメント16と、ルーフレインフォースメント16の側部に形成され上記リトラクタ18のブラケット21が取付けられるリトラクタ取付け部16A(17参照)とを備えたものである(図2参照)。
この構成によれば、シートベルト装置17のリトラクタ18(詳しくは、そのブラケット21参照)をリヤヘッダ10の一側部と、ルーフレインフォースメント16の側部(ルーフレインフォースメント16の側端部はルーフサイドレール4に接合されており剛性が高い)との前後(前端取付け部21b、後端取付け部21a参照)で支持するので、該リトラクタ18の支持バランスの向上を図ることができる。
また、リトラクタ18を該リトラクタ18から遠いルーフサイドレール4に取付ける構造と異なり、リトラクタ18を該リトラクタ18に近いルーフレインフォースメント16の側部に取付けるので、該リトラクタ18の支持剛性の向上を図ることができる。
要するに、リトラクタ18の支持バランス向上と、支持剛性の向上との両立を図ることができる。
また、上記ルーフレインフォースメント16の中央の前後幅L1に対して上記リトラクタ取付け部16Aの前後幅L2が大きく形成された前後幅拡大部16Xとを備えたものである(図7参照)。
この構成によれば、ルーフレインフォースメント16の重量増加を抑制させつつ、リトラクタ取付け部16Aの剛性向上を図ることができる。因に、ルーフレインフォースメントの全体を幅広に形成すると、重量増加を招くが、ルーフレインフォースメント16の全体を幅広に形成することなく、リトラクタ取付け部16Aの前後幅(ルーフレインフォースメント16の側部の前後幅のみ)を大きく形成しているので、重量増加を抑制することができる。
さらに、上記ルーフレインフォースメント16の中央の上下幅W1に対して上記リトラクタ取付け部16Aの上下幅W2が大きく形成された上下幅拡大部16Yとを備えたものである(図7参照)。
この構成によれば、ルーフ中央部の天井高さ、つまり車室内空間を確保しつつ、リトラクタ取付け部16Aの剛性向上を図ることができる。
加えて、上記リトラクタ取付け部16A近傍のルーフレインフォースメント16とルーフサイドレール4との間に橋渡されるコーナガセット28とを備えたものである(図6参照)。
この構成によれば、上述のコーナガセット28で車体のねじれ剛性の向上を図りつつ、リトラクタ取付け部16Aの剛性向上を図ることができる。
また、実施例で開示したように、上記リヤヘッダ10とルーフサイドレール4とリヤエンドピラー8の三者のコーナ部を補強し、シートベルト装置17のリトラクタ18後部(ブラケット21の後端取付け部21a参照)を取付けるリヤヘッダ10一側部との重合部(凹部12a参照)を有するリヤコーナガセット12とを備えると、リヤコーナガセット12により車体コーナ部の強度向上を図りつつ、リトラクタ18後部をリヤヘッダ10の一側部とリヤコーナガセット12の重合部(凹部12a参照)に対して共締め固定することが可能となるので、該リトラクタ18の支持剛性をさらに向上させることができる。
図10は自動車用シートベルト装置の取付構造の他の実施例を示し、図6で示した実施例においては、ルーフレインフォースメント16のリトラクタ取付け部16A近傍と、ルーフサイドレールインナ4Bとの間に跨がってコーナガセット28を取付けたが、図10に示すこの実施例においては、コーナガセット28を用いることなく、ルーフレインフォースメント16の側部に対するリトラクタ18の取付け部位(取付け部16A参照)から車幅方向外方に延出されて、ルーフサイドレールインナ4Bに取付けられるリトラクタ18のブラケット21の延出部21dを、該ブラケット21に一体形成したものである。
そして、リトラクタ18のブラケット21における前端取付け部21bをボルト29、ナット30によりルーフレインフォースメント16側部の連結すると共に、該ブラケット21の延出部21dを、ボルト31、ナット32等の締結部材を用いて、ルーフサイドレールインナ4Bに連結固定したものである。
このように、図10で示した実施例にあっては、上記ルーフレインフォースメント16の側部に対するリトラクタ18の取付け部位から延出されて、ルーフサイドレール4に取付けられるリトラクタ18の延出部21d(詳しくはブラケット21の延出部21d)とを備えたものである。
この構成によれば、ルーフレインフォースメント16側部(リトラクタ18の取付け部16A)と、ルーフサイドレール4との間を延出部21dで連結するので、部品点数を増加させることなく、リトラクタ18の取付け部の剛性向上を図ることができる。
図10に示す実施例においても、その他の構成、作用、効果については図1〜図7で示した先の実施例とほぼ同様であるから、図10において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
本発明の自動車用シートベルト装置の取付構造を備えた車両を、車室内部からルーフ側を見上げた状態で示す斜視図 自動車用シートベルト装置の取付構造を示す底面図 図2のA−A線矢視断面図 図3のB−B線に沿う断面図 図2の斜視図 図2のC−C線に沿う要部の断面図 ルーフレインフォースメントの斜視図 コーナガセットの斜視図 コーナガセットの他の実施例を示す斜視図 自動車用シートベルト装置の取付構造の他の実施例を示す要部正面図
符号の説明
4…ルーフサイドレール
8…リヤエンドピラー
9…ルーフパネル
10…リヤヘッダ
16…ルーフレインフォースメント
16A…リトラクタ取付け部
16X…前後幅拡大部
16Y…上下幅拡大部
17…シートベルト装置
18…リトラクタ
21d…延出部
28…コーナガセット

Claims (5)

  1. 自動車用シートベルト装置の取付構造であって、
    ルーフパネルと、
    車体の側部上方を形成する左右のルーフサイドレールと、
    左右のルーフサイドレールの後端間に橋渡されるリヤヘッダと、
    リヤヘッダの一側部に取付けられたシートベルト装置のリトラクタと、
    リヤヘッダ前方のルーフパネルの左右両端間に橋渡されるルーフレインフォースメントと、
    ルーフレインフォースメントの側部に形成され上記リトラクタが取付けられるリトラクタ取付け部とを備えた
    自動車用シートベルト装置の取付構造。
  2. 上記ルーフレインフォースメントの中央の前後幅に対して上記リトラクタ取付け部の前後幅が大きく形成された前後幅拡大部とを備えた
    請求項1記載の自動車用シートベルト装置の取付構造。
  3. 上記ルーフレインフォースメントの中央の上下幅に対して上記リトラクタ取付け部の上下幅が大きく形成された上下幅拡大部とを備えた
    請求項1または2記載の自動車用シートベルト装置の取付構造。
  4. 上記リトラクタ取付け部近傍のルーフレインフォースメントとルーフサイドレールとの間に橋渡されるコーナガセットとを備えた
    請求項1〜3の何れか1に記載の自動車用シートベルト装置の取付構造。
  5. 上記ルーフレインフォースメントの側部に対するリトラクタの取付け部位から延出されて、ルーフサイドレールに取付けられるリトラクタの延出部とを備えた
    請求項1〜3の何れか1に記載の自動車用シートベルト装置の取付構造。
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