JP2000073655A - パワーウィンドの駆動制御装置 - Google Patents

パワーウィンドの駆動制御装置

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JP2000073655A
JP2000073655A JP10248640A JP24864098A JP2000073655A JP 2000073655 A JP2000073655 A JP 2000073655A JP 10248640 A JP10248640 A JP 10248640A JP 24864098 A JP24864098 A JP 24864098A JP 2000073655 A JP2000073655 A JP 2000073655A
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motor
movement
window glass
window
control device
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JP10248640A
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Norio Terajima
規朗 寺島
Kazuya Yoshimi
和也 吉見
Yoshihisa Sato
善久 佐藤
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Motor And Converter Starters (AREA)
  • Stopping Of Electric Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの過剰な発熱を防止でき、かつ異物を
挟み込んだままモータが停止しないようにする。 【解決手段】 異物の挟み込みが検出された場合には、
温度検出素子(PTC)6がオフしても窓ガラスの移動
停止を行わず、挟み込み防止のための窓ガラスの開方向
の移動を優先的に行う。つまり、温度検出素子6がオフ
して制御回路2のIN1の入力電位から駆動用モータ1
の雰囲気温度が所定温度以上になっていることが検出さ
れても、挟み込み処理が終了する迄の期間は、リレース
イッチ3bをオフ、リレースイッチ4bをオンしたまま
にして挟み込み中に窓ガラスの移動が停止してしまわな
いようにする。また、駆動用モータ1の過剰発熱を防止
するためには窓ガラスの移動を停止しなければならない
が、挟み込み防止のための開方向への移動程度の少ない
モータ駆動ではモータを焼損させることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体等のはさみ込
みを防止できるパワーウィンドの駆動制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、モータ作動時の異常加熱を防
止するために、モータ内部に加熱保護用センサ(例え
ば、PTC(Positive Thermal Co
efficient)やバイメタル式のスイッチ)を取
り付け、モータへの通電開始と共にセンサ温度が上昇し
て所定の温度に達したときにモータへの通電をカット
し、モータ作動を停止させ、それ以上モータが発熱する
のを防止してFHに至ことを未然に防いでいる。
【0003】一方、近年、自動車のウィンドウガラスを
モータで駆動するパワーウィンドウやスライティングル
ーフにおいて、閉作動中に人体の一部等、異物の挟み込
みが検出されると閉作動から開作動に反転する挟み込み
防止機能のついたものが普及してきている。この挟み込
み防止機能付パワーウィンドウシステムに使用されてい
るモータにも前記した異常加熱を防止するための加熱保
護用センサがモータ内部に取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、異物の
挟み込みの途中に何らかの問題が発生して異物を挟み込
んだままモータが停止してしまうという状態、例えば異
物の挟み込み途中に加熱保護用センサが作動するとモー
タへの通電がカットされるため、このような状態が発生
しうる。
【0005】このような場合には、加熱保護用センサを
なくし、作動回数等から温度推測し、焼損の危険がある
場合はモータ停止を行わないようにすることが考えられ
るが、モータの温度は雰囲気温度やモータへの付加、駆
動電圧、トルク特性バラツキ等が影響するため、信頼性
のある推測値を得るのが困難であり好ましくない。本発
明は上記問題に鑑みて成され、モータの過剰な発熱を防
止でき、かつ異物を挟み込んだままモータが停止しない
パワーウィンドウの駆動制御装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、以下の技術的手段を採用する。請求項1に記載の発
明においては、異物の挟み込みが検出された場合には、
何らかの問題が発生した場合においても移動停止手段に
よる窓ガラスの移動停止よりも、挟み込み防止手段によ
る窓ガラスの開方向の移動を優先的に行うようになって
いることを特徴としている。
【0007】このように、移動停止手段による窓ガラス
の移動停止よりも、挟み込み防止手段による窓ガラスの
開方向の移動を優先的に行うようにすることにより、挟
み込み中に窓ガラスの移動が停止してしまわないように
できる。また、問題が発生した場合には、モータの過剰
発熱を防止するために窓ガラスの移動を停止しなければ
ならないが、挟み込み防止のための開方向への移動程度
の少ないモータ駆動ではモータが焼損することもない。
【0008】また、移動停止手段としては、請求項2に
示すように、モータに過負荷がかかっている場合にモー
タによる窓ガラスの開閉移動を停止するものや、請求項
3に示すように、モータ近傍の雰囲気温度が所定温度以
上となっている場合に窓ガラスの開閉移動を停止するも
の、請求項4に示すようにモータに過負荷がかかってい
る場合、若しくはモータ近傍の雰囲気温度が所定温度以
上となっている場合に、モータによる窓ガラスの開閉移
動を停止するものを採用することができる。
【0009】請求項5に記載の発明においては、移動停
止手段に並列接続されたバイパス回路が備えられてお
り、異物の挟み込みが検出された場合には、バイパス回
路を通じて、所定温度以上でも移動停止手段による窓ガ
ラスの移動停止よりも、挟み込み防止手段による窓ガラ
スの開方向の移動を優先的に行うようになっていること
を特徴としている。
【0010】このように、移動停止手段にバイパス回路
を並列接続し、このバイパス回路を通じて、移動停止手
段による窓ガラスの移動停止よりも窓ガラスの開方向の
移動が優先的に行えるようにすることができる。これに
より、挟み込み中に窓ガラスの移動が停止してしまわな
いようにできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。 (第1実施形態)図1に本発明の一実施形態を適用した
車両用のパワーウィンドウの駆動制御装置の回路構成図
示す。
【0012】パワーウィンドウの駆動制御装置には、窓
ガラスの開閉を行うための駆動用モータ1と、この駆動
用モータ1を制御するための制御回路2とを備えてい
る。制御回路2は、マイコン等で構成されており、乗員
による図示しないパワーウィンドウスイッチのUP、D
OWN操作によってUP信号若しくはDOWN信号が入
力されるようになっている。そして、UP信号やDOW
N信号に応じて窓ガラスを閉方向に移動(以下、上昇と
いう)させる信号や窓ガラスを開方向に移動(以下、下
降という)させる信号をOUT1、2から出力し、問題
発生時等には駆動用モータへの通電を停止させる信号を
OUT3から出力する。
【0013】また、制御回路2には、各信号に基づいて
オン・オフ動作を行う第1のリレー回路3、第2のリレ
ー回路4、及び第3のリレー回路5が備えられている。
これら第1〜第3のリレー回路3〜5はそれぞれトラン
ジスタ3a、4a、5aを備えており、このトランジス
タへ信号を送ること(トランジスタへの通電)により各
リレー3b、4b、5bの接続切替えが行えるように構
成されている。
【0014】リレー3bはパワーウィンドウのUP、D
OWNを行うための駆動用モータ1の一端と電源B又は
接地電位との接続切替えを行い、リレー4bは駆動用モ
ータ1の他端側と電源B又は接地電位との接続切替えを
行うように構成されている。また、リレー4bは電源B
と接地電位との接続切替えを行うものであり、電源Bと
第1、第2のリレー回路3、4との接続をオン・オフす
るように構成され、問題発生時、例えば駆動用モータ1
に過負荷がかかっている場合等に駆動用モータ1への電
圧印加を停止するように構成されている。
【0015】以下、リレー3〜5が電源B側に接続され
る場合をオン、接地電位側に接続される場合をオフとす
る。駆動用モータ1の近傍には、リレー3bのコモン端
子3cと駆動用モータ1との間と、電源Bを抵抗R1、
R2で分圧した部位との間を接続するようにPTCやバ
イメタルからなる温度検出素子6が備えられている。抵
抗R1、R2で分圧した部位における電位は、制御回路
2のIN1に入力されるようになっている。温度検出素
子6は雰囲気温度が所定温度以上になるとスイッチング
動作を行うことで、端子IN1の電位レベルを変化さ
せ、駆動用モータ1が過負荷や高温になった場合を検出
するようになっている。なお、PTCは、所定温度以上
では抵抗値が非常に低く、所定温度以上になると抵抗値
を急激に増大させることで回路をオフするものである。
また、バイメタルは、例えば熱膨張係数の異なる2種類
の材質を張り合わせたもので構成されており、所定温度
以上になると熱膨張係数の相違による反りで接点をオフ
するものである。
【0016】また、制御回路2には、モータ回転に伴う
モータ回転パルスが入力されるようになっており、この
モータ回転パルスに基づいてモータ回転に伴う窓ガラス
の移動速度検出が行えるようになっている。さらに、制
御回路2には、窓ガラスの実際の位置を示す検出信号L
Sが入力されるようになっている。そして、制御回路2
では、検出信号LSにより窓ガラスが上端位置(窓ガラ
スが閉め切られる状態となる位置)にあるか否かを検出
し、窓ガラスが上昇中であり、かつ窓ガラスが上端位置
にない場合にはモータ回転速度に基づいて窓ガラスの上
昇速度を検出すると共に、窓ガラスの上昇速度が所定以
上でない場合には窓ガラスが異物を挟み込んだと判定す
るようになっている。そして、このような挟み込み判定
が成された場合には、制御回路2は窓ガラスの移動方向
を反転させて窓ガラスを下降させる信号を発生させる。
【0017】このように構成されたパワーウィンドウの
駆動制御装置の基本的動作について説明する。この基本
動作における各要素の様子を図2に示し、この図に基づ
いて説明する。まず、駆動用モータが高温若しくは過負
荷状態になっていない場合(図2(a)〜(d))を説
明する。
【0018】図2(a)は窓ガラスを移動させない場合
を示している。この場合には、制御回路2はOUT1、
OUT2からローレベル(L)信号を出力し、リレー3
b、4bをオフさせて駆動用モータ1を停止させる。こ
のとき、温度検出素子6がオン状態となっているため、
制御回路2のIN1の入力電位はローレベルとなる。図
2(b)は窓ガラスを上昇させる場合を示している。こ
の場合には、制御回路2はOUT1からハイレベル
(H)信号、OUT2からローレベル信号、OUT3か
らハイレベル信号を出力し、リレー3bをオン、リレー
4bをオフ、リレー5bをオンさせて、窓ガラスを上昇
させる回転方向に駆動用モータ1を駆動する。このと
き、駆動用モータ1を介して電源Bが制御回路2のIN
1に印加されるため、IN1の入力電位はハイレベルと
なる。
【0019】図2(c)は窓ガラスを下降させる場合を
示している。この場合には、制御回路2はOUT1から
ローレベル信号、OUT2からハイレベル信号、OUT
3からハイレベル信号を出力し、リレー3bをオフ、リ
レー4bをオン、リレー5bをオンさせて、窓ガラスを
下降させる回転方向に駆動用モータ1を駆動する。この
とき、温度検出素子6がオン状態となっているため、制
御回路2のIN1の入力電位はローレベルとなる。
【0020】図2(d)は通常行われない場合である
が、UP・DOWNスイッチが故障する等してUP信号
とDOWN信号が共に入力された場合を示している。こ
の場合には、制御回路2はリレー3b、4bを共にオン
させ、駆動用モータ1の両端電位を同じにし、駆動用モ
ータ1が駆動されないようにする。このとき、駆動用モ
ータ1を介して電源Bが制御回路2のIN1に印加され
るため、IN1の入力電位はハイレベルとなる。
【0021】また、駆動用モータが高温若しくは過負荷
状態になっている場合(図2(e))について説明す
る。この場合には、温度検出素子6がオフの状態になる
ため、図2(e)に示すように制御回路2のIN1の入
力電位がミドルレベル(抵抗R1、R2の分圧電位)と
なる。このため、その他の要素の状態に関わらずリレー
3b〜4bをオフにして、駆動用モータ1への通電を停
止する。すなわち、反転DOWN中は窓ガラス停止後に
リレー3b〜4bをオフする。
【0022】次に、上記基本動作を行うに際して制御回
路2が実行する処理について、図3、図4に示すパワー
ウィンドウ駆動処理のフローチャートに基づいて説明す
る。パワーウィンドウ駆動処理は図3に示すフローチャ
ートに従って実行される。まず、ステップ101では制
御回路2のIN1の入力電位がミドルレベルか否かを判
定する。Yesであれば、ステップ102に進み、第
1、第2のリレー回路3、4と電源Bとを接続させるべ
く、OUT3からハイレベル信号を出力してトランジス
タ5bをオンさせてステップ103に進む。また、No
であれば、何らかの問題が発生している場合であるた
め、ステップ112に進み電源Bとの接続をカットすべ
く、OUT1〜OUT3よりローレベル信号を出力して
リレー3b〜5bをオフさせる。
【0023】ステップ103では、乗員によりDOWN
スイッチがオンされているか否か、つまりDOWN信号
が入力されているか否かを判定する。そして、Yesで
あれば、ステップ104に進み、窓ガラスを下降させる
べく図2(c)に示すようにリレー3bをオフ、リレー
4bをオンしてステップ105に進む。ステップ105
では、制御回路2のIN1の入力電位がローレベルであ
るか否かを判定する。そして、Yesであれば正常な状
態であるためステップ101に戻り、Noであれば何ら
かの異常が発生しているためステップ112に進みリレ
ー3b〜5bをオフさせる。
【0024】一方、ステップ103でNoであれば、ス
テップ106に進み、UPスイッチがオンされているか
否かを判定する。そして、Yesであればステップ10
7に進み、窓ガラスを上昇させるべく図2(b)に示す
ようにリレー3bをオン、リレー4bをオフしてステッ
プ108に進む。ステップ108では、制御回路2のI
N1の入力電位がハイレベルであるか否かを判定する。
そして、Yesであれば正常な状態であるためステップ
109に進み、Noであれば何らかの異常が発生してい
るためステップ112に進みリレー3b〜5bをオフさ
せる。
【0025】ステップ109では、挟み込み処理を行
う。この挟み込み処理のフローチャートを図4に示して
説明する。ステップ109aでは挟み込みがあるか否か
を判定する。この判定は、上述したモータ回転パルスに
基づいて窓ガラスの上昇速度を検出し、所定速度以下で
あれば挟み込みがあるとしている。そして、Yesであ
れば挟み込みがあるとしてステップ109bに進み、窓
ガラスの移動方向を反転させて下降させるべくリレー3
bをオフ、リレー4bをオンしてステップ109cに進
む。また、Noであれば挟み込みはないとしてステップ
101に戻る。
【0026】ステップ109cでは、検出信号LSによ
り窓ガラスが所定量下降したか否かを判定し、Yesで
あれば窓ガラスを停止させるべくリレー3b、4bをオ
フし、Noであればステップ109bに戻り窓ガラスを
下降させる。これにより挟み込み処理を終了し、ステッ
プ101に戻る。このステップ109の挟み込み処理
は、一旦挟み込みありとの判定が成されると、窓が停止
するまでの間処理が進められ、この間に温度検出素子6
がオフされて制御回路2のIN1の入力電位がミドルレ
ベルになったとしても駆動用モータ1への通電が停止さ
れることはない。これにより、挟み込み処理中に駆動用
モータ1が高温若しくは過負荷状態となったとしても、
挟み込み処理が優先されて駆動用モータ1の反転駆動
(窓ガラスを下降)が成されるため、挟み込み処理中に
駆動用モータ1が停止されるということはない。なお、
駆動用モータ1が高温若しくは過負荷状態となっても上
記温度検出素子6がオフとなってから幾らかの期間は駆
動用モータ1が損傷まで至らないため、挟み込み処理の
ような短期間のモータ駆動を優先しても駆動用モータ1
を損傷させることはない。
【0027】このように挟み込み処理中に温度検出素子
6がオフした場合のタイムチャートを図5(a)に示
す。この図に示されるように、挟み込み処理中に温度検
出素子6がオフしてしまっても、挟み込み処理による駆
動用モータ1の反転駆動が停止されることはなく、反転
終了まで駆動用モータ1の駆動が成されている。このよ
うに、温度検出素子6がオフされても挟み込み処理が優
先され、上記効果が得られる。
【0028】参考として、挟み込みがなかったが窓ガラ
ス上昇中に温度検出素子6がオフされた場合、及び窓ガ
ラス下降中に温度検出素子6がオフされた場合のタイム
チャートをそれぞれ図5(b)、(c)に示す。これら
の図に示されるように、挟み込み処理が行われていない
ときに温度検出素子6がオフされた場合、制御回路2の
IN1の入力電位がミドルレベルになると直ぐに駆動用
モータ1の回転を停止するように働く。このように、温
度検出素子6がオフされた場合に、挟み込み処理中には
駆動用モータ1を停止させず、その他のときには駆動用
モータ1を停止させるようになる。
【0029】また、ステップ106でNoであれば、窓
ガラスを停止させるべく図2(a)に示すようにリレー
3b、4bをオフし、ステップ111に進む。ステップ
111では、制御回路2のIN1の入力電位がローレベ
ルであるか否かを判定する。そして、Yesであれば正
常な状態であるためステップ109に進み、Noであれ
ば何らかの異常が発生しているためステップ112に進
みリレー3b〜5bをオフさせる。
【0030】このように、温度検出素子6がオフされて
も挟み込み処理を優先することにより、挟み込み処理中
に駆動用モータ1が停止してしまうことを防止すること
ができる。 (第2実施形態)図6に本実施形態における車両用のパ
ワーウィンドウの駆動制御装置の回路構成図示す。な
お、本実施形態は、第1実施形態におけるパワーウィン
ドウの駆動制御装置の回路構成と略同様であるため、同
様である部分には同じ部号を付し、異なる部分について
のみ説明を行う。
【0031】本実施形態では、リレー3b及びリレー4
bの接地電位側の端子と接地電位との間に温度検出素子
6が備えられている。このような構成により、温度検出
素子6がオフすると、駆動用モータ1への通電が停止す
るようになっている。また、温度検出素子6に並列にバ
イパス回路10が備えられており、制御回路2により制
御される第3のリレー回路11によってバイパス回路1
1のオン、オフ切替えが行えるようになっている。な
お、バイパス回路11には電流検出抵抗12が直列接続
されており、この電流検出抵抗12によりリレー11が
オン故障した場合にも、増幅回路13を介して制御回路
2にてオン故障を検出することができるようになってい
る。このようなオン故障が発生した場合には、制御回路
2は第1、第2のリレー回路3、4をオフに切り換える
ことにより、駆動用モータ1への通電を停止できるよう
になっている。
【0032】このように構成された駆動制御装置の作動
について、制御回路2が行う処理に基づいて説明する。
図7に制御回路2が行う処理についてのフローチャート
を示す。まず、ステップ201では、挟み込みが発生し
ているか否かを判定する。この判定は、第1実施形態と
同様にモータ回転パルスに基づいて行う。そして、No
であればステップ202に進み、Yesであればステッ
プ208に進む。
【0033】ステップ202では、作動を継続していい
か否か、例えば上述したオン故障が発生しているか否か
を判定する。そして、Yesであればステップ203に
進み、Noであればステップ207に進んでリレー3
b、4bをオフさせ、モータを停止させる。ステップ2
03ではUP入力がなされているか否かを判定する。そ
して、Yesであればステップ204に進み、リレー3
bをオンさせると共にリレー4bをオフさせて窓ガラス
を上昇させる。
【0034】また、Noであればステップ205に進
み、DOWN入力がなされているか否かを判定する。そ
して、Yesであればステップ206に進み、リレー3
bをオフさせると共にリレー4bをオンさせて窓ガラス
を下降させる。Noであればステップ201に戻る。一
方、ステップ201で挟み込みが発生しているとされた
場合、ステップ208に進み、リレー3bをオフさせて
駆動用モータ1を一旦停止させる。そして、ステップ2
09に進み、リレー11bをオンさせてバイパス回路1
0をオンさせる。さらに、リレー4bをオンさせて駆動
用モータ1を反転駆動する。これにより、窓ガラスが下
降する。
【0035】続いて、ステップ211に進み、窓ガラス
が所定量下降したか否かを判定する。そして、窓ガラス
が所定量下降したらステップ212に進み、リレー3
b、4bをオフさせて駆動用モータ1を停止させる。そ
の後、ステップ213に進み、バイパスリレー11bを
オフしてステップ201に戻る。このように、温度検出
素子6に並列にバイパス回路10を設け、挟み込みが検
出されたときにはバイパス回路10をオンさせるように
して、挟み込みが発生した場合には駆動用モータ1の反
転駆動を優先し、駆動用モータ1が停止しないようにす
ることによっても、第1実施形態と同様の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態にかかわるパワーウィンドウの駆
動制御装置の回路構成を示す図である。
【図2】図1に示す駆動制御装置の作動を説明するため
の図表である。
【図3】図1に示す駆動制御装置の作動を説明するため
のフローチャートである。
【図4】図3における挟み込み処理の詳細を示すフロー
チャートである。
【図5】駆動制御装置の作動を説明するためのタイムチ
ャートである。
【図6】第2実施形態にかかわるパワーウィンドウの駆
動制御装置の回路構成を示す図である。
【図7】図6に示す駆動制御装置の作動を説明するため
のフローチャートである。
【符号の説明】
1…駆動用モータ、2…制御回路、3…第1のリレー回
路、3a…トランジスタ、3b…リレー、4…第2のリ
レー回路、4a…トランジスタ、4b…リレー、5a…
トランジスタ、5b…リレー、6…温度検出素子(PT
C、バイメタル)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 善久 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2E052 AA09 BA02 CA06 EA14 EB01 EC01 GA10 GB15 GC06 GD03 HA01 KA12 KA13 3D127 AA02 BB01 CB05 DF35 FF05 FF06 FF08 FF18 FF20 5H001 AA08 AC01 AC02 AD00 5H530 AA01 BB17 CC22 CC24 CD30 CF05 DD12 DD19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓ガラスの開閉移動を行うための駆動用
    モータと、 前記窓ガラスの閉方向の移動中に、該窓ガラスが異物を
    挟み込んだことを検出すると共に、該挟み込みが検出さ
    れた場合に前記窓ガラスの移動方向を開方向に反転させ
    て該窓ガラスを移動させる挟み込み防止手段と、 何らかの問題が発生したときに前記窓ガラスの開閉移動
    を停止する移動停止手段と、を備えてなるパワーウィン
    ドウの駆動制御装置において、 前記異物の挟み込みが検出された場合には、前記問題が
    発生した場合においても前記移動停止手段による前記窓
    ガラスの移動停止よりも、前記挟み込み防止手段による
    前記窓ガラスの開方向の移動を優先的に行うようになっ
    ていることを特徴とするパワーウィンドウの駆動制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記移動停止手段は、前記モータに過負
    荷がかかっている場合に前記モータによる前記窓ガラス
    の開閉移動を停止する手段であることを特徴とする請求
    項1に記載のパワーウィンドウの駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記移動停止手段は、前記モータ近傍の
    雰囲気温度が所定温度以上となっている場合に前記窓ガ
    ラスの開閉移動を停止する手段であることを特徴とする
    請求項1に記載のパワーウィンドウの駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 前記移動停止手段は、前記モータに過負
    荷がかかっている場合、若しくは前記モータ近傍の雰囲
    気温度が所定温度以上となっている場合に、前記モータ
    による前記窓ガラスの開閉移動を停止する手段であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のパワーウィンドウの駆
    動制御装置。
  5. 【請求項5】 窓ガラスの開閉移動を行うための駆動用
    モータと、 前記窓ガラスの閉方向の移動中に、該窓ガラスが異物を
    挟み込んだことを検出すると共に、該挟み込みが検出さ
    れた場合に前記窓ガラスの移動方向を開方向に反転させ
    て該窓ガラスを移動させる挟み込み防止手段と、 前記モータ近傍の雰囲気温度が所定温度以上になってい
    る場合に、前記モータによる窓ガラスの開閉移動を停止
    する移動停止手段と、を備えてなるパワーウィンドウの
    駆動制御装置において、 前記移動停止手段に並列接続されたバイパス回路が備え
    られており、前記異物の挟み込みが検出された場合に
    は、前記バイパス回路を通じて、前記所定温度以上でも
    前記移動停止手段による前記窓ガラスの移動停止より
    も、前記挟み込み防止手段による前記窓ガラスの開方向
    の移動を優先的に行うようになっていることを特徴とす
    るパワーウィンドウの駆動制御装置。
JP10248640A 1998-09-02 1998-09-02 パワーウィンドの駆動制御装置 Pending JP2000073655A (ja)

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