JP2006315544A - スペアタイヤの周辺部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 バックドアに取り付けたタイヤのホイールカバーの取付けにおいて、作業性の向上、部品点数の減少、外観の品質向上を図ること。
【解決手段】 バックドア1に固定されるタイヤ取付用のキャリア3にタイヤ2を取付けるスタッドボルト11を設け、タイヤ2とキャリア3の間に、タイヤ2の下部を覆うタイヤアンダカバー5を取付け、スタッドボルト11とナットによって、タイヤ2とタイヤアンダカバー5を共締めする。タイヤ2のキャリア3にタイヤアンダカバー5を固定するための固定手段を形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車のバックドアなどに装着されるスペアタイヤとそのスペアタイヤの周辺部構造に関する。
自動車のバックドアにスペアタイヤ(以下、スペアタイヤと通常のタイヤと区別せずに用いる)の取付部が設けられ、そこにタイヤが装着されているものがある。タイヤの成分中には、例えばN−フェニル−N'−(1.3ジメチルブチル)−P−フェニレンジアミン等の各種の添加剤が耐久性を向上させるために添加されている。このため、タイヤに雨水等が降りかかると、タイヤから添加剤の溶け込んだ雨垂れが流れ出してバンパの上面に滴下し、バンパを濃黄色に汚してしまうという問題がある。
この対策として、バンパの中央部や全面に保護フィルムを貼着する方法もあるが、コストが高く、バンパ形状の曲面や角ばった部位に保護フィルムを貼着するのは作業上困難である。また、バンパが着色しても目立たないように、濃黄色に着色するか黒色又はメッキの塗装を施す方法もあるが、塗装を塗り分けるのにマスキング作業が必要となり、作業性が悪くコストも高くなる。
車種によっては、タイヤをカバーで覆うものがあるが、従来、タイヤアンダカバーを設けた場合、スペアタイヤの取り外し時にタイヤと同時にタイヤアンダカバーを外し、スペアタイヤの取付時に、タイヤとタイヤアンダカバーを組付けて、それを一緒に持ちながら取付部にセットし、ボルト又はナットによってタイヤの取付部に共締めして固定する構造を採っていた。
特開2001−30965号公報
しかしながら、タイヤとタイヤアンダカバーとを同時に持って作業をすると、取付位置がなかなか合わなかったり、タイヤとアンダカバーがずれてしまったりして、作業に慣れていないと時間を浪費するような場合があった。重量物であるタイヤにタイヤアンダカバーを付けると、さらに重量が増し、作業が困難となる。タイヤが大きく重くなればなるほど、カバーも大きくなって重くなり、作業が困難となる。ホイールカバーを含めサイズの違うタイヤを設定する場合に、カバーの仕様がちがい、ブラケットの仕様違いを各タイプ毎に設定する必要があった。
また、そのようなタイヤアンダカバーの支持力が弱いと、タイヤアンダカバーがバタツクようなことがある。アンダカバーの周辺には車体のアウタパネルが配設されているので、適当にタイヤアンダカバーを支持する箇所がない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、タイヤをタイヤ取付部に容易に取付けるとともに、タイヤに装着するタイヤアンダカバーのバタツキをなくし、ホイールカバーの取付けにおいて、作業性の向上、部品手数の減少、外観の品質向上が可能なスペアタイヤの周辺部構造を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために、車体パネルに固定されるタイヤ取付用のブラケット(キャリア)にタイヤを取付けるスタッドボルトを設け、タイヤと前記ブラケットの間に、少なくともタイヤの下部を覆うタイヤカバーを取付け、前記スタッドボルトとナットによって、タイヤとタイヤカバーを共締めするようにしたスペアタイヤの周辺部構造において、前記タイヤのブラケットに前記タイヤカバーを固定するための固定手段を形成した。
上記発明は、前記タイヤカバーの内面にタイヤ側に突出するリブを形成し、リブの先端によってタイヤを支持するようにした。
上記発明は、前記タイヤカバーの内面に形状の異なるリブを2種以上形成し、サイズが異なる2種以上のタイヤをいずれかの同種のリブで支持できるようにした。
また、上記発明は、前記タイヤのホイール部を覆うホイールカバーがタイヤカバーに取付けられ、タイヤカバーにホイールカバーの位置決め手段を形成するようにした。
さらに、上記発明は、前記タイヤカバーがタイヤの全体を覆うフルカバーのタイプとすることもできる。
本発明のスペアタイヤの周辺部構造は、車体パネルに固定されるタイヤ取付用のブラケットにタイヤを取付けるスタッドボルトを設け、タイヤと前記ブラケットの間に、少なくともタイヤの下部を覆うタイヤカバーを取付け、前記スタッドボルトとナットによって、タイヤとタイヤカバーを共締めするようにしたスペアタイヤの周辺部構造において、前記タイヤのブラケットに前記タイヤカバーを固定するための固定手段を形成したので、タイヤの交換時にタイヤをスペアタイヤの取付部に装着するときに、タイヤとタイヤアンダカバーを同時に持たずにタイヤだけをもって、所定位置に固定できる。
上記発明は、前記タイヤカバーの内面にタイヤ側に突出するリブを形成し、リブの先端によってタイヤを支持するようにしたので、タイヤアンダカバーとスペアタイヤとの隙間がなく、リブでスペアタイヤを確実に支持することができ、タイヤアンダカバーのばた付きを防止できる。
また、上記発明は、前記タイヤカバーの内面に形状の異なるリブを2種以上形成し、サイズが異なる2種以上のタイヤをいずれかの同種のリブで支持できるようにしたので、1種類のタイヤアンダカバーでサイズの異なる2種以上のスペアタイヤをリブで支持できるので、タイヤアンダカバーの製造コストの軽減ができる。
さらに、上記発明は、前記タイヤのホイール部を覆うホイールカバーがタイヤカバーに取付けられ、タイヤカバーにホイールカバーの位置決め手段を形成したので、ホイールカバーの誤装着、回転を防止できる。
さらに、上記発明は、前記タイヤカバーがタイヤの全体を覆うフルカバーのタイプとすることもできるので、タイヤカバーの取付け共通性が可能になる。
以下、本発明の実施の形態によるスペアタイヤの周辺部構造について、図面を参照しなら説明する。
図1は、本発明にかかるスペアタイヤの周辺部構造を採用している自動車のバックドアの分解斜視図である。
バックドア1には、スペアタイヤ2を装着するためのタイヤ取付けブラケットとしてのキャリア3がアウタパネル4に取付けられている。スペアタイヤ2は、キャリア3に対してタイヤアンダカバー5を介して配設され、タイヤ2のホイール7にはホイールカバー8が装着され、ホイールカバー8はタイヤアンダカバー5に固定される。
図2に示すように、キャリア3は、一体的に形成され、一端側にアウタパネル4への取付部である4方向に分岐した脚部9を設けている。なお、アウタパネル4のドア内部側には、キャリア3の取付けを補強するための、補強パネル(図示せず)が設けられている。脚部9の他端側には、脚部9と連結された車体の後方側に突出する取付座10が設けられ、取付座10には、さらに先端部が後方側に突出するスタッドボルト11が取付けられている。この取付座10には、タイヤアンダカバー5を取付けるための溶接ナットで形成されるネジ孔12を左右2箇所に形成している。
本実施の形態では、タイヤ(ホイール)2は、5箇所の締結孔で車軸に固定されるもので、キャリア3に突設されるスタッドボルト11は、上方に2本、下方に1本設けられている。ネジ孔12は、スタッドボルト11に関係しないホイールの締結孔に対応する位置に形成され、タイヤアンダカバー5の取付けねじの頭部がスペアタイヤの取付けの邪魔にならないように配慮されている。こうすることで、取付座10にタイヤアンダカバー5の取付けすることの設定が可能になる。スタッドボルト11にタイヤ2とタイヤアンダカバー5を組み込んで、これらがスタッドボルト11に共締めされることにより、タイヤ2がキャリア3に装着される。なお、タイヤアンダカバー5のその共締め部分となる基部13を金属製としたので、ボルトナットの締着力に抗して共締めすることが可能になる。
図3は、タイヤアンダカバー5を示し、タイヤアンダカバー5は、板金成形の金属製の基部13と、樹脂製のカバー部17が設けられている。すなわち、タイヤアンダカバー5はタイヤ2の下部を覆い、正面視がほぼ扇形状であって、その要となる部分に平板状の基部13を形成している。基部13には、スタッドボルト11のボルト挿通孔14を3箇所形成し、取付座10のネジ孔12に対応する位置にネジ挿通孔15を形成している。そして、基部13のタイヤ2の中心位置に対応する部位には、後述するホイールカバー8が取付けられるスタッドボルト(センターボルト)16が、車体の後方(外)側に向けて固定されている。
なお、スタッドボルト(センターボルト)16を基部に設けるのは、仕様違いに対応するためである。つまり、スタッドボルト(センターボルト)16は、ホイールカバー8の取付けに必要な部品であり、タイヤアンダカバー5を用いない仕様、及びフルカバータイプのタイヤカバーには不要な部品になるため、ホイールカバー8とタイヤアンダカバー5とが、同時に用いられるタイヤアンダカバー5に設けている。
図4に示すように、タイヤアンダカバー5の基部13には、ホイールカバー8用の一対の係止孔27を形成している。この係止孔27は上下に位置し、横方向に長辺が配置されるほぼ長方形状である。タイヤアンダカバー5は、ボルト挿通孔14にスタッドボルト11を差し込んだまま、図示しないビスとネジ孔12によって、キャリア3の取付座10に締着される。タイヤアンダカバー5は、図5に示すように、基部13とカバー部17の各々の端縁同士の重合部が、リベット18によって取付けられる。
図3に示すように、カバー部17の内面側には、タイヤ2側(後方側)に突出するリブ19,20が各々複数箇所に放射状に一体に形成され、タイヤの中心部を基準に内外に内リブ19と外リブ20を形成している。図6に示すように、内リブ19は大きなタイヤ2bのサイズのホイール7bの周端部に当接するように形成し、外リブ20は、タイヤ2aの小さなサイズ及び大きなサイズのタイヤ2bの周面に当接するように形成する。
図7に示すように、ホイールカバー8のタイヤ2側の面の外周側には、スペーサ30の取付部29を形成している。スペーサ30は、両面テープによって取付部29に固定することができる。図9に示すようにスペーサ30は、サイズの大きなタイヤ2bを装着する場合は、スペーサ30の外側(タイヤの径方向外側)でホイール7と当接し、サイズの小さなタイヤ2aを装着する場合には、スペーサ30の内側(タイヤの径方向内側)でホイール7に当接するようにしている。
カバー部17のタイヤ2の走行面に位置する部分には、外側に突出するビード21を形成し、ビード21の車両搭載状態における最下部には、水抜き孔22を形成している。図6に示すように水抜き孔22は、バンパ23側に水が垂れないように、バンパ23の後端よりも後方位置に形成する。
本実施の形態では、さらに、ホイールを覆いホイールの保護をするホイールカバー8を設けている。図7に示すように、円形のホイールカバー8は、中心部に車体側に突出する円柱形のボス部25を形成し、ボス部25の先端部には、上下に一対の突起26を形成している。突起26は、図10に示すように、基端側に断面形状が同じであるストレート部26aと先端側に向かうにつれて細くなる傾斜部26bを形成している。傾斜部26bは、図4に示す係止孔27に示す長方形孔27の幅方向に細くなるように傾斜している。突起26は、タイヤアンダカバー5に形成した一対のその係止孔27に差し込まれ、ホイールカバー8の位置決め及び回転止めがなされる。ボス部25の内部には、テーパ状の絞り部28が形成され、絞り部28がタイヤアンダカバー5のセンターボルト16に差し込まれて、図5に示すように、ホイールナット31によりホイールカバー8がタイヤアンダカバー5に取付けられる。なお、センターボルト16は、基部13から車体の後方側へ立設されている。
以下、本実施の形態の作用、効果について説明する。
スペアタイヤの周辺部構造は、タイヤ2の未装着状態では、タイヤアンダカバー5が、キャリア3に形成したネジ孔12にネジ挿通孔15を介してネジにより固定される。よって、タイヤ2の装着した状態でも、タイヤ2を外した状態でも、タイヤアンダカバー5は、キャリア3に取付いたままである。よって、タイヤ2の装着時では、タイヤアンダカバー5とタイヤ2を同時に持って、それらをキャリア3に取付ける手間がなく、タイヤ2のみを持って、タイヤ2をキャリア3に取付けできる。よって、車体の組立ラインでも、車両の販売後の乗員によるタイヤ交換時でも、タイヤ2をキャリア3に容易に取付けできる。
タイヤアンダカバー5を板金部の基部13と樹脂成形品であるカバー部17の2分割したことから、カバー部17が不要な場合は、カバー部17を外して基部13のみを残し、タイヤ2の取付部とホイールカバー8の取付ブラケットとして使用できる。また、基部13のカバー部17における取付部の位置を統一し、カバー部17のみを変更してタイヤ2の外径サイズの違いに対応することができる。さらに、基部13を変更することにより、ホイールカバー8の取付け面高さを変更することができ、タイヤ2やホイールカバーのリム幅を変更したときに対応が可能である。ホイールカバーの意匠面を変更する場合にも対応が可能である。
タイヤ2の下部を覆うタイヤアンダカバー5の取付用のネジ挿通孔15とキャリア3のネジ孔12として用いるのでなく、タイヤ2の全体を覆うフルカバーのタイプのものでも同様に使用できる。また、そのネジ孔12とネジ挿通孔15は、スクリューで取付けるようにしたが、クリップ止めのような仮止め状態にしてもよい。後で、タイヤ2を装着するときに、キャリア3のスタッドボルト11を使用して、タイヤアンダカバー5を本締めできるからである。さらには、タイヤアンダカバー5の基部13に折り返し部や引っ掛け部を形成し、キャリア3にタイヤアンダカバー5を引っ掛けるようにしてもよい。
図11は、タイヤアンダカバー5の変形例である。
図2、図3で示すタイヤアンダカバー5とキャリア3は、バックドア1にキャリア3を取付けた状態で、タイヤアンダカバー5をキャリア3に取付けるようにしている。よって、取付け手順が2工程である。そこで、タイヤアンダカバー5とキャリア3を、予め部組したものを、バックドア1に装着するようにすれば、ラインでは1工程でそれらを取付けできる。部組方法について、タイヤアンダカバー5は、キャリア3から取り外しできてもよく、取り外しができないものであってもよい。ただし、タイヤアンダカバー5とキャリア3を同時にバックドア1に取付けるので、下側の脚部9のネジ取付孔9aがカバーによって、隠されてしまう。そのため、それに対応する位置にサービス孔17a形成し、サービス孔17aを介して脚部9をボルト33で締結するようにしてもよい。
このように、予め部組することにより、作業性の向上を図ることができる。
図12は、タイヤアンダカバー5から基部13を省略したものである。キャリア3の側部に孔34を形成し、この孔34に対応する位置のタイヤアンダカバー5に孔を形成している。これによって、クリップ36などでタイヤアンダカバー5をキャリア3の側面に仮止めできる。そして、脚部9の孔9aに対応する位置に孔35を形成し、タイヤアンダカバー5をネジによって、脚部に取付ける。このように、基部13を省略することにより、タイヤアンダカバー5の小型化、作業時間の短縮が可能になる。
タイヤ2は、タイヤアンダカバー5をキャリア3に固定したまま、3箇所のスタッドボルト11にタイヤ2のホイール取付孔24を差し込んで、ホイールナット31によりキャリア3に固定される。図6の実線に示すように、大きなサイズのタイヤ2は、キャリア3に取付けられた状態で、タイヤ2の外周部がリブ20,32、タイヤアンダカバー5の端縁部と当接している。よって、カバー部17がばたつくことがない。
タイヤアンダカバー5とタイヤ2の位置精度が悪いと、タイヤ2の裏側のリブ20と走行面側のリブ32がタイヤ2との設定からずれ、見栄えが悪くなり、カバー部17のがたつきが生じる。しかしながら、キャリア3のスタッドボルト11が、タイヤ2とタイヤアンダカバー5の取付基準となっており、次に説明するホイールカバー8も含めて各部材の相対的位置がだせるようになっている。
タイヤ2をキャリア3に装着した状態で、ホイールカバー8を装着するときは、タイヤアンダカバー5の基部13の係止孔27を目視できない。ホイールカバー8の組付け時では、センターボルト16にホイールカバー8のセンターの中心孔25aに合わすようにして、ホイールカバー8を適当に回転させることにより、突起26が係止孔27に入り込み、それを正規位置に取付けできる。
突起26は、先端に傾斜部26bを形成しているので、係止孔27に差込みやすく、係止孔27に入った後は、ストレート部26aが係止孔27とほぼ同じ大きさで同じ断面形状であるので、ホイールカバー8の位置が決められる。また、図10に示すように、突起高Hの高さをある程度の大きさ、すなわち、突起26が係止孔27に入らなければ、センターボルト16にホイールナット31が螺着できないようにしている。
ホイールカバー8の上下方向の位置出しをしたいような場合は、図13のAに示すように、突起形状を四角断面の突起26と円形断面の突起26cの異種形状とし、図13のBに示すように、基部13の係止孔形状もそれに対応させて四角形状の係止孔27と円形状の係止孔27aを異種形状に形成すればよい。こうして、ホイールカバー8の上下方向に対する誤装着を防止できる。
図7に示すように、ホイールカバー8の装着後は、タイヤ2サイズが大きい場合は、ホイールカバー8の内側外周面に設けたスペーサ30がタイヤ2と当接し、同様に想像線で示すように、サイズの小さなタイヤ2にも当接するようにしているので、ホイールカバー8のがたつきを防止することができる。すなわち、1つのスペーサ30で2種のサイズのタイヤ2に対応できるようにしている。なお、スペーサ30に代えて、ホイールカバー8の裏面にリブを形成しても同様な効果を得ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基いて種々の変形及び変更が可能である。
例えば、図6の仮想線で示すリブ32のように、サイズの大きいタイヤ2aのみに当接させるリブ32をタイヤアンダカバー5の内面形成し、若しくはサイズの小さいタイヤ2bのみに当接させるリブを形成してもよく、さらには同時にリブを2種以上形成し、サイズが異なる2種以上のタイヤをいずれかの同種のリブで支持できるようにしてもよい。
本発明の実施の形態のスペアタイヤの周辺部構造を採用している自動車のバックドアに装着されているタイヤ周辺部の分解斜視図である。 図1のバックドアに取付けられるキャリアの拡大斜視図である。 図2のキャリアに取付けられるタイヤアンダカバーの斜視図である。 図3のタイヤアンダカバーの基部と基部の中心部(センタボルトは省略している)の拡大斜視図である。 図1のキャリアに対するアンダカバー、ホイールカバーの取付け状態を示す断面図である。 図1のタイヤアンダカバーとタイヤの取付け状態を示す断面図である。 図1のホイールカバーとタイヤの取付け状態を示す断面図である。 図1のホイールカバーを裏面側から見た斜視図である。 図8のホイールカバーのボス部の拡大断面図である。 図8のホイールカバーのボス部の拡大斜視図である。 本発明のタイヤアンダカバーの変形例の斜視図である。 本発明のタイヤアンダカバーにおける他の変形例の斜視図である。 Aは、本発明のホイールカバーのボス部における突起の拡大斜視図、Bはその突起の受け部となるタイヤアンダカバーの孔部の拡大斜視図である。
符号の説明
1 バックドア
2 タイヤ
3 キャリア
4 アウタパネル
5 タイヤアンダカバー
8 ホイールカバー
10 取付座(キャリア)
11 スタッドボルト(キャリア)
12 ネジ孔(キャリア)
13 基部(タイヤアンダカバー)
14 ボルト挿通孔(基部)
15 ネジ挿通孔(基部)
16 スタッドボルト(基部)
17 カバー部(タイヤアンダカバー)
18 リベット
19 内リブ
20 外リブ
21 ビード
22 水抜き孔
24 ホイール取付孔
25 ボス部
26 突起(ホイールカバー)
27 係止孔(タイヤアンダカバー)
31 ホイールナット
32 リブ

Claims (5)

  1. 車体パネルに固定されるタイヤ取付用のブラケットにタイヤを取付けるスタッドボルトを設け、タイヤと前記ブラケットの間に、少なくともタイヤの下部を覆うタイヤカバーを取付け、前記スタッドボルトとナットによって、タイヤとタイヤカバーを共締めするようにしたスペアタイヤの周辺部構造において、
    前記タイヤのブラケットに前記タイヤカバーを固定するための固定手段を形成したことを特徴とするスペアタイヤの周辺部構造。
  2. 前記タイヤカバーの内面にタイヤ側に突出するリブを形成し、リブの先端によってタイヤを支持するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のスペアタイヤの周辺部構造。
  3. 前記タイヤカバーの内面に形状の異なるリブを2種以上形成し、サイズが異なる2種以上のタイヤをいずれかの同種のリブで支持できるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のスペアタイヤの周辺部構造。
  4. 前記タイヤのホイール部を覆うホイールカバーがタイヤカバーに取付けられ、タイヤカバーにホイールカバーの位置決め手段を形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスペアタイヤの周辺部構造。
  5. 前記タイヤカバーがタイヤの全体を覆うフルカバーのタイプであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のスペアタイヤの周辺部構造。
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