JP2006179397A - 多方向押圧型スイッチ - Google Patents

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Yoshihisa Saito
義久 斉藤
Noboru Fujima
昇 藤間
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Abstract

【課題】 部品点数が少なく、組み立てが容易で、各つまみをスムーズに操作できてガタつくこともない多方向押圧型スイッチを提供すること。
【解決手段】 押釦つまみ30と、押釦つまみ30を挿通した状態で多方向に揺動する揺動つまみ20と、揺動つまみ20を囲むケース10と、押釦つまみ30に設けた押圧部35と揺動つまみ20に設けた押圧部27に対向する位置にそれぞれ設けたスイッチ接点41とを具備する構造の多方向押圧型スイッチ1−1である。押釦つまみ30に一体に設けた可撓性を有するヒンジ部32を揺動つまみ20に取り付けることで押釦つまみ30を揺動つまみ20に連結し、また揺動つまみ20に一体に設けた可撓性を有するヒンジ部23をケース10に取り付けることで揺動つまみ20をケース10に連結する。
【選択図】図4

Description

本発明は、揺動つまみを多方向に揺動させることでその下に配置したスイッチ接点をオンオフし、あるいは、揺動つまみを多方向に揺動させることでその下に配置したスイッチ接点をオンオフすると共に揺動つまみの中央に設置した押釦つまみを押圧することでその下に配置したスイッチ接点をオンオフする構造の多方向押圧型スイッチに関する。
従来、車載用ナビゲーションシステム、コンピュータ、各種携帯機器、各種OA機器、ゲーム機等を操作するデバイスとして用いられる多方向押圧型スイッチとして、例えば図7に示すものがあった。同図に示す多方向押圧型スイッチ100は、ケース110内に多方向に揺動する揺動つまみ120を収納し、さらに揺動つまみ120の中央部の開口122に押釦つまみ130を収納し、揺動つまみ120の押圧部121と押釦つまみ130の押圧部131に対向する位置にスイッチ接点140を設けて構成されている。この多方向押圧型スイッチ100の使用方法の一例としては、揺動つまみ120のいずれかの部分を押圧してこれを揺動させて押し下げ、その下に設けたスイッチ接点140をオンさせることで各種機能を選択し、次に、押釦つまみ130を押圧することで、その下に設けたスイッチ接点140をオンさせることで揺動つまみ120で選択した機能を確定する使用方法などがある。
ところで、上記構造の多方向押圧型スイッチ100では、揺動つまみ120を押圧した際にこれをスムーズに揺動させるため、あるいは押釦つまみ130を押圧した際にこれをスムーズに上下動させるために、揺動つまみ120の外周とケース110との間に隙間150を設けたり、押釦つまみ130の外周と揺動つまみ120との間に隙間160を設けたりしている。また、揺動つまみ120を揺動した際に揺動した揺動つまみ120に干渉してその揺動と同時に押釦つまみ130が動作しないようにするため、揺動つまみ120の下面と押釦つまみ130の外周に設けたつば部131の上面との間にも隙間161を設けていた。
ところが、これらの隙間150,160,161を設けると、揺動つまみ120や押釦つまみ130にガタが生じ、音が生じる等の問題があった。
一方上記問題点を解決する他の多方向押圧型スイッチとして、特許文献1に記載されたものがあった。この多方向押圧型スイッチは、ケースと揺動つまみと押釦つまみとを可撓性フイルムからなる連結部材で連結して構成されている。この多方向押圧型スイッチによれば、ケースと揺動つまみと押釦つまみが相互に連結されるので、ケースと揺動つまみの間や揺動つまみと押釦つまみの間に隙間を設けていても、揺動つまみや押釦つまみがガタつくことはない。
しかしながら、特許文献1に記載の多方向押圧型スイッチは、連結部材が揺動つまみや押釦つまみとは別個の部品として構成されているため、部品点数が多くなってしまうばかりか、その組み立てが煩雑になってしまう。
特開2001−185004号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、部品点数が少なく、その組み立てが容易で、各つまみをスムーズに操作できてガタつくこともない操作性に優れた多方向押圧型スイッチを提供することにある。
本願請求項1に記載の発明は、揺動つまみと、前記揺動つまみに設けた押圧部に対向する位置に設けたスイッチ接点とを具備し、揺動つまみを揺動することで下降した側に設けた押圧部がこれに対向するスイッチ接点を押圧する構造の多方向押圧型スイッチにおいて、前記揺動つまみは、揺動つまみに一体に設けた可撓性を有するヒンジ部を固定側部材に取り付けることで固定側部材に対して多方向に揺動自在に連結されていることを特徴とする多方向押圧型スイッチにある。
本願請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の多方向押圧型スイッチにおいて、前記多方向押圧型スイッチは前記揺動つまみの上面部を露出する開口部を有するケースを具備し、一方前記揺動つまみの外周部には前記ケースの開口部の下面側において張り出すつば部を設け、前記つば部の上面と前記ケースの下面との間に、揺動つまみを揺動した際のこれら上下面の当接を防止する隙間を設けたことを特徴とする多方向押圧型スイッチにある。
本願請求項3に記載の発明は、押釦つまみと、前記押釦つまみを挿通した状態で多方向に揺動する揺動つまみと、前記押釦つまみに設けた押圧部と前記揺動つまみに設けた押圧部に対向する位置にそれぞれ設けたスイッチ接点とを具備し、押釦つまみを押圧することでこれに対向するスイッチ接点を押圧し、一方揺動つまみを揺動することで下降した側に設けた押圧部がこれに対向するスイッチ接点を押圧する構造の多方向押圧型スイッチにおいて、押釦つまみは、押釦つまみに一体に設けた可撓性を有するヒンジ部を揺動つまみに取り付けることで揺動つまみに連結されていることを特徴とする多方向押圧型スイッチにある。
本願請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の多方向押圧型スイッチにおいて、前記揺動つまみは、揺動つまみに一体に設けた可撓性を有するヒンジ部を、固定側部材に取り付けることで固定側部材に対して多方向に揺動自在に連結されていることを特徴とする多方向押圧型スイッチにある。
本願請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の多方向押圧型スイッチにおいて、前記押釦つまみの外周部に、前記揺動つまみの下面側において張り出すつば部を設け、前記つば部の上面と前記揺動つまみの下面との間に、揺動つまみを揺動した際のこれら上下面の当接を防止する隙間を設けたことを特徴とする多方向押圧型スイッチにある。
本願請求項1に記載の発明によれば、揺動つまみは、揺動つまみに一体に設けた可撓性を有するヒンジ部を固定側部材に取り付けることで固定側部材に対して多方向に揺動自在に連結されているので、他の部品を用いることなく揺動つまみを固定側部材に揺動自在に取り付けることができる。従って部品点数が少なくて済み、またその組み立てが容易になる。また、揺動つまみが固定側部材に連結されているので、揺動つまみをスムーズに操作できてガタつくことがなく、安定した操作性を確保することができる。
本願請求項2に記載の発明によれば、揺動つまみのつば部の上面とケース下面との間に隙間を設けたので、揺動つまみを押圧して揺動してもそのつば部の上面がケースの下面に接触することはなくスムーズに揺動し、安定した操作性を確保することができる。
本願請求項3に記載の発明によれば、押釦つまみは、押釦つまみに一体に設けた可撓性を有するヒンジ部を揺動つまみに取り付けることで揺動つまみに連結されているので、他の部品を用いることなく押釦つまみを揺動つまみに揺動自在に取り付けることができる。従って部品点数が少なくて済み、またその組み立てが容易になる。また、押釦つまみが揺動つまみに連結されているので、押釦つまみをスムーズに操作できてガタつくことがなく、安定した操作性を確保することができる。
本願請求項4に記載の発明によれば、揺動つまみは、揺動つまみに一体に設けた可撓性を有するヒンジ部を固定側部材に取り付けることで固定側部材に対して多方向に揺動自在に連結されているので、他の部品を用いることなく揺動つまみを固定側部材に揺動自在に取り付けることができる。従って部品点数が少なくて済み、またその組み立てが容易になる。また、揺動つまみが固定側部材に連結されているので、揺動つまみをスムーズに操作できてガタつくことがなく、安定した操作性を確保することができる。
本願請求項5に記載の発明によれば、押釦つまみのつば部の上面と揺動つまみ下面との間に隙間を設けたので、揺動つまみを揺動させても、揺動つまみの下面が押釦つまみのつば部の上面に接触せず、揺動つまみの操作時に、押釦つまみが一緒に押し下げられてしまうことを防止できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態にかかる多方向押圧型スイッチ1−1をその上側から見た分解斜視図であり、図2はその下側から見た分解斜視図である。図1及び図2に示すように多方向押圧型スイッチ1−1は、揺動つまみ20と押釦つまみ30を一体に取り付けたケース10の下面側に、スイッチ基板40と取付部材50を設置して構成されている。以下各構成部品について説明する。なお前記ケース10とスイッチ基板40と取付部材50は、何れも固定側部材である。
ケース10は、合成樹脂を平板状に形成した本体部11の内部に開口部12を設けて構成されている。そして、本体部11の下面四隅のうち、対角に位置する2箇所には、ボルト60を挿入・固定するねじ穴13aを形成した固定部13が設けられると共に、他の2箇所には突起からなる位置決め部14が設けられている。位置決め部14の先端部分には小突起14aが形成されている。またケース10下面の開口部12の周囲の対向する2箇所には、板状の小突起を2個並べてその間に溝部15aを形成したガイド部15が設けられ、さらに、ケース10下面の開口部12の周囲には等間隔に複数個(この実施形態では4個)の小突起状の固定部16が設けられている。
揺動つまみ20は、合成樹脂を略円板状に成形した本体部20aを備えて構成されており、本体部20aの中央に下記する押釦つまみ30の本体部30aを挿通する円形の開口部21を設け、また本体部20aの外周部にケース10の下面側において張り出すつば部22を設けている。本体部20aの外径は、上記ケース10の開口部12の内径よりも若干小さく形成され、つば部22の外径は開口部12の内径よりも若干大きく形成されている。また、本体部20a上面の外周近傍には等間隔に4つの矢印形状の押圧方向指示部25を設けている。
つば部22の側面からは等間隔に複数本(この実施形態では4本)のヒンジ部23を突出している。これらヒンジ部23は揺動つまみ20と一体に設けられている。各ヒンジ部23は、つば部22と略同一の厚さの可撓性を有する細長い板状に形成され、このヒンジ部23は、つば部22の外周側面から揺動つまみ20の外側方向に向かって放射状に突出する根元部分23aと、根元部分23aの先端部分を略直角方向に向けて屈曲して揺動つまみ20の外周に沿って円弧状に設置される本体部分23bと、本体部分23bの先端部分に設けられる円柱状の固定部24とを具備して構成されている。各固定部24には上下に向けて貫通する穴24aが設けられている。4本のヒンジ部23の本体部分23bは、いずれも揺動つまみ20の外周に沿って同一方向に向かって揺動つまみ20を囲む形状に伸びることによってその外径の小型化を図り、同時にその先端の固定部24が、隣りに位置するヒンジ部23の根元部分23aの近傍に位置するようにその長さを長く取ることによってその可撓性を増大している。また、つば部22の外周側面の対向する2箇所から、小突起である回転防止部26が突出して設けられている。
一方、揺動つまみ20の下面の各押圧方向指示部25に対応する位置には、突起状の押圧部27が突設されている。押圧部27の高さは、揺動つまみ20のつば部22の下面よりも若干下側に突出する高さ寸法に形成されている。さらに、揺動つまみ20の下面の隣り合う押圧部27の間には、突起状のストッパー29が突設されている。ストッパー29の高さは、ストッパー29を挟んだ両側の押圧部27,27が同時に下記するスイッチ基板40のスイッチ接点41を押圧して作動しようとした際に、両スイッチ接点41の作動を阻止する高さ寸法に形成されている。また、揺動つまみ20の下面の開口部21の周囲には、小突起状の固定部28が複数個(この実施形態では2個)突設されている。
押釦つまみ30は、合成樹脂を略円板状に成形した本体部30aの外周部に揺動つまみ20の下面側において張り出すつば部31を設けて構成されている。本体部30aの外径は上記揺動つまみ30の開口部21の内径よりも若干小さく形成され、つば部31の外径は開口部21の内径よりも若干大きく形成されている。つば部31の外周側面からは、等間隔に複数本(この実施形態では2本)のヒンジ部32を突出している。これらヒンジ部32は押釦つまみ30と一体に設けられている。各ヒンジ部32は、つば部31と略同一の厚さの可撓性を有する細長い板状に形成され、このヒンジ部32はつば部31の外周側面から押釦つまみ30の外側方向に向かって放射状に突出する根元部分32aと、根元部分32aの先端部分を略直角方向に向けて屈曲して押釦つまみ30の外周に沿って円弧状に設置される本体部分32bと、本体部分32bの先端部分に設けられる円形の固定部33とを具備して構成されている。固定部33には上下に向けて貫通する穴34が設けられている。2本のヒンジ部32の本体部分32bは、いずれも押釦つまみ30の外周に沿って同一方向に向かって押釦つまみ30を囲む形状に伸びることによってその外径の小型化を図り、同時にその先端の固定部33が、隣りに位置するヒンジ部32の根元部分32aの近傍に位置するようにその長さを長く取ることによってその可撓性を増大している。一方、押釦つまみ30の下面中央には突起からなる押圧部35が設けられている。
スイッチ基板40は、可撓性を有する合成樹脂フイルム(例えばポリエチレンテレフタレートフイルムやポリイミドフイルム等)の表面に5つのスイッチ接点41を設けて構成されている。各スイッチ接点41はそれぞれ押釦つまみ30の1つの押圧部35の下面と、揺動つまみ20の4つの押圧部27の下面とに対向する位置に設置されている。各スイッチ接点41は合成樹脂フイルム上に印刷形成した接点パターンと、その上に取り付けたドーム形状の弾性金属板製の反転板(可動接点板)とによって構成されている。なおスイッチ接点41はこの構造のものに限定されるものではなく種々の変形が可能であり、例えば2枚の合成樹脂フイルムに設けた接点パターンを対向させることで形成されるスイッチ接点(メンブレンスイッチ)上にクリック用の弾性金属板製の反転板を設置して構成しても良い。またクリック感覚が不要ならば反転板は用いなくても良い。またこのスイッチ基板40の前記ケース10の各固定部13に対向する位置には、ねじ60を貫通する貫通部42が設けられ、前記ケース10の各位置決め部14に対向する位置には、位置決め部14の先端に設けた小突起14aを貫通する貫通部43が設けられている。
取付部材50は、硬質の例えば金属板(金属板以外の硬質部材でもよい。)によって構成され、スイッチ基板40の各貫通部42,43に対向する位置にそれぞれ貫通部52,53が設けられている。
この多方向押圧型スイッチ1−1を組み立てるには、まず、揺動つまみ20の開口部21に、その下側から押釦つまみ30を挿入する。このとき、開口部21内に押釦つまみ30の本体部30aが収納されてその上部が開口部21から露出するが、開口部22の内径よりもつば部31の外径の方が大きいので、押釦つまみ30は開口部21から上方に抜け出ることはない。そしてこのときケース20下面の一対の固定部28をヒンジ部32に設けた固定部33の穴34に圧入して固定する。なお圧入の代わりに穴34の下端部から突出した固定部28の先端部分を熱カシメすることで固定しても良い。
次に、ケース10の開口部12に、その下面側から押釦つまみ30を取り付けた揺動つまみ20の本体部20aを挿入する。このとき開口部12内に揺動つまみ20の本体部20aが収納されてその上面部が開口部12から露出するが、開口部12の内径よりもつば部22の外径の方が大きいので、揺動つまみ20は開口部12から上方に抜け出ることはない。そしてケース10下面の固定部16をヒンジ部23に設けた固定部24の穴24aに差し込んで圧入する。なお圧入の代わりに、穴24aの下端部から固定部16の先端部分を突出させて、その突出した部分を熱カシメして固定してもよい。以上により、ケース10に揺動つまみ20と押釦つまみ30とが一体に固定される。なおこのとき、揺動つまみ20に設けた回転防止部26は、ケース10の下面のガイド部15に形成された溝部15a内に収まることで、揺動つまみ20の回転が防止される。
そして前記ケース10の下面側にスイッチ基板40と取付部材50とを設置し、その際ケース10に設けた位置決め部14先端の小突起14aをスイッチ基板40の貫通部43及び取付部材50の貫通部53に挿通して位置決めすると共に、ねじ60を取付部材50の下面側から貫通部52と貫通部42に挿通してさらにねじ穴13aに螺合することで、ケース10の下にスイッチ基板40と取付部材50とを取り付ければ、多方向押圧型スイッチ1−1が完成する。
図3は以上のようにして組み立てられた多方向押圧型スイッチ1−1の斜視図、図4は図3に示す多方向押圧型スイッチ1−1の概略側断面図である。これらの図に示すように、多方向押圧型スイッチ1−1は、ケースに設けた開口部12内に揺動つまみ20を設置し、揺動つまみ20に設けた開口部21内に押釦つまみ30を設置し、揺動つまみ20の押圧部27と押釦つまみ30の押圧部35に対向する位置にスイッチ接点41を設けて構成されている。そして、揺動つまみ20は、揺動つまみ20に一体に設けたヒンジ部23によってケース10に連結され、押釦つまみ30は、押釦つまみ30に一体に設けたヒンジ部32によって揺動つまみ20に連結されている。従って、揺動つまみ20や押釦つまみ30を連結するための別部品が必要ないことで、部品点数が少なくて済む。また、揺動つまみ20がケース10に連結され、押釦つまみ30も揺動つまみ20に連結されているので、揺動つまみ20や押釦つまみ30がガタ付くことがなく、その安定した操作性が確保できる。
また、揺動つまみ20に設けたケース10の下面側において張り出すつば部22の上面と、ケース10の下面との間には隙間70が設けられ、押釦つまみ30に設けた揺動つまみ20の下面側において張り出すつば部31の上面と、揺動つまみ20の下面との間には隙間71が設けられている。
次に、図5を用いて多方向押圧型スイッチ1−1の動作を説明する。即ちまず揺動つまみ20のいずれかの押圧方向指示部25の部分を押圧すると、図5(a)に示すように、ヒンジ部23が撓むことで揺動つまみ20が傾いて押圧した部分が下降し、下降した部分の真下の押圧部27がこれに対向するスイッチ接点41を押圧してオンする。このとき、同図に示すように、押釦つまみ30のつば部31上面と揺動つまみ20の下面との間には隙間71が設けられているので、揺動つまみ20の下降した部分の下面が押釦つまみ30のつば部31を押し下げてしまうことを防止でき、これによって押釦つまみ30の押圧部35が押し下げられて押圧部35に対向するスイッチ接点41をオンすることを防止できる。一方、揺動つまみ20の押圧した部分の180°反対側に位置する部分は持ち上がるが、揺動つまみ20のつば部22とケース10の下面との間にも隙間70が設けられているので、この部分で揺動つまみ20がケース10に接触することはない。従って、揺動つまみ20のスムーズな動作が実現される。なお、揺動つまみ20への押圧を解除すれば揺動つまみ20はヒンジ部32の復元力とスイッチ接点41を構成する反転板の復元力とにより元の位置に自動復帰し、スイッチ接点41はオフする。
ここで、もし揺動つまみ20の隣り合う押圧方向指示部25の中間の部分を押圧した場合は、隣り合う押圧方向指示部25の真下の2つの押圧部27が同時に下降するが、両押圧部27がこれらに対向するスイッチ接点41をオンする前に、両者の間にあるストッパー29(図2参照)がスイッチ基板40に当接し、その下降を阻止する。従って隣り合う2つのスイッチ接点41,41が同時にオンすることはない。
次に、同図(b)に示すように、押釦つまみ30を押圧すると、ヒンジ部32が撓むことで押釦つまみ30が降下し、押圧部35がこれに対向する位置に設置されたスイッチ接点41をオンする。押釦つまみ30への押圧を解除すれば、ヒンジ部32の復元力とスイッチ接点41の反転板の復元力とにより押釦つまみ30は元の位置に自動復帰し、スイッチ接点41はオフする。
図6は、本発明の第2実施形態にかかる多方向押圧型スイッチ1−2を示す概略断面図である。図6に示す多方向押圧型スイッチ1−2において、図4に示す多方向押圧型スイッチ1−1と共通する部分には同一の符号を付す。なおこの実施形態において説明を省略している部分は前記第1実施形態と同じである。多方向押圧型スイッチ1−2が多方向押圧型スイッチ1−1と異なるのは、押釦つまみ30とそれに対向する位置に設けたスイッチ接点41とを省略した点である。即ちこの多方向押圧型スイッチ1−2は、ケースに設けた開口部12内に揺動つまみ20を設置し、揺動つまみ20の押圧部27に対向する位置にスイッチ接点41を設けて構成されている。そして、揺動つまみ20は、揺動つまみ20に一体に設けたヒンジ部23によってケース10に連結されている。従って、揺動つまみ20を連結するための別部品が必要ないことで、部品点数が少なくて済む。また、揺動つまみ20がケース10に連結されるので、揺動つまみ20がガタ付くことがなく、その安定した操作性が確保できる。また揺動つまみ20に設けたケース10の下面側において張り出すつば部22の上面と、ケース10の下面との間には隙間70が設けられている。
そして揺動つまみ20のいずれかの押圧方向指示部25の部分を押圧すると、図5(a)の場合と同様に、ヒンジ部23が撓むことで揺動つまみ20が傾いて押圧した部分が下降し、下降した部分の真下の押圧部27がこれに対向するスイッチ接点41を押圧してオンするが、その際第1実施形態と同様に、揺動つまみ20のつば部22とケース10の下面との間に隙間70が設けられているので、この部分で揺動つまみ20がケース10に接触することはなく、従って、揺動つまみ20のスムーズな動作が実現される。なお、揺動つまみ20への押圧を解除すれば揺動つまみ20はヒンジ部32の復元力とスイッチ接点41を構成する反転板の復元力とにより元の位置に自動復帰し、スイッチ接点41はオフする。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、揺動つまみ20に設けたヒンジ部23及び押釦つまみ30に設けたヒンジ部32は、上記実施形態のものに限定されず、要は揺動つまみ20や押釦つまみ30に一体に設けられ、揺動つまみ20をケース10に連結し、押釦つまみ30を揺動つまみ20に連結するものであれば、その形状や、個数等は上記実施形態に限定されるものではない。また、ヒンジ部23をケース10に取り付ける取り付け手段や、ヒンジ部32を揺動つまみ20に取り付ける取り付け手段も上記実施形態に限られるものではなく、これら以外の各種構造の取り付け手段でもよい。また上記実施形態では揺動つまみ20に一体に設けたヒンジ部23を取り付ける固定側部材をケース10としたが、ケース10の代りに、取付部材50(スイッチ基板40が硬質部材の場合はスイッチ基板40でもよい)等の、揺動つまみ20の近傍にあるケース10以外の他の各種固定側部材に揺動つまみ20のヒンジ部23を取り付けても良い。
本発明の第1実施形態にかかる多方向押圧型スイッチ1−1の分解斜視図(上側)である。 多方向押圧型スイッチ1−1の分解斜視図(下側)である。 多方向押圧型スイッチ1−1を示す図である。 多方向押圧型スイッチ1−1の概略側断面図である。 多方向押圧型スイッチ1−1の動作説明図で、同図(a)は揺動つまみ20を押圧したときの図で、同図(b)は押釦つまみ30を押圧したときの図である。 本発明の第2実施形態にかかる多方向押圧型スイッチ1−2の概略側断面図である。 従来の多方向押圧型スイッチ100の概略側断面図である。
符号の説明
1−1 多方向押圧型スイッチ
1−2 多方向押圧型スイッチ
10 ケース(固定側部材)
11 本体部
12 開口部
16 固定部
20 揺動つまみ
20a 本体部
21 開口部
23 ヒンジ部
23a 根元部分
23b 本体部分
24 固定部
24a 穴
27 押圧部
28 固定部
29 ストッパー
30 押釦つまみ
30a 本体部
31 つば部
32 ヒンジ部
32a 根元部分
32b 本体部分
33 固定部
34 穴
35 押圧部
40 スイッチ基板(固定側部材)
41 スイッチ接点
50 取付部材(固定側部材)
60 ボルト
70 隙間
71 隙間

Claims (5)

  1. 揺動つまみと、前記揺動つまみに設けた押圧部に対向する位置に設けたスイッチ接点とを具備し、揺動つまみを揺動することで下降した側に設けた押圧部がこれに対向するスイッチ接点を押圧する構造の多方向押圧型スイッチにおいて、
    前記揺動つまみは、揺動つまみに一体に設けた可撓性を有するヒンジ部を固定側部材に取り付けることで固定側部材に対して多方向に揺動自在に連結されていることを特徴とする多方向押圧型スイッチ。
  2. 請求項1に記載の多方向押圧型スイッチにおいて、
    前記多方向押圧型スイッチは前記揺動つまみの上面部を露出する開口部を有するケースを具備し、
    一方前記揺動つまみの外周部には前記ケースの開口部の下面側において張り出すつば部を設け、
    前記つば部の上面と前記ケースの下面との間に、揺動つまみを揺動した際のこれら上下面の当接を防止する隙間を設けたことを特徴とする多方向押圧型スイッチ。
  3. 押釦つまみと、前記押釦つまみを挿通した状態で多方向に揺動する揺動つまみと、前記押釦つまみに設けた押圧部と前記揺動つまみに設けた押圧部に対向する位置にそれぞれ設けたスイッチ接点とを具備し、押釦つまみを押圧することでこれに対向するスイッチ接点を押圧し、一方揺動つまみを揺動することで下降した側に設けた押圧部がこれに対向するスイッチ接点を押圧する構造の多方向押圧型スイッチにおいて、
    押釦つまみは、押釦つまみに一体に設けた可撓性を有するヒンジ部を揺動つまみに取り付けることで揺動つまみに連結されていることを特徴とする多方向押圧型スイッチ。
  4. 請求項3に記載の多方向押圧型スイッチにおいて、
    前記揺動つまみは、揺動つまみに一体に設けた可撓性を有するヒンジ部を、固定側部材に取り付けることで固定側部材に対して多方向に揺動自在に連結されていることを特徴とする多方向押圧型スイッチ。
  5. 請求項3又は4に記載の多方向押圧型スイッチにおいて、
    前記押釦つまみの外周部に、前記揺動つまみの下面側において張り出すつば部を設け、
    前記つば部の上面と前記揺動つまみの下面との間に、揺動つまみを揺動した際のこれら上下面の当接を防止する隙間を設けたことを特徴とする多方向押圧型スイッチ。
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